1 留学
2 介護
3 英語
4 ライブ・バンド
5 スピリチュアル
6 法律・裁判
7 フィギュア
8 部活・サークル
9 発達障害
10 仮想通貨
ブログ訪問者数に応じてdポイント最大1,000pt当たる!
今週のお題「#漫画」をチェック
2025-02-04
■
4月2日
原付で山を上りはじめて5分ほどすると道の脇が白くなっていた。あまりの寒さに霜が降りたのかと思いながらさらに上っていくと、木の枝の上も白くなっている。雪だった。少し先に大きなしだれ桜が咲いていた。すでにおじさん三人が集まっていて、三脚を立てたりカメラを構えたりしていた。雪の積もったしだれ桜とおじさんたちをちらちらと見ながら通り過ぎていく。まだまだ標高をあげていかなければならないのに、すでにハンドルを握る指の感覚がなくなっていた。タイツをはいてその上にズボンをはいてさらに上に風を通さない薄いズボンをはいているのだけど太ももがすでに寒い。体も冷えている。峠を越えるまであと30分、峠を越えてからも40分くらいは走らなければならなかった。天気予報では昼間でも10℃に満たないという予報が出ていたから寒さは覚悟していたのだけど、山では雪が降っていたとは思ってもいなかったし、この先
blepharisma 2025-02-04 23:54 読者になる
広告を非表示にする
もっと読む
コメントを書く
4月2日 原付で山を上りはじめて5分ほど…
nice! 1044276
Rchoose19
*ピカチュウ*
PopLife
ソレイユ
溺愛猫的女人
まつき
JUNKO
とし@黒猫
okina-01
青い森のヨッチン
tarou
かずのこ
ゆきち
トックリヤシ
marimo
ゆうみ
さくら君
扶侶夢
2025-02-05 00:00 nice!(58) コメント(0)
2025-02-02
■
Amazon Primeでヨルゴス・ランティモス「哀れなるものたち 」(2023年)を観る。ビクトリア朝時代を思わせる背景に、スチームパンク感みなぎる美術満載の世界観。こういう感じって何十年も前から、今も変わらず人を惹きつけるのだな…。
身体部位交換の美学。人間や動物の頭と胴体を切り離してつなげた、犬家鴨とか鳥猫とかがいっぱいいる世界。自殺したばかりの妊婦の死体を偶然発見したウィリアム・デフォーが、腹中の胎児の脳を移植してその死体を蘇生させる。胎児の知能をもって生き返った彼女は、はじめは赤ん坊の傍若無人さでお屋敷内を動き回るも、日ごとに内的に成長していくのだが、幼い知能はまずはじめに性的快感をおぼえてしまい、猿のごとくひたすら自慰そしてセックスに明け暮れる。
さらに彼女の好奇心は広がり、この屋敷の外に出て世界を知りたいとの思いを抑えることができない。遊び人の男性と駆け落ちした彼女は、リスボンやアレクサンドリアの地を訪れ、船客らと知り合い、そこでじょじょに社会性がはぐくまれ、書物に触れ、知性を高めることへの歓びを知り、やがて不幸で貧しき世界の存在を知り、貧しき者への憐みの心も芽生える。
そんな彼女がけっして学ばないのが、いわゆる旧来女性の貞淑とか節操というもので、つまり性交はしても男性の性的ファンタズムをけっして下支えすることのない女としてふるまう。性行為とは私の快楽であり、男性が女性一般に対して抱く幻想について、彼女はいっさい配慮も遠慮もしないし、その必要も感じないということで、やがて無一文になった彼女は、冬のパリで娼婦として生活をたてるけど、それを騒ぐのは周囲ばかりであり、本人はそのことにいささかも傷つかず、自分を憐れむでもなく、自ら稼いだ金で娼館の同僚の社会主義家とともに飄々と学校へ通い、やがてはウィリアム・デフォーと同じく医者を目指し、婚約者のもとへ戻りながらも勉学の道を目指す。
そのようなエマ・ストーンをどう思うか、彼女が選んだこと、拒んだこと、許容することを、それぞれどう思うか。もともと死体であり、都合の良い身体と知能で物語上の初期設定がされてるわけで、それゆえ従来の道徳やモラルから自由なのだが、そこにはあどけなさや可愛さがあっても歓びや痛みはなく、このような「無敵キャラ」を見て楽しめる人は、さすがに少ないのではないか。
無敵はい
1 経営・ビジネス
2 介護
3 政治・経済
4 鉄道・飛行機
5 中国語
6 語学
7 韓国語
8 部活・サークル
9 スピリチュアル
10 スクール・セミナー
【コメント募集中】「恵方巻」を食べましたか?
【コメント募集中】「恵方巻」を食べましたか?
9 hours ago
2 days ago
5 days ago
6 days ago
1 day ago
5 days ago
VernissageTV art tv » art
ARTISTS' GUILD
According to G
1 経営・ビジネス
2 介護
3 政治・経済
4 鉄道・飛行機
5 中国語
6 語学
7 韓国語
8 部活・サークル
9 スピリチュアル
10 スクール・セミナー
1 米国株
2 コレクション
3 受験・勉強
4 FX
5 時事・ニュース
6 スピリチュアル
7 ライブ・バンド
8 留学
9 語学
10 介護
3 hours ago
5 hours ago
How to Score Last-Minute Super Bowl 2025 Tickets Online
‘Surface’ Season 2 Trailer: Gugu Mbatha-Raw Uncovers the Past in London (TV Roundup)
Ms. Lauryn Hill, Toni Braxton, Doechii & New Edition Among Stars Booked for 2025 Jazz in the Gardens
Chappell Roan Comes Down on Music Industry in Grammy Acceptance Speech: “Do You Got Us?”
