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おとなりアンテナ | おすすめページ

  1. 2025/03/13 05:59:47 為替王含むアンテナおとなりページ

    2025年03月13日
    (3/13)相場見通し。昨日の利益ラッシュでホッとひと息/米ドル円、現在は円高目標147円到達後の保ち合い/戦いはこれから、今後も円買い積み増す投機筋いるので心折れないよう。
    重たい雰囲気が続くトランプ相場のなかで、昨日もリピート投資は利益ラッシュ!
    ちょっと元気になれましたね。
    これが大事です。
    本格的な反騰まで、まだしばらく日数を要するでしょうが、
    こうして地道に利益を積み上げるのが大事。
    やがて相場が大きく戻った時に含み損が消え、
    残るのはこうして忍耐強く積上げた巨額の利益。
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    円高でもこうして利益を積み上げる仕組みなので大丈夫です。
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    これも株安だろうが何だろうが、ものすごい勢いで利益を積み上げているので大丈夫です。
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    ◆アメリカ物価上昇率ダウン?
    昨夜発表された米CPI(アメリカ消費者物価指数)。
    結果は、想定されていたよりも、やや下ブレ。
    今年これまでの流れでいえば、
    この結果を見て、円買いが殺到し、円安が加速していたでしょう。
    ところが実際にはそうなりませんでした。
    発表直後に少し円高になった程度でした。
    理由として考えられるのは2つ。
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    ◆【理由1】短期的な円高エネルギーは放出された
    連日ブログで次のように解説しております。
    ~~~
    今月の円高目標147円前半。
    短期的には146円やそれ以下は円高に行き過ぎとの判断。
    通常なら、この円高目標147円前半に到達したことにより
    短期的な円高エネルギーは放出されたことになりますから
    この辺りを中心として保ち合ったりしながら
    やがて反発へ向かうのがメインシナリオとなります。
    ~~~
    実際に、146円台に突入する場面は何度かありましたが、
    その度にすぐ147円まで戻ってきました。
    やはり現状、短期的な円高目標に到達した後の
    上がったり下がったりの局面ですので、これが
    昨夜、米CPIが円高材料であっても、
    円高が加速しなかった理由のひとつだろうと思われます。
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    ◆【理由2】投機筋の円買いポジションは過去最大
    今月すでに投機筋の円買いポジションは過去最大を更新しています。
    (※米商品先物取引委員会データより。日本円換算で1兆6千億円以上)
    投機筋ですから近い将来、必ず反対売買(ドル買い・円売り)します。
    円買いしている側に立ってみれば、
    今週は思ったほど円高に進行しませんので、ちょっと疑心暗鬼になったりします。
    おそらく彼らの一部は、この辺りで利確しておこうといった発想も生まれるでしょう。
    しかし、戦いはこれからです。
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    ◆円高に耐えてる皆様へのアドバイス
    投機筋の多くは
    「日銀が今後何度も利上げして、日米金利差が縮小して、円高が大幅に進行する」
    そんなシナリオに賭けていますから、
    腰を据えて、まだまだ円買いポジションを積み増してくる投機筋もたくさんいるでしょう。
    私がもし強欲なヘッジファンド運用者ならば・・・
    やはりこの程度(158円→146円)では満足できず、
    もっと大きな相場をつくって、
    個人投資家らのドル売り・円買いを巻き込んで円高を加速させ
    願わくば140円割れくらいまで追い込んでから
    自分の円買いポジションの利益確定をしたいと考えるでしょう。
    つまりまだまだ戦いが続くことを想定してください。
    この円高に耐えてる皆様にアドバイスさせていただきたいのは、
    昨夜のように円安に戻っても、
    まだこれから私達の心を折るような急落が来るおそれはあります。
    その時に、心が折れてしまって、
    安値圏で全ポジションを売り払ってしまうような失敗だけはしないように。
    もし現時点でメンタル的にも資金的にも、いっぱいいっぱいならば、
    今のうちに少しポジションを減らして楽になって、
    今後、心をへし折るような下げが何度来ても大丈夫な状態にしておけば、
    いずれ近い将来、投機筋の円買いは逆流して、大きな反転相場が来ますので
    その時、大きな利益を得ることになります。
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    Posted by kawase_oh at 05:30 │今日のポジション
    2025年03月12日
    「今が辛すぎるので、良いこと起きて欲しいです・・・」。辛い時の対処法、みんなで一緒に自分の人生どんどん好転させましょう!
    【かえるさんから】
    ~~~
    今が辛すぎるので、良いこと起きて欲しいです…。
    ~~~
    私はいつも、かえるさんに応援してもらっています。
    他にもたくさんの読者の皆様に応援してもらっています。
    とても嬉しいです。
    感謝しています。
    他人の事を応援してあげられる人に、良いことが起きないわけがありません。
    私は、読者の皆様全員が、
    たくさん幸せを感じる人生、たくさん望みが実現する人生になって欲しいと本気で思っています。
    でも実際なかなか上手く行かない場合どうすれば良いか?
    かえるさんが「今が辛すぎる」のは正直なお気持ちだと思います。
    昔から、“思考は現実化する”などの成功哲学の書籍には
    「本気で願う」「成功した自分をイメージする」などのノウハウが書かれていますね。
    毎日やってみたけど、なかなか上手く行かなかった経験をお持ちの方も多いでしょう。
    焦りや不安の気持ちが土台にあると、成功している自分をイメージしても、なかなか実現しません。
    むしろ、焦りや不安な状態で、何を願おうが、現実に起きるのは焦りや不安を生むようなことばかり。
    そこで、かえるさんや同じ症状の方に私がおすすめしたいのは、
    自分が安心できる状態を物理的につくる手法。
    「ソルフェジオ周波数」。
    それを聴くことで、自分の脳や体の周波数が共振し、癒しやリラックス効果があるといわれます。
    周波数にいくつか種類があり、
    第一におすすめは「ソルフェジオ周波数」のなかで一番低い“安定の周波数”174Hz、
    心を安定に導き共鳴することで落ち着いた気持ちになる効果があります。
    ユーチューブ動画おすすめはコレ。
    私はその方の高音質版MP3(450円)を購入させていただきました。
    1日数分でよいので、自分の周り・外部のことよりもまず
    自分の内面の心を落ち着け安心することに意識を向けてみてください。
    自分の気持ちの土台が安心・安定すれば、
    現実に安心・安定を感じることが起きやすくなるだろうと思います。
    もしかしたら数日くらいで効果を実感されるかもしれません。
    Posted by kawase_oh at 06:30 │読者のみなさまからのお便り
    株価暴落、大儲け狙い目は恐怖指数VIX売りトレード。ボラティリティインデックスそろそろ売りの絶好のチャンス到来?!
    ◆恐怖指数VIXとは?
    恐怖指数(=ボラティリティインデックス、VIX)とは、S&P500米国株価指数の予想変動率に基づき算出される指数。通常、株価が安定している時、上昇している時は、指数は低位で安定。株価が暴落したり荒れる時に指数が急上昇します。
    ◆恐怖指数VIXの習性
    冒頭の図は、恐怖指数(VIX)の過去10年分の超長期の月足チャート。(※GMOクリック証券さんから拝借、黄色のラインは30)。株価安定時の指数は10~15くらい。やや変動が大きな時期は15~20くらい。株価急落など荒れると20以上に上昇、歴史に残るような荒れ相場だと30を超えるほど急騰します。そして必ず元に戻る習性があります。
    ●歴史的な暴落相場における恐怖指数VIXの高値(過去10年で5回)
    ~~~
    2024年8月、日銀利上げショック   37.12
    2022年3月、ロシアのウクライナ侵攻 36.44
    2020年3月、コロナショック     80.02
    2018年2月、米長期金利急騰ショック 32.63
    2015年9月、チャイナショック    30.83
    ~~~
    ◆恐怖指数VIXどこで取扱い?
    恐怖指数VIXを取扱っているのは、GMOクリック証券さん(銘柄名:米国VI)と、IG証券さん(銘柄名:ボラティリティ指数)。非常に取扱いが少ないので、その2社は口座開設必須。過去にGMOクリック証券さんでは売り規制が入ったこともあり、特にIG証券さんで口座開設しておくことも必須。
    ◆恐怖指数VIXそろそろ売りチャンス到来?
    2025年は、いわゆる“トランプ相場”で恐怖指数VIXは度々20を超えたりしていましたが、今月は米国株暴落により恐怖指数も本格的に上昇し、今週は23~24あたりまで上がって来ました。
    ◆今後の戦略
    もちろん、荒れ相場がそろそろ終わると予想するなら、恐怖指数が20を超えた現時点でも売りチャンスと言えるでしょうし、もっと暴落して荒れると予想するならば、もう少し引き付けて売る戦略も考えられるでしょう。いずれにしましても、いずれ必ず下がりますから、自分が売った水準よりもさらに一時急騰しても慌てない範囲で戦術を練ると上手く行きやすいと思います。
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    Posted by kawase_oh at 06:00 │GMOクリック証券 | ノックアウトオプションIG証券
    (3/12)相場見通し。チャートの円高目処147円vs金利差分析145円以下の攻防/投機筋の円買い過去最大→いずれ巨大な円安圧力に
    株も為替も重苦しい相場が続くなか、昨日は嬉しい利益ラッシュ!
    リピートCFDは、日経先物が昨日午前安値から一時1,000円近く爆上げ!
    これにより利益がたくさん積み上がりましたね。
    リピートFXは、昨日1日で20勝突破!
    たっぷり利益が積み上がりました。
    株安・円高で含み損がありますが、こうして地道に利益を積み上げることで
    長期的には必ずプラスになりますので大丈夫です。
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    ◆短期チャート分析で円高どこまで?
    昨朝のブログ記事で次のように解説させていただきました。
    ~~~
    今月の円高目標147円前半。
    短期的には146円やそれ以下は円高に行き過ぎとの判断。
    通常なら、この円高目標147円前半に到達したことにより
    短期的な円高エネルギーは放出されたことになりますから
    この辺りを中心として保ち合ったりしながら
    やがて反発へ向かうのがメインシナリオとなります。
    ~~~
    連日、146円台に突入する場面がありますが、
    それ以下には進まずに147円に戻ってきたり、
    昨夜は一時148円を回復する場面もありました。
    つまり、円高目標147円前半に到達したことにより
    ひとまず急激な円高は落ち着いて
    その辺りを中心に保ち合っているのが現在の状況
    といった認識で良いのではないかなと思います。
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    ◆日米金利差、さらなる円高を示唆
    短期チャート分析では、円高目標147円前半に到達したことで
    本来なら、反発に向かう可能性が高いと思われる状況ですが、
    そうならない大きな要因は、日米金利差の大幅縮小。
    米国の長期金利が低下。
    日本の長期金利は上昇。
    結果、日米長期金利差はみるみる縮小。
    金利差が示唆する適正レートは145~140円。
    チャート分析では、もうすでにいいところまで下がったとの認識ですが
    日米金利差でもっと円高が適正と出ているため、
    安心して円買いをしている投機筋も少なくないと思われます。
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    ◆投機筋の円買いポジションは歴史的
    投機筋の円買いポジションは過去最大を更新しています。
    (※米商品先物取引委員会データより。日本円換算で1兆6千億円以上)
    この投機筋のポジションは将来必ず反対売買されます。
    つまり巨大な円売り要因となります。
    しかし問題は、いつか?
    今年すでに158円から146円へと最大12円ほど円高が進行しましたが
    強欲な彼らは、まだ満足していないのではないかと私は思っています。
    つまり円安に戻り始めれば、慌ててドルを買い戻すというよりは
    もっと円買いポジションを積み増すくらいのスタンスでいるかもしれません。
    彼らが145円で満足するのか、140円で満足するのかわかりませんし
    時期的にも、いつまで続けるのかわかりませんが、
    いずれにしましても、彼らがポジションを積み増して円高になればなるほど
    その分、その後の円安への反動は、とてつもなく大きなものになります。
    かつての「投機筋の円売り」は何年も続きましたが、
    今回の「投機筋の円買い」は、そう長くは続けられません。
    運用コスト(スワップ)がマイナスで、その負担は日々重くなるからです。
    長期のドル投資、リピートFX投資などで
    長期投資をしている皆様は、そのことは頭に入れておいて良いかと思います。
    何が言いたいかと言いますと、
    この先、円高が深くなればなるほど、
    その後の円安への反動が大きくなるだろうということです。
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    投資で年間3千万円を稼ぐ方法、Beeさんに学ぶ。
    「リピートと裁量トレードで初の年間3,000万を超える事ができました」
    FXトレードで稼ぐ勇者の皆様、ドル円の円高予想147円ズバリ的中!Marieさん、Kenさん、ソージーさん、牛馬さん。これでみんな大丈夫!みんな稼げる元気になれる!
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    Posted by kawase_oh at 05:30 │今日のポジション
    読者のみなさまからのお便り (2109)
    GMOクリック証券 (430)
    今日のポジション (5371)
    ノックアウトオプションIG証券 (74)

  2. 2025/03/12 16:20:25 池田信夫 blog含むアンテナおとなりページ

    2025年03月12日10:52
    経済
    トランプ政権の怪人スティーブン・ミランの提案する「マールアラーゴ合意」の危ない内容
    トランプ米大統領の関税政策は、カナダなどの報復をまねき、それに対してアメリカが50%の関税をかけるなど大混乱になっているが、彼の理論武装となっているのが、大統領経済諮問委員会(CEA)委員長になったスティーブン・ミランという人物の「最適関税」理論である。
    彼はボストン大学を出てハーバード大学で博士号を取り、ヘッジファンドのシニアアナリストになった。経済学者としてのキャリアはなく、その理論は常識では理解できないが、まずその内容を紹介しよう。
    彼の理論を包括的に書いているのが、2024年11月に発表したグローバル貿易システムを再構築するための手引き、通称マールアラーゴ合意である。彼はこの論文で持続的ドル高がもたらす経済不均衡の是正に向けたロードマップを提示した。
    アメリカの貿易赤字は24年に1.2兆ドルと史上最高を記録した。その原因はドルの過大評価だ、とミランはいう。ドルは各国で外貨準備として保有されているため、つねに貿易収支が均衡する水準より高い。
    これを是正するのは、通常の多国間協定では不可能だ。そこで彼は、アメリカがその超大国としての地位を利用して、他国の外貨準備を減らす第2のプラザ合意を提案する。その方法は控えめにいって奇想天外である。
    続きはアゴラサロンでどうぞ(初月無料)
    その他 (252)

  3. 2025/03/12 03:34:23 EU労働法政策雑記帳含むアンテナおとなりページ

    2025年3月11日 (火)
    公務員法は78年前に純粋ジョブ型で作られたはずなんだが(1年だけ変えて再掲)
    『労働新聞』にジョブ型の正しい解説を連載されている弁護士リチャードソンこと伊山正和さんが、こんなつぶやきを
    職務給という仕組みは、ついに厚労省が「手引き」を公式に発行するまでのものとなりましたですな。 まあ、いろいろと申し上げたいところはございますが、ならば国家公務員の俸給表はなくなるのでありましょうか、というところかと存じます。
    まあ、この「手引き」なる文書の出来不出来はあえて(武士の情けで)論じませんが、国家公務員の俸給表について申しますならば、それはもともと純粋ジョブ型だったんですよ。
    公務員法は77年前に純粋ジョブ型で作られたはずなんだが・・・
    でもなまじ公務員法制の歴史をちょっとでも知っていると、今頃になって「ジョブ型拡大」などという台詞の皮肉さがじわじわと感じられてしまうはずです。
    なぜなら、今から77年前、1947年に国家公務員法が制定された時には、それはアメリカ直輸入の純粋ジョブ型の制度として設けられたものだったからです。詳細なジョブディスクリプションを作成し、ジョブに基づいてのみ採用することができ、ジョブに基づいてのみ給与を支払うことができると明記していたはずの国家公務員法が、それとは全く正反対の純粋メンバーシップ型で運用されるに至ってきたこと自体が、日本における法律と現実の乖離のもっとも典型的な実例であるわけで、その国家公務員法の担い手の人事院が70年ぶりにジョブ型なんて言い出しているということ自体、これ以上ない皮肉を感じないわけにはいかないはずですが、でもそもそもそんな歴史的経緯をわきまえている人自体がほとんど絶無に等しく、こういうことを言っても何を言ってるんだろうとぽかんとされるだけなのでしょうね、たぶん。
    この問題については、2年前に『試験と研修』という雑誌に寄稿した「公務員とジョブ型のねじれにねじれた関係」が、わりとコンパクトにまとめているので、ご参考までに改めて掲載しておきます。
    公務員とジョブ型のねじれにねじれた関係
    1 純粋ジョブ型で作られた(はずの)公務員制度
    本稿の執筆依頼には「ジョブ型雇用を日本、特に公務に導入する際の課題」云々という表現があった。現代日本の公務員の世界がほぼ完全なメンバーシップ型で動いており、ジョブ型とは対極的な有り様であるというのは、誰もが同意する判断であろう。それゆえ、かくも対極的な「ジョブ型」を日本の公務員制度に導入するにはどうしたらいいのか、というのが最大の問いになるのも、これまた極めて常識的な認識と言えよう。さはさりながら、普通に公務員として日々働いているだけの者であれば格別、その職務上公務員制度に関わりを持つ者であれば、そこになにがしかのわだかまりを感じるはずである。いや感じてくれなければ困る。なぜなら、日本国の国家公務員法は今から75年前に、アメリカ直輸入の純粋ジョブ型の制度として作られたものだからだ。そして、2007年改正で条文として消えるまでの60年間、国家公務員法は(少なくともその条文上は)職階制というジョブ型の見本のような仕組みを中核とし、それに基づく任用制度と給与制度によって組み立てられてい(ることになってい)たはずだからだ。実際の運用とは真逆の看板を掲げ続ける後ろめたさからは解放されたとはいえ、現在の国家公務員法の基本構造はなお生誕時のジョブ型の母斑を残している。公務員制度とジョブ型雇用というテーマは、今なおねじれにねじれたものであり続けているのである。
    釈迦に説法の感もあるが、職階制とは何だったのか振り返っておこう。これは、幣原内閣の大蔵大臣であった渋沢敬三(栄一の孫)が招聘したフーバー率いる対日米国人事行政顧問団の指示によって国家公務員制度の中核として規定されたものであり、一義的には官職を分類整理し、格付することである。しかしそれで終わりではなく、それのみを「任用の資格要件」と「俸給支給の基準」としなければならないということが重要である。つまり、ある官職にいかなる人を就けるのか、そしてその者にいかなる給与を払うのかという、人事管理の2大根本事項を、分類整理され格付された職種と等級に基づくものにしなければならないのである。まさに、ヒト基準ではなくジョブ基準の人事管理を大原則として規定しているのが職階制なのだ。
    占領下ではこれに基づき職階法が制定され、さらに上級官職をジョブ型任用するためにS-1試験が遂行され、約4分の1の幹部職員が職を追われたという。こうしたことから職階制は他省庁から猛反発を受け、占領の終了とともに人事院が懸命に作成していた膨大な職級明細書はほぼ空洞化し、職階制は名存実亡の状態となった。では職階制に基づいて作られるはずの任用制度と給与制度はどうなったのか。
    1952年に人事院規則6-2(職員の任免)が制定され、人事院はその理念を「国家公務員法における任用とは官職の欠員補充の方法である。すなわち官職への任用であり、職員に特定の職務と責任を与えることであつて、職員に或る身分若しくは地位を与えることではない」と述べた。実際、同規則の規定ぶりはそうなっていたが、同規則第81条以下(経過規定)は、職階制が実施される日までは従前通りとし、そして職階制は永遠に実施されなかった。以来日本国においては、この当座の間に合わせの任用制度によって、「職員に或る身分若しくは地位を与えることであつて職員に特定の職務と責任を与えることではない」という純粋メンバーシップ型の運用がまかり通ってきたのである。
    一方給与制度は、1948年に「政府職員の新給与実施に関する法律第十四条に基づく職務による級別区分の基準」が設けられたが、この職務分類は「職務」を分類しておらず、最下級の1級職から最上級の15級職まで等級を分類しているだけであった。1948年改正国家公務員法はこの「職務分類」を国家公務員法の職階制規定に基づく計画と見なしたが、それは暫定的な措置であり、本来の職階制が実施されれば効力を失うはずであったが、その日は永遠に来なかった。正確に言えば、同法は期限切れで失効したが、それに代わって1950年4月に制定された一般職の職員の給与に関する法律が15級の職務分類の根拠規定を引き続き設けた。これも職階制が実施されるまでの暫定措置であり、そのことは同法第1条第3項に明記されていたが、やはりその日は永遠に来なかった。国家公務員法上には、職階制に適合した給与準則を制定し、これに基づくことなしにはいかなる給与も支払ってはならないと明記してあるにもかかわらず、給与準則が制定されることはなかった。そしてその結果、職務分類とはせいぜい給与法の別表に掲げる俸給表の違いでしかなくなってしまった。法律上は徹底したジョブ型給与制度を明記しながら、縦の等級区分は15級もあるのに、横の職務区分は一般のほかは税務、公安、船員しかないという、およそジョブ感覚の欠如したシステムが長年継続できた手品の種はここにある。

  4. 2025/03/12 02:39:09 溜池通信トップページ含むアンテナおとなりページ

    last modified at 22:39  2025/3/11
    Diary 「G→B→Pの法則」New!!

