2024/12/04
成長の罠 その一
十二月。本の運び出しなどで久々に筋肉痛になる。ようやく資料の整理もゴールが見えてきた。気疲れの要素のない単純作業を続けていると、ランナーズハイみたいな状態になる。
付箋を貼ったまま行方不明になっていた本——塩沢由典著『今よりマシな日本社会をどう作れるか 経済学者の視野から』(編集グループSURE、二〇一三年)が見つかった。この本に「成功の罠」という言葉が出てくる。
日本が欧米諸国を追いかける立場だったころは経済も活発だった。ところが、トップランナーの仲間入りした途端、長い低迷期に突入し、今に至る。
《キャッチアップの時代とトップランナーの時代とでは、本当
2024/12/06 17:35:38 ことばの本の森
2 哲学・思想
3 車・バイク
4 FX
5 将棋
6 法律・裁判
7 コレクション
8 金融・マネー
9 受験・勉強
10 メンタル
2024/12/06 17:21:28 鬼子母神通りみちくさ市
1 車・バイク
2 ネット・IT技術
3 スクール・セミナー
4 不動産
5 投資
6 科学
7 競馬・ギャンブル
8 部活・サークル
9 ボランティア
10 ゲーム
2024/12/06 17:03:11 須雅屋の古本暗黒世界
◎俳句誌『鬣TATEGAMI』第92号(2024年8月24日発行)に拙句を載せて頂いておりました。巻末近くの「TA
2024-12-05
本日に届きました
本日の夕方に野暮用から戻りましたら、ゆうメールで「海鳴り37号」が
届いておりました。先日に京都の善行堂さんのページで、これの書影が掲
載されていたので、当方のところにも、そのうちに届くのでありましょうと
思っておりましたが、ありがたしで本日手にすることができました。
ここしばらくは、「海鳴り」は年一回4月くらいに刊行となっていたのですが、
今年は4月に続いて12月と年二回の刊行です。
読者としてはありがたいのですが、無料配布でありますので、これは出せば
出すほど経費がかかるということになりです。せめて、この場ですこしはノア
の本の紹介をして、販売に協力
2024-12-05
『モンガイカンの美術館』二(閑人亭日録)
南伸坊『モンガイカンの美術館』朝日文庫1997年5月1日 第1刷発行で荒川修作とともに一際印象に残っている一編は「ビュッフェ氏は忙しかった」。冒頭。
《 私は急いでいたのである。 》293頁
《 会場につくと、私はひとわたり見て回ったのだが、異常に足早に見てしまったことに気がついた。こんな風に、競歩でもしてるみたいに急いで見たんでは、とてもヒョーロンなんてできるもんではあるまい。 》294頁
《 なんだって、こんなに早いとこ見ちゃったんだろ、と私は考えながら、カタログのページを操る手が、やはり忙しいのに気づいた。 》294頁
《
哲学史とキリスト教――『ヨーロッパ思想史』 金子 晴勇
書評 哲学・現代思想
ヨーロッパ思想史 ――理性と信仰のダイナミズム 筑摩選書 金子 晴勇
西洋の哲学史を読むとき、私たち日本人はキリスト教の実感的理解を得ることがたいへんにむずかしく感じるのではないだろうか。キリスト教的な哲学者を飛ばして、近代的な哲学者だけの理解にとどまるのではないだろうか。中世の哲学者となるとアウグスティヌスやトマス・アクィナスが必ず紹介されているのだが、私たちはしっかりと理解できているだろうか。
宗教的ではない哲学者だけの理解に満足するのではないだろうか。けれど西洋はキリスト教どっぷりの世界であり、近代の哲学者とい
2024-12-02
斉藤佳苗『LGBT問題を考える』を読んだ
斉藤佳苗の著書は、八月末に出て、割とすぐ杉並図書館にリクエストを入れたのだが、小さい出版社だったせいか、杉並区長の岸本聡子と国会議員の吉田晴美に忖度したのか、11月末になってやっと購入してくれた。
私は大きな勘違いをしていたのだが、「LGBT」というのは性的マイノリティの総称ではなく、政治思想のことであるという。これまで間違った使い方をしてきた。
「基礎知識から海外情勢まで」とあるが、なるほどかなり包括的に解説されていて、様々に眼からウロコが落ちた。バトラーの思想の解説で、カントにいたるまでの実在論とその他の思想が解説されているが
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2024-11-12
PR誌から
集英社のPR誌「青春と読書」9月号で、奥泉光と川名潤の対談「長年の思いが叶った、アートな奇書!」を読む。奥泉光の新刊「虚史のリズム」の装幀をした川名氏と筆者の奥泉氏による装幀をめぐる文学談義が興味深く注目した。
一部引用すると、
《(奥泉) この絵画的という感覚は漱石にもあって、特に初期の、新聞小説作家になる前の漱石はすごく絵画を意識している。『草枕』の中に主人公の絵描きが女性にどうやって小説を読んだらいいかを教えるシーンがあります。彼は頭から順に最後まで読む必要はない、適当に開いたところを適当に読むのがいいんだという。確かに、我々が絵を見るとき、端から順に見
2024-11-17
原子力発電に関しての私見
原子力発電が人類と現代文明に適しているかどうかといえば、Noなのです。でもかなりひねくったNoでして、諦め口調のNoであり、しかもなお現状の原子力発電の存続を必要悪とするNoというと、一般の人に「一体全体、どっちやねん!」とどやされるだろう。
まずは、こんあもん最初から実用化しちゃいけなかったという歴史的な指摘から始めたい。マンハッタン計画が大間違いなのだ。原子力爆弾なんていらんかったし、その副産物としての原子力発電なんてアメリカの科学者や技術者や政治家や軍人たちは製造してはいけなかった。そこから始まります。
彼らが放射性物質の特性と危険性を知り
2024-08-17
下鴨にひかれて善行堂参り。
下鴨納涼古本まつりが、8月11日(日)から16日(金)まで開催されると知った。12日(月)と13日(火)は仕事が非番となるスケジュールであった。たまたま職場から永年勤続の副賞として提携しているホテルの割引券をもらっていた。その提携するホテルは京都にもあった。予約がとれた。新幹線も押さえた。あとは行くだけだ。
10日(土)に同僚から電話があった。帯状疱疹になったので明日からの仕事を代行してほしいとの依頼だった。新幹線とホテルの予約をキャンセルした。
同僚が週の半ばに復帰できることになった。15日(木)が非番となった。16日(金)も休めなくはなかっ
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thigasikawabata’s diary
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2023.03.18
本の整理
断捨離熱が高まる時期というのがあるけれど、今もちょうどそういう時期らしい。本の整理をしようとして棚の奥から大量の本を出しては、また結局、たいして「断捨離」もしないまま棚に突っ込むということを繰り返す。
でもいいこともあって、やはり以前買って存在を忘れかけていたような本を再発見できることだ。
今回は、ロジェ・グルニエの『写真の秘密』(みすず書房)が出てきて、なんだかこういうのを読みたい気分だったんだ、と思ってうれしくなった。
ロジェ・グルニエ自身の思い出も交えながらの写真についてのエッセイなのだが、私自身は写真の世界に疎いので、登場する写真家やカメラの機種名など固
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