ブログ訪問者数に応じてdポイント最大1,000pt当たる!
1 米国株
2 コレクション
3 受験・勉強
4 FX
5 時事・ニュース
6 スピリチュアル
7 ライブ・バンド
8 留学
9 語学
10 介護
DeepSeekはチャットGPTの脅威か?池田 信夫
出演者に踏み絵を強要するテレビ局の恐ろしい人権感覚加藤 文宏
石破首相のガザ住民受け入れ表明の波紋篠田 英朗
印鑑と保険証はもういらない内藤 忍
川口マーン
出口
谷本真由美
出口
「年金をもらいすぎていたら、働いているわけがないだろう」「高齢者は十分に納めてきた」論の誤りについて
音喜多駿
DeepSeekはチャットGPTの脅威か?
池田信夫
投資用不動産の価格を抑制せよ
冬の北海道の札幌を侮ってはいけない
内藤忍
米ファンドがフジ日枝氏の辞任を要求:やはり外圧がないと変われないのか
アゴラ編集部
篠田 英朗
石破首相のガザ住民受け入れ表明の波紋
国際
谷本 真由美
【めいろまさんインタビュー④】イギリスの医療制度・社会保障について
社会保障
鎌田 慈央
人情家トランプを描く:映画「アプレンティス」
映画
新着ニュース
出口 里佐
北参道の隠れ家、大人も楽しめるソフトクリーム屋さん「レティエ」
グルメ
加藤 文宏
出演者に踏み絵を強要するテレビ局の恐ろしい人権感覚
IT・メディア
尾藤 克之
医師の言葉が奪った希望:医師の倫理とは何か?がん告知の在り方を問う
社会・一般
一般投稿
フジテレビの会見で語られなかったこと、これからやるべきこと --- 田中 奏歌
IT・メディア
北尾 吉孝
我が心の如く相手を思う
国際
山田 真哉
マネー
こまざき 美紀
ハラスメントとどう向き合うか?
社会・一般
内藤 忍
印鑑と保険証はもういらない
ビジネス
芸術
山田 真哉
マネー
内藤 忍
印鑑と保険証はもういらない
ビジネス
社会・一般
加藤 文宏
出演者に踏み絵を強要するテレビ局の恐ろしい人権感覚
尾藤 克之
医師の言葉が奪った希望:医師の倫理とは何か?がん告知の在り方を問う
社会・一般
こまざき 美紀
ハラスメントとどう向き合うか?
国際
篠田 英朗
石破首相のガザ住民受け入れ表明の波紋
国際
谷本 真由美
【めいろまさんインタビュー④】イギリスの医療制度・社会保障について
社会保障
鎌田 慈央
人情家トランプを描く:映画「アプレンティス」
映画
北尾 吉孝
我が心の如く相手を思う
IT・メディア
加藤 文宏
出演者に踏み絵を強要するテレビ局の恐ろしい人権感覚
IT・メディア
一般投稿
フジテレビの会見で語られなかった
2025年02月04日21:18
IT
DeepSeekはチャットGPTの脅威か?
DeepSeek(ディープシーク)は、中国・浙江省杭州市に拠点を置く人工知能(AI)企業で、2023年に設立されました。主にオープンソースの大規模言語モデル(LLM)の開発を行っており、特に数学的推論やプログラミング能力に優れたモデルを提供しています。
DeepSeekのコスト削減と影響
DeepSeekの注目すべき点は、従来の高性能なAIモデルと比較して、開発や運用コストを大幅に削減していることです。例えば、最新モデルDeepSeek-R1は、OpenAIのo1モデルと同等の性能を持ちながら、非常に低コスト・短期間で開発されました。
DeepSeekの市場への影響
DeepSeek-R1の台頭により、半導体など米国AI関連の株価に大きな打撃を与え、これはディープシーク・ショック(DeepSeek-ショック)と言われています。この中国製生成AIの影響で、AI向け半導体の王者エヌビディア(NVIDIA)の株価は17%もの暴落を見せました。[Viva Eureka]
DeepSeekの技術的特徴
DeepSeekは、最新のAI技術を活用したマルチモーダル大規模言語モデル(LLM)であり、画像、テキスト、コードなど多様なデータを解析・生成できることが特徴です。オープンソース戦略を採用し、多くの開発者や研究者がその技術を活用できる環境を提供しています。[Comdesk]
続きはアゴラで
IT (296)
2025.02.04 Tuesday
「魂を込めた 円空仏」
三井記念美術館で開催中の
特別展「魂を込めた 円空仏―飛騨・千光寺を中心にして―」へ行って来ました。
https://www.mitsui-museum.jp/
東京では2013年(「飛騨の円空」)以来となる江戸時代前期の山林修行僧・円空(1632-95)の魅力に迫る展覧会が、三井記念美術館で開催されています。
円空は、生涯愛知、岐阜を中心に関東、北陸、さらに北海道までを巡錫し、各地に木彫の神仏像いわゆる「円空仏」を多数遺し、その数は現在五千体を超すともいわれています。
「護法神立像」千光寺
「金剛神立像」飯山寺
今回の円空展は、岐阜県千光寺所蔵の円空仏を中心に飛騨で造られた木像70数点が一堂に会しており、大変見応えのある展覧会となっています。
昨年10月に円空生誕の地である岐阜県羽島市にある中観音堂や薬師寺を巡ってきたばかりなので、とても良いタイミングでの開催となりました。
