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  1. 2025/01/13 21:14:53 猫額洞の日々含むアンテナおとなりページ

    2025年 01月 12日
    (2)ジョイス・ポーター/沢川進 訳『天国か地獄か』読了
    ~1月8日より続く
    <あのころのスパイ・アクションへの批評的作品かしら(ヨタです)>
    と書いたけれど、仕事嫌いのスパイを設定した時点で、やっぱりメタ・
    スパイアクションになる運命を持つ。
    フランスの刑務所から出てきたばかりなのに休む間もなく、すぐ次の
    任務を命ぜられるって、人手が足りない中小企業の連続出張みたような
    始まり方だし、飛行機からパラシュートで落とされて!(そんなこと、
    予告されてない)着いた先がカウボーイと馬の群れの中だからアメリカ
    かと思ったら、聞こえるのはロシア語! 聞いてロシア語だと解るところは、
    さすがは一応スパイ。それっぽいじゃないか。
    旧ソ連では宗教が禁じられた。けれども信仰を棄てることができない
    全宗派(列挙された名称を数えると八つ以上)キリスト教徒は集まり、
    畜産集団農場を擬装して生活している。
    コルホーズやソホーズって大昔に習ったことがある、そのコルホーズ
    でのドタバタ物語。終わりのほうでは大がかりなアクションシーン(爆破に
    大脱獄)の椀飯振舞もある、エンタテインメント。
    しかし、wikiを見たらこのシリーズは4作あるのに、第三作の本編しか
    翻訳されなかったようだ。なんだろう、他の作品も、テンポがあまりよく
    ないのかな?
    (ジョイス・ポーター/沢川進 訳『天国か地獄か』
    (HPB 1980再 J欠)
    (1)ジョイス・ポーター/沢川進 訳『天国か地獄か』
    (2)ジョイス・ポーター/沢川進 訳『天国か地獄か』
    Stop the Gaza Genocide
    自民党裏金リスト(選挙区別一覧)___顔写真と名前の下の左側、
    プロフィール図柄(?)を開けると当人の公式サイト、右側を
    開けると自民党サイトの彼・彼女の紹介になる。
    ..... Ads by Yahoo! ........
    # by byogakudo | 2025-01-12 21:25 | 読書ノート | Comments(0)
    年始?/貧乏性/(1)『江戸川乱歩座談』
    集まったのが「新青年」だ。[1月13日に続く~]
    # by byogakudo | 2025-01-10 21:19 | 雑録 | Comments(1)
    1月12日に続く~

  2. 2025/01/13 21:01:08 古本屋ツアー・イン・ジャパン含むアンテナおとなりページ

    2025年01月12日
    1/12日曜日のイレギュラーズ!
    朝から原稿を書き継ぎ書き継ぎ、難しいと考えていた冒頭をどうにか乗り切ったので、まずは一安心……いや、まだまだ続きを書かねばならぬのだが…。そんなことをしている間に午前十一時になってしまったので、急いで早めの昼飯をかき込み、西荻窪「盛林堂書房」(2012/01/06参照)へ。店前で盛林堂・イレギュラーズとなり、店主・小野氏と合流し、台車を抱えて近所の駐車場へ向かう。そして盛林堂号に積み込み乗り込み、走って三十分強の買取現場へと向かう。現場近辺はアップダウンが多い上に、道幅が極端に狭く、たどり着くのに四苦八苦する。そして現場到着後、コートを着込んだ依頼主に導かれて、家の下に広がる、高さのないガレージに入り込む。ここに停めてある車に、七箱のダンボールが積載されていたので、速やかにそれらを下ろし、ガレージに展開。さらに家の中から加わったもう一箱もガレージに持ち込み、これまた素早く中身を取り出し確認して行く。とても寒いが、なかなか面白い本があるので、古本心は温かである。小野氏とともに全体を把握した後、パパッと簡便にグループ分けをして、すぐさま査定に入る。そして無事に交渉成立した後は、本をこれまた素早くダンボールに上手く詰め直し(八箱だったのが七箱になった!)、盛林堂号に積み込みお仕事完了。いや、おつかれさまでした。日曜だからか、車の多い道路をブルブル走って西荻窪に戻り、店舗ではなく倉庫に運び込む。いや、このぐらいなら楽勝楽勝と余裕の笑顔を見せつつ、特別店員価格でちょっと傷み気味の自由出版株式會社 DS選書「探偵小説集 街の毒草/大下宇陀兒」を二千円で購入する。そして小野氏と次回イレギュラーズの打ち合わせや、仕事の話をした後、帰宅する。そんな寒い日曜日のイレギュラーズであった。
    【関連する記事】
    1/10やっぱり木々が嬉しいね。
    1/8初稿ゲラ届く。
    1/6ビビビ店頭で血沸き肉躍る。
    1/5「ジゴマの再生」到着。
    1/4古本買取初め。
    posted by tokusan at 17:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 追記 | |
    posted by tokusan at 16:44| Comment(2) | TrackBack(0) | 東京 | |
    (01/12)1/12日曜日のイレギュラーズ!
    追記(2105)
    2025年01月(9)

