石川祐希
【タイムライン・棋譜・AI評価値】藤井の玉どこへ 王将戦第3局は角換わりの戦型に
【お知らせ】雪の影響で一部の地域で新聞を配達できませんでした。該当地域のビューアーを開放します。
How to Measure Famine
Alex de Waal
In her short film, The Food Chain (2002), Ariella Aïsha Azoulay asked Israeli officials whether the people of Gaza and the West Bank were suffering from hunger. ‘The state is humanitarian. The army is humanitarian,’ Lieutenant Colonel Itzik Gorevitch of COGAT (Co-ordination of Government Activities in the Territories) told her. ‘First of all, there is absolutely no...
During the past year, as starvation started to appear in Gaza, Israel has clashed with the United Nations and aid agencies over the very nature and significance of data on humanitarian catastrophe.
Diary
Defending Mr Jefferies
Patrick McGuinness
Aweek before Christmas in 2010, a young woman called Joanna Yeates disappeared from her home in Bristol. I remember first hearing about it on the car radio, my attention snagged, as it always is when Bristol is on the news, because that’s where I went to school. The fact that Bristol is a big place has never prevented me thinking I know it well, but it was when the reporter mentioned...
Much of what was great about Chris Jefferies was used to attack him and destroy his reputation when the media, unimpeded by the police and maybe even aided by them, decided he must be Joanna Yeates’s murderer. The things that made him such an interesting teacher, such a thoughtful and articulate lover of literature, music, art and film, and such a completely individual character, were used to turn him into a monster.
Read more of Defending Mr Jefferies
Patrick McGuinness
Leningrad under Siege
Jessie Childs
At a canteen in Leningrad in December 1941, a man queued for two hours, handed over his ration card, received a bowl of soup and a bowl of porridge, ate the soup and died. A crowd formed around him, not out of concern but in the hope of acquiring extra food. Leningrad under siege was a pitiless place. Two in five people succumbed in the first winter and the streets were littered with...
Five thousand Leningraders died of distrofia on Christmas Day 1941. One of them was Aleksandr Shchukin, a 58-year-old botanist found dead at his desk at the All Union Institute of Plant Breeding just off St Isaac Square in the centre of the city. He was holding a packet of almonds. Why he didn’t eat them, or give them to other starving citizens, is the question at the heart of Simon Parkin’s book.
Read more of Leningrad under Siege
Jessie Childs
The question Trump’s opponents want answered is whether he can get away with it. Will his coalition hold, will his policies backfire, will his party baulk, will his rivals circle, will his cheerleaders lose heart, will he ever meet an effective resistance? But there is another question. What happens when he does get away with it? Traditional American political language has a word for what comes next. It’s called spoils.
On Vigdis Hjorth
Toril Moi
Norwegians make a fuss about first books. The newspapers publish round-ups of the year’s literary debutants, who are invited to writers’ workshops organised specially for them. In 1983, two young authors met at one such workshop in Sweden. The first was a 23-year-old man whose Raudt, svart (‘Red, Black’) was being promoted as a ‘bleak and intense first...
Women who write about women drinking and writing and sleeping around have until recently been dismissed as less serious, less ‘universal’, than men who write about men drinking and writing and sleeping around.
On Jean Tinguely
Daniel Soar
Iwish I’d been there. On the night of 28 November 1970, in front of the Duomo in Milan, a sheet of purple drapery was removed to reveal a ten-metre-high golden penis, with a pair of massive golden papier-mâché balls on the plinth at its base. When darkness fell, a firecracker went off, and then another, as sparks and smoke issued from the tip, with louder explosions...
This is what’s weird about Tinguely: what should be forbidding and abstract – mechanised geometries, industrial detritus – is full of personality. Clearly, people were draw
01月の記事を見る « 12345678910111213141516171819202122232425262728 » 03月の記事を見る
2025-01-27
2025-01-27
⚫︎待望の、マルドロールちゃんのうたの最新動画がきた。今回は、過去に書かれたテキストの紹介だが、今、こんなに際立って「知性」を感じさせる語りが他にあるだろうか、と思う。知性、自虐、アイロニー、ユーモア、毒…、そして繊細で緻密。知的である(知としてあることが愚劣としてあることである)というのはまさにこういうことなのだと納得させられ、そしてとにかくひたすら濃くて、楽しくて、面白い(それにしても濃い毒であるが)。こんなにすごいことを言っている人、他にいる ? と、ただただ驚嘆する。
・文学フリマで書いた文章を公開します マルドロールちゃんのうた
https://www.youtube.com/watch?v=1W2l_goV12A
フーリエについての動画。
・シャルル・フーリエ『愛の新世界』 マルドロールちゃんのうた
https://www.youtube.com/watch?v=xmBjoIE7RS0&t=1488s
⚫︎早速、とりあえず二つのテキストをプリントアウトした(長いテキストは紙じゃないと読めない)。
furuyatoshihiro 2025-01-27 00:00 読者になる
広告を非表示にする
2025-01-26
2025-01-26
⚫︎「ガンダム ジークアクス」、地元のシネコンでも観られるんだな。
というか、アニメからけっこう関心が離れてしまっているので、庵野秀明(スタジオ・カラー)がガンダムをやるということを、そもそも知らなかった。監督が鶴巻和哉で、シリーズ構成が榎戸洋司というのは、「トップ2」の延長としての「ガンダム」ということなのか。
庵野秀明にはヴィジョンと衝動はあるが思想がない、とぼくは思っていて、だから、(もはや衝動は薄れて)思想を前面に出してくると「シン・エヴァ」のように無惨なヴィジョンのハリボテみたいなことになってしまう。
あるいは、宮崎駿には「思想」がないわけではないとしても、それよりヴィジョンが上回っている。宮崎には、庵野に比べれば一貫した「思想」があるかも知れないが、その「思想」自体は特筆すべきほどのものでもなく、宮崎の作品を優れたものにしているのは、あくまで彼が構想する(そして実際に作り出す)ヴィジョンの力だろう。『君たちはどう生きるか』などを観ると、改めてそれを強く感じる。
(ジブリで「思想」を担当するのは高畑勲で、故に高畑作品はお金にならない。宮崎が儲けて高畑が使うのがジブリ・システムだ。)
それに対して、「ガンダム」というのは富野由悠季の「思想」によって成立している。ガンダム・シリーズは、富野の思想体系であり、例えばそこに、福井晴敏による壮大な富野・論として「ガンダムUC」があったり、富野思想の現代的な読み替え(批判も含んだ再検討)として「オルフェンズ」があったり「水星の魔女」があったり「閃光のハサウェイ」があったりする、とぼくは思っている。芯にある「思想」の強さこそが作品(ガンダムというシリーズ)を支えている。
「ウルトラマン」や「仮面ライダー」をリビルドするのに「思想」はなくても大丈夫だろう。そこに「オタクとしての度合いの深さ」があればいけるのだろうと思う。だから、「シン・ウルトラマン」にも「シン・仮面ライダー」にも興味が持てなかった(そこに、「オタクとしての度合いの深さ」以外のものを見出せるとは思えなかった)。
でも「ガンダム」ではそうはいかない。「オタクとしての度合いの深さ」や「美麗で力強く高い解像度を持つヴィション」があったとしても、芯に「思想」がないと立たない(「ガンダム」である意味がなくなってしまう)。それも、富野の受け売りではなく、このシリーズなりの独自の富野・論である必要がある。おそらく、その「思想」部分を担うのは(庵野には「思想」がないので)榎戸洋司ということになるのだろう。
とはいえ榎戸の脚本は、「スタードライバー」や「キャプテン・アース」などを見る限りでだが、「ウテナ」の二番煎じ以上の思想的な深まりは感じられない。「思想」の部分はやはり弱そうだという予感がする。しかしそういうところがあるので(「思想」の部分がどうなっているのかが気にかかかるので)、多少関心が向かっている。
(「ガンダム(≒富野思想)」はいわゆる「社会派」で、「シン・エヴァ」を観る限り庵野に「社会派」ができるとは全く思えない、という不安しかないわけだが。「お気持ち(感情の問題)」にしてしまったら、つまりは「トップ2」みたいにしてしまったら絶対ダメな「(社会的な)関係の構造」に関する考察こそが「ガンダム」なのだ。)
(ぼくはロボットアニメ・オタクではないので、ロボット部分にはそんなに興味がないのだが、ロボットに主な興味・関心がある人にとっては、庵野+ガンダムというのはまさに垂涎の企画なのだろう、ということは理解できる。)
⚫︎YouTubeでいくつか動画をみた。また「ウテナ」パターン ? しかも「水星の魔女」の後で ? という嫌な予感を持ってしまった。杞憂であってほしい。
⚫︎追記。「ガンダム」宇宙世紀のざっくりした設定・構図についての解説動画。あまりにざっくりし過ぎているためにツッコミを入れたいところが多々あるが、とりあえずは、これを観ただけでも「ガンダム」が極めて「思想」的であるということがわかると思う(この動画の本郷奏多さんという人は、俳優・声優であるらしい)。
・機動戦士ガンダムUCが観たい人のための予習動画
https://www.youtube.com/watch?v=x5bj3ZOa-Mk
furuyatoshihiro 2025-01-26 00:00 読者になる
広告を非表示にする
2025-01-27
2025-01-26
ユンガーたちは、車から降りて、コーカサス兵たちが掘っておいた一人用の細い縦穴にそれぞれ飛び込んで身を潜めました。爆撃を受けて泥が粥のように穴に流れ込んできました。ユンガーがうずくまって下を見ると、何と青いドリプタが穴から這いあがろうともがいています。彼は、こうした場合に備えてもっていた小さなスコップで泥をかき出し、細長いガラス瓶の中にドリプタを入れました。ガスマスクを忘れることはあっても、これらの必携品を忘れたことはありません。いつ何時、幸運が舞い降りてくるかわからないからです。
前に、切株を割ってオサムシをとる話をしましたが、古い切株は甲虫の宝庫です。第二次大戦末期、キルヒホルストの野原で、ユンガーは民間突撃隊の隊長として後方の部署についていました。辺りには隊員は一人もいず、彼はゆっくり瞑想しようと、樫の老木の大きな切株に腰掛けました。その時、一匹のカンタリーデ(ジョウカイボン)が茂みから飛んで来て、切株の上を這い回りました。一体、ここに何の用があったのだろう。ここに真っ直ぐ飛んで来たところを見ると、目指すものが近くにあるに違いない。するとカンタリーデはじっと動かなくなり、その場でぶるぶる震えはじめました。目を凝らして見ると、何とカンタリーデは愛の営みをしているのです。相手の雌は木目の中に隠れていて尻尾を出しているだけなので、それと気づくまでは暇がいりました。雌は城内の小部屋で成人したお姫様のように、おそらく、それまでにこの切株の中から外に出たことはないのでしょう。目に見えぬ波長か、匂いか、あるいは光を発して彼を誘ったのか、いずれにしても、それは一瞬の愛の祝宴でした。
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28
2025-02-02
雪の降らない
・202502022000。半身浴しながら書いても良い。
・9:30から19:30まで断続的に業務の編集作業を続けて今。ほんとうはもう少し進めたかったがこれが認知能力の限界だった。かなり単純作業に近い編集だが、それであるにせよ、目と耳は完全にPCに貼り付けたままとなり、他の何事もできない。この事実にいつも驚く。歌詞のない音楽さえ聴くことができない。けれども映像とは、動く絵と音だから、絵と音によって現実を記録しているもので、編集とはその現実の記録に入り込んでいくことだから、確かにこのようであるしかなかった。
・一月に作成した2025年のスケジュールにもこの編集の仕事は組み込まれていて、そうであるならば仕方がないと思える。2月中旬から自分の時間を過ごす上で、必要な工程なのだと思う。思うことにする。
・雪の降らなかった日。一日中家にいた。
・朝食しながら家族とお弁当について話す。春からはじめてのお弁当生活ができるだろうか。まずは気に入ったお弁当箱が必要。形から入る。
・傍らで休憩の時間にスマートフォンをつるつるして行くべき見るべきイベントの情報を調べる。横浜市民ギャラリーあざみ野で開催されている川崎祐「わたしの知らない場所の名前」とコレクションの「眼の技法」はぜひ見たいと思う。写真を見ることと写真について考えることが置き去りにされている感覚がある。写真を撮ることはどうだろうか。
・広い空間にイメージがある。それを見たいだけ飽きるまで見る時間。そうした時間を求めている。
・中断して。
MRTR 2025-02-02 20:21 読者になる
コメントを書く
もっと読む
2025-02-01
20250201
・目が覚めれば2月。土曜日。午前中は家にいた。友人の農園から送られてくる野菜セットを受け取り外出する。午後から夕方まで今日は短時間の業務。打ち合わせと準備を少しだけ。夕方から夜は母校の別の学科の卒業制作展を鑑賞するために市ヶ谷へ。見に来ていた友人たちと会い少し話す。その後わかれ家族と合流して水道橋の友人の店で夕食する。二週ぶりにビールやワインを飲んだ。グラタンもボルシチもほんとうに美味しかった。冬のある日。力の抜けた日。明日は雪の予報。でもきっと降らないだろうと思う。
MRTR 2025-02-01 23:59 読者になる
コメントを書く
もっと読む
雪の降らない
20250201
2025 / 2
2025年02月
2025年02月01日(土)
晴れのち曇りの寒い一日。9時出社。KHRの木村さんからメールが届く。どうやらコロナに罹って明日の新潟行きは難しいようだ。やむをえず新潟の関係者2社に連絡して延期日を決めるように依頼する。午後にメールが届き、次回の打ち合わせ日は2月11日(火・建国記念日)に決まる。イゼナから〈171箱の歯科医院〉のエアアクア・システムの資料一式が届く。ファイルを開くと、アクアレイヤーシステムの原理とアクアパックの敷込み図、施工区分、見積書などのデータが入っている。明日の打ち合わせまでに村上さんと田中組に送る予定だったが、打ち合わせが延期になったので、来週にでも説明を付けて送ることにしよう。大阪市大の難波研OBの別枝大輔 さんから来週のOB会のリマインドメールが届く。参加者は別枝さん以外に山口陽登さんと池田知余子さんの二人だけらしい。最近の建築デザインの状況について話を聞くのが楽しみである。19時半からNHKで『新プロジェクトX~挑戦者たち~ ゴジラ、アカデミー賞を喰う』 を観る。番組紹介「日本映画の歴史が変わった瞬間だった。第96回アカデミー賞視覚効果賞を映画「ゴジラ-1.0」が受賞。日本のみならずアジア初の快挙だった。ハリウッド大作では1000人が投入されるVFXの現場で、山崎貴監督率いる山崎組は35人。視覚効果賞は「目指してはならない聖域」とされ、「ハリウッドの20年遅れ」と揶揄された時代があった。山崎たちはいかにして快挙を成し遂げたのか。そこには、運命の出会いがあった」。埋もれた才能を開花させることの大切さと山崎の手腕に感服する。引き続きNHKBSで『地球鉄道 第3集 少数民族の山里へ!ラオス~中国』を観る。番組紹介「一つの鉄路でつながったユーラシア大陸をゆく鉄道旅。2021年に開通した中国―ラオス鉄道。初めて鉄道が敷設された地域は駅ごとに異なる少数民族の世界が広がっていた。東南アジアからヨーロッパ・ジブラルタル海峡まで…ひとつの鉄路でつながったユーラシア大陸をゆく壮大な鉄道旅。第3集はラオスから中国雲南省・昆明まで、少数民族の世界を堪能する。初の縦断鉄道でわくラオスでは、雨季の農村と滝を越えた刺繍村の老婆の温もりに涙。山里の国境駅では近未来都市開発に驚愕。雲南省ではプーアル茶の郷と赤い川の水系にある天空の棚田で、大地に生きる人の知恵に出会う」。中国―ラオス鉄道の壮大な鉄道旅に魅せられる。駅舎も見ものである。一度は乗ってみたい鉄道路線である。
31 05:43
37 11:12
32 14:50
24 18:52
28 16:08
29 05:51
29 07:09
38 12:32
30 40:39
29 14:13
28 11:30
easter1916 at 03:45|Permalink│Comments(1)│ │批評
2025-01-20
師走から新年にかけて読んでいたのが、江藤淳と蓮實重彦の対話本「オールド・ファッショ」(中公文庫)だった。東京ステーションホテルにての「普通の会話」である。
「チョコレートの時間」では、テーブルの上のチョコレートの箱の包装紙をはがしながら歓談はつづく。この日は二人、それぞれの部屋に戻りホテルに一泊し、翌朝の朝食から「朝の対話」の歓談がつづく。文庫版の裏表紙にあるように、
《食堂、グリル、ブランデーを飲みながらの部屋の中・・・・・・ホテルの内外に触覚を働かせつつ、多彩な話題を呼び合う先鋭的な批評家二人。
文学・都市・映画と、時に人生を偲ばせ、時にスリリングに語るその姿は、時間の持つ意味・会話の豊饒を満喫させるーーー。》
オ-ルド・ファッション / 江藤 淳/蓮実 重彦【著】 - 紀伊國屋書店ウェブストア|オンライン書店|本、雑誌の通販、電子書籍ストア
kurisu2 2025-01-20 00:00 読者になる
ある歌の「逆さ歌」なるものの、戦時期にこそふさわしい言葉にはつくしがたい陰惨さについて|些事にこだわり|蓮實 重彦|webちくま
2025-02
この広告は、90日以上更新していないブログに表示しています。
タイトルは「読んでいる紳士の肖像」だが、調合している薬屋だろう、怪しい秘薬を調合する魔術師っぽい雰囲気もあり、いつの時代なのか、ニューウェンホーフェン1879-1973はオランダの画家
2025年01月
最後の「追記」 (2025/01/23)
「雑日記」の終わりに
2025-01-26
Interlude Popper による Wittgenstein の Tractatus 批判
Wittgenstein
目次
はじめに
Popper による Wittgenstein, 『論考』批判まとめ
Popper への反論
Popper への反論特論
終わりに
はじめに
少し前に K. Popper の『開かれた社会とその敵』が岩波文庫に入った。それでパラパラとページをめくっていると、今まで知らなかったことに、そこで L. Wittgenstein の哲学に対する批判が展開されていることに気が付いた。
Popper が Wittgenstein といわゆる「火かき棒事件」を起こしていたことは知っていたし、この事件に関する翻訳書も読んでいたが、『開かれた社会とその敵』での批判は読んだことがなかった。岩波文庫の記述に興味を感じたので購入し、その部分を読んでみた。面白かったので、ここでその内容の一部をまとめ、加えて Popper の見解に対し、私のほうから簡単に、ごく簡単に異議を提起してみたい。
今回まとめるのは『論理哲学論考』(以下『論考』) に対する Popper の批判である。彼は『哲学探究』 (以下『探究』) についても批判しているが、『探究』批判は素描にとどまっており、またこの批判に対する反論も比較的容易であろうと個人的には想像されるので、『探究』批判のまとめはここに記載しない *1 。
また、ここに記載する、私によるまとめと異議は、十分な検討を経たものではなく、大変未熟なものである。そもそも私は Popper の哲学の専門家でもないし、Wittgenstein の哲学の専門家でもない。以下では間違ったことを書いている可能性もある。そのため、このあとを読まれるかたは距離をよくよく取りながら読まれるよう注意してもらいたい。
加えて、私は Popper に与する者でも Wittgenstein に与する者でもない。論争でどちらが勝とうとも、どちらが負けようとも、どちらでもいい。私にとって Popper は無駄に polemical に過ぎて、ついていけない。Wittgenstein は無駄に神秘的で深淵過ぎて、ついていけない。だからどちらにも肩入れする気にはなれない。
ただ今回は、Popper による Wittgenstein 批判を面白く感じたのでまとめてみたのと、それに疑問も感じたので、その疑問を記してみるというだけである。この疑問に対して Popper 側からすれば言い分があるだろうが、今日はそこまでは検討しない。
本文に入る前にお断りしておくと、私はいつもいわゆる「です・ます」調で文章を記しているが、今回は備忘録のようなものなので、「である・だ」という文体で記している。普段と雰囲気が違うかもしれないが、あらかじめお許しいただきたい。
Popper による Wittgenstein, 『論考』批判まとめ
さて Wittgenstein の『論考』には次のような文が載っている *2 。
命題 4・11 真なる文の全体が自然科学の全体である。
これは真なる文すべてを集めた集合は、自然科学に属する文すべてを集めた集合と一致する、ということであろう。
細かいことを言えば、自然科学の文には仮説を表すものがあり、仮説はその性格からいって真でも偽でもないので、自然科学に属する文すべての集合には真でない文も含まれるため、命題 4・11 は実際には正しくないのだが、この点については目をつむり、真なる文すべてを集めた集合は、自然科学に属する文すべてを集めた集合と一致する、としておこう *3 。
ところで命題 4・11 自身は自然科学に属する文だろうか? そうではないだろう。すると命題 4・11 は自然科学に属さないのだから、真な文ではない。それは偽な文であろう。このことから命題 4・11 は暗にではあれ、それ自体ついて偽であると語っていることになる。
さて『論考』には次のような文もあった。
命題 3・332 いかなる文もそれ自体についてなにかを語ることはできない。
ここですぐ前の命題 4・11 を振り返ってみよう。命題 4・11 はそれ自体について偽であるとも語っているのであった。してみると、命題 3・332 には反例があることになる。その反例とは命題 4・11 である。よって、命題 3・332 は偽であり、間違っていることになる *4 。
これに対し、Wittgenstein は反論するかもしれない。彼は『論考』で言っている。
命題 6・54 わたくしの文は、わたくしを理解する者が、それによってーそれらの上にー登ったならば、最終的にはそれらを無意味なものと認識するという事実によってその意味があきらかになる。梯子は、登ったあとには、いわば捨てられなければならない。
『論考』の序文とこの命題6 ・54と命題7を「フレーム」と呼び、これ以外の『論考』の、いわは本文を「フレーム内」と呼ぶならば、今引用した命題 6・54 により、彼はフレーム内の文はすべて真でも偽でもなく、無意味なのだ、と言うだろう。そして命題 4・11 も命題 3・332 もフレーム内の文である。よってこれら二つの命題は偽なのではなく、無意味なのだ、と彼は言うだろう。だから、フレーム内の文のなかには偽であるように見える文もあるかもしれないが、それらは偽ではなく、すべて無意味なのである *5 。
従って命題 4・11 はそれ自体について無意味であると語っているのである。そして命題 4・11 が無意味ならば、それはなにも語っていないに等しい。つまり命題 4・11 はそれ自体についてなにも語っていない。よって命題 3・332 は無傷である。反例と見えたものは反例ではない。
また Wittgenstein によるならば、文には真なるものと、偽なるものと、無意味なものがある。(そしてこれらは互いに排他的であると推測される。) 哲学の文、形而上学の文はどれも無意味である *6 。
これに加えて Wittgenstein はフレーム上の序文で言っている。(下線は原文傍点)
一方で、ここで伝えられた思想が真なることは、わたくしには抗し難く決定的であると思われる。したがって、わたくしは問題を本質的な点で決定的に解決したと考えている。
Wittgenstein は無意味なおしゃべりである哲学、形而上学を排除しようとした。彼は『論考』において、そのフレーム内の無意味な文をとおして形而上学の排除・打倒を企てたと考えられる。
ところでフレーム内の文は誰が見ても哲学的、形而上学的な文であり、しかも Wittgenstein 本人も認めるとおり、すべて無意味である。とするとフレーム内の文から成る話は形而上学の一種であろう。ならば、本人は形而上学を排除・打倒してみせたと言っておきながら、またぞろ『論考』のフレーム内で新たな形而上学を打ち立てているのではなかろうか? *7 。
ざっくばらんに言えば、Wittgenstein は「無駄口叩くな、黙ってろ」と言いながら、『論考』という無駄口を長々と叩いているのではないだろうか? 本当に黙っているべきなら『論考』など出さず、潔く黙っているべきではないのか? 「無意味なおしゃべりなど、やめろ!」と言っておきながら、Wittgenstein 本人は『論考』のフレーム内で無意味なおしゃべりを繰り返していたのではなかったのか?
