「#ファンタジー」のBL小説を読む
コイル鳴き退治(2025/02/04)
初期不良電源に当たってから、コイル鳴きするようになってしまったRTX4070ですが。
ICとかコンデンサ類は大丈夫っぽい(ELSAのサポセンによると)…とはいっても、今まで鳴かなかったのが、鳴き出した時点で、なにか影響はあったのだろうけど…
共振減を探して、パーツを取り外していると、PCIe>M2SSD変換のライザーカードを外すと、コイル鳴きが酷くなった……と言う事は、
震源はマザボか?。
調べてみると、このPCケース。microATXを入れると、マザボの下段のネジ穴とケースの穴が合ってないので、止められないので、下段、つまり、PCIスロットの辺りは浮いてしまっているわけだ。
試しに、耐震ジェルシート(導電性なし)を、マザボとケースのすき間に、ねじ込んでみると、見事に小さくなった。どうも、ここのようだ。
うーん、電源を取り付けり、外したりするときに、何かがズレたのだろうか?。
というわけで、制振というか、防振をアレコレ対策中。PCIスロット直下にジェルシートを設置するのと、ネジ穴まわりに、シリコンリング。
あと、地味だけど、効果があったのが、PCケースの脚に、シリコンカバーをつけるっての。ホントは、ジェルシート敷く予定だったんだけど、埃を吸着するし、整備の時に手間だし。
ジェルシート買いにセリアに行ったら、柔らかいシリコンカバーがあったので、試してみたら、予想外に効いたという。
でも、まだ耳に障って、ゲームに集中できない。
どうもケースが歪んでるか、脚の長さがズレているのか、ガタつく。耐震ジェルの上にシリコンカバーつけてPC載せたら、かなり小さくなった。
聞き分けようとすると、聞き分けられるが、集中して聞き分けようとしないと分からないレベル。これなら、ゲームに集中できる。というわけで、HITMAN3の「家族の死」クリアできた。しかし、なんでヒットマンだけなんかなぁ。
コイル鳴き。と言うとすぐにホットボンドで固定。みたいなルートになる人多いけど、実はケースに問題があることも多そうだ。
んで、東芝のHDDが、読みに行くと、ガラスを引っかくような音を常時出すようになった。これはまぁ、電源の一撃で一気に悪化したんだろう。元々、静かなHDDでも無かったのだが、常時キューキューいうほどでも無かったので。
コイル鳴きの「キー」とHDDの「キュー」が紛らわしくて、一番こまった(笑)。
1 不動産
3 部活・サークル
4 語学
5 経営・ビジネス
6 コスプレ
7 時事・ニュース
8 米国株
9 歴史
10 投資
2025-2-5 14:45
うちごはん*.゚
キッチン雑貨・調理グッズ
1 不動産
3 部活・サークル
4 語学
5 経営・ビジネス
6 コスプレ
7 時事・ニュース
8 米国株
9 歴史
10 投資
1 時事・ニュース
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「#幼馴染」のBL小説を読む
2025年02月05日
救世の法は東方に?
世迷い言
逆転の神話
エマニュエル・トッドは、現在、おそらく誰よりも正確に世界を把握して、的確に予測できているのではないか? 何故、トッド、トッドと騒いでいるのか分からない人には全く分からない話なのでしょうけど、ここは重要だ。トッドはソビエト連邦の崩壊を予測し、トランプ政権の誕生を予測し、ウクライナ戦争に於けるロシアの優勢を予測してきた訳ですが、基本的にはどれも的中している。「トッドさんの予言は、どれも的中していますね?」のように水を向けられると「すべて崩壊するという予測なので…」と謙遜しているものの、本当は、エマニュエル・トッドは注目されて然るべきの人物だ。佐藤優氏もエマニュエル・トッドを評して「人類学、歴史学、地政学に通暁していて大胆な近未来予測をする。それは本来はインテリジェンスの専門家の仕事であるが、トッド氏には優れたインテリジェンス能力が備わっている」旨、述べている。
エマニュエル・トッドを語る場合、その肩書きを語るのも難しい。「家族人類学者」の場合もあれば「家族人類学的歴史学者」という肩書きの場合もあり、焦点を絞り難い。とりわけ家族制度に於ける相続の方法などから文化人類学的に分類して、歴史学的な知見と現況の人口動態等を測りながら、近未来予測をしている。
その基本的な部分からして難解に感じてしまうものの、やはり、家族制と文化とが密接に関係しているという基底部分が非常に独特なのだ。そして、そこを我々がよく理解できていないのだ。アングロサクソン族は典型的な核家族型であり、つまり、父親と母親と子供たちという家族構成を基本単位とする。それに対して日本は核家族型ではなく、直系家族型であり、トッドは使用しないかも知れませんが平たく言えば家制度型となる。「✕✕家」のように〈家〉が重視され、それは直系で継承される。家が重視されるという事は「家の名」(=家名)が重視される文化であり、その家名が継承単位なのだ。
そして日本人自身が自分たちの文化を理解できていない。西洋史観で日本を見ようとしてしまうので、日本のイエ制度とは即座に前近代的な古い払拭すべき因習であり、悪しき家父長制であるのように教え込まれてしまう。しかし、この直系家族型はドイツも同じであり、エマニュエル・トッドによれば、日本の家族制は中国の家族制よりもドイツの家族制に近いとなる。