  3. 2025/01/13 09:38:56 稲葉大大人ブログ含むアンテナおとなりページ

    2025-01-12
    ハインライン雑感
    雑感
    ある種の作家には歳をとって経験を積み重ねての円熟ということが言いうるのだろうが、少なからぬ作家には未熟だが破天荒な青春期こそが最良の時代であるのではないか、と時々言いたくなる。
    SFについていえば結局のところかつてのビッグ3、アイザック・アシモフ、ロバート・A・ハインライン、アーサー・C・クラークについてもそれは顕著なのではなかろうか。晩年のアシモフによるロボットものと銀河帝国ものとの統合にしても、やり残した宿題を片付けようというその律義さは立派であり、実際そこから我々は思想的課題を引き継ぐことができるのではあるが、文芸作品としてまたエンターテインメントとしてアシモフの晩年の作品が面白いかどうかはまた別の問題である。
    ハインラインにしてもそれは同様で、70年代ともなれば「巨匠」扱いで分厚いハードカバーの大長編をどんどん出すようになるわけだが、正直言って客観性を欠いたおやじの説教が緊張感を欠いたまま垂れ流されるばかりで読むに堪えるものではない。歳をとって右傾化したとかいう簡単な問題ではなく、ハインラインのタカ派性は50年代の『宇宙の戦士』どころか40年代の「走れ、走路」あたりで既に明確である。そうではなく、その臆面もなく独善的な主張が、世界とぶつかり合って試される緊張感のあるなしが、作品としての価値を決める。
    そのような意味でおそらくハインライン最良の作品の一つが、戦後間もなくの中篇「深淵」ではあるまいか。日本でも子供向けの縮約版(『超人部隊』『ノバ爆発の恐怖』等)が複数出回っているので、意外と知られている作品だろう。
    単純に言うとこれは冷戦期にはさらに流行した、スパイアクションと超能力を組み合わせた作品であり、その点あからさまな冷戦ヒステリーのカリカチュアである『人形つかい』と似たところが多少なくはないが、展開のサスペンスにしても構造的な深みにしても比較にならない面白さであると個人的には思う。またその後のSFで繰り返されるいくつかのモチーフを大胆に結晶化させた作品でもある。
    第一に興味深いのは、当時すでに隆盛しておりハインライン自身も取り上げたこともある「突然変異によって超能力を備えた超人類」というモチーフに、ある意味引導を渡しているというところだ。作中でキャラクターたちは「超人類とは何か?」と問答した挙句、「超能力なんてのはテクノロジーで代替できる程度のもので、もし本当に超人類と呼びうるものがいるとすれば、人類を凌駕した知性の持ち主であるということになるはずだ」という結論に到達している。
    第二に、ではそのような超人類と人類との、あるいはエリートと一般大衆との関係は、という問題が次に問われる。腕利きのスパイである主人公は、権力者の指先一本で世界を灰燼に帰す超兵器の秘密を巡る暗闘の中、自分の組織もまた権力者に絡めとられてどうにもならなくなっている中を、権力者を監視する一方で自分に目をつけてもいた超人類の組織に救われ、スカウトされ、訓練されて自らも超人類に成長していくが、その中で抜き差しならない葛藤に直面する。つまりエリートたる超人類と一般大衆たる旧人類とを分けることは「差別」ではないか、ということだ。世界を破滅させかねない技術を手に入れながらそれをうまく制御できない旧人類を、超人類は裏から手をまわして管理する、それは本当に正しいやり方なのか、と自由で民主的な社会に忠誠心を持つ主人公は苦悩する。
    結局のところ後年のハインラインはこの苦悩をあっさりと振り捨てて独善に居直る。エリートが大衆を導いてやるのは当然だし、導くに値しないとなれば見捨てて勝手に自分たちでやってよろしい。そういうメッセージを垂れ流して恥じるところがないのが後期のハインラインである。
    ある意味で似通った、しかし微妙に異なる展開は「レンズマン」のエドワード・E・スミスにも見て取ることができよう。出世作「スカイラーク」シリーズでリベラルな主人公のシートンの敵役を一貫してつとめる悪の天才科学者デュケーヌは優生主義者のファシストだが、結局血が通って生き生きした魅力を放つのはデュケーヌの方であり、シリーズ完結編で世界を救うのも結局はデュケーヌなのだ。
    失われた遺産
    作者:ロバート・A・ハインライン
    グーテンベルク21
    Amazon
    スカイラーク対デュケーヌ (1968年) (創元推理文庫)
    作者:E・E・スミス
    Amazon
    shinichiroinaba 2025-01-12 16:45 読者になる
    ハインライン雑感
    ▼ ▶
    2025
    2025 / 1