しかし Wittgenstein は反論するだろう。『論考』の無意味なおしゃべりとも見える新たな形而上学だけは例外である、と。これを最後に従来からの形而上学は滅びるのであり、それを可能にするのが、この『論考』の新たな形而上学なのだ、と。この、たった一つの例外だけ許せば、あとはすべて片付くのだし、十分元がとれるのだから、『論考』の形而上学は特例措置として認められて然るべきだ、と。
だか、これではまるで次のようなどこかで聞いたことのあるセリフとそっくりである。「今度の戦争は、有史以来、たびたび繰り返されてきた戦争という戦争をすべて終わらせる最終戦争なのだ。これを最後に人類は戦争という悪夢からとうとう解放されるのだ。だから多少の犠牲はやむを得ないのだ」。
実際、これでは終わらなかった。私たちはそのことを知っている。事実、その後、Wittgenstein は『論考』の考えが根本的に間違っていたことを認めたのである。だから『哲学探究』が書かれたのであった。「哲学」の探究の書が、またしても「哲学」の書が。
Popper への反論
Popper は次のような感じの主張していると考えられる。すなわち、
Wittgenstein は従来からの哲学はすべて無意味な文から成るおしゃべりであり、これらをすべて、『論考』でもって葬り去ってやる、と言っている。ところで『論考』のフレーム内はすべて無意味な文から成る哲学である。とすると、旧来の無意味な哲学を、また新たな『論考』という無意味な哲学で葬り去ろうとしていることになる。すべての無意味な哲学を葬ると言っておきながら、またぞろ新しい無意味な哲学を持ち出し、打ち立てているのではないのか? 結局、無意味な哲学を一掃できておらず、またしても最新の無意味な哲学を導入して余計なことをしでかしているではないのか?
Popper は Wittgenstein を以下のように理解している。図式的に言えば、哲学はすべて無意味であり、『論考』の哲学も無意味であり、無意味な哲学を『論考』の無意味な哲学で排除しても、『論考』の哲学という無意味な
2025-01-24
がんばれCIX
CIXのサンダー、ダンスブレイクからエンディングまでの流れ、抑制効かせつつ綺麗にアゲててセンス良くて好き
CIX(씨아이엑스) - THUNDER M/V
youtu.be
https://youtu.be/d1ndYsGGWes?si=XrgTIc2dXzFo7-Z0&t=163
rokaz 2025-01-24 19:20 読者になる
守さんのご予定
2025年2月8日(土)
連続講座:20世紀傑作映画 再(発)見 第22回
原爆・ピンナップ・フィルムノワール
──『ギルダ』とリタ・ヘイワース
〈予約受付中〉
https://kobe-eiga.net/programs/2036/
2025-01-15
死ぬまで生きること
小説
久々に安部公房が読みたくなって、文庫本の棚にあった『箱舟さくら丸』を読んだ。以前に一度読んだはずなのだが、記憶に残っていた部分が全くなかったので、いつか読もうと買ってそのままになっていたか、あるいは読み始めてすぐに挫折してしまったのかもしれない。
今回印象に残ったのは、主人公「ぼく」の
「死ぬことがはっきり分っている癌の患者だって、死ぬまでは生きようとするじゃないか。死ぬまでの間を生きることが、生きることなんだ」
というせりふ。何だか深いことを言っているような、実は何も言っていないのに等しいような…どっちなんだろう。
方舟さくら丸 (新潮文庫)
作者:公房, 安部
新潮社
Amazon
mf-fagott 2025-01-15 00:01 読者になる
広告を非表示にする
もっと読む
コメントを書く
小説 (147)
死ぬまで生きること
2025.01.13
ロサンゼルス大火
2025年1月7日、ロサンゼルス郡パシフィック・パリセーズ近郊で発生した山火事は、発生からわずか数時間で周辺地域に広がり、未曾有の被害をもたらした。この火災による焼失面積は約36,000エーカーに及び、リバーサイド郡やベンチュラ郡にも延焼している。18万人以上が避難を余儀なくされ、12,000棟以上の建物が損壊した。特にパリセーズ火災では1,000棟以上の住宅が焼失し、停電や経済活動の停滞といった二次的被害も発生した。
発生原因はまだ特定されていないが、送電線の管理不備や倒木による断線など、人為的要因が関係している可能性が指摘されている。背景となる条件としては、エルニーニョ現象による豪雨が植生の繁茂をもたらし、その後の猛暑で乾燥した植物は格好の燃料となっていた。さらに、ハリケーン並みの強風を伴うサンタアナ風が、火の粉を数マイル先に飛ばし、新たな火点を生む結果となった。
ロサンゼルスはこれまで防災先進都市として数々の対策を行ってきたが、今回の火災では、自然要因とインフラの脆弱性が重なり、被害は予想を上回る規模となった。現地の消防隊は65台の消防車、7機のヘリコプター、7台の給水車を投入し、連邦レベルの支援も加わったが、延焼速度に対応しきれなかった。被災者は当初消火設備で自宅を守ろうと奮闘したが、隣家は一瞬で炎に包まれたという。このような現場の証言は、災害対応の限界を示す一例である。
防げない自然災害
2025年のロサンゼルス火災について、専門家たちは「完全に防ぐことはできなかった」という見解を示しているようだ。もちろん定番的に言及される背景には、長期化する気候変動の影響がある。高温・乾燥化の進行により、火災シーズンが従来よりも長期化し、頻度も増加している。今回の火災では、異常な豪雨によって成長した植生が猛暑によって乾燥し、火災の燃料となった。このような大局的な見地から見た自然現象は、人間の制御を超えたものである。
個別の気象条件もあった。カリフォルニア特有のサンタアナ風は火災制御の難易度を飛躍的に上げる要因であった。時速100マイルに達するこの強風は、火の粉を遠方に運び、複数の火点を生む。これにより同時多発的な火災が発生し、対応が後手に回らざるを得なかったのだ。たとえ膨大な消防リソースを投入したとしても、このような状況下では鎮火はそもそも困難であったと見られる。
事後の見解としては、この地域の建築構造も課題ではあった。ロサンゼルスの住宅の多くは、地震対策を優先した木造構造で建設されており、火災には脆弱である。現代の耐火技術や防火帯の設置が進められているとはいえ、気候変動がもたらす災害に対しては依然として不十分であった。ロサンゼルス消防局長は「1000台の消防車があったとしても、すべてを制御するのは不可能だった」と述べている。
人的要因を減らすための送電線管理や監視システムの導入などは確かに重要な施策であるが、こうした大規模火災を完全に防ぐことは容易ではない。
適応が考慮される
ロサンゼルス大火は「防ぐことのできない自然災害がある」という現実をまた一つ浮き彫りにしたと考えたい。科学技術の進歩によって多くの災害は抑止が可能となったが、基本的にロサンゼルスのような都市部と自然が接する地域では、火災リスクをゼロにすることは難しい。都市部の拡張や人口増加は、防火帯の設置を難しくし、火災発生時には被害を拡大する要因ともなる。さらに、地球温暖化による気温上昇と乾燥化が進行する中、山火事シーズンは長期化しており、災害発生の頻度は増え続けている。
住民たちは避難計画や防災キットを備え、災害訓練を受けているが、大規模な災害自体を防ぐことは困難である。送電線の地下化や耐火建築の推進は進められているが、そのコストや技術的課題は無視できない。低所得層にとって、これらの防災対策を導入するハードルは高く、経済支援の整備が不可欠である。
今回のような大規模な自然災害の完全な抑止が不可能である以上、私たちは「適応」という価値観を新しく築かざるを得ない。科学技術や政策強化による被害の最小化は必須だが、すべてを制御できると考えることは幻想である。ロサンゼルス火災は、防災の限界を突きつけた一例であり、自然の脅威に対する新たな対応策を模索する必要性を示唆している。今後被害者の数は増えるかもしれないが、これほどの大規模の災害であっても、大地震や津波がもたらすほどの人的な被害は出なかった。そのこと自体がすでに、適応の現段階にあると言える。
2025.01.13 | 固定リンク
しかし、諸行無常。1990年代後半から駄菓子の市場環境は大きく変化し始めた。ポテトチップスをはじめとする多種多様なスナックが台頭した。1995年10月23日、新潟県で初めて発売された「じゃがりこ」は衝撃的で、この日は「じゃがりこの日」として、1987年の7月6日の「サラダ記念日」に次いで庶民の祝日となったものだった(嘘)。時代はまず若者から変える。若年層を中心にポテトチップもカールも、「手が汚れる」「味が濃すぎる」といった声も聞かれるようになった(嘘)。そして、次第に駄菓子売り場でカールは存在感を失い、明治は広告費の削減などのコスト見直しを行ったが、ボディコン(誤字)が語られ、そして2017年5月、ついに「カール」の東日本市場からの撤退が発表された。市場を「カールショック」が襲った。このニュースはSNSを中心に大きな反響を呼び、「もう一度食べたい」「子どもの頃を思い出す味がなくなる」といった声が投稿され、スーパーでは「最後のカール」を買い求める人々で売り場が埋め尽くされた。
«Facebookへのバイデン政権の言論圧力
このドメインを購入する。 | More domains at Seo.Domains
2025 著作権. 不許複製
2024-12-30
★PERFECT DAYS/ヴィム・ヴェンダース
2024-12-29
★台風クラブ/相米慎二
2024-12-27
年の終わりに
2024年に読んだ本
文庫版「精選女性随筆集」全12巻読んだ
人生を豊かにする(かもしれない)名言集『ささる引用フレーズ辞典』
いい言葉にはパワーがある。
ふと目に留まったフレーズに励まされたり、油断しているときに胸に刺さったりしてくる。不安なときに思い出して前を向くための道しるべだったり、心を動かし、ポジティブな気分をさらに強化する触媒だったりする。強い言葉じゃなくても、言葉に強くさせられることがある。
そういう、言葉のストックがある。迷いを断ち切りたいとき、気分をアゲたいとき、深淵を覗き込みたいとき、それぞれの効能を見込んで、読み直す。すると、私専用のレシピのように効いてくる。そんな成分強めなのがこちら。
疲れた大人に、よく刺さる『心にトゲ刺す200の花束』
苦しくて辛いとき寄り添ってくれる一冊『絶望名言』
若い頃の自分に教えたい名言集『他人が幸せに見えたら深夜の松屋で牛丼を食え』
疲れ気味のおっさんなので、ポジティブなやつは苦手だ。やまない雨はないとか、あきらめなければ夢はかなうとか、キラキラしすぎてて眩しい。
それよりも、辛くて苦しいときに、絶望の底を見させてくれて、「まだマシかも」と思わせてくれる名言のほうが良く刺さる。
今回紹介するのは、清濁併せ呑むタイプのやつ。本書で出会った、火力高めの好きなフレーズはこちら。
悲観は気分、楽観は意志(アラン)
誰もがそれぞれの地獄を耐える(P.ウェルギリウス)
大きな棍棒を手に、穏やかに話せ(セオドア・ルーズベルト)
良い女の子は天国に行ける、悪い女の子はどこへでも行ける(H.G.ブラウン)
ポジもネガもひっくるめて、刺さるフレーズや、かっこいい寸鉄、思わず引用したくなる名言ばかりを集めたやつ。以前に紹介した同著者の『エモい古語辞典』の通り、格調高め・古典多めになる。
「人生」の名フレーズ
いい言葉には磁力がある。
ある名言が別のフレーズを思い出すきっかけとなる。私の内側に蓄積された言葉を引き寄せる磁石となる、そういう名言集なのだ。せっかくなので、本書で紹介された言葉と、そこから引っ張り出されたフレーズを並べてみよう。
まず、本書で出会った刺さる言葉はこれ。
ことしから丸儲けぞよ娑婆遊び(小林一茶)
小林一茶は50代後半で脳梗塞に倒れ、一時は半身不随になり、言語障害にも陥ったのだが、九死に一生を得た後に詠んだのがこれ。もう死んだようなものだけど、拾った命だから、後は生きてるだけで丸儲け、娑婆で遊びつくそうぜというやつ。
ん?
この「生きてるだけで丸儲け」は明石家さんまの座右の銘のはず(長女の「いまる」もここから名づけたという)。
1985年8月12日、日本航空123便が群馬県の高天原山ヘ墜落し、520名の死者を出した史上最悪の事故があった。明石家さんまもこの便に搭乗予定だったのだが、「オレたちひょうきん族」の収録が早く終わり、123便をキャンセルして、一つ前の便にしたのだというエピソードを思い出す。
小林一茶や明石家さんまほどドラマチックではないかもしれない。けれど、「今日は残りの人生の最初の日」という心もちでやってゆきたい。
「恋愛」の名フレーズ
恋愛モノの名言が厚めなのもいい。
恋、恋人、初恋、恋人と逢う、愛、遠距離恋愛、失恋、片思い、嫉妬、キス、性行為、性欲、結婚、夫婦、友情……と、多彩なテーマに分けられている。
特に気に入ったのはこれ。
好きなものは呪うか殺すか争うかしなければならないのよ(坂口安吾)
兎のように長い耳を持つ耳男と、美しくも残酷な夜長姫の物語なのだが、恋愛の本質を射抜いていると思う。同じ本質なら、私はこちらを推したい。
恋は戦!
恋人たちの間にも明確な力関係が存在する!
搾取する側とされる側
尽くす側と尽くされる側
勝者と敗者
好きなったほうが、負けなのである!!
(かぐや様は告らせたい 第1話)
嫁様に告白をしたのも私だし、プロポーズしたのも私だ。「男が女を好きになるほど、女は男を好きにならない」という至言の通り、連戦連敗、負け戦だらけの人生なのかもしれないと考えると、ちょっとは気が楽になる。
「心」の名フレーズ
幸福や悲しみ、怒り、笑い、希望など、「心」をテーマにした名フレーズも沢山ある。
この辺りは、編者と私の趣味がズレてて楽しい。生きることにおいて何を価値とするかについては、それぞれの人生経験によって選び取られる言葉が変わってくるから。
例えば、「復讐」をテーマにしたフレーズとしては、スペインの有名なことわざを持ってくる。
優雅な生活が最高の復讐である
17世紀のイギリスの詩人ジョージ・ハーバートの言葉で、他者からの悪意や敵意に対し、怒りや報復で応じるのではなく、相手への執着を断ち、自分の人生を豊かで満足の行くものにすることこそが、最も効果的な「復讐」になる……という考えだ。
憎くてキライな奴のことを考える時間こそが、無駄で害悪だという考え方は分かる。だが私は、ジョン・ウィック(キアヌ・リーヴス)のこれを推したい。
復讐をしてもしなくても
大切な人は帰ってこないので
復讐した方がスッキリするんじゃないかな
ジョンウィック/キアヌ・リーヴス
名フレーズの元祖
意図してなのか偶然か、私が知ってる名フレーズの元祖(元ネタ?)に出会えて嬉しいものもあった。「生きているだけで丸儲け」もそうだが、人生の真理は共通的なので、経験を積むほどこの真理に近づくからこそ、名言は近似するのかもしれぬ。
例えば、清少納言のこれ。
説経の講師は、顔よき。講師の顔をつとまもらへたるこそ、その説くことのたふとさもおぼゆれ。
(講師は顔がいい男にかぎる。顔を夢中になって見ていられるおかげで、説く内容も尊く感じられる)
清少納言「枕草子」第三一段
出典元は忘れたけれど、キャバ嬢のマンガで、こんなやりとりがあった。
「なんであんなゲス男に?」
「クズみたいな男でも、顔がいいとなんか許せる」
金銭感覚ゼロとか、暴言を吐くとか、生活がだらしないとか、クズみたいな男はいる……んだけれど、ただ一つ「見た目が良い」というだけで、なんか許してしまう。それは許しちゃだめなんだけれど、分かる(ハロー効果の一種なのかもしれない)。
あるいは漱石のこれ。
前後を切断せよ、
妄りに過去に執着する勿れ、
徒らに将来に望を属する勿れ、
満身の力をこめて現在に働け
(夏目漱石)
ロンドンに留学していた漱石が、孤独や言語の壁、文化的な違いに心を病んでいた頃の手紙だという。この頃の異文化体験が彼の個人主義に影響を与えたとされている。
ん?
これ、私がtumblrで拾った釈迦の名言と近似してる。これだ。
“Do not dwell in the past,
do not dream of the future,
concentrate the mind on the present moment.”
(過去に囚われるな
未来を夢見るな
今の、この瞬間に集中しろ)
漱石が釈迦のこの言葉を知って使ったのか、釈迦の言葉だという私の認識が間違っているか、あるいは単なる偶然かは分からないが、真理であることに変わりはない。あるいはエピクテトスの「過去と未来に囚われず、今だけに集中しろ」と言っているので、そこから持ってきたのかもしれぬ。
こんな感じで、芋づる式に名フレーズから名言、過去の刺さった言葉の棚卸ができる。いわゆる名言集の名言集だ。
2024年振り返り ますますAIが生活に組み込まれてきた 驚きのNotebookML
世界各地で戦争が起き、その模様がテレビ画面を通じてお茶の間に入ってくる日々が続いている。
どうにも落ち着かない感じがするが、今年を振り返ってみると、昨年との大きな違いはAIが私たちの生活にしっかりと組み込まれたことではないだろうか。
「生成AI」(Generative AI)(機械学習モデルによって、コンテンツを生成する技術)や「ChatGPT」(生成Aの代表的なサービスの一つ。大規模言語モデル=LLM=を活用し、テキストデータを生成)はすっかりお馴染みの言葉となった。かねてから使ってきた言葉である「AI」(Artitficial Intelligence)も、「人口知能」と訳すことなく、単に「AI」というだけで、意味が通じる。
次第に生活に組み込まれ
皆さんも、もうすでにだいぶ生成AIを使っていることと思う。
振り返ってみると、そのはるか前の段階として、「履歴情報を使いながら、利用者が選択しそうなアイテムをリストアップする」作業が行われていたことを発見したのは、アマゾンを利用していて、「おすすめリスト」を見た時ではなかったかと思う。
当時は、「よく私が好きなものがわかるなあ」と感心したものだった。「便利だな」とさえ思った。
次の段階として、メールを打つときに「文章やスペルのサジェスチョンが出る」ことを体験した。当初は「うるさいよ」と思ったものだが、今は「助かるよ」に変わった。
筆者がChatGPTをよく使うようになったのは、今年である。きっかけは体調を崩して横たわっていた時だ。自分の体に何が起きているかを知りたくなり、ずばり質問ができるChatGPTに聞いてみた。人間との会話のような答えになるので、「お大事に」と書かれると、慰められた。ほかにもいろいろ聞くようになった。
秋になって、家族が病気になった。病院からの手紙は専門の医療用語でいっぱいだ。ChatGPTでしらみつぶしのように言葉を調べていった。なぜそうなるのか、どうすればいいのかも書かれてあった。
ChatGPTは単に言葉の意味のみではなく、「相談」もできる。例えば「友人関係で悩んでいる。こういうことをされたが、どうしたらいいのか」などにも、それなりの回答が送られている。
同じく今年から、筆者は翻訳サービスの「DeepL」を使うことになった。大量の文書をもとに原稿を書く必要があり、時間的余裕がなかったので、とても評判が良いこのサービスを使ってみたのである。それ以来、長い文章、訳しにくい文章はこのサービスに頼む。適切な訳ではないと思うこともたびたびあるが、PDFをそのまま画面にドラッグするだけで英語から日本語に翻訳されるのは、非常に便利だ。
問題は、「頭を使わなくなった」ことである。これは一体、何を意味するのだろうか。
さて、普段の情報収集でもAI関係の話題を集めていくうちに、いくつか、「ここまで来たのか!」と思わせるテクノロジーがあることがわかってきた。日本でも一部報道されているが、少しここで挙げてみたい。
AIエージェント
私はポッドキャストをよく聞くのだが、「今後、恐れるべきAIは何か?」というトピックを扱った番組があった。AI開発を専門とする英企業「DeepMind」(グーグル傘下に入ったので、今はGoogle DeepMind)によるポッドキャストである。その中で紹介されていたのが、次世代のツールとしての「AIエージェント」だった。
例えば、スマートフォンを開くと、画面にはたくさんのアプリがある。何らかのタスクを実行しようとするとき、それぞれのアプリを開くことになる。しかし、AIエージェントに任せれば、アプリを作動させて利用者がやりたいことを実行してくれる。
もう少し詳しい説明としては、ウェブサイト「GIGAZINE」によると、米大学教授がAIエージェントを「特定の環境について多くのことを学習し、人間からの簡単なプロンプトがいくつか入力されるだけで、その環境内で問題を解決したり、特定のタスクを実行したりできる技術ツール」と定義しているという。
初期のAIエージェントはすでに稼働している(例:ロボット掃除機)ものの、さらに進んだ形で、利用者に代わってタスクを実行するものになってゆく。
「AIエージェントがやってくる(The AI agents are coming)」という記事(フィナンシャル・タイムズ紙、12月11日付)によると、Anthropicというスタートアップ企業がデモでやってみせたのは、PCの利用者の行動を再現するサービス「Computer Use」。誰かがコンピューターを使って、いろいろなサイトから情報を見つけ、それをもとにデジタル書類を埋めてゆく――この作業をコンピューターが独自で行う。つまるところ、オフィスの事務員がすることをそっくりそのままやって見せたのである。
まだ開発中のデモだったが、これがさらに進めば、相当な数の事務員の仕事が危うくなる「かも」しれない。ロボット掃除機のようなことを事務作業に当てはめた形だ。
来年は、さらに進化しそうだ。
ポッドキャストを自動的に作るNotebookML
別のポッドキャストを聞いていて、「え?」と非常に驚いたのが「文章から、ポッドキャスト番組を作る」サービスだ。グーグルのNotebookMLである。
作成されたポッドキャストは二人組のキャスターがしゃべりあう形で、合いの手も入る。言葉に詰まったり、笑ったりも。
筆者も早速、試してみた。
英国の核兵器についての下院の文書をダウンロードし、そのPDFをNotebookMLにドラッグして読み込ませてみた。数分待つと・・・確かに、二人組のポッドキャストができた。今は英語版のみだそうだ。
文章を読むよりも、音声で聞いた方がわかりやすく、かつ、「二人の会話」の形だともっと聞きやすい。
・・・となると、「文章を読む」という頭脳の能力までゆくゆくは弱体化していくのだろうか?
