▽European Politics. On the Weblog. ●03/27 16:11 2025-03-26高坂正堯先生の想い出。最近、高坂正堯の『歴史としての20世紀』を読んだ。1990年にあった講演録を文字越ししたものなので、とても読みやすく、20世紀がどのような時代だったのか、臨場感に溢れた内容で、面白く、手軽に読める内容になっている。歴史としての二十世紀 (新潮選書)作者:高坂 正堯新潮社Amazon奥付をみたら1996年逝去と書いてあった。それで改めて思い出したのが、高坂先生との想い出である。大学生時代、慶応義塾大学法学部で「国際政経研究会」というサークルに所属していた。このサークルは今でもあって、精力的に活動している。ただ、その活動内容というのは皆で論文を書くというのが主軸で、そこからわかるように、いわゆる慶応っぽいサークルではなく、地味で(おそらく)暗い内容だった。そんな活動だからか、実はこの研究会からは名だたる学者が排出され、「君も国際政経だっ