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2024年04月24日17:00
異世界青春医療ファンタジイ『竜の医師団』シリーズ(庵野ゆき、創元推理文庫)には美味しい料理もいっぱい登場!
ファンタジイ・ホラー
竜の医師団1 (創元推理文庫)
2月に刊行して以来大評判となっている異世界青春医療ファンタジイ『竜の医師団』シリーズ(庵野ゆき、創元推理文庫)ですが、医療部分の描写のリアルさ、キャラクターの魅力もさることながら、料理が美味しそうなことも読みどころのひとつ。
〈竜ノ巣〉行きの飛空船の機内食は「酢漬けのニシンと香草の前菜、真っ赤なビーツ豆と塩漬け豚の煮込み、ふかふかの丸パン、そして鶏挽肉の揚げつくね」、学生食堂では、「胡瓜の塩漬けのスープ、食堂名物水餃子、目玉は素晴らしく美味しい血の腸詰め」が出され、とある理由から食堂で働くことになったリョウとレオが開発する新メニューは「じゅうじゅうと果汁のしたたる焼き林檎をすりつぶして卵白と砂糖とともに泡立てたものに、冷やした林檎ジャムをたっぷり塗り、それを丸太状に巻いて仕上げに粉砂糖をふりかけた〈ふわふわ林檎の砂糖菓子〉」だ。
そんな料理も楽しみのひとつの本シリーズ、せっかくなので主な登場人物の好きな食べものと嫌いな食べもの、そして得意料理を大公開!
これを見てから物語を読み直してみると面白さが増すこと間違いなしです。
◆リョウ・リュウ・ジ……ヤポネ人の少年。〈竜ノ医師〉を目指す
好きなもの
大概のものは美味しく食べられる。味をよく覚えており、材料を当てられるのが密かな特技。骨を割って骨髄を食べるのは、廃棄穴暮らしの時の知恵。憧れは羊のあばら肉。しかし生涯で一番美味しいと思ったのは、イリェーナ先生の山菜の根っこのスープ。たまに夜中にこっそり分けてもらった、砂糖漬けキャンディ(マルメラード)も、思い出の一品。本土では貴重な砂糖漬けだが、〈竜ノ巣〉ではどこでも買えるので、イリェーナ先生にひと瓶贈ってみた。返事の手紙で、余計な散財をするなと怒られた(でも送り返されてはこなかった)。
嫌いなもの
生肉だけは未体験(縦穴生活では、口にするものは火を通さないと、命に関わったため。燃料が手に入らないことも多かったが……、楽しくない記憶なので、もう忘れた)。
得意料理
火を通す料理全般。ヤポネの目をフル活用。〈竜ノ巣〉に来て以降、発見した特技である。
◆レオニート・レオニトルカ・オパロフ
睡魔の森の家
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ぐうたら組曲
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翻訳ミステリー大賞シンジケート
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2023年07月11日
日録 2023/07/11 0:09
常石敬一・神奈川大学名誉教授が4月24日、膵臓癌で亡くなった、とついさっき知りました。
旧日本軍の731部隊の研究で知られる科学史の大家だが、ぼくには地下鉄サリン事件当時、テレビで拝見したお姿が忘れられない。
日本のソーンダイク博士、と密かに敬愛していた。享年79。ご冥福をお祈りします。
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