(AIテクノロジーの話、続きます。)
バカッターで知り合う。電話をするように。
へえ、こんなふうにやるんだなあって」
自称彼氏がいて、実際はセフレだろう。お小遣いをもらっている。
生きていた場合の責任も取れない。
2024-12-22
再び、東大駒場の講義から稀代の名著が誕生
今回は、三枝洋一『数論幾何入門』森北出版を紹介したい。この本は一言で言えば、保型形式と楕円曲線についての入門書なのだが、とんでもなくわかりやすく書かれている。まえがきによれば、「東京大学教養学部前期課程の全学自由研究ゼミナールで大学1・2年生を対象に行った講義をもとにしたもの」ということだ。このような講義から生まれた奇跡の名著に、久賀道郎『ガロアの夢~群論と微分方程式』ちくま学芸文庫がある。この本に匹敵する本はもう出てこないだろうと思っていたが、なんと、再来したのだね。
その前に、例によって、ぼくが市民講座で行う講義の宣伝をしておきたい。
早稲田エクステンションセンター 中野校
世界は数でできている~無理数から理解する株からカオス理論まで
全3回 2015年 02/07, 02/14, 02/21 (すべて金曜日) 15:05~16:35
(講義概要)
皆さんは、ルート2(2の平方根)やπ(円周率)やe(ネピア定数)などの無理数をご存じでしょう。しかし同時に、これらの無理数は私たちの生活とは無縁なものと思っておられるでしょう。この講義では、これらの無理数が実は、現実世界をつかさどっていることを解説します。例えば、株価は日々、乱高下します。その動きはでたらめのように見えますが、ある程度法則があり、そこに無理数が関わっています。また、火事や機械の故障などの突発的なできごとにも法則があり、ここにも無理数が出現します。このように、無理数は世界を読みとくカギになるのです。最後には、カオス理論という数学の先端理論にも足を延ばします。
詳しくは、以下のURLで見てほしい。
世界は数でできている | 小島 寛之 | [公開講座] 早稲田大学エクステンションセンター
さて、三枝洋一『数論幾何入門』にもどろう。
数論幾何入門
作者:三枝 洋一
森北出版
Amazon
この本がなぜ名著なのかというと、「非常に難しい専門の数学を、めちゃめちゃわかりやすく解説している」からだ。それは、久賀道郎『ガロアの夢~群論と微分方程式』にも共通することである。なぜ、「めちゃめちゃわかりやすい」解説になったかというと、東大の1年生を対象とした講義であり、前提知識が限られるからだ。1年生だから当然、解析学や線形代数は習っていない。知っているのは高校数学だけだ。その縛りの中で「非常に難しい専門の数学」を解説しようとするなら、自ずと工夫をしなくてはならない。大抵の東大の教員は、そんな親切心は持ち合わせていないから、受講生の前提知識など気にせず未習得の知識をばんばん使って講義をしてしまうだろう。東大の一部には、高校生のときに既に大学数学をマスターしている強者がいるからそれでもついてこれる。でも、とても稀にだが、自ら高校数学までに縛りをかけて高度な講義にチャレンジしようという教員が出てくる。これが、久賀先生であり三枝先生だというわけなのだ。そして、このような「縛りをかけた工夫」は名著を生み出すことになる。
ぼくが、三枝『数論幾何入門』を手にしたきっかけは、現在ぼくが執筆している本において、保型形式と楕円曲線の解説が不可避だからだった。それでこれらに関するたくさんの本を読んだが、どれもわかった気にさせてもらえなかった。とりわけ、ぼくにとって最も重要なとという楕円曲線(モジュラー曲線のひとつでもある)の方程式を知りたいのに、それがわかりやすく書かれているものが(ウエブにアップロードされている論文以外には)全くなかったのだ。本書はまさにピンポイントでこの方程式を初等的に導いてくれている。これはぼくにとって、幸運な巡り会いだった。
本書は、まえがきに「高校までで学ぶ内容を超えた予備知識は極力仮定しないように務めている」と宣言している通り、大学数学の知識がなくても読めるようになっている。とは言っても、仮定していないだけで、大学数学で習うことと同レベルの数学を展開しているので、「スラスラ読めちゃう」たぐいの本ではないのでそこはご注意を。
ぼくがこの本で感心するのは、どこかの専門書には書かれている定理であっても、著者の(たぶん)オリジナルな証明が随所に提示されていることだ。例えば、「上半平面(虚部が正である複素数の作る複素平面の上半分)に作用するモジュラー群(整数が成分の2×2行列で行列式が1であるものの作る乗法群)が、2つの要素から生成される」という定理は、いろんな本に書かれているが、本書ではユークリッドの互除法を使って証明している。ぼくはこの証明は初めてみた。
もう導入部からして驚きである。数論幾何というのは整数論に幾何学的な方法からアプローチする分野だが、その最も簡単な例として、「ピタゴラス数」へのアプローチを紹介する。
ピタゴラス数というのは、を満たす自然数の組のことだ。やなど無限に存在する。それらをすべて求める手法として、円周上の有理点に帰着させる方法が有名である。まず、をと変形する。これは、有理点が円の周上にあることを意味する。したがって、ピタゴラス数を求める問題は、原点を中心とし半径1の円周上の有理点をすべて決定する問題に帰着される。この問題には、次のような見事な解法がある。円周上の点を通り、傾きが有理数の直線を作る。それはである。これと円の交点を求める。円の方程式に直線の方程式を代入すれば、となるが、1つの解がとわかっていることから、方程式がと簡単に変形できてしまう。したがって、以外の交点として、が求められる。逆に、円周上に有理点Pがあれば、点と結んでその傾きは有理数だから、これを傾きとすればPを生み出すことができる。したがって、円周上の(以外の)有理点すべてがこの方法で見つけられる。ひいては、すべてのピタゴラス数がこの方法で見つかることになる。実際、有理数をと置けば、となるから、ピタゴラス数の(既約な)パラメーター表示が与えられる。ピタゴラス数が無限にあることもこれからわかる。
以上のことは、多くの数学書に書いてある。本書の真骨頂はこれからだ。本書は、この解法を有限体に拡張する。有限体とは素数に対する集合に余り算の四則計算を導入した体のことだ(での合同式の計算と言ってもよい)。このにおいて、方程式の解の個数を求めるのである。の要素に対するは平面を成しているわけではないので、これは円の方程式ではない。けれども、あたかも円のように扱い、アプローチする。それを著者は「あたかも幾何学的実体を持っているかのように扱える」みたいな感じに表現している。
そして、何をするかというと、「平方剰余の第1補完法則」を証明するのである。「平方剰余の第1補完法則」というのは、のにおける解の個数が、で分類できるという法則だ。どうやってこれを導くかというと、の分母がであるのがポイントとなる。つまり、有理数の世界ではこれが0になるは存在しないから問題にならなかったが、の世界では存在するから、これをちゃんと処理しないとならない。なるはいわゆる値の定義できない「極」になる。したがって、極の個数が方程式の解の個数に関与することになり、そこに注目することで「平方剰余の第1補完法則」が証明されるのである。こんな証明はぼくの持っているどの整数論の本にも書かれていなかった。見当違いかもしれないが、リーマン面の理論では極の存在からリーマン面の性質がいろいろわかる。「幾何学的な実体を捉えるには特異な点に注目する」ということの意味は、この「平方剰余の第1補完法則」の証明に端的に現れているのかな、などと妄想した。ちなみに、本書ではさらに、同じ分析方法で「平方剰余の第2補完法則」も導いている。
今回は、三枝『数論幾何入門』の冒頭のところだけ紹介したが、本書の本領は、最初のほうに述べたとの方程式を導くことと、これらと保型形式との関係を明らかにするところにある。その説明が、ぼくが持っているどの本よりもクリアカットに書かれているのがすばらしいのだ。
実はぼくも、駒場に通っていた頃、このような1年生向けの数学ゼミナールの第1回に勇んで出席したことがあった。担当教員が開口一番、「数学セミナーなんか読んで数学がわかった気になっている人は来ないでください」みたいなことを述べた。ぼくはこの発言にめっちゃ憤った。数セミが愛読書だったからだ。ぼくは即座に退室した。出て行ったのはぼく一人だったと思う。そのセミナーではセール『数論講義』を教科書にしたのだと記憶している。だから退室して良かった、結果オーライだったと今では思う。もし意地になって出席して、セール『数論講義』を輪読したら、難しすぎて、きっと数学の道を諦めたと思う。そういうところでぼくにはツキがあるのだ。
最後にいつものように販促をしたい。久賀道郎『ガロアの夢~群論と微分方程式』については、拙著『完全版 天才ガロアの発想力』技術評論社で解説をしている。久賀先生の本よりもさらにかみ砕いているので、久賀先生の本にチャレンジする前に拙著を読んでおくと、面白い本がさらに面白くなること請け合いである。
ガロアの夢 ――群論と微分方程式 (ちくま学芸文庫 ク-36-1)
作者:久賀 道郎
筑摩書房
Amazon
【完全版】天才ガロアの発想力 ―対称性と群が明かす方程式の秘密― (知の扉シリーズ)
作者:小島 寛之
技術評論社
Amazon
hiroyukikojima 2024-12-22 01:13 読者になる
広告を非表示にする
再び、東大駒場の講義から稀代の名著が誕生
2024 / 12
2024年 12月
2024年 12月 13日
さえずり 12122024
何もしなければドキュメンタリーになると考えるのは現代の作家が陥りがちな錯誤である。放っておくと映画はすべてをつくりものに見せてしまう。ロメール、カサヴェテス、キアロスタミ。映画は徹底した作為の果てにのみドキュメンタリーへと到達する。「映画はドラマ、アクシデントではない」(小津)。
0
Tweet
# by mgcollector | 2024-12-13 00:03 | 雑感
ブログの引っ越しを考える
2024 / 11
2024年 11月 18日
注目新刊既刊:武田崇元/横山茂雄『霊的最前線に立て!』国書刊行会、ほか
★注目新刊書および既刊書を列記します。
『死の瞬間――人はなぜ好奇心を抱くのか』春日武彦(著)、朝日新書、2024年11月、本体900円、新書判並製232頁、ISBN978-4-02-295287-5
『編集宣言――エディトリアル・マニフェスト』松岡正剛(著)、工作舎、2024年10月、本体1,600円、四六判変型上製152頁、ISBN978-4-87502-569-6
『霊的最前線に立て!――オカルト・アンダーグラウンド全史』武田崇元/横山茂雄(著)、国書刊行会、2024年10月、本体3,600円、A5判上製462頁、ISBN978-4-336-07638-0
『Outlying――僻遠の文化史』武邑光裕(著)、rn press、2024年10月、本体3,600円、四六判並製452頁、ISBN978-4-910422-19-0
『美術の物語 ポケット版』エルンスト・H・ゴンブリッチ(著)、天野衛/大西広/奥野皐/桐山宣雄/長谷川宏(訳)、河出書房新社、2024年10月、刊行記念特価本体3,990円(2025年1月末まで、かつ、初回生産分限定)、46変形判上製1048頁、ISBN978-4-309-25746-4
『シュレーディンガー詩集――恋する物理学者』エルヴィン・シュレーディンガー(著)、宮岡絵美(訳・編)、書肆侃侃房、2024年9月、本体1,900円、四六判並製96頁、ISBN978-4-86385-637-0
『口に関するアンケート』背筋(著)、ポプラ社、2024年9月、本体550円、A6変型判並製63頁、ISBN978-4-591-18225-3
★『死の瞬間』は、精神科医の春日武彦(かすが・たけひこ, 1951-)さんが様々なフィクションやドキュメント、映画やコミックを含む作品群を引き合いに「死」を論じたもの。「死ぬ瞬間」「「永遠」は気味が悪い」「見知らぬ世界」「取り返しがつかない」「死体の件」「死と悪趣味」の6章立て。「本書でわたしは、ヒトが「死」に好奇心を寄せるその有りようを図鑑のように挙げ、論じてみたい。そのようなことをする背景には、死には三つの大きな要素が絡んでいると思っているからである」。春日さんはその三つの要素を〈グロテスク〉〈呪詛〉〈根源的な不快感〉とまとめておられます。
★『Outlying』は、メディア美学者の武邑光裕(たけむら・みつひろ, 1954-)さんによる初めての自伝。本文が序盤、中盤、終盤と違う色で刷られており、銀色の表紙とあいまって存在感が抜群です。装丁は藤田裕美さんによるもの。中盤中ほどにはカラーの図版頁もあります。特別付録として宇川直宏(DOMMUNE)さんと若林恵(黒鳥社)さんの対談「サイケデリックの行方」という投げ込み小冊子(24頁)が付いています。
★「マンハッタンに廃墟の住処がなくなろうとする80年代後半に至るまでの、ほぼ10年間にわたるNYでの経験から、そこから90年代以降のサンフランシスコ、そして京都、東京、札幌を挟み、ベルリンとヨーロッパへと向かうことになる私の約40年以上に及ぶ旅の記憶を紡いでいこうと思う。〔…〕インターネットの普及後、コミュニケーションの利便性は圧倒的に変化したが、自身が世界で出会う人物との遭遇は、e-メールやSNSで済まされるものではない。世界が縮小し、出会うべき人との距離が短縮されたとしても、リアルな出会いと対話の記憶を超えることはない。〔…〕この旅のほぼすべてを開示することで、僻遠の異界との関わりをめざす人々に、何らかの刺激を届けられれば幸いである」(序章、19頁)。
★同書の刊行記念に、著者と若林恵さんによるトークイベントが来たる11月29日(金)、青山BC本店にて行われます。詳細はリンク先をご覧ください。版元の株式会社rn press(アールエヌ・プレス)は、2021年に設立。書店への卸は、直取引かトランスビュー経由とのことです。代表の野口理恵(のぐち・りえ, 1981-)さんは複数の出版社を経て独立した編集者であり著述家。自社から今年5月に『私が私らしく死ぬために』という実用エッセイを上梓されています。「何か「学び」に関する本をずっと作りたいと思っていました。それならば第一弾は「死に方かな」と思い、死をいろいろな角度から取り上げることにしました。死を想うことで、強くなると信じて」(まえがきより)。出発点がすごい。
★『編集宣言』は、8月12日に逝去された松岡正剛(まつおか・せいごう, 1944-2024)さんが工作舎の月報「土星紀」で連載されていた「エディトリアル・マニフェスト」(1979年8月号~1981年12月号)を中心に、『遊』誌時代の「編集」をめぐるエッセイ2本「遊学する編集」「「別の仕事」との関係から」と、工作舎編集長の米澤敬さんによる「編集者あとがき」が収められています。このあとがきでは米澤さんの前口上に続いて松岡さんによる「遊線放送局」第一回が抄録されています。
★1979年の「エディトリアル・マニフェスト」第1回から引用します。「編集は闘争でもあった。/そこで、「編集」を「エディトリアル・ワーク」と言い換えておくことにする」(18頁)。「いわゆる“編集者”が著者と版元の間を守る芸者を演ずる時代は終わった。H芸〔編集芸〕からE闘争〔エディトリアル闘争〕へ」(19頁)。この言葉から45年経過した今も、編集は闘争であり続けています。真実と嘘が見極め難い時代に、編集は諸刃の剣としていよいよ危うい段階に入りつつあります。「ただ私が何を言いたかったのか、そのことを手短かにまとめておくことにする。「君たちはようするに何をしているのかね?」「いや、別のことをしているのさ!」」(136頁)。こうした「別のこと」の可能性について自問したいと思います。
★『霊的最前線に立て!』は、八幡書店社主の武田崇元(たけだ・すうげん, 1950-)さんと、英文学者で作家の横山茂雄(よこやま・しげお, 1954-)さんの対談本。目次は書名のリンク先をご覧ください。附録として『復刊 地球ロマン』と『迷宮』の2誌の総目次を併録。400頁を超える大著ですが、巻末には人名索引があるので、興味があるところから拾い読みで始めることもできます。武田さんと横山さんが出会ったのは70年代半ばとのこと。日本のオカルト・ムーヴメントを振り返りつつ、お二人の自伝的側面もある一冊です。先述した松岡正剛さんとの関わりでは第5章「横山茂雄の遍歴」に「松岡正剛と工作舎の近辺」(156~160頁)という興味深いパートがあります。横山さんは工作舎に出入りし、大学院生時代にバラード『残虐行為展覧会』(法水金太郎名義、工作舎、1980年、現在品切)を上梓しています。
★『美術の物語 ポケット版』は、オーストリアに生まれ英国で活躍した美術史家エルンスト・H・ゴンブリッチ(Sir Ernst Hans Josef Gombrich, 1909-2001)のベストセラー『The Story of Art』(Phaidon, 1950/…/1995)の訳書で、日本での出版事業から撤退したファイドンが2011年に刊行したポケット版の再刊となります。ファイドンのポケット版は単行本版よりも古書市場で高額希少本となっていたため、今回の再刊を待望していた読者は多かったことでしょう。「累計800万部突破、35ヶ国で翻訳、世界一読まれている美術史の本」(帯文より)。日本ではまず、友部直訳『美術の歩み』(上下巻、美術出版社、1972年、改訂新版1983年、改訂3版1992年)が出版され、その後、ファイドンより現行訳(単行本版2007年、ポケット版2011年)が出て、それを河出書房新社が再刊(単行本版2019年、ポケット版2024年)した、という流れです。奥付には「本書は2011年10月にファイドン株式会社より刊行された同タイトルの本を一部修正のうえ、新装したものです」とあります。序文が差し替えになり(出版者リチャード・シュラッグマンの文章からゴンブリッチの孫レオニー・ゴンブリッチの文章に。長谷川宏訳)、いくつかの誤植訂正を行った、と版元さんから聞きました。
★「Web河出」2024年8月14日付特設ページ「【800万部超!世界で一番読まれている美術の名著】『美術の物語』、幻の「ポケット版」が、装いを新たに今秋発売決定!」によれば、本体3,990円は刊行記念特価で「2025年1月末まで、かつ、初回生産分限定」とのことでした。現在版元在庫はなしで重版中ですから、書店店頭で並んでいる在庫のみが特価なのだろうと思います。重版(マレーシアで印刷製本)では通常価格の本体4,990円になるはずです。版元さんの公式Xでも、11月12日付のポストで「【お詫び】世界一売れている美術の本の画期的なコンパクト版『美術の物語 ポケット版』。遂に全ネット書店で完売です。もう1,000円安い特価で買えるのは、いま店頭にある分だけです。想定より1年くらい早かったので河出の在庫はゼロです…。迷っている方、今のうちに書店にお出かけを!!!」と告知されています。
★『シュレーディンガー詩集』は、オーストリア出身の理論物理学者エルヴィン・シュレーディンガー(Erwin Rudolf Josef Alexander Schrödinger, 1887-1961)の唯一の詩集『Gedichte』(1949年)を初めて訳したものです。恋愛を歌った作品が多いことに驚きを覚えます。彼が自身
<< November 2024 >>
この一冊 (13)
イベント (247)
夏野菜の季節に、大相撲の優勝杯みたいなミキサーを導入
念願の大容量パワフルミキサーHuanyu降臨
10年日記を再開した。 コロナ禍になってすっかりペンをとらなくなったが、日々の飯の記録や熱海移住のことも、日常が無為に流れていってしまうような気がして怖くなり、再開したのだ。かつてはコクヨノートを使っていたが、もう定規で線を引くのも日付を書くのも疲れる…
mogu mogu MOGGY
道具
40年前と変わらないロックシンガー。いい人そうだった
Jump!~Sammy Hagarのライブを観て来た!
9月23日、俺は有明アリーナに出掛けた。Sammy Hagar(サミーヘイガー)のライブを観るためだ。Sammyは、VAN HALENの二代目ヴォーカリストとして知られている。俺は、VAN HALENのコアなファンという訳じゃない。せいぜいベストアルバムを持っているくらい。ヒットしたアル…
Some Were Born To Sing The Blues
はてなブログPro
音楽
巻き寿司にロウソクで「お寿司ケーキ」に挑戦。お仏壇感?