  4. 2025/01/11 20:38:36 武藤文雄のサッカー講釈含むアンテナおとなりページ

    Jリーグ(1103)
    2025年01月11日
    静岡学園対東福岡を楽しむ
    高校選手権準々決勝、静岡学園対東福岡を、TV桟敷(正確にはTVer桟敷と言うべきか)で堪能した。
    1976-77年首都圏最初の大会決勝の静学対浦和南との死闘から、早いもので半世紀近くが経った。当時いずれかの組の若頭かと思わせる風貌で、徹底した技巧を軸に旋風を巻き起こした名将井田勝通氏。既に後継者として確固たる指導実績を誇る川口修氏が指揮をとっているわけだが、井田氏があいかわらず元気そうな姿でベンチに鎮座しているのをTV桟敷で見ることができたのも嬉しかった。あたかも、引退した先代大親分風の雰囲気をたたえながらw。
    一方で、この試合を記者席でじっと見ていた東福岡の名将志波芳則総監督も、既に70代とのこと。この方も井田氏同様幾多の名手を育て上げてきた。少々脇の甘さがあったことは確かだけれども…志波氏の後任として、見事な采配を見せてくれた森重潤也氏(80年代から90年代にかけて、全日空(後のフリューゲルス)や中央防犯(後のアビスパ)で活躍した名選手)。今シーズン、その森重氏からバトンを受けた平岡道浩氏(東福岡時代は、山下芳輝や小島宏美のチームメートだったとのこと)が、後述するような見事な采配を見せてくれた。このような歴史の積み重ねは、我々野次馬にとっては堪えられない楽しみだ。
    試合前から、静学が攻勢をとり、東福岡が守備を固め速攻を狙うのは予想できていた。
    しかし、東福岡の守備戦法は、そう言った予想を遥かに超えて徹底したものだった。頻度は少ないが静学陣内でプレスをかけボールを奪う場面は幾度かあった。当然前線の 選手はそこから手数をかけずに静学ゴールを目指す。そして後方の選手はコンパクトを維持するために押し上げる。しかし、押し上げるだけで守備ラインの選手はハーフウェイライン近傍より前には前進しようとしないし、中盤の選手も前線への飛び出しを行わない。そのため、東福岡の攻撃は単発で終わる。
    結果、静学が圧倒的にボール保持することになり、伝統の(?!)技巧的なボール扱いから次々と東福岡ゴールを襲うことになる。しかし、東福岡DFは、献身的なカバーやゴールライン直前でのクリアなどで、静学の変幻自在の攻撃を何とかしのぎ前半終了。
    後半に入り、東福岡の守備作戦はさらに徹底された。静学陣でのチェックをほとんど行わなくなり、FW含めてハーフウェイラインをほとんど越えようとしない。しっかりと守備ブロックを固め、静学の前線の人数に合わせ守備選手の位置取りを丁寧に微修正しながら、守備を徹底する。前半、僅かな回数ではあったがフォアチェックを外され(対静学の場合「外され」と言うよりは「抜き去られ」が適切な日本語のような気もするが)、静学の速攻に肝を冷やす場面があったことを反省しての修正かもしれない。
    静学もさすがで、ハーフウェイライン近傍でDF陣が左右に揺さぶっておいて、サイドにすばやく展開。そこで数的優位を作り、トリッキーな崩しを狙う。結果、サイドに両軍が3人あるいは4人を配する形となり、双方の鋭い個人能力での崩し合いとなる。もちろん静学各選手のボール扱いや身体の使い方は格段なのだが、一方で東福岡各選手の技巧やスクリーンのレベルも相当なもの。サイドの局地戦の攻防を見ているだけでおもしろかった。ここで静学にとって重要だったのは不用意な攻め急ぎを行わないこと。ブロックを固め待ち構えている東福岡守備陣に雑な縦パスを入れて奪われれば、逆襲速攻されるリスクがあるが、そのような軽率な場面は一切なかった。静学各選手の知性の高さがよく理解できた。
    もちろん東福岡の前線の選手は、フィジカルが相当強い。すると、上記サイドの局地戦攻防で僅かでも東福岡が優位に立ち、いずれかの選手が前向きにプレイできれば、そこから少人数速攻が可能になる。幾度か1人から3人程度の少人数速攻で、守備人数が少ない静学陣を襲う。しかし、静学の守備選手の攻撃から守備への切替の早さもさすがで、ギリギリでシュートまでは持ち込ませない。それでも、東福岡はCK崩れから、たった1度だが決定機を掴んだのだから大したものだった。各選手の意思統一と集中力の賜物だろう。
    後半30分以降。静学は猛攻をかける。これまで、徹底してサイドを突いていたのは一種の撒き餌だった。最後の勝負どころで、DFやMFが次々と中央突破の鋭い縦パスを入れる。疲労しきった東福岡DF陣は修正や反応が遅れ、静学は再三決定機を掴む。が、シュートがどうしても枠に飛ばなかった。もちろん、東福岡各選手の修正能力のすばらしかった。川口氏からすれば「試合が80分でなく90分だったら」と思ったことだろうし、平岡氏は「80分なのだから」と割り切ったのだろう。
    ただ、ここで私は「割り切った」と簡単に書いたが、その決断は相当重いものだったと思う。上記したサイドの攻防を見ても、東福岡の各選手の個人能力は相当なもの。静学各選手の技巧に何ら負けるものではなかった。それでも、これだけ能力高い各選手に守備作戦を徹底させた平岡氏の指導力は相当なものだ。
    その徹底した守備作戦を把握し、80分間逆襲速攻をされるような奪われ方を許さず、執拗に攻撃サッカーを継続。幾度も決定機を作る静学を指導した川口氏の手腕も言うまでもないが。
    さらにPK戦もおもしろかった。両軍各選手が、PK戦を想定し相当鍛錬してきたことがよく理解できた。ほとんどの選手が、サイドネット寄りの上方を狙いすまして蹴るのだから恐れ入る。しかし、あまりの過緊張状況。静学は2回、東福岡は1回、キッカーの軸足が甘くボールはバーを超えてしまった。
    もはや、ただの「運」としか言いようがない。
    この両軍の攻防を堪能し、日本サッカー界のここまでの充実と、将来の発展像も色々考えたのだが、それはまた別な機会に書きたい。
    まずは、ここまですばらしい試合を堪能できたこと、すべての両軍関係者に感謝したい。

