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おとなりアンテナ | おすすめページ

  1. 2024/10/27 01:08:30 トップページ | ナノ きり餌含むアンテナおとなりページ

    「#お仕置き」のBL小説を読む

  2. 2024/10/27 01:03:40 Living, Loving, Thinking含むアンテナおとなりページ

    2024-10-26
    『死とは何か』など
    数日前に本を買った。
    中村圭志『死とは何か 宗教が挑んできた人生最後の謎』中公新書、2024
    死とは何か-宗教が挑んできた人生最後の謎 (中公新書 2827)
    作者:中村 圭志
    中央公論新社
    Amazon
    廣田龍平『ネット怪談の民俗学』ハヤカワ新書、2024
    ネット怪談の民俗学 (ハヤカワ新書)
    作者:廣田 龍平
    早川書房
    Amazon
    Arthur C. Danto『物語としての歴史 歴史の分析哲学』ちくま学芸文庫、2024
    物語としての歴史 ――歴史の分析哲学 (ちくま学芸文庫タ-60-1)
    作者:アーサー・C・ダント
    筑摩書房
    Amazon
    ハヤカワ新書10月。「ネット怪談はどのように発生し、伝播するのか。きさらぎ駅、くねくね、リミナルスペース……ネット民たちを震え上がらせた怪異の数々を「共同構築」「異界」「オステンション(やってみた)」など民俗学の概念から…」
    ⇒廣田龍平
    『ネット怪談の民俗学』 https://t.co/E5zAbm4G1O
    — 猫の泉 (@nekonoizumi) 2024年8月23日
    2週間後(10月23日)に刊行予定の拙著『ネット怪談の民俗学』(ハヤカワ新書)より、民俗学とネット怪談との関係について書いた第1章が先行公開されています!
    まずは読んでみてください!https://t.co/2Q4AZNaFYk
    Hayakawa Books & Magazines(β)
    — ῥ 『ネット怪談の民俗学』(ハヤカワ新書)10月23日刊 (@ryhrt) 2024年10月9日
    ハヤカワ新書の最新刊『ネット怪談の民俗学』、本日発売です!
    杉沢村、コトリバコ、きさらぎ駅、くねくねからリミナルスペース、バックルーム(the Backrooms)まで——「民俗学」でネット怪談に「マジレス」してみた本書に関心があれば、本屋の新書のコーナーに行ってみてください! pic.twitter.com/ZtO3edHsog
    — ῥ 『ネット怪談の民俗学』(ハヤカワ新書)10月23日刊 (@ryhrt) 2024年10月22日
    ・「コトリバコ」の語り手はいつ消えた?
    ・「きさらぎ駅」が有名になるまで
    ・なぜ異世界では文字化けするのか
    ・「赤い部屋」のプレイ画面
    ・「おつかれさま」の真相
    ・「ニンゲン」画像の正確な出典
    ・「踏切ヒトガタ」って?
    ・「バックルーム」の二つの元ネタ
    ・恐怖に物語は必要ない
    等々‥‥
    — ῥ 『ネット怪談の民俗学』(ハヤカワ新書)10月23日刊 (@ryhrt) 2024年10月22日
    【筑摩書房 近刊情報10/11発売】アーサー・C・ダント著 河本英夫訳『物語としての歴史 —歴史の分析哲学』(ちくま学芸文庫)
    生起し続ける出来事をいかに記述するか。〈物語文〉という概念を基軸に、歴史的な思考と言語のあり方を解き明かした、物語論の記念碑的名著。解説:野家啓一 pic.twitter.com/aZdbv55jtl
    — 筑摩書房 (@chikumashobo) 2024年10月8日
    【新刊情報】アーサー・C・ダント著、河本英夫訳『物語としての歴史 歴史の分析哲学』…生起し続ける出来事をいかに記述するか。それを歴史としていかに認識し、語り継ぐのか。〈物語文〉という概念を基軸に、ヘーゲル以降の歴史哲学にパラダイム・シフトをもたらした記念碑的名著。解説 野家啓一 pic.twitter.com/l8oWXdFpU9
    — ちくま学芸文庫 (@ChikumaGakugei) 2024年10月9日
    吉川浩満氏*1;
    何度も読んだ懐かしの一冊が文庫に。
    アーサー・C・ダント『物語としての歴史──歴史の分析哲学』河本英夫訳、ちくま学芸文庫https://t.co/8xhgqgiskE
    生起し続ける出来事をいかに記述するか。〈物語文〉という概念を基軸に、歴史的な思考と言語のあり方を解き明かした記念碑的名著。解説 野家啓一… pic.twitter.com/aXZvdvoG2z
    — 吉川浩満 (@clnmn) 2024年10月14日
    稲垣諭氏;
    A.C.ダント『物語としての歴史 歴史の分析哲学』(ちくま学芸文庫)を、訳者の河本英夫先生からご恵送いただく。すでに絶版の国文社(1989年)のものももっているけど、河本さん30代半ばの仕事である。ダントは荒川修作とも懇意だった。https://t.co/IEbCKyRxe6 pic.twitter.com/3F8J1TUOQH
    — 稲垣諭 Satoshi Inagaki (@inaphenomeneuro) 2024年10月20日
    河本さんの見立てのひとつは、とりわけ12章が、他章と議論の組み立てが異なり、未来と過去の非対称性を体験として内面化する仕組みを活用していて、それは分析哲学と現象学の接点を探るような立論になっているとのこと。本書を3回から5回読むと、頭の訓練にちょうどいいとも。600頁超えである。
    — 稲垣諭 Satoshi Inagaki (@inaphenomeneuro) 2024年10月20日
    *1:See also https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2021/01/29/022819 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2024/06/14/125328
    sumita-m 2024-10-26 11:13 読者になる
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    2024-10-26
    ベネトン去る
    瀧波ユカリさん*1のツィート;
    ベネトン、日本市場から撤退のメッセージをインスタでこざっぱりと発表してる😭😭😭
    カラフルなテイストが日本で求められなくなって久しいけど、20年ほど前までは店舗もたくさんあった。店舗を見かけなくなってからも、オンラインセールで爆安になるのを狙ったり。面白い服も多くて好きだったよ!! pic.twitter.com/1J5r71IzVL
    — 瀧波ユカリ (@takinamiyukari) 2024年10月23日
    『FASHIONSNAP』の記事;
    ベネトンが日本撤退 全店舗閉鎖
    10/24(木) 11:40配信
    FASHIONSNAP
    「ユナイテッド カラーズ オブ ベネトン(UNITED COLORS OF BENETTON.、以下ベネトン)」が10月23日、日本市場から撤退すると公式インスタグラムで発表した。
    ベネトン*2は、1965年に設立したイタリアのカジュアルファションブランド。日本では2000年頃から全国的に店舗を展開していたが、2011年に心斎橋店、2014年に表参道店を閉鎖し、現在はオンラインのみの展開となっていた。
    現在すでに、公式オンラインストアやゾゾタウン、楽天ファッションでの取り扱いが終了している。
    https://news.yahoo.co.jp/articles/a2df68ef004623291101074774681a51d4e2c50a
    ベネトンって、(最も多く着用したコンドームも含めて)個人的には(若かった)1990年代の記憶が結びついているのだけど、日本で本格的に展開されたのは21世紀になってからなのか!
    砂押貴久氏曰く、
    ベネトンは1982年に日本で実店舗を構えてから、42年間も日本で親しまれていたブランドでした。
    ベネトンと言えば、その「カラフルな色使い」が特徴的なブランドイメージで知られています。また、グループ企業として「F1」、「スキー」、「レストラン」、「雑誌」といった多岐にわたる事業を展開しており、多くの人々に認知されていたと思います。
    1980年代から2000年代初頭にかけては話題性のあるブランドでしたが、近年は目立ったニュースも少なくなり、トレンドに左右されないデザインの強さにもかかわらず、ファストファッションへの客の流出などが売上低下に影響を与え、徐々に日本市場からの撤退へと繋がっていったと推測されます。
    また、米澤泉さん;
    日本に店舗がオープンしたのは80年代ですが、店舗が増え、誰もが知るポピュラーなブランドになったのは、ファストファッションが台頭し始める2000年頃からです。
    その後、日本では、さまざまなライセンス商品が登場し、スクールユニフォーム(制服)やランドセルになるほど、ポピュラーなブランドとなりました。
    ユニクロでもカラーバリエーションは豊富ですが、ベネトンのカラーバリエーションはより鮮やかで、代表的な商品であるニットなども鮮明な赤やピンク、グリーンなどイタリアならではの色使いを感じさせるものでした。しかし、現在は逆にその「鮮やかさ」が、時代に合っていないのかもしれません。
    日本に根付いていたブランドだけに、完全に撤退しまうのはとても残念です。
    *1:See also https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2023/07/16/173935
    *2:See also https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20100610/1276133397 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20180714/1531525755
    sumita-m 2024-10-26 02:59 読者になる
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    『死とは何か』など
    ベネトン去る