記録|8月に食べたもの
カメラロールにごはんの写真がたまってきたので、写真と共に感想です。 鰹丼 ディズニーオンアイス前に梅田で歩いていてふらっと入ったお店。鰹が肉厚で美味しかった。海鮮丼が好きなので丼にして大正解 もっちり鰹 タリーズのチョコリスタ 美味しくてびっくりした!チ…
黄昏サンドウィッチ
"暦の上では秋だけど、夏のペースのまま麦茶を作る"
麦茶事情
シルバーウィークが終わったあたりから朝晩急に冷えてきた。 今まで半袖短パンで寝ていたのに、今の装いはすっかり長袖のスエット上下だ。 先週までの暑さは一体どこへ行ったのか? こんな急に寒くなってこの冬の雪事情はどうなるのか? 急に来た寒さだが、わが家の「…
もくわくライフ
スカートのライブへ。「生音がいい」ってどこで知るんだろう
日記(炎のフリーライブ・生音)
某日 スカート『炎のフリーライブ』に行く。TLで概要を見て速攻応募し、当選メールを見たら列番号2というスペシャルナンバーだった。ウキウキで仕事場を後にし代官山へ。代官山は何度来ても慣れない。列に並ぶも本人確認証をコインロッカーに入れっぱなしなことに入場…
続けてもいいから嘘は歌わないで
涼しくなった! 室温1度の違いでずいぶん楽に感じる
巷は三連休最終日
朝テレビをつけるとニュースをやっていないので、今日は祝日だったと知る。なにしろ365連休の身なので、どうも祝祭日を忘れがちだ。先週集め終えた自治会のお金を入金に行こうと思っていたが、ATMはお休みだ。 夏の空気と秋の空気が急に入れ替わったようで、今朝は気持…
あとは野となれ山となれ
暮らし
学生の頃は、あんなに出てたのに……
鼻血が出なくなった。
有料 学生の頃、あんなに出てた鼻血 出なくなったなー そんな話。
じ論丼
富士山より高い場所にゴンドラで行けるスイスってすごい
ツェルマット滞在記 最新ロープウェイでイタリアにお茶しに行く
有料 2024年6月、妹と2人で出かけたスイス旅行記の続きです。最初にグリンデルワルトに4泊した後、マッターホルンの麓の町であるツェルマットにやってきました。こちらの記事はツェルマットの記録です。 ツェルマットと言えばマッターホルンがなんと言っても観光の中心でし…
鉄道と自転車でプチ冒険に出よう
海外
“人生がうまくいくには、固定費を減らすことなんですよ。”
東大生でない中川淳一郎さんが駒場寮で得た人生訓(私と東大駒場寮 3)
駒場寮の北寮9Bの部屋、「基礎科学研究会」、略して「KKK」の部屋 予備校の講師に連れられて、駒場寮に出入りするように 「代わりに面接受けろ」入寮の面接は「替え玉」で突破 「経営と文体の基本は寮での読書で培った」 東京大学の駒場キャンパス(東京都目黒区)にか…
TOMOKO OOSUKI
私と東大駒場寮
「娯楽を遠ざけて学問に専心する」のを9日間続ける
娯楽断食をはじめる
寮の先輩であったところのあおい知颯さんが書いたこのnoteがある。 note.com このnoteの主題は、プラトンの『国家』を読んだ感想で、特に、『国家』は弁明(≠証明)の形式で進んでいくことや、哲学と科学の違いが語られる部分はとても興味深い。 しかし、当時私があお…
托葉
子どもがワイワイできるコンテンツがあると助かる
1歳の子どもとキャンプ行った記録
周りでキャンプに行く人が多いので、誘われてキャンプによく行きます。去年は1歳連れで4回キャンプに行きました。 今年は4月くらいにキャンプ行って、6月にキャンプフェスにも行きました。思い出しも兼ねて時系列でまとめておきます。 (6月時点では2歳なので、キャン…
あーちゃんねる
はてなブログPro
英語で剣道のアドバイスをすることになった
カタール生活3週間経過
お久しぶりです。カタール生活がおよそ3週間経ったのでざっくり総評。トビタテの同期の人達がブログを上げてるのを見かけるし、自分も折角なので上げる。 主にやってたことは、生活に順応すること、受け入れ先を変更したこと、そして剣道。 生活に順応することが大変な…
yapattaのブログ
お気持ち
「消えるかな?」くらいの弱火で鍋の温度を保つイメージ
チキン・カッチ・ビリヤニのレシピ
ビリヤニ流行ってますね。セブンイレブンのお弁当で出たあたりから一気に認知度があがった気がします。先日、とある会でビリヤニを作ったのでレシピを書いてみました。生肉のマリネとバスマティ米を一緒に炊くカッチ・ビリヤニです。辛いのが苦手ならレッドチリとブラ…
乳酸の海
同行者のスマホがない! タクシーの運転手たちに救われた
台湾旅行記②
○ 2日目 台湾2日目。外は曇り空だがなんとか天気は持ちそう。この日は鉄道で十分(シーフェン)と九份(ジョウフェン)へ。 出発前に日本から持ってきたアミノバイタルを摂取する。これを飲んでおくと疲労感が80%くらい軽減される(個人的観測)。毎朝飲んだおかげで連…
状況が裂いた部屋
アオリイカに味がない。「噛み締めても噛み締めても無味」
20240914:ナタデココ・アオリイカ
朝は病院。整理券をもらって開院までの間、喫茶店で待つことにした。カフェインレスのミルク珈琲の無糖を注文すると、会計の後にっこり笑顔で「シロップはお付けしますか?」と聞かれた。0.2秒の逡巡ののち、「つけてください」と答えてしまった。わざわざ無糖を頼んだ…
CALAMARI CALAMATTE
はてなブログPro
鶏むねと野菜はオーブン焼き。毎日魚や甲殻類を食べる
太らないごはん
ここでも書いたけど、最近本当に実感するようになったのが明らかに太りづらくなった、ってこと。 食事制限中に比べたら圧倒的に食べてるのに、体重増えない。 コンスタントに運動してるってのはもちろんのこと、やっぱり筋肉量増えたからだろうな。 そして多くの女性が…
失語
我が美容覚書
競技者の成功よりも失敗に面白さがある
ヘボコンをやった
研究室に3年生がやってきた。今年は新歓を兼ねて全員でヘボコンをやった。自分も参加したが、2回戦で学生に負けた。早々に負けてよかったとも思った。 www.youtube.com ロボコンや鳥人間コンテストの面白さは、競技者の成功より失敗にある。そうした失敗を、敢えてやる…
exyk
感じたこと
パンを発酵させた微炭酸。「超パン!!飲むパンサイダー!」
謎の飲み物"クワス"に触れる
スーパーの精肉売り場に見慣れない飲料の缶が並んでいた。 あ?新しいビール? いや、ビールじゃない?パン? 発酵飲料?ノンアル…? 格瓦斯(クワス)て、文字も響きもなにもかも知らない概念が飛び込んできた。 このスーパーはアジア系食材を扱うこともあるので見慣…
やみなべノート
身軽で親しみやすいのがいい
文庫本が好き
柴田元幸訳の『ナインストーリーズ』が読みたくなったので、本屋へ出かけたがなかった。部屋を探したら野崎訳が見つかった。新潮文庫版の『ナインストーリーズ』はいかにも文庫本という感じで好きだ。 私は文庫本が好きだ。大きな本より比較的やすいし、なによりかさば…
悪い慰め
10年分をすべて計量テキスト分析をかけるという荒業
富永京子『「ビックリハウス」と政治関心の戦後史』
自分は1970年代半ばの生まれで、90年代の前半に明治大学に入学したのですが、入学式の日にヘルメットを被った活動家の人たちが新入生にビラを配っている光景に驚いたのを覚えています。 もうなくなったと思っていた学生運動的なものがまだ残っていたことに驚いたわけで…
くるまも|三井住友海上
“東京で一番パトカーの運転がうまい人”に、事故を起こさないための運転術を聞いた
三井住友海上火災保険株式会社
おなじみ丨近くの店から、なじみの店へ。
一人を喜ばせる工夫が突破口に。大島のサグラダ・ファミリア「デイリーヤマザキ新潟大島店」の逆転劇
LINEヤフー株式会社
メシ通 | ホットペッパーグルメ
フライパンで炊く「ウーロン茶炊き込みご飯」のレシピ。サクッと丸洗いできて臭いが残る心配ナシ【筋肉料理人】
NICO STOP(ニコストップ)|フォトライフスタイルWEBマガジン
カメラ越しに感じる愛おしさ。飼い主が教えるペット写真の魅力と撮影のコツ
株式会社ニコンイメージングジャパン
サンレコ 〜音楽制作と音響のすべてを届けるメディア
「DAWとDTMの違いって何ですか!?」〜RIKO & JUVENILE先生と学ぼう!初めての音楽制作①
株式
2024年 09月 23日
フラナリー・オコナー『フラナリー・オコナー全短編』
先日、出張の車中で『サヴァナの王国』という新潮文庫の新刊を読んでいたところ、思いがけない名前に出会った。2022年に原著が発表され、ゴールド・ダガー賞を受賞したこの小説自体もアメリカの暗黒の歴史が色濃く刻まれたジョージア州サヴァナと呼ばれる地域をめぐるかなりきつい暗黒小説であったが、その中で登場人物がフラナリー・オコナー、サヴァナで生まれ、短編の名手として知られながら40年ほどで短い生涯を終えた女性作家に何度か言及しているのだ。
うちの女性たちはフラナリーを読もうとしない。サヴァナが舞台だから、去年「精霊の宿る宮」を読ませてみたけれど、やっぱり反応は芳しくなかった。だって、モルガナ、登場人物がみんなグロテスクなんだものって、彼女たちは言うの。みじめったらしいって。
そういえば最近復刊された彼女の短編集を確か求めていたはずであったと書棚から取り出してみる。「精霊の宿る宮」も含まれている。かくして長い迂路を介して私は初めてこの作家の短編を通読することとなった。なるほど、かなりグロテスクな内容だ。
昭和の時代に発表された小説を読む時(本書が最初に訳出されたのは2003年)、本書の巻末にある次のようなエクスキューズが記されていることはもはや通例といってもよい。
本文の人種、身分、身体障害、精神障害に関する表現には、今日の人権感覚に照らして不適切と思われるものがあるが、時代背景は作品の価値、作者の意図などを考え原文を尊重した訳文とした。
本書においてはまさにこれらの人権的にネガティヴな感情が主題化されている。「全短編」と題されたちくま文庫版のうち、上巻には彼女の最初の短編集「善人はなかなかいない」と初期作品6篇が収録されている。「善人はなかなかいない」の原著は1955年、彼女が30歳の時に発表されている。オコナーは難病に苦しみ、39歳で早世したとのことであるが、大学に修士論文として提出されたという初期作品と彼女が注目を浴びるきっかけとなった短編集の間に大きな開きはなく、早い時期から完成された文体と独特の世界観を持った作家であることがわかる。
このレヴューではまず冒頭に収められた表題作「善人はなかなかいない」という短編について全編を要約する。このとんでもない短編を一読する時、短編集に通底するグロテスクさが理解できるだろうと考えるからだ。
「おばあちゃんはフロリダへ行きたくなかった」という一文で始まるこの短編はこんな内容だ。登場人物はおばあちゃんと息子のベイリー、その妻(小説の中では母親と呼ばれ、名前は記されていない)、ジョン・ウェズリーとジューン・スターという8歳と彼より年少の行儀が悪く、口汚い兄妹。さらにもう一人、生まれたばかりの赤ん坊。冒頭の文章が暗示するとおり、彼らは車でジョージアからフロリダに向かう。旅行の目的は特に記されていないから物見遊山であろうか。おばあちゃんはフロリダには監獄を脱走した「はみだし者」を名乗る一群の男たちが向かっているから、行き先をテネシーに変更しようと新聞を片手に懇願するが、孫たちは汚い言葉でそれに応じ、結局一家は早朝に車に同乗してフロリダに向かう。おばあちゃんは連れていくと知られれば車に乗せてもらえない猫を籠に入れてひそかに車内に持ち込む。五人は途中のモーテルで食事をする。大人たちは最近では善人はなかなかいないと愚痴をぶつけ合い、子どもたちはこましゃくれた言葉でモーテルのおかみさんをののしる。再び出発した一行はおばあちゃんが昔訪ねたことのある「秘密の壁板」がある大農園屋敷に立ち寄ろうとするが、途中で籠から飛び出た猫が運転中のベイリーに飛び乗ったため車が横転する事故にいたる。怪我を負って助けを求める家族の前に現れたのはなんと監獄から脱走した「はみだし者」たちであった。自分たちの正体が見破られたと知った男たちは、最初にベイリーを、続いて妻と子どもたちを森へと連れ去っては銃撃する。イエス様が彼らを救ってくれるかという問答をした後で、男は残されたおばあちゃんにも弾丸を打ち込む。
この要約だけでも、なんともグロテスクで救いのない、暴力的な短編であることが理解されよう。この短編にはオコナーの小説を通底するいくつかの主題がすでに明らかである。まずはアメリカ南部、ジョージア州というトポスだ。私はアメリカの地理や歴史に詳しいわけではないが、最初に触れた「サヴァナの王国」を通読した印象として、この地がアメリカの奴隷制度の拠点であり、おそらくはこの短編集が執筆された当時においても黒人差別が苛烈であったことが理解される。(キング牧師らによる公民権運動が起こったのはまさに本書の原著が発表された同じ時代である)後述するとおり、本書には「黒いやつら」と表記される黒人への差別意識が一貫している。一方でこの短編集には、先の「おばあちゃん」と「はみだし者」の対話が暗示するとおり、カトリック教徒としてのオコナーの位置も明らかである。つまりアメリカ南部に生きるカトリック教徒が抱きうる世界観が反映されており、それは収録された作品のいずれからも明らかなとおり、きわめて矛盾に満ち、苛烈な認識であったはずだ。奴隷制度に由来する黒人差別という現実をカトリックの教義といかに両立させるかという問題はアメリカ南部に生活する作家にとっては真剣な課題ではなかっただろうか。いくつかの短編に「分をわきまえた黒いやつ」という言葉が登場するが、自分たちに従属している限り存在を認めるという、まことに白人にとって都合のよい、差別的な認識が当時、この地域に共有されていたことが理解される。かかる気風を反映しているためであろうか、オコナーの短編は多くがざらついた、救いのない読後感を残す。
印象に残ったいくつかの作品について短くコメントしておこう。まず「人造黒人」は老人と少年、ミスタ・ヘッドとネルソンのアトランタ旅行を主題としている。朝5時過ぎに電車に乗ってアトランタに向かう二人にとってアトランタはほぼ未知の都市であり、そこでは「黒いやつら」との邂逅を含めて想像もできなかった事件が連続する。道に迷い、小さないさかいの後、老人は都会の路頭でトラブルに巻き込まれた少年が自分の身内であることをひとたびは否定する。(私の見立てではこれはペテロによるキリストの否認の反復だ)夜になってなんとか帰宅するや、老人は一種の宗教的改心を自覚し、少年は「アトランタに行けてよかったが、二度と行かない」と独白するのであった。見知らぬ土地での困惑と恐怖、不信がないまぜになった短編の背景にはニグロフォビアとでも呼ぶのであろうか、黒人への恐怖感が透けてみえる。あるいは「田舎の善人」は狩猟事故によって片足に義足をつけた娘とその母のぎすぎした関係、そこに闖入する聖書を押し売りする青年の物語であり、娘はジョイという名を「音のきたない」ハルガへと改名して母への抵抗を示す、理解や優しさとはかけ離れた最後の場面にいたるまで緊張感がみなぎる掌編である。さらにこの短編集中で最も長い「強制追放者」はナチス・ドイツによってヨーロッパから追放された人々の通称をタイトルとして、ガイザックという亡命ポーランド人が登場する。カトリックの神父を介して亡命したガイザックはおそらくはアメリカ南部のミセス・マッキンタイアの農場で働くこととなる。そこにはすでにショートレイ夫妻という貧農と黒人たちも働いていた。トラクターをはじめとする農耕機械の運転に秀で、熱心に働くガイザックは最初、ミセス・マッキンタイアに気に入られるが、農場主と亡命者、貧農、黒人という戦時下のアメリカ南部の縮図のごとき関係性は次第にきしみ始めて、悲劇的な結末を迎える。
ここに収められた短編はいずれも人種、障害、階級といった問題をめぐる差別や分断を主題としている。オコナーは時に独特のユーモアを交えながらも、それらを私たちの前に投げ出すだけであり、解決や和解、奇跡を示すことはない。例えば人種問題に関して「床屋」という初期短編においては人種差別に反論しようとする男の喜劇的な努力が活写されている。しかしながら作者は決して教条的に人種差別反対を叫ぶのではなく、黒人に対する恐怖と差別が瀰漫する50年代のアメリカ南部の社会を切り取って示す。私はここで描かれた情景に今までも何人ものアメリカの作家を通して馴染んできた気がする。黒人や貧農をめぐる暴力の連鎖はフォークナーからコーマック・マッカーシーにいたる骨太の作家たちが常に主題としてきたところであり、あるいは本書の時代背景から私は直ちにこのブログでもレヴューしたカーソン・マッカラーズ(今、確認したところマッカラーズもまたジョージア州生まれである)の「啞のギリシャ人」が登場する傑作を連想した。オコナーが短編の名手と呼ばれるゆえんはO・ヘンリー賞を四回受賞したことにあるらしいが、都会的で基本的に善意に満ちた人間関係が描写されるヘンリーと土俗的で悪意に満ちたオコナーの短編はむしろ正反対の特質を宿している。それはニューヨークとサヴァナ、洗練された北部と土俗的な南部の差に還元されるのだろうか。どの短編であったか、「風と共に去りぬ」のプレミアム上映会に招待されるエピソードがあったが、瞥見される差別性のゆえに今日では上映されることが少ないこの映画と本書のテイストもまたよく似ている。(黒人であれば分をわきまえろ)先にこのブログでポール・オースターについて論じたが、現在においてもアメリカにはオースターに代表される知的で抽象的、前衛的な小説家たちと例えばコーマック・マッカーシーのごときごつごつとした手触りの一筋縄では
2024-09-19
Xiaomi TV A Pro 43 2025を購入した
最初の感想は 「ちっさ!」というものだったのですが・・・・
買い替えの経緯なども含めて一応説明させていただくと
今までは アイ・オー・データのいわゆる「モニター」と呼ばれるディスプレイを使っていましたが 今回購入したのは チューナーレスのスマートテレビに属するものです。
何が違うのかというと PCの映像を映すための専用のディスプレイに対して、ディスプレイ単体で映像などを楽しむための装置との違いではあります。
ただ、HDMIの入力があって 外部からの入力においても表示する機能があるので変わらないと言えば変わらないとも言えなくはありません。
細かいスペックの話は 私ではなく専門の技術的なことを追求している人にお任せして私の視点ということでレビューを上げていきたいと思います。
まず、買い替えのきっかけなのですが 何よりも「安い!」ということが大きいわけです。どれぐらい安いかというと 最新の43インチ スマートテレビが29,800円という価格についてどう思われるでしょうか?
この価格であれば 十分に欲しいから買ってみたと言える価格なのです。
勿論Smart TVなので AndroidTVの機能を持っていての話ですが これに関しては多くのテレビ同様にSmartPhoneなどではローエンドでもこんな性能のもうないよねと言えるレベルの機能しかないのですが、意図的に解像度を落とした表示など(文字とか大きいですよね)でそれなりに速度感を改善してとりあえず使えるようにはしてある程度なので過度な期待はダメですが Youtubeをみたり 動画配信サイトを見るには最低限の性能は持っているという種類のものです。
そして NHKの加入料を払わなくていいということで話題になった チューナーのついていない構成にはなっています。
勿論、チューナー分のコストが下がるという意味もあるわけですが チューナを付けることで各国個別の製品を作り分けるという部分で量産効果が薄れることの方が大きな要因と思われるので まあ良しとしましょう。
テレビも見たいという人は選んではダメなものなのですが 最近は無料のTverなどでいろんな番組が見られるので必須というわけではない人も少なからずいますので・・・・
今まで使っていたモニターなのですが これは10年を超える前のものですがちゃんと4Kも表示されるものなのですが 最近グラフィックカードを変えたからか 4Kで60Hzのリフレッシュレートでは動画再生時などにまれに点滅するとかの状況となり どうも電線とかコネクターの劣化が始まってそうな状態なのです。
勿論 リフレッシュレートを30とかに固定すればいいのですが 流石にそこまで遅いとPC用のディスプレイとしてはカーソルが流れたりして使い勝手が悪いので 何かきっかけがあればと思っていたところでの発売記念大特価だったので飛びついたわけです。
最初の感想は冒頭通りで 49→43だったこともありますがベゼルがSmartPhoneとかと同様細いくなっているので しっかりベゼルのあった世代のディスプレイと比べると迫力が違うわけです(笑
で、セットアップなのですが 最低限必要なのは単4電池2本となります。
「モニター」は専用品なので 設定ボタンと、上下の選択ボタン、キャンセルボタンぐらいの4ボタンぐらいで設定するようにできているのですが これは「テレビ」なので 電源を入れてネットワークをつないでGoogleのアカウントを登録してAndroidTVを起動してからがスタートです。
それも、上下と決定ボタンだけで操作するリモコンで・・・正直あまり好きな作業ではないのでQRコードを表示してSmartPhoneで設定するのが速いでしょう。
設定すれば一般的なAndroidTVとして起動します。
そこの設定で入力設定でHDMI1につないでいるPCを設定すればようやくPCモニターとして使えます。
10年選手のモニターと比べると まず画面が明るいです。
これはちょっと期待値以上だったのですが 文字などのにじみが少ないことに評価がぐっと上がります。
どうしても、動画中心に設定されている「テレビ」としての機能を主目的にすると 各ドットの粒状感が気になったりすることがあるのでちょっとボヤっとした設定にしてきれいに見せているディスプレイもあるのですがこれはどちらかというとくっきり系でした。
グラフィックカードはDisplayPort出力なので変換ケーブルを入れて4K60Hzもちゃんと認識しました。
で、なのですが 遅いです・・・・・なんというか画面が流れます。
あれっと思ってよくよくWEBのあちこちを見てみると どうも「テレビ」としての機能を優先してそういう設定になっているようです。
一旦 ディスプレイの方で入力信号を加工して表示しているようなのです。
前述の粒状感ではないですが 長く表示することで滑らかに見せるような設定になっているようです。これはPC用のモニターとしてはあまりいい傾向ではないので モードの変更で対応します。「ゲーム」というモードが遅延が最も少ない設定のようなのでそちらに変更してようやく準備完了です。
あとはスピーカーがなんとなく音が軽いので 今まで使っていたサウンドバーを HDMI2に ARC接続(ディスプレイの電源を入れたら サウンドバーの電源も入るし ボリュームもディスプレイのリモコンで操作できるようになります)で接続しました。
薄くて軽くて、べセルレスなので没入感も高いPCモニターの出来上がりというわけです。
唯一、欠点ともいえるのが 一般的なPC用のモニターは外部入力しかないので PCの画面出力が停止したら(省エネ設定で 画面出力が消える設定です)モニターもスリープに入るのですが このディスプレイはいつまで立ってもHDMI信号なしを表示し続けます。
設定がないわけではないのですが リモコン操作がないと勝手にスリープに入ったりと使い勝手が悪かったので作業が終わったら明示的にディスプレイの電源をリモコンできる必要があるのはめんどくさいとも言えなくはありませんがそれぐらいで 一度設定すると前回切断した時の接続先を覚えていてそこから起動するので(たまに AndroidTVに戻りますが)そんなに大きな問題とはならないわけです。
前述通り、このディスプレイは外部から入った信号をモニター側で加工し表示する機能が色々ついています。多機能な表示はその機能なわけです。
例えば、安価なプロジェクターなどがそうなのですが 「4Kプロジェクター」と書いてあってもネイティブHDとか書いてあって どっちなんだと言えば 実際の出力はHD画質(1280x720の720Pと言われる解像度)で4Kの映像入力を 内部のCPUで加工してHD解像度まで落として表示しているに過ぎないわけです。
他にも壁に投影するのに平行に置けないと 台形に画面が歪むのですが それをソフト的に直せたりする機能がついていたりするわけですが これも 光学的にやっているのではなく入力信号を逆台形に変形させた信号へと加工し表示することで ゆがみがない画面に表示していますが実際は4K→HDにしたのと同様解像度を下げて表示している場所があるというやり方です。
このようにCPUが入力した画像を自由に変形できるようになると より濃淡を強調したりとか HD画質の入力の映像を 4Kにアップスケーリングして表示したりと色々な機能を付けることができるようになります。
色合いを強調した場合 このディスプレイの場合デフォルト設定の場合の遅延はこの加工にかかる時間分入力したものを表示するのに遅れが発生し、その機能をできるだけ削ったモードにするとその遅延がなくなるということになっているわけです。
逆に言うと CPUの性能(もちろん周辺も含めてですが)を上げていくと当然ですがその遅れが少なくなってゆき もっとできる機能が増えていくわけです。
例えば、SmartPhoneのカメラのようにビューティ機能を付ければ画面に映る人の顔の 目が強調されたり 顎が細く映ったりということも可能になりますし 邪魔の背景を消したりも可能になるわけです。
例えば 嫌いなタレントを登録すればその人の登場シーンからはいなくなるような加工もきっと可能にはなるでしょう。AIですし・・・・
このSmartTVはコスト重視でしょぼいCPUに少ないメモリーでどこまで出来るを追求した商品で おそらくほとんどの人が満足できるレベルに仕上がっています。
これで十分ともいえるできなわけですが 逆に光学的にはぼちぼちでもCPUの性能を上げてゆくともっと良いものができてもおかしくないという時代に入ったんだなと思ってしまうわけです。なんせビューティ機能のないSmartPhoneがもう殆どないのと同様にです。
もう一つ、テレビは1度買ったら一生とは言いませんが15年や20年使うこともよくある家電ですが このSmartTVの場合 おそらく5~6年でAndroidTVのサポート期限が切れて脆弱性のあるデバイスになるでしょう。
しかし、AndroidTVの機能で入力を切り替えている以上動かさずに使えないわけで 脆弱性のあるデバイスとしてそれぐらいの時期に買い替えが必要なデバイスとなったわけです。
この機能を付けるだけで、買い替え需要を促進できるという意味ではメーカーにとってもよい機能だと言えなくもないわけです。少なくとも モニターなら私のように機能不全や不足が始まらない限り買い替えなくてもいいわけで
この広告は、90日以上更新していないブログに表示しています。
2024-07-22
メモ
◇ アナ・メンディエタはどこ?
