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2025-07-15
水原紫苑の二冊
最近読んだ本
水原紫苑『空ぞ忘れぬ』(河出書房新社 2000年)
水原紫苑『うたものがたり』(岩波書店 2001年)
前にも書きましたが、毎日新聞歌壇の水原紫苑選の作品には、毎週目を通すようにしています。私の趣味に近い不思議な味わいの作品が多いからです。それで、ご本人の書く文章がどんなものかと、最近二冊購入して読んでみました。
ひとつ分かったのは、幼い頃から母
2025-07-15
地獄先生ぬ~べ~It編
『地獄先生ぬ~べ~』が再アニメ化され、さらに短期間ですが漫画『地獄先生ぬ~べ~PLUS』が連載されました。感想の検索をかけると「ぬ~べ~にスマホとタブレットが登場している!」と驚いてる人が多いです。英語圏でも同様の感想があります。
でもぬ~べ~って10年以上前からスマホが登場しているんですよ!実は『地獄先生ぬ~べ~』は最先端な作品なのです。
にもかかわ
本 (1253)
No image
『中立とは何か マックス・ウェーバー「価値自由」から考える現代日本』その2
2025/07/09
野口雅弘著 『中立とは何か マックス・ウェーバー「価値自由」から考える現代日本』こちらの続き。「中立」が政治的意図を込めて用いられるのは今に始まったことではない。吉田茂内閣は1954年に「偏向教育の是正」を掲げ、「教育特例法一部改正法」と「義務教育における教育の
「ぼくの考える最強パスタ」に足りないもの『料理は知識が9割』
これが、ぼくのかんがえたさいきょうのパスタだ。
カットトマト1缶を煮詰め、隠し味に悪魔のトマトソース(ロピア)とKiriのクリーミーポーションを溶かしている。バジルの葉と鷹の爪とニンニクとウスターソースとコンソメと、とにかく美味しそうな要素を全部ぶちこんだ、私の、私による、私のための料理だ。
美味しいものを入れれば入れるほど、料理は美味
AIと文芸翻訳:オールディス『ヘリコニアの春』を例に
2025-06-24
A・J・ライアン『レッドリバー・セブン:ワン・ミッション』
前回紹介した『バベル』と同じく古沢嘉通が訳しているSFですが、同じSFでもその趣きはずいぶん違います。
『バベル』が歴史改変小説で舞台もアジアからイギリスまでの地理的に広い範囲でしたが、本書『レッドリバー・セブン:ワン・ミッション』は、途中まではそれほど大きくないボートの中で話が展開します。
主人公は発砲音と悲鳴で目
武道的思考(KOTOBA収録)
KOTOBAという雑誌に武道的思考について寄稿した。それを再録。 修行は競争ではない 武道の修行というのは「天下無敵」...
2025-06-18 mercredi
読書猿『ゼロからの読書教室』NHK出版
2025/5/23刊行
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roadside diaries
2012年1月8日日曜日
本ブログはメールマガジン ROADSIDERS’ weekly に移行しました!
先週からお伝えしているように、これまで長らくご愛読いただいたこのブログ、このたび有料メールマガジンとして配信させていただくことになりました。名づけて『ROADSIDERS’ weekly&
最近の噂
風の噂ではございますが……
なお、リンクする場合には各コメントの日付のあとにある「id」をクリックすると、そのコメントのユニーク id が url 欄に表示されるぞ。
2012/05
しばらく前に、カルロス・フエンテス他界。しばらく前に、フエンテスの小説やノンフィクションをまとめて読んで、もうフエンテスは一通り見切ったと思っていたが、それでもかの大作「テラ・ノストラ」は未だに期待だし、そ