円空生誕の地、羽島市にある中観音堂・羽島円空資料館 https://t.co/4aKpeTykU9 本尊の「十一面観音像」(222cm)をはじめ17体の円空仏(県重要文化財)を間近に見られます。 pic.twitter.com/Kag3Nwn8mQ
— Tak(たけ) @『いちばんやさしい美術鑑賞』 (@taktwi) October 13, 2024
円空は、材となる「木」に神仏の姿を観想し、魂を込めてその姿を彫刻しました。所謂「立木仏」です。現在も飛騨・千光寺には、生木に直接鉈を下ろした像高ニメートルを越す「金剛力士立像」が残されています。
「金剛力士立像」は、大きすぎて今回は展示出来ていませんが、雪が解け春になったら千光寺まで観に出かけるつもりです。
円空のあしあと
https://recommend.jr-central.co.jp/gifu-tabi/enku/
丁度良きタイミングで、JR東海さんが「円空のあしあと」キャンペーンを行っているので(2月1日~6月30日)これに乗っかり出かけてみつつもりです。
「白山妙理大権現坐像」小川神明神社
「立木仏」の木に樹神が宿る思想は、樹木を形成する森林、周囲の山岳の神にも及んでいます。それらは、平安時代の樹木信仰「立木仏」に源を求めることができます。
円空は日本各地を行脚し何万とい
2025-02-03
山田太一の「沿線地図」
TBSのBS放送で「それぞれの秋」に続いて、山田太一の1979年の連続ドラマ(15回)の「沿線地図」をやっていたので、録画しては観ていた。面白かったが、納得できない部分もあった。これは山田が先に同題の小説を書いて、それを脚本化したもので、「岸辺のアルバム」と同じ形式である。
東急東横線沿線が舞台で、一橋大を出たエリート銀行員(児玉清)と妻季子(河内桃子)の一人息子で高校三年の志郎(広岡瞬、新人)と、電気屋をやっている藤森(河原崎長一郎)とその妻麻子(岸惠子)の一人娘の道子(真行寺君枝)が、学園祭で知り合ったのをきっかけに駆け落ちして同棲するという話だ。
志郎は成績もよく、東大へ行くことを期待されていたが、大学へ行っていい会社へ入るみたいな安定した軌道に乗るのが嫌になり、「生き生きした」人生を送りたいというようなことを言う。山田太一はこの「生き生きした」という言葉を時々肯定的な意味で使う。親たちは驚き、二人を説得するのだがきかないで、二人は東中野の小さいアパートに住んで、淀川青果市場などでアルバイトをして生活している。電気店のそばにある「かもめ」というスナックの23歳のマスターの鉄太郎(新井康弘)が二人にはじめ金を貸してやり、親たちもよくこのスナックで会うことになる。主人公は当時フランスから帰国して出演していた岸惠子である。
岸惠子は47歳だが輝くばかりで、とても電気店のおかみさんには見えない。児玉清はまるでインテリのようだが、実際学習院大の独文科へ行って学者になろうとしていた人だから当然だろう。
終わってから山田の原作小説を借りてきて比べてみたが、基本的な筋は変わっていない。鉄太郎の母親が入院していて、死ぬかもしれないと鉄太郎が不安になる脇筋は原作にはなかった。原作で最後に、児玉と岸が東京一周をする時に女子学生が倒れて死んでしまうのに出くわすのは、ドラマにはなかった。
私が釈然としないのは、二人が同棲する前に、セックスの話をほとんどしなかったことで、ドラマでは児玉清がちらっと口にするが、原作ではそれもわりあいちゃんと書いてあった。あと広岡瞬はドラマではよく読書をしていたが、どういう本を読むのかが分からなかった。だが原作では、ニーチェとかパスカルとか言っていた。
もっとも、最終的には、高校も中退して同棲して、それで何になろ
How to Measure Famine
Alex de Waal
In her short film, The Food Chain (2002), Ariella Aïsha Azoulay asked Israeli officials whether the people of Gaza and the West Bank were suffering from hunger. ‘The state is humanitarian. The army is humanitarian,’ Lieutenant Colonel Itzik Gorevitch of COGAT (Co-ordination of Government Activities in the Territories) told her. ‘First of all, there is absolutely no...
During the past year, as starvation started to appear in Gaza, Israel has clashed with the United Nations and aid agencies over the very nature and significance of data on humanitarian catastrophe.
