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文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』
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2021年4月 3日 (土)
桜の花とやまと歌の心
ひさかたの 光のどけき 春の日に しづ心なく 花の散るらむ
紀友則
『古今和歌集』における「花」の歌は、桜が圧倒的に多く、その桜も、咲きはじめや満開の桜の姿よりも、散る桜の姿が多く読まれてゐる。『古今和歌集』「春の部」は、百三十四首の歌が収められてゐるが、その中で「桜」を詠んだ歌が四十一首で、全体の三分の一に及んでをり、その中でも「散る桜」を詠ん