2024-11-19
「子宮頸がん検診の感度が2.5%なわけないだろ問題」の続報
プレジデントオンラインに■血液と尿の検査だけで本当に「がん」を見つけられるのか…現役医師が指摘「複数がん早期発見検査」の落とし穴 検診としての有効性が証明されたものは一つもないを寄稿しました。その中で、『株式会社HIROTSUバイオサイエンス』のプレスリリースに言及し、子宮頸がんの感度が2.5%とされた問題について取り上げました。プレジデントオンラインの記事では、より多くの読者に理解していただくため複雑な計算を省略しましたが、ここでは補足としてその詳細を解説します。
子宮頸がん検診の感度が2.5%とするプレスリリース
「子宮頸がん検診の感度が2.5%なわけないだろ問題」とは、線虫によるがん検査『N-NOSE』を提供している『株式会社HIROTSUバイオサイエンス』による2024年9月27日付のプレスリリースのN-NOSEが既存検査よりも陽性的中率が圧倒的に高いことを示すために示した表において、子宮頸がんの感度が2.5%としてある問題のことである。
■線虫がん検査N-NOSEは新時代へ―実社会データの発表により終止符―(2024年9月27日)
2024年9月27日付株式会社HIROTSUバイオサイエンスプレスリリースより引用
感度とは、真に病気にかかっている人のうち検査で陽性の人の割合のことだ。子宮頸が