読書の参考になるサイトid:seori 2/14ページ ▽ 虚実日誌 ●05/15 02:07 2025年5月12日 (月)「修道士ファルコ」青池保子著。これまでに、何度も(図書館のぶんなどで)繰り返し読んだ作品だが、姉妹編の「ケルン市警オド」の最新刊を友人に借りれることになり、一番判型の大きいJetComics版で(通常コミックスより少し大きいだけだけど)読み返した。カトリックの修道院という中世の一見地味な舞台が、こまごました歴史・風俗の描写とユーモア、時にアクションまで交えた一大エンタティンメントになっちゃうんですよね。ちょっぴり現代的な文言がポロリポロリとまじりこむ、掛け合いのセリフの楽しいことといったら。現代人に媚びているのではなく、昔も今も、人間たちが集まり作る社会には、やはり通じるものがあると感じさせてくれて流石の話運びです。ああ!やっぱり!やっぱり買って手元におきたいなあ(T_T)青池さんのマンガはどれもこれも良いんだけど、だからなるべく本は買わずに図書館 ▽ エスペランサの部屋 Esperanza’s Room ●05/15 01:27 2025/05/12J・M・クッツェーとマリアナ・ディモプロスの共著今回もまた、まず最初に出版されたのはスペイン語版だ(写真右)。タイトルは Don de Lenguas(言語の贈り物)。最近、JMクッツェーは英語より4ヶ月ほど先にスペイン語訳を出版する。表紙にはクッツェーとディモプロス、そしてそのあいだにこちらに背を向けた男性が写っている。でも、よくみるとこれは彫像。おそらくプラド美術館で撮影されたもだろう。共著者のMariana Dim〓pulos はクッツェーの最新長編小説『ポーランドの人』を翻訳したアルゼンチンの人で、スペイン語版 Don de Lenguas の翻訳者としては Esther Coross の名前が記されている。つまりクッツェーとディモプロスのやりとりは英語だったことがわかる。数日前に出版されたばかりの英語版 Speaking in Tongues (米国 ▽ たむ読書日記 ●05/14 23:56 2025-05-14『花嫁は二度眠る』泡坂妻夫(光文社文庫)★★★★☆ミステリ『花嫁は二度眠る』泡坂妻夫(光文社文庫)親本1984年4月刊行。富樫幹夫は従妹の蘇芳貴詩から、会わせたい人がいるから新宿のホテルに寄ってほしいと電話で頼まれた。小野口刑事からも面会を打診された幹夫は、新宿のホテルで待ち合わせることにした。四月前、二人の祖母である蘇芳カナが殺害された件だ。カナは「皺鬼」と呼ばれる女帝だった。孫娘の貴詩を目の中に入れても痛くないほど可愛がり、先妻の子である幹夫の母・勝江を邪険に扱い屋敷から追い出してしまった。それがどうしたわけか喜寿の祝いに勝江たちを呼び寄せた。喧々囂々の翌朝、カナは鴨居から首を吊った状態で発見された。発見者は息子の龍太であり、幹夫と婚約者も現場にいた。その後の調べでカナは絞殺されたあと吊るされていたことが判明していた。婚約者の島夕輝子とともに新宿に着い ▽ 福岡県弁護士会 弁護士会の読書 ●05/14 17:15 2025年5月14日ブラック企業戦記司法(霧山昴)著者 ブラック企業被害対策弁護団 、 出版 角川新書昔ながらのタコ部屋のようなところに寝泊まりしながら働かされていたという人の訴えを私も聞いたことがあります。なんですぐに逃げなかったのかと尋ねると、ともかく怖かった、自分が逃げたら新兄弟にどんな仕返しされるか分からないし...、という話でした。経営者は本物のヤクザだったようです。この本では、一見するとまともな会社なのですが、会社のなかはひどくて、まるで治外法権の無法地帯。社長は、オレが王様なんだから、従業員はみんなオレの言うとおり奴隷になって働け、そんな会社と社長がフツーに登場します。この本のオビには、こう書かれています。日本中に存在する、驚きの無法地帯。会議で社長がハグを強要。上司が若手社員を丸刈りに。0泊4日の寝させない新人研修。いやはや、驚くばかりのトンデモ会社(ブラッ 4.<前5 6.次5> 0.はてなアンテナトップ 8.このページを友達に紹介 9.このページの先頭へ □ヘルプ /お知らせ □ログイン □無料ユーザー登録 □はてなトップ (c) Hatena