  3. 2024/10/27 00:47:48 NATURE DRAWING COMMUNICATION 宗野純也含むアンテナおとなりページ

    1 留学
    2 哲学・思想
    3 不動産
    4 病気・闘病
    5 ブログ
    6 科学
    7 中国語
    8 教育・学校
    9 フィギュア
    10 スピリチュアル

  4. 2024/10/27 00:44:15 グラフィックノート 櫻井含むアンテナおとなりページ

    1 留学
    2 哲学・思想
    3 不動産
    4 病気・闘病
    5 ブログ
    6 科学
    7 中国語
    8 教育・学校
    9 フィギュア
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  5. 2024/10/26 23:51:58 suVeneのアレ含むアンテナおとなりページ

    php 対話 Subversion マイノリティ Lineage 考えたこと Programming 書評 Git Github 独白 Xcode 情報整理術 思考停止 タギング めも vps Linux コミュニケーション misc mixi 常識 Ustream Mac 仕事効率化 hubot ソーシャルブックマーク ruby ブログ 組織論 メンタル bookmarklet Objective-C CentOS6 レビュー Greasemonkey mobile Zer0Reader 生活 仮説思考 議論と対話 vim Redmine Book iconv 心理 JavaScript ネタ iOS開発 人間関係 iPad Validation Twitter DML-Breaker Perl friendfeed 更新通知 何をいまさら ノート・手帳術 Plagger LifeHack 自己啓発 rakugaki Autopagerize Hatena 知的生産 Xcode4.6.3 Ubuntu SNS Vimperator CentOS Project Management evernote 感じたこと T-01A 価値観 em・one sakura 考え方

  6. 2024/10/26 23:48:41 sayatonova x 無料携帯ホムペ作成 リゼ 後藤由迩含むアンテナおとなりページ

    BLコンテスト・グランプリ作品
    「見えない臓器の名前は」

  7. 2024/10/26 23:36:55 ×××× 青砥撫子含むアンテナおとなりページ

    2024-10-26 23:36
    ハロウィン
    購入品*100円ショップ
    仕事の話
    ガチャガチャ!
    ダイエット記録
    拍手レス
    うちごはん*.゚

  8. 2024/10/26 23:12:49 kojitakenの日記含むアンテナおとなりページ

    自民党調査(10/16〜20)によると、東京15区の情勢は「大空28.2% 酒井21.4%」だったらしいが、なぜメディア各社の情勢調査結果と全く整合しないのか

  9. 2024/10/26 22:16:14 ハードコア・インディペンデント批評誌『アラザル』含むアンテナおとなりページ

    1 ブログ
    2 スピリチュアル
    3 コスプレ
    4 経営・ビジネス
    5 ボランティア
    6 健康・医療
    7 金融・マネー
    9 中国語
    10 政治・経済

  10. 2024/10/26 17:01:01 極東ブログ含むアンテナおとなりページ

    日本の選挙においてポピュリズムは野党に向かう

  11. 2024/10/26 15:08:59 法華狼の日記含むアンテナおとなりページ

    「私を表現の自由の政策へと導いた張本人」と山田太郎氏が紹介する自民党候補の三谷英弘氏は、誤読による表現叩きへ加担したことがある
    ネット
    ネット (1849)

  12. 2024/10/26 14:56:57 Chakra6低速回転中含むアンテナおとなりページ

    ダブルAI(2024/10/23)
    まぁ、世間ではAIって言うけど、まだintelligenceではないよね。
    AI生成画で、遊んでいると、困るのが英語表現。英語として正しくても、SDXLが正しく解釈してくれるとは限らない。foreheadは、第一義が「額」のハズなんですが、SDXLは「前頭部」と広範囲に解釈しますので、bangs
    covered foreheadとかすると、額を出して、サイドに前髪を流します。
    そもそも、髪型の名前もよー分からんのに、さらにそれを英語で表現せえ。とか難題過ぎる。
    というわけで、コパイロットに画像を見せて、「この髪型をプロンプト用に英語で表現して」
    と対話しつつ、生成しているわけですが、これが割と楽しい。細かい表現を相談しながらやるのが、共同でクイズとかクロスワードパズル埋めてる気分。
    ただまぁ、現状のAIなんで、役に立たんことも多く(というか、コパイロットに書いてもらったソースコードは、信用しちゃダメw。バッチファイルでもクラッシュしたわ)、とりあえず、英語化してもらって、そこから、自分で考える感じ。楽しくはある。
    でまぁ、とりあえず、妥協できるレベルの髪型に出来たので、ひと段落。
    こういう、ゲームやアニメで一般化した前髪を、言葉で説明するの大変。指定な
    しでこうなるチェックポイントも多いけど、そうなると、ここぞとと言うところでデコだしで描いてしまう気分屋ですから、AI画伯。
    単語1つで、絵柄そのものが変わったりもする気難しさ。どういうトリガーなんだか。
    ちなみに、この手の額全隠し前髪は30年前は、ごく少数派で、分けて額を出してる方が多かった(exセーラームーン月野うさぎor葛城ミサト…って、どっちも平家いぶきだなw。和子先生でも可)。もしくは、切り揃えた、いわゆる、ぱっつん前髪(マジンガーの弓 さやかとか)。
    こばやち先生(友人の素人さんですが、編集者や漫画家から、アシスタントに来ない?とスカウトされた腕前)から頂いた、嫁キャラを再現すべく奮闘しておったわけです。
    もうちょいしたら、自作LORAに手を出しそうなので、絵柄も近づけるかと…つっても、RTX4070だと、12GBなので、学習は厳しそう…チェックポイントでなく、LORAなので、行けるとは思うけど。
    ちなみに、不良っぽい女子生徒がアイスティーを飲む。というプロンプトにしたら、なぜか、タピオカミルクティー(黒い粒が入ってる)に……世界的流行だったっけ?(笑)。まぁ、ストレートティーよりは、不良っぽいか?。
    さらに、SDXLは「脚を組んで座る」の描画がすごく苦手。重なるのがダメなんだろうな。何か持ってる手の指とか、すぐに崩壊するから。
    ああ、小物もすごく苦手。剣とか斧とかLORAいる(checkpointにもよると思うが、今のとこ全部苦手。pony本体だと違うのかねぇ)。
    ただ、sd1.5とはダンチで変形率は低い。描画力も違えので、よく言われるけど、XLをやると1.5には戻れないな。この点では、RTX4070を導入した価値はあった。easyDiffusion+GTX1650だと、5-6分はかかっていたからねぇ…LORA使うと10分近かった気が…すぐクラッシュするし(メモリ4GBのgtx1650なので当然だが)