https://whereis-projectinjapan.studio.site/
◇ New York Timesが選ぶ21世紀の100冊の邦訳リスト - YAMDAS現更新履歴
https://yamdas.hatenablog.com/entry/20240716/best-books-21st-century
◇ テクノ封建制の時代へようこそ──クラウド農奴と現代の封建領主たち | WIRED.jp
https://wired.jp/article/sz-yanis-varoufakis-technofeudalism-interview/
◇ メディア効果論 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2%E5%8A%B9%E6%9E%9C%E8%AB%96
◇ 先有傾向(せんゆうけいこう)とは? 意味や使い方 - コトバンク
https://kotento.com/2023/04/08/klapper/https://kotobank.jp/word/%E5%85%88%E6%9C%89%E5%82%BE%E5%90%91-1354620
◇ 皮下注射モデル - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9A%AE%E4%B8%8B%E6%B3%A8%E5%B0%84%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB
◇ メディア効果論 | 社会心理学
https://kagaku-jiten.com/social-psychology/society/media-effect-theory.html
◇ ネガティブ・ケイパビリティ - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8D%E3%82%AC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%96%E3%83%BB%E3%82%B1%E3%82%A4%E3%83%91%E3%83%93%E3%83%AA%E3%83%86%E3%82%A3
◇ ソール・バス - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%90%E3%82%B9
◇ 県美の「名画」 偽物かも… ジャン・メッツァンジェ 自転車乗り 天才贋作師、ネットに酷似作品 徳島 /徳島 | 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20240718/ddl/k36/040/299000c
◇「まさかコレが…」学芸員も驚いた!高知県立美術館所蔵の1800万円絵画「少女と白鳥」に贋作疑惑 « 高知のニュース - 高知さんさんテレビ
https://www.sunsuntv.co.jp/news/2024/07/2748051
◇ ドイツの天才贋作師、美術界をだまして億万長者に - CNN.co.jp
https://www.cnn.co.jp/style/arts/35201471.html
◇ The Awful Truth with Michael Moore s02e05 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=lYhBtt2mpjM
◇ Ficus for Congress - The Awful Truth with Michael Moore (part 1 of 3) - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=wqa_bhwA-1E
◇ Asian Avant-Garde Film Festival at M+
https://aagff.mplus.org.hk/
◇ Kazuyuki Takezaki: Before Spring - 47 Canal
https://47canal.us/exhibitions/before-spring
◇〈hirvi Acousmonium live 2024〉を終えて ~アクースモニウムについての走り書き~|よろすず
https://note.com/yorosz/n/na81cb348b36d
◇ ネストール・アルメンドロス - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8D%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AD%E3%82%B9
◇ 太田三郎 (芸術家) - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AA%E7%94%B0%E4%B8%89%E9%83%8E_(%E8%8A%B8%E8%A1%93%E5%AE%B6)
◇ Danny Lyon's Photography Is a Great Lesson for the Trump Era
https://www.vulture.com/2017/02/danny-lyons-photography-is-a-great-lesson-for-the-trump-era.html
◇「サイボーグ宣言」ダナ・J・ハラウェイ – artscape
https://artscape.jp/artword/5972/
◇ 1140夜 『猿と女とサイボーグ』 ダナ・ハラウェイ − 松岡正剛の千夜千冊
https://1000ya.isis.ne.jp/1140.html
◇ Small File Media Festival – The Cinematheque | Simon Fraser University
https://smallfile.ca/
◇ Gastr del Sol – We Have Dozens of Titles – centralregionblog
https://centralregionblog.wordpress.com/2024/05/30/gastr-del-sol-we-have-dozens-of-titles/
n-291 2024-07-22 01:52 読者になる
もっと読む
コメントを書く
2024 / 7
FC2Ad
※ 2017年あたりから情報更新止まっておりますが、公式HPです。ライブ、執筆その他の依頼などは「お問い合わせ」からお願い致します。ライブ情報などはX(@ootany)で。
・2017/11/05 Sunday Ammo-night@神宮前bonobo
お知らせ はてなへのログインがパスキーと多要素認証に対応! より安全にはてなブログをお使いいただけます!
野球から帰って20時過ぎでも明るい食卓。CAは楽園!
春の雑記〜カリフォルニア暮らし〜
アメリカの朝のにおいが好きだ。 なんとも言えない、歴史もしがらみもない新しい香りがする。 最近のカリフォルニアはぴっかーんと晴れて、みんなバケツの様なサイズの冷たい飲み物を片手に出かけている。 野球 ある日の球場にて、道の名前「リトルリーグブルバード」…
人と食
人
柔らかそうなのを摘む! どうやら2種類混ざっているらしい
森の恵みを食べてみる
日曜は日和田山に出かけて山頂でホットサンドをして下りてきた。 単にハイキングをしたわけで、一番の戦果はというとゼンマイを採ったことだ。これは林道歩きの途中で見つけて結構生えていたので相方と2人して柔らかそうなのを探した。 図鑑があればと思うのだが、こ…
クモノカタチ
登山
神代桜とスパイスパフェ、春の美しいものを堪能する
今年も春がきた
こんにちは。 春ですね。 毎日暖かくて幸せです…! 今年も神代桜見に行ってきましたよ! ものすごい人でした。 駐車場までも大渋滞で。 コロナの時、全然人いなかったからナメてました笑 さすがに混む時間帯避けて夕方行ったんですけどね! 15時半くらいだったのにまだ…
山梨移住日記
なんというかわいさ! 仕事の合間にうっとり見つめてしまう
爪がかわいいだけで気分が良い
先月、日帰りでお伊勢さんに行ってきた。 日本で最も格式の高い伊勢神宮にお参りするのだから身なりをそれなりに小綺麗にしていかなくてはと思い、旅行の二週間前くらいから美容院に行ったり新しい服や靴を用意したりと身支度を始めた。 その身支度のひとつに、"手先を…
ドーナツの穴
美容
ゴリラに支配されている世界。鏡音レンの衣装を着た
夢詰め合わせ
駅の夢 駅にいると認識してたけど、ちょくちょく場面が自室に切り替わったりしていて安定してなかった。駅の夢と自室の夢を別々に見たけど起きた時に脳内で混ざったのかも。 出勤途中、駅でラジオが流れてた。D.Gray-man旧アニメEDの『regret』が流れていて、「Dグレの…
親しくなるためのステップを乗り越えてゆく
スノーボール式
・ナマ言ってすんません!!! shaker0831.hatenablog.com ・友達ができないだのごちゃごちゃ言ってましたが、今日無事に仲を深めてきました。昼までがっつり寝たあと、公園で遊ぼう!という誘いが全体ラインでポストされ、勇気を出して飛びついた。キャッチボールとサ…
軽快ブログ
日記
本作の根本的なテーマは「未知の自分に出会うこと」
カモの晴れ舞台ですわ。『FLY!/フライ!』感想&レビュー(byカルガモ令嬢カモミール)
有料 ごきげんよう、わたくしはカルガモ令嬢の「カモミール」ですわ。カルガモ令嬢とはいったい…?と訝しんでいる貴方は、以下↓をご参照くださいませ。 もしもTwitterが滅亡したら何を見ればいい?答えは……カモですわ!!どんな大富豪にも買収できない、この世にカモがいる…
沼の見える街
どうぶつ
監督は主人公・平山を僧侶にたとえていたが……
映画『PERFECT DAYS』──あるいは安全なる賭け
有料 www.youtube.com www.youtube.com ヴィム・ヴェンダース監督はあるインタビューのなかで、本作の主人公・平山を僧侶に喩えている。宗教世界の求道者としての人間と、世俗世界での労働者を混同した件の表現には違和感しかなかった。インタビューそのものは作品の理解を…
みずから書き、みずから滅ぶってこと。
映画評
地元はラジオの電波が入りづらかったし宅配ピザもなかった
東京に来て驚いたこと
春は新生活の季節 4月から大学に入って一人暮らしを始める人、転勤等で新たな場所に移ってきた人など、4月は新生活の季節です。大学教員の世界では、国立大学などの場合9月や10月から着任する人もいますが、まあ、一般的に引越しシーズンといえば年度末ですね。 もう25…
ドイツ語教員が教えながら学ぶ日々
思い出
お遍路用更衣室がある空港からレンタカーで金刀比羅宮へ!
2024年2月 四国3カ国巡りDAY1:香川編
少なくとも二、三ヶ月に一度はどこかへ行かないと、頭がおかしくなってしまいます。もはやどこでもよかった、わたしはそう供述しております。 今回は、四国の気になっているところを一気に網羅する旅としました。 |DAY1 東京→高松 4時に起きました。7:50成田発の飛行…
スンバラリア国報
旅行
「ミスド団子」を作成! いろんな種類が食べられて良い
ピクニックをしてきました
友達3人でピクニックしてきました〜! 桜はほぼ散ってしまっていていましたが20℃前後でかなり涼しくて寝れそうなくらい快適でした🌸🤍 Twitterでみてやってみたかったミスド団子作ってみました1人2つ好きなものを選んで串に刺すことでちょっとずついろんな種類が食べれるの…
たるさとにっき
楽しげなおしゃべりや鳥の声をBGMに缶ビールを開けた
桜を浴びに
平日休みのタイミングでやっと晴れた先週の水曜日。桜咲く小田原城へ行った。 今年は休みと天気の相性が悪くて、お花見には行けないかも…なんて半ば諦めていたが、ようやっと晴れた平日休み!鎌倉の段葛や源氏山も思ったけれど、小田原城址公園のお堀や天守閣やこども…
たわむれ日記
diary
「あの頃の私」が失われたわけではない。
『イニョン』
朝9時前、猫に餌をせがまれ、顔を肉球で押されて起床。餌をあげて、朝食を食べて、布団を干す。空は快晴で、ベランダで猫が寛いでいる。と、娘もまた同様にベランダで寛ぎはじめていた。 玄関をブラシとホースで洗い、庭の草むしりをする。家の前を、ご年配の女性が、…
東京から月まで
山本のスクリューみたいな特技はないが頑張れてるだろうか
大学生活を振り返る:④九州ひとり旅
またひとり旅行の話。大学4年の8月半ばに内定が出てようやく就活が終わった自分は、旅に出ようと思い立ち福岡空港行きの航空券を取った。どうしても行きたい場所があった訳ではなく、当時関西より西に行ったことがなかったため、西日本で行きたい街である長崎、福岡、…
状況が裂いた部屋
「作者も言葉で説明する努力はして良い」
作品を説明するのは良くないことか
前回の更新から4ヶ月。ブログ以外には自分の考えている事を長文で述べる機会がないので、たまには更新しないと書き筋が衰えると思い、キーボードを叩き始める。 直近のニュース valkneeさんに楽曲提供した「OG」が収録されている1stアルバム「Ordinary」が出ました。い…
おたくのテクノ
「呪い」は私たちの世代で終わりにしたい
82年生まれ、キム・ジヨン。彼女の人生は私の人生でもあった。
28歳の冬、恋愛とか結婚とか。 入籍。解放感は持続しない。 82年生まれ、キム・ジヨン。彼女の人生は私の人生でもあった。 産後の今読み返して思うこと 28歳の冬、恋愛とか結婚とか。 28歳の冬。この人と結婚するんだ。そう信じて疑いもしなかった彼と別れた。別れが受…
れいちぇるのおつまみなブログ
読書 x 日常
素麺のつゆに氷を入れると音がして「夏だなあ」と思う
4月14日(日)日記 「素麺、コーヒー、不安」
午前中に仕事があったので、7時前に起きて半ごろに家を出た。外はいい天気で朝の風は少し冷たく気持ちが良い。つい夜更かしをしてしまい寝不足だったが、風にあたると頭がすっきりする。深夜に急にお腹が空き、余っていたご飯をお腹に入れたため食欲が無かった。コン…
日々のスケッチ
塩コショウが残りわずか! “大航海時代並みに貴重”
日記:結果的に減塩
私が料理をするときの調味料使用率ランキング堂々の1位、それは塩コショウ。ほぼ毎日何かしらの炒め物を食べているのだけれど、これに塩コショウをぱらぱら振っている。シンプルゆえに飽きない。 その塩コショウが今、底をつきかけている。瓶を持った時に軽くなってき…
はとまめ日記
新潟の夜はにぎやか。「大阪なんて元気ない方ちゃうん」
2024.4.2 東京〜新潟
東京の、友達の家で目覚めた朝。床に用意してもらったお布団に添い寝の友達と、ベッドの上に家主。川の字というものには、大人になってから抵抗なく参加できるようになった(今回は標高差あるが)。 本当は添い寝のほうの友達の、出勤に合わせて少し早起きして、朝ごは…
旅にグレイハウンド
戦闘機を守るための掩体壕(えんたいごう)が住宅街に残る
府中市史跡 旧陸軍調布飛行場 白糸台掩体壕
白糸台掩体壕を見ました。武蔵野の森公園の三鷹市部分には太平洋戦争の時期に、調布飛行場周辺で戦闘機を空襲から守るために造られた掩体壕(えんたいごう)が2基保存されています。そんな大沢1号、大沢2号については先月紹介しています。そんな調布飛行場の周辺に現存…
I AM A DOG
「はてなブログMedia」を利用する企業の記事をピックアップ!
スタッフが選ぶ
おすすめのメディア記事
はてなブログMediaとは?
りっすん by イーアイデム
「小1の壁」で派遣社員に、でも後悔はない。優先順位を見直したら「納得できる働き方」が見つかった
株式会社アイデム
ITをもっと身近に。ソフトバンクニュース
17歳の高専生がソフトバンクニュースのライターに。公開までの4カ月間の軌跡を振り返る
ソフトバンク株式会社
あしたメディア by BIGLOBE
マライ・メントライン|正義のための「代償
kanjinaiのブログ
読者になる
あいまいな本日の私 blog
読者になる
哲劇メモ
上田和彦 UEDA KAZUHIKO
読者になる
And Then > M’s Memos
読者になる
espace-taco
読者になる
fenestrae
読者になる
平野啓一郎 公式ブログ
読者になる
Radium Software
読者になる
Blog (Before- & Afterimages)
読者になる
モナドの方へ
読者になる
101101101
読者になる
柄谷行人を解体する
読者になる
読んだから書いた
読者になる
flapjack’s bookmarks
読者になる
pentaxx備忘録
読者になる
はやくブロガーになりたい
読者になる
urotanken 2011-12-31 00:00 読者になる
urotanken 2011-01-16 00:00 読者になる
urotanken 2010-10-05 00:00 読者になる
urotanken 2010-08-16 00:00 読者になる
urotanken 2010-07-26 00:00 読者になる
urotanken 2010-07-26 00:00 読者になる
urotanken 2010-07-14 00:00 読者になる
yskszk 2008-05-19 00:00 読者になる
yskszk 2008-05-15 00:00 読者になる
yskszk 2008-05-14 00:00 読者になる
yskszk 2008-05-13 00:00 読者になる
yskszk 2008-05-13 00:00 読者になる
yskszk 2008-05-12 00:00 読者になる
yskszk 2008-05-12 00:00 読者になる
shinimai 2013-04-23 00:00 読者になる
shinimai 2013-03-09 00:00 読者になる
shinimai 2013-03-06 00:00 読者になる
shinimai 2013-01-09 00:00 読者になる
shinimai 2012-12-31 00:00 読者になる
shinimai 2012-12-02 00:00 読者になる
shinimai 2012-11-14 00:00 読者になる
passing 2023-12-24 18:43 読者になる
passing 2022-06-07 18:06 読者になる
passing 2021-04-09 00:00 読者になる
passing 2021-04-02 00:00 読者になる
passing 2021-03-26 00:00 読者になる
passing 2021-03-19 00:00 読者になる
passing 2021-03-08 17:10 読者になる
passing 2021-03-05 00:23 読者になる
passing 2020-08-17 21:22 読者になる
passing 2020-07-31 00:00 読者になる
2022-10-15
森見登美彦氏インタビュー
森見登美彦氏が留学生の皆さんからインタビューを受けております。
下記のサイトにて!
www.studykyoto.jp
Tomio 2022-10-15 17:27
2022-10-06
映画「四畳半タイムマシンブルース」公開中!
www.youtube.com
現在、映画「四畳半タイムマシンブルース」が公開中である。
(ディズニープラスでは第四話まで配信中)
すでに本作をご覧になった方は、
「明石さんがステキすぎる」
という事実に気づかれたことと思う。
もはや原作者でさえ恋に落ちるレベルであり、この世のものとは思えない。「大袈裟なこと言ってラ!」と思われる方は、ぜひとも劇場か、またはディズニープラス、あるいはその両方でご確認ください。
それはともかく、明日から来場者特典として、「ポンコツ映画宣言-ニッポンの夜明けぜよ-」が配布される。作中で明石さんが撮影しているポンコツ映画について、城ヶ崎氏・相島氏・小津・羽貫さん・樋口氏・明石さん・私がざっくばらんに語り合う、座談会形式の掌編である。ポンコツな人々によるポンコツなやりとりを、ゆるゆるとお楽しみいただければ幸いです。
Tomio 2022-10-06 19:39
2022-09-26
森見登美彦氏、ヨーロッパ企画の生配信に登場する
アニメ「四畳半タイムマシンブルース」の配信開始、および劇場公開(9月30日より)を記念して、ヨーロッパ企画の上田誠氏と語り合う予定。
今夜10時スタートであります。
www.youtube.com
Tomio 2022-09-26 11:45
2022-09-15
アニメ「四畳半タイムマシンブルース」配信開始、劇場公開版・入場者プレゼントについて
昨日からディズニープラスにおいて、アニメ「四畳半タイムマシンブルース」の配信が始まった。毎週1話ずつ配信され、全5話+配信限定エピソード1話の予定。
今月末から劇場公開も始まる。劇場公開版は、ようするに配信版の5話をくっつけてひとつにしたものだ。9月30日から三週間限定ロードショー。
劇場では入場者プレゼントもあります。登美彦氏が新作『シャーロック・ホームズの凱旋』の執筆を泣く泣く中断し、そのわりには楽しく書いた掌編小説が2篇、用意されている。「ふしぎな石のはなし」は下鴨幽水荘に持ちこまれてきた魔性の石をめぐる幻想譚、「ポンコツ映画宣言」は作中映画「幕末軟弱者列伝サムライ・ウォーズ」の完成記念座談会である。お楽しみいただければ幸いです。
Tomio 2022-09-15 19:01
2022-09-02
「四畳半タイムマシンブルース」特別上映会in京都
気がつけば九月になっている。
映画「四畳半タイムマシンブルース」の公開まで一ヶ月を切った。
というわけで、きたる九月十八日、京都にて特別上映イベントが開催される。上映後の舞台挨拶には森見登美彦氏もニョロリと現れるはず。
詳細は公式サイトにて、どうぞ。
yojohan-timemachine.asmik-ace.co.jp
www.youtube.com
Tomio 2022-09-02 23:05
2022-09-01
「学研都市の思い出」(国立国会図書館月報)
ずっと昔、森見登美彦氏は「国立国会図書館」というところに勤めていた。はじめの四年は関西館、残りの一年半は東京本館である。
ところで国会図書館の関西館は、「学研都市」という場所にある。
じつは国会図書館に就職するよりもずっと以前から、森見登美彦氏はその学研都市という不思議な街をうろちょろしていたのだった。当時の経験は、登美彦氏の『ペンギン・ハイウェイ』という小説に大きな影響を与えている。
このたび国会図書館から依頼があって、「国会図書館月報」に当時の思い出を書くことになった。かつての職場からの依頼で書くのはナンダカ緊張するというか、こそばゆいものである。
下記のリンクから読めます。
2022年9/10月号
www.ndl.go.jp
www.youtube.com
『ペンギン・ハイウェイ』といえば、ちょうど今宵、東京の池袋ではアニメ映画「ペンギン・ハイウェイ」の特別上映をやっているらしい。
石田祐康監督の新作、「雨を告げる漂流団地」も公開が近づく。
こちらも楽しみである。
www.hyoryu-danchi.com
Tomio 2022-09-01 20:18
2022-08-10
8月11日・12日は「四畳半タイムマシンブルースの日」
さて、諸君。
8月11日と12日は、『四畳半タイムマシンブルース』で下鴨幽水荘へタイムマシンが現れた日である。というわけで、まだお読みでない方は、ぜひともこの機会にお読みいただければ幸いである。
作中に登場する「下鴨納涼古本まつり」も始まり、そして16日には「五山送り火」もおこなわれる。
京都の夏、タイムマシンの夏である。
明日8月11日、森見登美彦氏は大阪においてイラストレーターの中村佑介氏とトークイベントを行う。現在、大阪あべのハルカス24階で「中村佑介20周年展」を開催中なのだ。
じつをいうと2007年『夜は短し歩けよ乙女』の出版以来、中村佑介氏とこれだけたびたび手を組んでおきながら、ご本人に挨拶したことは一度しかない。まともに対話するのは今回が初めてなのである。緊張である。
イベントへお越しの皆さん、どうかよろしくお願いいたします。
www.yn-ex.com
そしてアニメ『四畳半タイムマシンブルース』の公開も近づいている。
新しい予告も公開され、いよいよ楽しみなことである。
www.youtube.com
Tomio 2022-08-10 22:43
2022-06-07
『四畳半タイムマシンブルース』(角川文庫)6月10日発売
『四畳半タイムマシンブルース』が小型化される。
中村祐介氏による新しいイラストに飾られた文庫版の佇まいは、単行本版とはまた違う楽しさ&爽やかさである。
見本を受け取るや、森見登美彦氏の内なる商魂が、
「こいつは売れるで……!」
と、力強く言ったのも当然のことであろう。
もちろん文庫解説は、原作者・上田誠氏にお願いした。
毎度言っていることだが、大きなものと小さなものを揃えるのは紳士淑女のたしなみだ。お手頃サイズのお手頃価格なので、書店で見かけたときには、ぜひとも買うべきである。そして角川文庫に収められた他の「腐れ大学生シリーズ」もずんずん買って並べれば、何やらステキなパーティになると思う。
「四畳半タイムマシンブルース」のアニメ化もちゃくちゃくと進んでいる。登美彦氏は奈良でポカンとしているだけだが、進んでいるのだ、ちゃくちゃくと。
先日、新しい予告映像と主題歌も公開された。
ヨーロッパ企画の傑作舞台「サマータイムマシン・ブルース」と、自作『四畳半神話大系』の悪魔合体という反則技を思いついたときは、ひとり薄気味悪い笑みを浮かべてニヤニヤしているだけだったが、まさか机上の妄想がここまで現実化するとは……。
関係各位のご尽力に、ひたすら感謝するほかない。
アニメの公開まではまだ少し間があるが、夏空の下でラムネを飲んで角川文庫を読みつつ、お待ちいただければ幸いである。
www.youtube.com
Tomio 2022-06-07 11:17
2022-01-02
森見登美彦氏、新年を迎える。
謹賀新年
新年というのはいいものである。
なんだか身の引き締まるような感じがする。
さっぱりと生まれ変わったような気分で、
「今年こそは〇〇を成し遂げる!」
と決意したくなる。
身も蓋もないことを言うと、昨年できなかったことが今年ならできると考えるのはおかしい。今年できることなら昨年にもできたはずなのだ。しかしお正月というステキな時空においては、「成し遂げられるかどうか」なんて、実はどうでもよいことなのである。決意をあらたにすることによって魂をリフレッシュする――お正月の意義はそこにある。私たちは元旦の決意に具体的な成果を求めないようにしたい。そんなことをするから「三日坊主」の犠牲者が引きも切らず、人々は己を責め、無意味に傷つき、相争い、世相はすさんでいく一方なのだ。
大切なのは成果ではない。気持ちである。心である。希望である。
さて、本年の森見登美彦氏の抱負は次のとおりだ。
「今年こそ『シャーロック・ホームズの凱旋』を完成させる」
昨年末、森見登美彦氏は万城目学氏と上田誠氏と忘年会をした。一昨年はコロナに用心して中止としたので、久しぶりの集まりだった。
その席上、登美彦氏はあらためて上田誠氏の猛烈な仕事ぶりに驚嘆した。
登美彦氏の作品にかかわる仕事だけでも、上田誠氏は昨年の初夏に「夜は短し歩けよ乙女」の壮大な舞台を作り上げ、アニメ「四畳半タイムマシンブルース」の脚本を書き、それらとはべつの某作品の実写化脚本の仕上げまで手がけている。
ちなみにこの実写化作品については、まだ公表してはならないと言われているので、原作のタイトルは明かせない。昨年末のクリスマス・イヴ頃、四条河原町交差点付近で少しだけ撮影も行われたらしく、本格的な撮影はこの一月から始まる予定である。今後もエキストラの募集があるそうなので、興味のある方はアンテナを張っておくといいだろう。タイトルをお伝えできないのが残念だが、まあ、そんなことはええじゃないか!
