「#甘甘」のBL小説を読む
1 介護
2 韓国語
3 コレクション
4 病気・闘病
5 健康・医療
6 フィギュア
7 英語
8 FX
9 投資
10 部活・サークル
2025-04-04
『彼女がそれも愛と呼ぶなら』
言葉を濁さずにハッキリ言うけど、いくつか企画が消えた末の作品選びであり全ての役が何人か断られた末のキャスティングなんだろうな感がすさまじい。
内容といいキャストといいあと2時間遅い時間のドラマでしょこれ。それなら「キャスト豪華だな」となったのに。
で、わたしこれ原作読んでるわ。なんで読んだのか全く覚えてないし、感想を書いてないのでわたし基準では「読み終わったら忘れていい作品」ということになるんだけど、今のところ4割ぐらい内容を覚えてる感じなんだよな。なんで覚えてるのかわかんないけど。
で、その4割ベースで言うけど千秋様を筆頭にキャストが全員イメージと違う。原作通りのキャラクター設定ではあるんだけど、このイカれた設定を実写として成立させる説得力が全員ない。
千秋様と丸山智己は見たいけど、どんな話なのか知ってるしこれは潔くリタイアでいいや。
minko 2025-04-04 16:32 読者になる
『彼女がそれも愛と呼ぶなら』
青柳 碧人『令和忍法帖』
Drama (7328)
B (2323)
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人気急上昇中のBL小説
Programming 価値観 T-01A 知的生産 Twitter 常識 ノート・手帳術 めも SNS タギング Zer0Reader vim 感じたこと mobile hubot Xcode vps mixi ネタ Xcode4.6.3 組織論 メンタル 独白 Redmine 仮説思考 生活 対話 em・one evernote CentOS6 Perl Git JavaScript iOS開発 ruby 仕事効率化 bookmarklet Hatena 更新通知 コミュニケーション 情報整理術 Validation sakura Mac 自己啓発 書評 人間関係 Autopagerize iconv rakugaki friendfeed LifeHack 何をいまさら 考え方 iPad 考えたこと 心理 Plagger レビュー misc ブログ Linux ソーシャルブックマーク Subversion Book DML-Breaker Ubuntu Lineage 議論と対話 php 思考停止 Vimperator Ustream Project Management マイノリティ Github Greasemonkey Objective-C CentOS
アジコさんからマッチョだと言われてしまった件について
パラドゲーを越えてきた世界
事情を知った平沼家の面々は驚く。カネの何割かを上納するというのであれば、分かる。しかし、父の助右衛門は銑次が苦労して持ち帰ったカネの全部を上納してしまったのだ。
会津攻城戦の折には銑次の母(佐々木すみ江)も祖母(浦辺粂子)も自害して果てていた。会津藩の為に死ぬことが、彼らにとっての使命であった。そういう戦争だったのだ。
労働力商品を売るのは売り手の判断もあるわけですから、なんとかしろではなくて、売り手市場を形成する仕組みに参加するしかありません。不当な価格のときには売らない、と決断できる組織を作ることです。(くろかわしげる氏のX)
権力格差の大きい集団では、階級の低いものから順に死んでいく(山口周)
1 ライブ・バンド
2 部活・サークル
3 病気・闘病
4 車・バイク
5 米国株
6 英語
7 政治・経済
8 メンタル
9 留学
10 介護
2025-04-03
Xが凍結されたことについてAIにグチグチと相談した。
ネット メンヘル ガンダム ブログ
理由が分からないが、嫌われている事実。メンタルに悪い
Xが凍結されたことについてAIにグチグチと相談した。
理由が分からないが、嫌われている事実。メンタルに悪い
2025-04-03
縦横無尽にドラムが炸裂するメタル名曲10選
音楽レビュー(HR/HM) プレイリスト
ちなみに曲名前の番号は、順位ではなく紹介したい順あるいは曲順に近い意識で便宜的につけたものです。
1.「Room For One More」/ANTHRAX
www.youtube.com
一曲を通じて楽曲の主導権を握るドラムの圧倒的存在感。
もはやギターと一体化したドラム・リフが遠慮会釈なく跳ねまわる。
リード楽器としてのドラムの可能性を感じさせる一曲。
Sound of White Noise
アーティスト:Anthrax
Elektra
Amazon
2.「Bitter Peace」/SLAYER
www.youtube.com
重々しいイントロからゆっくりと坂を登り、頂上でいったん静まったかと思いきや、一気に急降下する1:32~の乱れ打ちで確実に首を持っていかれる。そのジェットコースター的展開美。
警告を発し続けるが如きシンバルの音色も兇悪。
Diabolus in Musica
アーティスト:Slayer
American Recordings
Amazon
3.「Running For Cover」/LOUDNESS
www.youtube.com
隅から隅までとにかくアイデアに溢れ、多彩に展開されるリズム・パターンに翻弄される悦び。
高崎晃のギター・テクニックに対抗するどころか、むしろそれを積極的に引き出すが如き攻めのスタンス。
SOLDIER OF FORTUNE
アーティスト:LOUDNESS
ワーナーミュージックジャパン
Amazon
4.「Sole Survivor」/HELLOWEEN
www.youtube.com
新加入ドラマーの紹介を新作1曲目のイントロで完璧に済ませるというJUDAS PRIEST「Painkiller」的手法。
かの曲は有名すぎて今回の10選にはあえて入れてはいないが、あれはもはや殿堂入り扱い。
この曲もまた、新たな戦いの幕を開ける号砲のようなドラミング。
マスター・オブ・ザ・リングス [生産限定盤] [紙ジャケット/2SHM-CD]
アーティスト:Helloween
ビクターエンタテインメント
Amazon
5.「My Ressurection」/YNGWIE MALMSTEEN
www.youtube.com
コージー・パウエルといえば挙げたい曲はいくらでもあり、10選の大半を彼のドラムで埋め尽くしてしまっても構わないほど。だがここはあえて、王者イングヴェイのギター・プレイの圧倒的存在感をドラムが凌駕してしまったこの曲を。
特にサビの裏で銅鑼のように遠慮なく叩きまくっているあたりは圧巻。
イングヴェイとの純粋な相性で言えば、コージーのようにタメるタイプよりも走るタイプのほうが良いように思うが、この曲に関しては明らかに彼のドラム・プレイが楽曲の格を一段上げている。
FACING THE ANIMAL(新価格盤)
アーティスト:Yngwie Malmsteen
ポニーキャニオン
Amazon
6.「Nothing Ever Dies」/KAMELOT
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重量感とタイトさを両立した音色にまず惚れ惚れするが、この曲に関してはわりとピンポイントな一箇所の魅力に絞った選曲。
ギター・ソロ明けの3:45以降、一周だけギター・リフとシンクロするパートのもたらす高揚感が半端ない。
あえてほかの箇所ではそれをやらず、ここ一発で仕留めてみせるその一撃必殺感。
ザ・ブラック・ヘイロー
アーティスト:キャメロット
キングレコード
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7.「Primal Concrete Sledge」/PANTERA
www.youtube.com
重厚な体格から繰り出される、人間離れしたツーバスの驚異的破壊力。
