2025-03-08
ロラーン・ビネ著,橘明美訳『文明交錯』(2019=2023)
読書 小説
文明交錯 (海外文学セレクション)
作者:ローラン・ビネ
東京創元社
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インカ帝国がスペインにあっけなく征服されてしまったのは、彼らが鉄、銃、馬、そして病原菌に対する免疫をもっていなかったから……と言われている。しかし、もしも、インカの人々がそれらをもっていたとしたら? そしてスペインがイン
2025-03-07
竹本健治「トランプ殺人事件」(創元推理文庫) ゲーム3部作の3。作者の初期の代表作を正統に継承しているのはこの作。
竹本健治
1981年出版のゲーム三部作完結編。今回読んだのは創元推理文庫でだが、過去には新潮文庫、河出文庫、角川文庫ででたようで、さらに講談社文庫でもでている模様。
洋館で行われたトランプゲームの最高峰コントラクト・ブリッジの最中、女性が鍵のかかった部屋から消失
2025-01-12
ハインライン雑感
雑感
ある種の作家には歳をとって経験を積み重ねての円熟ということが言いうるのだろうが、少なからぬ作家には未熟だが破天荒な青春期こそが最良の時代であるのではないか、と時々言いたくなる。
SFについていえば結局のところかつてのビッグ3、アイザック・アシモフ、ロバート・A・ハインライン、アーサー・C・クラークについてもそれは顕著なのではなかろうか。晩年のアシモフに
Sebastianusの日記
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