とにかく2021年に上田誠氏の成し遂げたことは凄まじかった。このほかにテレビ番組やドラマ、そして劇団ヨーロッパ企画の本公演までも作り上げているのだ。
「今さら上田誠氏との力量の差を比べて落ちこむほど未熟では
「世界に向けた言葉」
2023年6月12日
posted by 藤谷 治
最終信(藤谷治から仲俣暁生へ)
仲俣暁生様
仲俣さんの手紙を受け取って、僕はこの三十通以上ある往復書簡のところどころを拾い読みしてみました。
この数年間に私たちに起こった最大の「事件」は、いうまでもなく我々自身の老いですが、歳をとった人間になじみ深い、あの「数年前など、ついこのあいだ」という感覚が、この手紙のやり取りに感じられなかったのは、興味深いことでした。2018年は充分に遠い昔の出来事で、当時の自分を懐かしくすら感じました。
環境の変化ということもあるでしょう。この期間に私たちは教師になりましたし、肉親との別れも経験しました。そういう話は、この書簡のやり取りの中ではほとんど語られることはありませんでしたが、私たちの言葉の背後に、そういった変化が裏打ちされていたのを、今読み返すと感じます。
しかしそれだけがこの書簡の始まりを「昔」のように感じる理由では、無論ありません。
仲俣さんが書いておられる通り、数年前と今との間には、「長期間にわたる世界規模のパンデミック」ばかりでなく、ヨーロッパでの戦争があります。私たちはまさに「世界戦争の鳥羽口に立って」いる。五月の広島サミットが、僕には連合軍の団結式のように見えました。
これもまた仲俣さんがどこかで書いていましたが、今年亡くなった大江健三郎が晩年まで語っていた「核の恐怖」を、僕は時代遅れの取り越し苦労のように思っていたものでしたが、今やそれは(いくらなんでも、そこまで……)と思いつつ、しかし二年前までの空想ではなくなって、それこそヒロシマでサミットが行われることの国際世論的な効果が見込まれる程度には、恐怖しなければならない事態に至っています。
自分の生きている今現在を、歴史的な転換点だと思うことには慎重な僕ですが、事態がこうまで動いてしまえば、何かが始まっていると認めるほかありません。もう以前の世界には戻れないところまで、物事は進み始めていると思います。
ツヴァイクのそれとは違う形で、私たちは知らないうちに「昨日の世界」を綴っていたのかもしれません。今ここにあるのも「昨日の世界」なのかもしれません。現在の僕はこれまでになく――1995年よりも、2011年よりも、2020年よりも――世界に対して恐怖を感じています。
ところがどういうわけか、僕は文学に対しては、あるいは広く「表現」に対しては、いささかの悲観もしていないのです。我ながらこれは奇妙なことです。今年に入って僕はどこからも仕事の依頼を受けておらず、生計を考えればどうあっても悲観しなければならないはずの立場なのですから。
それでも文学に対し悲観がありません。仲俣さんの言う「言葉をもちいて表現を行う者にとって、逆境は必ずしも絶望とイコールではない」ということは、もちろんあります。
しかし、それより何より、僕自身が今、世界に向かって語りかけなければならないという熱に浮かされているのです。状況に即した発言をしたいとか、社会に物申したいとか、そんなことではありません。ただ物語りたい。
この青臭い焦燥感はまったく幼稚なもので、小説家になる以前にくすぶらせていた苛立ちに似ています。題材やアイディアはあるものの、それをどうやって「世界への語りかけ」にしていくかは見当もつかない、という点でも、デビュー以前の五里霧中を再び経験しているようです。活力がなく沈潜しているよりはマシですが、カッカするばかりで自分を持て余し気味です。普段学生に向かっては、手を動かさなければいけないと、偉そうな口をきいているくせに。
そうだ。今思い出したことです。なぜ学生に、小説を書きたかったら手を動かさなければならないと言っているか。手を動かすことで「書くべきこと」があとから現れてくるからです。世界に向かって語るべきことが。あるいはむしろ、手を動かした結果現れた言葉が、僕の「世界に向けた言葉」なのです。それが貧弱な、情けない言葉であっても、それは僕の無才によるのだから仕方がないのです。自分の無才が露呈するのを恐れて何もしないのが、いちばんいけません。
* * *
仲俣さんからこの往復書簡の話を持ちかけられたとき、僕はこの形式での対話が大いに楽しめるだろう、とだけ期待していました。当意即妙な掛け合いを求められることもなく、あらかじめ準備して取りかかる対談でもなく、しかしその時々の目先にある問題や関心事について、お互いが言いたいことを存分に言う、たとえそれが多少噛み合わなくても、おのおのが思うことについて――相手に口を挟まれることもなく――言い尽くした、と、その時点で思える程度には書いていく。往復書簡とは面白い形式だと、このやり取りの中で実感できたのだけでも収穫でした。
時事に即した文章を書き慣れない僕にとって、これを「破船房」で一冊にしていただけるというのは望外のことです。大きな商業出版社にできることではないというところも、非常に興味深いです。『その後の仁義なき失われた「文学」を求めて』は、内容も刺激的でしたが、造本も良かった。ああいう簡素でこざっぱりした感じの本づくりは、これからの文芸出版にあらたな道を拓くかもしれない。「破船房」にとどまらない、出版全体の大きな流れが始まるのかもしれない。そんな予感もまた僕を青臭く奮い立たせます。
2018年からこんにちまで、ありがとうございました。しかし私たちの対話は終わらないでしょう。モーリス・ブランショじゃないけれど、誰と誰の対話も、いかなる対話も終わることはないのです。それが偉大な死者たちに対して私たち生者の持つ数少ないスペリオリティのひとつであり、生者にあるのは過去でも現在もなく、未来だけだからです。
(第1信|第2信|第3信|第4信|第5信|第6信|第7信|第8信|第9信|第10信|第11信|第12信|第13信|第14信|第15信|第16信|第17信|第18信|第19信|第20信|第21信|第22信|第23信|第24信|第25信|第26信|第27信|第28信|第29信|第30信|第31信|第32信|第33信|第34信|第35信|第36信|第37信|第38信)
▼ ▶
2008
2008 / 3
▼ ▶
2007
2007 / 11
2007 / 10
2007 / 9
2007 / 8
2007 / 7
2007 / 5
2007 / 3
2007 / 2
2007 / 1
▼ ▶
2006
2006 / 12
2006 / 11
2006 / 10
2006 / 9
2006 / 8
2006 / 7
2006 / 6
2006 / 5
2006 / 4
2006 / 3
2006 / 2
2006 / 1
▼ ▶
2005
2005 / 12
2005 / 11
2005 / 10
2005 / 9
2005 / 8
2005 / 7
2005 / 6
2005 / 5
2005 / 4
2005 / 3
2005 / 2
2005 / 1
▼ ▶
2004
2004 / 12
2004 / 11
2004 / 10
2004 / 9
2004 / 8
2004 / 7
2004 / 6
2004 / 5
2004 / 4
2004 / 3
2004 / 2
2004 / 1
▼ ▶
2003
2003 / 12
2003 / 11
2003 / 10
2003 / 9
2003 / 1
▼ ▶
2002
2002 / 9
日記を書く行為は自分の心と向き合う行為でもある
日記を書くという行為、モノに手と愛情をかけること、フランス料理など
最近、新しいチャレンジをはじめた。心身へ一気に負荷をかけ過ぎないよう少しずつ少しずつ…取り組んでいるつもりだけど、それでもやっぱりヘトヘトになる。自分のストレス耐性がこんなにも下がっていることにションボリもするけれど、でもメンタルがどん底にダメになっ…
せいかつのつぶやき
手仕事
"ひとまず深呼吸しよう。その後のことはそれから。"
呼吸が浅い、ただそれだけの話
わたしには、いわゆる躁鬱の気があるらしい。気分や体調の波が人より激しかったりする。程度は軽めだと思われるが、生活に支障が出るくらいではある。たまに病院に行っている。そんな感じだ。 数日前までひどく沈んでいたわたしは今、明らかな躁状態だ。気分が上向きに…
映日堂
はてなブログPro
えー、2月始まったばかりなのに?
鍋おさめ?まだまだ
スーパーのチラシに「もうすぐ鍋おさめ」という記載があって驚いた。さらに鍋おさめセールと称して鍋つゆや白菜などの鍋野菜が特価になっていた。えー、2月始まったばかりなのにもう鍋おさめ?3月でも普通に鍋やりたいぞ。 スーパーではさらにひな祭りフェアも始まって…
駄文オールスターズ
「除雪について書いたzineを作りたい」。大変ですよね…
決めたのだが、除雪について書いたzineをそのうち作りたい。 項目は ・服装の工夫とクルー、オペの役割 ・作業員の24時間の生態 ・そもそもなぜやるか、誰のための除雪か ・イヤだったこと、よかったこと ・イヤだったことの傾向から見えること こんなところか。 作る…
all everything
もっと前向きな言葉の方が、自分自身にとって良い気がする
座右の銘
あなたの座右の銘って何ですかーー。 ありがちな質問ではあるけれど、それを聞かれたことは今までの人生で多分なかった。なかったので、明確な答えを私は持ったことがない。持つべきだろうなと思うし、なんなら就活面接の定番だから用意しておく必要はあったが、サボっ…
思い出の向こう側
雑記
「腰がむちゃんこ痛く」なり、近所の整体へ
オレンジフリースの説教
ある晩から次の朝にかけて、腰がむちゃんこ痛くなる。今までは腰の後ろ側が痛いだけだったのだが、なんだか前側まで痛い。腹から股間にかけての筋肉が痛いという感じ。痛すぎて床を叩くが、その衝撃でまた腰が痛む。いつも通っている形成外科に行こうと思ったが、そこ…
まるっとまったりまろやかに
日記
この記事は「生還の証左」
弾丸ベトナム旅行(ホーチミン)
ちゃっかりベトナムに行ってきた。 コロナ禍だけど行ってきた。 お金ないけど行ってきた。 ワクチンを3回打った私が向かったのは3年ぶり3回目の東南アジア、その東側に位置するベトナムのホーチミン。卒業旅行のタイ、再就職祝いのカンボジア、そして今回のベトナム。…
淡々と、かつ着々と。
日記
特に良かったのは「ホルモンネギ盛りポン酢」
初めて鳥貴族に行った日記
木曜の夜、金曜に有休をとっていたので実質今日が金曜日! ということで、初めての鳥貴族に行ってきました。 鳥貴族、人気だなと思ってはいたんですが、流行り始めたのが社会人になってからでチェーン系の居酒屋に行く機会が減っていたこと、そもそも自分の行動圏に鳥…
イチニクス遊覧日記
レモンカードで「紅茶が捗って仕方ない」!
QOLあげてくれる気がする紅茶泥棒
最近食べ物のことしか書いてないのだけど、これまたえらくおいしいものを手に入れてしまった。 ジャムとは似て非なるもの レモンカードという逸品。数年前に近所の紅茶屋で売られているのを目撃し、物欲しそうに眺めていたら店員さんが味見をさせてくれ、そのうまみに…
普遍と平熱
雑記
『ガラスの顔』が"最っっっ高~~~~でした"
2023年1月の振り返りと読書記録
なんともう一年の8.5%が終わってしまいました。 今月から去年から使っている手帳の運用をさらに深めて色んなことを書いたり記録化したり、今年の年間目標などを立てたせいか、いつになく気が急くような感じがします。 日々を無為に過ごさず充実させたいという思いが先…
ごんブロ
日常
赤だしのみそ汁で「愛知に来た事を改めて実感する」
学食巡り 296食目 愛知学院大学 名城公園キャンパス
2023年新年一発目に久しぶりの学食巡りを決行してみた。 今回訪れたのは愛知県。これまで二度に渡って学食遠征した馴染み深い土地である。 先ず初めは愛知学院大学 名城公園キャンパス。名古屋市営地下鉄 名城公園駅下車徒歩5分。 因みに改札口を出て地上に上がっ…
アラフォー男、学食巡る。
高校一年生の息子に手を差し出したら、握手してくれた
子どもが手を繋いでくれた。
先月の、冬休み中の出来事。 高1の息子がソファで座っていました。ゲームしてたのかな。握手をするように、私が正面から無言でサッ!と手を出すと、すぐさま手を出して握手してくれました。
毎日99点◎輝く女性へ
はてなブログPro
ママがママでいる日
「飯田の辛みそ」で "辛みとコクのある出来栄え"
ピリ辛ナイズド味噌汁
職場でいつも休憩中にカップ麺やおにぎりを食べていたのだが、健康とお金のことを考えてここ最近はお昼に食べた味噌汁とご飯の残りを持っていくようにしている。ただそのまま味噌汁を持って行ってしまうと、どうしてもお昼ご飯を繰り返し二度食べているような感じにな…
個室にて
"ただの平凡な風景をちょっと変な風景に変えてしまう"
1月に読んで面白かった漫画
新作か旧作かにかかわらず、その月に読んだものの中から面白かった漫画を紹介していこうと思います。 龍村景一『ムラサキのおクスリ 龍村景一短篇集』 岬かいり『笑顔の世界』 いしいひさいち『ROCA 吉川ロカ ストーリーライブ』 岩崎真『3年前の窓から(前編/後編)…
村 村
漫画
そうめんみたいなパスタは、加熱してもでろっとしない
そうめんみたいな
そうめんみたいなパスタがあり、ではペペロンチーノを作ってみましょうとにんにくを刻み始める。ペペロンチーノは懐が広いので舞茸も入れちゃうしほうれん草も入れてしまう。ざくざくと切る。麺の太さを考え茹でる時間を調整する以外は工程に影響はない。ペペロンチー…
透明で不可能性
ペットボトルに湯をいれて首と耳を温めるとスッキリする
冷えないように
先日の雪は日陰の所はまだ残っている。今朝、窓から外を見るとうっすらと白い。天気予報は雪マークが付いていた。 先週、耳鼻科に行って鼓膜の調整と薬を出してもらった。昨年の秋と同じ感じのめまい。薬も飲みつつ気の巡りをよくする香功という気功をしたり、小さなペ…
megane
「太くて少しもちっと」したアラビアータ!
品川駅で関谷スパゲティ!
中目黒の人気店、関谷スパゲティが業務形態をかえ、関谷スパゲティEXPRESSとして品川駅の構内にできていました。気になってたので今日帰宅ランを品川で終えたので寄ってみました。頼んだのはアラビアータ。見た目はナポリタンですが…。 デフォルトで300gの量です。でも…
ode-kake* blog
おいしいもの
1月は「シルバニアファミリー用のペストマスクを作った」
気がついたらもう二月。
こんにちは。 気がついたら2月だ。なんかずっと寒かったけど雪は降らず、寒さを耐え忍んだ1月だったな。 後、1月中は波のある胃腸の荒れ方をしていたので、食事が喉を通らなかった。 食べては吐き気が襲ってきてずーーっといやだなー。と思いながら過ごすそんな日々で…
蒟蒻の日記
コメントには、SNSとはちがった距離感がある? 第2回 はてなブログなんでも相談室
どんな返事をするか迷う、その態度も誠実!ブログの使い方はひとそれぞれ。ですが、ブログを書いていくうちに「アクセスが増えない」「知らない人からのコメントにびっくりした」など、疑問や不安を抱くこともありますよね。「はてなブログなんでも相談室」では、そんな疑問や不安について考えます。お話しするのは、はてなブログに寄せられる多くのお問い合わせにお答えしてきた、はてなのコミュニティマネージャー・中川。第2回は、ブログに投稿されたコメントへの対応に関するご質問をピックアップしています。(聞き手:週刊はてなブ…
Information
【第10回】はてなブログお知らせレター:「グループ」の使い方をご確認ください
グループを便利にするために「カテゴリー」の設定を忘れずに!いつもはてなブログをお使いいただきありがとうございます。はてなブログ プロデューサーの永田です。お知らせレターが10回目を迎えました。2023年も、はてなブログをどうぞよろしくお願いいたします。 「グループ」の使い方をご確認ください 昨年の10月にリニューアルした「グループ」ですが、ありがたいことにたくさんの方に使っていただき、盛り上がりを見せております。まだグループに参加されていない方がいたら、ぜひ興味関心のあるグループを見つけて入って…
Feature
2022年に観てよかった映画教えて! はてなブロガーの「ベスト映画2022」をまとめました
今年もいい映画といい感想記事に出会いたい!毎日さまざまな話題のエントリーが生まれるはてなブログの中から「旬な話題」をピックアップする企画「はてなブログで話題」。今回は「2022年ベスト映画」をテーマに記事を紹介します。2022年はどんな映画を観ましたか?はてなブログでは、年末年始にかけて、2022年に観てよかった映画について語るエントリーが数多く投
2022/7/31
「阿呆理詰日記7651」 アフォリズム日記
マゾヒズムを甘く見ないように。宿泊でも休憩でも、きちんと割り勘にしていますか? 彼氏が全額払っているとか? ならば二人でなく彼氏だけの希望が通ったって意味。あなたは被支配的立場って意味。そう、レイプされる立場。レイプ被害の自覚がないなら、あなたは立派なマゾヒスト。性的尊厳蹂躙に安住するパーソナリティ障害です。・・・こんな概念的真実はっきり言わせるんじゃねえよ。まったく。
投稿者: φ
2022/7/30
「阿呆理詰日記7650」 アフォリズム日記
① DV状態に心地よく安住するDV被害者がいるだと? 何てこと言うんだ。弱者の精一杯の適応行動であることがわからないのか。マゾヒスティック人格障害なんてものが実在してたまるかよ!(くたばれ多様性!)
② ソープやデリヘルに好き好んで勤める女性がいるだと? 何てこと言うんだ。貧困女性の究極の選択であることがわからないのか。天性のセックスワーカーだのクリスマス前の臨時風俗嬢だの実在してたまるかよ!(くたばれダイバーシティ!)
③ 性別は変えられると願いあまつさえ信じる輩すらいるだと? 何てこと言うんだ。LGBT教の勧誘に乗せられた一時の気の迷いだってことをわかってあげろ。性同一性障害だのトランスジェンダーだの実在してたまるかよ! 全員発達障害とオートガイネフィリアに決まってるだろ!(くたばれインクルージョン!)