  13. 2024/10/26 01:29:37 どーか誰にも見つかりませんようにブログ - livedoor Blog(ブログ)含むアンテナおとなりページ

    2024年10月26日
    訳が分からん衆院選
    雑記
    9月末の自民党総裁選を経て、明後日の10月27日には衆院選となった。この展開自体が「なんだよ、これ」ですよね。岸田政権に対しての審判なのではなく、選挙の前に顔を挿げ替える総裁選を行ない、なんとなく選挙に勝てそうな〈顔〉を総裁として選出し、そのまま、首班指名で総理大臣へ。そして碌に石破総理の評価も定まらぬ中で衆院選になってしまったのだ。おそらく、ここで衆院選に踏み切ったのは選挙に勝利する事に主眼を置き、野党側の準備が整う前に衆院選に持ち込み、総裁選による国民の熱が冷めないうちに選挙をしてしまえ、という目論見であったと思われる。
    この総裁選をしてマスメディアへの露出を増やして一時的なメディアジャックをし、そこで誕生した幾らかは支持率が上がる事が見込める新総裁に顔を挿げ替えて衆院選を行なう事を、政治評論家は「伝家の宝刀」なんて悠長に評している訳ですが「民主主義政治に於ける選挙とは何か?」という政治哲学からすると、ホントは明らかに逸脱している。国民の審判を受けるにあたって、そこで小細工を弄しているのに、アホな政治評論家たちが「まぁ、そういうものなんですよ。解散して選挙に出るのは伝家の宝刀みたいなものなんです」なんて呑気な政治評を垂れ流しているから、ここまでの政治の劣化を招いてしまったのであって。
    しかも、今回の選挙、そのような無理をしてくれたおかげで米大統領選よりも前に行なうことになってしまい、諸々の読みも難しくしてしまっている。有権者からすると非常に有難くない日程で行われている衆院選なのだ。
    その上、裏金議員(不記載議員)を巡っての不手際が噴出している。当初は「公認するのかよ!」という批判の声が上がったので、裏金議員については悪質性が高いと認められた議員については非公認とし、比例区との重複立候補をしないという処置を取った事で、少しだけ支持率の回復が起こった。そのような処遇をとるのであれば、まぁ、諸々を考慮して石破政権でよかろうという空気が少しの期間だけは生じていたと思う。しかし、これが土壇場になって引っくり返った。
    非公認であるが、その非公認候補が所属する自民党支部に対して自民党は党として2000万円を送っていた事が報道される事態となった。批判が噴出した事で、石破総理は「個人に対して出したものではない/その2000万円については返却させる/そのカネは選挙には使用させない」等の苦しい答弁に終始している。思えば、この非公認議員についても小泉進次郎氏あたりとの話し合いで、何名かを非公認としたものでしかない。また、敢然と旧安倍派は「石破おろし」を展開すると怪気炎を上げるかのような気配だ。
    私のところの埼玉13区ともなると、或る意味では注目の選挙区になってしまっており、自民党公認候補も居なければ、立憲民主党候補も居ないという空中戦になってしまっている。しかも20日に放送されたNHK「日曜討論」でも明かされたように、非公認自民党候補の応援に高市早苗氏が応援演説に入っているだけでなく、実際には自民党支持団体と公明党支持団体の人達が非公認自民党候補の応援部隊として実際には甲斐甲斐しく動いている。まぁ、ぶっちゃけ、何が何だか分からりませんなぁ。世間体としては非公認候補なのだけれども実質的には公認候補のような扱いをしている。これに対しては、地味な部分で腹を立てている人が多い。やる気ないんだな、と。
    「今のような難しい国際情勢なのであれば、或る意味では最も安定的であろう石破政権でいくしかないのでは?」のように考えている。潜在的には、このタイプは多いと思う。その場合、非公認自民党候補を当選させてしまったら、その議員は当選後に反石破として動く可能性が高い。そうなると、「そんなヤツをわざわざ当選させたくないよなぁ…」という捻じれ状況が生まれる。これで、ちゃんと民意を汲み取った選挙って言えるのかねぇ。
    まぁ、私は政治の議論にマスメディアも含めて「真剣味が足りないじゃないか」と感じているので、政権担当能力があるとは思わないけど〈壊す〉とか〈真剣味を持たせる〉という意味合いで、れいわ新選組を推すかな。本気かよって思うでしょうけど、勿論、本気ですよ。そうですねぇ、原一男監督の「れいわ一揆」というドキュメンタリー映画を視てみるといい。ああいう選挙戦こそ、ホントの政治なんじゃないのかなって気分になったりするから。
    なんで石破総裁は、非公認の選挙区に自民党公認の候補を立てなかったの? 温情? そこまで党内での政権基盤が盤石じゃなかったから立てられなかったのが実際かな。小泉純一郎政権の時にはヒットマンを次から次へと送り込んで自民党をぶっ壊した。小泉政権も或る種のテレビ政治だけれども、そちらの方が分かり易いといえば分かり易い。自公政権が辛くも存続したとしても、その後に選挙で議席数を減らした責任を問うて石破おろしが起こる公算が高いというのでは、話になりませんな。やはり、こういった状況の場合には、非公認の候補に対しては確実に息の根を止めるようにヒットマン候補を送り込むべきだったのでしょうねぇ。
    フィンランドではデジタル教科書を使用していると学力が落ちるのでデジタル教科書から紙の教科書へと戻したという。イギリスではスーパーマーケットがセルフレジを導入したところ、客離れが起こっている事が判明して一部のスーパーマーケットは導入したセルフレジを元のレジに戻したという報道もあった。それと、どこの国であったか失念てしまいましたが、SNSへ美容整形の広告を出す事を禁止したというニュースもあった。美容整形に走る少女の増加を憂いての措置だと思われる。

  14. 2024/10/26 00:32:02 木耳含むアンテナおとなりページ

    2024-10-25
    『全領域異常解決室』第3話
    興玉さんが静かに暴く事件の真相、そこにある人間の情念を引きずりだした先に不可思議なものの存在があるという、この構成が今回もうまく嵌って高クオリティを継続してるけど、神保悟志と山口紗弥加の組み合わせは生々しいなw。描かれたのは時空を超えた純愛だというのに生々しいw。そのせいでやや話が入ってこなかったですw。
    「タイムホール」が『ある』ならば、子孫や生まれ変わりなどではなく興玉さんはそのまんま猿田彦命ってなセンもありえるな?。
    そのタイムホールへのアクセスに成功した常見が「新たな神にならないか?」と持ち掛けられたと聞いた宇喜之が見せた怒りは本物だったと思うのだけど、それは宇喜之が「今の神」だからなのかな。
    1.2話と比べて3話はオカルト(不可思議現象)とリアル(現実味)の割合が逆転してるし(ゆえに興玉さんも「じゃあタイムホールがあると言うんですか?」というロジックで誤魔化したんだろうし)、雨野がここまでの3件の事件すべてに謎の女=豊玉妃花の姿があることに気づいたし、その豊玉は「いよいよ対決か。全領域異常解決室と」発言したことだしいよいよ本格的にオカルトに舵を切ってくるのかな。
    でもオカルトとは言ったもののタイムホールはSFだし、そこいらへんごちゃまぜだから「全領域」ということか。
    ユースケ・サンタマリア演じる荒波の大切な人だか幼馴染だかが神隠しにあったという情報が投下されたけど、それがドラマ通してのメイン案件になるのかな。
    ていうか興玉さん「室長代理」だし、宇喜之は「局長」ってことは「室長」がいるわけで、となれば豊玉が「室長」だよな。
    年下室長に無茶ぶりされる興玉さんに期待しちゃっていいですかっ!?いいですかねっ!??。
    minko 2024-10-25 16:44 読者になる
    『全領域異常解決室』第3話
    『仮面ライダーガヴ』第8話「デュアルチョコレイト」
    下村 敦史『全員犯人、だけど被害者、しかも探偵』
    『民王R』
    『オクラ 迷宮入り事件捜査』第3話
    Drama (7079)
    B (2302)
    HEROTIME (1988)

  15. 2024/10/25 23:30:59 偽日記@はてな 古谷利裕含むアンテナおとなりページ

    2024-10-19
    2024-10-19
    ⚫︎実家の庭でとれた柿(まだ青いのから熟れたのまでの色のバリエーション)と、柿の木。子供の頃、家の庭の柿は渋柿で、干し柿にしないと食べられなかったと思うのだが、今、とても甘い柿がとれる。渋柿の木が甘柿の木に変わることなんかあるのだろうか。それとも記憶違いなのか。
    ⚫︎関係ないけど、なんとなくいい感じ。
    furuyatoshihiro 2024-10-19 00:00 読者になる
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    2024-10-18
    2024-10-18
    ⚫︎東海大学で25日に講義をします。東海大学は地元だけど行ったことがない。子供の頃、父親の車に乗せられて、東海大学の野球練習場に大学生時代の原辰徳を見に行った記憶はある。
    www.u-tokai.ac.jp
    ⚫︎講義のためにスライドを作っていた。「ライオンは寝ている」における、世界1.「わたし(1)によって内側から捉えられた建物・敷地」、世界2.「わたし(2)によって外側から捉えられた建物・敷地」、世界3.「兄によって想像された「わたし」と建物・敷地」という、三つの世界の、袋詰め的相互入れ子構造の図を描いてみた。
    この図だけをいきなり見ても、いろいろ重ねすぎていてなんのことかさっぱりわからないと思うが、一つ一つ順を追って説明すればそんなに複雑なことではないと思う。そもそも、このような構造を作りたくて(作ろうとして)書いたのではなく、前から順番に継ぎ足して書いていったら、結果としてこのような構造になったのではないかと思う、ということで、自分で書いたものを、自分で事後的に読解したもの。
    furuyatoshihiro 2024-10-18 00:00 読者になる
    広告を非表示にする
    2024-10-19
    2024-10-18