  5. 2025/03/12 00:44:24 himaginaryの日記含むアンテナおとなりページ

    2025-03-10
    スイスの国内重視銀行における金利リスクの事例
    というスイス国立銀行のノートをMostly Economicsが紹介している。原題は「The case of interest rate risk at domestically focused banks in Switzerland」で、著者はJayson Danton、Stéphane Riederer 。
    A fundamental economic function of the banking system is maturity transformation. This occurs when banks use short-term deposits (which can be withdrawn quickly by customers) to fund long-term loans (which are typically repaid much later by customers). Maturity transformation creates so-called interest rate risk for banks, as changes in market interest rates can affect their profitability—or even their financial soundness. Managing this risk is particularly important for banks whose business model relies on maturity transformation, which is the case for Swiss domestically focused banks. In this note, we explain why the interest rate increase in 2022 and 2023 was profitable for these banks, while further interest rate increases would have been detrimental due to the materialisation of interest rate risk.
    銀行システムの基本的な経済機能は満期変換である。これは、銀行が(顧客がすぐに引き出せる)短期の預金を用いて(顧客が返済するのは通常かなり後になる)長期の融資を賄う場合に生じる。市場金利の変化は銀行の利益率、あるいは財務の健全性にさえ影響するため、満期変換はいわゆる金利リスクを銀行に生成する。このリスクを管理することは、スイスの国内重視銀行におけるように、ビジネスモデルが満期変換に依拠している銀行にとって特に重要である。本ノートでは、2022年と2023年の金利上昇がそれらの銀行にとって利益をもたらすものであった一方、さらに金利が上昇していれば金利リスクの顕在化によって利益を減らしていたであろう理由を説明する。
    本文では、純利息収入を以下の3要素に分解している。
    1. 資産マージン(asset margin)
    (例えば不動産への)融資金利と、同じ満期の市場金利との差
    2. 負債マージン(liability margin)
    預金金利と対応する市場金利との差
    3. 構造マージン(structural margin)
    満期変換に起因するマージンで、純利息収入と、資産マージンと負債マージンの合計との差
    利回り曲線(イールドカーブ)が右上がりの順イールドの場合、以下の図のように構造マージンはプラスになる。
    しかし、逆イールドの場合は構造マージンはマイナスになり、イールドカーブが平坦な場合はゼロになる。
    スイスの2021-23年のイールドカーブと銀行の純利息収入の3要素は以下のように推移した。
    即ち、2022年と2023年の金利の変化は国内重視銀行(domestically focused banks=DFB)の純利息収入にプラスの影響を及ぼした。
    2022年の改善については2つの主要な要因があり、第一に、図4のイールドカーブの青線と赤線の比較にあるように、金利上昇の三分の一は、単純にマイナスの領域にあった金利をプラスの領域に戻した。第二に、DFBは長く続いたマイナス金利の時期に預金金利にはゼロ下限を適用したが、預金規模は比較的安定していたため、2022年の金利上昇期の大部分においても預金金利をゼロに維持し、図5の赤棒線に見られるように、負債マージンを改善できた。
    2023年も年央まで金利上昇が続いたが、それはDFBの純利息収入に2つの影響を及ぼした。一つは、市場金利の変化に比べて預金金利の変化を緩やかにすることにより、負債マージンの改善を続けることができた。その一方で、金利上昇により受取利息よりも支払利息の方が急速に上昇したため、構造マージンは悪化を続けた。ただ、前者の効果が後者を上回ったため、全体の純利息収入はプラスとなった。
    ただ、金利がプラスの環境からスタートした場合には話が違ってくる、とノートでは注意喚起している。以下は2023年末のイールドカーブにおいて200bpのパラレルな金利上昇が起きた場合のシミュレーション結果だが、純利息収入はマイナスで推移する。これは、預金金利をもはや市場金利を大きく下回る水準に維持できないためである。
    従って、シリコンバレー銀行の轍を踏まないためにも、銀行はバランスシート管理とヘッジツールを活用して金利リスクを管理すべきであり、DFBは実際にそうしている、とノートは最後に結んでいる。
    前々回エントリ銀行と金融政策の状態依存型影響 - himaginary’s diaryで紹介した論文は、低金利から出発した時に預金金利に預金者があまり敏感でない半面、高金利から出発するとそうではないことを理論的に説明している。このスイス国立銀行のノートは、期せずしてそれを自国の実際の金利の推移と自行のシミュレーションツールを使って例証した形になっている。
    himaginary 2025-03-10 23:54 読者になる

  6. 2025/03/12 00:42:28 かんべえの不規則発言含むアンテナおとなりページ

    <3月10日>(月)
    〇本日発表のNHK世論調査、内閣支持率は前月比8p減の36%、不支持率は10p増の45%となりました。急激に悪化しております。2月の支持率44%は、2023年5月、つまりG7広島サミットのときの岸田内閣が46%ですから、ちょっと出来過ぎだったんですよね。2月7日の日米首脳会談直後の「ご祝儀相場」で上振れしたんでしょう。
    〇その後の石破首相に、決定的なミスがあったかというとそれほどでもないと思います。高校授業料や高額療養費の問題は、かならずしも大多数の人には関係のない話ですし。むしろ経済情勢の方が大きいのではないですかね。
    〇いつもの「悲惨指数」を見ると、直近1月の数値は失業率2.5%+消費者物価4.0%=6.5%と危険水域の6%台になっております。これは選挙があると、与党が大負けするパターンですよね。しかも昨年10月に4.8%、11月に5.4%、12月に6.1%と急上昇しているのがいかにも危うい。
    〇特にコメや野菜が高いというのは致命的ですよね。スーパーでお米を見ると、たまに3000円くらいの安いのもあるのですが、袋をよくよく見たら「4キロ入り」となっていたりする。ずるいよねえ。直売所でお米を探すと、実はスーパーよりも高かったりします。
    〇ということで農水省は今日から備蓄米の入札を開始。これで値段が下がってくれればいいんですけど。ホントだったら、昨年夏の時点で放出しておけば良かったと思います。見るからに「出し遅れの証文」でありますが、果たしてどういう結果になりますか。
    〇今週は3月12日が春闘の集中回答日、14日には連合の第1回集計が公表されます。そっちの方もかなり大事。稼ぎに追いつく貧乏なし、と行きたいところですが。
    <3月11日>(火)
    〇こういう法則があるんだそうです。
    ①Gの時代:グリーンスパン→グローバリゼーション→ゴルディロックス
    ②Bの時代:バーナンキ→バックラッシュ→ベア・マーケット
    ③Pの時代:パウエル→パンデミック→ペシミズム
    〇いやいや、リーマンショックみたいなことにはならないと思いますよ。でも、アメリカの株式市場(S&P500)はとうとう、昨年11月5日の大統領選挙の水準を割り込んでしまいました。ちなみに同じ期間で見ると、いちばん上がっているのはDAX指数(ドイツ市場)で+18.1%です。トランプ&ヴァンスがせっせと苛めているドイツの株が上がっている。面白いね。
    〇日経平均は11月5日終値が3万8474円で、今日の終値が3万6793円。つまり▲4.4%で大負けということになります。石破さんがトランプさんに上手く取り入ったけど、株は下げている。不甲斐ない。でも、これ以上は、あんまり下げないんじゃないですかね。だってPERもPBRも、あまりに低いんだもん。
    〇米株を見渡して、特にひどいのがテスラ株です。3月10日に一日で15%も下げて、12月中旬につけた最高値の半値になってしまいました。イーロン・マスクさんの資産のうちかなりの部分はテスラ株ですから、手酷い打撃を受けたことになります。誰ですか?「いい気味だ」とか言っている人は。
    〇でも、ワシ的にはちょっといい気分なのである。昨年1年間、ドル定期預金で寝かしていたおカネで、年初に米債券ファンドの投資信託をごそっと買ったので。長期金利低下は大歓迎なのである。ようこそペシミズム。

  7. 2025/03/10 20:16:00 金融日記含むアンテナおとなりページ

    2025年03月09日
    米国株は調整局面になってきた。週間でS&P500は3.1%下落し、年初来でもマイナス圏に転落した。特に、これまでの上昇を牽引してきたテクノロジー株に売りが入り、ナスダック総合指数も大きく下落した。
    一方、中国株は堅調である。
    ●市場混乱、米株は調整局面に 不安定な値動きが萎縮招く
    アメリカが大きく親ロシアに傾いている。歴史的なホワイトハウスでのトランプ大統領とバンス副大統領vsゼレンスキー大統領の口論の後、トランプ政権はウクライナへの軍事支援を打ち切る方向に大きく舵を切り、ロシアの軍事的優勢が加速している。
    ●マスク氏と国務長官ら、閣議で衝突 トランプ氏が仲裁
    ●ウクライナ軍1万人、ロシアが包囲か 米情報提供停止で
    日本株
    直近1年の日経平均株価とインプライド・ボラティリティの推移
    直近1年のドル円とユーロ円の推移
    外国株とコモディティ
    今週のマーケット・イベント
    3月10日(月)
    日1月毎月勤労統計調査
    日1月景気動向指数
    日2月景気ウォッチャー調査
    3月11日(火)
    日1月家計調査
    日10-12月期GDP(改定値)
    日2月マネーストック
    日2月工作機械受注
    米1月雇用動態調査(JOLTS)求人件数
    3月12日(水)
    日1-3月期法人企業景気予測調査
    日2月国内企業物価指数
    米2月消費者物価指数(CPI)
    米2月財政収支
    3月13日(木)
    米2月生産者物価指数(PPI)
    3月14日(金)
    日経平均先物SQ
    米3月ミシガン大学消費者態度指数
    3月15日(土)
    3月16日(日)

  8. 2025/03/10 15:31:27 猫を償うに猫をもってせよ含むアンテナおとなりページ

    2025-03-10
    河野多恵子の謎
    戦後の売れた歌、モノ、本を並べた雑書を見ていたら、1971年のところに河野多恵子の『回転扉』があった。これは三島事件のころに「新潮社純文学特別書き下ろし作品」として濃紺色の箱入りで出た本だ。それで『河野多恵子全集 第六巻』を図書館で借りてきて読み始めた。
    真子(まさこ)という40代の人妻が主人公で、子供はなく、かつて長沢という夫以外の男と情事を持ったことがある。最後は、別の夫婦とスワッピングみたいなことをすることになる。それが戯曲形式で表されている。いつもの河野多恵子で、大して面白くないが、情事とかスワッピングとかフェラチオとかいう性的な話が出てくるのでベストセラー・リストに入ったのだろう。
    描写は一貫して突き放した冷たい感じで、主人公に感情移入させないが、この全集本には当時の文藝時評が載っていて、佐伯彰一、秋山駿、日野啓三、小島信夫、加賀乙彦、清水徹といった面々が書いている。そこに、ナタリー・サロートとかマルグリット・デュラスとかあるのを見て、ああそうか、この書き方は当時のヌーヴォー・ロマンのマネなのかとやっと気がついた。
    私はかねて河野多恵子が苦手で、なんで蓮實先生が『みいら採り猟奇譚』を激賞したり河野多恵子全集を大切にしたりしているのか分からなかったが、なるほど蓮實先生もあの年配のフランス文学者としてヌーヴォー・ロマンが好きだったのかといくらか腑に落ちた。もっとも少し年上のフランス文学者の篠沢秀夫はヌーヴォー・ロマンはものすごくつまらないと言っていた。
    河野多恵子は谷崎潤一郎の崇拝者でもあるのだが、この小説の批評に「フィクション」という言葉が数回出てきた。どうも批評家たちは、こういう経験が河野自身のものではない、ということを強調しなければならないと考えているらしい。しかし谷崎自身は、『瘋癲老人日記』に書いてあることを実践している。『みいら採り猟奇譚』に書かれたことは実践されていないのか、河野が死んで十年もたつが、伝記は出ていないし、そこのところはまったく不明なままである。
    河野とともに女性で初めて芥川賞選考委員をやった大庭みな子は「河野多恵子は悪人ですよ、お気を付けあそばせ」と言ったという。私は実際河野について触れた文章を、典拠を示さずに引用して批判されたことがあるが、これは著作権法違反である(もちろん反論した)。芥川賞の選考委員としては、女の候補者となるとむやみに推す癖のある人だった。なんで文化勲章をとるほどの作家扱いされているのか私には分からないし、こういうことを言っても誰も「お前は河野多恵子の偉大さが分からないのか」とか言ってこないから張り合いがないし不気味でもある。
    あと存命中に谷沢永一の弟子の浦西和彦が編纂した書誌が出ているが、これは大阪びいきの谷沢の意向だろう。
    (小谷野敦)
    jun-jun1965 2025-03-10 14:43 読者になる
    河野多恵子の謎

  9. 2025/03/10 05:55:17 山形浩生 の「経済のトリセツ」  Supported by WindowsLiveJournal含むアンテナおとなりページ

    Ding, "Technology and the Great Powers" 感想

  10. 2025/03/09 19:20:02 田中宇の国際ニュース解説含むアンテナおとなりページ

    米欧同盟を機能停止したトランプ
    【2025年3月9日】トランプはゼレンスキーと喧嘩してウクライナ支援を停止したが、英国は独仏などを招集し、米国抜きでゼレンスキーを支援し続ける新計画をぶち上げた。米国が抜けても、英国が主導してウクライナ戦争を続けられるかのように見えたが実は違う。。英軍は、GPSなど軍事諜報を全面的に米国に頼っており、戦車部隊をウクライナに持っていっても米軍GPSを使えないので戦えない。

  11. 2025/03/09 09:42:43 極東ブログ含むアンテナおとなりページ

    チャス・フリーマン大使の講演
    CNNのファクトチェック修正騒動

  12. 2025/03/08 06:45:59 Birth of Blues含むアンテナおとなりページ

    2025年03月07日
    【映画評】聖なるイチジクの種
    The Seed of the Sacred Fig : Screenplay (English Edition)
    今週開催されたアカデミー賞長編外国語賞で惜しくも最優秀を逃した本作。 続きを読む

  13. 2025/03/07 20:28:27 電脳プリオンBLOG含むアンテナおとなりページ

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  14. 2025/03/05 21:28:40 週刊オブイェクト含むアンテナおとなりページ

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  15. 2025/03/05 02:52:31 梶ピエールの備忘録。含むアンテナおとなりページ

    お仕事のお知らせ
    お仕事のお知らせ
    中国 (855)
    経済 (555)
    2025 / 3

  16. 2025/03/03 12:37:43 極東ブログ含むアンテナおとなりページ

    2025.03.03
    欧州からの米軍撤退の可能性
    ドナルド・トランプが再びアメリカ合衆国の大統領に就任して以来、特に、2月28日のトランプ米大統領とゼレンスキー宇大統領の口論による関係の齟齬の後、欧州指導者たちは神経を尖らせている。Fox Newsが3月2日に報じたように(参照)、バイデン政権下でロシアのウクライナ侵攻(2022年)に対応して増派された約2万人の米軍が撤退する可能性が浮上し、NATOの安全保障体制がかつてない試練に直面している。
    現在の米軍駐留数は、Center for Strategic and International Studies(CSIS)のデータによれば7.5万~10.5万人と変動しており、この2万人の撤退は全体の20%近くを占める規模である。欧州の指導者たちは、トランプの「米国第一主義」やロシアへの友好的な姿勢を警戒し、彼が予測不能な形で軍事プレゼンスを縮小するのではないかと恐れている。
    この問題は単なるトランプ個人の気まぐれや政治的レトリックに留まるものではない。米国の戦略的優先順位がインド太平洋、とりわけ中国対抗へと移行する中で、欧州の防衛依存が見直されつつあるからだ。さらに、トランプがウクライナ戦争を巡って、プーチン露大統領と一定の合意を結べば、欧州からの米軍撤退のハードルはさらに下がる。と同時に、ロシアに隣接する東欧諸国では不安が急上昇するだろうし、その反動としてNATOの結束と欧州の軍事的な自立が喫緊の課題として浮上する。
    米軍の欧州撤退の影響
    トランプ政権が米軍の欧州駐留を縮小すれば、NATOと欧州諸国に多大な影響が及ぶ。
    欧州での防衛力の即時的空白とNATOの脆弱性が問われる。冷戦期の1950~60年代、米軍は欧州に約50万人を駐留させ、ソ連への抑止力を担っていた。冷戦終結時の1990年には約35万人、2000年代初頭には10万人強に減少したとCSISが示すように、駐留規模は歴史的に縮小傾向にある。2022年のウクライナ危機でバイデンが増派した2万人は、この流れの中での一時的な例外だったにすぎない。Fox Newsに登場するNATO外交官は、これが撤退すれば「平常への回帰」と述べるが、問題は欧州の準備不足である。
    NATO諸国はそれなりに軍備増強を進めているものの、即応性のある戦力を短期間で整えるのは困難である。例えば、ドイツは国防費をGDPの2%超に引き上げる方針を2022年に発表したが、2025年時点でも実戦部隊の配備や装備の更新は遅れている。この空白は、ロシアが東欧で軍事的圧力を強める格好の機会となる。
    NATO内部の結束揺らぎと欧州の自己負担配分の軋轢も問題となる。第一期のトランプ政権は2018年と2020年の在任中、ドイツからの米軍撤退を計画し、NATO加盟国に防衛費増額を強く求めた。先のFox Newsが報じるように、彼の副大統領JD・ヴァンスは2025年2月のミュンヘン安全保障会議で、欧州指導者に「言論の自由などの共有価値観からの逸脱」を批判し、トランプの対欧州冷淡姿勢を補強した。これに対し欧州側は「アメリカ依存からの脱却」を模索しているが、現実は厳しい。
    元NATO当局者カミーユ・グランはWashington Postで、「欧州の準備不足を解消するには時間がかかる」と警告しており、フランスはEU独自の防衛戦略を主張し、ドイツも軍事投資を増やすとしているが、NATO28カ国の足並みは揃っていない。トランプが「貿易不均衡への不満」を理由に撤退を強行すれば、NATO内の負担配分を巡る軋轢がさらに深まる。
    ロシア隣接国では不安がさらに増大する。ロシアのプーチン大統領は西側の分裂を戦略的に利用してきた。Fox Newsも、欧州指導者がトランプの「モスクワ寄り姿勢」を懸念し、ロシアがNATOの弱体化を歓迎すると報じている。特に、バルト三国(エストニア、ラトビア、リトアニア)やポーランドなど、ロシアに隣接する国々は危機感を強めている。これらの国々は、米軍の駐留が抑止力の要と認識しており、撤退は即座に安全保障の不安定化を招く。しかし、トランプがプーチンと何らかの合意(例えば、ウクライナ戦争の妥協や経済的取引)を結べば、彼の米軍撤退意欲はさらに高まる。これは、2016年選挙での「ロシアとの関係改善」発言や、2024年選挙戦での対話重視の姿勢とも符合する。しかし、その代償として、東欧諸国はロシアの軍事的威圧やハイブリッド戦争(サイバー攻撃や情報操作)の標的となりかねない。
    トランプの撤退は現実
    トランプの軍縮方針を単なる政治的パフォーマンスと見做す論評もあるかもしれないが、その背景は、トランプ個人の外交スタイルに加え、米国の戦略的再配置が絡み合っている。
    まずインド太平洋シフトという長期的傾向がある。米国の軍事戦略は冷戦後、インド太平洋へのシフトを加速させてきた。オバマ、トランプ、バイデンと、歴代政権は中国の台頭を最大の脅威と位置づけ、ヨーロッパへの関与を相対的に後退させてきた。Fox Newsも、両党の大統領が10年以上にわたり「欧州は自力で安全保障を担え」と警告してきたと指摘する。
    トランプ政権下では、この傾向がより顕著になるだけとも言える。2025年時点で、インド太平洋での中国軍事力(特に海軍拡張)に対抗するため、米軍資源の再配分が急務とされている。欧州からの米軍撤退は、この文脈で合理的な選択と映る。問題はタイミングだ。欧州が自立する準備が整う前に撤退が実行されれば、防衛の空白が生じる。
    トランプの行動に加えて予測不能性とプーチンとの関係も予測しにくい。元英国外交官ナイジェル・グールド=デービースはFox Newsで、「トランプの気まぐれな性格」を懸念し、「アメリカの防衛への信頼がどれだけ持てるのか」と疑問を投げかけるが、トランプは過去にも貿易問題(ドイツとの自動車貿易赤字など)を安全保障政策に結びつけ、突発的な決定を下してきた。しかも彼は大統領選中、「プーチンと話せばウクライナ問題は解決する」と繰り返し、対話を重視する姿勢を示してきたが、仮に両者が合意に至れば、トランプは「ロシアの脅威は誇張されている」と主張し、撤退を正当化する可能性がある。
    今後の展開とヨーロッパの課題
    米軍撤退が現実化した場合、ヨーロッパとNATOにはいつくかのシナリオが待ち受けている。
    まず、段階的米軍撤退とNATOの混乱である。トランプが即時全面撤退を避けたとしても、数年内に2万人の削減が実行される可能性は高いので、NATOはこれに対応し、緊急の軍事再編を迫られる。だが、加盟国間の意見対立(例えば、フランスのEU優先主義と東欧のNATO依存)が障害となる。
    これは、欧州自立強化に向ける時間との戦いでもある。フランスやドイツが主導し、EU独自の防衛体制構築が加速する。結果「米国頼みの安全保障からの脱却」が進むだろうが、2025年時点では、圧倒的な戦力不足は否めない。即応部隊の整備や共同演習の強化には、最低でも3~5年を要する。
    東欧の不安定化とロシアの機会主義の問題が浮上する。ロシアに隣接する国々は、米軍撤退後もNATOの支援を強く求め続けるだろう。トランプとプーチンの合意が現実となれば、ロシアはウクライナ戦争の戦術を変更し、東欧での影響力拡大を狙うかもしれない。バルト三国へのサイバー攻撃や、ポーランド国境での軍事挑発が次に現実的な脅威となる。
    2025.03.03 | 固定リンク
    «米国とウクライナの決裂