だが人間離れはしているが、実際のところ機械ではこの音は出ない。
あいだを取ってヴィニー・ポールは人造人間だったということにでもしておこうか。
Cowboys From Hell
アーティスト:Pantera
Atlantic
Amazon
8.「Dirty Black Hole」/VAI
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フランク・ザッパとの活動で知られる名手テリー・ボジオの技が、奇才・スティーヴ・ヴァイの楽曲上で自在に踊り狂う。
Voのデヴィン・タウンゼントも含め、各パートの容赦ない自己主張が火花を散らすような化学反応を引き起こしている。
セックス&レリジョン (期間生産限定盤)
アーティスト:ヴァイ
SMJ
Amazon
9.「Under A Glass moon」/DREAM THEATER
www.youtube.com
プログレであると同時に至極メタリックな曲調でありながら、これほどまでにヘッドバンギングが難しい曲もない。
メロディもリズムもめくるめく展開し、摑みかけたころにはすでに次の場面へと連れ去られている。
これほどに多彩なリズム・パターンを、いったいどうすれば憶えられるのかが不思議でならない。
Images & Words
アーティスト:Dream Theater
Atlantic
Amazon
10.「Ashes In Your Mouth」/MEGADETH
www.youtube.com
最後は「Master Of Puppets」/METALLICAとどちらにしようか迷ったが、あちらは誰でも思いつきそうなのでこちらを選んだ。
もちろん、METALLICAの楽曲にもこのリストに挙げたいものがいくつもある。
ドラムではじまりドラムで終わっていくこの曲は、このテーマの締めくくりにふさわしいのではないか。
COUNTDOWN TO EXTINCTION-R
アーティスト:MEGADETH
Capitol
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#ヘヴィ・メタル #ハード・ロック #スラッシュ・メタル #ドラム #HR/HM #洋楽 #ディスクレビュー
arsenal4 2025-04-03 02:46 読者になる
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最終更新: 2025-04-03 02:46
縦横無尽にドラムが炸裂するメタル名曲10選
音楽レビュー(HR/HM) (150)
プレイリスト (28)
2025-4-4 05:59
2025-04-01
勅撰!カスの嘘集 〜よりぬき100選〜
ぷにゃぷにゃ ぼんやりした話
カスの汁こと、粕汁。
カスのウソが溜まってきた。
あなたがたの疑問を先取りして言っておくと、答えは「はい、そうです」だ。
カスのウソは日々、溜まっていく。あなたがたがDuolingoで目付きの悪いエモガールの叔母の好きな食べ物を憶えたり、積立NISAを積み立てて積立YONROKくらいにしたり、つきたてのおもちを食べたりしているあいだにも、われわれはせっせとカスのウソをこしらえている。
次なるあなたの質問もわかっている。答えはこうだ。
「いかにも。われわれは複数人である。複数でもって、カスのウソを生産している」
以下がその証拠である。
カスの嘘を書き込むためだけのdiscordチャンネルがあり、二人の狂人が大暴れしている pic.twitter.com/zo5x49oxRj
— 蕎麦 @minadzki@bbbdn.jp (@m_soba) 2024年8月9日
このツイートからわれわれ*1は、約半年にわたりDiscord上でひたすらカスのウソを産みつづけ、アメリカ合衆国憲法に逆らって毎日をエイプリルフールにしている。
なぜそんなことを?
わからない。今のところ、これをASMR化してDLsiteで売る予定はないし、コミカライズする予定もない。まるでない。コミカライズなら幾花にいろ先生を希望します。
(ちなみに上のDiscordでのもうひとりのカスのウソラーである、皆月蒼葉氏のカスのウソ保管庫はこちら。こちらのあるのは本記事同様すべてウソであります。*2
growi.bi3.jp
ひたすら無差別・無分別・無目的にウソをつきつづけると、ウソの知見や経験も溜まってくる。すると、よりウソがうまく、精巧に、カスでなくなっていってしまう。こうした洗練がカスのウソの本義に背くというジレンマを抱えつつ、われわれはそれでもカスのウソを希求しつづけ……
というのはウソで、ひたすら手癖でつきつづけるものだから、特に上達などしない。だいたい人のつけるウソにはある程度傾向があって、意外と幅がない。つらいのはやはり自分のつくウソのパターンがわかってしまうこと。出せるバリエーションを見切ってしまうと、途端に冷めてしまう。飽きる。向上心も別にわかない。プロの誇りなどない。カスとは心の所作である。
しかし、冷めたピザでも回せば増える(トスカーナのことわざ)*3ってなもので、惰性でつきつづけたウソがDiscordでどんどん数だけは溜まる。ひとつのウソごとにレイヤーが重なっていって、まるで地層のようだね。のちのなにがしかの知性がこの年代の地層を掘ると、カスのウソばかり出るものだから、しまいには「粕嘘世」と呼ばれることになるだろう。
そのようなわけで、ここにカスのウソdiscordチャンネルからよりすぐった勅撰カスのウソ百首を読み上げる。だれからの勅かは問わない。勅とはすなわち天の意志であり、考えなしに住所欄にテキトーな番号を埋めたやつらのせいで毎日迷惑DMが大量に送られてきて困っているかわいそうなおじいさんの意志ではない。
以下がカスのウソをつくにあたっての基本的ルールである。
・ウソのためにあまり調べ物をしてはいけない。
・三〜十秒は信じられるウソでなくてはいけない。
・一瞬でウソだと看破できるものはカスのウソではなく、カスである。
・末永く信じてしまうようなものはカスのウソではなく、ウソである。
・事実であってはいけない。
・なにがしかの真理を指さしてはいけない。
・なるべく文は簡潔に、短く保つ。
・シリーズものは作らない。
・以上は別に守らなくてもいい。
ところで、わたしには特に自身に課すべき(カスだけに)ルールなどないのだが、カスではないあなたがたにはある。権利というよりは、現代インターネットの倫理的な問題によるものだ。以下、上記リンクにある皆月氏のカスのウソ保管庫からまるまるパクる。*4
・本記事のカスのウソを(特にSNS上などに)転載するのはダメです。
・URLを記載する(リンクを張る)のOKですが、すべて嘘であることを説明の上でお願いします。
以上。
では、始めましょう。
難波津に咲くやこの花冬ごもり。
カスのウソ百選
1.すべてのカニは実は前に歩ける。裏表をひっくりかえして一分ほど押さえつけたあと、また元に戻してやれば、前方に向かって歩き出す。
2.法的な区分上、モスバーガーは出そうと思えば酒類を販売できるが、マクドナルドは絶対にできない。
3.一匹の猫の体毛に発現する色は最大五色まで。
4.日本で最後に公的な機関に届け出が受理されて切腹が行われたのは、昭和3年のこと。
5.paypayという名称は、生前のスティーブ・ジョブスからの提案。
6.線路は法的には車道なので、歩くと怒られるが、車や自転車で走った場合には怒られる根拠がなくなる。
7.羊羹はヒツジのフンに似ていることから当初「羊糞」と呼ばれていたが、それではあんまりだということで「羊羹」に置き換えられた。
8.ある時期までイギリス国王はウニを食べるのを法律で禁止されていた。
9.オルゴールという単語はオランダ語。
10.天皇が公営賭博の投票券(馬券)を購入することはできない。
11.「とろ」とは原則的マグロに固有の部位を指すため、「とろサーモン」などの表現は誤用。