Diary
Defending Mr Jefferies
Patrick McGuinness
Aweek before Christmas in 2010, a young woman called Joanna Yeates disappeared from her home in Bristol. I remember first hearing about it on the car radio, my attention snagged, as it always is when Bristol is on the news, because that’s where I went to school. The fact that Bristol is a big place has never prevented me thinking I know it well
[ 2025/02 ]
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 » Next
2025-02-03
com 2025-02-03 10:11 読者になる
2025-02
2025-01-27
2025-01-27
⚫︎待望の、マルドロールちゃんのうたの最新動画がきた。今回は、過去に書かれたテキストの紹介だが、今、こんなに際立って「知性」を感じさせる語りが他にあるだろうか、と思う。知性、自虐、アイロニー、ユーモア、毒…、そして繊細で緻密。知的である(知としてあることが愚劣としてあることである)というのはまさにこういうことなのだと納得させられ、そしてとにかくひたすら濃くて、楽しくて、面白い(それにしても濃い毒であるが)。こんなにすごいことを言っている人、他にいる ? と、ただただ驚嘆する。
・文学フリマで書いた文章を公開します マルドロールちゃんのうた
https://www.youtube.com/watch?v=1W2l_goV12A
フーリエについての動画。
・シャルル・フーリエ『愛の新世界』 マルドロールちゃんのうた
https://www.youtube.com/watch?v=xmBjoIE7RS0&t=1488s
⚫︎早速、とりあえず二つのテキストをプリントアウトした(長いテキストは紙じゃないと読めない)。
furuyatoshihiro 2025-01-27 00:00 読者になる
広告を非表示にする
2025-01-26
2025-01-26
⚫︎「ガンダム ジークアクス」、地元のシネコンでも観られるんだな。
というか、アニメからけっこう関心が離れてしまっているので、庵野秀明(スタジオ・カラー)がガンダムをやるということを、そもそも知らなかった。監督が鶴巻和哉で、シリーズ構成が榎戸洋司というのは、「トップ2」の延長としての「ガンダム」ということなのか。
庵野秀明にはヴィジョンと衝動はあるが思想がない、とぼくは思っていて、だから、(もはや衝動は薄れて)思想を前面に出してくると「シン・エヴァ」のように無惨なヴィジョンのハリボテみたいなことになってしまう。
あるいは、宮崎駿には「思想」がないわけではないとしても、それよりヴィジョンが上回っている。宮崎には、庵野に比べれば一貫した「思想」があるかも知れないが、その「思想」自体は特筆すべきほどのものでもなく、宮崎の作品を優れたものにしているのは、あくまで彼が構想する(そして実際に作り出す)ヴィジョンの力だろう。『君たちはどう生きるか』などを観ると、改めてそれを強く感じる。
(ジブ
ユンガーたちは、車から降りて、コーカサス兵たちが掘っておいた一人用の細い縦穴にそれぞれ飛び込んで身を潜めました。爆撃を受けて泥が粥のように穴に流れ込んできました。ユンガーがうずくまって下を見ると、何と青いドリプタが穴から這いあがろうともがいています。彼は、こうした場合に備えてもっていた小さなスコップで泥をかき出し、細長いガラス瓶の中にドリプタを入れました。ガスマスクを忘れることはあっても、これらの必携品を忘れたことはありません。いつ何時、幸運が舞い降りてくるかわからないからです。
前に、切株を割ってオサムシをとる話をしましたが、古い切株は甲虫の宝庫です。第二次大戦末期、キルヒホルストの野原で、ユンガーは民間突撃隊の隊長として後方の部署についていました。辺りには隊員は一人もいず、彼はゆっくり瞑想しようと、樫の老木の大きな切株に腰掛けました。その時、一匹のカンタリーデ(ジョウカイボン)が茂みから飛んで来て、切株の上を這い回りました。一体、ここに何の用があったのだろう。ここに真っ直ぐ飛んで来たところを見ると、目指すものが近くにあるに違いない。するとカンタリーデはじっと動かなくなり、その場でぶるぶる震えはじめました。目を凝らして見ると、何とカンタリーデは愛の営みをしているのです。相手の雌は木目の中に隠れていて尻尾を出しているだけなので、それと気づくまでは暇がいりました。雌は城内の小部屋で成人したお姫様のように、おそらく、それまでにこの切株の中から外に出たことはないのでしょう。目に見えぬ波長か、匂いか、あるいは光を発して彼を誘ったのか、いずれにしても、それは一瞬の愛の祝宴でした。
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28
2
2
saebou
豫定は未定
funaki5
funaki5
今後
↑ページトップ
2025年02月↑
nagase13
nagase11
nagase13
nagase13
nagase11
nagase11
01 | 2025/02 | 03
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 -
2025年2月に見たい展覧会【DIC川村記念美術館 1990–2025/サルバドール・ダリ/おかえり、ヨコハマ】
2025-02-01 / 予定と振りかえり
2月は春に向けて多くの展覧会がはじまる時期です。今月に見たい展覧会をリストアップしました。
展覧会
・『恵比寿映像祭2025 Docs ―これはイメージです―』 東京都写真美術館(1/31〜2/16)