  16. 2024/10/25 17:29:30 祀色草子 蒼桐大紀含むアンテナおとなりページ

    2024-10-23
    読んだ本のメモ20241022
    10月も後半である。本を読むたびに簡単な書誌情報(作者・タイトル・出版社)をまとめたメモはつけているのだが、どうにもこのブログを更新する機会を逸してしまう。結果として7月半ばから10月後半までの本の記録が溜まってしまったのだが、記憶をさかのぼりながら書ける範囲でつまんでいこうと思う。
    門田充宏『ウィンズテイル・テイルズ 封印の繭と運命の標』集英社文庫
    屋久ユウキ『夜のクラゲは泳げない3』ガガガ文庫
    青崎有吾『早朝始発の殺風景』集英社文庫
    門田充宏『チビ先生の煙草』KDP
    ハセガワケイタ『しにがみのバラッド。4』電撃文庫
    塀『上伊那ぼたん、酔へる姿は百合の花5』秋田書店
    西崎憲『世界の果ての庭 ショート・ストーリーズ』新潮社
    西崎憲『飛行士と東京の雨の森』筑摩書房
    工藤マコト『HGに恋するふたり 8』角川書店
    篤見唯子『スロースタート12』芳文社
    門田充宏『記憶翻訳者 あなたに遺す物語』KDP
    博『明日ちゃんのセーラー服14』集英社
    門田充宏『ウィンズテイル・テイルズ 封印の繭と運命の標』集英社文庫
    ウィンズテイル・テイルズ 封印の繭と運命の標 (集英社文庫)
    作者:門田充宏
    集英社
    Amazon
    異界からの侵略者に対する武器が超常の力とか強力な兵器とかではなく、人々が受け継いできた知識だというのがおくゆかしい。
    そのためエンタメとしては地味でお行儀が良すぎる面もあるのだけど、筋道がしっかりしているので小説という媒体とはマッチしていると思う。ウィンズテイルという小さな街周辺を舞台にしながら、リンディ達が直面している危機を世界全体の危機として認識させる手管は鮮やかでとても丁寧に作られている。
    これを読むと人の善性をもう少し信じてみたい気持ちになれる。 あと、これは門田充弘だからこそだと思うのだけれど、犬の描写が巧みで生気にあふれていた。コウガ、強い印象を残す一方でくどすぎない。ひととの距離感の書き方が絶妙だと思った。
    以上がTwitterに書いた感想である。
    上記の通り、人の善性を信じてみたくなるのは本心なのだが、主人公の側に立つ登場人物(もちろん主人公を含めて)が善人すぎるように感じて、若干そこに反感を抱いているところもある。
    この引っかかりは同作者の『記憶翻訳者~あなたに遺す物語』の項目で、別途触れたいと思う。
    相沢沙呼『雨の降る日は学校に行かない』集英社文庫
    雨の降る日は学校に行かない (集英社文庫)
    作者:相沢沙呼
    集英社
    Amazon
    恋愛を主題にしていない青春物にはどういった先行作品があるのだろう。商業ではどの様な展開を成されているのだろう。
    今年の6、7月頃に抱いていた問いである。
    この問いを踏まえて、書店で求めたのが『処女のまま死ぬやつなんていない、みんな世の中にやられちまうからな』、『雨の降る日は学校に行かない』、『早朝始発の殺風景』の三冊だ。
    短編集。武田綾乃の『青い春を数えて』が頭にあったのだが、それとはまた異なったアプローチによる十代における生きづらさ・息苦しさが描かれていた。ただ、そうした生きづらさをよりフラットにとらえることで、優しさや思いやりなどが浮かび上がり、総じて感じた感想は「少し不器用」だった。
    相沢沙呼はこの本で初めて読んだ。好印象なのでまた機会を見つけて著作を読んでいきたい。
    屋久ユウキ『夜のクラゲは泳げない3』ガガガ文庫
    小説 夜のクラゲは泳げない 3 (ガガガ文庫)
    作者:屋久ユウキ,JELEE
    小学館
    Amazon
    アニメで不足を感じていた思考の流れ(言動や行動の背景)がしっかり補完されていて、メディアミックスってこうだよな、と思いながら読んでいた。
    アニメにおける絵でわかるところはあえて言葉で語らないスタンスは好きなのだが。同時にやや言葉たらずにも感じていたからだ。
    この小説は思考の流れの背後にある内省がもっとあったらな、と感じていた部分を的確に補っていて、作品の解像度を上げてくれる。
    たとえば、10話の木村ちゃんの歌はまさに小説ならではの描き方で、アニメとは違うアプローチで描かれた同じ場面なのだと思わされた。
    他にも、花音が持っている幼い面や雪音とのぎこちない親子関係が丁寧に掘り下げられていて、「卒業」が一段深く腹落ちした。花音は母親へのコンプレックスとアイドル時代のトラウマ、この二つと歌手としての承認欲求が絡み合っていて、それが面倒くささの根っこなのだな、とはっきり見えたこともある。
    そうした観点で見ると、キウイは言動と行動、感情と思考、衝動と内省、それらが非常にバランスよく描かれていたのだな、と気づかされる。アニメから感じていたことを小説を読んで確認している感じがした。
    まひろはアニメより成長を強く感じられる面があって、行動の背景を描くという小説の特性をよく活かしていると思う。
    それから小説版は、1巻から徐々に文章ならではの領域に移行させていく描き方をしていたと感じた。1巻はアニメ本編を強く意識した映像的な描き方だったが、2巻から徐々に各キャラの内面への踏み込みを深くしていって、3巻ではむしろ内面を軸に描いている。3巻のラストは1巻の冒頭と照応させつつ、タイトルを回収する結びがはまっていたのは、この仕込みがあるからだと思う。
    あまり話題にならなかったが、アニメとのメディアミックス作品として非常に優れており、小説単体としての完成度も高かった。最初電子版で済ませるつもりだったのだが、1巻の冒頭読んだ瞬間「これは紙で読まなければダメだ」と直感して書店に走ったのも良い思い出である。
    紙の書籍はこうした購入の経緯が読書体験に含まれるので、私の中で電子書籍に対する優位性は崩れないだろう。ただ、もはや所蔵限界を感じているので基本的に電子書籍で読むスタイルは変わらないとも思う。
    青崎有吾『早朝始発の殺風景』集英社文庫
    早朝始発の殺風景 (集英社文庫)
    作者:青崎有吾
    集英社
    Amazon
    今年の読書傾向として、長編よりも短編集を手に取っていることに気づいた。
    青崎有吾は『文芸ムック あたらよ創刊号』で初めて読み、集英社文庫の夏の読書フェアの平台でこの本を見つけた。
    日常の謎を扱っている点で米澤穂信と似るが、謎の背景の多くに感情が存在する点で大きく異なっている。青崎有吾の描くキャラクターの多くは理屈や道理ではなく、感情(ときに不合理な)で行動する。その上で小説の構造は論理的で、高い整合性を保っており、読後時に腑に落ちる感触がある。
    読者が作品から感じる引っかかりを最後には必ず解消するように構成されており、こうした構造はラジオドラマなどのオーディオドラマに似た印象を受けた。この短編集は映像化されているが、個人的には音で聞いてみたいと思った。
    門田充宏『チビ先生の煙草』KDP
    チビ先生の煙草
    作者:門田充宏
    Amazon
    『記憶翻訳者』シリーズからのスピンアウト。
    本編の過去編であり、九龍創業につながる物語である。創業者・不二(ふじ)の中学校時代の恩師・千曳(ちびき)の視点で描かれるため、不二や九龍を一歩引いたところから見られる。
    教師としては破天荒一歩手前の千曳の語りは楽しく、喫煙にまつわるエピソードを彼女の人間関係の構築とからめており、読後も想像が刺激された。たとえば、九龍入社後の彼女は煙草の量が減ったのかな、とか。
    不二の奇妙なファッションセンスが炸裂する短編でもあり、読んでいて笑いを誘われる箇所が随所にあった。門田充宏はキャラクターの服装を細かく描写する書き手であるが、これならばファッションに明るくない人間(私のような)が読んでも理解はたやすい。
    門田充宏の著作はいまのところ全作読んでいるのだが、これくらいのボリュームの短編で、なおかつ二十代以上(三~四十代くらいがボリュームゾーンか)のキャラクターを描いた作品が得意なのではないか、と感じ始めている。これくらいの年齢層のキャラクターがとくに実感のこもっている気がする。
    キャラクターが若くなればなるほど、また逆に老いれば老いるほど、心情からの距離が遠く(あるいはカメラが引いていく)なる印象がある。
    ハセガワケイタ『しにがみのバラッド。4』電撃文庫
    しにがみのバラッド。(4) (電撃文庫)
    作者:ハセガワ ケイスケ
    KADOKAWA
    Amazon
    再読。
    刊行当時に読んでいるのだが、びっくりするくらい記憶に残っていなかった。エピソードの内容は憶えているのだが、独特の文体を忘れていて「あれ? こんなんだったっけ?」と思うことが何度もあった。
    かなり砕けた言葉を使いながら突き放すような書き方をしているので、キャラクターが浮き立って見える。以前、二巻を再読したときに演劇の台本を想起したのだが、三人称でありながら時折キャラクターの言葉に地の文が染まるような書き方(演出と言いたい)が舞台の上の演技にスポットを当てているように感じたからなのかもしれない。
    紙の本は手放してしまったので電子書籍で読んだのだが、もしかすると紙の本で読むと印象が変わるかもしれない。
    塀『上伊那ぼたん、酔へる姿は百合の花5』秋田書店
    上伊那ぼたん、酔へる姿は百合の花 5 (ヤングチャンピオン・コミックス)
    作者:塀
    秋田書店
    Amazon
    『上伊那ぼたん(略称)』も気づけば5巻を数えていた。
    私は3巻が出た頃から入った読者なのだが、以来塀作品に魅了され『たらちねパラドクス』『月のテネメント』などの過去作を紙・電子両面で網羅するに至っている。
    電子書籍は参照が容易で場所を取らない点が大きな魅力なのだが、読書体験は紙の本が大きく勝る。これはページをめくる・本(正確にはタブレット端末)を回転させることなく見開きで見る、といった行為まで含めてその様に読まれることを想定して作品が作られているなのかもしれないし、単なる私の思い込みなのかもしれない。
    ただ、単なる思い込みだったとしても、私にとっては紙の本での読書が至上であるのは真なりであるので、紙の本は読書を楽しむ用、電子書籍は参照用と割り切って両方買っている(こうした向き合い方をしている作家は他にもいるが、ここでは述べない)。
    曖昧な部分を残していたぼたんといぶきの関係が(彼女らなりに)はっきりして、かなでとジンランが付き合いだしたことで、寮内の人間関係が大きく変わっている。5巻では安定に思えたやえかとあかねの関係に変化が訪れるのだが、この変化は二年生の二人が将来設計という節目に接したゆえのものだけではなく、寮内の人間関係の変化に知らず影響を受けた面もあるのかもしれない。
    『上伊那ぼたん』は多くを語らない。それでいて、発せられる言葉はキャラクターの心情を雄弁に物語るので、その言葉の背景に一体どんな心情や経緯が存在するのかを常に考えさせられる。とくに、やえかとあかねについては、いぶきやかなで、ジンランに比べてぼたんとの接点が少ないため、開示されている情報が相対的に少ないことも手伝って、公開されているエピソードだけではその背景をおもんばかるには情報が不足する。
    #44・#45におけるやえかとあかねは、それまで彼女らがぼたんに(そして読者に)見せてきた振る舞いとは真逆の物に感じられる。具体的には、やえかは落ち着いた大人のたたずまいを見せ、あかねは子供っぽくすら感じられる。
