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・「礼儀は、じぶんを守ってくれる」
ということばを、そういえば何度か聞いた。
きっといろんなところで、いろんな人に受け継がれて、
生き方の「知恵」として伝わっているのだろうと思う。
昔のじぶんにも、いまのじぶんにも教えてやりたいと思う。
礼儀は守るべきもの、と教わったときには反発していた。
礼儀を守っているように見える人が、
実際にどの人なのか思い当たらなかった。
礼儀を守っていていい感じだな、と思えるような人も、
どこにいるだれなのだろうという感じだった。
だんだん、大人に近づいてくると、
ドラマや小説などのなかに、
礼儀を守っている人が登場するのを知ることになる。
ただ、少年や青年が興味を持って惹かれるのは、
礼儀を守らない主人公のほうだった。
かっこいいというイメージのなかには、
「礼儀なんか気に留めない」という姿勢があった。
そういうヒーローも魅力的だったけれど、
さまざまな理不尽や困難のなかで、
人に対する礼を失わない人がいることも知っていった。
そういう人のことを尊敬するような気持ちも、
いつのまにかじぶんのなかに蓄積されていた。
礼儀を守らないヒーローも、
礼儀を守るヒーローも、どちらにも共通するのは、
「礼儀がいちばん大事なことじゃない」
という感覚だったようにも思える。
礼は、とても大切なもので、
礼を重んじる態度を守れる人を、人は尊敬する。
そして、さらには、礼がいちばん大事なのではないと。
いやいや、むつかしいなぁ、そう言うと、
「礼儀は実は大事じゃない」という結論に近すぎるかな。
だいたい、ぼくは今日の書き出しを
「礼儀は、じぶんを守ってくれる」から始めたのに。
どうしても「礼儀がいちばん大事」だとは言えないのだ。
そして、さらに、礼儀はとてもとても大事なのではある。
やっぱり「礼儀は、じぶんを守ってくれるよ」と、
それくらいのところに結論を浮かしておくのがいいかな。
で、ついていくなら礼のある人、ということになりそうです。
人はどういう思いで積読するのか? 12人の積読家へのインタビュー『積読の本』
読むスピードより買うスピードの方が早いのだから、棚からあふれた本が積まれていくのは当然のこと。後はフトコロと置き場所と罪悪感の折り合いをどうつけるかの話にすぎぬ。
にもかかわらず、積読ネタの本が出回っているのが面白い。積み人たちそれぞれの言い分(言い訳?)を聞いていると、「あるあるw」と首がもげるほど頷いたり、「こいつ正気か?」とドン引きしたり、楽しいひとときとなった。
「なぜわたしたちは本を積んでしまうのか?」と問いかけながら、12人の積読家たちの溢れんばかりの書棚とともにインタビューしたものがこれ。全員が全員、答えが違っているのが面白い。
本棚に入れてしまうと積ん読じゃない
読まない本を買っているのではなく、自分のための図書館を建てている
モノとして残らない電子本は、浪費している気がする
背表紙が見えない本は他人の本みたい
私の感覚と違っているのが、「積ん読に罪悪感をおぼえる段階は通り過ぎた」という人。その気持ちは分かるし、そう言えれば自分を慰めることだってできるのだが、こうなったらオシマイだと思っている。
積ん読になってしまうのは仕方ないとしても、そこに後ろめたさを感じつつ、新たに買ってきてしまう業に身を焦がすのが人の常。積読は必要なんだと自分に言い聞かせ、まだ読んでない本がこんなにあるという喜びと、これらを読む前に自分の命が尽きるだろうという焦りに挟まれる。読みたいけど積んでしまう、アンビバレンツな煩悩が積読なんだ。
しかし、そこを開き直ってしまうのは、やせ我慢を通り越して危うさを感じる。
私の、生物としての命が尽きるよりも、かなり前に、本が読めなくなるだろう。目がかすれ、集中力が落ち、なによりも体力が続かなくなる(そう、本を読み通すのには体力が必要だ)。寿命よりも健康寿命が短く、健康寿命よりも読書寿命はもっと短い。
その時は、罪悪感どころか、はっきりと後悔することは目に見えている。山を前にして、なによりもまず、自分自身が許せないと責めたくなるだろう。