これで直ぐにピンと来ていい筈なのだ。戸籍制度だ。どういう訳か戸籍制度を持っているのは日本とドイツなのだ。日本が近代化するに伴いドイツを模したのだろうと思うかも知れませんが、そうではなくて日本の戸籍制度は6世紀頃(大化の改新以前)から古代中国を模して導入され、11世紀には廃絶されたが徳川幕藩体制下で人別長(宗門人別改長)が起こり、その後、明治維新後に壬申戸籍が制定され、その後も戸籍法によって令和の現在まで継続している制度なのだ。そして、そこに色濃く日本文化とは〈家制度〉と密接に関係しているという証左と言える。「核家族」という単位なのではなく、「家」という単位を基本として成立している文化なのだ。
アングロサクソン至上主義の観点からすると、「日本の文化や制度は進歩的ではない≒遅れている」となる。しかし、そこからして間違っているというのがトッドの見解なのだ。
少し引用します。
原初のホモサピエンスの家族構造は「核家族」で、次に「農業」の発生とともに発明されたのが「直系家族」です。限られた農地を次世代に分割せずに譲り渡すためだと考えられています。ここでは「文字」も生みだされていて、「直系家族」は、資産や知識や技術の「世代間継承」に適したものでした。(『日本は欧米とともに衰退するのか』文藝春秋2025年1月号99頁)
本当の意味で〈多様性〉の意味が理解できていれば、核家族制が特に優れている訳でも何でもないという意味が分かる。むしろ、核家族制は文明以前の家族形態であり、農業や文字といったもの、つまり、文明が興り、その文明に対応する中で出来上がったのが直系家族制という家族形態であったという事だ。共同体の単位として狩猟民族などに見られるバンド(ホルド)や、氏族(クラン。必ずしも血縁ではないが同じ氏を名乗る共同体)がありますが、日本の家制度は思うに「家名」でしょう。後継が居なければ養子を迎えてでも、その家名を残そうとしてきた歴史が物語っている。「上杉家」なんてのは顕著な例かも知れない。
トッドは日本については、鎌倉時代に「直系家族」が登場し、江戸時代を経て長い時間をかけて日本に定着したものだと説明している。また、現況を考察すると明らかになってくるのは、人々のアイデンティティー(帰属集団)の受け皿が喪失している事とも関係している。トッドがメインで指摘しているのは宗教(信仰心)ですが、宗教はユダヤ教徒にはユダヤ教徒であるというアイデンティティーがあり、キリスト教(カトリックとプロテスタント)も、そしてイスラムも、そうなる。それらは一神教なので明確だ。同じ信仰を持っている者同士の間に帰属性が生まれる。仏教にも部派争いがあって、それも帰属性を巡るものとして構成されていたと考えられる。
宗教は廃れているものの、宗教的な価値観が辛うじて残っていた時代を宗教ゾンビ状態と呼び、完全に死滅した状態を宗教ゼロ状態と呼んでいる。宗教ゼロ状態になってしまった今日の欧米社会は、ニヒリズム(虚無)に覆い尽くされているというのが、トッドの見解だ。同じ社会に、同国人として共に生活をしているものの、人々の間には「国籍」という名の共通したアイデンティティーしかなく、しかも、それは非常に渇いた人間関係の社会であり、人々は、どう生きるべきかというアイデンティティーの喪失に苦悩している。こういう状況下で、やたらと愛国主義(ナショナリズム)が流行する訳です。何しろ他に個人の帰属意識の受け皿となれるような中間共同体を、次から次へと叩き壊してきたのが西洋型文明であり、つまり、現代社会なのだ。
トム・クルーズが主演した映画「ラスト・サムライ」は、キアヌ・リーブスが主演した「47RONIN」(フォーティセブン・ロウニン)よりも遥かに日本文化の切り取りが巧みになっていた。しかし、現代の日本人の中では、既に「武士道」も「忠臣蔵」も殆んど死滅状態だ。西洋化する歴史の中で、多くの日本文化は既に廃れてしまったというのが実際だ。しかし、トッドに言わせると西洋の先進国は悉く行き詰まっており、次の時代に変化する事ができなくなっているという。それは米国も同じ状況で、行き詰まってしまっているからトランプ大統領が誕生したのだという。また、イギリスがブレグジットに踏み切った事にしても同じで、ブレグジットが起こったのだという。
その行き詰まりを感じている中で、ドイツでは茂木健一郎氏の『生きがい』という本が大ベストセラーになっているという。これが何を意味しているのか明確に判明している訳ではありませんが、おそらく、何を信じて生きていけばいいのか分からくなってしまったドイツの人々が「生きがい」について考えるにあたり、オリエンタリズムとして自分たちとは異なる文化、異なる価値観を日本に求めているという風に解釈する事ができる。おそらく、そうなのでしょう。また、フランスのテレビ局に出入禁止になっていたトッドにしても「日本のマスメディアで大々的に取り上げられている」という状況になったら、そのフランスのテレビ局の中に入れるようになったという。それをトッド自身が語って、「日本で評価されているという事がフランスでは意味のある事だと受け止められている」と説明していた。ドイツもフランスも行き詰まっており、「ひょっとして遥か東方で我々とは異なる歴史を歩んできた日本なら、我々とは異なる別の思想を持っているんじゃないのか?」という〈期待のようなもの〉があるらしい事を示唆している。
アメリカは少し違う状況のような気もしますが、それでも日本発のニンジャ(忍者)やZEN(禅)は昔から人気だ。しかし、アメリカ人に受け入れられるにはアメリカ人向けにアレンジしなければ通用しないという壁があった。しかし、昨年なのかな、ネット配信ドラマ「将軍」とやらが話題となって字幕を読ませるという手法でありながら大ヒットを記録し、日本でも御馴染みの「真田広之」や「浅野忠信」がグラミー賞を受賞した。ああした時代劇がヒットするという事は、もしかしたら「何か別のもの」を渇望している心理があるのかも知れない。