    やえかのあかねと喧嘩してすねてぼたんといぶきを長瀞へ誘った幼さはなりをひそめ、あかねの常に余裕を持った対応(ぼたんの意向をそれとなく汲んでみせるなど)をしているように見えた落ち着きは消え去っている。
    ここで注意したいのは、両人の見せた落ち着きと幼さはひとりの人間が持つ一面であり、その様に変化したわけではない、ということである。変化したのはそうした一面が表出するようになった関係性であり、両人とも元々そうした一面を備えていたということである。
    現在連載中の最新話において、やえかとあかねについての背景情報が補足され、登場しているのはあかねだが、開示されたのはやえかが5巻で見せた態度の理由だと判明した。やえかがぼたんに語った言葉は、あかねについて的確に語っており、であるならばいぶきの言うとおりやえかは「優しい」。
    たしか2巻だったと思うが、衣装設計のくだりで作者は「やえかの衣装を考えるのが難しい」旨を述べており、間抜けな読者(私)としては「テーマが少女性なので、あまり少女趣味になりすぎないようにするのが難しいのかな」と解釈していたのだが、5巻まで読むとこうした優しさに起因する冷徹さと寛容さを併せ持つキャラクターのいでたちを考えるのはなるほど難しいだろう、と思える。
    私が多弁になってしまった。
    未読の方は1~5巻を読破して、現在第二期が開始された連載を追いかけて欲しい。そして、私のように毎月ハラハラドキドキしながら月末火曜零時の更新を待ちわびてもらいたい。
    西崎憲『世界の果ての庭 ショート・ストーリーズ』新潮社
    世界の果ての庭
    作者:西崎憲
    Amazon
    BFC(ブンゲイファイトクラブ)主催の著書をちゃんと読んだことがなかったので、BFC6開催前に読もうと思って手に取った。作者の文章は『八本脚の蝶』への寄稿文で読んだだけで、小説の文章は読んだことがなかったのだ。
    短編集を選んだつもりだったが、短編の集成による長編だった。複数の軸がやがて収斂するのだろうと思って読んでいたら、それぞれ謎を秘めたまま物語はひとつに束ねらて終わった。謎の感触を楽しめる読後感だった。そして、予備知識ゼロで手に取ったので奥付けを見て、第14回日本ファンタジーノベル大賞作品だと知る。 個人的に2章の『寒い夏』が何から何まで満点で、描かれた光景が目に焼きついている。
    こうしたことをTwitterに書いたが、この印象はいまでも変わらない。この後、『寒い夏』は書き写している。
    西崎憲『飛行士と東京の雨の森』筑摩書房
    飛行士と東京の雨の森
    作者:西崎 憲
    筑摩書房
    Amazon
    本の概要を調べず作者とタイトルだけで選んだため、『世界の果ての庭』とは逆に長編だと思って読んでみたら短編集だったという事態に遭遇している。
    この本の感想もTwitterに書き込んでいるのだが、次の話の予測がまったくつかない楽しさとともにページをめくっていたらしい。以下に続ける。
    この本の中に『都市と郊外』という短い話が収録されているのだけど、自分が文章に対して求めている美しさがそのまま提示されていて読んでいて感嘆しきりだった。簡潔でわかりやすく読み応えのある文章が読みたい? なるほど西崎憲の『都市と郊外』を読め、と言える。
    これ、あんまりでっかい声では言えないんだけど、アリスソフトの『アトラク=ナクア』や『隠れ月』などのシナリオ本文から感じた文章の美しさに通ずるんだ。これは、私が上記以外では結局見いだすことができなかった美しさなんだ。
    淡々と紡がれていく言葉の連なりが時に冷たく、時に熱を帯び、こちらの手を引くように物語に引き込んでいくところがある。用いられる語彙も的確でありつつ、音韻や字面の並びまで含めた総体として美しい文章であり、西崎憲の場合はそこに男性的な力強さが添加されている(『アトラク=ナクア』『隠れ月』は女性的なしたたかさがある)。
    読後感が心地良いだけではなく、一人の物書きとして非常に勉強になる読書であり、この体験をどう活かすかを頭の片隅に置くようになった。
    工藤マコト『HGに恋するふたり 8』角川書店
    HGに恋するふたり(8) (角川コミックス・エース)
    作者:工藤 マコト
    KADOKAWA
    Amazon
    ガンプラでつながる年の差ガールズストーリーもついに最終巻。
    ガンダムのスピンオフ作品なのだけど、ガンダムネタではなくあくまでガンプラネタで盛り上がる様子を軸にして、最後まで駆け抜けた感がある。
    読者はもうすっかりおじさんなので、宇宙(そら)達より神崎に感情移入しがちなのだが(だが神崎ですら少し遠く感じる)、スポットが当たっているのはじつは十代後半という年齢なのではないか、と改めて感じた。
    シン(『ガンダムSEED DISTINY』の主人公)ととも引き合いに出される「全てゆだねられるほど子供でもなければ、全てを受け入れるほど大人でもない」という言葉は、この作品における十代のとらえ方であり、それはかつて十代だった神崎にも適応される。
    神崎から見た宇宙達学生組がときに頼もしく感じられるのは、ガンプラの経験値による差異だけではなく、実際彼女らが頼もしい部分を持っているからだろう。
    篤見唯子『スロースタート12』芳文社
    スロウスタート 12巻 (まんがタイムKRコミックス)
    作者:篤見唯子
    芳文社
    Amazon
    アニメから入って既刊をそろえたときは5、6巻が最新刊だったと思う。
    気づけばこのシリーズも12巻を数え、我が家に初めて入ったきらら系コミックスの中で古株にふさわしい存在感を放っている。
    11巻の記憶がいまいち曖昧だったので11巻を再読しようかとも思ったのだが、読み始めてみればどういう経緯があっていまの話があるのかは難なく思い出せた。
    花名も高校浪人という経歴と自然に向き合えるようになってきて、そうした成長を嬉しく受け止めつつ感極まってしまう栄依子だとか、果実という同好の士を得ていよいよギャルゲーネタに遠慮が無くなってきたたまてだとか、気になるところ上げていけば切りがないのだが、なんと言っても今回は万年さんだろう。
    今作の中で、花名以上に受験・浪人にまつわるネガティブな思いにとらわれているのが万年さんであり、なぜ彼女が浪人生活を何年も続けているのかがいよいよ明らかにされる。それは、もし花名が万年さんと出会ってなかったら・仲良くしようとしていなかったら(つまり関係を構築していなかったら)、物語の中に出て来なかったことであり、逆に言えば花名が万年さんと出会ったからこそ主題となって表れた。
    step.140からはじまるエピソードは万年さんと一緒に冬を過ごす以上、避け得ないイベントであり、こうしたところにも花名の素直な心根が表れていると思う。
    ところで、きらら系は単行本派なので、12巻の終わりは生殺しである。レイニー止めと言ってもいい(このネタは伝わるのだろうか)。
    小野寺こころ『スクールバック4』小学館
    スクールバック(4) (サンデーうぇぶりコミックス)
    作者:小野寺こころ
    小学館
    Amazon
    読書メモの間が空きすぎて、4巻に追いつかれてしまった。
    エピソードごとに主人公となる生徒を変えることで、高校生活を重層的に見せている本作。シリーズを通しての主人公は用務員の伏見さんなので、スポットが当たる生徒について読者は開示された全てを知っているが、伏見さんは自分が接した範囲でのことしかわからない。この構造を上手く活用するエピソード(バスケ部の話)も出てきて、内容のさらなる充実を感じた巻だった。
    4巻では1巻に登場した三年生が卒業を迎えるエピソードがあり、作品そのものが第二期に入る予感を覚えた。
    門田充宏『記憶翻訳者 あなたに遺す物語』KDP
    記憶翻訳者 あなたに遺す物語
    作者:門田充宏
    Amazon
    待ちかねた『記憶翻訳者』シリーズの最新刊。
    ……だったのだが、結局読んだのは10月も後半になった頃だった(つまりつい先日)。
    残念ながら、今作に関してはあまりポジティブな感想が語れない。
    現実との地続き感がありながら独自に設計されたSF世界は変わらず魅力的なのだが、今回に限って言うならば九龍以外の背景を感じることができず、世界の広がりが感じられなかった。
    九龍という会社とその周囲にスポットを当て、存在するであろうその先の世界を匂わせる、ということが既刊では成されていたと思うのだが、今作ではその先の広がりがいまひとつ弱かったように思える。
    また、これは門田作品に共通する特徴なのだが、主人公と主人公の側に立つ人間が善人すぎるのが、マイナス面に作用しているように思えた。
    人物造形としてはいいと思うのだが、主人公達がいい人過ぎるゆえに容赦のない悪意を向けられたにもかかわらず、それを徹底的に叩くといった方向には進まない。静かにやるべきことを淡々とこなす印象がある。その結果、悪意が描かれる過程における読者が受けるストレスに対して、その発散・解消には不十分になってしまっており、私は若干のフラストレーションを感じた。
    キャラクターの行動としてはこれが正解であると思うので、結末に至る展開の中で読者のフラストレーション解消を狙うか、地の文で決着後の顛末を語るなどして悪意を描いた分の帳尻を合わせたほうが良いと思った。
    悪意についてはかなりねっちり描かれているため、ここから読者が感じる不快感に対して、なんらかの方法で快感を与えるべきなのだがそれが足りていないのである。
    細かいことを言えば、各エピソードの前に挟まれる記録は司書AIのものなのだが、AIであるという点を伏せていたことが完全に逆効果であったと思う。とくに昨今、生成AIが話題に上るようになってから、AIという言葉の印象が大きく変わってしまった。私としてはSF作品でAIという言葉を用いるのにためらいを感じる程度にまで達しており、ロボット(AIが搭載されている機体を指す)やコンピュータと書いたほうがいいケースも出てきたと感じている。
    この作品を読んで気づいたのだが、叙述トリック的にAIをあたかも人間であるかのように描くやり方に対して、相応の理由や作劇上必要な意図が見られない場合、強い反感を覚えるようになっている。AIが最初の時点で自らをAIと述べないのはAIにとて自明であるから、というのでは理由として弱いと感じた。
    私自身この作品は好きなのだが、今作については東京創元社から発刊された既刊と比べるとどうしても一枚落ちると言わざる得ない。
    博『明日ちゃんのセーラー服14』集英社
    明日ちゃんのセーラー服 14 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
    作者:博
    集英社
    Amazon
    『明日ちゃん』も14巻を数え、いよいよ文化祭が迫ってきた。
    躍動感のある絵が多く並ぶ今作なのだが、小路が自身の内面と向き合うフェーズになっているため、動きのある絵に対して感じる印象は静的なものになっている。
    絵の美しさは言うに及ばずなのだが、動きの全てを描いてしまっているところがあり、もう少し間が欲しいかな、と思うところではある。
    この作品も百合に分類されると思うのだが、百合という枠にはめていいものか、という迷いもある。これは蛇森さんと戸鹿野さんを見ていて強く思うことなのだが、小路と江利花は自分達の関係を定義しかねており、いまもめまぐるしく変化し続けている関係を百合という枠に収めていいものか、と思うのだ。
    shisiki 2024-10-23 00:59 読者になる
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    読んだ本のメモ20241022

