delsdのアンテナ
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▽古本屋ツアー・イン・ジャパン●11/23 04:47 2024年11月22日11/22神保町が楽しかった。早朝からデザイン仕事に取りかかり、早くも目処が着いた午前九時過ぎに外出。事故でダイヤの乱れまくった混雑の中央線に揺られ、御茶ノ水駅に午前十時に溶着。坂を下って『太田姫稲荷』にお参りしてから、「東京古書会館」(2010/03/10参照)地下ホールの『趣味の古書店』一日目に吸い込まれる。活気溢れる会場を慎重に一回りし、紀元社 こくみん文庫「日本の翼/中村新太郎」(昭和十六年刊で、装幀・挿絵は飯塚羚児。ちなみに以前盛林堂ミステリアス文庫で復刊された蘭郁二郎「少年科學小説 奇巖城」は、この“こくみん文庫”の一冊である)文化建設社「十五少年漂流記/ジュウルスヴェヌ 秋元重男」山水書房「新編捕物帳 縛り屋源三/星川周太郎」を計2200円で購入し、地下から脱出する。そしてその後は神保町をウロウロ。「三茶書房」(2010/10/26参照)で春陽堂日本小説文庫115「三浦老人昔話 綺堂讀物集1/岡本綺堂」詩仙洞「明治大正新體詩稀本番附/明治文學稀書複製會編纂」を計500円で購入する。「明治大正新體詩稀本番附」は昭和十年刊の、筒袋に入ったB3サイズの詩集番付表である。ちなみに東の横綱は岩野泡鳴「魂迷月中刃」、西の横綱は児玉花外「社會主義詩集」となっている。その昔古本屋の安売り店頭台で見つかって大騒ぎになった伝説のある北村透谷「楚囚之詩」は東の大関である。萩原朔太郎「月に吠える」は西の前頭かぁ……。続いて『神田古書センター』前の「みわ書房」(2010/08/03参照9ワゴン販売で、創元推理文庫「夜は千の目をもつ/ウィリアム・アイリッシュ」を2
▽好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS●11/23 04:25 『ノンセンスの領域 (高山宏セレクション〈異貌の人文学〉)』(白水社)著者:エリザベス・シューエル高山 宏『ゴリラ』(東京大学出版会)著者:山極 寿一『ミラーリングの心理学:人は模倣して進化する』(原書房)著者:フィオナ・マーデンフィオナ・マーデン前書き『教養主義のリハビリテーション』(筑摩書房)著者:大澤 聡大澤 聡前書き『別冊映画秘宝90年代狂い咲きVシネマ地獄』(洋泉社)著者:藤木TDC,餓鬼だらく,岡本敦史,加藤ヨシキ,ギンティ小林、,佐々木浩久,藤竜子,タダーヲ,多田遠志,中野貴雄,Bazil,藤谷千明,ベビーブーム・マサ,松江哲明,真魚八重子,三隅炎雄,モルモット吉柳下 毅一郎『統計力学の形成』(名古屋大学出版会)著者:稲葉 肇稲葉 肇自著解説
▽株式会社 吉川弘文館 安政4年(1857)創業、歴史学中心の人文書出版社●11/22 23:05 よみがえる東北の城飯村 均 著考古学的な成果から、多賀城や柳之御所、室町期の「居館型山城」の出現、伊達氏の本拠など、列島の中の奥羽の城館を通史的に描く。新刊伊勢遺跡と卑弥呼の共立伴野 幸一 著 森岡 秀人 著 他祭祀や政治の場とされる建物群の配置と構造、近江周辺の流通網や弥生時代の年代観などを解説。東アジア史とのつながりをも見通す。新刊〈ロシア〉が変えた江戸時代岩﨑 奈緒子 著ロシアの脅威をきっかけに世界を知った日本。急速に深まる世界研究の動向や、ヨーロッパに対峙する「鎖国」外交の成立の経緯を辿る。新刊四国の名城を歩く 徳島・香川編松田 直則 編 石井 伸夫 編 他勝瑞城館・一宮城・徳島城・高松城…。精選した名城66を豊富な図版を交え平易に紹介。詳細かつ正確な解説とデータは城探訪に最適。新刊木戸孝允松尾 正人 著五箇条誓文の実現、版籍奉還と廃藩置県の断行など、明治国家で政治手腕を発揮した後半生に焦点を絞り、功罪両面から実像に迫る。新刊歴史手帳2025年版吉川弘文館編集部 編日記と歴史百科が一冊で便利な大好評の手帳。毎年研究者・教員・作家・学生・歴史愛好者など、多くの方々にご愛用いただいています。2024/11/22NEWS出版図書目録2024-2025年版 出来ました!2024/11/22電子書籍【今月発売の電子書籍】「東海の中世史」既刊2点〈ロシア〉が変えた江戸時代岩﨑 奈緒子 著よみがえる東北の城飯村 均 著伊勢遺跡と卑弥呼の共立伴野 幸一 著森岡 秀人 著大橋 信弥 著日本中世の貨幣と信用・流通伊
▽展覧会・文化財を見てきました。●11/22 22:10 最終更新日 11月20日11月19日大和文華館特別展 呉春-画を究め、芸に遊ぶ-(10月19日~11月24日)美術史実習で説明をいただいてから見学。与謝蕪村、円山応挙に師事した円山四条派の派祖呉春の生涯を作品からたどる。逸翁美術館白梅図屏風、大乗寺群山露頂図襖・四季耕作図襖、妙法院門跡山水図襖、西本願寺四季耕作図襖、醍醐寺泊船図襖などの大作を集めるほか、蕪村の鳶・鴉図、応挙の雪梅図も並べて画風の比較検討の便を図る。逸翁美術館呉春・景文肖像、柿衛文庫の呉春注文台帳や謡会記録など周辺資料も集める。図録あり(174ページ、2200円)。
▽山下ゆの新書ランキング Blogスタイル第2期●11/22 18:07 11月19川嶋周一『独仏関係史』(中公新書) 7点カテゴリ:政治・経済7点副題は「三度の戦争からEUの中核へ」。この副題の通り19世紀後半以降に三度も戦火を交えたドイツとフランスの両国がいかにして欧州統合を引っ張るタッグにまでなったかを辿った本になります。本書を読むと、それぞれの国の思惑と政治家の個性が独仏関係の改善とヨーロッパの統合を車の両輪のような形で進めていったことがわかります。ただし、本書の企画が立ち上がったのが2014年ということなので、直後に書き上がっていれば一種のサクセスストーリーとして完結したのでしょうが、今だとそうはいきません。当然、EUの危機やロシアのウクライナ侵攻を踏まえたものにならざるを得ないわけで(クリミアの独立やドンバスでの戦いは2014年にすでに始まっていましたが)、本書の後半にはそうした苦みも混じっています。そして、その苦みも本書の読みどころだと思います。目次は以下の通り。序章 憎しみ合う双子―敵対関係の成立第1章 先祖代々の宿敵へ―二つの大戦にかけての対立第2章 第二次世界大戦からの再出発とその限界―冷戦からドイツ分断へ第3章 関係改善と安定化へ向かって―シューマン・プランとヨーロッパへの埋め込み第4章 エリゼ条約の成立―ド・ゴール、アデナウアーと友好の制度化第5章 独仏コンビの時代―七〇年代から八〇年代にかけての「枢軸」化第6章 新しいヨーロッパを求めて―統一ドイツの登場と冷戦後の模索第7章 メルケルの時代と変わる「ヨーロッパ」―ユーロ危機からウクライナ戦争へ終章 ウクライナ戦争勃発後の独仏関係と未来への展望
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