こういう状況下というのは、「欧米にはない何か」が求められているという事なのではないのだろうか。いやいや、ずーっと文化的にも政治的にも欧米追従を強いられてきた日本には、そろそろ日本思想が有している価値観を「どーん」と誇示すべきタイミングでもあるような気がしないでもない。もし、なんとか絞り出せるものがあるとすれば――。
2025年02月02日
1月最終週は、ふたつの大きなショックが起こった。ひとつは言うまでもなく、週初のDeepSeekショックである。筆者は生成AIインダストリーについてかなりくわしくモニターしており、多くの情報を発信してきた。個人的にはもっと大きなショックが起こると思っていたものの、いまのところ株価へのショックは限定的である。NVIDIAやBroadcomやMicrosoftなど、生成AIの中心的な銘柄が売られた一方で、これまで生成AIにあまり投資してこなかったAppleや、DeepSeekと同じくオープンソースコードとして開発しているMetaなどが買われた。資金は、米国株と比べて相対的に利回りの高い米国債や、割安な新興国株式などに向かうことなく、米国株内でのローテーションにとどまっている。
●なぜDeepSeek R1がこれほど衝撃的なのか?
●株式市場に「ディープシークショック」AI関連株急落に関心
そして、週末にもうひとつの爆弾が投下された。トランプ大統領のカナダとメキシコへの25%の関税発動である。カナダのトルドー首相は報復関税で対抗すると表明している。メキシコのシェインバウム大統領も同様である。いきなりアメリカの貿易相手国の1位と2位に対して、関税の報復合戦になる見込みである。
週明けには市場は大きく反応しそうだ。なお、トランプ大統領は、市場が「短期的に」崩れても気にしない、と表明している。
★多くの市場関係者が、まさか友好国の隣国にこのような関税をいきなり発動するとは考えていなかった。
●トランプ氏、カナダ・メキシコ・中国に関税発動の大統領令
★カナダのトルドー首相はまるでこれから望まない戦争するかのような演説をした。
★カナダはこれまでアメリカの従属国として、従順にアメリカの言うことを聞いてきたのだが、それはトランプ大統領には関係ないようだ。
日本株
直近1年の日経平均株価とインプライド・ボラティリティの推移
直近1年のドル円とユーロ円の推移
外国株とコモディティ
今週のマーケット・イベント
2月3日(月)
日銀金融政策決定会合の主な意見(1/23-24開催分)
日1月新車販売台数
米1月ISM製造業景況指数
中国1月財新製造業PMI
決算:みずほ、HOYA、村田製、京セラ、ANA、JR東日本、JR東海、他
2月4日(火)
日1月マネタリーベース
米12月雇用動態調査(JOLTS)求人件数
米12月製造業新規受注
決算:三菱UFJ、任天堂、三井物、三菱重、三菱電、住友商、パナソニック、アステラス薬、JAL、米Alphabet、他
2月5日(水)
日12月毎月勤労統計調査
米1月ADP雇用統計
米12月貿易収支
米1月ISM非製造業景況指数
決算:トヨタ、KDDI、ダイキン、丸紅、野村HD、英ARM、他
2月6日(木)
日1月都心オフィス空室率
決算:東エレク、伊藤忠、三菱商、NTTデータ、富士フイルム、日本製鉄、LINEヤフー、花王、住友不、協和キリン、JFE、東京メトロ、マクドナルド、米Amazon、他
2月7日(金)
日12月家計調査
日12月景気動向指数
米1月雇用統計
米2月ミシガン大学消費者マインド指数
決算:NTT、三井不、SBI、他
2月8日(土)
2月9日(日)
『オーデュボンの祈り』を巡って
オーデュボンの祈り (新潮文庫)
作者:幸太郎, 伊坂
新潮社
Amazon
はちみつ*1「再読した:『オーデュボンの祈り』」https://hannyhi8n12.hatenablog.com/entry/2025/02/04/180425
伊坂幸太郎の『オーデュボンの祈り』*2を読んだのはもう10年近く前だ。もう細部などかなり忘れていて、上掲のエントリーなどを読みながら『オーデュボンの祈り』について少しは思い出したのだった。
それまで覚えていたのは、この小説の、電気以前の時代のコンピュータという意味でのスティーム・パンクという側面。歴史改変ものとしての側面、(迷い込んでしまう)異世界ものとしての側面だった。ミステリーとしての側面は全く忘れていた。
See also
とある蛹@読書好き「『オーデュボンの祈り』伊坂幸太郎 著」https://note.com/biblio_butterfly/n/n540252ee58ec
こじてる「【伊坂幸太郎】『オーデュボンの祈り』についての解説と感想」https://readover5.hatenablog.com/entry/2024/03/09/190503
イチ 「伊坂幸太郎「オーデュボンの祈り」」https://booksreview-ichi.hatenadiary.org/entry/20110716/1310839723
*1:See also https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2025/01/03/161325
