▽英語教育学・文学理論・言語理論の接点でもがく研究者の読書日記 ●09/28 04:05 2024年9月27日 (金)多く示唆をもらった文献文学を使った英語教育研究をすすめていく上で、今年も洞察に満ちた多くの研究に出会いました。以下はその一部です。いずれも大きなインパクトをいただきました。Tevdoradze, N. (2023). The distinctiveness of literary communication: A pragmatics-based analysis. Journal of Pragmatics, 205, 185–193.読者反応批評による影響で、文学を使った英語教育研究では「作者の意図」について避ける傾向がありますが、「文学的コミュニケーション」という視点に立つと、むしろ文学作品の読解から「作者の意図」という概念を無視することは極めて不自然であるということを示してくれる論文。最近では関連性理論関連の以下の論文でも文学読解で「作者の意図」