  17. 2025/03/03 11:30:49 Economics Lovers Live含むアンテナおとなりページ

    2025-03-03
    伝統的な左翼的視点からの経済学批判へのノア・スミスの反論
    ノア・スミスの「伝統的な左翼的経済学批判への反論」を書いた記事からの引用。自分の備忘録。
    元記事
    https://www.bloomberg.com/view/articles/2018-04-25/critics-of-economics-are-dwelling-in-the-past
    一部抜粋
    A third mistake comes when Reed asserts that “Power relations in the labour market go unexamined.” This ignores several recent high-profile papers that have illustrated how concentrated labor markets pay lower wages, implying that power relations are very important to the equation. Meanwhile, economists have been theorizing about such power relations for decades, and the most popular type of labor market models now include a crucial element of wage bargaining.
    Economists study gender relations in the workplace, racial gaps, changes in labor contracts, early childhood education, minimum-wage policy, regional opportunity gaps, automation and the future of jobs, and a vast array of other highly important, immediately relevant topics. Sometimes they use theory to help them understand these phenomena, but usually the core work is empirical analysis of hard data.
    現時点の経済学のデータ・サイエンス化の潮流は、以下の本がいいが、その書評をちょっと前に書いた。
    www.bookbang.jp
    ノア・スミスの論説に気づいたのは以下の論説のおかげ。
    econ101.jp
    tanakahidetomi 2025-03-03 03:22 読者になる

  18. 2025/02/28 22:26:38 ディプロ - 記事を読む含むアンテナおとなりページ

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  19. 2025/02/26 11:17:45 ラスカルの備忘録含むアンテナおとなりページ

    2025-02-24
    河野龍太郎『日本経済の死角』(ちくま新書)
    経済・社会 書籍(感想)
    日本経済の死角 ――収奪的システムを解き明かす (ちくま新書)
    作者:河野龍太郎
    筑摩書房
    Amazon
    2025年2月刊。日本の賃金・消費停滞の原因を「制度的補完性」と「合成の誤謬」から解き明かす。青木昌彦の提唱した「制度的補完性」は、メインバンク制や長期雇用等のサブシステムが、日本の経済システムの最適な均衡を形作ることを説明し、その下では、雇用維持を図るため、健全で安定した経営が確立する。しかし近年は、企業の利益準備金は積み上がる一方、実質賃金は伸び悩み、実質消費も弱い状況が継続している。
    濱口(2024)*1は、日本の賃上げのしくみを「上げなくても上がるから上げないので上がらない賃金」と読み解く。この「上がるから」の部分は、日本の賃上げに内在する定期昇給の仕組みを意味する。前エントリーにも記載の通り、入職後、企業に継続して勤める労働者にとって、仮にベースアップ(平均賃金の上昇)が低かったとしても、定期昇給分を含めれば足許(2023年)で4%程度の賃上げとなり、消費者物価の上昇率(総合で3.2%)を超える実感を持つ。
    traindusoir.hatenablog.jp
    しかし定期昇給は、雇用者の4割近くを占める非正規雇用者、賃金制度が確立していない中小零細企業就業者に恩恵がなく、それにも増して、いまの若い世代は、そもそも長期雇用を期待していない。もはや「定期昇給があるからよい」といえる時代ではないのである。
    *1:濱口桂一郎(2024) 『賃上げとは何か』(朝日新書)
    続きを読む
    #経済 #社会 #労働 #書籍 #賃金
    kuma_asset 2025-02-24 10:23 読者になる
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    最終更新: 2025-02-24 10:23
    河野龍太郎『日本経済の死角』(ちくま新書)

  20. 2025/02/25 16:56:19 吐息の日々〜労働日誌〜含むアンテナおとなりページ

    2025-02-22
    池田毅・倉重公太朗編著『フリーランスとの取引と企業対応』
    経営法曹の倉重公太朗先生から、池田毅先生との共編著『フリーランスとの取引と企業対応』をご恵投いただきました。ありがとうございます。両編著者のほか、今村敏・宇賀神崇・江夏大樹・全未来・田中麻久也・松本恒雄の各先生が著者として名を連ねておられます。
    フリーランスとの取引と企業対応 (単行本)
    有斐閣
    フリーランス就労はプラットフォーマーの成長などを背景に拡大しており、それとともに課題も顕在化する中、咋秋にはフリーランス新法が施行されました。本書は第1部としてまずフリーランスの法的地位から始まり、続けてバックグラウンドとなる民法、独禁法、下請法などのフリーランスへの適用を概観したあと、第2部ではフリーランス新法について詳細に解説され、第3部ではこれら法制をふまえたフリーランスとの取引にあたっての留意点が幅広く紹介されています。フリーランスは今後の労働市場で相当の存在感を示す可能性が高い一方、その実務にあたる担当者にとっては不明確な部分が多いものと思われるので、この486ページにおよぶ詳細な解説書は非常に有用なものとなるでしょう。帯の惹句にあるように「実務担当者必携!」であると同時に、フリーランサーにとっても役立つ本と言えそうです。ちなみに私自身も、今後一フリーランサーとしてフリーランス就労する可能性はかなりありそうなので、それを念頭に本書で理論武装をはかろうかと思っています。
    roumuya 2025-02-22 15:47 読者になる

  21. 2025/02/21 23:46:36 内田樹の研究室含むアンテナおとなりページ

    守先生3月のご予定

  22. 2025/01/13 09:38:56 インタラクティヴ読書ノート別館の別館含むアンテナおとなりページ

    2025-01-12
    ハインライン雑感
    雑感
    ある種の作家には歳をとって経験を積み重ねての円熟ということが言いうるのだろうが、少なからぬ作家には未熟だが破天荒な青春期こそが最良の時代であるのではないか、と時々言いたくなる。
    SFについていえば結局のところかつてのビッグ3、アイザック・アシモフ、ロバート・A・ハインライン、アーサー・C・クラークについてもそれは顕著なのではなかろうか。晩年のアシモフによるロボットものと銀河帝国ものとの統合にしても、やり残した宿題を片付けようというその律義さは立派であり、実際そこから我々は思想的課題を引き継ぐことができるのではあるが、文芸作品としてまたエンターテインメントとしてアシモフの晩年の作品が面白いかどうかはまた別の問題である。
    ハインラインにしてもそれは同様で、70年代ともなれば「巨匠」扱いで分厚いハードカバーの大長編をどんどん出すようになるわけだが、正直言って客観性を欠いたおやじの説教が緊張感を欠いたまま垂れ流されるばかりで読むに堪えるものではない。歳をとって右傾化したとかいう簡単な問題ではなく、ハインラインのタカ派性は50年代の『宇宙の戦士』どころか40年代の「走れ、走路」あたりで既に明確である。そうではなく、その臆面もなく独善的な主張が、世界とぶつかり合って試される緊張感のあるなしが、作品としての価値を決める。
    そのような意味でおそらくハインライン最良の作品の一つが、戦後間もなくの中篇「深淵」ではあるまいか。日本でも子供向けの縮約版(『超人部隊』『ノバ爆発の恐怖』等)が複数出回っているので、意外と知られている作品だろう。
    単純に言うとこれは冷戦期にはさらに流行した、スパイアクションと超能力を組み合わせた作品であり、その点あからさまな冷戦ヒステリーのカリカチュアである『人形つかい』と似たところが多少なくはないが、展開のサスペンスにしても構造的な深みにしても比較にならない面白さであると個人的には思う。またその後のSFで繰り返されるいくつかのモチーフを大胆に結晶化させた作品でもある。
    第一に興味深いのは、当時すでに隆盛しておりハインライン自身も取り上げたこともある「突然変異によって超能力を備えた超人類」というモチーフに、ある意味引導を渡しているというところだ。作中でキャラクターたちは「超人類とは何か?」と問答した挙句、「超能力なんてのはテクノロジーで代替できる程度のもので、もし本当に超人類と呼びうるものがいるとすれば、人類を凌駕した知性の持ち主であるということになるはずだ」という結論に到達している。
    第二に、ではそのような超人類と人類との、あるいはエリートと一般大衆との関係は、という問題が次に問われる。腕利きのスパイである主人公は、権力者の指先一本で世界を灰燼に帰す超兵器の秘密を巡る暗闘の中、自分の組織もまた権力者に絡めとられてどうにもならなくなっている中を、権力者を監視する一方で自分に目をつけてもいた超人類の組織に救われ、スカウトされ、訓練されて自らも超人類に成長していくが、その中で抜き差しならない葛藤に直面する。つまりエリートたる超人類と一般大衆たる旧人類とを分けることは「差別」ではないか、ということだ。世界を破滅させかねない技術を手に入れながらそれをうまく制御できない旧人類を、超人類は裏から手をまわして管理する、それは本当に正しいやり方なのか、と自由で民主的な社会に忠誠心を持つ主人公は苦悩する。
    結局のところ後年のハインラインはこの苦悩をあっさりと振り捨てて独善に居直る。エリートが大衆を導いてやるのは当然だし、導くに値しないとなれば見捨てて勝手に自分たちでやってよろしい。そういうメッセージを垂れ流して恥じるところがないのが後期のハインラインである。
    ある意味で似通った、しかし微妙に異なる展開は「レンズマン」のエドワード・E・スミスにも見て取ることができよう。出世作「スカイラーク」シリーズでリベラルな主人公のシートンの敵役を一貫してつとめる悪の天才科学者デュケーヌは優生主義者のファシストだが、結局血が通って生き生きした魅力を放つのはデュケーヌの方であり、シリーズ完結編で世界を救うのも結局はデュケーヌなのだ。
    失われた遺産
    作者:ロバート・A・ハインライン
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    スカイラーク対デュケーヌ (1968年) (創元推理文庫)
    作者:E・E・スミス
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    shinichiroinaba 2025-01-12 16:45 読者になる
    ハインライン雑感
    ▼ ▶
    2025
    2025 / 1

  23. 2025/01/07 19:08:37 経済コラムマガジン含むアンテナおとなりページ

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  24. 2025/01/03 23:27:34 中岡望の目からウロコのアメリカ含むアンテナおとなりページ

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  25. 2025/01/02 07:37:40 isologue −by 磯崎哲也事務所 Tetsuya Isozaki & Associates含むアンテナおとなりページ

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  26. 2024/12/29 02:01:03 小林恭子の英国メディア・ウオッチ含むアンテナおとなりページ

    2024年振り返り ますますAIが生活に組み込まれてきた 驚きのNotebookML
    世界各地で戦争が起き、その模様がテレビ画面を通じてお茶の間に入ってくる日々が続いている。
    どうにも落ち着かない感じがするが、今年を振り返ってみると、昨年との大きな違いはAIが私たちの生活にしっかりと組み込まれたことではないだろうか。
    「生成AI」(Generative AI)(機械学習モデルによって、コンテンツを生成する技術)や「ChatGPT」(生成Aの代表的なサービスの一つ。大規模言語モデル=LLM=を活用し、テキストデータを生成)はすっかりお馴染みの言葉となった。かねてから使ってきた言葉である「AI」(Artitficial Intelligence)も、「人口知能」と訳すことなく、単に「AI」というだけで、意味が通じる。
    次第に生活に組み込まれ
    皆さんも、もうすでにだいぶ生成AIを使っていることと思う。
    振り返ってみると、そのはるか前の段階として、「履歴情報を使いながら、利用者が選択しそうなアイテムをリストアップする」作業が行われていたことを発見したのは、アマゾンを利用していて、「おすすめリスト」を見た時ではなかったかと思う。
    当時は、「よく私が好きなものがわかるなあ」と感心したものだった。「便利だな」とさえ思った。
    次の段階として、メールを打つときに「文章やスペルのサジェスチョンが出る」ことを体験した。当初は「うるさいよ」と思ったものだが、今は「助かるよ」に変わった。
    筆者がChatGPTをよく使うようになったのは、今年である。きっかけは体調を崩して横たわっていた時だ。自分の体に何が起きているかを知りたくなり、ずばり質問ができるChatGPTに聞いてみた。人間との会話のような答えになるので、「お大事に」と書かれると、慰められた。ほかにもいろいろ聞くようになった。
    秋になって、家族が病気になった。病院からの手紙は専門の医療用語でいっぱいだ。ChatGPTでしらみつぶしのように言葉を調べていった。なぜそうなるのか、どうすればいいのかも書かれてあった。
    ChatGPTは単に言葉の意味のみではなく、「相談」もできる。例えば「友人関係で悩んでいる。こういうことをされたが、どうしたらいいのか」などにも、それなりの回答が送られている。
    同じく今年から、筆者は翻訳サービスの「DeepL」を使うことになった。大量の文書をもとに原稿を書く必要があり、時間的余裕がなかったので、とても評判が良いこのサービスを使ってみたのである。それ以来、長い文章、訳しにくい文章はこのサービスに頼む。適切な訳ではないと思うこともたびたびあるが、PDFをそのまま画面にドラッグするだけで英語から日本語に翻訳されるのは、非常に便利だ。
    問題は、「頭を使わなくなった」ことである。これは一体、何を意味するのだろうか。
    さて、普段の情報収集でもAI関係の話題を集めていくうちに、いくつか、「ここまで来たのか!」と思わせるテクノロジーがあることがわかってきた。日本でも一部報道されているが、少しここで挙げてみたい。
    AIエージェント
    私はポッドキャストをよく聞くのだが、「今後、恐れるべきAIは何か?」というトピックを扱った番組があった。AI開発を専門とする英企業「DeepMind」(グーグル傘下に入ったので、今はGoogle DeepMind)によるポッドキャストである。その中で紹介されていたのが、次世代のツールとしての「AIエージェント」だった。
    例えば、スマートフォンを開くと、画面にはたくさんのアプリがある。何らかのタスクを実行しようとするとき、それぞれのアプリを開くことになる。しかし、AIエージェントに任せれば、アプリを作動させて利用者がやりたいことを実行してくれる。
    もう少し詳しい説明としては、ウェブサイト「GIGAZINE」によると、米大学教授がAIエージェントを「特定の環境について多くのことを学習し、人間からの簡単なプロンプトがいくつか入力されるだけで、その環境内で問題を解決したり、特定のタスクを実行したりできる技術ツール」と定義しているという。
    初期のAIエージェントはすでに稼働している(例:ロボット掃除機)ものの、さらに進んだ形で、利用者に代わってタスクを実行するものになってゆく。
    「AIエージェントがやってくる(The AI agents are coming)」という記事(フィナンシャル・タイムズ紙、12月11日付)によると、Anthropicというスタートアップ企業がデモでやってみせたのは、PCの利用者の行動を再現するサービス「Computer Use」。誰かがコンピューターを使って、いろいろなサイトから情報を見つけ、それをもとにデジタル書類を埋めてゆく――この作業をコンピューターが独自で行う。つまるところ、オフィスの事務員がすることをそっくりそのままやって見せたのである。
    まだ開発中のデモだったが、これがさらに進めば、相当な数の事務員の仕事が危うくなる「かも」しれない。ロボット掃除機のようなことを事務作業に当てはめた形だ。
    来年は、さらに進化しそうだ。
    ポッドキャストを自動的に作るNotebookML
    別のポッドキャストを聞いていて、「え?」と非常に驚いたのが「文章から、ポッドキャスト番組を作る」サービスだ。グーグルのNotebookMLである。
    作成されたポッドキャストは二人組のキャスターがしゃべりあう形で、合いの手も入る。言葉に詰まったり、笑ったりも。
    筆者も早速、試してみた。
    英国の核兵器についての下院の文書をダウンロードし、そのPDFをNotebookMLにドラッグして読み込ませてみた。数分待つと・・・確かに、二人組のポッドキャストができた。今は英語版のみだそうだ。
    文章を読むよりも、音声で聞いた方がわかりやすく、かつ、「二人の会話」の形だともっと聞きやすい。
    ・・・となると、「文章を読む」という頭脳の能力までゆくゆくは弱体化していくのだろうか?
    (AIテクノロジーの話、続きます。)