・『川崎祐 わたしの知らない場所の名前』 横浜市民ギャラリーあざみ野(1/25~2/23)
・『HAPPYな日本美術―伊藤若冲から横山大観、川端龍子へ』 山種美術館(12/14~2025/2/24)
・『小西真奈 Wherever』 府中市美術館(12/14~2025/2/24)
・『LIFE SCAPER in SAITAMA ARTS THEATER』 彩の国さいたま芸術劇場(1/21~2/24)
・『読み解こう!北斎も描いた江戸のカレンダー』 すみだ北斎美術館(12/18~2025/3/2)
・『瑞祥(ずいしょう)のかたち』 皇居三の丸尚蔵館(1/4~3/2)
・『開館記念展 Ⅱ 琳派から近代洋画へ―数寄者と芸術パトロン 即翁、酒井億尋』 荏原 畠山美術館(1/18~3/16)
・『生誕120年 宮脇綾子の芸術 見た、切った、貼った』 東京ステーションギャラリー(1/25~3/16)
・『企画展 花器のある風景』 泉屋博古館東京(1/26~3/16)
・『仏教美学 柳宗悦が見届けたもの』 日本民藝館(1/12~3/20)
・『ル・コルビュジエ 諸芸術の綜合 1930-1965』 パナソニック汐留美術館(1/11~3/23)
・『武士の姿・武士の魂』 大倉集古館(1/28~3/23)
・『生誕190年記念 豊原国周』 太田記念美術館(2/1~3/26)
・『MOTアニュアル2024 こうふくのしま』 東京都現代美術館(12/14~2025/3/30)
・『坂本龍一 | 音を視る 時を聴く』 東京都現代美術館(12/21~2025/3/30)
・『円空仏』 三井記念美術館(2/1~3/30)
・『片桐石州の茶』 根津美術館(2/22~3/30)
・『DIC川村記念美術館 1990–2025 作品、建築、自然』 DIC川村記念美術館(2/8~3/31)
・『堀内誠一展 FASHION・FANTASY・FUTURE
ベン・リヴァース+ベン・ラッセル – 闇をはらう呪文(A Spell to Ward off the Darkness)
Film/Video · Music
February 2025
01 | 2025/02 | 03
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 -
イシバノミクス・雇用と消費で見ていく景気
2025年02月02日 | 経済(主なもの)
12月の商業動態・小売業は前月比-0.8で、10-12月期は前期比-0.3となった。10-12月期の消費は、これほどCTIマクロが激しく動いていないので、名目で前期比+0.6くらいかと見ている。むろん、実質では、CPIが前期比+1.1も上がっているので、マイナスに沈む。消費は、可処分所得の増加を背景になんとか食らいついている形だが、これが破綻する前に、早く実質プラスに持ち込みたいところだ。
12月の経済指標が出て、10-12月期のGDPは実質前期比+0.3かと思う。消費が沈んで、設備投資は若干のプラスでも一進一退の範囲にとどまり、輸入減で外需が押し上げ、在庫減が下げるといった構図であり、実質だと弱さが目立つ。名目では、消費は伸びているので、やはり金融政策で円安を何とかしないといけない。円安でも、定番の輸出と設備投資には頼れない状況であり、日本も米国に似て、雇用と消費が景気動向のカギになっている。
消費の中身を商業動態で見ると、食料品は、物価が上がっているのに、売上が停滞していて、物価高についていけなくなっている。これが食料品以外にも拡がらないか心配だ。消費の背景にある雇用は、10-12月期の労働力調査は、就業者が前期比+14万人、雇用者が+9万人で、過去最高を更新している。ニッセイ研の斎藤太郎さんも過去最高を指摘していて、ここはポイントだ。
7-9月期の家計GDP速報では、可処分所得の収入の寄与度が+1.0に対し、公的負担が-0.7と足を引っ張ったものの、前期の収入の高い伸びもあり、家計消費(除く帰属家賃)は前期比+1.0としっかり伸びていた。10-12月期も、雇用者報酬は、10,11月は前期比+1.0と伸びており、期待できる状況にある。あとは、公的負担が邪魔しないことで、再分配に十分配慮することが必要である。
(図)
(今日までの日経)
「スマイル」も安いニッポン。年金改革、「氷河期」に届くか。マグロ完全養殖ほぼ消滅。就業者最多6781万人 昨年34万人増。社説・野党は負担軽減の手柄争いから脱皮せよ。人口、東京集中に拍車 女性・若者の流入多く。スタバが立地別価格。
2025-02-02
週刊俳句 第928号 2025年2月2日
第928号
2025年2月2日
■冬が終わるので、冬の句を。とはいえ、そんな詰め合わせはあまりない。
……西原天気 ≫読む
■八上桐子 塔の先の橋を渡って溶ける ≫読む
■小林すみれ ほんの小さな光 ≫読む
■田中目八 立てる ≫読む
■浅川芳直 Difficult ≫読む
■叶裕 Parfait ≫読む
■コーザ・ノストラ「マーマレード」 ≫読む
■後記+執筆者プロフィール……福田若之 ≫読む
Posted by wh at 0:09 46
アジフライは「朗らかで、優しく、幸いを象徴する」
はじまりのアジフライ
アジフライが好き、と言うとどんなアジフライも好きなように伝わってしまうだろうからあまり口外しないようにしている。 正確に言うならば、私は自分で作った出来立てのアジフライが好きなのだ。 三枚おろしにした切り身を大雑把に揚げた、なにも飾らない純粋なアジフ…
蟻は今日も迷路を作って
食べ
「珈琲の匂いを楽しみながらぼーっとする」ことが好き
自宅で一人珈琲
今日は趣味の文具・手帳の話ではなく、珈琲の道具のお話。 趣味、と呼べるほど凝っているわけではないが、自宅で珈琲を飲む時は挽いた豆をペーパーフィルターで淹れている。かっこよくいうと、ハンドドリップ。一見難しそうだけどかなり簡単だ。以前も書いたことあるネ…
手帳の湖
珈琲
軽くて小さなドライヤーは「風量すごすぎてマジで笑った」
2024年に買ってよかったもの