そうなる前に、「読みたい!」と感じる本は、わずかでも齧っておきたい。味読できるうちに、楽しめるうちに、味わっておきたいのだ。積読には賞味期限がある。おいしく味わって読める時間は、あとわずかだ。
そうではなく、単に「あとで読む」「いずれ使う」と積んでいるだけの人にとっては、それは「本」などではなく「資料」なのだろう。
全部が全部とは言わないが、学者や作家、編集者が蒐集しているのは飯の種に過ぎぬ。面白さや楽しさよりも、飯の種を「読んでいる」のではなく「参照している」のだ。そのフトコロから出した代金のいくばくかは経費として落ちる資料と、なけなしの財布をはたいて買い求めた挙句、わたしの傍で焦燥感を掻き立てている山は、本という形をしているものの、別物なんだという気になる。
どうあがいても焦っても、読めないものだとあきらめても、読むしかない。コツコツと積んでは崩し、積んでは崩していくのだろう。
12人の積読感に触れながら、そんなことをつらつらと思った。
2024-11-09
「侍タイムスリッパー」
監督・脚本は安田淳一さん。単館上映の自主製作映画が評判が評判を呼びあれよあれよと今や全国326館に拡大、大大大ヒット上映中という、「カメ止め」現象を彷彿とさせる話題の作品です。私はエンタメに生きる女として、「大勢の人が良いというものには必ずそれだけの理由がある」と信じていますので、こういうビッグウェーブには積極的に乗っていきまっせ~!ということで足を運んできましたよっと。
筋書きは非常にシンプルで、会津藩の侍が長州藩の侍と一騎討ちになるところにわかの大雨、大きな落雷のあと目が覚めると現代の京都にタイムスリップしてしまう。折しもそこは時代劇撮影所、タイムスリップした侍、高坂新左衛門は撮影所で助監督を務めていた優子や、行き倒れの高坂の面倒をみる親切な住職夫婦と出会い、次第に時代劇の「斬られ役」にやりがいを見出していくが…というストーリー。
脚本としてすごくトリッキーというわけではないんだけど、ちゃんと観客に驚きを与えてくれる展開もあって、シンパシーとワンダーの配分が絶妙でしたね。あの人がまさか!という驚き、そんな展開になるんだ!という驚き、同時にそれぞれの登場人物の思いにちゃんと沿えるから観客も無理なく作品にのめり込めてしまう。あとところどころにしっかりユーモアが効いているのもすごく好きだった。
「時代劇」が作られなくなっていることへの危機感は多くの人が語るけれど、それを「本当に過去からやってきた人」が「あの時代に必死に生きていた人間の縁を消したくない」という動機から語らせるのはむちゃくちゃ新鮮でした。
高坂を取り巻く「時代劇にまつわる人びと」がみんな、個性と愛嬌があってかつ、時代劇を愛している人たちとしてスクリーンにいるのも良かったですね。心配無用ノ介、あんなの好きにならないわけない。高坂がショートケーキを食べて「この国はよい国になったのですね」と涙するシーンは、住職夫婦のさりげなさも相俟ってむちゃくちゃ胸を打たれるシーンだったな~。
でも何よりこの映画の芯を支えているのは、チャンバラ、活劇、殺陣への愛じゃないでしょうか。高坂と風見が長い時を超えて「真剣で」相まみえる。そのシチュエーションにもっていくまでの展開も良いし、観客が思わず手に汗を握ってしまう「立ち回り」を、斬れば血が出る命のやりとりを目撃する。あの緊迫感たるや。あれはほんとうに、一見の価値があります。
舞台では何度か拝見していた山口馬木也さんの実直な会津藩士ぶり、すごくよかったな~。高坂と風見がこう、ぜんぜん違うタイプなのに芯でわかり合う感じ、うんうん、そうそう、こんなんなんぼあってもいいですからね…とぎゅんぎゅんに美味しくいただいてしまった私だ。あと何といってもエンドロールを見ていてビビったのが、監督・脚本の安田淳一さんの役割の多さ!10回以上クレジットされてましたよね。ご自身の貯金と車の売却代金と助成金で制作したと聞いて手弁当すぎる!と思ったし、これをきっかけに今度はもっといっぱいお金が使える映画が撮れるといいですね…!と思いました。劇中の台詞ではないけれど、いい仕事をしていれば、いつかどこかで誰かが見ていてくれる、それを地で行くような作品だなと思います。私が観たときもまだまだいっぱいお客さん入ってたので、さらなるロングランが期待できそう!