  17. 2024/10/25 05:45:24 小説の準備2 慈安寺ウネ含むアンテナおとなりページ

    2024-10-24

    おお!『ヴァンダの部屋』のBDが出る!DVDを買わなかったことを長年後悔しつづけてきた、ときおり無性に見たくなる映画のひとつ。まっくらな画面の奥からライターの火(ろうそくだったかも)がずるずると引きずるような足音とともに手前に近づいてくるシーンだけ、なぜか強烈に記憶している。
    昨日の夜、読書からの連想のつぎ読むものリストが、さいきんその場限りですぐに頭のなかから消えていっている事が多い事にはたと思い至った。そこでブログのカテゴリー機能を利用して記録し、いつでもカテゴリーリストから見返せるようにしてみた。『文学の創造』は他の本を探していた時に目について、手にとって読みだしたら、あれもこれもとついつぎつぎと読んでしまった。抄訳とはいえ豊崎光一がプルーストの翻訳していたのにはじめて気づいた。読み始めたら止まらなくなった。プルーストも全編読み返したいが時間がな~。あとムージル(昭和43年発行のこの本ではムジール表記だったが)を読んでみたら、何となくスコリモフスキのアンジェイものの最初の2作が見返したくなったのでリストに書き加えておいた。
    三宅さんのブログの19日に、2009年に一日で書き上げたという過去の掌編小説『牛頭変身譚』が掲載されてあり、楽しく読んだ。私は『亜人』以降の文章しか知らないので、この掌編の、こまめに読点を打たれて刻まれていく文章リズムにはじめすこし面食らったものの、前半の一文の長さとその読点により刻まれて言葉が粒だつようなごつごつとした文体から、後半の眠りから目覚めて以降の読みやすい長さにおさまっていく自然な(?)文章の文体への移行が、主人公の人から化け物への移行と合一しており、主人公は人よりも化け物でいる時の方が簡潔でスムースな思考をなしており、根源ではデビルマンみたいな存在(悪魔の数字もでてくるし)だったのかなという逆転した変身=文体(牛頭というタイトルだが、変身は足元から始まる)による優れた変身譚の掌編でした。夢の中と目覚めてからと、二度迷宮彷徨が繰り返されるあたりが個人的にはすごい好きだったし、笑った。
    cenotaph 2024-10-24 20:10 読者になる
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    2024-10-24

    読書メモ
    『解禁随筆集』
    ⇒『発禁小説集』、おんたこ三部作、笙野作品。
    『作者とは何か?』(「空間の言語」「《別の歴史》への接近」)
    ⇒ラポルト、ソレルス、『調書』
    『文学の創造』(「小説について」「見出された時」「生前の遺稿集」)
    ⇒『特性のない男』『不戦勝』『身分証明書』
    ⇒『母娘特訓』『リリアン』『反解釈』『第二の性』
    cenotaph 2024-10-24 03:31 読者になる
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    2024-10-23

