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  1. 2025/04/18 17:18:12 季節のスケッチ | 鈴木祥子オフィシャルサイト Syoko Suzuki Official Site | 含むアンテナおとなりページ

    #122
    2025.4.16
    「祥子、還暦。」
    早いものでわたくしついに本年、還暦を迎えることとなりました。ミュージシャンとしてこの年(歳)をむかえることが出来て大変幸せです。本当に、本当にありがとうございます。
    "自分の生きる場所って、自分で居られる場所って、
    いったい何処にあるんだろう??"——
    とシツコ~ク問い続けて、ハッ!と気づいたら60になっていた。。。というのが偽らざる実感なのです。が。。。
    ある時から "物事の理解" をすべて「"自分" のフィルターを通して」では無く「神の視点を通じて」するようになった。これは人生の本当に大きな変化でした。
    シンガー&ソングライターは "Self" について書き/歌うものであり、私も疑いなくそうして来たわけですが、実は"Self"への偶像崇拝に限りなく近づいていたのでは?——
    クリスチャン歴5年を過ぎた頃から、そんな疑問が拭えなくなってきました。
    世の中ではセルフ・ラブとかセルフ・ヒーリングとかセルフ・エンパワーメントとか。。。何か "意識高いスピリチュアル系" のように言われて風景化している "Self" という言葉。
    所謂 "自撮り" のことをSelfie、なんて言ったりもしますよネ。
    その "わかりやすさ" こそが罠だったんではなかろうか。これって信仰上の大問題じゃ無いのか??と、今まで以上に音楽のこと、これからのことを考えるようになりました。
    ——クリスチャンがやってはダメなことベスト3の筆頭、とも言えるのが "偶像崇拝" です。
    ご存じのようにアイドル、という言葉も "偶像" の意で、英語圏では "Idolatry" なんて言われていますネ。
    私の最大の問題点はまず「音楽」を偶像崇拝していたこと、
    そして "Self" =自我への偶像崇拝(Self-worship)が始まっていたことでした。
    音楽に人生を救われたと、ある時期まで本当にそう思っていたのです。 "信じて疑わなかった" と言ったほうが近いかも知れない、それはもう、ひとつの信仰=Faithのように。
    一見純粋?で結構なことみたいですが、違うのです。
    私の考え、私の生活、私の生き方、私の理想、私の音楽。
    それを貫くことこそが「私の」幸せであって他に幸せは無い。
    これはもう完全なるIdolatry、Self-worshipです。
    そりゃァそうなるでしょう