▽L i l y t h e l y r i c a l f u c k e r . ●08/23 23:04 12 - - - “夕暮れの宇宙誌” (from “SuNSet and NiGHTFaLL”) アリスは時間通りにやってきた。私たちは夕暮れの前で津村さんを待つ。夕暮れの中からこの世界へと、赤黒い何かが染み出していた。それはけして触れることのできないもので、夕暮れの毒気に似た匂いをしている。 「遅いね、津村さん」 アリスが退屈そうにそう言った。「そうだね。遅いね」ぼそりと答える。私はどきどきしている。夕暮れの中に入るということにまだ慣れていないからだ。それに今日は、アリスも一緒だ。アリスの方は別に緊張などしていない様子で、ぼうっと遠くを見ているけれど。 「そういえば夕暮れって一体なんなんだろうね」 不意と、アリスがそう訊ねた。 「え」 「ほら、夕暮れって言葉は、一体何を指しているんだろう?」 アリスの質問の意味をすぐには理解することができず、私は回転の遅い頭を揺らしながら黙っていた。 し
▽キリングマシーン ●05/08 16:23 Gone The requested resource /gb3/hase-chu/ is no longer available on this server and there is no forwarding address.Please remove all references to this resource.