  27. 2024/11/20 19:05:31 NATROMの日記含むアンテナおとなりページ

    2024-11-19
    「子宮頸がん検診の感度が2.5%なわけないだろ問題」の続報
    プレジデントオンラインに■血液と尿の検査だけで本当に「がん」を見つけられるのか…現役医師が指摘「複数がん早期発見検査」の落とし穴 検診としての有効性が証明されたものは一つもないを寄稿しました。その中で、『株式会社HIROTSUバイオサイエンス』のプレスリリースに言及し、子宮頸がんの感度が2.5%とされた問題について取り上げました。プレジデントオンラインの記事では、より多くの読者に理解していただくため複雑な計算を省略しましたが、ここでは補足としてその詳細を解説します。
    子宮頸がん検診の感度が2.5%とするプレスリリース
    「子宮頸がん検診の感度が2.5%なわけないだろ問題」とは、線虫によるがん検査『N-NOSE』を提供している『株式会社HIROTSUバイオサイエンス』による2024年9月27日付のプレスリリースのN-NOSEが既存検査よりも陽性的中率が圧倒的に高いことを示すために示した表において、子宮頸がんの感度が2.5%としてある問題のことである。
    ■線虫がん検査N-NOSEは新時代へ―実社会データの発表により終止符―(2024年9月27日)
    2024年9月27日付株式会社HIROTSUバイオサイエンスプレスリリースより引用
    感度とは、真に病気にかかっている人のうち検査で陽性の人の割合のことだ。子宮頸がん検診の感度は広く検証されており、報告によっても幅があるが、2.5%というきわめて低い報告は私の知る限りでは存在しない。たとえば、がん情報サービスのサイトには、「子宮頸部擦過細胞診のCIN3以上の病変に対する統合感度は、ASCUS以上を精密検査の対象とした場合65.8%」との記載がある。プレスリリースには「国立がん研究センターのがん登録・統計から算出した」とあるが、どのように算出したのかは提示されていない。また、子宮頸がん以外のがんについても、既知の感度とは整合しない点が認められる。
    この問題についてはTAKESANさんがすでに考察しており、国立がん研究センターのがん登録・統計のプロセス指標におけるがん発見率を100倍したものが、プレスリリースの表における感度に近いことが指摘されている。
    ■HIROTSUバイオサイエンスの言う《感度》とは何か|TAKESAN
    もちろん、発見率を100倍したものを感度とするのは誤りである。というか意味がわからない。株式会社HIROTSUバイオサイエンスが、感度とはどういうものかという疫学のごく基本すら理解していない誤りを犯したか、もしくは、多くの専門家が見落としていた大発見をしたかのどちらかだと思われる。
    何の説明もなく子宮頸がんの感度が2.5%から6.7%に
    その後、すでに配信されたものに一部加筆したとされるプレスリリースが2024年10月7日に公開された。10月7日付のプレスリリースでは、子宮頸がんの感度は6.7%とされている。また、「【要精検率、陽性的中率】を参照し算出」という語句が追加されている。
    ■「N-NOSE」は新時代へ ― 「N-NOSE」の有効性、実社会データで確定、論争に終止符 ―
    2024年10月7日付株式会社HIROTSUバイオサイエンスプレスリリースより引用
    他のがん種についても感度や陽性的中率が変更されている。仮に感度の算出過程に誤りがあったとしても、修正し、その旨を説明すれば大きな問題はないだろう。しかし、本プレスリリースにおいては、いったいなぜ変更されたのか、そもそも変更したという事実も説明されていない。
    また、「【要精検率、陽性的中率】を参照し算出」とあるが、要精検率と陽性的中率だけからは感度は算出できない。感度は、真に病気にかかっている人の数を分母、そのうち検査で陽性の人の数を分子とすれば算出できる。要精検率と陽性的中率から検査で陽性の人の数はわかるが、真に病気にかかっている人の数はわからない。具体的な計算式を提示するなど、どのような方法で感度を算出したのかHIROTSUバイオサイエンスは説明すべきであると私は考える。
    どのがんもなぜか有病割合が0.8%程度
    TAKESANさんも指摘したように、9月27日付のプレスリリースの子宮頸がん検診の感度2.5%、特異度が97.9%、陽性適中度が1.2%という数字から、子宮頸がんの有病割合(時点保有割合)が1%程度である必要がある(表参照)。有病割合とは、ある時点において集団中における真に病気にかかっている人の割合のことである。
    人口100000人、有病割合1%の集団に、感度2.5%、特異度が97.9%の検査を行った場合のシミュレーション
    子宮頸がんだけでなく、肺がん、乳がん、大腸がん、胃がんも同じく有病割合が1%程度でないと、各指標を説明できない。当り前の話であるが、それぞれのがん種はそれぞれ有病割合が異なるので、何か重大な誤りが生じているとしか言いようがない。
    10月7日付のプレスリリースの子宮頸がん検診の感度6.7%、特異度が97.9%、陽性適中度が2.5%という数字からは、子宮頸がんの有病割合は0.8%程度である必要がある。肺がん、乳がん、大腸がん、胃がんも同じく有病割合は0.8%程度だ。
    先に述べたように要精検率と陽性的中率だけからは感度は算出できない。しかし、有病割合がわかれば、分母である真に病気にかかっている人の数もわかるので、感度は算出できる。ただ、正確な有病割合を知るのは難しい。精検を受けた人のうち真に病気にかかっている人の数はわかる。しかし、偽陰性例、つまり精検不要と判定されたが実際には病気にかかっていた人の数を数えるのは手間がかかる。検診で陰性であった人も含め全員を精密検査するか、検診で陰性だった人を追跡して一定期間中にがんと診断された人の数を数える必要がある(■がん検診の「見落とし」を数えるのは難しいを参照)。ちなみに先に挙げた「子宮頸部擦過細胞診のCIN3以上の病変に対する統合感度は、ASCUS以上を精密検査の対象とした場合65.8%」という数字は合計87000人以上の複数のコホート(追跡対象集団)を対象にして算出された。
    そのような手間をかけずに、要精検率と陽性的中率に加えて独自に有病割合を適当に一律1%と定めて計算すれば、感度や陽性的中率のようなものは算出できる。当然であるが、集団によってもがん種によっても有病割合は異なるので、そうした算出方法は誤りである。また、「現実社会の一般がん罹患率が約0.8%」だからといって、有病割合を0.8%と定めるのも誤りである。罹患率(incidence rate)と有病割合(prevalence)が異なる指標であることは、どの疫学の教科書にも載っている基本的な事柄だ。
    論文には子宮頸がんの感度が2.5%と書いているけど、どうするんだろ
    いずれにせよ、10月7日時点においては、HIROTSUバイオサイエンスは、子宮頸がん検診の感度は2.5%ではないと認識していることになる。その場合、2024年9月に発表されたN-NOSEの性能を評価したとする論文*1に記載されている子宮頸がん検診の感度2.5%も誤りということになってしまうのではないか。
    Hatakeyama et al., A non-invasive screening method using Caenorhabditis elegans for early detection of multiple cancer types: A prospective clinical study, Biochem Biophys Rep, 2024 Jul 13:39:101778.より引用
    子宮頸がんほか、各がん検診の感度についての記載は、今後、訂正されるのかもしれない。もしそうなら、同時に、[as reported by the Japanese National Cancer Center Cancer Information Service “Cancer Registration/Statistics”. ]という部分も訂正されるのが望ましい。あたかも日本のがんセンターが、がん検診の感度についてデタラメな数字を報告しているような誤解を招くからだ。実際には、がんセンターが提供する「がん情報サービス」における要精検率、陽性的中率を参照して、論文筆者らが独自に算出した数字に過ぎない。私見を述べさせてもらうと、子宮頸がん検診の感度が2.5%という記載がすり抜けてしまうようでは、まともな査読は行われていないと考えざるを得ない。
    関連記事
    ■特異度と偽陽性率と陽性反応的中割合と
    ■「線虫がん検査」の感度・特異度は過大評価されている
    ■血液1滴で13種のがんを同時に検出できる検査ってどうなの?
    *1:https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2405580824001420
    NATROM 2024-11-19 13:14 読者になる
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    「子宮頸がん検診の感度が2.5%なわけないだろ問題」の続報
    2024 / 11

  28. 2024/11/02 23:30:50 本石町日記含むアンテナおとなりページ

    11月4日・リンク
    What financial markets say about the economic implications of a potential Trump election victory
    Intergenerational poverty persistence in Europe and the Great Gatsby curve
    Why Many Workers Now Vote Republican
    No President Can Revive US Manufacturing Employment
    # by bank.of.japan | 2024-11-02 20:21 | リンク | Comments(0)

  29. 2024/09/22 22:43:55 石破茂(いしばしげる)ブログ含むアンテナおとなりページ

    深圳市の事件など

  30. 2024/08/30 05:46:08 はてなダイアリー - 電脳プリオンの日記含むアンテナおとなりページ

    「ひとりで来たの?写真撮ってあげるよ!」
    桐生で過ごした夏の終わり
    イベントや研修が終わり、落ち着いたタイミングでふっと訪れた夏休み。なにしよう〜家でのんびりしてもいいけど最近ひとりのお出掛けをあんまりしていなかったな、と思い出掛けることに。 行き先は桐生!実はひとりで運転して行ったことないので緊張したけれど気ままに…
    続・食べて踊って恋をして
    おでかけ
    姪っ子が「海苔とチーズって合うんですね…」とつぶやいた
    7月のこなログ
    7月の朝ご飯 記録をさぼっている間に夏の終わりになってきた。しかしブログでは夏の始まりを思い出して書く。暑いのは同じだが、なんだかはるか昔のような…。暑すぎると、なにをやっても「ああ、暑い中がんばってやったんだよなあ」と重要な思い出になってしまうのが不…
    独楽ログ〜こまログ〜
    こなログ
    “この稜線が歩きたかったのですよーー!最高ーー!!”
    ★ひとり登山✖️温泉★2泊3日で憧れの立山を登山と温泉で楽しむ旅
    今年の夏休みは、北アルプスの立山へ2泊3日の登山旅へ行ってきました。 立山は、登山を始める前から、憧れの地で、あの風景をいつか見たいと、ずっと思っていた場所でした。日本にあんな美しい山があるのだろうか…と。 同時に、遠くて、乗り換えが多くて行きにくい。…
    ひとり楽しむ登山と温泉旅
    ひとり登山×温泉
    アメリカのステーキは「これぞ肉」って感じがする
    8/18-19 満腹×2日
    8/18(日) 今月帰任する人のNYC食い倒れ旅に同行。 ところどころ現金支払いで、結果的におごってもらった感じになっているやつがあることを、これを書きながら思い出した。いくらだったっけな…。 ①小籠包 ②カフェ・ラファイエットでピスタチオクロワッサン(コーヒー…
    君が泣いても何もできない今日
    出費記録
    船内自動放送が流れているが、みんなカモメに夢中
    京都在住6年目、初めて天橋立に行く
    京都に住んでいながらなんだかんだ機会がなかったが、今回機会ができtwitterのフォロワー2人と共に行くことになった。今回は何の下調べもせずついていく形になった。 京都駅八条口に9時に集合。タイムズカーシェアのデカい駐車場があり、そこのシェアカーを利用。助手…
    ポタージュを垂れ流す。
    炊くのが簡単で食べやすい! チャーハンもうまくできた
    タイ米でタイ料理
    お米が買えなくなっているので タイ米を購入しました。 30年前と違って タイ料理のレシピもいっぱいあるぞ! お米がスーパーにないのは不安だけど 新しいレシピを探すのはワクワクです。 レシピは シリワン・ピタウエイさんの『おもてなしタイ料理』 【豚肉のパイナッ…
    yuyu-cook’s blog
    10年日記の4年目を記入中! 時がたつスピードにビックリ
    【10年日記】2024年08月15日 息子の10歳の誕生日
    有料 10年日記をつけています。 現在、4年目を更新中です。365日ページすべて違うデコなので毎ページ楽しめます。最初の1年目にデコが完成しているので残り9年は日記を書くだけです。 2021年の内容を振り返ると、時がたつスピードにビックリします。毎日を大切に噛み締め、…
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    【邦画新作】『恋を知らない僕たちは』ネタバレあり感想レビュー・・・どこまで行っても構造主義の枠に囚われ続ける窮屈な若者たち
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    世界攻略の箱
    キャンプ
    「どうやったらみんなで幸せになれるんや」
    ラストマイル初見メモ(ネタバレあり)
    初日に半休取って見て来た。 期待値高すぎて「この期待を満たせる映画なんて存在し得ないのでは」と不安にまでなってたけど、すみません傲慢でした。 満たされすぎて溢れたものを以下に吐き出します。長いのに全然まとまってない。 他の人の感想を摂取する前に、2回目…
    なんと騒がしき日々
    小説に「意外な展開」はない、自然なことしか起こらない。
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    若いころモダンダンスの修行のためにヨーロッパへ渡り移住したダンサーが、いまはコンテンポラリーダンスをしているというので、コンテンポラリーダンスってどんなですか、と聞いたことがあった。そのひとは、自分からなにかをしようとしないことかな、テーマにするの…
    遠浅
    文の切れ目に付箋を貼るなど、試行錯誤しながら読んだ
    「百年の孤独」を粘り強く読んだら、読書スピードが上がった件
    最近、本を読むスピードが速くなってきた。片道の通勤電車で50ページだったのが、70ページくらい読めたりする。 理由は先日、百年の孤独をなんとか読み終えたことが大きい気がする。 百年の孤独 (Obra de Garc´ia M´arquez) 作者:ガルシア=マルケス,ガブリエル 新潮社 …
    BOOKS:LIMELIGHT
    本にまつわる雑談
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    ハモニカ兎
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    夏の家事
    猛暑か、酷暑か。 暑さにまいっているというヒトも多いかと。 それでも、やらねばならぬことはあるもので。 できればやめたい、省きたい。 「いいんじゃないのぉ~~~」 わが家の「夏の家事」は頑張らないことになりました。 では、いってみよう! 画像:ゆで時間は短…
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    50代の掃除
    「チーズをはじめ乳製品はイギリスむちゃうま」。素朴な味!
    卵かけご飯に負けないイギリスの食べ物
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    lala a live(ララアライブ)│フォーネスライフ
    健康診断では分からなかった意外な黄色信号が? 在宅勤務の夫婦がフォーネスビジュアスで得た、実践的な「味」と運動のアドバイス
    フォーネスライフ株式会社
    サンレコ 〜音楽制作と音響のすべてを届けるメディア
    椎名林檎『放生会』インタビュー〜鳥越啓介/石若駿によるバッテリー。なんとなめらかな攻守の行き来
    株式会社リットーミュージック
    Findy Engineer Lab
    「もしこの本がなかったらと思うと怖い」 著者&読者対談で振り返る『システム障害対応の教科書』から得られる学び
    ファインディ株式会社
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    何気ない日々の瞬間を「写真日記」に。小さな感動を写真で綴る | Yuta Kosugiさん
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    ティモンディ・前田裕太さんが保護猫の預かりボランティアを続けるワケ。「猫との生活が自分を成長させてくれる」
    楽天市場のお買い物を通じて動物保護団体を支援できる「動物保護団体支援プログラム」と、はてなブログが共同で、ペットとの絆や思い出を募集する特別お題キャンペーン #ペットを飼うこと を実施中。このお題に関連して、保護猫の預かりボランティアを始めたお笑いコンビ・ティモンディの前田裕太さんにお話を伺いました。保護された動物たちには、保護団体をはじめさまざまな人の手が関わります。期間限定で動物を預かり、新たな家族との出会いに向けて「人馴れ」を進めるボランティアもその一つ。今回は、お笑い芸人として活動する傍…
    あなたの「好きなおにぎり」第1位は? お題「私の〇〇ランキング」に寄せられた、食べ物に関する記事をピックアップ!
    和風ツナマヨ、いや、わかめごはんも好きなんだよな……🍙はてなブログでは毎週「今週のお題」を出題しています。今回は、2024年6月7日から募集した今週のお題「私の〇〇ランキング」に寄せられたエントリーから、週刊はてなブログ編集部がおすすめしたい記事をピックアップして紹介します!好きな果物に面白かった本、今年買ったもので何が一番便利だったかなど、何かのランキングを考えるのが大好きです。もちろん、誰かのランキングを聞くのも大好きです。1位のものより、2位・3位のものにその人らしさが出る気がするんですよ…
    あなたが売った家の物語 ── LIFULL HOME'S不動産売却査定 特別お題キャンペーン #家を売る の最優秀賞と優秀賞を発表します
    たくさんのご応募、ありがとうございました! 実家じまいに頭を悩ませている方や、思い出の残るマンションを売却した経験のある方から、さまざまな記事を投稿いただきました。意外に多くの家を売ったブログがあり、売る理由、そして売らない理由も本当に人それぞれだと実感できるお題キャンペーンでした。 はてなブログでは2024年6月24日(月)から7月7日(日)まで、LIFULL HOME'S不動産売却査定と共同で特別お題キャンペーン #家を売る を実施しました。 実家じまいを済ませた方、売るべきか売らざるべきか…
    勉強法の本を出版しました!
    もう半年以上前になるのですが、初著書を出版しました。 勉強法の本です。 https://www.amazon.co.jp/dp/478890313X 自分自身、記憶力が悪くて自分の家の住所すら覚えられず、家族には記憶力が弱すぎると言われて育ちました。でも勉強法を改善し続け、記憶力が弱い人で…
    家庭教師の雑感
    災害に備えて
    今朝は1時50分に起床。 昨夜は21時ごろには寝ていたので、約5時間睡眠。 8月の勤務も今日が最終日。 娘の実習も最終日。 2024年も残り4ヶ月。 娘の卒業まで7ヶ月。 順調に終えられればいいのですが、何が起きるか分かりません。 台風10号(サンサン)がゆっくりゆっく…
    夕暮れ黄昏日記
    雑談
    斎藤一人さん 『高そうに見えるもの』を選ぶ
    おしゃれなアイテムは値段ではなく見え方で選ぶ
    コンクラーベ
    シンプルライフ
    【グルメ・中華うまいっしょ】楽天を応援しながら、町中華で飲もう。仙台市 仙台駅 初訪問
    花京院の方に「町中華で飲ろうぜ」で玉袋筋太郎が来店したお店があるらしい。当然、町中華でしょうね。そんな存在をすっかり忘れていたのですが、妻とランチゾンビをしていて思い出し向かいました。近所に駐車場があれば良いんでけど、と向かってみると、お店の前に停…
    八五九堂 Blog
    グルメ
    オーディオドラマと健康すこやか指標
    わたしはかれこれ10年以上オーディオドラマを聞いてきています。最近では執念のように習慣化をして聞き続けていますが、昔はもっと聞く回数にムラがありました。2時間半の作品を1日で3周ループして聞いている日があったり、かと思えば全く聞かない期間が3か月続いたり…
    学びキャッチアップ
    おすすめオーディオドラマ
    8月30日
    関わりたくない 離れることはできない 迷走台風と同じ ひとつ 心だけは離れる 穏やか時間を.....
    apple’s calm time
    小学校入学前に準備すべき!?話題の英語アプリで我が子の英語力が倍増!
    今日は、我が家の子どもたちの英語学習で起きた驚きの変化についてお話しします! 最近話題の英語アプリ「スタディサプリENGLISH for KIDS」を使い始めてから、子どもたちの英語力がぐんぐん伸びているんです。このアプリ、本当にすごいんですよ! 使い始める前は、正…
    yassembo’s blog
    「50代のシンプルライフに最適なインテリアデザインと配置のコツ」
    シンプルライフに最適なインテリアの基本原則 少ない物で豊かに暮らすインテリアの考え方 物を減らすことで生まれる空間の余裕 シンプルライフのインテリアにおいて、物を減らすことが最も重要なポイントです。 物が少なくなることで、部屋が広く感じられ、心にもゆと…
    50代から始めるミニマリズムの基本
    名探偵コナン:カドクラの取引相手は誰?金髪男と黒の組織の関連性を探る
    「名探偵コナン」シリーズは毎年劇場版を公開しており、2024年版は『劇場版名探偵コナン 100万ドルの五稜星みちしるべ』と題されています。映画の尺はわずか1時間50分と短めですが、歴史と現代を繋ぐお宝争奪戦、恋愛要素、そして青山剛昌の多彩なキャラクター達が融合…
    コナンマニア!名探偵コナンブログ
    劇場版『100万ドルの五稜星』
    2024年8月30日【日常】
    おはようございます朝勉始めます。
    にんにんの日記(🏃、⛰️🥾、🚴‍♂️、⚽️が好きです)
    日常
    CoCo壱番屋横浜鶴屋町店でカレーラーメン20辛チャレンジしている横で6辛チャレンジする回!!20辛を一口もらいましたがガチで辛かったです!!
    読みにきていただきありがとうございます!! CoCo壱10辛マスターのクッキング父ちゃんです。 先日初めて食べたCoCo壱のカレーラーメンでしたが、5辛でやばいぐらいに辛かったので、ここは激辛道の師匠であるマリリンパイセンに出動していただくしかねぇってことで召喚…
    クッキング父ちゃん食べ歩き食レポブログ
    CoCo壱10辛チャレンジ
    「INZM」が首位に…今年3曲目の2位以内初登場曲を輩出したNumber_iの強さと今後の注目点
    最新8月28日公開分(集計期間:8月19~25日)のビルボードジャパンソングチャートでは前週首位に初登場したBE:FIRST「Blissful」が8位に後退。Number_i「INZM」が初登場で首位を獲得しています。
    イマオト - 今の音楽を追うブログ -
    ビルボードジャパン
    ブルプロがサ終決定!?
    奥さん、事件です!
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    ブルプロ
    夏休みなのでニューラルネットワークの勉強をした
    お久しぶりです。AIが流行ってますね。AI、AI、猫も杓子もAI。ボヤボヤしてると後ろからバッサリだ。私の普段の仕事は地理情報の可視化、というか具体的に言うとLeafletを拡張して独自のレイヤを作ったりみたいなことをやっているのですが、オフィスに(たまに)行くと…
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    一泊二日、甲府を食べる。内陸の地の寿司文化、タレがぬたりと光る甲州寿司。
    山梨は寿司好きの地域。甲州寿司を食べる。 ノイズ音楽がひびく、オリンピック通り 洞穴のような道を進め、カフェロッシュ 自然と人為が混ざり合う南アルプス市の棚田 江戸時代から続く古民家を10分見る 給付金格差を目で追いながら、ワインに焼酎を注ぎ込んだ酒、ぶど…
    今夜はいやほい
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    レゴクラッシック10698 説明書、作り方まとめ (非公式)
    LEGO Classic 10698だけを使って作れる当サイトオリジナルの非公式説明書をまとめました。(約100種類のレシピ!飛行機やトラック、消防車、家、船やレーシングカーなど)公式の作り方に物足りなくなった方や、より自由度の高い制作を楽しみたい方は是非ご覧ください!…
    シドロモド記(レゴの作り方)
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    LEGO10698説明書
    webでの発言と「居酒屋」のたとえ
    webで批判や非難、誹謗中傷などネガティブな言及が話題になったときの「居酒屋じゃないんだから」「居酒屋でやれ」といった表現が以前から気になっています。さいきんもいくつかの話題で見かけました。表現としては特に新しいというわけではなく、かなり前から使われて…
    誰がログ
    ことば
    【批判ではない】最近の技術用語をなんでもカタカナ化するのをやめたい【答えでもない】
    オブザーバビリティについて説明すると「それモニタリングですよね」みたいなツッコミをされる穴があるので、なんらかの excuseをしたいのだが、本心では オブザーバビリティとモニタリングってそもそも類似点や相違点を語ること自体がおかしくないかと思っているよ。—…
    inductor's blog
    コンプレッサーの間違った解釈 その2
    結論から申し上げますとハイパワーモードの方が故障しやすい。 理由は 1.コンプレッサーは圧力が高ければ高いほど圧縮比が大きいためにシリンダが高温になる。そのためリップリングが逝かれやすい。 2.高い圧力で回すと汲み上げ効率が落ちるため同じ1気圧を上げる…
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    Jリーグにおける特別指定選手制度の崩壊と考えうる対応策・ポストユース問題
    今、有望な若手の値段はどんどんと高騰しているのがサッカーの世界。 例えば、これまでバロンドーラーを多数輩出してきたブラジルでは10代の選手が1部でちょろっと成績を残すと大変な事になる。 ヴィニシウス48億円、ロドリゴ50億円、エンドリッキに至っては130億円(…
    横浜F・マリノス ファン
    【お題】ペットとの絆や思い出を大募集【キャンペーン】[PR]
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    こんにちは 今週は台風が来ているそうですね🌀 僕の住んでいる地域にはまだ台風は来ていません なんか今回の台風はうどん食って寄り道をしているらしいですね(笑) 台風が過ぎると、気温が下がって秋が到来するらしいですね 暑さが過ぎて過ごしやすい季節になるといいな…
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    同じように怒り狂っている男がいた。せっかく楽しみにしていた余興を台無しにされ、民衆の前で豚呼ばわりされた署長だった。署長はぷるぷると震えながら、物凄い形相でリュウの前に近づいてきた。 「――神など、どうだっていんだよ! てめえは俺に這いつくばらねえとい…
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    鼠の日記 162日目 最近はTwitterでブログの告知を忘れないでやっています! それの効果もあってか、アクセス数が上がってきてます。 これからも、サボらずブログの更新・告知を続けていきます! それでは本日の内容です! ビショビショになりながら家に帰る 今日の…
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    ラスボス
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    夢野あかりの前世・中の人・プロフィール!ぶいすぽVtuberどんな人?
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  31. 2024/07/20 19:29:38 評論家・山崎元の「王様の耳はロバの耳!」含むアンテナおとなりページ

