under_ageのアンテナ
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▽ここにいないのは●01/07 06:45 2025-01-06国歌を作った男 雑感宮内悠介氏によるジャンル横断の短編小説集。エッセイ風の小品が所々に挟まりながら、オルタナティブヒストリー物あり、曰く言い難い妙ちくりんな短編あり、お手の物の囲碁物のジュブナイルありとごった煮になっています。この著者の持ち味をまとめる言葉を自分はもたないのですが、数ページの作品でもそれなりに長い作品でも作中人物の――あるいは作者の――私的でナイーブな感情の動きが読んで如実に伝わってきました。合う合わないはあるにせよ、いずれもこの作者ならではの文章による表現を読みたいという欲をかなえてもらえる内容でした。自分がとりわけ好みだったのは『パニック――一九六五年のSNS』と表題作『国歌を作った男』で、いずれもオルタナティブヒストリー物です。『パニック――一九六五年のSNS』は1965年に既にピーガーというSNSが流行っていた日本で開高健がジコセキニ
▽オネミリエの出島●01/04 12:15 2025-01-03たねつみの歌 (80)少女年末年始は家族が家を空けて一人にしてくれたおかげで、食っちゃ寝と読書・ゲーム三昧を久々にできて家族に大変感謝しているが、それもそろそろ終わりが見えてきた。明日には実家にも少し顔出しする。『たねつみの歌』は国シリーズのKazuki氏の新作ということで大いに期待していた作品で、クリアし終えて一眠りしてもまだ余韻の覚めないよい物語だったのだが(ふた眠りすると残念ながら覚めたようだがこれは仕方ない)、技術的な問題によりプレイ体験は快適とは言い切れなかったのでそこから始めよう。すなわち、もたもたしたグラフィック演出やアイキャッチが頻出しすぎてテンポが損なわれていたことだ。アニプレックスのバックアップで可能になった物量的なリッチさなのかもしれないが、緩急やメリハリがなくなってしまっていた。もう少し使い方に工夫がほしかった。この点では国シリーズの方が
▽基本読書●01/03 22:42 2025-01-01動植物たちはどのようなコミュニケーションをとっているのか?──『饒舌な動植物たち: ヒトの聴覚を超えて交わされる、クジラの恋の歌、ミツバチのダンス、魚を誘うサンゴ』科学ノンフィクション饒舌な動植物たち: ヒトの聴覚を超えて交わされる、クジラの恋の歌、ミツバチのダンス、魚を誘うサンゴ作者:カレン・バッカー築地書館Amazonこの『饒舌な動植物たち』は、クジラやミツバチ、意外なことに植物までもが、豊富なコミュニケーションをとっている…科学ノンフィクション (410)▼ ▶20252025 / 1
▽有形の記憶●01/03 04:09 2024-12-31SNSTwitter (現X) がゴタゴタしたことをきっかけにある一定の層の人々がTwitterに集まるという状況が変わり、MastdonであったりThreadsであったりBlueskyであったりあるいはどこでもないどこかへだったり……に分散しつつあるという状況、あるいはSNS上の行動に直接的なリワードを設けることによってそれをハックする人々が席巻するという状況だったり、とにかくそういう変化に人々が「絶望」するのを見てきた。実際、嘆かわしいことであると思うし寂しく感じる一方、まあ直截に金が関わればこうなるよなと思うし、元からTwitterが世界のすべてではなかったわけだから分散・分断というのは目新しい状況でもないよなとも思う。しかしこういった冷静な正論でもって受け止められるのは、やはり自分がSNSに夢を見ていなかったからなのだろう。SNSはあくまでインターネッ
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