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2024年05月10日17:00
by 東京創元社
【『プレイバック』新訳版(創元推理文庫)刊行記念公開!】田口俊樹×杉江松恋 レイモンド・チャンドラー『長い別れ』新訳版刊行記念対談[完全版]第一部
カテゴリ
海外ミステリ
長い別れ (創元推理文庫)
【編集部より】
2022年7月27日にジュンク堂書店池袋本店で開催された、レイモンド・チャンドラー『長い別れ』(創元推理文庫)翻訳者の田口俊樹先生と解説を執筆された書評家の杉江松恋氏による対談。この対談を記事化したものを、このたびの『プレイバック』新訳版刊行を記念して公開します。『紙魚の手帖』vol.7(2022年10月刊)にて誌上掲載されたのは今回の第一部(前半部分)のみで、次回お届けする第二部(後半部分)は本邦初公開となります。どうぞお楽しみください。
杉江松恋(以下、杉) 『長い別れ』はアメリカの作家レイモンド・チャンドラーの第六長編です。一九五一年にチャンドラーはこの作品を五万語で脱稿し、そのあと二年半ほどの改稿を経て、五四年に刊行されました。五八年に、清水俊二(しみず・しゅんじ)訳でハヤカワ・ミステリに入ります。それから約半世紀を過ぎて、二〇〇七年、突如村上春樹(むらかみ・はるき)訳の『ロング・グッドバイ』、そしてなんと、第三の翻訳者として田口さんが、これに加わったわけです。
で、The Long Good-byeの日本における評価がどういうものであったかについては、各名作リストに載っているので改めてご紹介するまでもないと思うんですけど、特徴的なのは、週刊文春が一九八五年にとった東西ミステリーベスト100で、『長いお別れ』は三位。そのあと三十年後ぐらいの東西ミステリーベスト100(二〇一三年)、このときに六位ということで、ちょっと下がりましたけどベスト10内は動かず、日本における翻訳ミステリベスト10以内には必ず入っています。
東西ミステリーベスト100の紹介って、たぶん亡くなった松坂健(まつざか・けん)さんが書いてるんです。そのなかの本作の紹介を読ませてもらいます。(以下、引用)「――ハメットが事実上引退したあと、私立探偵小説の第一人者となったチャンドラーは、また常にイギリスの伝統的な推理小説を念頭に置いて、新しい書き方を模索した作家だった。本書の書かれる八年前からすでに彼は、狂言回しにすぎない私立探偵は、
2024.05.10
第24回本格ミステリ大賞決定
第24回本格ミステリ大賞決定!
「第24回本格ミステリ大賞」が以下のとおり決定しました。
〔小説部門〕
〔評論・研究部門〕
『ミステリ・ライブラリ・インヴェスティゲーション 戦後翻訳ミステリ叢書探訪』川出正樹(東京創元社)
詳細は【大賞】をご覧ください。
大賞贈呈式は6月22日に、受賞者を招いてのトークショーは翌23日に都内某所で行われます。
2024.05.10
松本孝弘
松本孝弘 監修 ヤマハ ギターアンプ「THR30Ⅱ Wireless TAK MATSUMOTO」発売決定!&B’z PARTY数量限定先行受付 5月13日開始!!
2024.05.10
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松本孝弘「GLORIOUS 70」配信スタート!!
4月末にパソコンを買い替え、データの移行をとりあえず終える。5月は新しいPC環境で効率よく作業を進めたい。
(5.7)
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