*2:Mentioned in https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20160718/1468776284 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20170327/1490583681 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20180211/1518366402
sumita-m 2025-02-04 23:25 読者になる
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2025-02-04
「承認欲求」以上?
hayasinonakanozou「「もう二度とSNSができない身体にしてほしい」、あるいは本当は恐ろしいインターネット」https://hayasinonakanozou.hatenablog.com/entry/2025/01/27/033110
「承認欲求」*1に憑かれた女性を主人公とした本谷有希子の『セルフィの死』のレヴュー。この本は勿論呼んだことはない。まあ、本谷さんには何故か苦手意識を持っていて、ぺらい本だけど過去に途中で読むのを放棄している。にも拘らずこのエントリーを取り上げたのは、その後半部でインターネット一般の話をしているからだ。
宇野常寛さん*2は『平成ネット史』でこう述べている。
インターネットが証明したことって、結構残酷な真実があると思うんですよ。
それは、インターネットが誰もに発信の権利を与えても、「発信に値する中身」を持っている人って、ほんの一握りしかいないということ。そんな中、「いま、こいつには石を投げてOK」というサインが出てる人間に石を投げたり、人をいじめたり、自分にとって都合のいい情報を拡散したりする。これってものすごくハードルの低いことで、発信に値するものを何も持ってない人にとっての自己実現なんですよね。その悪魔の誘惑を与えてしまった面があると思うんですよ。
俺も含めて、大半の人間には「発信に値する中身」なんて持っていない。にも関わらず、自己顕示欲をこじらせてインターネットを利用してどうでもいいことであっても発信せずにはいられない。インターネットによって人間に生まれた新たな欲求だろう。相互フォロー、「いいね」の応酬、リポストなどはブログに記事を書くよりもっと手軽な発信だ。そこにはもう馴れ合いしかない。現実でもネット上でも人は群れずにいられない。群れて、メンバーからの承認を得ずにはいられない。
まあ「発信に値する中身」が最初から存在するのではなく、そうかかどうかを決めるのは〈他者〉だろう。だから、昔から、恩師とか畏友とかが必要とされたわけだ。昔風のそれらに替えて、ネット上の「承認欲求」が「発信に値する中身」であることを確証するために必要とするのは「フォロワー」や「いいね」の数なのだろう。
さらに、「承認欲求」では捉えられない、「承認欲求モンスターたちの応酬なんて牧歌的なもんだ、かわいいもんだ」と思わせる「兵庫県知事選に絡む一連の事件のこと」が言及される。
ネットにデマを拡散して個人を中傷し家族までも追い詰める。耐えきれずに自ら命を断った人に対して「あの程度で死ぬなんて」と侮辱する。表立って批判しようものなら特定され、暗くなってからでないと外出できないほど怖い目に遭わされる。反論や批判を暴力によって封じる。恐ろしい。少し前までこんなののシンパはネットde真実に目覚めたネットリテラシーの低い人たちなんだろうと思っていたのだけれど、最近は逆で、ネットリテラシーの高い人たちなんじゃないか(もしくは主要メンバーなんじゃないか)、という気がしてきた。党首の一連の行為に確信犯的に乗っかって面白半分に加担しているんじゃないか。昔の2ちゃんねるの「祭り」で個人を「特定」していた連中のようなノリで。彼らは下の記事にあるように「虚偽を含む動画投稿は、やったもん勝ちの世界」であるのを熟知しているのだろう。中傷やデマの投稿はたやすい。しかしされた側は一つずつ否定していかないといけない。分が悪い戦いだ。
竹内県議の死*3に関して恐ろしいのは、上の動画の最後で言われているように*4、一人の人間がいわれのない中傷によって追い込まれていくプロセスがコンテンツとして社会に消費された点にある。悪質なアカウントはプラットフォームが規制してくれればいいのだが、PVが増えるほど広告収入も増える仕組みになっているから彼らが規制に動くインセンティブは弱く、だから期待できない。
(略)
インターネットは今や現実世界と地続き。そして現実世界以上に不寛容な目が昼夜を問わず互いを監視している。隙をついてキャンセルしたり、炎上させたり、いわれない「疑惑」をでっちあげて死ぬまで誹謗中傷したりしようと窺っている。2000年代前半、ウェブ2.0なんて言葉に高揚していた頃の自分は無垢だった。そして無知だった、人間について。人間って、インターネットをこんなふうに使うんだ、という失望が、今ある。
これはたしかに「承認欲求」では説明はできないだろう。しかし、「党首」と「党首の一連の行為に確信犯的に乗っかって面白半分に加担している」信者のロジックは区別するべきだろう。