peat 2024-11-09 17:00 読者になる
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2024-10-25
「THE STUBBORNS」THE ROB CARLTON
ABCホール D列11番
作・演出 村角太洋
THE ROB CARLTON新作!今回は冒頭のごあいさつで「今作は、バッソ、ドルベルト、ファロニア、3人の30年前の一夜とその30年後の一夜を描いたコメディです」と紹介があったとおり、政財界の大物の2世、右腕、後継者を思わせる3人が、母国語ではない「日本語」で重要な意思決定の前のすり合わせをとある有名なホテルの一室で行う…というシチュエーションで展開されるというもの。
劇中ではマッケンジールームと仰ってましたが、モデルになってるのは帝国ホテルのフランク・ロイド・ライトスイートなのかな~。登場人物3人の背後には大物がいる、という雰囲気を匂わせるけど、国籍や母国語含めて詳細は舞台の上では明かされない。ただひたすら、母国語でない言葉でのコミュニケーションによる小さな勘違いを実に巧みに見せていくんですよね~。
それだけでも十分面白いんですが、その最初の一夜からの30年後、3人はあの記念すべき一夜を振り返るが、それぞれの記憶がまったく噛み合わない!!そして、歳をとってさらに「頑固者たち(STUBBORNS)」になった彼らはまったくそれぞれの主張を譲らない。そこ
悪態の小部屋
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2022-12-24
NFK2022好きな男アンケート、今年も意地でやるぞ
この記事はほぼ去年のコピペです! 意地でも今年もやります NOMACHI FAN KANSHASAI (ローマ字!)略して、
NFK2022、好きな男アンケート!!
今年も、ただ「好きな男」を投票してもらいそれを集計してランキングをつけて盛り上がる、というお祭を開催します。ツイッターで投票していただきます!「1年間、私を応援したり私の書いたものを読んだり見たりして私の生きる糧となってくれてありがとうございます」の思いを込めてやっております。果たしてツイッターがいつまで存在するか、怪しくなってきましたけど。
去年のアンケート時、私のフォロワーは175618人だったようですが、この記事を書いている現在181879人だって。ペースは鈍化したけど一応まだ増えてるな。今年もコツコツ1人で集計。投票期間は短く、2日間です。
下記の「投票上のお約束」を破ってる人は、カウントできません。いろいろあって長くなっちゃってるけど、きちんと読んでね!