    私の意見(82)

  32. 2024/03/30 10:12:14 Apes! Not Monkeys! はてな別館含むアンテナおとなりページ

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  33. 2024/03/28 07:36:13 木走日記含むアンテナおとなりページ

    木走日記
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  34. 2024/03/28 02:39:49 svnseeds’ ghoti!含むアンテナおとなりページ

    svnseeds’ ghoti!
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  35. 2024/03/28 00:16:19 セカンド・カップ はてな店含むアンテナおとなりページ

    セカンド・カップ はてな店
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  36. 2024/03/27 22:49:41 だちょう含むアンテナおとなりページ

    + C amp 4 +
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  37. 2024/03/27 19:10:12 こら!たまには研究しろ!!含むアンテナおとなりページ

    こら!たまには研究しろ!!
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  38. 2024/03/27 05:17:59 愛・蔵太の気ままな日記含むアンテナおとなりページ

    愛・蔵太の気になるメモ(homines id quod volunt credunt)
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  39. 2024/01/25 15:26:04 アンカテ(Uncategorizable Blog)含むアンテナおとなりページ

    essa 2021-01-14 21:37 読者になる
    essa 2020-05-31 19:02 読者になる
    essa 2020-04-12 17:54 読者になる
    essa 2020-04-11 17:55 読者になる
    essa 2020-03-07 01:35 読者になる
    essa 2020-03-07 01:33 読者になる
    essa 2020-02-23 16:29 読者になる

  40. 2023/09/17 15:52:16 H-Yamaguchi.net含むアンテナおとなりページ

    September 16, 2023
    和製「国際」マナーとしての「ノックは3回」とマナーメディア:Part 3:マナーメディアと日本社会
    「ノックは3回」は少なくとも1980年代には日本現代作法会が作り提唱していたもので、その後元客室乗務員たちが広め、近年就活界隈を中心にビジネスマナーとしてゆっくりと広まりつつあるようにみえる。Part 1、Part 2に続き、Part 3では、この背景にある、日本社会とマナーを伝えるマナーメディアとの関係について考える。
    Part 1:「ノックは3回」はマナー違反(公開済)
    Part 2:女性の「呪い」もしくは「武器」としてのマナー(公開済)
    Part 3:マナーメディアと日本社会
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    September 15, 2023
    和製「国際」マナーとしての「ノックは3回」とマナーメディア:Part 2:女性の「呪い」もしくは「武器」としてのマナー
    Part 1では、「ノックは3回」という謎マナーが「国際プロトコール」でも「国際マナー」でもないという点について書いた。引き続きPart 2では、これがどのように生まれ広まってきたのかについて考える。
    Part 1:「ノックは3回」はマナー違反(公開済)
    Part 2:女性の「呪い」もしくは「武器」としてのマナー
    Part 3:マナーメディアと日本社会(予定)
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    September 14, 2023
    和製「国際」マナーとしての「ノックは3回」とマナーメディア Part 1:「ノックは3回」はマナー違反
    職業柄、大学生と就職活動に関する話をすることが少なからずあるが、そこで気づかされることのひとつは、彼らが就活に対して強い不安を抱いていて、それがゆえにどうでもいいと思われるようなことにとらわれていることだ。
    その中のひとつに、「ノックは3回」がある。就活における重要なプロセスの1つである面接の際、面接室に入る前にノックをする(なぜかそうすることに決まっているらしい)。それは2回ではだめで、3回であるべきだというのである。ゼミ生に聞くと、全員がこれを知っていた。それだけではなく、「2回ノックだと面接で落とされる」と恐れているのだ。この謎マナー、少なくとも一定以上の年齢の人にとってはあまりなじみがないかもしれない。私もそうだった。そもそも意味がわからない。
    私のゼミでは毎年テーマを決めて本を作りコミックマーケットで売るという活動をしている。今年出た著書『就活メディアは何を伝えてきたのか』(青弓社刊)もそこから生まれたものだが、そんなこともあって、2023年度のテーマは「ビジネスマナーとメディア」とした。そこでまっさきに取り組んだことの1つがこの「ノックは3回」だった。学生たちが意味のないおそれを抱いたまま就活に臨むのはよろしくない。
    このために古今のマナー本などを調べていくうちに大変面白いことがわかってきたので、「ノック3回」は国際マナーなのか、「ノックは3回」はどこから生まれたのか、及び「ノックは3回」が広まった背景とメディアとの関連について、3回に分けて手短に紹介する。これから就活に臨む大学生にとっても意義があるだけでなく、どうしてこのような謎マナーが広まったかを知ることは、社会についてよりよく理解するうえでも有用かと思う。
    Part 1:「ノックは3回」はマナー違反
    Part 2:女性の「呪い」もしくは「武器」としてのマナー
    Part 3:マナーメディアと日本社会(予定)
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    «事実と表現、記録と記憶

  41. 2023/02/14 10:41:41 霞が関官僚日記2.0含むアンテナおとなりページ

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  42. 2023/02/01 15:47:06 今朝のドラめもん含むアンテナおとなりページ

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    全部で 4424件 の記事があります。(表示:1-1)
    お題「輪番あれこれ/令和臨調政策提言とな/日銀レビューシリーズから」 2023/01/31(火)08:15:34
    お、例の人工石油案件、全力二階建てがまとめとるな。
    〔マーケットアイ〕金利:国債先物は反発で引け、日銀オペが支援材料 長期金利は横ばい
    『[東京 30日 ロイター] -
    <15:10> 国債先物は反発で引け、日銀オペが支援材料 長期金利は横ばい
    国債先物中心限月3月限は前営業日比13銭高の146円86銭と反発して取引を終えた。日銀の幅広いオペが相場をサポートした。新発10年国債利回り(長期金利)は同横ばいの0.475%。』(上記URL先より、以下同様)
    ということではあるのですが、
    『   OFFER  BID   前日比 時間
    2年  -0.015 -0.004   -0.004 15:11
    5年  0.173  0.182   -0.014 15:09
    10年  0.469  0.474   -0.006 15:07
    20年  1.375  1.389   0.011 15:00
    30年  1.582  1.599   0.032 15:09
    40年  1.833  1.853   0.035 15:09』
    ということなので輪番がサポートした割には超長期大甘の王子ですし、昨日の横綱も14時半過ぎくらいからの値動きが変な動きでして、いやまあ別に操縦とかそういう話ではなくて、なんか上げるにしても下げるにしても強引な動きになってて、閉店するから成り行きセール(または成行買い)ちっくな上に急にグイっと上がってみたりしたにグイっと下がってみたりというのを続け、挙句の果てに引けの板寄せで引け前最終から10銭以上の値幅で下に飛ばして終わる、という何とも訳の分からん横綱のブレブレというか反復横跳びというか、わけのわからんムーブではございましたな。
    ・オペ紙は変更なしでした(まあ順当ですかね)
    2月のオペ紙(四半期のに追記)
    [外部リンク] ・物価安定の下での持続的な経済成長
    提言→・生産性向上、賃金上昇、安定的物価上昇が起こる持続的な経済成長が実現するための環境を作る、留意事項 ・国債市場正常化を図る際、市場の安定に特段の注意を払う
    ってなっているのですが、何でしょうねえそもそも「生産性向上」なんて言うのはタダですけどそれがずーっと出来て無かったのに何をどうすると出来るのか分からんし、さらにヤバそうなのは『留意事項 ・国債市場正常化を図る際、市場の安定に特段の注意を払う』って所です(個人の偏見です)。
    と申しますのは、そもそも12月のMPM以来の日銀のテイタラクって何でしたっけと言えば、「市場機能の改善を図る」とか言いながら実際に動き出したら無茶苦茶に市場に介入しまくって更に市場機能を悪化させ、その状況について問いただされると「これは10年金利のレンジ拡大を行った結果として新しい落ち着きどころを探す遷移の中で起きている状況であり、今後は市場機能の回復に向かって進んでいくでしょう(キリリッ)」とか言い訳をして誤魔化している訳であります。
    つまり何が言いたいかというと、お前らが「市場の安定に特段の注意を払う」とか言い出すと碌なことしないというのが仕様であって、マーケットが壊れた時の「最後のカウンターパーティー」と「常設ファシリティを使った緊急避難所(ディスカウントウィンドウみたいなものね)」とLLRをちゃんとやり、あとは余計な介入をしないで市場に勝手にやらせておけば、市場の方で勝手に落ち着きどころを見つけるのでありまして、市場の動きに対して一々リアクティブに反応して介入をするから話がややこしくなる、ということ。
    でもってこの緊急提言もそういう意味では「市場の安定に特段の注意を払う」と言ってるのが、余計な介入をして複雑骨折になりそうな未来しか見えないのでうーん大丈夫かって感じはします。
    「政府の責務」ってのも
    現行→・日本経済の競争力と成長力強化に向けた取組を具体化、強力に推進 ・財政運営に対する信認を確保
    提言→・戦略的かつ効果的な財政支出重点化と構造改革で潜在成長率高める・歳出入改革で持続可能な財政構造確立
    ってなってますけど、そもそも現行でも出来てないのにハードル上げてどないしますねんというのはあるし、「戦略的かつ効果的な財政支出重点化」とかワイズスペンディングっぽい雰囲気が流れてて、さっきの「市場の安定に特段の注意を払う」と同じ種類の言うだけならタダなんだよな~感が漂ってまして、何ちゅうかこれなら別に文書変える必要ないんじゃないの、と思いました率直に申し上げて。
    以下ありますがその辺は割愛しますけど、ま~この件自体はアベノミクス的なものの見直しってことで象徴としてやり玉に挙がっているって感じだと勝手に推測しますので、まあそ~ゆ~文脈なんでしょ、と思いました。
    ・緋村抜刀斎状態の平野さんは面白かった&このタイミングでぶっこむ真意is何??????
    でまあこのヘッドライン出ている時に『「財政・社会保障」部会(座長:平野信行、翁百合)』ということで平野さんと翁さんがプレスに出て発表してたんですが・・・・・・・・・・
    いやー平野さん言葉一応選んではいたのですが、質疑応答とかでの説明がどうみても緋村抜刀斎になってて、何ちゅうかこの見敵必殺と申しますか斬人斬馬と申しますか、どこの剣豪だよという感じで今のテイタラクを滅多切りにしていたのはクソ笑いました(褒めてる)。アーカイブ転がっていると思いますのでまあお暇な方は探して味噌。
    でもって質疑応答で聞かれてたのですが、翁百合さん、下馬評で日銀総裁や副総裁候補にお名前も挙がっているという中で、しかもあと10日もすれば同意人事案が公表されそうだ、という状況の中で抜刀斎と一緒に抜刀(平野さんほど抜刀はしていませんでしたが)の巻だし、そもそも日銀の共同声明とか思いっきり地雷を自分から踏み抜きに行くという豪気なプレイにナンジャソラというのはありました。
    まあ何ですな、人事ネタは何かあんまりネタにするのもアレなのでしないようにしてますが、さすがに今回のは人事ネタに絡んでの思惑になるわなと思うのですが、可能性としては(1)お断りっクスムーブメント、というのがまあ常識的な見方になるように思えますが、対抗としては(2)ノミネートされる事を前提に高めの球を敢えて放り込んできて踏み絵を迫る、というのかもしれないな~などと思うのですが、まあいずれにせよこれぶっこんでノミネートって話になるとそれはそれでヤヤコシヤな展開になりそうですな。
    #そういうのもあって債券市場ちゃんって最初下で反応したけどその後上がったんじゃないかな、というのは穿ち過ぎかな??
    〇これはタイムリーなレポート(日銀レビュー)
    [外部リンク]

  43. 2022/10/15 00:08:24 Macska’s Korner 2.0含むアンテナおとなりページ

    47 queries. 0.736 seconds.

  44. 2022/03/03 12:40:15 ECONO斬り!! - livedoor Blog(ブログ)含むアンテナおとなりページ

    例年通り、バタバタしているうちにアっという間に大晦日を迎えてしまいました。せめて締切を過ぎている仕事は年内にしっかり片付けたかったです… というわけで(毎度のことながら)全く成長していない自分に猛省中>< タイトル通り、ざっくりと今年の活動を数字で振り返
    本年度のノーベル経済学賞は - ウィリアム・ノードハウス氏(イェール大教授) - ポール・ローマー氏(ニューヨーク大教授) という、米国経済学者2名による共同受賞でした。 「気候変動」「技術革新」という重要な要素をそれぞれ長期のマクロ経済分析に統合した点が評価さ
    今日は午後3時頃に投票だん。投票所には(係の人を除いて)なんと僕一人!ということで、ちょっぴりいつもより緊張しました(笑)大雨だし人が少ないのはしょうがないのかな、とも思ったのですが、駅前のス〇バには(雨ニモ負ケズ)人が溢れてました。う~む… ところで、

  45. 2021/12/04 01:28:45 YAMAGATA Hiroo: The Official J-Page含むアンテナおとなりページ

    「アルク/マガジンアルク」連載」(2006-2017) を全部 html化。(2021/12/03)

  46. 2021/10/31 04:16:54 元祖しゃちょう日記含むアンテナおとなりページ

    hirox1492 at 01:01|Permalink│Comments(138)│

  47. 2021/10/30 02:24:34 保坂展人のどこどこ日記含むアンテナおとなりページ

    編集画面にログイン

  48. 2021/10/09 20:40:34 大竹文雄のブログ含むアンテナおとなりページ

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  49. 2021/10/06 18:34:33 月刊「FACTA-ファクタ」 阿部重夫編集長ブログ含むアンテナおとなりページ

    FACTA online:システムメンテナンスのお知らせ
    日頃はFACTA onlineをご利用いただき、誠にありがとうございます。
    現在緊急メンテナンスを行っております。ご不便をお掛けして大変申し訳ございませんが、何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。
    ファクタ出版株式会社

  50. 2021/10/04 02:41:48 Akashic Record, the Weekly -- 週刊アカシックレコード 含むアンテナおとなりページ

    Last update: Oct. 03, 2021 (最新とおすすめ↓)
    (New!)特定秘密 情報戦〜特定秘密情報の情報戦〜シリーズ「米中朝のX DAY」(84)
    タリバンの敵〜シリーズ「米中朝のX DAY」(83)

  51. 2021/10/02 07:26:35 利用者:電脳プリオン - Wikipedia含むアンテナおとなりページ

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  52. 2021/08/16 17:18:38 finalventの日記含むアンテナおとなりページ

    このブログについて

  53. 2021/07/03 20:48:40 少年犯罪データベースドア含むアンテナおとなりページ

    2021年07月03日19:16
    宮崎哲弥氏が『冤罪と人類』について語る
    宮崎哲弥氏が、拙著『冤罪と人類 道徳感情はなぜ人を誤らせるのか』について、熱く語っています。
    ぜひ、お聴きください。
    「歴史犯罪ミステリーのような話からはじまって、ハラリやサンデルにつながっていく」
    ニッポン放送『飯田浩司のOk! Cozy up!』2021年5月28日
    装幀のとんでもなさに盛り上がってのも、ありがたいです。
    一部の書店以外では背表紙を強調した陳列をされてませんが、書店員の方は文庫の掟を破った無茶さを感じてないですかね。
    背の重要さは、電子本やその他のメディアと対抗しなければならない書店がもっと真剣に考えるべきことのはずなんですが。
    宮崎哲弥氏は5年前にも、単行本版『道徳感情はなぜ人を誤らせるのか 冤罪、虐殺、正しい心』について熱く語っていただいています。
    合せてお聴きいただければ。
    すでに聴いた方も、もう一度聴いてみるとなかなか凄いことを仰っておられることを再認識できるかと思います。
    冒頭7分間と、番組の最後、54分からもまた語っておられますので、後半もゆめゆめお聴き逃しなきように。
    ニッポン放送 『ザ・ボイス そこまで言うか!』2016年6月22日
    「人間の思考を起動させる本です。これは」
    「今年の一番の名著だと思う」
    「私は三度読みました」
    「まだ付箋は甘いんだ。これは」
    「もう一冊持ってるけど、そっちはバラバラになってる」
    等々、数多くの過分なるお言葉をちょうだいしております。
    仏教に反応していただいてるのも宮崎氏ならではで、筆者として嬉しいところです。
    仏教思想なり、悟りを目指すための修行なりは、たんなる観念的な言葉遊びではなく、何百万年の進化によって人間の身に着いてしまった認知バイアスとその克服法に根拠があるなんてことを本書では書いておるのですが、いままでにこんな根本的なことを喝破した人はいるんですかね。
    本書の「正しい心」というのは、のみならず、こういう人の心の本質を指していることを読み取っていただけるのはありがたいです。
    さらに二週間後の7月6日放送でも、またもや熱く語っていただいております。
    こちらもまた、なかなか大変なことを仰っておられますので、3分39秒から、ぜひともお聴きください。
    「ある時代の中では読まなければならない本」
    「この時に読んでなければいけない本」
    「いま日本人には非常に、ひょっとすると世界的にもこの本が必要なんじゃないか。そういう政治、社会、経済状況だというふうに見ています」
    格差が広がって道徳感情が刺激されると、人間は幾何学的な美しい計画に取憑かれるようになり、テロやら扇動政治家やらが蔓延するようになるといったことも本書には書いてますが、その点に反応していただけたのかもしれません。
    極めて非効率で一本筋の通った思想のない民主主義が、なにゆえ明確なビジョンを掲げ意志決定も早くて効率のいいはずの独裁やエリート少数支配より優位になって、歴史上に生き残ってきたのか。
    これも認知バイアスの克服に根拠があるなんてことまで本書では書いてるのですが、こんな大それたことを云い出した人は、これまでいるんですかね。
    本書のテーマは、人類の進化に於ける、宗教も含めたこのような生存率を上げるシステムの形成なんですが、その中でももっとも重要なる裏テーマである憲法に言及する方が、宮崎氏以外にほとんどいないのは、当方といたしましては、いささか残念ではあります。
    この手の小難しいことだけではなく、
    「それ以上にね。楽しく読めるんだ、これは」
    「松本清張の推理小説を読むかのように読める」
    とも云っていただいて、これは完璧なる紹介でありますな。
    事件や歴史の謎解き部分だけではなく、宗教と民主主義やら憲法やら経済やらを統一理論で根本から解き明してしまうという大風呂敷ぶりを笑いながら楽しんでいただければ、書き手としてはこの上ないところであります。
    民主制も、憲法も、宗教も、人間に考えさせないことによって認知バイアスを克服するために編み出されたシステムだなんて、とんでもないことを云ってるんですが、このとんでもなさは読者諸氏にどの程度、感じ取っていただいてますでしょうかね。