  5. 2025/01/11 16:28:19 偽日記@はてな含むアンテナおとなりページ

    2025-01-05
    2025-01-05
    ⚫︎戯曲『想像の犠牲』を、ようやく読み始められた(半分くらい読んだ)。ひとまず、読み進めるための整理。
    ⚫︎設定として、まず、アメリカにいる「演出家」と呼ばれる人物によって書かれた戯曲(「想像の犠牲」)があり、それは(演出家の)〈弟〉経由で土井に届けられた。「演出家」はこの戯曲をアンドレイ・タルコフスキーの映画『サリファイス』を下敷き書いたとされる。戯曲はかつて一度だけ上演された。その上演は、統括的な演出家を置かずに、土井がリーダーシップをとりつつも、出演者全員がクリエイションメンバーとして参加する形でなされた。これは、(フィクション内での)事実として戯曲(テキスト)の外にある。
    そして、その一度だけなされた上演の経緯を、(アーカイブとして)出演者の一人であった土井が戯曲という形で書くことになる。それが戯曲『想像の犠牲』の元になっている。さらに、土井によって書かれた戯曲に対して、当時上演に参加した出演者(クリエイションメンバー)たちが、それぞれ名前入りでコメントを書き入れている。土井が書いた部分に対して、コメント部分は太字で示されている。土井の書いた戯曲と出演者たちのコメントの二層によって、現に、読むことのできる戯曲『想像の犠牲』というテキストが成り立っている。ここまではフィクションである。
    それは実際には、山本ジャスティン伊等が書いた。山本ジャスティン伊等によって書かれた『想像の犠牲』は、タルコフスキーの映画『サリファイス』を下敷きにしている。
    (「演出家」の戯曲がタルコフスキーを下敷きにしているという設定だから、山本の戯曲も結果としてタルコフスキーを下敷きにすることになる、のか、山本がタルコフスキーを下敷きにしたから、「演出家」がタルコフスキーを下敷きにしたという設定になった、のか。)
    (1)「演出家」が書いた戯曲の上演がなされたという事実(その戯曲が〈弟〉を介して土井に託されたという事実)がテキスト外に想定される。(2)「戯曲の上演」の顛末を書いた戯曲・テキスト(土井が書いた)がある。(3)土井の戯曲に対して、上演時の出演者たちのコメントが書き足される(太字で示され、レイヤーの違いが可視化されている)。(4)以上、(2)と(3)とが重ね合わされたものが戯曲『想像の犠牲』であり、(1)から(3)までの三つの層を、山本がフィクションとして設定し、実際に戯曲『想像の犠牲』を書いた。
    (Dr. Holiday Laboratoryの前作『脱獄計画(仮)』、山本による短編小説「想像のなかの役回り」も、『想像の犠牲』のフィクション世界と繋がりがある。)
    さらには、(5)山本による戯曲『想像の犠牲』は、それだけで言語表現として自律的に存在するように書かれている。逆にいえば、これを「そのまま」上演するとどういうことになるのか、よくわからない。あるいは、「このテキストだけ」をみても「上演されたもの」を想像できない。ただし山本はこの戯曲を、自分が主催する劇団の上演のために書いた。
    そして、Dr. Holiday Laboratoryによる公演『想像の犠牲』が、昨年12月13日から15日にかけてロームシアター京都で実際に行われた(ぼくは観られなかった)。この公演においては、「演出」に山本の名前がクレジットされている(演出家が存在する)。
    furuyatoshihiro 2025-01-05 00:00 読者になる
    広告を非表示にする
    2025-01-04