以下、投票方法。
「好きな男」を1〜3位まで投票してください。有名人に限ります。「有名」の基準はおまかせしますが、架空の人物・2次元の人物・ドラマ内の役名などはNGです。別人格というギミックでやってる人も、基本的には同じ人とさせていただきます。グループ名・コンビ名もNG。実在の一個人でお願いします。1位3点、2位2点、3位1点で集計します。
投票するとき、できれば好きな理由なども書いてください。
あと、欲しがっちゃってすみませんが、私の本の感想なども入れていただけるとめちゃくちゃ励みになります…。
1人(=ツイッター1アカウント)につき、1回の投票とします(複アカ持ってる人も1人1回で)。
投票できる条件は、現時点で、ツイッターで私 @nmcmnc をフォローしている女の人です。「能町って人は知らないけど、投票したいからフォローする!」っていうのはできればやめてね。一応「私を支えてくれた皆さまへの感謝祭」のつもりですんで…。
自分が女かどうかは自己申告でいいですが、「男から見たイイ男」を投票されると趣旨がズレてきちゃうかな…と思ってます。そのへんは適宜自己判断でおねがいします。
投票は、アンケート用に作ったアカウント @nmcmnc2 に向けてのリプライでお願いします。検索の補助になるので、ハッシュタグ #NFK2022 もつけてください!(私の通常アカウント @nmcmnc あてにすると、個人的リプライが埋もれちゃうのでやめてね)。
140字におさまらなくて、2連続以上の投稿になっちゃってもいいですが、毎ツイートの本文中に #NFK2022 と入れてもらわないと検索で取りこぼしちゃうので、そこはご注意ください!
投票期間は【12/24(土) 00:00】から【12/25(日) 26:59 (=12/26(月) 午前2:59)】までとします。2日間+α限定です。気づいたら0時オーバーしてた!というのがよく出るので、少し長めに取ってます。ツイートについている時刻表示で見ます。
投票結果は、2023/1/7の「第21回 俺たちデトックス女子会」で発表します(集計が無事終われば)。そのあとに、ツイッターやここでも発表します。
毎年、鍵付きアカウントのためにメール投票も受けていたんですが、ぶっちゃけ集計の手間がだいぶ無理な感じになってきたので、去年からツイッター上のみ、としています。今までメール投票してくれた方ごめんなさい! 投票用の新アカを作っていいので、ぜひ投票してください。
12/24〜25に開催する #NFK2022 の投票サンプルです。@nmcmnc2
1位:福澤諭吉 学問をオススメしてきたから
2位:新渡戸稲造 お札から外されて可哀想だから
3位:野口英世 パーマが似合うから
— NFK好きな男アンケート用 (@nmcmnc2) 2022年12月21日
↑こんな感じ。細かくてすみませんが、コピペするときの手間を省きたいので、1位、2位、3位の順番で書いてください。……ルールがどんどん長くなってすみません。長くやってるといろいろあるのよ。
景品とかは当たりませんし、まして入賞したご本人には何もあげません(極力知られたくない)。ニュースにもなりません。私も一切儲からないし、データをどこかに提供するわけでもないし(「久保みねヒャダ」ではちょっとネタにするけど)、99%私の趣味・娯楽ですので、そのへんをご理解のうえで、壮大なる内輪ネタとしておねがいします!!
以下、投票方法のところに書くと長くなるので、余裕のある人は読んでくれ、という私からのコソコソ……
この世の中、「好きな男」って古いんじゃ? もう男とか女とかないのでは? という
クリスマスどうすんのー!
クリスマスどうすんのー!
クリスマス、どこいればいいのー!
あたし泣く子も黙るカド部屋なんですよ。
いるか、いないかが一目瞭然なんですよ。
く、クチの野郎ー!
口は災いのモトとは、よく言ったもので、
昨日のクリスマスはずーっと電気消して、家に居ました。
東京のくせに、結構、星がキレイでした。
とか、しんみり言おうと思ってたんだけど、
この日を宮崎駿コンプリートデイとして、「おもひでぽろぽろ」「となりのトトロ」「魔女の宅急便」「天空の城ラピュタ」「耳をすませば」「風の谷のナウシカ」「ハウルの動く城」などなどを、暗い部屋で、もうひっきりなしに見まして、
こうね、「彼氏」とかね「もこみち」とかね、
だからなんだっつーの?