1月だからまだいけるやろ!の気持ちで唐突に2024買ってよかったものを発表します! 前まではこういう話題日記の方の別館に書いてたんだけど、あっちは輪をかけて読まれない気がするのでもうこっちに書いちゃうことにしました。 そして書いてみたら、9割がたコスメおよ…
その他生活
若い頃の写真には「今のほうが優しそうですね」が正解
1月1日~1月10日の日記 言葉を間違えなかった飲み会 一人反省会は無し
1月1日(水)今日から2025年、令和7年。おやつに、毎年恒例とらやの干支羊羹を食べる。「春日の巳」という名前の羊羹。「春日」は春の日の光を表す季語で、「春日の巳」は、やわらかな日差しを受けて進む蛇を羊羹で表したもの だそうだ。 お昼に年越しそばの残りをいただ…
しめの日記帳
日記
「インターネットは今や現実世界と地続き」
「もう二度とSNSができない身体にしてほしい」、あるいは本当は恐ろしいインターネット
セルフィの死 作者:本谷有希子 新潮社 Amazon 読んだ。ネタバレあり。 SNSに自撮りを投稿して「いいね」をもらうのを生きがいにしている女性の物語。 彼女にとっては人間の価値=フォロワー数。 なぜそんなにもフォロワーから承認されなくてはいけないのか。「いいね」…
生存記録
ネット
「構造的無能化」から抜け出すためには、対話が必要
企業変革のジレンマという本が素晴らしかった
宇田川元一さんの著書「企業
2025-01-31
■
日録
買ってきたカテリーナ・バルビエリの『Myuthafoo』を聴く。表題曲は悪くなかったが《Alphabet of Light》がいちばん好みだった。
ama2k46 2025-01-31 23:24 読者になる
広告を非表示にする
買ってきたカテリーナ・バルビエリの『My…
2025-01-31
noteに過去原稿
テキストデータが失われても印刷したものが残っていれば、スマホのOCRを使って容易に文字データ化できると最近になってようやく知った。で、過去原稿を続々とnoteにアップしている。
最近公開したのは以下のもの(カッコ内は初出年)
京極的字面とリズム ――京極夏彦『巷説百物語』(1999年)
世界の断片化と光の明滅――瀬名秀明『ブレイン・ヴァレー』(1998年)
オウム系カルトの臨界点 --竹本健治『闇に用いる力学 赤気篇』(1997年)
すれ違いと生まれかわりの迷宮――貫井徳郎(2000年)
『多重人格探偵サイコ』と14歳の共闘-- 内面の崩壊をめぐる大塚英志論(1998年)
バーコードが見せる悲痛な夢――大塚英志『多重人格探偵サイコ 雨宮一彦の帰還』(2000年)
二〇〇五年の「風来坊」――『細野晴臣インタビュー THE ENDLESS TALKING』を読む(2005年)
テクノの悲喜劇(2003年)
ヘタウマを擬態したYMO――サブカル雑誌上での“浮気なぼくら”(2003年)
こちらからどうぞ(https://note.com/endingendless)
最近の自分の仕事
-〈アフタートーク 著者×担当編集者〉第19回『不夜島(ナイトランド)』荻堂顕(作家)×古舘遥(祥伝社)の聞き手・構成 → 「ジャーロ」No.98
ジャーロ No. 98
光文社
Amazon
ジャーロ dash No. 98【無料版】
光文社
Amazon
ending 2025-01-31 20:24 読者になる
広告を非表示にする
noteに過去原稿
Thursday, January 30, 2025
ヘイト・クライム禁止法(222)ジョージア
ジョージア政府がCERDに提出した報告書(CERD/ C/ GEO/9-10. 29 September
2020)
*
前回報告書について、『序説』六二〇頁。
*
二〇一四年、差別撤廃法が改正された。二〇一七年五月、刑法改正により、刑法第五三一条に人種差別に関して、量刑の下限を一年とする刑罰加重事由が盛り込まれた。量刑は裁判官の裁量ではなく一年以上の下限に拘束される。
二〇一九年二月、差別撤廃法が改正され、雇用、健康、教育、社会サービス領域にも適用されることになった。
二〇一八年四月、「人権保護国内戦略・行動計画二〇一八~二〇」を決定した。差別防止の施策実施を求めている。差別とヘイト・クライムの捜査と訴追、差別とヘイトに関する啓発キャンペーン、法令における差別的条項の削除を定めた。
二〇一九年二月、公務員・政治家によるヘイト・スピーチ予防のため、「国会議員倫理綱領」を採択し、綱領第二項は人種、皮膚の色、性別、宗教、その他の事由に基づくヘイト・スピーチ禁止原則を設けた。綱領第三項によると、議員はその職務に当たって、尊厳を損なうスピーチ、攻撃的スピーチ、性差別主義やヘイト・スピーチを禁止される。
二〇一九年五月、査察官職務法を制定し、人権侵害犯罪の独立かつ実効的捜査を担当することにした。法執行機関や公務員による犯罪や差別に基づく犯罪を管轄する。
二〇一八年一月、社会構成員の権利と自由を保護するため、人権擁護庁を設置した。不寛容に動機を有する差別犯罪の捜査を監視する。不寛容に動機を有する差別犯罪の認定と捜査に関する勧告を行う。
二〇一六~一九年、憎悪動機の刑事事件は六三一件であった。一六年は六三件、一七年は八六件、一八年は二一〇件、一九年は二七二件である。刑事訴追されたのは四二二人であった。一六年は四四人、一七年は四四人、一八年は一五一人、一九年は一八三人である。
二〇一六年の六三件のうち、国民的動機は一件、民族的出身は三件、宗教は二七件、人種差別は四件。刑事訴追された被告四四人のうち、性的指向は四人、宗教は一六人、性差別は三人、国籍は四人、差別は一四人。
二〇一七年、刑事訴追された被告四四人のうち、性的指向は四人、ジェンダー・アイデンティは四人、宗教は二人、性差別は二五人
easter1916 at 03:45|Permalink│Comments(1)│ │批評
< February 2025 >
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28
2025年2月
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28
3 comments
Feb 1, 2025