12.昔気質の泥棒は「余計なアシがつかないように」とイカやタコのたぐいを避ける。
13.「アメリカ産のお米は美しい」というフレーズをベトナム華語に直すと回文になる。
14.「かしわもち」は、もともと「とりもち」を指す語だった。
15.岐阜県の一部では、かしわもちのことをとりもちと呼び、とりもちのことをかしわもちと呼ぶ。
16.デンショバトはれっきとした生物学的分類上の種のひとつ。
17.大分県は都道府県名を冠した犬種を持たない唯一の県。
18.カラスミは無味。カラスミソースの味は塩とオリーブオイルの味。
19.フレンチトーストは、フランスでは『アメリカ人の朝食』という意味の語で呼ばれている
20.味覚のうち、「酸っぱさ」だけは錯覚だとされている。
21.勅撰和歌集の編纂に失敗して天皇から死を賜った人物がいる。
22. 『美味しんぼ』は連載初年度は『美味しんBOY』というタイトルだった。
23.新聞にテレビ欄が登場したのは1970年代になってから。それまではテレビの地位が著しく低かったため。登場のきっかけは『8時だヨ!全員集合!』(1969〜)
24.「見ると死ぬ絵」がルーブル美術館の倉庫に眠っている。ネット上の電子カタログで閲覧可能。
25.リヒテンシュタインのシャーン・ファドゥーツ駅では、ウィーンから来た乗客の時差ボケ防止のために、特定の乗り場の時計を一時間遅らせてある。
26.オリンピックの父、クーベルタン男爵の「男爵」位は自称。
27.表千家は右手で、裏千家では左手でお茶を立てるのが作法。
28.茶道の千家は、公式には断絶したのも含めても百四十三家までしかない。
29.1960年代の大リーグの公式戦において、対戦した両チームがキャッチャーを欠いた状態で試合を行ったことがある。
30.イギリスのプロ野球リーグでは、ピッチャーのことをボウラー(bowler)と呼ぶ。
31.規格通りに生産されたマスクを四枚以上重ねると窒息死する
32.「青天井」の語源は賭博好きだった西太后の迎賓用の宮殿、青晶宮の天井。青水晶で覆われていたという。
33.「新幹線」は厳密には線路のみを指す単語であり、鉄道関係者は車両に対しては使わない。
34.ゴルフの7番アイアンの長さと野球のバットの長さは、それぞれルールブックに定められているところによると、ミリ単位で同じ。
35.国連加盟国前193ヵ国のうち73国の国名は、現地の言語で「(我が)国」という意味。
36.海苔でまいただけの握り飯を「おにぎり」、寿司を「にぎり」とそれぞれ呼ぶのは、加工された海苔が魚介類より希少だったころの名残り。
37.鯖は哺乳類ではなく、厳密には爬虫類。
38.原子爆弾の素を牛乳に混ぜてよく練ると、プリンの味がする
39.一部の国では、クイズは(金品を賭けていなくとも)行為自体賭博に該当するとして禁止されている。
40.「鉄火巻き」は本来、鉄火場=賭場でつままれる鮨全般をさした呼称であり、マグロ以外のネタでも成立する。とはいえ、当時安価だったマグロが賭場で多く供されていたのは事実。
41.ウミガメのスープなる料理は実在しない。*5
42.「紛争」と「戦争」は死者の数によって分けられる。1000人以上から「戦争」。
43.京都の烏丸という地名は、三国時代に魏に敗れて大陸から日本に逃れてきた烏桓(烏丸)族がそこに住みついたことにちなむ。
44.リンゴはバラ科だが、ナシはウルシ科。
45.市販されているカニカマのほとんどは本物のカニを含んでいる
46.「ロンドン」という地名はフランス語由来
47.ホットドッグはもともと作り置きで冷えた状態で供された「ドッグ(犬が食うようなもの、という侮蔑的な意味)」がもと。これをできたての状態で出すのが特別視され「ホットドッグ」と呼ばれた。
48.イカとタコを人工的に交配させてできた「イコ」という種があり、イカから滑り感を抜いたような味だという
49.サンショウウオはサンショウウオ科だが、オオサンショウウオはメダカ科。
50.エストニアのプロサッカーリーグは頑なにオフサイドの導入を拒んだため、欧州サッカーリーグ協会から除名されている。(いわゆる、エ式サッカー)
51.ノルウェー固有のサッカーにおいては、各フィールドプレイヤーは三回まで手を使うことが許されている。(いわゆる、ノ式サッカー)
52.日本にはノ式サッカー部を設置してる大学が関東に8校あり、全日本大学ノ式サッカーリーグを形成している。
53.エストニアという国は現存しない。
54.地図上でエストニアとされている一帯は、正式にはノルウェー王国領エストニア。
55.東京大学出版会は、異世界転生ものの小説を出したことがある。*6
56.カキフライに使われるカキと生食できるカキとは実は別の種のカキ。
57.うさぎの語源は「右左喜」。祝宴の席に出されると「右に座っているひとも左に座っているひともみな喜ぶ」ほどおいしいから。
58.キッコーマンがヨーロッパで製造している醤油にはバナナが含まれている。甘みを調整するため。
59.アメリカの一部では「ピカチュウ」という単語はドラッグ取引の隠語として用いられる。もともとすでに存在していた隠語「Pick a Shoe」(スニーカーを電柱などにぶらさげてドラッグの取引場所を示すサインとしていたことにちなむ)と発音が似ていたため。
60.「社食」ということばが使われはじめたのは実は60年代から。松下幸之助が「社稷」とかけて松下電器社内で使いはじめ、その後全国に広まった。もともとは単に「食堂」か略さずに「社内食堂」と呼ぶのが一般的だった。
61.「うんこ」は放送禁止用語だが、「うんち」はそうではない。NHK教育を毎日観ていればわかる。
62.イギリスではたとえポテトフライがついていなくても(揚げた魚だけでも)「フィッシュアンドチップス」と呼ぶ。
63.「カスの嘘」というワードの初出は唐沢俊一の『トンデモ!ウソの世界2』(2001年、宝来出版)
64.『サザエさん』のノリスケはバツイチ。イクラは前妻との子。
65.ほうじ茶はもともと「神に奉じる製法で作られた茶」という意味で。焙じる、という漢字はあとからあてられた。
66.順番はすこしづつ飛ばしているため、実は今は71個目のカスのウソ。
67.最近では「運ゲー」は「運命のゲーム(=神ゲー)」の意味で使われることが多く、旧来の「運任せのゲーム」の用法は廃れてきている
68.韓国では2000年以前に生まれたひとびとを表す呼称として「19世代(1900年代生まれという意味)」というのがある。あまり良い文脈で使われない言葉なので、使う時は気をつけよう。
69.虫のハエは写真投稿SNSで「映え」ることからそう呼ばれるようになった。
70.「シャケ」という語はフランス語由来。昔は燻製サーモンを作るときに定期的に回転(=sciac)させていたのだが、それを見た明治時代の日本人が「あれはなんだ」と指さして訊いたときにフランス人が「Sciacしてるんだね」と答えたのを魚の名前だと勘違いした。明治以前はみな「マス」と呼ばれていた。*7
71.大根は、食べると死んで(Die)で永遠(久遠)になれるほどのうまさなので「ダイクオン」と呼ばれ、それが転訛して「ダイコン」になった。
72.日本語の「すばらしい」の語源はサンスクリット語の「スバーシテー(善き言葉)」であり、寿司(スシ)と語源をおなじくしている。
73.タコさんウインナーの発祥はドイツ。現地では「薔薇切り」と呼ばれる。
74.聖徳太子の有名な肖像画で聖徳太子の両隣に描かれている子どもは、聖徳太子と一切縁もゆかりもない。そのへんで捕まえて着飾らせただけの庶民のガキ。
75.「メリーさんのひつじ」に出てくるひつじは、メリーさんの父親の所有なので、法的には「メリーさんのひつじ」ではない。歌詞にもその旨が描写されている。
76.紫蘇は美味い。
77.不良のことを「跳ね返り者」と呼ぶのは、「反社(=反射)」にかけたシャレ。
78.カスのウソには呪われた禁止ワードがいくつか存在し、たとえば「違法」という単語を使うと五秒後に額が割れて血を吹き出して死ぬ。