くらいの、でっかい気持ちになってみました。
クリスマスなんて、ちょろいちょろい。
2005年12月26日 人気blogランキングへ
12月の詰め将棋
友達に新しい彼ができたので
じゃあ写真見せろや って言ったら
得意げに出してきた。
いやー、すこぶる用意周到過ぎて確信犯。
その写真が、まぁ・・、ディズニーランド?らしきところで軽くツーショット写真。
(いや、つーか絶対ディズニーランドだけど、
つーかこの後ろに写ってるマルっぽいオブジェは
ディズニーシーであることは間違いないけど、
そんくらい私だって一目でわかるけど、
絶対「これディズニーシー行ったの?」って聞きたくない!)
で、友達としては、早く聞いて、これディズニーシー行ったの?って聞いて!っつー顔まんまん。
でも私は絶対聞きたくない、
しかしそれ以外にこの写真に対し何の感想も浮かばない、
でも言いたくない、
これ言ったら負ける気がする。
という、女同士の緊迫する一瞬の中、
後輩の女の子が無邪気にこの前戦に突入してきて、
「わぁーこれディズニーシーですよねー!」
って、もうあんた!
これだら、二十歳前後の子ってのは、
こういう女同士の話したい!聞きたくない!の攻防が全然わかってない!
「あーわかっちゃったぁー?そうそうシーに行ったんだぁー」
ほらー、始まっちゃったじゃない!
シー話。
もうこれから、彼女の口からハーバーサイドクリスマスがこれでもかっつーほどのパレードを繰り広げちゃうよー。
って思った瞬間
「実は、私もこないだ彼氏と行ったんですよ、シー。もう超きれいで、超感動ですよねー。でーミッキがぁー」
馬
鹿
な
!
2人は一気に団結し、ディズニシーの素晴らしさに付随(ふずい)した形で、冬に彼氏のいる素晴らしさを存分に語り尽くしたあげく
「ハイネも絶対行きなよシー、すごいから、価値観変わるから」
馬
鹿
な
!
行ったことあるよ。
つーか、今、目をキラキラさせてるあんたと行ったはずだけど。
そしてカップルの波と抱擁に引き裂かれながらブラヴィッシーモを見て、
もう二度と来ねぇシィー!
って叫びあったはずだけど。
でも、なんか、写真に写ってた彼氏が、なんかレーザーラモンのマネっぽい、でもなりきれてない、土壇場で自分を捨てきれてない素振りで写ってたので、
ちょっとだけ微笑ましく見守っていくつもりです。
2005年12月20日 人気blogランキングへ
イブの采配
正直、こんなにモテナイとは思わなかった。
団体戦(合コン)はおろか、一騎打ち(紹介)に至るまで、
全ての面において、伸び悩み。
洋服の襟元に間違ってウンコでも付いてるんじゃないかって疑うくらいの防御率。
これはもうね、絶対におかしい。
裏に政治的なものすら感じている。
そのくらい、国会レベルでモテナイ。
「好きな人に告ったけど振られてしまった」
というモテナイレベルを超え、
ついに、先日告ってない人にまで振られた。
や、地元の飲み会の最中、
私はさ、最近見た「ハリーポッターと炎のゴブレット」について、なんと炎のゴブレットらしきものの演技つきで解説してたわけ。
「でね、対抗試合も終盤!ハリーが勝つと思うじゃん?ところがどっこい、ハリーはそのすべてがワナだったことに気がつくわけ!でっ!」
みたいな、紙芝居屋でいえば、子どもたちが息を呑むであろう、その瞬間だったと思う。
地元の男友達の一人が
「ごめん、今気づいたけど、おれ加藤にほんと興味ねぇや」
今、気付いちゃったーーーーー?
いやー、気付くにしても、もうちょっと先か、もうちょっと、せめてこの話が終わった段階で気付いて欲しかったー。
つーか、今気づくべきは、ハリーをワナにかけようとしたのが誰かっつーことだし。
そんな赤裸々な地元の男女関係についてじゃないし。
むしろ私がいない場所で気づくのがエチケットだし。
しかも、今してたの私の話じゃないし、ハリーポッターの話だし、あいつの話だし、おめぇが興味ないのは、私じゃなくてハリーなんじゃないか