cucciolaのアンテナ
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▽まりっぺのお気楽読書●08/18 07:32 2019-12-04 18:36:50 | アメリカの作家
THE COUNTRY OF THE POINTED FIRS
1890年 セアラ・オーン・ジュエット
相変わらず新しいパソコンが使いこなせずにおります・・・
セアラ・オーン・ジュエットは『レズビアン短編小説集』に収められている
『マーサの愛しい女主人』しか読んだことがないのですが
すごく気になっていました。
それで書店で見つけた時、嬉しくて嬉しくてダッシュ買いです。
この本には他に5篇の短編が収められているんですけど、この『とんがりモミの木の郷』が
半分以上を占めていますし、なにより素敵だったのでまずこちらだけ紹介します。
作家と思われる主人公の女性が、以前訪れて心惹かれた海辺の町
ダネット・ランディングを再訪したところから物語が始まります。
彼女は一夏をその町で過ごすため、ミセス・トッドの家を下宿先に選びました。
物語は21章
▽triport pier●07/26 14:51 読者になる
piers
2021-07-25
七回忌
早いもので来月には父の七回忌を迎える。
小学生の時に父母が離婚して以来、父とは別々の生活になった。父の新しい家庭には妹も生まれ、遠慮して距離をおくようになっていたけれど、余命宣告以来、しばらく父を貸してもらおうと思い、足繁く病院に通った。いろんなことを話した。
今でも、面白い本を読むと、父に伝えたくなる。当初は、伝えたくても伝えられないもどかしさに愕然とした。それも今では、思うとすぐに伝わるような気さえする。本を読んでいると、父もどこかで別の本を読んでいて、伝えたい箇所があればすぐに話しかけられるような感じ。個性としての存在感は淡くなっていくのだけれど、御先祖様的な何かに収斂していく感じで、寂しいわけではない。大きくあたたかくなっていく。
臨終の瞬間、水鳥の飛翔のように去っていった感覚が確かにあって、私は上を向いた。父の家族は身体に取り
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