この見方によれば、他人に対する残忍さは、たんなる想像力の衰弱にすぎないことになる。ただ、この説の唯一の欠点は、それがどう見ても間違いだということだ。(……)
想像力の働きは、決していつも有益無害というわけではない。ジェノサイド(民族の大量虐殺)を組織するには、かなり巨大な想像力を要する。銀行強盗がぶじ逃げのびるためにも、それなりの想像力が必要だ。連続殺人犯は、口にするのもおぞましい空想をたくましくしているかもしれない。世に知られる殺人的新兵器はどれも、まだ実現されていない可能性を心に思い描くことによって現実化したのだ。ウィリアム・ブレイクが幻視者の一人であるなら、ポル・ポトもそうだ。想像力自体には、創造的なところは何もない。それは何巻もの詩集を世に送り出すこともあれば、戦争を引き起こすこともある。じつは想像力は、記憶と同様、日常茶飯的な意味での必需品なのだ。(テリー・イーグルトン『詩をどう読むか』岩波書店、pp.53-54)
Feb 1, 2025
#quotes
タイトルは「読んでいる紳士の肖像」だが、調合している薬屋だろう、怪しい秘薬を調合する魔術師っぽい雰囲気もあり、いつの時代なのか、ニューウェンホーフェン1879-1973はオランダの画家
レナード「法に抗っての進歩:アメリカでの日本アニメ・ファンサブ史」(2004)
2025-01-28
佐谷画廊の軌跡 - The History of Satani Gallery
https://satani-gallery-archives.jp/
Salon_de_J 2025-01-28 23:23 読者になる
広告を非表示にする
もっと読む
コメントを書く
2025-01-28
長谷川 潾二郎
エスティメート
¥700,000~¥1,000,000
作品詳細
1969年 キャンバスに油彩 40.8×31.8cm(F6号) 画面左下にサイン キャンバス裏にもサイン、タイトル、年記 額付
「日本洋画商協同組合」鑑定登録証書
Salon_de_J 2025-01-28 02:54 読者になる
広告を非表示にする
もっと読む
コメントを書く
2025-01-27
夢人館
夢人館10人10冊
ci.nii.ac.jp
Salon_de_J 2025-01-27 17:59 読者になる
広告を非表示にする
もっと読む
コメントを書く
2025-01-26
骰子の7の目 シュルレアリスムと画家叢書
2006年に再発された6巻
日本唯一のシュルレアリスト・瀧口修造監修により、初めて本格的に集成されたシュルレアリスムの画期的画集『骰子の7の目 シュルレアリスムと画家叢書』から6巻を厳選、再編集して復刊!
www.kawade.co.jp
6巻を厳選、タンギーは?
Salon_de_J 2025-01-26 00:00 読者になる
広告を非表示にする
もっと読む
コメントを書く
佐谷画廊の軌跡 - The History of Satani Gallery
長谷川 潾二郎
夢人館
骰子の7の目 シュルレアリスムと画家叢書
イベントのお知らせ:ACUT 2024 × ソノ アイダ #東京大学 talk_04《記憶と再生のあいだ——エステティクス再考1》
2025年 1月 29日
来る2月3日、東京大学アートセンター(本郷キャンパス)で開かれるトークイベント「ACUT 2024 × ソノ アイダ #東京大学 talk_04《記憶と再生のあいだ——エステティクス再考1》」に、小社刊行『調査的感性術:真実の政治における紛争とコモンズ』(マシュー・フラー+エヤル・ヴァイツマン著)の訳者、中井悠先生が登壇されます。
中井先生のほか、「ヒロシマ・アーカイブ」や「記憶の解凍」など、出来事の記憶をテクノロジーによって追体験可能にするプロジェクトを手がけてきた渡邉英徳先生と、2人の研究室で学ぶ冨田萌衣氏との3名で、個人的な記憶と社会的な記録が交差する場におけるリアリティの創出・再生や、その過程で浮かび上がる感性/美的判断の共有について語りあいます。
当日は対面(先着20名)+オンラインでの配信となります。奮ってご参加ください。
ACUT 2024 × ソノ アイダ #東京大学 talk_04《記憶と再生のあいだ——エステティクス再考1》
日時:2025年2月3日(月)17時00分~18時30分
会場:東京大学アートセンター 01_ソノ アイダ(本郷キャンパス・通信機械室)
参加方法:対面+オンライン配信(入場無料、要事前申込み、対面は先着20名)
登壇者:渡邉英徳(工学者、東京大学大学院情報学環・学際情報学府教授)、冨田萌衣(東京大学文学部3年、考古学専修)、中井悠(東京大学総合文化研究科准教授、副産物ラボ主催)。
主催:東京大学芸術創造連携研究機構(ACUT)
共催:ソノ アイダ
詳細・お申し込みは、下記のGoogleフォームを参照してください。
https://rb.gy/fdkmo7
イベントのお知らせ (76)
2025-01-26
FKA twigs “EUSEXUA” (2025)
音楽 .Electronic .Pop
FKA twigs、才能あって得がたい資質もあるのはわかっていても、いつも盛り上がりそうなのに抑えてしまう曲が多いように思っていたところ、この “EUSEXUA” というアルバムはようやく自分にもフィットしたばかりか、これまでの物足りなさを大きく振り切った絶品になっていた。
タイトルの “EUSEXUA” という語、接辞/語基で eu-sex-ua と分けるとだいたい意味が取れるけれど、本人がいろいろなところで語っている内容では、究極的で超越的な至福感、官能の境地といったものを意図しているらしい。実際、たしかにそうとしか言えないような音楽がこのアルバム全体で貫徹されている。思想の方向性で言えば Kate Bush “Sensual World” みたいなものなのかもしれないが、造語のアルバムタイトルとしてこれほどはまっている例はなかなかないのではと思う。