    2025-01-04
    ⚫︎『ヤンヤン 夏の想い出』(エドワード・ヤン)DVDで。この日記を検索してみると、前に観たのはエドワード・ヤンが亡くなったことを知った2007年の7月だった。
    え、こんな映画だったっけ。こんなベタな映画だった ? 、というのが最初の感想。結果としてこの作品が遺作となってしまったとはいえ、エドワード・ヤンがこれを作ったのはまだ53歳(52歳 ? )の時だ。それなのにこれは、巨匠が最晩年に作る、あまりにベタなので泣いてしまう、泣くしかないだろ、みたいなやつだ。半分はもうこの世の人ではない、みたいな人が作る映画に思える。
    ああ人間、ああ人生、みたいな。『牯嶺街少年殺人事件』にある、悲劇に至るしかない必然として、あらゆるものが緊密に絡み合い、キリキリ絞られるような緊張した痛切さではなく、半ば世界の外から、慈しみと諦観と共に現世を見つめている感じ。諦めの先にある慈悲がすべてを包む、ような。
    家族の話である。息子は性に目覚めてモヤモヤし、娘は初めて男と付き合ってモヤモヤし、父親は初恋の相手と数十年ぶりに再開してモヤモヤする。そのすべての事柄が期待通りに運ばず、ただ悲しさがじんわりと世界を満たしていく。そしてその傍らで、お婆さんが穏やかに一生を閉じようとしている。
    自分に何が起こっているのかすらもわからずに、性的なものの発動にただ戸惑っている息子(ヤンヤン)も、こちらから積極的にアプローチしたわけでもないのに、向こうから近づいてきては理不尽に離れていく男性の行動に傷つく娘も、まさに今、生々しく「それ」を経験している只中にあるはずなのに、それらがあたかも父親の過去とシンクロするように配置されているため、未来の目から折り返して眺められた懐古性に浸されているように感じられる。そしてその父親における、初恋の相手との再会による、関係(過去)のやり直しへの期待と失望という出来事もまた、亡くなりつつあるお婆さんの存在からくる、終わりから遡行される視点によって現在進行形的な生々しさが減ぜられる。
    それらは確かに、今、ここで起こっているが、同時に、かつて何度も起こったし、今後も繰り返し起こることであり、それらは等しく痛切で生々しいが、同時に、それらは等しく時間の中で遠くなっていく、みたいな感覚。あらゆる物事に失望し、悲しみに満たされているが、それは絶望というほどの深さ・強さにまで達せず、そのような中でも、目の前にある一つ一つの出来事を受け入れて、慈しんで生きていくしかない。それはわかるし、否定はしないが、でも、それでいいのだろうかという疑問も、誤魔化すことはできなくある。わかるけど、いいんだけど、泣けるけど、全面的には乗れない、という感じ。
    メインテーマとしてある一家の話に対して、差異をもって反復するバリエーション的なサブテーマとして、(父からみた)義弟夫婦の結婚と出産と不貞というコメディ的なパートがあり、隣家で起こる悲劇的な事件に至ってしまう性的関係ゴタゴタのパートがある。(『牯嶺街…』とは異なり)ここでは悲劇も類型的であり、コメディ同様に戯画的である。それらは、二つの異なる極端な例としてメインテーマの家族の話を際立たせ、彩りつつも、どんな出来事も既に過去にあり、そして未来にもあり続けるというようにして、メインテーマを相対化もする。
    この映画には二つの超越的な視点があって、一つは、人生を終えつあることで世界全体を回想化するかのようなお婆さんの視点で、もう一つは、ほとんど天使であるようなイッセー尾形の視点だろう。
    この映画で最も印象に残るのが、イッセー尾形によるトランプマジックの場面だ。商談相手である父にマジックを披