*1:See also https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20060411/1144754380 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20080717/1216261185 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20080810/1218388851 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20111031/1320025749 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20170605/1496689273 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2019/08/21/085349 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/01/29/030457 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2021/03/29/142043 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2021/07/06/153246
*2:https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20080405/1207424173 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20091124/1259062337 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20170208/1486522026 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20170904/1504456144 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2019/02/07/014527 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2021/01/27/104527
*3:See also https://sumita-m.hatenadiary.com/archive/2025/02/01
*4:https://www.asahi.com/articles/AST1P2G08T1PPTIL00CM.html
sumita-m 2025-02-04 14:40 読者になる
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2025-02-04
「私人」か
所謂YouTuberにも、「迷惑系」*1とか色々ある。でも、「逮捕系」*2というのは知らなかったよ。まあここでいう「逮捕」は「私人逮捕」*3の略だったのか。省略できたのはたった2文字なので、そのまま「私人逮捕」でもよかったのでは? 「「私人逮捕系」ユーチューバー」が悪いことをして、逮捕(!)され、有罪になったということまのだが、私が思ったのは、この被告たちの「ガッツch」が自分たちが「逮捕」されるその瞬間を撮影して、配信していたのかということだ。これなら、ほんとの「逮捕系」YouTubeになる! もっとも、「私人」ではなく〈公人〉による「逮捕」だけど。
*1:See also https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2023/03/24/230514 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2023/04/04/114116
*2:https://nessko.hatenadiary.jp/entry/2025/02/04/091106
*3:See also https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20060204/1139059387 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20170316/1489629796
sumita-m 2025-02-04 13:43 読者になる
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2025-02-04
『オーデュボンの祈り』を巡って
「承認欲求」以上?
「私人」か
増税派とか減税派っていったいなんですか。取った税をどう分配するかまで紐づけてせめて議論しないと。政治の目標は戦争をしないこと。国民の暮らしを守り、生活向上させること。(高野勇斗江東区議)
はてなブロガー3人でしょうもない人間の話をしてきた@大阪
オープンワールドゲームでは一般的な『アサシンクリード』の処理を、人種差別のような特異な処理と信じている能出新陸氏は大丈夫なのだろうか……
ネット 歴史
ネット (1862)
歴史 (317)
2025-02-01
読んだ本メモ202501
昨年10月でまた更新が止まってしまいました。
仕切り直していきたいと思います。
とはいえ、ひとに語れるほど本を読めていないので、毎月更新にするとどれだけ読んでいないかが明るみに出てしまいます。それはそれで恥ずかしい……。
ざっくりと印象を簡潔に述べるのが苦手なので、このブログ外などで書いた感想も参照しつつ書き留めてみます。
(そして最悪なことに、はてなブログを使うのがひさしぶりになって操作を忘れている……)
九頭見灯火編『東京銀経社アンソロジー いつかあの空を越えて』東京銀経社