  54. 2021/05/11 20:25:37 ひろゆき日記@オープンSNS。含むアンテナおとなりページ

    ・東京オリンピック2021を開催するため最低限の案
    東京オリンピック2021を開催するため最低限の案
    [2021/5/11 17:55]
    「オリンピックを開催出来るように考えよう!」という人はいるのですが、具体案を見かけないので、開催可能にするための案を考えてみました。
    オリンピックの組織委員会が観客を入れることにこだわっていたりするので、医療従事者が500人必要だよね。。。とか言ってたりします。
    コロナ禍でそもそも医療従事者が足りないので、大阪では入院出来なくて自宅待機で亡くなる人が出ていたりします。「それならオリンピック中止しろよ!」という意見が出るのは当然だと思います。
    ただ、中止にすると、放映権料やスポンサー料の返還などでIOCは数千億円の負債を抱えることになります。すでにお金を受け取っちゃってるので、、、
    「IOCが借金抱えてたって知ったことないよ。」という意見は残念ながら間違っています。
    IOCが支払うべきすべての費用や損害賠償は、IOCではなく、東京都と日本オリンピック委員会が支払うという契約書にサインしちゃってるのです。
    https://www.2020games.metro.tokyo.lg.jp/taikaijyunbi/taikai/hcc/index.html
    ということで、オリンピックを中止すると、東京都と日本国民が数千億円を支払うことになります。さすが、IOC抜かりないですね。
    形だけでも開催しちゃえば賠償責任は無くなるので、形だけでも開催したほうが損失はまだ少ないと思うんですよね。
    すべての選手はワクチンを打って隔離期間中はきちんと隔離されて、競技が終わり次第帰国するというスケジュールで感染機会を極力減らすことが出来ると思います。
    例えば、テコンドーは競技は4日間しかないですし、トランポリンも2日しかないので、さくっと競技をして表彰式をして帰国してもらうという計画です。
    全ての選手はスマホのGPSによる位置確認を義務化して違反した場合は即座に強制的に帰国してもらいます。
    会場は全て無観客で、選手の家族の入国は出来ません。
    では、感染を広げないで開催する具体的なスケジュールです。
    (日本到着まで1日かかる想定)
    5/31 全ての国の選手の選考を終わらせる。
    6/1 全ての国のオリンピック選手は一回目のワクチンを接種。
    6/22 3週間後に2回目のワクチンを接種。ワクチンの効果が出るのは2週間後です。
    7/4,5 全ての国のオリンピック選手は、PCR検査を受けます。
    7/6 PCR検査で陰性だった全ての国のオリンピック選手は日本に向けて出発します。
    7/7 日本に到着。日本到着の翌日を1日目とカウントして14日間の隔離期間です。他者との接触を避けるために検疫所が確保する宿泊施設に14日間隔離されます。
    7/22 隔離が終了し選手村に移動します。
    7/23 開会式
    7/24〓 すべての選手は選手村と会場以外の移動を禁止。競技が終わり次第帰国。
    8/8 閉会式は8/5,6,7に競技が終了する24種目の選手のみ参加
    競技関係者も同様の隔離。
    日本に滞在するビザの無い外国人記者、スポンサー関係者の入国は通常通り拒否します。
    この案であれば、少なくとも感染リスクが少なく開催出来るので、オリンピック開催派の人は、開催可能な案として主張するのはいかがでしょうか?
    選手の家族ぐらいは入国させてもいいんじゃない?とかちょっとづつ肉付けをしてもいいとは思いますが、まずは最低ラインでこれだったらオリンピック実現しても問題は少ないよね、、という案にしてみました。

  55. 2021/04/12 17:48:08 株式日記と経済展望含むアンテナおとなりページ

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  56. 2021/04/10 17:42:55 萬晩報index含むアンテナおとなりページ

    2021年04月09日(金)まん延防止策と緊急事態の違いは? 夜学会 195
    2021年04月09日(金)台湾人として初めて五輪出場した張星賢
    2021年04月08日(木)クレソンが最盛期
    2021年04月02日(金)高知から見た国際物流 夜学会194
    2021年04月01日(木)WaterBaseのこだわり農業 YouTube
    2021年03月19日(金)坂田明とミジンコ道楽 夜学会193
    2021年03月16日(火)事変と戦争のはざま
    2021年03月16日(火)EV強国中国、自動車の新しい風景
    2021年03月12日(金)3.11から10年目、台湾の支援に感謝 夜学会192
    2021年03月11日(木)視点の提示、物語性、主観 情報文化2004秋号
    2021年03月11日(木)海女が結集、御潜神事 共同ニュース

  57. 2021/03/20 11:21:51 市民のための環境学ガイド 時事編 安井 至含むアンテナおとなりページ

    「ドローダウン」のご紹介 03.14.2021
    エリック・ランバン教授の業績 02.09.2020 政府によるSDGsの実施方針変更02.16.2020
    中止になった講演会へのご質問303.21.2020 中止になった講演会へのご質問最終回 03.29.2020
    各国におけるコロナの現状比較04.05.2020 なぜ中国で感染症が発生するか.その1 04.12.2020
    幻の水素社会という本 04.10.2005 2種の物質が使用禁止になった訳 04.17.2005
    目黒区答申とプラスチックご

  58. 2021/02/23 18:22:47 カワセミの世界情勢ブログ含むアンテナおとなりページ

    カワセミの世界情勢ブログ
    国際ニュース、外交、政治経済問題に関する覚え書きと対話の場所
    ブログ移転のお知らせ
    最近ココログの調子が良くないので、本ブログを移転することにしました。移転先はこちらになります。今後の更新等は全て移転先で行います。こちらも当分残してはおきますが、更新作業は行わないので宜しくお願いします。古い記事も含め、コメント・トラックバック等も移転先にてお願い致します。
    移転先はバックアップしたココログの記事をそのままインポートする事が出来ました。引越し先としては割とお薦めかも。
    2006.05.16 10:33 PM | Permalink| Comments (0)
    スリランカに見る平和創出の難しさ
    国内対立で紛争が絶えないスリランカであるが、停戦監視の努力にもかかわらず多くの死傷者を出す事件が発生した。(参照1)今後の戦闘激化が懸念されている。この種の内戦の終結が困難なのは世界で共通ではあるが、和平を促す外国勢力の持続的な関与がある事、島国で国境監視も比較的容易である事など、条件的に有利な面もある。また厳しい経済水準から政治の現状を考えると国民の資質も比較的高いように思われる。にもかかわらず状況は厳しいようだ。
    例によって外務省のサイトを引用する。(参照2)日本からすると重要度の薄い小国という印象があるがここでの記述は多い。要人往来も活発である事が分かるだろう。日本との関係を記したページ(参照3)に率直に理由を記述しているのが面白い。シーレーンにあり地政学的に重要なこと、親日的であることと記されている。外務省はこういうときに建前を記述するに留めることが多かった印象があるが最近はそうでもないのだろうか。
    同じページに昨今の情勢も比較的詳述されている。かなり多くの国が関与しているのが分かるだろう。にも関わらずこの国の反政府勢力との交渉は至難であろう。よりによってというか、恐らく世界で最初に女性の自爆テロを組織的にやり始めたと思われる、「タミル・イーラム解放の虎」(LTTE)が交渉相手となっている。他のタミル人組織に対しても、インドとの関係が深すぎるなどの理由で攻撃的であり(ちなみにインドはラジブ・ガンジー首相まで暗殺されているくらいなので、近年は腰が引けている)米国など主要な民主主義国からはテロ組織として認定されている。やっている事それ自体は、自爆テロ以外に少年を拉致して兵士に仕立てるとか民間人への攻撃も辞さないなど残虐を極めるのでそう評価されるのも当然だろう。にも関わらずタミル人の間で一定の浸透がある。無論地域の実験を握っている以上、恐怖からの服従という面はある。しかし少数派が抱える恐怖というのはなかなか厄介だ。
    LTTEのリーダー、Prabhakaranへのインタビュ〓が公開されている。(参照4)当然LTTEの言い分に偏っているわけだが、内容は反政府勢力の言い分としてある種の典型を示す。自分たちは迫害され、やむを得ず抵抗している、言論は役に立たない、議会は多数派の専制であるという論調。ただ、スリランカのタミル人くらいの社会集団となれば、民族浄化のごとき未来は可能性がそれなりにあるという恐怖が動機となっている。そのため、自らが弱者であると認識されている集団で、相対的にカリスマがあり強いリーダーと目されている人物により穏健な人物が取って代わることは本質的に至難なのであろう。
    ノルウェーが中心となり、停戦監視のミッションが北欧諸国によって展開されている。しかしWikiの項目でも示されているように(参照5)多数派シンハラ人からの評判はあまり良くない。LTTEの肩を持ち過ぎるという。これもまた世界でよく見られる光景だ。停戦監視を継続しようとすれば、それをしばしば破ろうとする勢力に多くの妥協をする事は当然である。テロに対する一方的な被害者であると考えている人々に不評なのは当たり前だろう。それでも長期で見れば、手法はどうでもいいし条件が重なっただけの偶然でも良いから、平和が継続することによって互いの不信を緩和させ、次の段階に進むしかないのだろう。ただこのLTTEに関しては、そのような手法が有効かどうかは議論の余地がある。地域を管理する現実の勢力として対処するべきか、それとも短期には混乱があっても別の現実を作り出したほうが長期には良いとするべきか、判断は難しい。ただ後者を選択したのがイラク戦争だが、現実で分かるように良い結果を得るためには長期のリソース投入が必須とはなる。
    2006.05.13 10:41 PM | Permalink| Comments (0)
    キューバの石油開発と米国
    日中の東シナ海ガス田問題は、日本では資源の問題というより主権の問題として、中国ではそれに加え共産党の政治的問題として認識されているようだ。そのため構造的に合意に達しにくい状況であり解決が難しい。またこのような広大な大陸棚が広がっている係争地域もあまりなく、政治的条件も異なり他国の事例も参考になりにくい。そのためこのキューバ沖の話は参考に出来る事例でもないのだが、米国内ではそれなりに話題となっていることから取り上げておきたい。
    1977年、米国とキューバが双方の権利を保持するようフロリダ海峡を分割した条約を結んでいる。これはそれなりに海峡が深いこともあり、さすがに米国は大陸棚云々とキューバの領海近くまでの権利主張はしていない。また近年の米国は自国沿岸地域での石油・天然ガス開発はしていない。米国は環境保護団体の発言力が強いこともあり、事故による水質汚濁への懸念しているということが背景にある。過去有名な事故としてはアラスカでのエクソン社のものがあり、それ以来大規模な原油流出事故への恐怖が根強くある。この件は英語版Wikiの記述が手厚く、参考になると思われる。(参照)将来のエネルギー安全保障に備えて採掘していないのではないかという意見もあるが、共和党より民主党のほうが石油開発には消極的なところを見てもそれは過大評価であろう。技術進展による価値下落のほうがペースが早いのではないか。
    ともあれ、最近のキューバは中国やインドといった外国からの働きかけもあり、自国沖の資源を開発する政策を進めており、海底資源問題が改めて注目を集めている。(参照2)言うまでも無いが米国内でのキューバへの反発は強く、非民主的な国の関与は様々な政治的レベルで懸念が表明されている。(参照3)あくまで利潤を追求する民間企業が主体となるカナダやスペインとは違って、中国などは国策としてかなり無神経な態度を取っているようで、米国から厳しい反応が返って来ているようだ。先の記事にある”acting as if they can somehow ’lock up’ energy supplies around the world”という事が重要で、市場に流さず囲い込むという挙動に反発がある。この点は日本も対イランなどで意識しておいたほうが良いことでもある。
    中国に関しては、米国と外交案件が山積みなこの時期に間も悪いし、摩擦は事前に予想できそうなものだが。それを考えると、東シナ海で日本と交渉している内容は、自国沿岸でもありまだ遠慮深いほうだとでも中国は思っているのかもしれない。またインドについても、米国内ではブッシュ政権は甘い対応をし過ぎるとこれまた風当たりが強くなっている。
    とはいえ、自国周辺での石油資源の利用をより積極的に進めるべきだという意見は常にあるし、そういう動きに繋げるためにこのキューバの件を報道しているという人々もいる。このコラムなどはその主張の典型例といえるだろうか。(なおここで記述されているメキシコの件は、メキシコが一部麻薬の合法化を検討していて米国が猛反発しているという事が背景にある)何しろメキシコ湾に関してはあまり調査もされていないようなのだ。さっさと調査して採掘すればいいと思うのだが。なぜか石油は戦略資源として特別視されることが多い。確かに代替性は最も低い部類に入るが、一次産品は抱えていても価値があるわけではなく、市場に提供して初めて利益となる。北米自由協定を締結していて、一人当たりの所得水準が米国より低めでビジネスが回りやすいメキシコに開発させるのが一番良いと思うのだが。メキシコが経済的に反映すれば、難民や犯罪者、麻薬などの米国への流入も減るのではないか。
    2006.05.10 02:02 AM | Permalink| Comments (0)
    中台関係の当面の安定
    台湾の陳総統が、南米への外遊に伴う立ち寄り先として希望していた米国内の都市に関して、ほぼ純然たる給油目的となるアンカレジが選定されたことに不満を表明しているようだ。(参照)New York Timesなどでもやや背景を含めて報じられているが、(参照2)この中台関係の現状に関しては基本的な状況を確認しておいてもいいかもしれない。
    現時点での客観的な分析としては、このロス氏の論文が冷静にまとめていると思う。台湾の独立路線は頓挫したというものだ。全文を読むには購入する必要があるが、和訳は「論座」の」5月号に掲載されている。
    端的な事実は下記の通りであろう。
    But it has not resulted in widespread calls for a formal declaration of independence. Voters, reflecting Beijing’s military and economic hold on the island, have preferred to accommodate China

  59. 2021/02/02 06:48:15 福耳コラム含むアンテナおとなりページ

    FAQ / お問い合わせ窓口

  60. 2020/08/30 07:30:30 趣味のWebデザイン含むアンテナおとなりページ

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  61. 2020/07/14 22:55:16 雪斎の随想録含むアンテナおとなりページ

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  62. 2020/06/03 19:03:28 小田中直樹cahier含むアンテナおとなりページ

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  63. 2020/04/20 17:39:52 幻影随想含むアンテナおとなりページ

    ニセ科学商品バイオラバーについてのまとめ..

  64. 2020/03/14 18:30:14 YamaguchiJiro.com含むアンテナおとなりページ

    comments(1) | - | - | - |

  65. 2019/12/06 16:00:55 現役雑誌記者による、ブログ調査分析報道! - livedoor Blog(ブログ)含むアンテナおとなりページ

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  66. 2019/03/21 05:45:38 雪斎の随想録含むアンテナおとなりページ

    ■ 本邦の党首・・総裁選挙よりも、国際政治上は、衝撃度の高い話になるかもしれない。
    時事通信 9月11日(火)22時41分配信
    【香港時事】中国系日刊紙・香港商報は11日、10日に予定されていた習近平国家副主席とデンマークのトーニングシュミット首相の会談がキャンセルされたことに関連して、中国外務省は事前に取材を受け入れると香港メディアなどに通知しておきながら、予定変更について何も説明しなかったと批判した。中国当局の指導下にある香港紙が中国当局を公然と批判するのは極めて異例。
    また、中国系香港メディアは通常、中国メディアと同様、同国指導者の健康不安説に触れることはないが、香港商報は習副主席について「病気のうわさがある」と指摘した。
    「次期国家主席」に異変が起こっているとすれば、相当に怖いことになりそうである。真相は判らない。病気説、「水泳中に背中を負傷」説、「交通事故」説、果ては「暗殺未遂」説まである。世界中のチャイナ・ウォッチャーが目下、躍起になって追いかけているはずである。ところで、ロイター通信が報じた「水泳中に背中を負傷」説というのは、全然、イメージが判らない。日本の芸人よろしく、「素人の飛び込み」をやったのか。
    習近平の「安否」は、来月の党大会「になれば判ることである。もっとも、これも、そのまま10月開催となるのかは判らない。それにしても、習近平が公に姿を現したのは一日であるから、10日も姿を消していることになる。「体調を崩した」というレベルではない異変が起こったととみるのが、普通であろう。
    もし、習近平が予定通りに国家主席になるこがないということになれば、どうなるのか。確実にいえることは、過去数年、「権力移譲」のために行われた一切の努力が、無駄になるということである。天皇陛下との「ゴリ押し」会見を含めて、習近平の御披露目に向けた努力が、あらかた水泡に帰すのであるL。
    だとすれば、誰であれ、習近平の代役としての「次期国家主席」は、弱い政治指導者になるはずである。「本来、なるべきと認識された人物」と「なるはずではなかった人物」の間には、求心力において相当な開きがある。胡錦濤が引退を撤回して、「次期国家主席」の選びなおしをするという選択もあるかもしれないけれども、それでも、「中南海」の動揺は避けられまい。「中南海」の混乱から眼を逸らすために、日本に八つ当たりすることのないように、願いたいものである。
    こういう「ざわざわとした感じ」は、レオニード・ブレジネフやコンスタンティン・チェルネンコの逝去の後の空気に感じられれたものと似ている。流石、「中南海」と「クレムリン」は、同類といったところか。「開かれた社会」で政治家を批判できる日本の空気は、何と幸いなることか。

  67. 2019/01/05 03:23:45 情報考学 Passion For The Future含むアンテナおとなりページ

    「ツイてる!ポッドキャスト新春2019」 4日目 平成の記憶に残る3大イベント
    2019年1月 4日 09:40 daiya | 個別ページ
    最終日は、4人のブロガーの記憶に残る平成の3重大イベントを紹介しました。
    いしたにまさき
    1. 9.11同時多発テロ
    2. 地下鉄サリン事件
    3. ライブドアショック
    橋本大也
    1. 9.11同時多発テロ
    2. Windows95の発売
    3. インターネットとの出会い Netscape 1994年
    たつを
    1. インターネット : 世界とつながる
    2. 米不足
    3. ライブドア事件
    聖幸
    1. 雲仙普賢岳 火砕流
    2. 地下鉄サリン事件
    3. iPhone3GS 日本で発売
    「ツイてる!ポッドキャスト新春2019」 3日目 平成のベスト3 ガジェット
    2019年1月 3日 09:30 daiya | 個別ページ
    「ツイてる!ポッドキャスト新春2019」 3日目 平成のベスト3 ブログエントリー
    今日は、4人のブロガーが、平成のベスト3 ガジェットを語ります。
    ついてる!ポッドキャスト新春2019 (2019/1/3) - YouTube
    https://www.youtube.com/watch?v=WBr26AvwbB4
    各自、平成時代のガジェットを振り返る
    聖幸
    1.iPhone
    2.シグマリオンII
    3.CANON EOS Kiss X2
    橋本大也
    1. iPhone
    2. NECモバイルギアシリーズ
    3. ぺんてるエナージェル 0.7 青
    たつを
    1. ケータイ
    2. iPhone
    3. Kindle
    いしたにまさき
    1. ライフスライス
    2. フルサイズ一眼レフ
    3. iPhone
    2019年1月 (4)