79.宮内庁では、フリーハンドで完璧な真円を筆書きできる人材をかならず一人は本庁に常駐させている。
80.縦4.25:横3.0の比率の楕円は「真楕円」と呼ばれ、古代ギリシャで尊ばれた。
81.ピサの斜塔は、ガリレオが落下実験を行うために傾けられた。実験後は取り壊される予定だった。
82.鍋料理「水炊き」の名の由来:鶏肉が禁制だった博多藩において、ある下級藩士が鶏鍋を隠れて食べていたところを朋輩に咎められ、「いや、これは炊いた水を飲みたくて鍋にしてるんだ。鶏はたまたまそこにあっただけ」と苦しい言い訳をしたことから。
83.大阪ではエスカレーターが人間の上を歩く。
84.中三元は本来責任払いの役。
85.コーヒーは先物取引で特に価格が乱高下しやすかったことから、相場師たちがリスク低減のために共同で購入する(co-fee)ことが多く、それがいつしか豆そのものを呼ぶ言葉となった
86.滋賀県の大津は酸素(O2)の濃度が高いことが地名の由来。
87.このうちひとつだけChatgptに考えさせたカスのウソがある。
88.「国道に面している」はもともと右翼の慣用句。
89.厚紙の色紙は、もともと遊郭で遊女と飛ばして遊ぶために生み出されたもの。
90.総合化学メーカーの帝人の社名の由来は「帝国」ではなく、創業者である太田帝人(本名・太田佐雄、1876〜1963)から。太田は児玉誉士夫と並んで戦後の二大フィクサーと呼ばれた。
91.昭和天皇は朝が弱いことで有名で、侍従や側近に「朕はテイ(帝)血圧でネ」とよく冗談を飛ばしていたという。
92.カニはブロッコリーの仲間だが、エビはカリフラワーの一種。
93.レーズンはブドウよりもマスカットに近い。
94.ブドウには中枢神経系はないが、マスカットにはある。そのため、マスカットは痛覚をもっているとする説が近年では有力。
95.特撮の戦隊もの(スーパー戦隊もの)の原点である『秘密戦隊ゴレンジャー』の直接のインスピレーションもとは、『笑点』。
96.中島みゆきはデビューまもない時期に、笑点の特別ゲストとして座布団運びをやったことがある。
97.笑点初放送時の1960年代末には、生活様式の西洋化にともなって座布団がほとんど廃れかけていたのだが、笑点ブームによって大復活を遂げた。
98.ロキソニンというポケモンがいる。
99.愛は不滅。
100.実は日本だけでなくフランスでも白いクロワッサンのことをシロワッサンと呼ぶ。
思ったこと。
・50個くらいだろうとおもってたらなんか110か20くらいあり、まじかよ……と戦慄しながら選定した。いうほど選り抜いてはいない。
・ひとつごとに元ネタの解説などをしようとおもったが、無粋、というよりは単にめんどくさいのでやめた。
・だいたい元ネタの型があって(たとえば「カラスミは無味」はかき氷シロップ)、それが尽きると一気に弱くなる。首脳陣や強化部と相談し、今後の課題としていきたい。
・ジャンルも偏る。これはふだんから意識しないとなりがち。
・定義のはっきりしている分野は短時間で検証しやすいので使いやすい。たとえば、法律、語源、歴史、生物の分類、スポーツのルール。
・そのときどきの時事が反映されがち。
・後半になるにつれやる気が薄れてきており、たるんどるぞ! とおもった。
・基本的に自分は意味のないホラをふくときは「○○は△△だとおもわれがちだが、実は✗✗である」という構文をつかいがちなのだけれど、「カスのウソ」という枠組みでは簡潔さを欠くため、あんまり採用しないんだなって。
・1/4くらいは厳密に検証したらウソではないかもしれない。
・パスカルも「カスのウソは思考の澱を掃除するようなものだ。一種の健康法である」と説いている。ウソだが。
・検証不能故にウソともホントとも確定しないものは果たしてどうなのか。「カス」という歯切れのよさに反しているから「カスのウソ」ではないのだろうか。
・紫蘇と大葉は嫌い。
・カスのウソとはなにか。カスみたいなウソのことである。ウソの時点でカスであるので、それをさらにカスとしていくのは気合いを要する。しかし、ウソをカスにするために気合いを入れるのはやはりカスのウソの理念に反する気がする。だご、そもそもカスのウソに理念などあるのか? あっていいのか? そうした無間の苦しみに苛まされつつ、われわれは今日もカスのウソをつくりだしていく。
ダウナー系お姉さんに毎日カスの嘘を流し込まれる話 1 (MFC)
作者:生倉 のゑる
KADOKAWA
Amazon
*1:上記のツイート主の皆月蒼葉を主魁とし、本件にまつわるあらゆる法的・道義的責任の一切は彼に帰する
*2:混ざるとよくないのでカスのウソについては各自で保存することになった。ので、今この記事がある。
*3:ウソ
*4:技巧派のカスのウソラーである皆月氏に比べて、わたしのは一手でウソだと見抜けるものが多いため、別にこういういらないんじゃないかという気がするけれども、まあ形式というのは大事だ。
*5:近代デジタルライブラリーで検索したらいっぱいレシピ本がヒットした記憶がある
*6:続く内容は「内容は「異世界転生をした男子高校生が平和な異世界に突如として蔓延しだした疫病に立ち向かい、コロナ禍を通して知った疫病対策を広めながら各女性キャラクターと懇ろとなっていく」といったもの。比較的平易な文章で書かれた中高生向けの衛生学啓蒙書であるが、「疫病の発生源が地球世界から未知の病原体を持ち込んだ主人公自身だったと判明し、主人公が火山口に身を投げる」というショッキングなオチが一部で物議を醸した。著者は東京大学医学部附属熱帯医学研究所の副所長(当時)であった刈谷弘。2022年刊。」であったが、あまりに長いため選から漏れた
*7:ちなみにsciacに「回転する」という意味はない。構成要素がすべてウソみたいなネタが好き。
Monomane 2025-04-01 15:24 読者になる
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勅撰!カスの嘘集 〜よりぬき100選〜
ぷにゃぷにゃ (53)
ぼんやりした話 (47)
2025 / 4
「I have been blocked by暇空論法」をつかっていた江口聡氏、ようやく過去の見解の誤りを少しは認められたらしい
ネット 司法
ネット (1874)
司法 (92)
2025-04-02
War and Peace and War:The Rise and Fall of Empires その108
ターチンによる歴史の科学.第3部の理論編,歴史における個人の役割,社会資本の重要性を整理したあといよいよ最終章に入る.最終章で扱われるのは現在のアメリカだ.本書刊行は2006年なので,トランプ政権誕生以降の動きを知る現在からみるとやや古い記述になっている.そこを踏まえながら読んでいこう.
第14章 帝国の終焉?:携帯電話はクリオダイナミクスをどのように変えつつあるのか その1
前章の最後でクルーグマンによる農業社会と近現代社会の差異の議論があったが,本章冒頭ではひとまず大きな歴史的状況が描かれる.
1918年,第一次世界大戦はハブスブルグ帝国とオスマン帝国を崩壊ヘと導き,革命の嵐はロシアとドイツを引き裂いていた.多くの人々は帝国の時代は終わったと考えた.次に1960年代に帝国主義の終焉が唱えられた.当時英国,フランス,その他のヨーロッパ諸国の植民地が次々に独立し,帝国のパワーに陰りが見えていた.1991年にソ連が崩壊し,国際関係の専門家たちはさらにもう1つの帝国を弔った.
ここで本章のテーマが提示される.
帝国の時代は終わったのか.あるいは帝国のサイクルが終わったのか.あるいは帝国の終焉は誇張されているだけか.クリオダイナミクスによる帝国の興亡の知見は,単に歴史愛好家の楽しみに過ぎないのか.
最近,アメリカ合衆国は(過去の帝国と比較すべき)「帝国」なのかという論争があった.「帝国」概念は憎悪者や愛好者を持つ流行のようにも見える.ネオコン評論家のクラウトハマーは「我々はユニークな帝国を運営しているのだ」とコメントしている.