『文芸コンピレーション input selector ISSUE:Early 2025』言葉の工房
白湯ささみ『現五夜』
偲凪生『unBalance』
九頭見灯火編『東京銀経社アンソロジー いつかあの空を越えて』東京銀経社
六塔掌月、あぼがど、新星緒、柏沢蒼海、伊和千晶、甘衣君彩、かんな、渋皮ヨロイ、武石勝義、松田夕記子、海猫、平沼辰流、鳥辺野九、秋待諷月、Yoh クモハ、蒼桐大紀……以上16名の執筆陣によるアンソロジー。編者は九頭見灯火。
SF、ファンタジー、百合文芸、幻想・怪奇、歴史・伝奇、架空戦記など、小説が持つエンターテインメントを幅広く取り扱った一冊になっていると思う。
867ページに達するボリュームため、紙の本で読むには——物理的に重いため——やや億劫ではあるのだけど、実際読んでみるとこうしたアンソロジーは紙の本で体験して良かったと言える。
私自身、執筆者の一人であるため、ゲラチェックの段階で収録作には目を通しているのだが、読者として読むとまた違った印象を受けて楽しめた。
noteに詳細な感想を書いたので、詳しい内容に興味のある方はそちらを参照されたい。
note.com
『文芸コンピレーション input selector ISSUE:Early 2025』言葉の工房
文学フリマ東京39で買った本。
執筆者は、唐橋史、三築未衣子、オガワダアキナ、伊藤佑弥、伊島なむあひ、添嶋譲、栗山真太郎、瑞穂はじめ。
一見すると、文芸誌の体を取っているようだが、ページを開いてみると多段組ではなく、フォントサイズも大きめで非常に読みやすい。版型はB6。既存の書籍では講談社BOX文庫が近いだろうか。
執筆者の何人かとは文学フリマなどを通して面識があり、作風もおおよそ把握しているため気負うことなく読めた。
やや暗いトーンに対して、軽快な読み味の作品がそろっており、気楽に読める短編小説集として楽しめた。
作品によって時代設定がさまざまであり、平安時代、明治から大正初期、大正年間から昭和初期、昭和末期から平成初期(おそらく)、平成後期から令和、近未来、と作家が得意とする背景で書いていることがうかがえた。また、一冊の中に時代のグラデーションを感じた。
あまり気をつけずに読んでいたこともあって、共通するテーマは読み取れなかったが、方向性としてどの作品にも〝不穏さ〟があった。
不穏のトーンも作者によって描き方がさまざまであり、たとえば三築さんの『あの子の櫛』ではいつどんな破綻が起きるかとハラハラさせられ、栗山さんの『化かす』においては終始次の展開に興味を惹かれつつ読んでいた。三築さんについては、著者紹介文の「小説はシスターフッドしか書いておりません」のひと言にいさぎよさを感じた。
唐橋さんは大変ご無沙汰しているのだが、作品を読んでみるといまも因果について書かれているのが確認できた。
添嶋さんとは先日の文フリでお話しさせていただいたのだが、ご本人の印象やこれまで読んできた作品とは少し毛色の違う暗いトーンのSFを楽しませていただいた。
なむあひさんとも(大変ありがたいことに)長らく親しくさせていただいており、今作は出会った頃の作風を感じさせる作品だった。過去の作風を再現できる腕前に驚かされつつ、やはりこの人はジャンル=伊藤なむあひなのだな、と確認させられた。
作家それぞれの作風が明確に打ち出されている短編集であり、それでいて一冊の本としてのまとまりが非常に良かった印象がある。
古くから文学フリマに参加している人の中には、(私のように)この執筆陣を見てピンと来るものがあるかもしれない。編者でもある添嶋さんは、各地の同人誌即売会に積極的に参加されているので、対面する機会があれば思うところを確かめてみるのも良いだろう。
なお、『input selecoter』の詳しい取り扱い状況については、X(Twitter)もしくはBlueskyの添嶋譲さんのアカウントか言葉の工房のアカウントから確認できる。
いまのところ、Amazonリンクで書影を出せない本については写真を撮っているが、続くかはあやしいところである。
白湯ささみ『現五夜』
白湯ささみさんによるエッセイ集。どのエッセイも結構ハードな体験を文章にされていて、自身の過去に対する解像度の高さが読み取れた。幼い頃にいだく強い自意識について、精細に描かれている。子どもの頃の思考を子どもらしいままに書く、というのはなかなか難しいことだと思う。
偲凪生『unBalance』
文学フリマ東京39でチラ見して「百合ですか?」「百合まではいかないと思うんですが、それっぽいです」といったやりとりわ偲さんと交わした。
読了してみて、かなり濃度の高いすれ違い百合だったと思う。
収録作の『クラムボンがわらったら』は、痛々しさを感じさせられた。10代半ばの向こう見ずさと繊細さ、視野狭窄と閉塞感がからみ合っていて、どうにもならない。どうにもならないことはどうにもならない、と語っている。
もういっぽうの収録作『セントエルモの涙』は、なにかが終わってしまった後でこれから新しい物語がはじまりそうな予感がある。
ほろ苦くはあるけれど甘さも十分あって、もう少し読みたいと思った。
今回から読んだらその都度感想を書き残していって月終わりに更新する、というやり方を試してみたのだが、1月31日に更新を忘れるという体たらくである。そして、1月は同人誌しか読んでいない。
こうした記事を書いていると、来月はもっと本を読もう、と思うのだが、それを実行できるかはあやしい。
shisiki 2025-02-01 22:54 読者になる
