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  1. 2024/05/08 08:32:10 はなとゆめ+猫の本棚含むアンテナおとなりページ

    沢村御影   「准教授高槻彰良の推察」(角川文庫) (05/08)
    ≫ EDIT
    2024.05.08 Wed
    沢村御影   「准教授高槻彰良の推察」(角川文庫)
    この作品は、人がうそをついているのがわかる、大学生になったばかりの深町尚哉と民俗学を教える准教授の高槻彰良が、社会に起きる怪奇現象、都市伝説の謎を解明するミステリー。
    高槻は民俗学の研究者なので、怪奇現象をホラーとして追及して、ホラーの部分を膨らませ、怖い、不思議ということに持っていくかと思いきや、真逆に起こった怪奇現象が何によって起こったのか解明するという現実主義者、怪奇などありえないという立場で事件を解決してゆく。何かそれはないな、怪奇を肯定して、怪奇を膨らましてくれるような小説だったらなと少し思った。
    沙雪とはなは幼い時から大の親友で、大学まで一緒。夏休み、沙雪の家の近くの山中にある地元ではお化け屋敷と言われている廃屋に肝試しにさすがに夜は怖いから昼間、廃屋探検にゆく。
    そして、沙雪が廃屋で拉致され、廃屋から遠く離れた八王子の路上で倒れているところを発見される。まさに、昔の神隠し、天狗伝説の世界。子供が神隠しにあい、はるか遠くの京都の山中で発見される、天狗が連れ去ったのではという伝説。
    沙雪は、全く何が起きたのか記憶が無く、どういうことが起こったのか全くわからない。
    そこで、高槻、尚哉コンビが廃屋に乗り込んで、神隠しの真相を追求する。高槻、尚哉コンビは廃屋で大麻が栽培され、吸引をしていることがわかる。沙雪も大麻を吸引させられ、意識が失ったところで、八王子まで連れていかれたのである。このことは、警察もわかっていて、高槻、尚哉、廃屋乗り込み直後、多くの警察官を投入して、大麻製造犯人を一網打尽に逮捕する。
    何?どこにもミステリーの要素がないじゃん。尚哉、高槻の個性ももうひとつ、卓越した推理力もない。このシリーズたくさん売れているようだが、私にはもうひとつだった。
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    | 古本読書日記 | 06:09 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑
    2024年05月 (8)
    沢村御影   「准教授高槻彰良の推察」(角川文庫) (05/08)
    古本読書日記 (5148)

  2. 2024/05/06 15:00:47 HOUKOUの彷徨人生含むアンテナおとなりページ

    2024年05月06日
    職場責任者との面談で退職理由を述べる
    退職届を出した翌週明け、所属する部所のボスとの面談があった。
    直属の上司であるワニのN氏は、その爬虫類性を遺憾なく発揮して、感情をほとんど表さず淡々と私が手渡した「退職届」を受け取り、それをさりげなくボスであるM氏に手渡したのであった。
    N氏がワニなら、その上に立つM氏はティラノザウルスかといえば全くそんなことはなかった。
    ほとんど言葉を交わしたことはなかったのだが、どちらかといえば菩薩系の人であるらしい・・ということは薄々感じていた。
    面談を受けるにあたって、私は退職したい理由をA4、4ページにまとめておいた。
    通常、「退職理由」は明かさないで、ただ「一身上の都合」で押し通したほうが「利巧」だとされる。
    しかし、私はどうしても私が受けたむごい仕打ち、劣悪な労働環境(ワニのN氏のことなど)を、上司に、そして人事に正々堂々と物申したかったのだ。
    理由は4つにまとめた。
    ①再雇用の最後の年に、本人の健康上の理由を含めた留任希望を全く無視し、理不尽にも異動させたこと。
    ②その際に、前の所属長が勤務条件の言い渡しにおいて虚言があったこと。
    ③N氏のコミュニケーション力、チームプレイ力のなさ、そのパーソナリティに近づきがたい異常さ感じること。協調して仕事を続けていくことが困難であること。
    ④以上のことによりメンタルに異常をきたしたこと。その影響もあってか肉体的にも様々な異常を来していること。職を辞して療養に専念したいこと。
    M氏にこれを手渡し、心に鬱積していたものを滔々と弁じたてる。
    その間、菩薩のM氏、これに対して全く反論も、否定的なことも言わない。
    引き留めるようなそぶり、言葉も全くない。
    「わかりました」との一言だけ。
    私の体調面の様々な不調については、本当に同情的に話を聞いてくれた。
    さて、この「退職届」に対して何らかの文書による回答があるはずであるが、今後それがどういう手続きを経て、いつになるかが全く分からない。
    M氏もあまり経験がないことのようで、見通しがつかないようだ。
    まさかM氏の菩薩的佇まいはコスプレだった・・なんてことにならなければいいが。
    (続くかも)
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    ◎読書:フランソワーズ・サガン『逃げ道』
    1940年、ナチスドイツがフランスへ侵攻。
    危険が迫るパリから車で脱出しようとする4人の男女がいた。
    いずれも一癖も二癖もあるような、花の都パリの「上流階級」の面々。
    ところがその道中、ドイツ軍の銃撃を受けて車が大破。
    やむなく近所の農家に数日間お世話になるのだが・・。
    まるでオペラ・ブッファ「フィガロの結婚」みたいな、ユーモア溢れる4人と農家の人々との、ぎこちない交流が軽妙な筆致で描き出されていく。
    (デビュー作『悲しみよ こんにちは』とは何とかけ離れた世界)
    しかし、田舎で暮らしたことがない4人それぞれが、それぞれの感じ方でこれからの人生への糧となるようなものを感じ取ったようである。
    特にこの四人組のなかでほとんど唯一「まともな」男である外交官ロイの場合は。
    そして、やっと別な車を借りて新たな生活に船出するはずだったのだが・・・。
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    #サガン
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    カテゴリ:
    定年後再雇用として働く日々
    読書
    by HOUKOU
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