2001年にギングリッチ肝いりの歴史家たちが,ペンタゴンの諮問を受け「アメリカはどのように現在の軍事的政治的優位性を保つべきか」について報告した.その際の基礎的な問題は「アメリカは帝国なのか,もしそうならそれはいいことなのか悪いことなのか」そして「歴史はアメリカにとって有用か」だった.レポートは次のように締めくくられている「もし歴史から教訓を得られるなら,それはこうだ.アメリカが世界における優位性を保つためには軍事的優位性を保たなければならない.その軍事的な優位性はほかの超大国に対してのものでなければならない」
反対するものもいた.古典学者バーナード・ノックスは「帝国は死んだ.帝国の時代は終焉したのだ」とコメントし,歴史家のニーアル・ファーガソンは「近現代と前近代の技術的経済的な差異はきわめて大きい」とコメントし,ブッシュ政権は「アメリカは帝国ではない」と強く主張した.
2006年当時は,ソ連の崩壊とともに冷戦が終了して15年,なお中国の台頭はそれほど重要視されておらず,アメリカは世界唯一の超パワーとなったと多くが認識していた.ブッシュ政権でネオコンが幅を利かせ,そこに9.11が冷や水を浴びせ,安全保障の最大の課題はテロ対策となっていた時期だ.そこではアメリカが帝国かという議論がかなり真正面からされていたということになる.
私の定義に従えば,帝国とは複雑な権力構造を持つ大規模な多民族領域国家だ.アメリカは明らかに大規模な領域国家だ.人種の坩堝と呼ばれることもあるが,人種的な境界が存在し,ラティーノ,特にチカーノ(メキシコ系)の人々はWASPとの融合を拒んでいるように見える.(チカーノについて詳しい説明がある)
そしてアメリカには確かに複雑な権力構造がある.外敵な影響力はグローバルに広がり,軍事力や経済力により間接的に大きな影響力を及ぼしている多くの地域(韓国,イスラエルなど)があり,NATOなどの機構により大きな政治的支配力を持っている.そしてその外側に親米的な国家群(中南米諸国,ジョージア,ウクライナなど)がある.このような複雑な権力構造は典型的な帝国の拡大期の刻印だ.(共和政ローマの拡大期の権力構造が比較されている)
アメリカは民主制だから帝国にはなりえないと反論するものもいる.しかしすべての帝国が皇帝を推戴していたわけではない.アテナイ帝国や大英帝国のように民主制の帝国は存在した.共和制ローマも数百の元老院議員たちの集団指導体制だった.政治体制は帝国の定義にふくめない方が良い.
オドムとデュジュリックは1980年代にその著書「America’s Inadvertent Empire」において「アメリカ帝国」は世界人口の17%しか占めないが,世界GDPの70%をコントロールし,世界の科学技術や企業リソースの90%のネットワークを持つと主張している.
America s Inadvertent Empire
作者:Odom, William E.,Dujarric, Robert
Yale University Press
というわけでターチンは21世紀初頭のアメリカは紛れもなく帝国だという主張を行った.ではどこまでクリオダイナミクス(特にアサビーヤ関連の議論)が適用できるのかが次のテーマになる.
shorebird 2025-04-02 11:01 読者になる
2025-04-01
わたしの最後の姫君
わたしの彼氏のあだ名は「姫君」である。
あだ名といっても本人に面と向かって呼ぶやつではない。友人たちとの会話で彼をさして使うニックネームである。三年前、わたしが彼と出会ったころ、彼が仕事の都合と裕福さにまかせて移動に車ばかり使っており、わたしが呆れて「電車に乗ったほうが早いでしょうに。わたしお姫さまと知り合っちゃったの?」と言ったことに由来する。
彼は自分が頑健で気難しげな容貌の三十男とわかっているからか、ひどく笑っていた。だからわたしは真顔で言った。何がそんなに可笑しいのですか、わたしのお姫さま。本日は地下鉄の乗り方を教えて進ぜましょう。残念ながら今どきは原付の後ろに乗せてあげることができないのでね。
彼氏どんな人、と訊かれたときにこのエピソードを話すと友人たちはたいそう愉快がり、そうして彼を話題にしたいとき「あなたの姫君」と言うのだった。
わたしが彼を姫だと思ったのは電車に乗っていなかったからではない。わたしは初対面でいくらか会話したあとにはもう、彼をそんな存在のように思っていた。
わたしの中で、姫君とは気位が高く、危機にあっても決してみじめさに絡め取られず、きらきらしたものを愛し、最後には誰かに救われて幸福になる者のことである。わたしの目に、彼はそんな人に見えた。
わたしは子どものころからプリンセスの出てくる物語を好きでなかった。なぜならプリンセスはみんなおんなじような見た目の若い女で、わたしは女の子どもで、「さあ憧れなさい」と言わんばかりにプリンセスの出てくるお話を提供されていたからである。
わたしはプリンセスになんかなりたくなかった。だってプリンセスはひらひらしたもん着て最後には王子さまみたいなのが出てこないと(当時は)話が終わらなかったからだ。わたしは女だけど、王子さまのほうがずっと、なりたかった。王子さまなら美しい人間にでも野獣にでもかえるにでもなれるんだから絶対そっちのほうがいいと思っていた。いばらの城で寝てるのもりんご食って寝てるのもまっぴらごめんだった。剣を持って戦って未来の恋人を助け出す自分を、わたしは夢みた。波乱万丈の冒険のはてに美しい人を助けだし、その人に恋をされたかった。まばゆく輝き、どんなに強くてもどこかはかない人に。
わたしは男になりたいと思ったことは一度もなかった。男と恋愛したくないのでもなかった。わたしはただ、王子さまとセットにされる側の役でなく、王子さま側をやりたいのだった。生まれつき野蛮なところがあって、「いけるいける」と言いながらギリギリのところを飛び降りるような真似が好きで、安全な場所にばかりいると退屈で死にそうになる。冒険がしたいのだ。
そんなだから、わたしの目には姫君のように見えた男に、昔の映画の新聞記者の真似をしてみせたのだろう。
わたしは、知り合ってまもない時期でも、ときには初対面でも、この人と恋人同士になる、とわかる。初恋から一貫して、相手の、なんというのだろう、「男らしくなさ」に心をつかまれて、それから恋をする。最初から受動的で弱いばかりの人間には興味が持てない。わたしの恋人たちはみな、外向きにはいっぱしに振る舞い、強く賢く、しかしふたをあければわたしよりよほど心やさしく、繊細で、美しいものを好きで、ときどき泣くのだった。
彼らは、若いときには学校でも、長じては職場でも、わたしの好きな側面を見せていなかった。多くの場合、自分の友人にも家族にも見せていなかった。わたしだけだ、と思うと、殊更に気持ちがよかった。この人の裡の、複雑なカットの宝石みたいなところを見せてもらっているのは、わたしだけ。この人のいちばん美しいところを、蛮勇ふるって守ってあげられるのは、わたしだけ。
しかしそんな恋愛もこれで最後だろうと、わたしは思う。
わたしももう三十になる。ここ数年、年の近い男と恋愛をすると、結婚話が出るか、わたしとでは理想的な結婚ができないと察して別れるか、いずれかになる。
時がたつと、彼らはいつしか、わたしに「よき妻」を期待する。つまり、自分の仕事はそのまま制限せず、わたしが子どもを産んで育ててくれることを期待する。それが無駄だと理解した場合には「よき妻」を探すためにわたしと別れる。
わたしは結局のところ、姫君と「めでたし、めでたし」になる人間ではないのだろう。三年前にはもうそのことを薄々知っていて、王女さまをさびしく見送る新聞記者の真似をしたのかもしれなかった。
かまわない。わたしは、美しい人間にも、野獣にも、かえるにもなれるのだから。
kasawo 2025-04-01 19:00 読者になる
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わたしの最後の姫君
2025 / 4
悪魔は、隠れていなければならない
【三橋貴明】日本の保守は保守じゃない!!米が消える日本!減反政策と財務省の罪を三橋貴明が斬る!あれが米価額【三橋&saya特別対談】パート1
https://youtu.be/SlF83Of8xIQ
