▽音波の薄皮
●11/20 03:26
2024-11-20901号室のおばけ / 柴田淳 (2024 96/24)やや長文･ﾚﾋﾞｭｰ柴田淳､ｺﾛﾅ禍と救急救命士試験を経ての4年ぶりの新譜｡そして初となる武部聡志とのﾀｯｸﾞ作｡1曲目から彼女の音楽に対する全てのｽﾀｲﾙが大きく変わったのだと強く印象づけられる｡元来彼女が持っていた昏く濡れたﾎﾞｰｶﾙのｽﾀｲﾙはそのままに､高域へと伸びていく境目において艶やかな色がそこに大きく加わったことがよく聴いて取れた｡その瞬間に本作には大きな抜け感が存在するぞと､これまでの彼女の作品とは異なる世界への期待感が高まった｡そして最初に抱いたその印象はやはり最後まで変わることなく､徹頭徹尾､ｱｯﾌﾟﾃﾞｰﾄされた柴田淳がここに込められているのだと実感させられる仕上がりになっていた｡端的な､いや､極端ではあるが､彼女の歌詞の登場人物に対する印象と言えば､恋愛の最後に泣き寝入りする女性といったｲ

▽さわやかﾄﾗｳﾏ日記
●11/17 19:24
2024-11-14Dolby Atmos 空間ｵｰﾃﾞｨｵで音楽を聴くのが楽しいﾗｲﾌﾞみたいでDolby Atmos､空間ｵｰﾃﾞｨｵ｡ｴｱﾎﾟｯｽﾞをお持ちの方なら近い存在だと思いますが､自分は縁がなくて｡お祈り申し上げます状態だったのですが｡｢Beats Studio Buds｣というｲﾔﾌｫﾝを中古で買って､Dolby Atmos 空間ｵｰﾃﾞｨｵを試してみたのです｡そしたら楽しくて｡Apple Musicでﾋﾞｰﾁﾎﾞｰｲｽﾞの名盤｢Pet Sounds｣がDolby Atmos対応になっていて､聞いてみたらあのｺｰﾗｽが立体的に聞こえて｡ﾌﾞﾗｲｱﾝ兄弟のﾊｰﾓﾆｰ｡生で聞いたらこんな感じなのかなあって｡Pet Sounds - Album by The Beach Boys - Apple MusicPet Soundsは60年代の音楽なので､ｱﾅﾛｸﾞの環境なのです｡それが最新ﾃｸ

▽This Afternoon’s Malady
●11/16 06:38
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▽ﾀﾚ日記
●11/16 02:44
2024-11-13ﾛﾎﾞｯﾄ･ﾄﾞﾘｰﾑｽﾞcinemaきみは覚えてる？あの夏､出会った日のことをｰ一生あなたの心に残る､宝物のような102分原題：ROBOT DREAMS監督･脚本･製作：ﾊﾟﾌﾞﾛ･ﾍﾞﾙﾍﾙｱﾆﾒｰｼｮﾝ監督：ﾌﾞﾉﾜ･ﾌｪﾛｳﾓｷｬﾗｸﾀｰﾃﾞｻﾞｲﾝ：ﾀﾞﾆｴﾙ･ﾌｪﾙﾅﾝﾃﾞｽ編集：ﾌｪﾙﾅﾝﾄﾞ･ﾌﾗﾝｺ音楽：ｱﾙﾌｫﾝｿ･ﾃﾞ･ﾋﾞﾗﾖﾝｶﾞﾐｭｰｼﾞｯｸｴﾃﾞｨﾀｰ：原見夕子原作：ｻﾗ･ｳﾞｧﾛﾝ単純にいい話だと思って観に行ったら､"September"にまつわる元ｶﾉとの存在しない思い出案件でした…！（吐血）場所と音楽*1とｶﾙﾁｬｰと食べものとﾀﾞﾝｽが有機的に結びついて､思い出を鮮やかに彩る｡あれ？わたしNYに住んでいたよね？？ﾊｯﾋﾟｰｻｯﾄﾞでﾋﾞﾀｰｽｲｰﾄな結末には思わず涙してしまいました｡www.youtube.com本作を忘れがたくさせているの

▽非思量
●11/16 01:02
15 2024 0Myles Kennedy｢The Art Of Letting Go｣（2024）CATEGORYCD/DVDﾚﾋﾞｭｰ:MAlter Bridge､Slashのｳﾞｫｰｶﾘｽﾄ､Myles Kennedy（Vo,G）のｿﾛ3rd｡他のﾒﾝﾊﾞｰはZia Uddin（Dr）､Tim Tournier（B）で､このﾄﾘｵ編成は1stｿﾛから不変である｡1stｿﾛ｢Year Of The Tiger｣（2018）はﾊﾞﾝｼﾞｮｰやﾏﾝﾄﾞﾘﾝをﾌｨｰﾁｭｱしたｱｺｰｽﾃｨｯｸ主体のｱﾙﾊﾞﾑで､2nd｢The Ides Of March｣（2021）はﾛｯｸ･ｱﾙﾊﾞﾑではあるもののﾍｳﾞｨﾈｽは控え目､というﾜｹでいずれも方向性は違えどAlter Bridgeとは一線を画すつくりになっていた（Slashとの諸作は聴いていないのでｿｯﾁとの違いはわからん｡すまん）が､今作ではAlte