gooブロガーの今日のひとこと
●2024年11月13日(水)快晴
6時前に目が覚めた。
雲が厚く、陽の出の瞬間は見られなかったけれど、猫森の上から昇ってきた。
カーテンを開け、寝室を光でいっぱいにしてから起きた。
風もなく、ぽかぽかと暖かい。
穏やかな朝。
さっきから小鳥が1羽だけ鳴いている。
チューイ、チューイと可愛らしい声。
『あらいぐまラスカル』のラスカルと同じ声。
アノニマの村上さんからのメールによると、今日は東京もぽかぽか陽気なのだそう。
「昨日と今日とあたたかく、陽射しがやわらかくて、なんだかのんびりとした気持ちになるなあ、『空気が静かな色をしている』を校了したからかな、と思っていました。そしたら『インディアンサマー』という言葉を見かけ、調べてみたら、『晩秋から初冬にかけての穏やかであたたかい日和』とあり、まさにこの感じ」とのこと。
同じ瞬間に、神戸もそっくりな陽気なのが、なんだか嬉しい。
そんななかメールの返事をゆっくり書いたり、終わった仕事の箱を片づけたり、多気への旅の支度をのんびりやる。
うちのリビングのカーテンが、新しくなった。
細かなレースの縦縞になっていて、ハンガリーやルーマニアの古い家の窓辺みたい。
前のカーテンよりも光が遮られ、朝も、昼間も、夜も、いろいろな表情になる。
中野さんがいたときは、夏の終わりみたいに窓辺が暑かったからというのもあるけれど、部屋の真ん中にテーブルを置き、カーテンを眺めながらごはんを食べた。
そこからだと街のごちゃごちゃしたところが隠れ、空だけが見えた。
2日目には、夜ごはんのイカ墨パスタを食べながら、『あらいぐまラスカル』や『母をたずねて三千里』の話になり、ランブルスコを1本開けてしまったっけ。
子どものころにリアルタイムで見ていた中野さんに、「じゃあなおみさんは、小さいころどんなアニメを見ていたんですか?」と聞かれ、『鉄腕アトム』と『マグマ大使』と答えた。
「なおみさん、そんなに長く生きているんですね。すごいなあ」と呆れられたり。
いかに私たちの年が離れているかを思い出し、私は大笑いした。
中野さんのお父さんは、二度目のコロナにかかってから、体調がすぐれずに入院をしていた。
退院してからは、家族みんなで助け合いながら介護をしている。
そんなときに、お母さんが縫ってくれたカーテンだ。
中野さんは介護の資格を持っているし、部屋を改造したり、便利
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2008年1月分 ページ:  1 
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