【三橋貴明】財務省解体デモの真相!三橋貴明が暴く日本財政の闇!日本の農業危機と財務省の裏側を徹底解説!【三橋&saya特別対談】パート2
https://youtu.be/8TUObi7aAIY
文化人放送に出演いたしました。sayaさんとの対談形式になっていますが、まあ、わたくしは数字、データ、事実という武器を振りかざし、「嘘」を言う連中をボコボコにするタイプなので、この程度の出演にとどめておいた方が良いでしょうね。
未だによく分からないのですが、
「消費税は預かり金! 益税! ポッケナイナイ」
「特別会計の闇!」
「日本の農業は保護され過ぎている」
といった、出鱈目を吹聴していた連中って、どうやって息をしているのでしょうか? 本気で不思議です。わたくしならば、恥で窒息死すると思う。
パート2の方で話しましたが、ここまで「事実」が知れ渡ってしまうと、財務省側に勝ち目はない。後は「どのように勝つか」「いつ勝つか」の問題に過ぎない。
悪魔は、隠れていなければならないのですよ。表に顔を出してしまえば、数を頼みにする人間に勝てない。
『だから年収の壁「178万円」は夢のまた夢に…石破茂首相と玉木雄一郎代表に"分断工作"を仕掛けた財務官僚の名前 真の"ラスボス"は宮沢洋一ではない | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)
「103万円の壁」問題を発端に、「財務省解体」を訴えるデモが増加している。ジャーナリストの須田慎一郎さんは「批判の矛先は財務省に向けられているが、焦点が定まっていない印象がある。組織は人間の集合体であり、誰が意思決定をしたのかという個々人に注目すべきだ」という――。
最近話題となっている、財務省解体デモ。回を重ねるごとに熱気が高まっており、参加者の数も着実に増加している。もはや新聞やテレビといったオールドメディアも無視できない存在へと変わりつつあると感じている。
現時点では、財務省という組織そのものに対して抗議や批判の声が上がっている状況だが、やや抽象的で焦点が定まっていない印象もある。財務省といっても、所詮は人間の集合体だ。つまり、組織というよりも、そこで意思決定をしている個々人に注目すべきではないか。私としては、もう少し具体的に「本丸」が誰なのかを明確にする必要があると考えている。(後略)』
財務省主計局次長、吉野維一郎。
首相秘書官(※財務官僚)、中島朗洋。
大臣官房審議官、一松旬。
今回の「年収の壁」引き上げを徹底的に妨害したのは、この三名。
興味深いことに、吉野と中島は、玉木雄一郎・国民民主党代表と同期で財務省入省。
ここまで、
「財務省が悪」
「具体的には、財務官僚の吉野、中島、一松が悪」
と、国民に知れ渡ってしまうと、もう先方に勝ち目はない。後は、どのように「政治的」に決着をつけるか、という問題に過ぎません。
とりあえずは、選挙です。
財務省が悪、という構造が知れ渡った以上、
「まさか、財務省に味方しないよね」
と、候補者を煽れ。
繰り返しますが、悪魔は、隠れていなければならない。顔が知れ渡った悪魔に、勝ち目はないのです。
「顔が知れ渡った悪魔に、勝ち目はない」に、ご賛同下さる方は、
↓このリンクをクリックを!
2025-03-29
2025-03-29
⚫︎『孤島の来訪者』を読んだ。方丈貴恵の(そして竜泉家シリーズの)二作目。この作家の本を読むのは三冊目だが、読む順番が、三作目→一作目→二作目という変則的なものになってしまった。竜泉家シリーズの三作ではこの二作目が最も評価が高いようだが、確かに「特殊設定」の導入の仕方が三作中では最もスムーズだし(決して「自然」とはいえず、え、ええっ、いきなり? 、と思うのだけど、かったるい感じやもたついた感じがない)、ミステリとしてもとても綺麗にできているように思った。ただし、ぼくの好みとしては(読んだ順と同じで)三作目、一作目、二作目という順番かなあ、と。
最近のミステリの多くがそうであるように、一度だけの謎解きでは終わらず、まず、犯人によって仕組まれた「操られた推理(偽の真相)」があり、それでいったん解決したように見えるのだが、さらに先があり、犯人の企みを破っての「真相」への到達がある。そして加えて、ミステリ的なドンデン返しではないが(主人公=探偵と同調する)脇役の「隠された目的」のようなものが明らかになってもう一度(軽く)驚くというという段階があって、三段構えになっている。
犯人によって仕掛けられた「偽の手がかり」によって導かれる操られた推理がまずあり、次に犯人による「操り」が破られるのだが、そのきっかけは、ここでは「犯人の失策」というより「犯人の身体的条件」だ。この作品は特殊設定なので「犯人」は人間ではなく、人間との身体的条件の違いが、犯行を可能にし、また、それによって探偵は真相への経路を掴むことになる。
(とはいえ、このような身体的条件の違いは人間同士でもありえて、実際、有名作品のトリックの焼き直し的なところがある。)
ここでは、偽の真相から真相へと至るためには二重の謎解きが必要になる。まずは、犯人が持つ人間たちとの「身体的な条件の違い」を、犯行状況から導き出すことが必要であり、その上で、そのような身体的特徴を持っているのが「誰」であるのかを、さまざまな状況下でのその(擬態された)人の「動き方」を検討することによって特定する必要がある。
偽の推理を誘導する「偽の手がかり」を用意して探偵を「操る」メタ的犯人が想定される場合、そのメタ構造を探偵が指摘したとしても、そのメタ構造自体が、メタメタ犯人によって仕組まれたものである可能性は否定できない。このようなメタ構造の無限後退(≒後期クイーン的問題)を、とりあえず止揚するために「犯人の失策」を探偵が嗅ぎつけることで、犯人をメタレベルから引き摺り下ろすというやり方がある。しかしこれも、それが本当に失策なのか、あるいはそれもまた「失策を装った偽の手がかり」であるのかを、メタレベルからの保証・介入なしでは決定することはできない。
しかしここでは「失策」ではなく「身体的条件」なので、犯人自身にもその「設定」を任意に変えることはできないことになる。ここに、後期クイーン的問題に対する一定の工夫があると言える。とはいえ、そのような身体的条件であることを「演じる」ことはできてしまうのだが。
ここでは、身体的な条件の違いは、特殊設定の中の「隠し設定」としてあって、この「隠された設定」を、ゲームをプレイする中で見つけ出すということが、「真相」へ至る推理のための第一歩ということになるのだ。
犯人は人間ではなく、人や動物に擬態できる。犯人が、殺した人や動物に擬態できるという設定により、ジョーカーのないババ抜き(オールドメイド=ジジ抜き)のような状況が作られる。特殊設定により作られる状況。特殊設定により可能になる犯行。そして、(隠された)特殊設定により明らかになる真相(特殊設定故に綻びを見せる犯行)。このように、特殊設定が非常にうまく使われているのだけど、故にあまりにもゲーム的であり過ぎて、設定そのものが持つコンセプチュアルな面白さがあまりないと感じてしまうというところがある。
特殊にたてられている設定が、そもそもミステリに(ミステリ的なガジェットや道具立てに)親和的なものでありすぎることで、こんなに無茶な設定をたてて、こんなに無茶をやってまでもそれを成り立たせるのか ! 、みたいな驚き(呆れ感)があまりない、という感じ。
furuyatoshihiro 2025-03-29 00:00 読者になる
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2025-03-28
2025-03-28
⚫︎ミステリにおいては、途中の段階では、さまざまな謎があり、謎に対する多様な解釈(結果的には「間違い」ということにされる、叩き台的な複数の推理)があるが、それらは最終的には「唯一の真実」に収斂される。
だがこれは、テキストのあり得る多様な「読み」が、特権的、中央集権的な「唯一の真実」によって抑圧されるということとは、少し違う。
唯一の真実の提示は、世界を一義化するのではなく、「表(謎) / 裏(秘密)」という世界の二面性化、あるいは「表層(現象・事件) / 深層(本質・真相)という「深さ」のイリュージョン(遠近法)をもたらす(真相は「裏」あるいは「奥」に隠されている)。