  68. 2018/12/26 13:23:31 カワセミの世界情勢ブログ含むアンテナおとなりページ

    カワセミの世界情勢ブログ
    国際ニュース、外交、政治経済問題に関する覚え書きと対話の場所
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    2011年06月01日
    どういう政治家に憧れ、倣おうとするのか
    雪斎殿がエントリーを更新し、菅直人首相にに対して「彼は政治家として誰に憧れ、誰に倣おうとしたのか。」と問いかける興味深い論を記されている。「中興の祖」を高く評価するというこの論は、氏の過去のエントリにもそのような考え方が滲み出ており、頷けるものがある。現役の政治家ならともかく、自分が考えても仕方が無いのだけれども、誰かの文章に刺激を受けて何かを記すというのが本来のBlogのあり方でもあろう。せっかくの機会であるから自分ならこう考えるというのを記してみたい。この文章を読んでいる読者諸氏も、多くの政治家を思い浮かべ、誰を評価するか、誰に共感するかというのを考えてみてはどうだろうか。
    まず、基本的な考え方であるが、私はこの問いに対して、戦国時代やら、もちろんそれ以前の昔の日本の人物の名を上げる人をあまり高く評価しない。政治は人の考え方の営みであり、現代と社会状況も人の考え方もまるで違う、より正確に言えばどのように違うかも把握することが難しい過去を挙げるのは適切で無いと思うのだ。もちろんその意義がこの種の問いが上がる全ての局面でゼロというわけではない。しかしより適切な回答を回避しているように思える。まして現役の政治家でそう言うとしたら、それは夢想的な無責任者の傾向があるとは言えないだろうか。
    それ故、明治以降の政治家か、海外であれば17〜18世紀あたりから後の欧州諸国の政治家、地域によっては19〜20世紀以降の政治家を挙げるのが良いと思う。さらに自分の偏った考えを付け加えさせて貰えば、本来は現代に生きて活動している、今の日本であれば衆参両院の議員から選択するのが本来のこの問いへの誠実な回答では無いか、と考える。
    勿論、棺を覆いて初めて評価定まる、は政治家のどうしようもない宿命であり、永遠の真実であろう。しかし政治が生きている人間の営みである以上、本来は現在活動している人物を挙げるべきという考えを維持しておくのは一つの在り方では無いかと思うのだ。
    それでも日本国内の人物となると、実際に挙げるのはそう言った自分自身でも困難である。もちろん、それは今時点での自分自身の無知から来るものではあるが。強いて挙げれば、近年では高い評価を受けた小泉元首相を挙げるという考えもある。ただ、確かに在任中の各種政策の切り回しには多く共感する所もあったのだが、歴史的評価は怪しいかもしれない。「改革の可能性を示しながらそれを最後まで貫徹すること無く、少子化で経済の活力が縮小する日本の貴重な時間を浪費した」となるかもしれぬ。
    そのようなわけで、私が挙げるのは英国元首相のトニー・ブレア氏である。何が何でも国内から挙げるという考えの人もいるが、私はそのように思わない。少なからず同時代を生きた人物は同種の困難に立ち向かい、成功と失敗の一部を共有していると思うからだ。そのような意味でもブレア氏はふさわしい。
    近年の日本では、意欲を持って何らかの政策を推し進める政治家は、内容が大筋妥当なものであっても、それが一定程度必然的に持つ負の側面によって損害を被る人々の反対の声に過剰に萎縮し、推進仕切れないことが多いと考える。結果、不作為が続き、当面は平穏な日々が経過し、重要な課題は放置される傾向がある。(とはいうものの、福島原発事故という究極の事態により不作為の罪に目が向けられつつはあるが)今の日本の政治家に必要なのは、課題を設定し、期限を切って実行する勇気なのである。この勇気という側面に関して、小泉元首相も含めて全くの不作と言える。それを思うと、任期中、ひたすら火中の栗を拾い、少しでもよりよい社会を後世に残そうとした氏の営みは誠に政治家としてふさわしい。氏を賞賛するとしたら、誰よりも英国の宰相らしく行動した、ということになるのだろうか。日本人としては外交問題が記憶に強い。ユーゴ問題など、人権に関する確固たる信念が中核にあることが成果を生んだ。彼がいなければより長い期間放置されたろう。しかし、むしろ国内の医療改革やアイルランド問題など、地に足を付けないと遂行できない地味な問題で成果が多かったように感じられる。若干世間離れしている感もあるオバマ氏に得て欲しい部分ではあるが。
    この種の立場に立つ政治家は、存命中には成果は部分的なものであったり、挫折したりという事が多い。他に私が尊敬する政治家として板垣退助や犬養毅を考えてみても、いずれもそうである。それでも、政治の要諦は人の考えであるので、それを少しでも良い方向に変化させた人物は、その国や地域の政治の土台として社会全体を底上げした成果があると考える。ウィルソン大統領などもそうであろう。また板垣氏を挙げるなら英国のグラッドストン首相を挙げるのがより適切と指摘する人はいるかもしれない。氏は第四次内閣のアイルランド法案を否決された。少なくともこの点で成果を出せなかったと言う事は可能かもしれない。しかし歴史の文脈で意味はあったのだと思う。21世紀のブレア氏も任期の最後にこの問題に注力したことを想起せずにはいられない。きっと過去の英国宰相にも思いを馳せていただろう。
    こういう政治家は気質として革命家的な部分を持っていたのだろうと思う。しかし、いずれの人物も議会政治というものを重視し、その支持を広げることにほとんどの労力を費やした。自制心と人権に対する良心が彼らのキーワードかもしれない。そして多少なりとも人間の政治意識を変化させた。民主政治が他の政治体制より多少はマシであるという理由は、歴史の経過と共に少しづつ進歩が期待できるという事が大きな割合を占めている。彼らはそれに最も貢献した人たちではないだろうか。出来れば現代の政治家にそういう人が現れ、棺が覆われる前に世の評価があれば、と思う。それが困難な事は、構造上の宿命かもしれないが。

  69. 2018/12/12 17:54:37 情報紙「ストレイ・ドッグ」(山岡俊介取材メモ)含むアンテナおとなりページ

    2018.12.12
    「エイベックス」並びに同社経営陣の不法行為を、社員有志が内部告発!?(2)
    12月1日、本紙はこの10月から11月にかけ、「エイベックス」(7860。東証1部)の職員有志が各当局に内部告発を行ったとの記事を配信した。
    実はこの情報は、冒頭に掲げたように、監査法人、東京国税局、警察庁宛などに同期間の日付で、エイベックス従業員(匿名希望)の名前で、送付したとする文書が本紙も含めたマスコミに一斉に送付されたことに端を発している。
    したがって、大手マスコミも同様の情報は得ているものの、何らかのかたちでエイベックス所属の芸能人らにお世話になっていることなどから報じてないだけのこと。実際は内容が内容だけに社内では話題になっているようだ。
    そして、それは槍玉に上げられているエイベックス自身はもちろんだろう。
    そんななか、本紙の元に有力な情報が寄せられた。
    この文書を発信したとされる者に関しての情報だ。
    それによれば、出回っている文書では従業員(匿名希望)と内部告発を装っているが、実際は現役社員ではないという。
    *この記事の続きを見たい方は、Webマガジン「アクセスジャーナル」へ
    2018.12.11
    <連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(704)あの「ストリーム」仕手連中の最新動向
    あの「ストリーム」株の株価操縦事件は当コラムでも過去取り上げて来たが、残党が久しぶりに動いているようだ。動いているといっても彼らには力はなく、そのバックが動いているという意味だ。
    さて、今年はどうしようもないオンボロ企業の「燦キャピタルマネージメント」(2134。JQ。大阪市淀川区)が10月前半に突如、急騰した。
    10月1日初値58円が10月10日188円まで急騰。関係者は、ツイッターなどでのいわゆる「煽り屋」の助けを借りて短期間に3倍以上と大成功を収めた。
    ところで、今年の株式相場は1年通じて低迷しているが、超小型仕手株は別格の動きだった。その中で、未上場ながら提携など発表すると相手先のオンボロ上場企業が急騰するという、注目の未上場企業は「ジュピタープロジェクト」(東京都中央区)という。
    すでに仕手株ファンの間ではお馴染みかも知れない。同社はサイバーセキュリティーなどを手掛ける会社だが、同社のプロジェクトリーダーである松田学氏は東大卒で元財務官僚、元国会議員という凄い肩書だ。また「言論NPO」という有名なNPO設立にも関わっている(現在、監事)。なお、2001年設立の言論NPOは設立後しばらく東京は中央区日本橋1丁目の松井証券ビルにあった(松井証券はサポーターで、松井証券の松井道夫社長は理事だった。なお松井証券は燦キャピの筆頭株主、フォーサイドの大株主でもある)。
    今回は、以上に関係するある銘柄が3〓4倍になるというので特集したい。なお、筆者は株式評論家でも証券マンでもない。決して推奨やお勧めではないと断っておく。
    *この記事の続きを見たい方は、Webマガジン「アクセスジャーナル」へ
    2018.12.10
    <書評>「隠蔽と腐敗―防衛省=『日報』から『イージス・アショア』へ」(田中稔。第三書館)
    防衛利権にうごめくフィクサー、政治家、官僚を、執念深く追い続けてきた田中稔氏の新著。前著・「日米防衛利権の構造―『憂国』と『腐敗』」は本紙でも紹介した事がある。
    安倍政権は17年12月に急遽、陸上配備型ミサイル迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」2基の導入を決めた。現時点での総額は約4664億円にのぼる。途方も無い金額だが、「迎撃率が低い」という指摘、電磁波被害の懸念や、有事の際には真っ先に標的になることから、配備予定地(秋田県秋田市、山口県萩市)住民による反対運動が起きていること、さらに、そもそも決定的なのは、日本防衛のためではなく、ハワイとグアムの米軍基地を防衛するためのものであること。つまり、米政府のために我々の巨額の血税が投入される、という事実だ。
    イージス・アショアに関するこうした隠蔽された「不都合な事実」が冒頭で指摘されているが、なぜこんなデタラメな防衛政策がまかり通ってしまうのか。その背後にあるものは何か。
    防衛利権の構図を掴むため、著者は10年前の軍需腐敗事件に遡る。登場人物は「防衛省の天皇」と言われた守屋武昌氏(元防衛事務次官)、防衛商社・山田洋行の元専務・宮崎元伸氏、そして「フィクサー」秋山直紀氏(社団法人日米平和・文化交流協会専務理事)といった面々。とりわけ、秋山氏の足跡を執念深く負う事で、日米防衛利権の構図と真相が浮かび上がってくる。アメリカ側では「チーム・アーミテージ」の暗躍ぶりも触れられている。
    防衛利権に関し、長年にわたり丹念な取材をしてきたジャーナリスト・田中氏の成果が本書だ。
    *この記事の続きを見たい方は、Webマガジン「アクセスジャーナル」へ
    ≪連載(111回目)≫アッシュブレインの資産運用ストラテジー 今週の相場展望(12月10日〓12月14日)&MY注目銘柄
    ≪先週の相場振り返りと今週の見通し≫
    先週末の日経平均株価の終値は21,679円と、先週末比で〓672円の大幅下落となった。加えて先週の金曜日に、雇用統計を終えたNYダウが大崩れしたこともあり、日経平均CFDは21,351円まで落ちて戻ってきている。これは先々週、+704円の大幅上昇となった分をすっかり吐き出して、あまりあるマイナスとなってしまっており、今週、日経平均株価指数は、またしても目先の底ラインでの攻防戦をしなければならなくなった。
    先週の暴落の原因としては、これまで本稿でも景気後退のサインとして取り上げていた、米国国債の「長短金利の逆転現象」が挙げられる。ただ、逆転現象が起こったのは、2年債と5年債などの短期債で、「2年債と10年債」の利回り逆転ではない。また、仮にこの現象が起こったからといって、確実に景気後退に向かうかというとその精度もあてにはならない。読者諸兄におかれても、警戒する必要はあるものの、ほかの指標も合わせて確認しながら慎重に対応していったほうが、といったところだろう。
    また、中国通信大手、華為技術(ファーウェイ)の副会長(CFO)の逮捕も、市場に衝撃を走らせるのにじゅうぶんなパワーを有していた。逮捕理由は、米国の敵国イランとの不法取引の疑いのようだが、現状でははっきりしない。そんなことよりも、ファーウェイに対する懸念を、米国当局に報告したのは英国の金融大手HSBCであり、拘束したのはカナダだということで、これではさすがの中国も、正面切って米国に猛抗議するわけにいかない。自国に対する包囲網が広がっていることを中国は認識したことだろう。
    そして、先週の株価暴落に、一番影響力を行使したのは、今後の米中貿易協議の主導役が、ライトハイザー・米国USTR(通商代表部)代表になったということだろう。これが報道された火曜日、「今後の米中貿易交渉でアメリカは少しの妥協もすることはない」との絶望感から、株価はもろくも崩れ落ちた。この御仁は、対中貿易強硬派の最右翼であり、これまで経済面で緊密となりすぎた中国を切り離したい、という考えをもっている。よって、2000億ドル分の輸入品に10% ⇒25%の追加関税を課すなどは朝飯前で、中国の輸入品すべてに25%の追加関税をかけることもためらわない男、というのが市場関係者の見立てのようだ。 ただ、中国からの輸入品すべてに追加関税25%をかければ、アメリカ製品の10%以上の価格転嫁は避けられず、一気の世界同時景気後退が起こりえる状況になると思われる。
    さて、今週のストラテジーへと移る。
    先週の木曜日には、日経平均株価のPERが12.09倍にまで落ち込んだ。この数字は、ここ10年来の最低水準で、東日本大震災やブレグジット時のPER水準よりも落ち込んでしまったことになる。ただ、だからといって無条件に買っていってよいかは難しいところだ。それほどまでに、米中首脳会談後の株価推移は酷い。
    そこで、まずは日経平均株価の下値の節目水準を確認しておく。
    まず最初の関門は、11月21日(水)につけた21,243円(※日経平均先物では21,170円)。いったんこの数字は試しにいきそうであることから、この水準付近で買っていき、終値でこの水準を維持できるなら、ロングホールドするのも一興だ。また、下がってもこのあたりで切り返せるならば相場は息を吹き返しそうだ。第二の関門は、10月26日につけた20,971円と、日経平均先物の20,760円。さすがに、ここから景気後退となるとはっきりと断言できない現状で、この水準まで株価指数が下がることは考えにくい。ただ、米国株式市場は現在でも高値圏に位置するため、ここが崩されれば世界は同時株安を向かえそうだ。
    今週は、11日(火)に、「英議会にてEUと合意したEU離脱案の下院採決」がある。現在では否決されそうなムードであるが、その後の展開によっては波乱が起こりうる。また、同日、イタリアがEUに対して、NEW2019年度予算案を提出する。こちらも現在、受け入れられる可能性はほぼないだろうが、こちらも折り込んでいよう。また13日(木)のECB理事会では、年内の量的緩和終了が予想されているようだ。こちらは折り込みが不十分であり、波乱を呼びそうではある。また、米国では12日(水)に、FRBの金融政策にダイレクトに影響する「米消費者物価指数」が発表される。弱めな数字がでれば、12月19日のFRBでの利上げなし、にムードは傾き相場をさせそうであるが、景気後退を懸念されれば波乱となりそう。
    *この記事の続きを見たい方は、Webマガジ

  70. 2018/03/15 09:47:12 本日のドラめもん含むアンテナおとなりページ

    今朝のドラめもん(営業日の毎朝更新)

  71. 2017/04/01 00:09:31 レジデント初期研修用資料含むアンテナおとなりページ

    2017年4月
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  72. 2016/08/16 17:46:54 Meine Sache 〜マイネ・ザッヘ〜含むアンテナおとなりページ

    2014年10月03日
    聖人とコブラ
    韓国で行われているアジア大会で、インドの女子ボクシングの選手が韓国有利のイカサマ判定に抗議して、表彰式で自分の銅メダルを韓国選手の首にかけるという事件がおきました。インドのSarita Devi選手はその際「あなたと韓国人にはこれがふさわしい」と言ったそうで、彼女の夫も「韓国のやり方は非文明的だ」と激怒していました。
    Youtubeにアップされた関連動画は短期間のうちに大量のアクセスを集め、インド人はもちろん、タイ人や台湾人などアジア各国人の韓国バッシングの場と化していました。インド人もタイ人もネトウヨというわけです。
    ところで、Sarita Deviさんの毅然とした意思表示を見ていて、インドの寓話を思い出したので紹介します。
    ------------
    むかしむかし、インドのベンガル地方のある村でのおはなし。
    森に住むどう猛なコブラは、牛飼いや牛をたびたび襲い、村人を苦しめていました。そんなある日、村を訪れた聖人は、村人の嘆きを聞いて森に行きました。
    お経を唱えてコブラを呼び出した聖人は、コブラと話をしました。聖人の徳に心打たれたコブラは反省し、二度と咬まないと誓いを立てました。
    コブラはもう咬まないと聖人から聞いた村人は、恐る恐る森に行きました。するとコブラは穏やかな様子で村人を襲う気配はありません。コブラに石を投げてみましたが、それでもコブラは抵抗しません。やがて子供たちはコブラをつかんで引きずり回したあげく、振り回して地面に叩きつけ、コブラに大怪我を負わせてしまいました。
    しばらくして再び村を訪れた聖人は、コブラは姿を消したと村人から聞いて森に行き、コブラを呼びました。巣穴に隠れていたコブラは聖人の前に姿を見せると、聖人の教えのおかげで心穏やかに暮らしていると感謝しました。
    しかし痩せて傷だらけのコブラを見た聖人は、どうしたのかと問い詰めました。怒るという感情を克服し、子供たちに悪意を持たないコブラは、しぶしぶ虐待されたことを明かし、こう言いました。「子供たちは無知なのです。私の変化を知らないだけなのですよ」
    これを聞いた聖人は声を荒らげて言いました。「このばか者め!私はおまえに咬むなと言ったが、威嚇するなとは言っていない。なぜシューっと声を出して追い払わなかったのだ?」
    ------------
    これは19世紀のインドの神秘家、ラーマクリシュナの残した寓話と言われています。微妙に違うバージョンもあるので、或いはもっと古くからある昔話なのかもしれませんが、インドではよく知られた寓話です。
    いずれにしてもこのお話の教訓は、怒りに身をまかせて感情的に振る舞うのは良くないけれども、それは何をされても黙っているのとは違うということです。不当な仕打ちに対して毅然とした態度を示さなければ、殺されてしまうかもしれないし、相手は無知なままだし、自分の精神も壊れてしまいます。
    hiss(シューっと威嚇すること) と bite (咬みつく)は違うことであり、慎まねばならないのはあくまで bite。hiss を忘れると、むしろ社会の調和は壊れてしまうのです。-なぜ日本はPSY旋風に巻き込まれないのか? by 音楽好き (08/11)

  73. 2016/02/15 23:19:32 切込隊長BLOG(ブログ)含むアンテナおとなりページ

    2016.02.15
    当サイト「やまもといちろうブログ」は、LINEブログにお引越しをしました
    すでにご案内のとおり、ここニフティ「ココログ」で長らく運営しておりました「やまもといちろうブログ」は、知らない間にスマホ向けブログページに無断で広告が貼られていて私には広告収入の分配がなかったという理由でLINEブログに移籍することになりました。
    やまもといちろうブログ(LINEブログ)
    http://lineblog.me/yamamotoichiro/
    もっとも、いままで無料で長く続けさせていただいていたということや、ココログ立ち上げの経緯も考えますと、感情的には断腸の思いもあるわけですけれども、そこは是々非々での判断ということで…。スタッフの皆様にも長らくお世話になりましたので、改めて、ここで深く御礼申し上げたいと存じます。
    » Continue reading
    2016.02.15 | Permalink
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    «今日は『こころに効く本読みガイド』&フジテレビ系『真夜中のニャーゴ』
    当サイト「やまもといちろうブログ」は、LINEブログにお引越しをしました

  74. 2014/11/03 22:42:54 おおやにき 含むアンテナおとなりページ

    確信的誤読犯対応(2・完)
    実はしかし、法華狼氏が自己評価を(さらに)こじらせたかなあと思う点が一つあり、それは氏自身が(今回の)私に対する言及の前提として参照している別のエントリにある。
    まず私自身の主観的証言を述べる(読めばわかるように「見ていない」という趣旨なので証拠により裏付けることはできない)。本年8月中旬に法華狼氏は複数回私のtweetを踏まえてエントリを書き、ある意味非常に誠実だと認めるところであるが、はてなIDコールを通じてmentionを飛ばしてこられた。まあしかし正直に言うとその内容とかレベルはごく低いもので、以前にblogでやりとりした際の印象からもまともな対話にはならないと思ったのでごくダメな点のみを適当に指摘し、途中からは見るのも止めてしまった。なので上掲8月18日付のエントリも読んでおらず、昨日初めて目を通した。
    というわけで「馬鹿らしいから相手しなかった」が私の本音であるところ、あるいは法華狼氏はおおやがぐうの音も出ないので沈黙してしまったと思ったかもしれず、そのために自分が書いたことは正しかったのだという確信と自己評価を高めてしまったかもしれない(いや彼むかしからそうですよと言う人もいるかもしれない)。なんかそのままにしておいては悪いので、ついでに同エントリの内容をもとにして法華狼氏の読解能力と対話能力に大きな問題があることを指摘し、相手しなかった私の判断が正しかったことについて疏明しておきたい。ポイントは大きく二つ。-新世紀の社会像とは?