    ひきつづき頭痛。くわえて花粉症。花粉症からくる頭痛なのか片頭痛なのかよくわからんが頭が痛くてここ1カ月くらい人としてまともに機能していない。くしゃみのしすぎで喉も痛い。ひどい時はこんな感じ。大友克洋はぜったい頭痛持ちだわ。
    洗濯機が壊れた。正確に言うと壊れたわけではなく、排水ホースが根元から千切れたため洗濯すると洗濯機の底から水がジャージャー出る。防水パンがあるので排水が溢れることはなく、なので洗濯自体はできるが、防水パンにたまった埃がヘドロ化して見た目的にもとてもよろしくない(そもそも埃を掃除しろという話もあるが、洗濯機の下とか皆こまめに掃除してるもんなのか?)。考えてみると上京して買った洗濯機なのでもう20年以上は使用してきたわけだ。電化製品としてはタフな洗濯機だったといえるのではないか。ヨドバシに洗濯機を見にいったら、そっこうで店員さんから最新家電のレクチャーを受ける。電気店の店員さんって、まあ販売成績もあるのだろうが、ものすごく楽しそうに商品説明をあれこれしてくれるよな~。いろいろ教わっていざうちの防水パンにおさまるサイズを確認したら、そこの売り場にある中で選択肢に入るのが、一番安く一番小さい洗濯機しかないという事実にはさすがの店員さんも苦笑。適当に計ったサイズなのに加えてこちらで設置した棚込みのサイズだったので、さすがに狭すぎた模様。もう一度帰ってしっかり計りなおしてきますと断って帰宅。棚をどければ、インバーター付きの7キロサイズの洗濯機でも余裕で置けるという事がわかり、店員さんから学んだ知識をもとにネットで検索。中華製の安いインバーター付きの洗濯機をネット注文した。安いと書いたが、マジでとんでもなく安くて、あまりの安さに不安にならないこともなかったが、ネットの評価や評判をみる限りは使用に問題なさそうだったので、けっきょくそれにした。
    先週それが届いて設置して洗濯してみたが、洗濯時の動作音が静かすぎて感心した。店員さんがインバーター付きなら夜も洗濯できるみたいに言っていて、内心ほんとかよ、でもそれって一軒家とか金持ちの住むマンションとかの話だろくらいに疑っていたのだが、たしかにこれならうちのような狭いマンションでも近所迷惑にはならなさそう。まあ今のところ夜洗濯するような必要にかられたことはないんだが。あとこれまで4キロの洗濯機だったのが、今回7.5キロに増えたので今まで2回にわけてた洗濯ものも1回で済ませられて快適だった。
    ネットで購入したので、古い洗濯機の回収はべっこで依頼しないとダメなのは盲点だった(販売ページに注意書きしてあったが、そんな所まで読んでなかった。というリサイクル法で勝手に手配してくれるもんだと思い込んでいた)。そのため今も古い洗濯機がキッチンにあって非常に邪魔である。たぶん明日リサイクル業者が来る予定。
    cenotaph 2024-10-23 11:45 読者になる
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    おお!『ヴァンダの部屋』のBDが出る!D…
    『解禁随筆集』 ⇒『発禁小説集』、おんた…
    ひきつづき頭痛。くわえて花粉症。花粉症か…
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    読書メモ (1)

  18. 2024/10/25 01:23:12 金融日記含むアンテナおとなりページ

    2024年10月22日
    ●週刊金融日記 重要バックナンバー(夜間飛行)
    ●週刊金融日記 重要バックナンバー(まぐまぐ)
    ●週刊金融日記 重要バックナンバー(note)
    ==============================
    最近は香港もすっかり涼しくなってまいりました。気候変動の影響なのか元々そうだったのか知りませんが、近年は香港みたいな南国よりも、東京とか上海とかの方が夏は暑いように思います。
    ★まだちょっと早いんですけど、上海蟹の季節ですね。
    ★秋で涼しくなってきてビクトリアハーバーをフェリーで渡るのも気持ちいいですね。
    ●香港のシンボル、ビクトリア・ハーバーを堪能する10のベストな方法
    そして、ハロウィーンの季節でもあります。若者がどんちゃん騒ぎして、地元にはまったく金を落とさないハロウィーンとか住民にとっては迷惑でしかないので、渋谷区長とか新宿区長とかは全力で若者が集まることを阻止しようとしています。まあ、選挙で選ばれた区長が民意を受けて路上ハロウィンを禁止しているので、民主主義を尊重しましょう。
    ●ハロウィーン2024 渋谷駅や歌舞伎町周辺は? 渋谷区と新宿区が合同対策 “酒販売の自粛を”
    香港の政治は面白いというかよくできていて、金融とか貿易とかの業界団体や、弁護士や会計士や医者などの士業の団体とかがそれぞれ選挙委員を選んで、選挙委員の選挙でトップの行政長官を選ぶ仕組みで、ふつうの市民が関与するところは少ないですね。さらにトップには反中国の人はなれないようになっています。
    法律とか作る立法会議員が90議席あって、こちらも業界団体とかが大方決めて、市民の選挙で決めるところは20議席だけですね。
    香港はイギリス統治下の時から愚民が決定権を握る民主主義であったことは一度もありません(なんかちょろっと選挙で選べる部分もあるんですが、民主主義の度合いから言ったらイギリス統治下だった時の方がさらに低かったです)。金融や貿易や不動産などの主要産業が安定してビジネスしやすいように、各分野の専門家というか業界団体と官僚でいろいろ決める政治制度です。
    まあ、僕はこの政治制度はとてもいいと思っているんですが(そもそも市民はほとんど政治に関与しないんで考える必要もありません笑)、悪いところが一点あるとしたら、不動産業の力が強すぎて、多くの香港市民が世界一高い家賃と家の値段を下げろと言い続けていても、いちおう対策みたいなことはするんですがフリだけで、なかなか抜本的に不動産価格を押し下げる政策が取られないことでしょうね。
    代表的な中国株についてバックナンバーで紹介しましたが、ハロウィーンのコスチュームなど、1回着たら捨てるようなものは、激安越境ECのTemuが大変に便利です。人気商品は国内の倉庫もあるようなんですが、中国からの発送だと早いと5日ぐらい、ふつうは一週間ぐらいかかるんで、今日ぐらいに注文しないと届かないかもしれませんが。
    ●このリンクからアカウントを作れば15000円分(期限付き)のクーポンがもらえます。
    ●スマホアプリ直リンの方はこちら。
    今週も読者から興味深い投稿がいくつもあります。見どころは以下のとおりです。
    -中国株についての面白いブログを共有します
    -被団協がノーベル平和賞を受賞しましたが私は核武装して独立国になるべきだと思います
    -母親による実子誘拐は今後逮捕されるようになりますか
    -中国人との国際結婚についてどう思われますか
    それでは今週もよろしくお願いします。
    1.衆議院選挙の投票をしてきました
    本日(21日月曜日)、ちゃんと日本人として、香港の日本領事館で投票してきました。投票用紙は領事館がまとめて日本に郵送しないといけず、投開票はちゃんと27日日曜日なわけです。よって、海外の領事館での投票は、それを見越してだいぶ早く締め切られます。香港は、それが本日でした。
    日本に住民票がない人が、日本の国政選挙に投票するには、まず在外選挙人証を得なければいけません。領事館に行ってパスポート見せて紙切れ一枚書くだけなんですけど、それが最後に住民票があった自治体に郵送されて処理されるんで、1ヶ月程度かかります。
    衆院選の場合は、投票できる選挙区はこの最後に日本で住んでいた自治体のところになります。
    ★海外在住者も国政選挙には投票できます。ただし、在外選挙人証というのをゲットしないといけません。
    ★領事館とかそんなにスペースもないですし、スタッフもたくさんいるわけじゃないんで、たぶん在外の日本人がたくさん投票に来たらパンクすると思います。だから、領事館はあんまり積極的に投票を呼びかけていないと勘ぐってしまいます。
    それでは衆議院とその選挙の簡単なおさらいをしましょう。
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    2.今週のマーケット
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    3.ブログではいえないお店
    -尖沙咀で香港Sushiおまかせ
    昔、香港人3人でSushiを出しているプライベートキッチン(表では営業せず知り合いだけに料理を出している個人店)があって、2、3年前によく行っていたのだけれど、そこが解散して、各々が独立して日本食レストランに雇われたり、自分で鮨屋を出したりしていました。今回は、そのお店のひとつに行ってきました。
    銀座のお鮨は、金持ちの老人やホステス向けなので、いまいち量が少ないのですが(筋トレとかしている20代、30代男性だったら、ふつうに3倍食べてようやくお腹いっぱいじゃないですかね?)、香港の香港人とか中国人とかがやっているSushiは、30代の金融マンぐらいが客層なんで、量がだいぶ多いですね。
    尖沙咀(Tsim Sha Tsui)のXXXというお店です。Ashley Roadの雑居ビルの20階なんですが、ここの通りは他に美味しそうなシーフード中華とかいろいろ今度行ってみたいお店が並んでいました。なんかピカピカでもなく、ちょっと古い路地裏みたいな感じで、とてもいいです。
    ところで、ここの板前のビリーさんは、刺し身とかぜんぶ美味しいし、ウニでも牡蠣でも日本のいいところからネタを取り寄せていて、料理の名前はみんな日本語で言うんですけど、日本語はぜんぜんしゃべれません。香港人の板前やYouTubeなどから寿司の握り方学んだみたいですね。なんか、もはやSushiは、日本人から学んだ外国人とかではなく、外国人から学んだ外国人が銀座の高級鮨と同等レベルのSushiを握る時代ですね。
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    4.藤沢数希の身もフタもない人生相談
    -中国株についての面白いブログを共有します
    いつも貴重な情報をありがとうございます。
    個人投資家界隈ではひょっとしたら既に有名かもしれませんが金融関係で私が読んでいてある程度、的を射たことを言っているのではないか、と感じるブログをふたつ読者各位に共有します。
    ●村越誠の投資資本主義
    ↑中国についての言及多数。
    筆者は中国の投資環境に対してずっと冷ややかな目を向けており最近の環境変化は、中国株の復活への試金石になるかどうかまだ静観したい、みたいな立場です。
    ●グローバルマクロ・リサーチ・インスティテュート
    ↑レイ・ダリオ氏の見解の紹介が多いので、米経済に悲観的なビューが多いです。
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  19. 2024/10/23 22:04:48 傘をひらいて、空を 槙野さやか含むアンテナおとなりページ