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読んだ本メモ202501
2025-01-27
2025-01-27
⚫︎待望の、マルドロールちゃんのうたの最新動画がきた。今回は、過去に書かれたテキストの紹介だが、今、こんなに際立って「知性」を感じさせる語りが他にあるだろうか、と思う。知性、自虐、アイロニー、ユーモア、毒…、そして繊細で緻密。知的である(知としてあることが愚劣としてあることである)というのはまさにこういうことなのだと納得させられ、そしてとにかくひたすら濃くて、楽しくて、面白い(それにしても濃い毒であるが)。こんなにすごいことを言っている人、他にいる ? と、ただただ驚嘆する。
・文学フリマで書いた文章を公開します マルドロールちゃんのうた
https://www.youtube.com/watch?v=1W2l_goV12A
フーリエについての動画。
・シャルル・フーリエ『愛の新世界』 マルドロールちゃんのうた
https://www.youtube.com/watch?v=xmBjoIE7RS0&t=1488s
⚫︎早速、とりあえず二つのテキストをプリントアウトした(長いテキストは紙じゃないと読めない)。
furuyatoshihiro 2025-01-27 00:00 読者になる
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2025-01-26
2025-01-26
⚫︎「ガンダム ジークアクス」、地元のシネコンでも観られるんだな。
というか、アニメからけっこう関心が離れてしまっているので、庵野秀明(スタジオ・カラー)がガンダムをやるということを、そもそも知らなかった。監督が鶴巻和哉で、シリーズ構成が榎戸洋司というのは、「トップ2」の延長としての「ガンダム」ということなのか。
庵野秀明にはヴィジョンと衝動はあるが思想がない、とぼくは思っていて、だから、(もはや衝動は薄れて)思想を前面に出してくると「シン・エヴァ」のように無惨なヴィジョンのハリボテみたいなことになってしまう。
あるいは、宮崎駿には「思想」がないわけではないとしても、それよりヴィジョンが上回っている。宮崎には、庵野に比べれば一貫した「思想」があるかも知れないが、その「思想」自体は特筆すべきほどのものでもなく、宮崎の作品を優れたものにしているのは、あくまで彼が構想する(そして実際に作り出す)ヴィジョンの力だろう。『君たちはどう生きるか』などを観ると、改めてそれを強く感じる。
(ジブリで「思想」を担当するのは高畑勲で、故に高畑作品はお金にならない。宮崎が儲けて高畑が使うのがジブリ・システムだ。)
それに対して、「ガンダム」というのは富野由悠季の「思想」によって成立している。ガンダム・シリーズは、富野の思想体系であり、例えばそこに、福井晴敏による壮大な富野・論として「ガンダムUC」があったり、富野思想の現代的な読み替え(批判も含んだ再検討)として「オルフェンズ」があったり「水星の魔女」があったり「閃光のハサウェイ」があったりする、とぼくは思っている。芯にある「思想」の強さこそが作品(ガンダムというシリーズ)を支えている。
「ウルトラマン」や「仮面ライダー」をリビルドするのに「思想」はなくても大丈夫だろう。そこに「オタクとしての度合いの深さ」があればいけるのだろうと思う。だから、「シン・ウルトラマン」にも「シン・仮面ライダー」にも興味が持てなかった(そこに、「オタクとしての度合いの深さ」以外のものを見出せるとは思えなかった)。
でも「ガンダム」ではそうはいかない。「オタクとしての度合いの深さ」や「美麗で力強く高い解像度を持つヴィション」があったとしても、芯に「思想」がないと立たない(「ガンダム」である意味がなくなってしまう)。それも、富野の受け売りではなく、このシリーズなりの独自の富野・論である必要がある。おそらく、その「思想」部分を担うのは(庵野には「思想」がないので)榎戸洋司ということになるのだろう。
とはいえ榎戸の脚本は、「スタードライバー」や「キャプテン・アース」などを見る限りでだが、「ウテナ」の二番煎じ以上の思想的な深まりは感じられない。「思想」の部分はやはり弱そうだという予感がする。しかしそういうところがあるので(「思想」の部分がどうなっているのかが気にかかかるので)、多少関心が向かっている。
(「ガンダム(≒富野思想)」はいわゆる「社会派」で、「シン・エヴァ」を観る限り庵野に「社会派」ができるとは全く思えない、という不安しかないわけだが。「お気持ち(感情の問題)」にしてしまったら、つまりは「トップ2」みたいにしてしまったら絶対ダメな「(社会的な)関係の構造」に関する考察こそが「ガンダム」なのだ。)
(ぼくはロボットアニメ・オタクではないので、ロボット部分にはそんなに興味がないのだが、ロボットに主な興味・関心がある人にとっては、庵野+ガンダムというのはまさに垂涎の企画なのだろう、ということは理解できる。)
⚫︎YouTubeでいくつか動画をみた。また「ウテナ」パターン ? しかも「水星の魔女」の後で ? という嫌な予感を持ってしまった。杞憂であってほしい。
⚫︎追記。「ガンダム」宇宙世紀のざっくりした設定・構図についての解説動画。あまりにざっくりし過ぎているためにツッコミを入れたいところが多々あるが、とりあえずは、これを観ただけでも「ガンダム」が極めて「思想」的であるということがわかると思う(この動画の本郷奏多さんという人は、俳優・声優であるらしい)。
・機動戦士ガンダムUCが観たい人のための予習動画
