2017年03月22日
コードギアス
とある男の少年時代(時々、夏が過ぎ風があざんでいました)の出来事です。当時はミニ四駆が流行っていまして、少年もお小遣いを貯めてハリケーンソニックを買いました。少年は細かな作業が苦手でマシンを組み立てるのにも一苦労でした。
特に苦労していたのが、ギアのセッティングです。モーターにピニオンを差して、ちっちゃい色とりどりの歯車を組み立てていく方式だったのですが、どうにもこうにもうまくつけられませんでした。
それでもどうにかしてくみ上げて電池をセットし、電源を入れます。ワクワクの瞬間です。
「さあいこう! 俺のソニック!(ほんとに言った)
スイッチ! オン!」
ギャアー!
明らかな異音が! ギアだけにっつってか! うるさいわ。
少年は泣きながらまた組み立てます。そんなやり取りを何度か繰り返すうちにパーツをつけたり外したりするもんだから、そのうち各パーツのツメが