  75. 2014/07/08 17:29:36 kikulog含むアンテナおとなりページ

    2008/06/22 「名無しさん」という名前で911陰謀論肯定を書き続ける人はダメすぎなので、今後このエントリー以外へのコメントは消します
    2008/06/12 ウォーターエネルギーシステム、水発電
    2008/06/09 ミヤネ屋の反響(バイオシーパルス)
    2008/06/07 911陰謀論と授業
    200805
    2008/05/28 常温核融合の公開実験に成功、どこでって、阪大で!
    2008/05/27 波動の連鎖販売に取引停止命令(追記あり 5/28)
    2008/05/27 きくちゆみはなぜ支持されるのか
    2008/05/27 「疑似科学入門」池内了(岩波新書)
    2008/05/26 業務連絡
    2008/05/15 波動ビジネスで損害賠償請求へ
    2008/05/13 キーボード配列QWERTYの謎(安岡・安岡)
    200804
    2008/04/29 憲法9条と911陰謀論、または安斎先生はどう考えておられるのだろう(追記あり5/2)
    2008/04/25 明石家さんま・江本勝・水からの伝言
    2008/04/16 SuperCon文部科学大臣賞
    2008/04/16 webちくま
    2008/04/10 ランダウ・リフシッツ物理学小教程「力学・場の理論」ちくま学芸文庫
    2008/04/06 念のため、科学とニセ科学とグレーゾーンについて
    2008/04/06 プロフィール
    2008/04/03 江原番組に対するフジテレビの見解
    200803
    2008/03/31 桜
    2008/03/29 新型インフルエンザ問題
    2008/03/29 渋滞論文のその後
    2008/03/27 Brain Valleyをめぐって
    2008/03/21 (いわゆる)サイトカイン・ストーム
    2008/03/20 円形脱毛症
    2008/03/16 「信じぬ者」と瀬名さんとパライブの頃
    2008/03/14 EM菌投入は河川の汚濁源
    2008/03/14 「信じぬ者は救われる」
    2008/03/13 スペイン風邪とホメオパシー(また浜六郎氏と「やっばり危ないタミフル」)
    2008/03/09 さらに渋滞の続き
    2008/03/07 数と密度 (渋滞論文の話の続き)
    2008/03/06 研究組織
    2008/03/04 渋滞の論文が出ました(または相転移現象としての交通渋滞)
    2008/03/03 江原啓之の言い分
    2008/03/03 シクラメンのかをり
    2008/03/01 本が出るのですが
    200802
    2008/02/29 Traffic jam without bottleneck
    2008/02/27 江原啓之が旭川大学の客員教授になる件
    2008/02/22 竹内薫氏の「ニセ科学を見破る」本を送って頂いた
    2008/02/20 浜六郎氏の本を送って頂いた(ので批判する)
    2008/02/04 苦節4年の論文
    2008/02/03 血液型と性格3
    2008/02/03 倖田來未舌禍事件または想像力の欠如について
    200801
    2008/01/31 香山さんとの対談
    2008/01/30 菅原明子という人
    2008/01/30 「書けない」ということ
    2008/01/30 業務連絡
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    2007/12/05 名古屋大学情報文化学部シンポジウム(12/15)
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    2007/11/21 阪大医学部教授セクハラで解雇
    2007/11/21 業務連絡
    2007/11/14 写真
    2007/11/10 大人のテルミン
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    2007/10/07 血液型と性格2
    2007/10/07 「大人の科学」テルミンの入手について
    200709
    2007/09/27 学研「大人の科学」テルミン
    2007/09/27 Rudy Ruckerセミナー (10/16)
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    2007/09/19 漢方薬
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    2007/09/18 付加価値としての音楽
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    2007/09/12 想像力
    200708
    2007/08/20 論文
    2007/08/10 雑誌記事
    2007/08/06 SuperCon終わり
    200707
    2007/07/31 SuperCon2007
    2007/07/18 7/23 講演「スーパーコンピューターの虚像と実像」
    2007/07/04 七田式幼児教育は、やっぱりまずいので
    2007/07/03 解禁
    200706
    2007/06/25 「マイナスイオンウォーター、お茶大を訴える」の件
    2007/06/20 6/26 名桜大学総合研究所シンポジウム「科学と擬似科学」
    2007/06/20 堀晃氏講演会(7/9)「宇宙SFの魅力〜新しい天体の発見」
    2007/06/13 敵の敵が味方とは限らない
    2007/06/04 物理学専攻大学院入試説明会
    2007/06/04 野尻抱介氏講演会「ロケットガール」(6/18)
    200705
    2007/05/25 SuperCon2007 (高校生のためのスーパーコンピューティングコンテスト)
    2007/05/25 Self-Reference Engine (円城塔、ハヤカワJコレクション)
    2007/05/23 面接で血液型を訊かれた人募集
    2007/05/22 朝日新聞「紙上特別講義・ニセ科学」asahi.com
    2007/05/19 九州大学工学部
    2007/05/14 5/16 ICU「科学史フォーラム」
    2007/05/08 岐阜県産業技術センターでの配付資料(07/4/19)
    2007/05/07 MBS VOICE「いま解き」
    200704
    2007/04/30 5/2ニュースの深層
    2007/04/21 今日から「オーラの泉」はゴールデン(批判はテレビ局とBPOへ)
    2007/04/17 大学で数学を学ぶということ
    2007/04/14 「EX大衆」5月号
    2007/04/13 「グラスハートが割れないように」小川一水(SF Japan)
    2007/04/12 Kurt Vonnegut (Jr.)
    2007/04/11 Invitation誌
    2007/04/08 朝日新聞「大学+α」は「ニセ科学(について)」
    2007/04/07 WHOよりも浜六郎氏の言っていることを選ぶのはおかしいでしょう
    2007/04/04 「あるある」捏造検証番組
    2007/04/03 「七時間目のUFO研究」藤野恵美、青い鳥文庫
    200703
    2007/03/27 タミフル承認取り消し要求、または、浜六郎氏の言動はあまりにも危険だと思う
    2007/03/24 「超能力番組を10倍楽しむ本」山本弘
    2007/03/23 タミフル
    2007/03/21 物理学会
    2007/03/21 「うま」によるニセモノの件
    2007/03/21 「化学」4月号のニセ科学特集
    2007/03/21 地下鉄サリン事件から12年
    2007/03/20 松岡「ニセ科学」大臣の件
    2007/03/19 理系白書ブログにニセモノ登場の件
    2007/03/11 googleで検索できない件
    2007/03/05 「女性のひろば」スピリチュアル
    2007/03/05 霊感番組の是正要望
    200702
    2007/02/28 「小学校「道徳シート」とエンカウンターで進める道徳 高学年」について考える
    2007/02/21 サーバー移行
    2007/02/12 ゴールデンタイムにオーラやら前世やら、本気ですか?
    2007/02/09 「まん延するニセ科学」
    2007/02/08 メンテナンス予告
    2007/02/08 田崎教授、授業する
    2007/02/08 論文の無断使用って?
    200701
    2007/01/29 今夜の視点・論点
    2007/01/23 「あるある大事典」を存続させよう
    2007/01/22 神戸大学 Human Science Societyでしゃべります
    2007/01/21 「あるある」捏造はなぜ
    2007/01/21 空飛ぶスパゲティモンスター教 a.k.a. スパモン
    2007/01/20 「あるある大事典」大捏造・・・例の納豆
    2007/01/17 震災
    2007/01/05 SuperCon2006の記事が「数学セミナー」に
    2007/01/04 「論座」ニセ科学特集
    200612
    2006/12/24 しゃべらなかったこともまだ書いていないこともたくさんある
    2006/12/24 マイナスイオン補足
    2006/12/22 わしの大発明(ニセ科学判別装置)を見るのじゃ
    2006/12/21 捏造その後
    2006/12/21 補完計畫
    2006/12/20 しゃべらなかったけど大事なこと
    2006/12/12 ステレオタイプな科学者像を語ろう
    2006/12/11 ブログ解読(朝日新聞)
    2006/12/06 七田眞はなぜ幼児教育の専門家と思われているのか
    200611
    2006/11/30 「水の結晶(つまり氷)」はポエムだから、ポエムを募集
    2006/11/28 マイナスイオン製品に指導
    2006/11/26 「水からの伝言」が「水の結晶」と言ってるのは、ただの氷で雪

  76. 2013/09/25 13:39:30 きち@石根含むアンテナおとなりページ

    読者数225人
    タカのブログ♪
    ( by t38keyさん )

  77. 2012/04/01 16:07:01 bogusnews含むアンテナおとなりページ

    04 / 01
    14:13 掲載
    「うそつき男子は最低」9割の女性が回答──ネット調査で判明
    [ 社会面 ]
    資料写真:
    文庫 平気でうそをつく人たち
    → amazonで詳細情報を確認
    やはり男性に求められているのは圧倒的な正直さ──このほど公開されたネット調査の結果から、そんな女性のホンネがあらためて確認された。1日はなぜか各地でウソをつきまくるWeb系男子が大量発生して物議をかもしているが、彼らの前途には暗雲がたれこめているようだ。
    調査をおこなったのはインターネット調査会社のネットレイティングス(本社:東京)。同社は、3月14日から20日にかけて全国の10〜70代女性インターネット利用者に「ネットでうそをつく男性は最低だと思うか」という内容でアンケートを実施。その結果、「最低だと思う」「やや最低だと思う」「少しは最低だと思う」「最低だと言えないこともない」を選んだ回答が、全体の97.2パーセントにのぼった。対して残る選択肢の「子宮がうずく」を選んだのは、わずか2.8パーセントだった。
    9割を超える女性が男性のうそに「ノー」を突き付けた今回の調査結果を、識者は
    「311後に、より信頼感ときずなを求めあうようになった社会の中で、女性たちも信頼を損ねるようなうそつき男子に生理的嫌悪感をおぼえるようになったのではないか」
    と分析。「4月1日にうそをつきまくった男性は、もう女性とお付き合いすることはできないだろう」と警鐘を鳴らしている。
    大手ネットメディアを運営するbogusnews編集主幹は
    「真実を伝えるという弊紙のスタンスの正しさが、あらためて確認されたと思う。これからも毎日読者に真実をお届けし、女性からの信頼も得ていきたい」
    と語っている。
    2012年
    「うそつき男子は最低」9割の女性が回答──ネット調査で判明 [04/01]
    覚せい剤取締法違反でキュアハッピー容疑者を逮捕「ウルトラハッピー」 [02/05] 129
    【ハドソン解散】カリブ海沿岸にバンゲリング帝国への警戒警報発令 [01/18] 50
    童貞に代わる新名称「レイプル」東京都が提唱 [01/11] 50
    殺人の疑いで辰容疑者を逮捕──同僚の卯さんを圧殺 [01/02] 52
    元日のあけおめこ「午前2時以降も控えて」 [12/30] 48
    自宅警備隊のC81派遣、憲法違反の疑い──論議呼ぶ [12/29] 29
    【国債暴落】来年はギリシャからオマーンに波及か─報道関係者戦々恐々 [12/25] 49
    都内で「エアクリスマスイブ合戦」熾烈な優勝争い [12/24] 35
    【スクープ】大川隆法氏がメモリ不足でフリーズ「自分の生き霊呼び出して…」 [12/23] 41
    自炊代行業者提訴に独身貴族当惑「自分でカップメン作れと?」 [12/20] 53
    【金正日書記死去】後継に金太氏急浮上──対日強硬派 [12/19] 33
    bogusnewsがAndroidアプリ市場に参入「来世でGREEめざす」 [12/12] 55
    「月食中、中出し危険」国立天文台が緊急警告 [12/10] 35
    ついに「髪の粒子」発見──カツラよりも目立たないと好評 [12/08] 37
    八手三郎さん亡くなる──スーパー戦隊シリーズなど手掛ける [12/07] 21

  78. 2011/12/25 14:24:10 分裂勘違い君劇場含むアンテナおとなりページ

    やがてくる大増税時代に豊かに生活するために準備すべきこと

  79. 2011/04/05 12:40:12 マーケットの馬車馬含むアンテナおとなりページ

    そこで、今回は少し趣向を変えて、少し経済学を表に出したエントリーを書いてみたい。もちろん、経済学を勉強していない人にも分かるように書くつもりだが、そうは言っても退屈に思う読者の方もいるかも知れないので、今回は「今日のまとめ」を最初に持ってくることにした。興味のない方はこれだけお持ち帰り頂きたい。

  80. 2009/12/31 13:06:55 新・後藤和智事務所 〓若者報道から見た日本〓含むアンテナおとなりページ

    お知らせとお詫び
    同人誌訂正情報(H20.12.12更新)-「サンシャインクリエイション41」のお知らせ

  81. 2009/09/16 00:50:19 債券・株・為替 中年金融マン ぐっちーさんの金持ちまっしぐら 含むアンテナおとなりページ

    ブログ ランダム 続けることが力になる!日記を書くならgooブログ♪

  82. 2008/03/30 02:14:50 bewaad institute@kasumigaseki−官僚の官僚による非官僚な人々のためのサイト含むアンテナおとなりページ

    01/19/2008 (11:59 pm)
    「お前が言うな」の成長論
    Filed under: economy ::
    先日のエントリで取り上げたOECD諸国の名目成長率比較を題材とした「いまだ日本は「政策後進国」」との論考があり、先日のエントリにおける町田論説に比べれば、改革を前面に出す点では似たようなものではあっても、デフレが問題であるとかその脱却のためにインフレ目標を設定せよといった内容が含まれており、ずいぶんとましなものではあります。ただひとつ、大きな問題があるとすれば、その筆者が竹中先生であるということ。
    いくつかの問題を見ていこう。まず日本経済全体として、世界のフロンティアに立っていると胸を張れるような位置にはいないことがわかる。一人当たりGDP統計で見ると日本は2005年、世界で14位だった。第1位のルクセンブルクに比べると半分以下、第2位ノルウェーより約45%も低い所得水準であることは意外と知られていない。この順位が、2006年にはさらに低下することが見込まれている。おそらく18位から20位になるだろう。先進工業国であるOECD(経済協力開発機構)メンバーは30カ国であるから、日本はそのなかの中位から、いまや下位グループに入ろうとしている。所得水準に加えて、成長率の低さも問題だ。世界が原油高によるインフレを懸念しているなかで、日本だけがデフレのなかにあった。その結果、名目成長率で見ると過去5年平均でOECD平均が5.1%だったのに対し、日本はわずか0.3%という超低成長だった。2006年についても平均が5.2%、日本は1.2%である。日本とともに低成長だったドイツも2006年は3.2%成長を達成した。要するに日本以外、成長率が3%を下回る国など存在しないのである。しかし日本では、2008年度の予測でも名目成長率はせいぜい2%程度に留まるだろう。
    「VOICE「いまだ日本は「政策後進国」/竹中平蔵(慶応義塾大学教授)」」
    「名目成長率で見ると過去5年平均でOECD平均が5.1%だったのに対し、日本はわずか0.3%という超低成長だった」と先生はご指摘でいらっしゃいますが、日本国政府においてはマクロ経済財政政策の責任者として経済財政政策担当大臣というポストが置かれていまして、ご指摘のような状況についてはまずそのポストに就いていた人こそが責任を問われるべきかとwebmasterは思います。で、「過去5年」という期間において、そのポストに一番長く就いていたのは誰なんでしょうかねぇ、竹中先生?
    #過去の負の遺産とやらを持ち出して該当者は自らの責任を否定するでしょうけれども。
    加えて、
    財政再建のためにも、各国の施策は大いに参考になる。外為特会の資金を効率的に運用するため、そうとうの国で特別の投資・運用機関が設けられている。最大の外貨準備をもつ中国も、これに乗り出した。日本は、いわゆるソブリン・ウエルス・ファンドを明示的にもつことを拒んでいる数少ない国になるかもしれない。こうしたことに取り組めば、昨今の「霞が関埋蔵金」問題は、もっと以前に解決していたことだろう。また、独立行政法人の民営化を進めることは政府の資産売却であり、各国の政策から見れば当然のことといえる。
    (略)
    日本に「課題先進国」という側面があることは否定しない。人口構造の面で、日本は世界に先駆けてもっとも厳しい状況を迎える。これに対応するために、小さな政府をつくり次世代に負担をかけないような政策をしっかりと進める必要がある。しかしそれ以上に、日本には「政策後進国」という側面がきわめて大きいことがわかる。
    「VOICE「いまだ日本は「政策後進国」/竹中平蔵(慶応義塾大学教授)」」
    というのもwebmasterには理解不能です。「小さな政府」というのは都合よくそれぞれの文脈にひきつけられて用いられる言葉ではありますが、どのような定義を用いたところで、ソヴリンウェルスファンドがあるよりはない方が「小さな政府」でしょう(他の条件が同じであれば)。上記引用文においてはソヴリンウェルスファンドの設立と小さな政府とが共に目指すべき目標として掲げられているわけですが、いかなる理屈を持ち出せばこれら両者が整合的に体系化できるのか、想像もつきません。
    また、ここでは町田論説同様に埋蔵金話が出てきますが、仮にソヴリンウェルスファンドがそうでない形態による公的保有資産の運用に比べて高いリスク調整後リターンをもたらすものだとするならば、ソヴリンウェルスファンドの創設は剰余金を増加させ、埋蔵金をより大きなものにするはずです。にもかかわらず、ソヴリンウェルスファンドの設立など「に取り組めば、昨今の『霞が関埋蔵金』問題は、もっと以前に解決していたことだろう」とは、竹中先生のような偉いお方のおっしゃることは下々にはよくわかりませんねぇ・・・。
    01/18/2008 (11:59 pm)
    むしろ”Economy First”であるべき
    Filed under: economy, law, WWW ::
    日本音楽著作権協会(JASRAC)や実演家著作隣接権センター(CPRA)など著作権者側の87団体は1月15日、「文化」の重要性を訴え、私的録音録画補償金制度の堅持を求める運動「Culture First」の理念とロゴを発表した。「文化が経済至上主義の犠牲になっている」とし、経済性にとらわれない文化の重要性をアピールしながら、補償金の「適正な見直し」で、文化の担い手に対する経済的な見返りを要求。今後は新ロゴを旗印に、iPodなども補償金制度の対象にするよう求めるなど、政策提言などを行っていく。
    (略)
    CPRA運営委員の椎名和夫さんは「経済・流通至上主義の考え方で、権利者側は既得権者と呼ばれ、流通を阻害している元凶とも言われる。コンテンツは単なる嗜好(しこう)品に過ぎないという考え方があるのも知っている。それが間違っていると言う気はないが、新技術やビジネスが、文化やそれを支えるシステムをき損してはいけない」と訴える。
    「経済至上主義がさまざまな問題につながっている。医療に経済至上主義が進出した結果、病院で問題が起きていると聞くし、地球温暖化も経済至上主義の結果だ。社会の中の『文化』も例外ではない。文化そのものがおろそかにされていることに、強く警鐘を鳴らさなくてはならない」(椎名さん)
    (略)
    Culture Firstは、文化を守るために私的録音録画補償金を守るべき──というのがその主張だ。87団体は「補償金があるからこそ私的なコピーが自由にできる」とした上で、「受け取る補償金の額が激減し、権利者の保護レベルが急激に低下した。危機的状況にある」と訴える。
    ITmedia News「「iPod課金」は「文化を守るため」――権利者団体が「Culture First」発表」
    いみじくも記事において「経済性にとらわれない文化の重要性をアピールしながら・・・文化の担い手に対する経済的な見返りを要求」と書かれていますが、結局ここで87団体が主張していることは、
    世の中にフリーランチはない、
    人々はインセンティヴに反応する、
    均衡価格において総余剰は最大化し、それよりも低価格となって消費者余剰が増加する場合にはそれでは埋め合わせられないほどの生産者余剰の減少が生じている、
    というような経済学の知見にロジカルには適合するもので(現在の補償金の水準が均衡価格よりも高いか低いかといった実証の問題はさておき)、むしろ”Economy First”と呼ぶべきものではないでしょうか。といいますか、このようなロジックにのっとりつつ、現行の補償金水準において総余剰は最大化されていて、補償金の支払いが減るような事態は消費者余剰が増えたとしても総余剰は減少するなんていう実証分析を提示して”Economy First”の理念を掲げたならば、webmasterは一も二もなく彼/女らの賛同者になったことでしょう。
    しかるに実際に唱えられるのは”Culture First”であるというのは、「経済至上主義」(が正確に何を意味するのかwebmaseterには理解不能ですが)という言葉が世間的には否定的に捉えられていることの表れでしょう。マーケティングに立脚した戦略としては正しいのでしょうけれども、理屈としては”Culture First”はかえって自らの立場を苦しくするものでしかありません。
    真に”Culture First”であるならば、「地獄変」の良秀よろしく、他の何にも増して表現行為を優先させてしかるべきです。見返りとしての報酬を求めての表現行為であればそれは”Reward First”に他ならず、見返りが得られようが得られまいが、何かを表現したいとの内的衝動ゆえに文化的所為に走らざるを得ないことこそが”Culture First”のはず。「補償金はゼロであるべき、というのも表現できるだけで幸せなはずで、なぜなら”Culture Firstなんだろう?」と言われて引き下がらざるを得ないような理屈を唱えることには、根本に立ち返ってまでは頭を使っていない浅はかさをwebmasterは感じてしまうのです。
    01/17/2008 (11:59 pm)
    大数仮説リターンズ!?
    Filed under: science ::
    科学者たちは10年間にわたり、ある驚くべき現象に

電脳プリオンのアンテナ