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Arisanのノート
●11/07 09:41
2024-11-04『ジェイムズ・ボールドウィンのアメリカ』ジェイムズ・ボールドウィンのアメリカ:「もう一度始める」ための手引き作者:エディ・S・グロード・ジュニア白水社ジェイムズ・ボールドウィンについては、元々作家としての存在は知っており、映画『私はあなたの二グロではない』によって、米国の黒人解放運動の中での位置についてもある程度は知っていた。ただ、作品を含めてボールドウィンの文章を読んだことはなかった。本書は、近年米国で再び関心を集めているボールドウィンの生涯と思想について、著者のエディ・S・グロード・ジュニアが自身の内省と苦悩を重ねながら探究したものである。以下、特に印象に残った箇所を引いておく。『「皆で前例のないことをしたいと思っている」とボールドウィンは一九六七年に書いた。「敵をつくり出す必要を感じることなく自分自身をつくり出すことである」。(p130)』本書で

異国見聞私書録
●11/07 08:25
2024-11-05またやってきた米国大統領選挙米国時間で大統領選挙まで残すところあと1日を切った。両候補ともに接戦であると聞いているが、swing statesにおいてトランプ候補が優勢である以上、決して好ましくはないが、おそらく「トランプ大統領」が登場しそうな情勢となる。残念ながら米国に有色人種かつ女性大統領を受け入れるだけの器量はまだないと思う。特に世界各地で戦争が起きている状況において、強引さがあるリーダーが求められる傾向がある。強引さの塊であるトランプ候補にどうしても有利になるのではないだろうか。多種多様な容疑をかけられながら、ここまで人気の根強い候補もまた珍しい。さまざまな「事件」を抱えながらもそのほとんどを「陰謀」で片づけ、その言葉を鵜呑みにする支持者たち。どうしてこうなるかとも思いつつ、マッチョな大統領イメージを欲する米国民たちには理解の及ばないところも多い。トラ

Non-Fiction(Remix Version)
●11/05 20:36
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hiroyukikojimaの日記
●11/04 14:48
「命題論理の完全性定理」というのは、「トートロジーは必ず証明できる」という定理である。もう少し詳しく説明しよう。与えられた命題について、それを構成する命題変数にどんな真偽を割り当ててもその命題が真であるとき、その命題をトートロジー(恒真命題)と呼ぶ。与えられた命題がトートロジーであるなら、その命題は必ず、通常の(公理から出発する形式的な)推論規則によって証明できる、というものだ。例えば、命題変数から生成される命題を考えてみる。にどんな真偽の組み合わせ(4通り)を当てはめても、この命題は必ず真であるからトートロジーである。このとき、この論理式は推論規則で導出することができる。(どのように導出されるかは、拙著『証明と論理に強くなる』で読んでくださいな)。「命題論理の完全性定理」は、このようなことが一般的に成り立つことを主張している。すなわち、「形式的に証明できる命題は常に正しい」だけではなく、

花・髪切と思考の浮游空間
●11/03 05:42
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