楽曲としては過去以上にクラブミュージック/ダンスフロアへ傾倒している。先鋭的なドラム・インスト曲 M-4 “Drums of Death” や エキゾチック感のある M-8 “Childlike Things” などを混ぜつつも、フックが強くポップ寄りの聞きやすい曲が多い。過去の作品も基本的に複数のプロデューサーによる制作だったが、今回はそのうち Koreless が全曲に参加していて、そのあたりの影響もあってアルバム全体のクオリティ・コントロールに効果があったのかもしれない。
先行シングル M-1 “Eusexua” もよかったが、輪をかけて極上なのが M-3 “Perfect Stranger”。この曲は FKA twigs のあらたな代表曲になったと思う。
Eusexua
FKA twigs
エレクトロニック
¥204
provided courtesy of iTunes
なお、2019年の “Magdalene” および 2022年のミックステープ “Caprisongs” と本作の間にある音源として、2023年の Vogue のイベントで Opus III の名曲 “It's a Fine Day” をカバーしたものがあり、これも非常によい出来映えだったので、経過的なできごととしてメモして
2025年01月
最後の「追記」 (2025/01/23)
「雑日記」の終わりに
2025-01-26
Interlude Popper による Wittgenstein の Tractatus 批判
Wittgenstein
目次
はじめに
Popper による Wittgenstein, 『論考』批判まとめ
Popper への反論
Popper への反論特論
終わりに
はじめに
少し前に K. Popper の『開かれた社会とその敵』が岩波文庫に入った。それでパラパラとページをめくっていると、今まで知らなかったことに、そこで L. Wittgenstein の哲学に対する批判が展開されていることに気が付いた。
Popper が Wittgenstein といわゆる「火かき棒事件」を起こしていたことは知っていたし、この事件に関する翻訳書も読んでいたが、『開かれた社会とその敵』での批判は読んだことがなかった。岩波文庫の記述に興味を感じたので購入し、その部分を読んでみた。面白かったので、ここでその内容の一部をまとめ、加えて Popper の見解に対し、私のほうから簡単に、ごく簡単に異議を提起してみたい。
今回まとめるのは『論理哲学論考』(以下『論考』) に対する Popper の批判である。彼は『哲学探究』 (以下『探究』) についても批判しているが、『探究』批判は素描にとどまっており、またこの批判に対する反論も比較的容易であろうと個人的には想像されるので、『探究』批判のまとめはここに記載しない *1 。
また、ここに記載する、私によるまとめと異議は、十分な検討を経たものではなく、大変未熟なものである。そもそも私は Popper の哲学の専門家でもないし、Wittgenstein の哲学の専門家でもない。以下では間違ったことを書いている可能性もある。そのため、このあとを読まれるかたは距離をよくよく取りながら読まれるよう注意してもらいたい。
加えて、私は Popper に与する者でも Wittgenstein に与する者でもない。論争でどちらが勝とうとも、どちらが負けようとも、どちらでもいい。私にとって Popper は無駄に polemical に過ぎて、ついていけない。Wittgenstein は無駄に神秘的で深淵過ぎて、ついていけない。だからどちらにも肩入れする気にはなれない。
ただ今回は、Popper による Wittgenstein 批判を
しばらくお休みします
事情により、ブログの更新を、今後もしばらくお休みにします。
2025.01.26 Sunday
その他 | permalink Tweet
しばらくお休みします (01/26)
その他 (53)
January 2025 (1)
2025年1月24日
村上仁美氏の作品集「生きている花の庭」出版記念作品展を見て
村上仁美:赦しの抱擁
村上仁美氏の作品集「生きている花の庭」出版記念作品展を見て
ルカ 小笠原 晋也
陶芸彫刻作家 村上仁美氏の作品集「生きている花の庭」出版記念作品展を 銀座の蔦屋書店内のギャラリーで 見てきた.
彼女の作品に初めて出会ったのは,2018年03月のことであった.
この「根の国」と題された少女の立像 — それは,Paul Delvaux の Femmes-arbres に着想を得ているが,その独創性は 下腹部に大きく口を開いている穴に存する — の衝撃は,今でも憶えている.それは,わたしが「否定存在論的孔穴」(trou
apophatico-ontologique, apophatico-ontological hole) —「否定存在論」(ontologie
apophatique, apophatic ontology) という用語を着想したのは 2016年のことである — と名づけた 源初論的な かつ 還元不可能な 穴(勿論,それは どこかに観察可能なものとして存在しているわけではない;しかし,それは,精神分析の臨床においては 無の穴,死の穴 そして 罪の穴として 経験される)そのものの 非常に見ごとな芸術的造形である.それをそのように成し遂げ得ているのは,わたしが知る限り,全世界で ただ村上仁美氏のみである.
それゆえに,わたしにとって彼女の作品のなかで特に印象に残るのは,「根の国」と同様の 女性の身体における否定存在論的孔穴の造形 — たとえば,2019年の作品 Wonderland in Alice — である.
今回の展示においても,期待どおりの すばらしい作品 — Janus
as a Pergola — に出会うことができた.
それは,前から見ると,白い植物少女であるが,後に回って見ると,黒い植物少女である.背中あわせのふたりは 互いに両手を握りあっている.彼女たちの皮膚表面には 蔦のようなものが絡まっている.そして,腹部には ふたりを貫く穴が 大きく口を開いている;その中は 薄ぐらい 深い森のなかのようであり,そして,腐敗した落ち葉のなかに蛆のようなものもわいている.死の穴としての否定存在論的孔穴の 無気味にして とても美しい 造形である.
しかし,