https://www.youtube.com/watch?v=x5bj3ZOa-Mk
furuyatoshihiro 2025-01-26 00:00 読者になる
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2025-01-27
2025-01-26
今こそ消費税減税の議論を始めよ
【特別対談 前編】日本の農業に迫る危機...政府が見捨てた食料安全保障の実態とは(三橋貴明×藤井聡)
https://youtu.be/C5J2tT7-Mto
【特別対談 後編】トランプ関税と緊縮財政で農家に未来はない?石破と宮沢を止めなければなりません(藤井聡×三橋貴明)
https://youtu.be/CwVkJZNV5ao
藤井聡先生の「藤井聡チャンネル『表現者クライテリオン』」とのコラボ企画です。
前編は表現者クライテリオンでの配信になります。是非ともチャンネル登録して下さいませ。
先日、長野県阿智村で講演のお仕事があったのですが、ガソリン価格、ハイオクで1リットル200円を超えていました。
もちろん、政府のガソリン補助縮小の影響です。
また、政府は電気・ガス代補助も終了させ、当然ながら電気代、ガス代も上昇。
全国の先行指標となる東京都区部の消費者物価指数は、総合で対前年比3.4%増、生鮮食品、電気代、ガス代は、それぞれ23.8%、17.5%、10%の上昇となりました。
【東京都区部の消費者物価指数(対前年比%)】
http://mtdata.jp/data_93.html#TOKYO
『東京都区部物価、1月2.5%上昇 コメ最大の70%プラス
総務省が31日発表した1月の東京都区部の消費者物価指数(中旬速報値、2020年=100)は変動の大きい生鮮食品を除く総合が108.7と前年同月比で2.5%上昇した。3カ月連続で伸び率は拡大した。政府の電気・ガス代補助終了でエネルギー価格が上昇したほか、食料品の値上げも影響した。
都区部の中旬速報値は全国の先行指標とされる。生鮮食品を含む総合では3.4%上昇と、さらに伸び率が大きかった。
総合指数を品目別にみると、生鮮食品が23.8%上昇し、最も押し上げた。記録的な猛暑などの影響でキャベツが前年同月の3倍となったほか、みかんなどの生鮮果物も24.4%上昇した。(後略)』
現在の物価上昇のポイントは、需要の拡大=所得の拡大を伴ったものではない、と言う点です。
コストプッシュ型の物価上昇であるため、ひたすら実質賃金を引き下げていくことになります。
しかも、電気、ガス、ガソリン、生鮮食品、コメなど、生活必需品が物価上昇を牽引している。
内閣府が昨年の10月、11月にに実施した世論調査では「現在の日本で悪い方向に向かっているもの」を聞かれて、七割が「物価」と答えました。
その上、物価上昇により政府の税収が過去最高を更新し続けている。
どう考えても、「消費税減税」(及びガソリン税廃止)が議論されるべきタイミングです。
一応、立憲民主党も江田憲司議員や馬淵澄夫議員らが「食料品の消費税ゼロ%を実現する会」を発足させるなど、動きが出てきています。が、まあ、代表が「アレ」ですからね・・・。
江田議員は、
「国民の胸に響く、インパクトのある経済・景気対策を打ち出さないと、政権交代は夢のまた夢」
との認識を繰り返しています。やはり、昨年の総選挙における国民民主党の「手取りを増やす!」のインパクトは大きかった。
現在、国民民主党、日本維新の会、共産党、れいわ新撰組、参政党が「消費税減税(あるいは廃止)」を主張しています。
昨年の立憲の代表選挙で、吉田晴美議員が勝利していたら、今頃、普通に消費税減税が実現していたかも知れない・・・。
いずれにせよ、現在の自公政権は「少数与党」。
物価上昇から国民を救う消費税減税(及びインボイス廃止)を、堂々と訴え、是非とも実現して欲しい。
無論、消費税が減税もしくは廃止されたとしても、事業者に値下げの義務はないのですが、多くの小売業者は下げるでしょう。日本人は「空気」に弱いので。
今こそ、消費税減税の議論を始めるべき時です。
「今こそ、消費税減税の議論を始めよ」に、ご賛同下さる方は、
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動く耳は進化の忘れ物
2025-02-02
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2/2借出。
-上野庸平「ルポ アフリカに進出する日本の新宗教 増補新版」ちくま文庫 ISBN:9784480439826
-沖森卓也「日本漢字全史」ちくま新書 ISBN:9784480076601
-島田裕巳「なぜキリスト教は世界を席巻できたのか」扶桑社新書 ISBN:9784594098575
-門井慶喜/澤田瞳子/阿部智里/川越宗一/永井紗耶子/安部龍太郎「灯台を読む」文藝春秋 ISBN:9784163919034
-高橋杉雄「SFアニメと戦争」辰巳出版 ISBN:9784777831661
-杉浦正人「さっぽろ探見」北海道新聞社 ISBN:9784867211359
-暮しの手帖社編「花森安治の広告デザイン」暮しの手帖社 ISBN:9784766002393
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投稿者 gosplan 時刻: 18:56 0
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