▽L’eclat des jours ●11/17 22:11 2024-11-17_ 八犬伝八犬伝観てきた。この作品は、もちろん山田風太郎の原作があるから行ったわけだが、映画としてもうまくできていて、実に良かった。原作は朝日新聞の夕刊連載中に読んでいて、大体忘れているわけだが、四谷怪談を観終わって、奈落の底巡り(見学)をしている馬琴の前に、奈落の天井裏から垢嘗めのようにだらーんと鶴屋南北が登場するシーンだけは忘れようがない。で、映画もまさにここを物語上の最大の山場/見せ場としている。芝居が始まると忠臣蔵の鮒侍のあたりで北斎がうんざりして鼻くそほじりながら観ている額縁の忠臣蔵(その時に、忠臣蔵は実話ベースの正義の話だから神、と馬琴は北斎に力説している)の中に不義士田宮伊右衛門の泥沼の悪行を埋め込む構造について、馬琴が南北を詰問する。南北は平然と、虚の怪談と実の忠臣蔵の足し算、いやそれどころか掛け算、つまりはシナジーを産み出したおれさますげ
▽Journal InTime ●11/12 10:01 2024-11-10 (Sun) [長年日記]_ 宮本浩次の益田公演に行って来た宮本浩次がソロツアーで島根(といっても益田なので松江からだと車で3時間弱かかるが)に来るというので行って来た。宇多田ヒカルのFirst Loveのカバーはスタジオ音源ではそこまでいいと思ってなかったけど、弾き語りで歌うのを聴いてたらぐっと来た。宮本はエレキギターの弾き語りが似合う。1部のラストではとくに思い入れのなかったP.S. I love youになぜか涙がこぼれてしまった。いや、いい曲なんだけど。宮本は「さまよう」とかを「さまよー(さまよお)」と歌うけど、カバーの陰りゆく部屋でも「過ぎた日々をさまよー」と歌っていた(原曲は「さまよう」と歌っている)。蛍の光の歌い方とかと同じなんだろうけど、母音をそのまま伸ばすのがきれいに聞こえる。少年合唱団時代からなのかな。昇る太陽〜Do you rememb