複数の解釈(複数の決定的ではない推理)という平面的並立状態を抑制し、それらを統べる「唯一の真相」が成立することで遠近法が成立し、表に対する裏、表面に対する奥行き(深さ)が作り出される。
この、二面性と奥行きの作る魅惑こそが、ミステリを支えているように思う。
(これはいくらなんでも乱暴に単純化し過ぎているだろう。どのような裏を、どのようにして作り出すか、どのような奥を、どのようにして作り出すか、という、いわばトポロジー的な構築が、個別の作品の固有性を、それぞれ個々に生み出しているだろう。)
だから、このような「唯一の真相」に抗するように見えるポストモダン的な多義性とは、唯一性(一義性)に対する多義性であるより、奥行き(遠近法)を拒否することによって結果的に生まれる並立性と考えるのが良いのではないか。多義性の確保よりもずっと、遠近法(裏側・奥行き)の相対化のほうが重要なのだ。
とはいえ、たんに奥行きを否定するだけでは、のっぺりとした退屈で平板な世界が広がるばかりだ(多くの退屈なポストモダン的な作品群…)。
⚫︎たとえば一つの例として、その並立的で平面的な多義性が、並行世界的(様相理論的)な多世界性へと発展することで、遠近法的な深さとは別種の「浅い奥行き」としての深さが生まれる。このような「別様な奥行きのあり方」を作り出そうとすることこそが重要なのだ。
ただ、小説的、あるいはフィクション的な並行世界性が、様相理論的な並行世界性と異なるのは、フィクション的世界は稠密でも充実しているのでもなく、隙間だらけ、穴だらけで、スカスカであるということだろう。
フィクション的世界は、あらゆる可能性を汲み尽くす(数え尽くす)ことなく、明示的に描かれていないところは、ふわっとぼんやりした背景のまま、あるいはまったくの空隙のままで放置され、(底が抜けたままで)残されている(セザンヌのキャンバスが絵の具で塗り込められてはいないように、あるいは、あらゆるフィクションに「フレームの外」があるように)。だから、フィクション的世界は、(並行世界「的」ではあっても)厳密に様相理論的な意味での並行世界ではない。
フィクションでは、その空隙こそが仕事をする、のではないか。それは、内にはあるが「外」であるものであり、同時に、外にはあるが「内」になり得るものでもある。
内部の外部であることと、外部の内部であることとは、意味がまったく異なるが、その、異なる意味の両価性を併せ持つことによって、フィクションにおける「空隙」は作動する。空隙は作品の内部でもあるが、外部でもあるので、その働きは、作者によっても、作品そのものによっても、また読者によっても、制御できない。
furuyatoshihiro 2025-03-28 00:00 読者になる
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2025-03-27
2025-03-27
⚫︎代々木公園で、保坂さん主催のお花見の会。保坂さんの花見会では毎年、正午過ぎから終電近くまでずっと飲みつづけ、しかも、いろんな人が持ち寄ったいろんな種類のお酒をちゃんぽんで飲むので、ベロベロに酔うことになるのだが、今年は胃がまだ本調子ではなく、飲むのも食べるのも、恐々と様子を見ながらという感じで、セーブせざるを得なかった。とはいいながらも、長時間なので、トータルではけっこう飲んだし、食べたはず。それでも胃は大丈夫だったので、もう大丈夫なのだろう。
ただ、コーヒーを飲むとまだちょっと、うーん、という感じになる。
⚫︎全然知らない人も、保坂さんの花見の時にしか会わない人もいて、相手がどんな人なのかもよく知らないまま、一緒に飲んだり食べたりするという、この会以外ではあまりない、不思議な会だ。二十代前半くらいの若い人と話す機会も、他ではあまりない。
去年は確か、まったく桜の咲いていない花見だったが、今年はすこし咲いていた。とはいえ、桜の木がほとんど見えない場所でやるのだが。
(しばらく一緒に飲んでいた若い人が、保坂さんの『ハレルヤ』をもってきていて、保坂さんにサインをもらいに行ったのだが、この日の保坂さんは『ハレルヤ』の表紙に映っているのとまったく同じシャツを着ていた。)
furuyatoshihiro 2025-03-27 00:00 読者になる
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2025-03-26
2025-03-26
⚫︎胃がまだ本調子ではなく、食べるものは普通に食べられるが、コーヒーを飲むと重く胃にもたれる、なんなら胸焼けもする感じがある。しかし、コーヒーを欲する気持ちはとても強い。自分にとって、アルコールを飲めないことよりもコーヒーを飲めないことの方がずっと辛いのだということを知った。なので、ほんの少量だけコーヒーをいれて、まるでウイスキーをストレートで飲む時みたいに、様子を見つつ(チェイサーも用意して)、ちびちびと舐めるようにコーヒーを飲む。
⚫︎金柑の前にある、この黄色い花はなんなのだろうか。
furuyatoshihiro 2025-03-26 00:00 読者になる
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2025-03-25
2025-03-25
⚫︎『失われた時を求めて』にかんしては、第一篇の「スワン家のほうへ」すら最後まで読めていないので、何かを言う資格などないのだけど、それでも、有名なその書き出し部分はとても面白く、書き出しのところだけ何度もぐるぐる読んでしまって先に進めないという感じすらある。
(一応、井上究一郎・訳のちくま文庫版は10冊すべて持ってはいて、間をつまみ食い的にちょこちょこ読んでいたりはする。)
長い間にわたって、私は早くから寝たものだ。ときには、ろうそくを消すと、すぐに目がふさがって、「これからぼくは眠るんだ」と自分にいうひまもないことがあった。それでも、三十分ほどすると、もう眠らなくてはならない時間だという考えに目がさめるのであった、私はまだ手にもったつもりでいる本を置こうとし、あかりを吹きけそうとした、ちらと眠ったあいだも、さっき読んだことが頭のなかをめぐりつづけていた、しかしそのめぐりかたはすこし特殊な方向にまがってしまって、私自身が、本に出てきた教会とか、四重奏曲とか、フランソワ一世とカール五世の抗争とかになってしまったように思われるのであった。そうした気持ちは、目がさめて、なお数秒のあいだ残っていて、べつに私の理性と衝突するわけではなく、何かうろこのように目にかぶさって、すでにろうそく台の火が消えていることに気づかせないのであった。
まず、自分が「教会」とか「四重奏曲」とか「抗争」とかになってしまうというのもかなり変なのだが、何よりこの部分が好きなのは、ろうそくを消した途端に眠ってしまっているにもかかわらず、《もう眠らなくてはならない時間だという考えに目がさめ》るという、なんというのか「逆説的な時間」において、すでに手にもっていない《まだ手にもったつもりでいる本を置こうと》し、すでに消している《あかりを吹きけそうと》する、というところだ。
この、決して行為に至ることのない「未然の行為」は、現実でも夢でもない、そのあいだにある存在しない次元で、行われようとして、しかし決して行われない。ただ「行おうとする志向性」だけがあり、しかしそれが行われ得る「場」がそもそも存在しない。このような、現実だろうと夢だろうと虚構だろうと、「この世界」の内部には決して書き込まれる場所を持たない、そして決して行われることなく「未然」のままでしかあり得ない、行為たり得ることのないままであるしかない「(未)行為」に、この文章は居場所を与えている。
おそらく、こういうもの(永遠に未然であるしかない行為)に居場所を与えることは言葉(言語表現)にしかできないように思う。
