▽リベラル21 ●04/20 03:45 2025.04.19 トランプのめざすものはなにか――八ヶ岳山麓から(519)――阿部治平 (もと高校教師)信濃毎日新聞(4月16日)に、思想家内田樹という人の「トランプのロールモデル」というエッセイが載った。氏は、トランプ米大統領に「戦略」と呼べるものがあるか、と自問しながら、「Make America Great Again」と呼号したときの「再帰する先」がどこかは見当がついた、と書いている。わたしもトランプがアメリカをどこに導こうとしているか疑問に思っていたので、内田氏の議論には強い関心を抱いた。内田氏は、それはウィリアム・マッキンリーとセオドア・ルーズベルトが大統領をしていた1897年から1909年までのアメリカだという。これは意外だった。たしかに、トランプ02の就任演説ではこう言っている部分があるからわからないではない。「マッキンリー元大統領は、関税と才能を通じ