心底から自傷行為する奴みんなフィクション。そう言いたげな人々。
投稿者: φ
2022/7/29
「阿呆理詰日記7649」 アフォリズム日記
弱さの責任転嫁。トランスフェミニストはなるほど、支援対象を模倣していたか。フェミニスト自認へトランスした生物学的ミソジニスト。なるほど。
投稿者: φ
2022/7/28
「阿呆理詰日記7648」 アフォリズム日記
自らの傷つきやすさを、代弁対象の傷つきやすさにすり替えるほど、臆病な搾取はない。
「当事者に不安を与えるので議論はしません」
当事者〈議論せずむこうに言わせておく方が不安だわ! てか、私らの傷つきやすさ盾にしてあんたらの知的弱さ隠すなや。約束の支援放棄するなや!〉
付け加えていいんですよ。〈そもそもあんたらの煽てに乗って当事者になった私らだぞ!〉
投稿者: φ
せっかく若年段階で…
on 阿呆理詰日記7647
「カミ」なき時代の影向図──「かげ」の論理
田中純 (2021年12月 2日 19:58)
Tweet
『UP』12月号に寄稿しました。連載「イメージの記憶」の第66回です。 書誌情報は田中純「「カミ」なき時代の影向図──「かげ」の論理」、『UP』590号(2021年12月号)、東京大学出版会、2021年、41〜47頁。
2021年12月
26 27 28 29 30 31
「カミ」なき時代の影向図──「かげ」の論理
2021年12月 (1)
Essays (189)
AAAS
www.sciencemag.org
慎重に扱うべきコンテンツに関する警告
このブログには慎重に扱うべきコンテンツが含まれている可能性があります。通常、Google はいかなるブログのコンテンツについても審査や推奨を行っておりません。Google のコンテンツ ポリシーの詳細については、Blogger の コミュニティ ガイドラインをご覧ください。
理解し、継続を希望します続行しない
ヘルプ
ヘルプセンター
ヘルプフォーラム
動画チュートリアル
コミュニティ
デベロッパー向け
デベロッパー フォーラム
© 1999 – 2021 Google
利用規約
プライバシー
コンテンツ ポリシー
この広告は、90日以上更新していないブログに表示しています。
この広告は、90日以上更新していないブログに表示しています。
Forbidden
https://ryoto.hatenadiary.org/ は非公開に設定されています。
はてなブログ
はてなブログとは
はてなブログPro
はてなブログ アカデミー
法人プラン
アプリ
テーマ ストア
旬のトピック
グループ
著名人ブログ
今週のお題
機能変更・お知らせ・ヘルプ
はてなブログ開発ブログ
週刊はてなブログ
ヘルプ
障害情報
FAQ / お問い合わせ窓口
利用規約
プライバシーポリシー
はてなブログの活用事例
OSSコミュニティ支援プログラム
学校支援プログラム
NPO支援プログラム
図書館支援プログラム
クリエイターのためのはてなブログ
広告掲載について
関連サービス紹介
はてなブックマーク
はてなフォトライフ
はてなブログ タグ
カラースター
日本語 English
Copyright (C) 2001-2021 Hatena. All Rights Reserved.
書き残そう、あなたの人生の物語
404
お探しのページは見つかりませんでした。
はてなブログ トップ
はてなブログ ヘルプ
SF映画で学ぶインタフェースデザイン アイデアと想像力を鍛え上げるための141のレッスン
¥ 3,520
And then the last thing is communication. So, communicate early and often. and communicate your research and analysis plans before you start actually conducting research. be thorough and transparent by linking everything to your plans to your survey questions, sometimes raw data in your final repor
404
お探しのページは見つかりませんでした。
はてなブログ トップ
はてなブログ ヘルプ
ERROR!
Forbidden!
We cannot serve this page to you!
読者になる
JavaScript が無効に設定されています。はてなのご利用には JavaScript を有効にする必要があります。
送信する
2021.04.24
This site is currently private. Log in to WordPress.com to request access.
書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG
プロの読み手による書評ブログ
メニュー
ホーム
書評空間とは?
特集
高山宏の「読んで生き、書いて死ぬ」
UMATフォーラム
東大生100人、おすすめの100冊
大阪大学「ショセキカ」プロジェクト
河出ブックス創刊!
「scripta」紀伊國屋書店出版部の本
紀伊國屋書店スタッフによる書評的空間
ピクウィック・クラブ
紀伊國屋書店と新宿
紀伊國屋書店
2020-11-04
飯田芳弘『忘却する戦後ヨーロッパ』(東京大学出版会)
レビュー合戦2020
Theme 8 忘れることで生まれるもの www.kinokuniya.co.jp 政治学は「過去の忘却」を考察してこなかった、それはおもに歴史学や文学が担ってきた、というのが意外だった。戦後のヨーロッパで、民主主義体制に移行するさいに独裁や内戦の過去を忘れる「忘却の…
飯田芳弘『忘却する戦後ヨーロッパ』(東京大学出版会)
2020-11-04
ダニエル・ヘラー=ローゼン『エコラリアス』(みすず書房)
レビュー合戦2020
Theme 8 忘れることで生まれるもの www.kinokuniya.co.jp Echolalias=谺(こだま)する言語、反響言語。それ自体としては姿を消し、忘れ去られた言語がテーマである。読者は10ヵ国語に通じたポリグロットの著者に誘われ、言語哲学、文学、神話、宗教学など…
ダニエル・ヘラー=ローゼン『エコラリアス』(みすず書房)
2020-11-04
マシュー・レイノルズ『翻訳 訳すことのストラテジー』(白水社)
レビュー合戦2020
Theme 5 未知とのコミュニケーション www.kinokuniya.co.jp 「ブラック・ライヴズ・マター(Black lives matter)」の訳をめぐり「黒人の命も大事」なのか「黒人の命は大事」なのか、議論があった。保守派のいう「すべての命が大事」とセットになるのはどち…
マシュー・レイノルズ『翻訳 訳すことのストラテジー』(白水社)
2020-11-04
木村大治『見知らぬものと出会う』(東京大学出版会)
レビュー合戦2020
Theme 5 未知とのコミュニケーション www.kinokuniya.co.jp 正直なことをいえば、SFというジャンルがすこし苦手です。世界観の設定でさまざまな疑問が湧いてきて、作品に入り込むことができないことが原因ですが、その最たるものが、人知をはるかに超えた地…
木村大治『見知らぬものと出会う』(東京大学出版会)
2020-11-04
マージョリー・シェファー『胡椒 暴虐の世界史』(白水社)
レビュー合戦2020
Theme 3 一粒から拡がる世界の歴史 www.kinokuniya.co.jp 対する『反穀物の人類史』が、古代の農業革命に直面した狩猟採集民は穀物の軛から何とかして逃れようとした、というお話なら、こちらは、時は大航海時代、欲にかられた貿易商人たちがピリッと辛い黒…
マージョリー・シェファー『胡椒 暴虐の世界史』(白水社)
2020-11-04
ジェームズ・C・スコット『反穀物の人類史』(みすず書房)
レビュー合戦2020
Theme 3 一粒から拡がる世界の歴史 www.kinokuniya.co.jp 本書のタイトルを目にして連想したのは、『サピエンス全史』にあった、本来人間は穀物食をするようにできてはいないという話だった。実際、本書で出会う数々の驚きのなかに、なぜ多くの地域で穀物が…
ジェームズ・C・スコット『反穀物の人類史』(みすず書房)
2020-11-04
宇野重規『未来をはじめる』(東京大学出版会)
レビュー合戦2020
Theme 1 他者とともに生きる www.kinokuniya.co.jp 「誰でも、何でもいうことができる。だから、何をいいうるか、ではない。何をいいえないか、だ」。本書を読んで、この長田弘さんの詩を思い出しました(「魂は」『一日の終わりの詩集』みすず書房)。正直…
宇野重規『未来をはじめる』(東京大学出版会)
次のページ
執筆者
加藤弘一 (457)
早瀬晋三 (431)
アメリカン・ブックジャム (187)
阿部公彦 (169)
辻泉 (144)
石村清則 (142)
石井政之 (141)
近代ナリコ (139)
中山元 (133)
今井顕 (119)
大竹昭子 (111)
東大生100人 (110)
ショセキカ (107)
高山宏 (101)
原正彦 (78)
西堂行人 (63)
勝田有子 (62)
四釜裕子 (59)
伊藤智樹 (56)
根井雅弘 (48)
松田妙子 (44)
川口有美子 (43)
朱野帰子 (42)
岡嶋裕史 (37)
岡井崇之 (36)
津田正 (36)
UMATフォーラム (32)
長谷正人 (29)
高原基彰 (22)
河出ブックス (21)
上田宙 (19)
杉原厚吉 (18)
森一郎 (18)
平沢剛 (17)
大串尚代 (15)
福嶋亮大 (15)
長谷川一 (13)
竹内洋 (11)
増井俊之 (10)
管啓次郎 (8)
今泉洋 (8)
練木繁夫 (8)
菊池重雄 (6)
本田由紀 (5)
山本祐ノ介 (5)
平井玄 (4)
金沢創 (4)
紅野謙介 (3)
杉本良夫 (3)
斎藤環 (2)
中島岳志 (2)
茂木健一郎 (2)
大津由紀雄 (2)
阿川尚之 (1)
紀伊國屋書店スタッフ (156)
ピクウィック・クラブ (71)
じんぶんや (40)
ニューヨーク紀伊國屋書店 (11)
紀伊國屋書店ロンドン事務所 (44)
紀伊國屋書店出版部 (26)
書物復権2014 (21)
書物復権2013 (17)
書物復権2012 (16)
書物復権2011 (10)
キノベス!2012 (32)
キノベス!2010 (43)
キノベス!2009 (30)
キノベス!2008 (30)
キノベス!2007 (30)
キノベス!2006 (41)
キノベス!2005 (41)
キノベス!2004 (44)
キノベス!2003 (34)
レビュー合戦2016 (23)
レビュー合戦2020 (9)
検索
月別アーカイブ
リンク
紀伊國屋書店ウェブストア
電子書籍アプリKinoppy
教育と研究の未来
書評空間 :: 紀伊國屋書店 Copyright © Kinokuniya Company Ltd.
個人情報保護方針 | 免責事項 | 著作権について
Powered by Hatena Blog | Design from Innocent Theme
スターをつけました
引用をストックしました
ストック一覧を見る 閉じる
引用するにはまずログインしてください
ログイン 閉じる
引用をストックできませんでした。再度お試しください
閉じる
限定公開記事のため引用できません。
読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる
このサイトは現在プライベート設定になっています。
FAQ / お問い合わせ窓口
FAQ / お問い合わせ窓口
FAQ / お問い合わせ窓口
FAQ / お問い合わせ窓口
FAQ / お問い合わせ窓口
FAQ / お問い合わせ窓口
FAQ / お問い合わせ窓口
FAQ / お問い合わせ窓口
FAQ / お問い合わせ窓口
FAQ / お問い合わせ窓口
ドコモ口座を悪用した不正送金についてまとめてみた
piyolog
2020-09-08 05:44:31
家族で古墳Tシャツ
マイル日記
2020-09-10 16:11:59
蟹の半身みたいなWi-Fiルーター ASUS RT-AX3000に買い替えたら自宅Wi-Fiが高速化され…
I AM A DOG
2020-09-10 10:00:13
Leica Qファーストインプレッション ディズニーお散歩写真編
ULTIMOFOTO
2020-09-10 04:26:02
〓 【今週のお題】備えあれば憂いなし 「もしもの備え」をテーマにブログを書いてみましょう
〓 【ブックマーク】はてなブログではてなブックマークを活用!気を付けたい注意点から知っておきたいルールまでを解説
〓 【レシピ】今年の夏はそうめん尽くし! 13種類のアレンジレシピをどうぞ
豚バラ大根美味しく煮えた
あとは野となれ山となれ
2020-09-10 14:10:55
【ライブレポ・セットリスト】sora tob sakana 解散ライブ 『untie』
オトニッチ〓音楽の情報.com〓
2020-09-09 20:26:41
テンの日、魔犬サポ必勝法(たぶん) (DQ10)
くむのなんとなくきまぐれに。 自由奔放な人の日記。
2020-09-10 07:32:54
「ドコモ口座」を利用した不正送金が気になりすぎて自分でまとめてみた
最終防衛ライン3
2020-09-09 16:30:06
「ドコモ口座」+「Web口座振替受付サービス」の悪用 簡単な時系列 「Web口座振替受付サービス」のセキュリティがガ…
二人で絶対に半分つ
まばたきをする体
2020-09-10 13:28:01
肉まんが5個しかない。 昨日行きつけのスーパーで見つけた。このスーパーでは夏の間は肉まんを陳列しないので、秋に…
アジャイルの対義語はウォーターフォールではなく未来予知だと思っている
下林明正のブログ
2020-09-10 07:00:01
「アジャイルの対義語はウォーターフォールではありません」というのはよく聞く話だけど、じゃあ何なのか?というと…
M4とSuper Angulon 21mm f3.4で手賀沼周辺を撮ってきたが・・・
カメラが欲しい、レンズが欲しい、あれもこれも欲しい
2020-08-28 20:30:00
EVILが神宮大会で仕掛けてくるサプライズ
NJPW FUN
2020-08-29 08:00:07
物見岩&八島ヶ原湿原
吉野香織の山日記
2020-08-29 09:51:58
リリア の部屋
Green★Pharmacy
2020-08-29 01:09:56
結構散らかってるね(笑)、 まぁ、オレも人のこと言えないが(^_^;) てか、シルバー(>_<) いい子に育ったのぉ。
【レシピ】鶏むね肉と玉ねぎの焼き肉ダレ炒め
しにゃごはん blog
2020-08-28 06:10:45
「プロゲーマーになろうとした社会不適合者のありがちな話」の増田さんへ
いつか電池がきれるまで
2020-08-28 14:04:20
殺しの接吻
シネマ一刀両断
2020-08-29 06:55:22
誰がトランプに投票したのか? ポピュリズムと社会資本
himaginary’s diary
2020-08-29 00:41:02
というNBER論文が上がっている(ungated版)。原題は「 Who Voted for Trump? Populism and Social Capital」で、著…
「父親」と「授乳室」
誰がログ
2020-08-27 17:07:23
下記に挙げられている写真だけではなかなかあれこれ考えるのが難しいところもあるかと思います。 男性単独で授乳室に…
タイトルから想像するよりもしっかりスリラー映画〓『赤い闇 スターリンの冷たい大地…
Commentarius Saevus
2020-08-27 20:55:11
『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』を見てきた。アグニェシュカ・ホランド監督の新作である。 www.youtube.com 主…
最近の冷凍食品うますぎてこわい
kansou
2020-08-28 18:09:12
【8/31まで】63時間のビッグセール Amazonタイムセールを淡々とチェックする【随時更…
山と旅とカメラのブログ。
2020-08-29 09:47:29
M4とSuper Angulon 21mm f3.4で手賀沼周辺を撮ってきたが・・・
カメラが欲しい、レンズが欲しい、あれもこれも欲しい
2020-08-28 20:30:00
20/8/28 仮面ライダー555の感想 二階の排外主義者たち
LWのサイゼリヤ
2020-08-28 18:58:23
リリア の部屋
Green★Pharmacy
2020-08-29 01:09:56
結構散らかってるね(笑)、 まぁ、オレも人のこと言えないが(^_^;) てか、シルバー(>_<) いい子に育ったのぉ。
EVILが神宮大会で仕掛けてくるサプライズ
NJPW FUN
2020-08-29 08:00:07
安倍総理が辞任を発表して僕が考えた事。
超メモ帳(Web式)@復活
2020-08-28 23:30:02
ラジオ
jmiyazaの日記(日々平安録2)
2020-08-29 10:38:58
救急車に乗ってみた
散るろぐ
2020-08-26 18:19:53
コロナのおかげで、自宅待機している新卒の子らには「このまま働かずに給料をもらい続けたい!」と強く思う子がいる…
日記 0829
Imaginantia
2020-08-29 05:17:55
んー。今日はいろいろあったいい日でした。主に現世の活動でした。 端的に言うとアートアクアリウムに行った後、川崎…
2020年に子育てをしている親として『となりのトトロ』についてちょっとだけ
誰がログ
2020-08-25 18:17:56
404 Blog is not found
お探しのページは見つかりませんでした。
はてなブログ トップ
はてなブログ ヘルプ
はてなブログとは
アプリ
テーマ ストア
旬のトピック
グループ
著名人ブログ
はてなブログ アカデミー
今週のお題
機能変更・お知らせ・ヘルプ
はてなブログ開発ブログ
週刊はてなブログ
ヘルプ
障害情報
お問い合わせ窓口
利用規約
プライバシーポリシー
はてなブログの活用事例
はてなブログMedia(企業向けプラン)
クリエイターのためのはてなブログ
NPO支援プログラム
図書館支援プログラム
広告掲載について
関連サービス紹介
はてなブックマーク
はてなフォトライフ
はてなブログ タグ
カラースター
はてなダイアリー
日本語 English
アプリでいつでも、はてなブログ
Copyright (C) 2001-2020 Hatena. All Rights Reserved.
書き残そう、あなたの人生の物語
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031
<< March 2020 >>
(C) 2020 ブログ JUGEM Some Rights Reserved.
ドメインが無効な状態です。
「 www.akiko-itoyama.com 」のページは、ドメインが無効な状態です。
ウェブサイト管理者の方はこちらから変更・更新を行ってください。
「 www.akiko-itoyama.com 」is Expired or Suspended. The WHOIS is here.
teacup.レンタル掲示板(Lv3-Free)
スマートフォン用の表示で見る
Forbidden
https://matsue.hatenadiary.org/ は非公開に設定されています。
はてなブログ
はてなブログとは
はてなブログPro
アプリ
テーマ ストア
旬のトピック
グループ
著名人ブログ
はてなブログの目指す場所
今週のお題
機能変更・お知らせ・ヘルプ
はてなブログ開発ブログ
週刊はてなブログ
ヘルプ
障害情報
お問い合わせ窓口
はてなブログの活用事例
はてなブログMedia(企業向けプラン)
クリエイターのためのはてなブログ
NPO支援プログラム
図書館支援プログラム
広告掲載について
関連サービス紹介
はてなブックマーク
はてなフォトライフ
はてなキーワード
カラースター
はてなダイアリー
日本語 English
アプリでいつでも、はてなブログ
Copyright (C) 2001-2019 Hatena. All Rights Reserved.
書き残そう、あなたの人生の物語
コメント
トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/ryasuda/20130309
2012-07-09
■[MaxPlanck]新生活スタート近づく
マックスプランクでの仕事も正式にスタートし、引越しの準備などであたふたした感じだ。今のところノースカロライナとフロリダでいったりきたりしている。そして、最近研究所の新しい建物もついにオープンし、いよいよ新しい環境への準備も整ってきた。ガラスを多様した、とっても美しいキャンパスだ。まだラボは工事中だけど、こんなところで仕事ができるかと思うと、すごいわくわくする。
マックスプランクのフロリダキャンパスは、アメリカの研究所であるため、ドイツのマックスプランクと違うところも多い。たとえば、資金集めは、研究所自信がやる必要がある。ドイツにあるマックスプランクのように、ドイツの税金で運営できるわけではない。最初の200億円の資金はフロリダ州とパームビーチ郡の両方から出ているが、これが尽きるまでになんとか継続して研究所を運営するための資金を集める必要がある。ディレクターでもグラントをとってこないといけないし、寄付金を集めるシステムも作らなければならない。今のところ、マックスプランクフロリダファウンデーションという独立の機関が寄付金集めを担当しているが、このシステムが最適なのかもまだわからない。ドイツの本部のほうでは、成功に懐疑的な見方もあるようだが、逆に成功させれば研究所の評価も上がるだろう、と他のキャンパスのディレクターからいわれた。
今のところもう一人のディレクターのデイビッドが主にマネージメントをやっている。予定ではもう一人ディレクターをリクルートし、数年交代でマネージメントを交代することになる。基本的には研究者が運営するところが、大学と違うところで、そのために研究中心の運営ができるものの、経営のプロではないから間違いも生じる。それでも研究費あたりの研究成果はトップクラスらしいので、利点のほうが上回るのだろう。まあ、どうなるかわからないけれど、楽しく研究をするのみだ。
コメント
Ken 2012/07/20 21:20 お久しぶりです。いやー素晴らしい活躍ですね本当に。こんな人もいるんだなぁって見ています。これからも楽しくパワフルに頑張って下さいね。
ryasuda 2012/07/24 04:05 Kenさん、そちらのほうは、いかがですか?こちらはまたラボセットアップからですが、きっと数ヶ月はかかるんだろうなあ。
ziel 2012/10/31 01:08 こんにちは!いきなりすみません。20歳の大学生zielと申します。
ryouheiさんはマックスプランクで働いていらっしゃるのですね、うらやましいです
僕は、マックスプランクで働くことが目標なのですが、ryouheiさんはどのような経緯でマックスプランクで働かれることになったのでしょうか、お教え願えませんか?
トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/ryasuda/20120709
2012-03-18
■[MaxPlanck]マックスプランク研究所のシステム
マックスプランク研究所は、ドイツを中心にヨーロッパに80個ほどある。1つ1つの研究所は比較的小さくて、PIがだいたい10−20人くらい。そのうちディレクターは2−4人くらいで、あとの十数人がグループリーダーとなる。どちらもマックスプランク全体で決定されるので、フロリダのマックスプランクでもインタビューはドイツだったりする。
ディレクターは終身のポジションでグラントがなくても十分に研究できるだけの予算が毎年つく(ドイツでは、ディレクターには認められていないグラントがかなりあるそう)。審査は5年おきにあり、それにより予算が変わっていく。実際オファーの内容は、大学では考えられないような素晴らしいものだったし、このような機会がめぐっくることはそうそうはないだろう。移動は家族にも大きな負担がかかるので迷ったが、最後はアクセプトすることにした。セレクションのプロセスにはなが〜い時間がかかり、コミッティーによる審査をへて最終的にはディレクター全員の投票となる。コミッティーによる審査のさいにはいろいろあったようだが、最終の投票では、ほぼ満場一致で決定になった、と聞いた。審査は、私には見えないので、いったい何がどんな風に行われたかわからないが、声をかけてもらってから1年以上かかっていた。
グループリーダーは5年後に1回更新し、そのあと2年+2年の2回の更新を経て合計9年までいられる。そのかわりR012つ分程度のかなりの研究予算が毎年つく。9年間で成果を出すには十分な予算であるからして、大きな論文を数報書き上げれば、その後グラントをいくつかとり、どこにでもいける、というのが基本的なキャリアプランか。プレッシャーが高いのもたしかだが、研究所からの潤沢な資金を利用して9年間で成功までの道筋をつけてしまうのも1つのプランだろう。大学でもスタートしたラボを軌道に乗せるのは大変なことだ。しかし、大学のテニュアトラックと競合するので、人材確保は簡単ではないかもしれない。今回はMPFIがオファーをだした二人ともポジションをアクセプトする、という快挙で、しかもそのうち一人は日本人PI!
ということで、ジュピターの日本人人口は一挙に増えると思われる。
コメント
kkita 2012/03/20 00:02 益々のご活躍を!ところで、その日本人PIであるTH氏は、僕の大学の同級生(と思う。全然連絡取ってないので自信ない)。もしそうだったら、よろしくお伝え下さい。それから、東大とMPIは学術協定を結んでいて、昨年から5年間毎年合同シンポジウムをやることになってるので、また会えるかもしれませんね。去年は東大でやったので、今年はドイツ。
ryasuda 2012/03/20 11:24 ああ、そういえばTHさんもKkitaさんの同級生といっていました!合同シンポジウムであえたらぜひ飲みましょう!!
T and Aico 2012/03/29 17:44 お久しぶりです。シャンパン用意してお待ちしています!
ryasuda 2012/04/04 05:50 おかげさまで、とっても楽しかったです!
トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/ryasuda/20120318
2012-03-12
■[Carrer]正式発表と、ラボ旅行
マックスプランクフロリダ研究所(MPFI)に、シンポジウムのスピーカーとして参加し、そのさいに私のディレクターとしての就任が正式にアナウンスされた。マックスプランク研究所はドイツの研究所で全部で80個ほどある。ノーベル賞科学者を17人輩出した世界最高の研究機関の1つ。フロリダ、ジュピターにできるMPFIは、アメリカ初のマックスプランク研究所ということになる。ディレクターにはかなりの研究予算が毎年つき、終身のポジション。ということで、これよりいい条件はなかなかないと思われる。H研との間で、かなり悩んだけど、結局ここにおちついた。
MPFIのディレクターは、これでノーベル賞のザックマン、もとDukeのフィッツパトリックと私の3人になり、基本的には合議制で方針を決めることになる。小さい研究所を科学者によって運営するのがマックスプランク研究所の特徴で、世界最高の研究機関にしている1つの理由でもある。アドミンが管理する大学とちがい、研究者が研究所の方向を決めるわけだ。これから新しい仲間と研究をするのは本当に楽しみだ。
今回の旅行では、ラボ全員とその家族をジュピターに招待した。もちろん旅費、宿泊費、食費などはすべて研究所もちである。周辺の状況を知ってもらうために、研究所の人たちと交流の時間、不動産やさんによるツアーなどをいれ、またフリータイムも設けて海辺の美しい町を楽しんでもらうことにした。ラボリトリートの豪華版みたいな感じか。ラボのみんな気に入ってMPFIにきてくれるとよいが。。。ラボを移るのが数々の理由で難しい人もいるが、最大限のサポートをするつもりである。
シンポジウムでは、アナウンスのあとに、スライド入りで前回に書いたFortune cookieの話をして、これが決め手でした、と話したら、大うけだった。今回私をリクルートしてきたフィッツパトリックも、「偶然だと思うだろ?これを仕込むのにMPFIがいくらかけたか知っているか?」などと返していた。
(写真は、MPFIへの直接リンク)
コメント
トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/ryasuda/20120312
2012-01-28
■[Career]これが決めてだったりして。。。
まだ、行き先に迷っていたころ、近くのお気に入りの中華料理屋で、フォーチュン・クッキー(おみくじの入ったクッキー)をもらったので、クッキーをあけてみると。。。(写真)。
”You are heading for a land of sunshine.”
そうか、次の行き先はSunshine state(フロリダのニックネーム)なのか〜。と思ったのだった。結局、結果的にそうなりそうという。。。そういう気がしたのでまだこのおみくじは、とってある。フォーチュン・クッキーにかいてあることなんて、たいていはどうでもいいことなんだけどなあ。結局のところ、人生の分岐点において、そのうちのどういう判断がよかったかなどということは、だれにもわからないわけで、ひいてみる気もなかったおみくじに勝手に判断されてしまったら、も
Not Found
The requested URL /~ccs50140/ was not found on this server.
2017/1/4(水)
年末(時には年始)に『みすず』の『読書アンケート』の原稿を書くのが恒例になっている。その年のあいだに読んだ本(別に新刊でなくてもよい)についてのおおよそ 800 字程度の紹介・感想を書く。それが書店に並ぶ『みすず』の 1, 2 月号に数多くの「文化人」の寄稿とともに掲載されるのだ。
で、今年も書いたわけだが、もっとも書きたい二つの作品について書いたところ、期せずして去年の寄稿の「つづき」的な文章になった。
というわけで、今年のをお読みいただく前に去年のをざっと読んでいただければと思う(去年の 1/27 の日記にも掲載したけど)。800 字程度という縛りのなかで、個人の体験をベースにしたインターネットの変遷論に埋め込んで二つの本を紹介するという無茶な試みでした。
「みすず」読書アンケート
2015 年に読んだ本(新、旧を問わない)から五冊以内について感想を述べよ。
(1) 岸政彦『断片的なものの社会学』(朝日出版社)
(2) おかざき真里『阿・吽 1〜3巻』(小学館)
ぼくにとって90年代初頭のインターネットは「掲示板の時代」だった。個性の強い主催者がそれぞれのスタイルの掲示板を運営し常連の論客が適度に開いた環境で多彩な議論を交わした。ぼく自身も東北大数学科の黒木玄さんの掲示板に出入りし多くを学び多くを語った。今も親交のある評論家・翻訳家(が副業)の山形浩生さんや文筆家・翻訳家のニキリンコさんと出会ったのもこの掲示板だ。
その頃よく見ていた掲示板の一つに面白い奴がいた。社会学の大学院生。短い(多くの場合くだらない)投稿が強い印象を与える。興味をもって彼の個人ページの文章を読んだ。内容はほとんど覚えていないが圧倒的な筆力から受けた驚きは忘れない。こんなすごい文章を書く奴がいるんだ。でも、これを読むのは一部の掲示板の常連だけだろう。天才的な文才の無駄使い・・
(1)は社会学者の岸政彦が聞き取りの現場で出会った断片的な物語を綴った書、「面白い奴」の近著だ。空き時間を紡ぐようにして一気に読んだ。「すぐ目の前に来たときに気付いたのだが、その老人は全裸だった。手に小さな風呂桶を持っていた。」うん。確かに彼の文章だ。小説のなかの本筋とは関係ないが書き込まれていて心に残る挿話だけを読むような快感。「解釈はしない」と宣言しながらも時には普遍化に流れる岸さんを見るのも一興だ。そしてなにより本書が話題の書となり彼の文章が広く読まれていることが素直にうれしい。
(2)は人気漫画家おかざき真里の連載中の作品。最澄と空海の物語である。未完の作品について語るのはフライングだろうが、漫画でこそ可能な表現で重厚な物語が綴られていく様は圧巻。絵も漫画というレベルを超えて美しく力強い。漫画から離れた大人にも自信を持って薦められる作品だ。
2016 年の今、ぼくにとって多くの人とネットで交流する場はツイッターに移っている。ツイッターでのぼくのアイコンは、なんと縁あって真里さんが描いてくれたぼくの似顔絵だ。巨大で流動的な人々の結びつきの中に140 字以内の短い投稿が次々と放流されていく環境には未だ馴染みきれないが、この混沌からどんな文化や出会いが生まれるか楽しみでもある。
さて、こうしてツイッターに話が移ったところで、一年後、今年の寄稿。
「みすず」読書アンケート
2016 年に読んだ本(新、旧を問わない)から五冊以内について感想を述べよ。
(1) 柞刈 湯葉『横浜駅 SF』(カドカワ BOOKS)
(2) 岸 政彦『ビニール傘』(『新潮』2016 年 9 月号)
横浜駅は「完成しない」のではなく「絶え間ない生成と分解を続ける定常状態こそが横浜駅の完成形であり、つまり横浜駅はひとつの生命体である」と何度言ったら
ツイッターは3億人以上が利用するインターネットのサービスだ。日々数億のツイート(百四十字以内のテクスト)が投稿される文字情報の混沌である。
ツイッターで「イスカリオテの湯葉」と名乗る生物学者と知り合った。軽い会話を交わす仲だが本名は知らない。冒頭は一昨年の正月の午後の彼のツイート。そして、十分後のツイートが続く。
西暦30XX年。度重なる工事の末にとうとう自己複製の能力を獲得した横浜駅はやがて本州を覆い尽くしていた。三浦半島でレジスタンス活動を続ける主人公は、謎の老人から託されたディスクを手に西へ向かう。「横浜駅16777216番出口(長野〜岐阜県境付近)へ行け、そこに全ての答えがある」
「『横浜駅SF』が始まった。ぜひ最後まで!」という(ぼくを含む)周囲の声援の中、その日のうちに一連のツイートからなるアドリブの作品が完成。ネット上で爆発的な話題を呼んだ。それから二年弱の後、web小説を経て本格的なSF小説が単行本(1)として刊行された。
大胆なネタを精緻なディテールで補強し商業的にも成功しうる作品を構成した力量は圧巻。凄まじい才能だ。成立経緯を見ていると後になって書かれた部分ほど彼独自のテーマが顔を出すように感じる。この人は三年後くらいまでにものすごい物を書くと予言しておこう。
(2)はやはりツイッター仲間である社会学者の岸政彦による短編小説。昨年のアンケートで彼の『断片的なものの社会学』を取り上げ「小説のなかの本筋とは関係ないが書き込まれていて心に残る挿話だけを読むような快感」と評したが、こんなにも早く彼の小説が読めるとは。大阪の街で暮らす人々の「断片」を絶妙に編み込んだ不思議で寂しい心に残る小説だ。
この岸さんのデビュー作は高く評価され芥川賞候補にもなっている(とツイッターで知った!)が、数多くの物語の断片を蓄えている岸さんの小説世界はこれからもっと広がり深まっていくはずだ。三年後くらいまでには芥川賞受賞作を生み出すと予言しておこう。
去年の読書アンケートについての日記(2016/1/27 の日記)では
ツイッターの混沌の中で出会った人たちの一人、唯一無比の才能をもったきわめて興味深い人物
として湯葉さんに触れ、『横浜駅 SF』にも言及している。まるで今年の読書アンケートを計画していたみたいな感じだが、あの時点では、まさか『横浜駅 SF』が書籍になるとは夢にも思っていなかったから、やっぱり「期せずして」というのは正しいのだ。
『横浜駅 SF』が生まれるところを(「騒いでいる群衆の先頭にいるおっさん」みたいな立場で)リアルタイムで目撃したことは 2015 年 1 月の日記に詳しく書いてある。ちょうど 2 年後の 1 月 4 日にこうして書籍版の感想文を公にするのもなんとも感慨深い(ま、ほんとはもう 4 日じゃないんだけど、いいでしょ)。
岸さんとぼくの関わりについては去年の 1/27 の日記にかなり詳しく書いた。去年、そういうちょっと不思議な関わりのある人を『読書アンケート』で取り上げるのもまた面白いなと思ったのだが、まさか、今年も続けて取り上げることになるとは。
こちらも、全く予期していなかった --- というか、驚きの展開だ。
上の『みすず』の記事は、湯葉さん、岸さん、それぞれについての大胆な予言で終わっている。これは別にウケをねらって書いたわけじゃない。一人の本好きとして彼らの作品と素直に向き合った結果、心の底からそう思っているのだ。たまたま少しの接点のあったお二人の生み出すものをこれからも静かに追いかけていきたいと思う。
人生、なかなか面白いものです。
anatomy for artist
animation
apple
Argentina2006
Art Book
art materials
Artist
book
car
cats
cats art
contemporary art
contemporary art 2
croquis
digital
e.t.c
education
etching
exhibition
favorite model
food
Gun
kishiwada mosa
Kyoto
movie
museum
Nihon University College of Art
oil painting
paleontology
paleontology art
paleontology art 2
paleontology model
photo
PSJ
Seian University
self portrait
shiga
silly talk
skeleton
Solo exhibition
SVP
六甲昆虫館
篠山層群復元画丹波プロジェクト
樹上のキンシコウ、中国陜西省
2014/12/15
石油・ガス産業が直面するメタン問題
2014/12/15
天然ガス施設の貯蔵タンクやパイプは一見何の迫力もないが、赤外線カメラを通すと火災現場のような様相を呈している。もうもうと立ち込めるのは、大気中に放出されるメタンガスだ。
アメリカのバラク・オバマ大統領は二酸化炭素や・・・
有害廃棄物と癌、因果関係は?
2014/12/15
有害廃棄物処理場の近くに住む人の多くが、健康への悪影響を・・・
群れの休息、アフリカライオン
2014/12/15
タンザニアのセレンゲティ国立公園、コピエ(残丘)の上で休・・・
大規模な遺伝学プロジェクトにより、これまでで最も包括的な・・・
プランクトンの渦、パタゴニア沖
2014/12/12
晩春から初夏の気候が、南米アルゼンチン沖の大西洋にカラフ・・・
風が吹き抜ける草原、湿地、峡谷。標高3300メートルに位・・・-赤い火山灰、ズパノフスキー山
「先行デザイン宣言」支持宣言 [13]
ヤバ景(やばい景観) [12]
ラ系 [65]
人孔在地上 [6]
写電話記 [2]
地表系 [120]
地表系ローカル:調布 [11]
悪い景観を守る会に向けて [3]
東京スリバチ学会 [12]
東京ナス化計画 [10]
通勤本 [19]
雑記・備忘録 [121]
緑地環境学実習1 2-3
緑地環境学実習1 0-1
結婚のプロトコル
関東学生ランドスケープデザイン作品展・2008
物語の向こうの「ただ好き」へ。
ドボサミ本のおすすめ
批判的牧歌主義
地には時間を。
偏愛のインフラストラクチュア
デッ記/バックヤード
東京ってどこのこと?
緑地環境学実習1 2-3
└ 不良講師 07/13
関東学生ランドスケープデザイン作品展・2008
└ TAKE 05/16
└ 石川初 05/16
└ TAKE 05/17
└ 石川初 05/17
└ TAKE 05/17
物語の向こうの「ただ好き」へ。
└ yusuke 04/22
└ 石川初 04/23
└ 不良講師 04/29
1月 2月 4月 5月 7月 9月 10月
1月 2月 3月 4月 5月 7月 8月 10月 12月
1月 2月 3月 4月 5月 6月 8月 9月 10月 11月 12月
2月 3月 5月 6月 8月 10月 11月 12月
1月 5月 8月 9月
2009年9月17日
・建築系ラジオ『東京を擦る(こする)』補完ページ
これは、建築系ラジオ r4 現代建築を語る・聞く・読む|全体討議 東京論──新しい地形としての東京4を聴取されて、これ音声だけじゃわけわかんない、と思われた方(ほとんどそうでしょうが)のためのサポート記事です。
上記の公開収録で石川が上映したプレゼンテーションの抜粋と、関連サイト/ページへのリンクがあります。画像が多いため、読み込みに時間がかかるかも知れませんが、ご容赦下さい。
続きを読む ”建築系ラジオ『東京を擦る(こする)』補完ページ”
Permalink | Category : ラ系 | Comments [1] | Trackbacks [0]
2009年9月 5日
・ライト・ストラクチュア:糸魚川編
街の通りのバス停。
これはなかなか、格好いい。
Permalink | Category : 写電話記 | Trackbacks [0]
2009年7月 1日
・緑地環境学実習1 2-3
【第2週】明示的、記号的
■レクチャー
前回のまとめ:意味、機能、物体性
・「どのようであるか」ということ:変化しない形態的特徴を、ここでは「物体性」と呼ぶ。
・物体性とはすなわち、既にそこにある「固有性」にほかならない
特に使える概念
・意味→「何であるか」
・形態→「どのようであるか」
・機能→「どのようであるか」がいかに「何であるか」を支えているか
■宿題の発表とコメント
・意図された事物の記号論的な解釈へのヒント
・「座る」行為と外部環境との関係を手がかりに、「意図された事物(広い意味でのデザイン)」や「意図せざる事物」の意味について考える
・座りうる空間/環境
・対象物について、それが「座りうる」と見なされる特徴(要素、様子)は何か」という言い方で記述すること。
・あるものは一瞥で「座る」とわかる。あるものはわかりにくい。
・ひと目でその意味や機能を認識できる「様子」を、「その意味が明示されている」と言おう。
保存用定義:有意識的・自覚的に対象の意味が伝達されること
・たとえばベンチは、座る施設だということを、自他共に了解している(通じるつもりで設置している)
・形態としての明示:「らしさ」にも通じる。期待される機能と様子が一致。「わかりやすい」。
・明示の効用:意味が明示されていることは私たちにどのように作用するか
・本棚を考えよ。すべてを自分だけで把握することは不可能。
・私たちは、周囲の環境に多くの情報を預けて生きている。
・一方で、環境が「意味」で埋まると、それはそれで息苦しい。
・鉄道施設:意味の海。あらゆる「面」を意味あるメッセージで埋めようとするかのような光景。
→駅の場合、物体的特徴と「意味」の乖離が大きすぎる。(伝達する情報が多量で、物体に翻訳できない)
・しかし、駅のホームのベンチはひと目で「座る施設」に見える(ように作られている)
質問:これが「座りうる」に見えるのはなぜか。
■ワーキング
課題:手元にある、採集した「座りうる」事例に対して、「座る」をより強調する操作を提案してください。
■レクチャー
・座りうるように見せる:共感を得るためには、往々にして、広く共有されている「座る」イメージを引き出す必要がある
・「どのようであるか」よりも、「何であるか」という意味が、より明示されている場合を、記号的に明示されていると呼ぼう。
・記号:何らかの意味を示すもの。文字や図形、特定の形態、・・・
・交通標識:記号の典型。
・交通標識が示す物事と、標識の記号には、必然的な関連がない。
・赤色が「止まれ」を指すという意味は、交通ルールを学習した集団にしか通用しない。
記号:
・記号が示す意味と記号との間には、必然的な関連はない。(←重要)
(「何であるか」と「どのようであるか」の関係を思い出そう)
・記号は、それを認知する集団内でしか通用しない。
→限定された集団内のルールである
・より広く通用する記号にするほど、デザインは没個性的になってゆく
→世界中どこでもひと目でわかる意味・・
・一般的に、記号性を強める(認知を『やさしく』する)ほど、固有性は失われる傾向がある。(ありきたりになる)
・共有されていない記号:はずすと意味不明なグラフィックになる。
・しかし一方で、記号はルールである。あくまでそのルールが通じる集団を前提とする。
・「ルール」は自動的に、そのルールが通用するフィールドを想定する。つまり、ルールはそのルールの範囲(社会)を規定する。
質問:「立ち入り禁止」を、記号的でなく実現するには、どのような物体的様態があるか?
・思わず座ることで「ベンチ性」が発見される:転用の余地があった物体
・記号的なベンチは、作る側によって、あらかじめ「意味」が限定されている。
・より記号的であることには良し悪しがある。
・使う側の心理的負担を軽減する一方で、使い方を限定し、関与の可能性を狭める。
・デザイナーはしばしば、「押し付けがましくない、でもわかりやすい」という落としどころを探る。
・記号性の強い形態は、それがあるということによって、その環境に意味が生まれることがある。
・非・記号的な明示が可能なこともある。(アフォーダンス論)
記号的なデザインが施された施設への、解析/接近のコツ:
・記号の意味を解析する(記号が示すもの、またその記号が用いられるという行為が示すメタ記号性)
・その記号が共有される集団を想定する
・物体的形態へ置き換え可能かという検証
■次週までの宿題の出題
これまでの用語による概念の応用編として、街の「境界」に注目する。
課題:付近で、明示された境界を構成する要素を採集し、その境界で意図されている選択と排除の対象を想定し、その機能を維持したまま、形態をよりフレンドリーにする操作を提案してください。
・A4たて使いのフォーマット。
・現況は写真を貼ってもよいが、提案は内容を説明できるスケッチを示すこと。
・説明のテキストを併記する。
→選択と排除の対象。抽出した機能。提案する操作の具体的内容。
■補遺
参考文献:
ちょっと待ってくれ。
【第3週】セキュリティ:境界と排除
■野暮な注意
・デザインの美しさを評価していない。図は、それはまあ上手なほうが心は動かされはするが、それはあくまでも、内容の説明を明確にするための媒体である。
・オリジナリティ(たかだかクラスの中での他の人との違い)を評価していない。誰かと同じ対象でも全く構わないし、うまく言えている説明や描き方は素早く真似をすべき。
・明晰に、論理的な説明ができること。冴えたアイデアだけでは評価しない。
・疑問は共有しよう。時間内に質問してくれると有難い。
■レクチャー
・境界:街の風景をつくる最も大きな要因のひとつ。
・地図:線と面で描かれている。特に線である。面の表現も、輪郭を線で描くことで表している。
・地理的に表現された社会のルールが記載されているのが地図。
・地図上で最も重要な要素として記載されているのは「境界」である。地図の大部分は、土地の「利用/所有区分」が描かれている。
問い:地図には何が描かれているか。それはどのように(何をもって)描かれているか
・地図:平面に配置表現された、社会のルールが記載された図。
・運用上、地図に記されたような、「取り決め」や「ルール」を可視化し、物体的に作用するものにしておくことが有効である。
・こうした、制度や概念を、実空間のモノで作り直すことを「施設化」と言おう。
施設化された境界に課された機能:
・「選択」と「排除」の行使。
・これらをここでは「セキュリティ」と呼ぼう。
問い:写真による事例。何に対して、どのようなセキュリティが作動しているか?
・物体的?何に対してどのように作用するか?
・記号的?誰にどのように何を発信するか?
■宿題の発表とコメント
・発表者の名前
・どこで発見した物件か
・どのような境界が明示されているか
・その境界で実行される選択と排除
ところで、これはモニタリングポストやリアルタイム線量測定システムの横に立っている場合の話で、実のところモニタリングポストの横にずっと立っている人などいない。一日の生活といっても、家の中にいたり道路を歩いたり外で作業をしたりビルの中で仕事をしたりといろいろな場所にいるのだから、その場所その場所の放射線を受ける。積算線量計を身につけて測定できる本当の被曝量は、そういうさまざまな場所で受けた放射線による被曝を集計したものだ。だから、モニタリングポストの数字に時間を掛けても本当の被曝量にはならない。現在のやりかたでは、モニタリングポストの横に1日8時間滞在していて、残りの16時間は外よりも少し放射線の弱い家の中にいるものとして、1日の被曝量を計算している。そういう人にとっては本当に被曝量に近いだろうけど、そうでない生活パターンの人にとっては被曝量はずいぶんと違ってしまう
空間線量から被曝量を見積もるときの最大の問題がここで、中西準子さんは空間線量から出した被曝量は、(たいていの人にとって、という意味だと思うけれども)本当の被曝量の2倍以上大きいはずだと言っておられるし、前に紹介したテレビユー福島社員の例では3から4倍くらい大きく出ているようだ。本当の被曝量が知りたければ、やはりできるだけ実際の生活に即した測定をしたほうがいいわけだ。
学校は放射線をよく遮蔽するので、学校の中に長くいる子どもの被曝量は少ないと言われている。もちろん空間線量が自然放射線量に近づくに連れてこの差は小さくなっていく。自然放射線程度の放射線量では、室内のほうが放射線が強いということもありうる(建材から出る)
長くいる場所の放射線をサーベイメーターで測って、ここに何時間いるから何μSv、ここに何時間いるから何μSvと実際の生活パターンに応じて空間線量を足していけば、現実の被曝量に近い数字が計算できるはずだ。ただし、サーベイメーターなので、本当の被曝量よりも何割か大きな数字になるに違いない。この機会に、自分の生活パターンはどういうものなのか考えてみるのもいいと思う
アクセスが許可されておりません。
You don’t have permission to access the requested page.
AFFRIT Portal
農林水産研究情報総合センター/Agriculture, Forestry and Fisheries Research Information Technology Center
14/09/2012
そうだ、フィレンツェへ行こう、と思ったので行ってくる。またね。
Tweet
«twitterアカウント削除のお知らせ
2012.9.14
septembre 2012
おしらせ
このブログは近々なくなりますので
http://tanji.jp
または
http://tanji.jp/blog
にブックマークの変更をお願いします。
お手数おかけしますが、よろしくお願いいたします。
丹地陽子
20100414 | MEMO
安藤日記(andoh.orgへ移動します)
[ RSS feed ][ ATOM feed ]
[ Ajax blog ][ Google blog]