    2024-10-22
    それは装置として埋め込まれている
    それはわたしの内面の底ちかくに装置として埋め込まれている。
    その上に乗っかるようにしてわたしの人格が形成されている。それを取り除くことは、だからほとんど不可能である。それは時に煙のような憂鬱を吐き、時に極端な行動力をもたらす。
    その装置とは、「わたしは自分の意思で死ぬことができる」という信念である。
    生育環境の問題で発生した装置だ。しかし、個人の性格を構成する要素のおよそすべてがそうであるように、わたしと類似する生育歴の人間のすべてに発生するものではない。だから、たまたまやってきたものだ、ともいえる。
    自我の確立していない子どもは、自分の頭の中が自由だということを知らない。誰かに覗かれているような気持ちと、誰かの規則にしたがわなくては生きていられないような気持ちがある。生育環境が良好であればそこに「守られている」という感覚が加わるのだろうが、わたしにはそれはなかった。
    小学校の低学年が終わるころ、遅ればせながら、学校では強制される内容が極端に少ないことに気づいた。大人の感覚では小学生は不自由だが、わたしの生家での不自由はそれどころではなかった。わたしにはしょっちゅう手を動かしていないと終わらない量の家事や介護に関連するタスクが課せられており(たとえば床を拭くこと、家族七人分の皿洗いをすること、歩行に問題が出ていた祖母の杖として歩くこと。水仕事をしすぎて、冬でなくても手指の関節がすべて派手に割れていた)、何より口をきくごとにその内容を修正された。それはしばしば長時間の嘲笑と罵倒をともなった。
    本を読んでものを考えているときだけが楽しかった。集中してそれができるのは夜中に布団の中で懐中電灯を使って本を読むときだった。そのほかの時間はいつ何をいいつけられるかわからなかった。
    それに比べたら小学校はほんとうにラクだ、とわたしは思った。授業中に簡単な作業をするだけでよく、それ以外はぼんやりと別のことを考えていてもバレない。
    だからわたしは、死んだらラクになれると思っていた。何もいいつけられず、何もさせられず、何も修正されない。死は希望だった。祖父が死んだのがわたしの八歳のときで、そのときに死の何たるかを理解した。死んだ人がひどくうらやましかったことを覚えている。だって、死んでいれば、なにもしなくていい。
    そうしてある日、突然に気づいた。十歳のときのことである。
    わたしには死ぬ自由があるのだ。頭の中で死の準備をしても、誰にもバレないのだ。嫌なことは拒絶して、拒絶しきれなかったら死ねばいいのだ。そのほうが今よりずっとずっとラクだ。
    こんなに素晴らしいことがあるだろうか。わたしの頭の中はわたしだけのものなのだ。おもてにさえ出さなければ、どんなにひどいことを考えていても、「わたしじゃなくて親が死ねばいいんじゃないか」と思っても、バレないのだ。わたしは何を考えてもいいのだ。
    陰惨な子どもである。それはまあしょうがない。世の中にはさまざまな家庭環境があり、わたしはハズレを引いた。その上、親に媚びて環境を改善するような性格に生まれつかなかった。だからしょうがない。
    わたしは死という希望を握りしめ、頭の中の自由より尊いものはないという感覚で「何もいいつけられず、罵倒されず、身体を触られない」ことを最大の目標として思春期を過ごし、早々に家を出て大人になった。家の外の世界はラクなところだった。子どもを資源として活用する親はたいてい子どもを手放さないものだが、わたしは「ダメだったら死ねばいい」と思っていつまでも刃向かう不気味な少女だったから、早々に手放された。ラッキー、とわたしは思った。
    陰惨な人間である。それはまあしょうがない。起きてしまったことの上に人間ができあがるのだから、わたしはこの仕上がりでしかありえないのである。別の経験をしたら別の人間だろう。
    だからわたしには、ときどき「死ななくていいのか」という声がやってくる。「ダメだったら死ねばいいや」と思って蛮勇をふるって生き延びた人間は、自分が生き延びたのはたまたまだということを知っている。努力とか才能とか、そういうのではない。ただの運である。
    だから自分でない人が若くして死んでいると、どうしてそれが自分でないのかと思う。
    もちろん、それはたまたまである。
    わたしにはそのような出力をもたらす装置が埋め込まれている。死ぬまで一緒にいるのだろうと思う。ここまで生きたのだから長生きをしようと、気休めのように思う。
    kasawo 2024-10-22 19:00 読者になる
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    それは装置として埋め込まれている

  20. 2024/10/23 05:42:24 三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba 三橋貴明含むアンテナおとなりページ

    自民党を撃て!
    【総選挙】れいわ新選組ってどんな政党?〜消費税廃止… 脱原発… 季節毎の10万円支給...総選挙前に政策が丸わかり![三橋TV第928回]三橋貴明・菅沢こゆき
    https://youtu.be/PwVVh3uLGo4
    【速報】三橋貴明 14年ぶりの選挙演説に密着しました / 京都6区 / 参政党 あんどう裕(ひろし)
    安藤応援のダイジェストが配信になりましたが、わたくしが演説の際にマイクを下の方に置いているのは、声がバカでかいためです。sayaさんや安藤さんのように口に近づけると、音が割れまくるのですよ、これが。分かっていて、あのスタイルなのです。
    わたくしに合わせてマイクの音量を下げると、他の人の声が通らなくなる。というわけで、自分で調整しているのです。あと、時々チラリと左腕を見ているのは、時間を測っているのでございます。
    何というか、今回の総選挙では「選挙」「民主制」「言論の自由」について、色々と考えさせられました。
    国民民主党の玉木雄一郎さんと対談した際に、わたくしが、
    「選挙のことだけを考えると、裏金問題に注力した方が勝てるのでは?」
    と、水を向けたのに対し、玉木さんが、
    「我々は政策中心に戦いたい」
    といった主旨のことを返されていましたが、確かに玉木さんは正しい。正しいですが、恐らく今の日本では「裏金!裏金!」を連呼した方が勝てるのではないか、と、哀しいことを考えたのです。
    『233議席巡り与野党攻防 自公過半数割れなら15年ぶり 衆院選
    27日投開票の衆院選(定数465)は、自民党と公明党の与党で過半数(233議席)を維持するのかが焦点になっている。石破茂首相(自民党総裁)は目標議席を「自公で過半数」とし、立憲民主党の野田佳彦代表は「自公の過半数割れ」を目指し、攻防を繰り広げる。仮に自公が過半数割れとなれば、民主党政権が誕生した2009年以来15年ぶりとなる。(中略)
    一方、野党側は「政治とカネ」の追及を強める。立憲民主党の野田佳彦代表は21日の秋田市内での演説で「自公過半数割れに追い込むためには、競り合っている選挙区で一つでも勝つことが大前提だ」と訴えた。演説後、記者団に「やっぱり政治とカネの問題が一番ダメージを受けている。争点化の作戦は功を奏している」とし、「過半数割れまで追い込めるようにベストをつくしていきたい」と語った。』
    野党側、ではなく「立憲民主党側」だと思うのですが、立憲が強いのは、野田代表本人が言っているように、「政治とカネを争点化」しているためでしょう。
    国民民主党の榛葉幹事長が、
    「与野党がお前の母ちゃんデベソと言い合っても、子供のお腹は満たされない」
    と、語っていらっしゃいまして、無茶苦茶に共感はするのですが、現実に「選挙で勝つ」戦術が何かは、分からない。
    ここでいう正しいとは「正統」という意味ですが、「スキャンダルではなく、政策で」は民主制として正統です。だからと言って、正統な主張が選挙で勝てるとは限らない。それもまた、民主制。
    あるいは、わたくしは正しい貨幣観に基づく政党を伸ばし、自民党を「撃つ」ことを目的に選挙活動をしていますが、国民民主党、参政党、れいわ新撰組と、真っ当な政策を掲げている政党の政策について紹介した。すると、コメント欄で各政党支持者が些細な違いや「嘘」に基づいていがみ合う。
    これもまた、言論の自由なのか。互いに撃ちあってどうする? 自民党を撃てよ!
    双方ともに国民を豊かにする政策を掲げているにも関わらず、互いに、
    「カルト!」
    「極左!」
    などと、根拠なきレッテルで攻撃し合う。そして、皆さんを分断し、争わせることで得をする「誰か」がいる。
    そろそろ、連携しない? 自分と完璧に同じ政党、政治家はいないよ。
    まあ、いいや。
    とりあえず、自民党の得票、議席を減らすためにできることをやろう。
    野田のやり方は虫唾が走るけど、現在の日本において「自民党を撃つ」という目的を考えれば、正解なのでしょう。
    自民党を撃て!
    「自民党を撃て!」に、ご賛同下さる方は、↓このリンクをクリックを!

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