⚫︎たとえば埴谷雄高は、この宇宙そのものが壮大な誤謬であって、この宇宙に存在するものはすべて間違っていて、正しいのは、未だ存在せず、そしてこの後も決して存在することのない「未出現」のものだけであり、その未出現の宇宙とは、ただ「夢」を通じてかろうじてアクセスすることができるだけだ、といい、そういうことをなんとか小説で書きたい、ということを、生前にNHKの番組のインタビューに答えていて(この発言はどことなくメイヤスーを想起させるのだが)、ぼくはそれをYouTubeで観て、とても面白いと思って(高校生の時に読みかけでそれ以来放置してあった)『死霊』を改めて読み返してみたのだけど、小説はそこまで面白くはなくて、またも途中でやめててしまった。ぼくは埴谷雄高の発言を、自分の関心に方に強引に惹きつけて聞いてしまったのだと思うが、ぼくが勝手に埴谷雄高の発言から期待してしまったものを、少なくともそれを実現させるために必要な「場」を、プルーストのこの書き出しは、なんということもなく、ふっと開いてしまっているように思える。
furuyatoshihiro 2025-03-25 00:00 読者になる
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2025-03-24
2025-03-24
⚫︎最近は、ミステリ小説だけでなく、ミステリにかんする批評もたくさん読んでいる。そこには、叙述トリックは意図的な「言い落とし」によって成立すると書かれている。叙述トリックの話者は、嘘はついていないが、意図的な「言い落とし」によって読者のミスリードを誘う。嘘は言わない(ということに建前上なっている)が、意識的に重要なことを「言わない」ことで、読者の臆見を利用して、「真実」を見えなくする。
(叙述トリックにもまた、後期クイーン的問題が発生し、叙述トリックの果てに最後に明かされる「真実」でさえ、話者によってさらに上位階層で誘導されたトリックなのではないかという「疑い」を、作品内で完全に晴らすことはできない、ということになる。「言い落としがない」ということを、メタレベルを用いずに証明することはできない。)
叙述トリックにおける「言い落とし」は話者(とその背後の作者)によって、読者をミスリードに誘うという意図によって「設計された」ものである。ゆえに、そこで生じた「世界の空隙」は、真相が明かされることで回収される。世界の「穴」は合理的に埋められる。しかし、それを読んでいる時に感じられ続けている、「この世界には根本的な欠落があるのではないか」という感覚は、フィクション内における整合的でロジカルな「穴埋め」によって消えるわけではない。読者は「合理的な穴埋め」を楽しむというより、むしろ「この世界には根本的な欠落があるのではないか」という感覚の方にに惹かれて、ミステリを読むのではないか。
⚫︎そもそも、すべてを隙なく記述することなど不可能なのだから、「言い落とし」のない小説などあり得ない。というか、穴や空隙のない「世界」などあり得ない、のではないか。
⚫︎物事の背面(裏側)や深層に、何か秘密が隠されているのではなく、世界は充実した事物たちによって稠密に構築されているのでもなくて、世界には隙間や空隙が至る所にあり、その隙間から、異世界や並行世界が侵入してきて、知らぬ間に(シームレスに)世界を別ものに変質させてしまう(追記、その「変質」は事後的にしかわからない)。あるいは、世界はそもそも、隙間だらけの断片の寄せ集めであり、それを底で支えるしっかりした基盤などなく(基盤こそがイリュージョンであり)、その都度の断片の組み換わりによって、それを支えているかのように思われた基底面そのものがいつの間にか入れ替わって別様になっている。
たとえばセザンヌの絵画において、タッチとその背後の空隙との関係が示しているのはそのような世界像であり、そこには、基盤も根拠もない世界の中で、有(タッチ)と空(空隙)とが絡み合うことでかろうじて「図と地」という構造が生まれ、基盤も根拠もない中から、イメージや事物が、それを存在させている時間や空間との構造と同時に生成されている様が示されている。
だから、有(タッチ)と空(空隙)との配列が少し乱れただけで事物も時空もともに消失してしまうし(ただタッチの乱立があるだけになる)、配列の構造が変われば事物と時空の関係が根本から変化してしまう(別の物理法則が支配する世界 ? )。
セザンヌの絵画が示しているのは、世界の底のなさ(そもそも世界の底が抜けているということ)と、しかし同時に、底の抜けた世界の中でかろうじてギリギリに、時空構造と事物が危うくも成り立っているということ(ランディングサイト ? )との、その拮抗するあり方そのものだ。
⚫︎叙述トリックのミステリにおけるリアリティが、「この世界には根本的な欠落があるのではないか」という感覚の方にこそあるのだとしても、それでもなおそこに「(それ自体本当に信用できるかどうか危ういものとして)合理的な解決」があるということと、セザンヌの絵画において、「そもそも世界の底が抜けている」という感覚が示されるのと同時に、それでも事物と時空構造がギリギリで成り立っているということとは、パラレルであるのかもしれない。
⚫︎いや、そうではなくて、「合理的な解決」があることにより物事の裏側や深層という次元(深さ)が遠近法的に作画され、そこから秘密・裏切り・悪意・悪徳といった「魅惑的なもの」が生産されるということなのか。
(追記。笠井潔は『探偵小説と叙述トリック』の四章「叙述トリックと探偵小説の無底性」において、本格ミステリの「隠す」という意図のある「言い落とし」と、小説一般にみられる、すべてを記述できないことによる「省略」とを同一視することを批判しているが、そもそも「言い落とし(隠蔽)」と「省略」との違いは、作品という「体系」が完結した後に事後的・遡行的に(配置・文脈によって)判別することしかできないのではないか。さらには、新たな読み=解釈によって、「言い落とし」と「省略」との意味が入れ替わることもあり得る。たとえば、精神分析的な読みが、たんなる省略と見えるところに隠蔽的な主体の関与を嗅ぎとるということは、普通にある。だから「言い落とし」と「省略」とは綺麗に分けられない。「言い落とし」が「省略」に、「省略」が「言い落とし」に切り替わるかもしれない「未来の可能性」を、現在時において否定し尽くすことはできないと思われる。)
furuyatoshihiro 2025-03-24 00:00 読者になる
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2025-03-29
2025-03-28
2025-03-27
2025-03-26
2025-03-25
安価なパッシブスピーカーのお勧めとして、Edifier P12があるのだが、セールで1.1万円ぐらいになる。それと定番の中華アンプNobsound NS-01G Proという組み合わせだ。Edifier P12にスピーカーケーブルがついているので購入しなくていい。PCとの接続にはmicroUSBケーブルも必要だが100円ショップでも売っているのでいれていない(最近はmicroUSBのケーブルを売ってないかも)。
両方ともセールになっていてセールの恩恵が受けやすいという一押しのセット。しかもハイレゾ対応で、ヘッドホンのバランス出力ありと隙がない。どちらにもRCAケーブルが付属していないので入れてある。MR3は付属品が多いのだが。このセットの難点はスピーカーが幅12.7cmと少々大きいことだ。
スピーカーのEdifier MR3は人気モニタースピーカーMR4の後継機で、小型化され、Bluetooth入力がついた。モニタースピーカー らしく、音の分解能が高いと評判だ。
Fosi Audio SK02はUSB DAC内臓のヘッドホンアンプで、コンパクトでキーボードの横に置きやすいデザインだ。低価格ながら、バランス出力がついており、中華イヤホンをバランス接続の4.4mmケーブルに変更すれば、更なる音質向上ができたり、いろいろとステップアップが楽しめる。
※しゃかもちガジェットさんの動画によれば、MR3よりMR4の方が音が良いとのことなので、予算&サイズが許せるのなら、MR4の方がよさそうだ。
Edifier MR4 モニタースピーカー PC/作曲/ブックシェルフ/TV/PS5用, デュアルモード切替(モニタリングと音楽),TRSバランス/RCA/AUX入力,最大42W出力,60Hz - 20KHz 周波数応答範囲,1インチシルクドームトゥイーターと4インチ振動板ウーファー,アンプ内蔵, 白
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