▽Calo Bookshop & Cafe ●11/17 00:41 next exhibition八島良子『メメント・モモ』出版記念展2024年12月10日(火)~28日(土)最終日は17時まで。家畜として生まれた豚を育て、その運命に寄り添い、自らの手で殺して食べる。コロナ禍の瀬戸内海・百島(ももしま)で愛豚の「モモ」と向き合った333日の記録『メメント・モモ 豚を育て、屠畜して、食べて、それから』(幻戯書房)の出版記念展として、モモと過ごした日々から生まれた平面および立体作品を展示します。>>>詳しくYukari Toda「メッセージの衣 outside of tYukari Toda「メッセージの衣 outside of t
▽伊野尾書店WEBかわら版 ●11/16 07:44 November 13, 2024『おきざりにした悲しみは』原田宗典『おきざりにした悲しみは』原田宗典(岩波書店)郊外のアパートで独り暮らしする65歳の独身男性、長坂誠。老朽化が進んだアパートで細々と生きているが、アパートのオーナーは売却するために現在の住人たちには退去してもらいたいと考えており、決して居心地がよい環境ではない。そんな長坂の隣の隣の部屋にはシングルマザーの女性が幼い子どもたちと住んでいるが、あるときその子供たちの様子がおかしいことに気づく。母親がおそらくずっと前から部屋に戻ってきておらず、子供たちはちゃんと食事もとれていない。長坂がそのとき咄嗟に取った行動で、彼らの人生は大きく動き始める…。原田宗典は青春小説の名手である。90年代前半、大学生だった私は氏の小説をいろいろ読んだ。やるせない青年の青春を描いた『十九、二十』危うい男女の関係を描いた『優しくっ