  6. 2025/01/11 04:29:39 文壇高円寺含むアンテナおとなりページ

    2025/01/08
    眼の馬力
    五十代以降は充実した日々を送るより、のんびり静かに暮らしたいという気持が強くなった。
    長年の経験上、体が冷えてよかったことがない。腰に貼るカイロを装着し、部屋を暖かくして、温かいものを食べる。汁物にはほぼ生姜を入れる。しかし野菜が高い。白菜はまだましか。近所のスーパーだと四分の一カットの白菜が百六十八円。すこし前まで百円以下だった。
    中野重治著『本とつきあう法』(ちくま文庫、一九八七年)の表題のエッセイはこんなふうにはじまる。
    《このごろ私はなかなか読めない。からだが弱くなったうえに眼が弱くなった。からだ全体に馬力がなく、その上眼に馬力がない。そのせいでかなかなか読めないが、何かのきっかけで読むとなると、読むということはやはりほんとに楽しいことだなと思う》
    初出は一九六五年。中野重治は一九〇二年一月生まれだから、六十三歳のときのエッセイである。
    わたしも「眼が弱くなった」という実感はある。それ以上に集中力が途切れやすくなった。本を読んでいても、以前と比べると、心が動かなくなった。音楽もそう。それでも本を読むし、音楽を聴く。衰えていく過程ではじめて気がつくこともあるだろう。
    四日昼すぎ、今年初の西部古書会館。三冊縛りはやめた。岩壁義光編『横浜絵地図』(有隣堂、一九八九年)、加太こうじ、木津川計、玉川信明著『下町演芸なきわらい』(駸々堂、一九八四年)、多くの作家と画家のサイン(印刷)入りの手拭いなど。『横浜絵地図』はプラカバ付の美本。地図だけでなく、写真も多数ある。
    日頃、朝寝昼起の生活なのだが、年明けから昼寝夜起になり、そのあと夕方に寝て深夜に起きる睡眠時間ズレ周期になる。深夜一時すぎ、早稲田通りを阿佐ケ谷方面に向かって散策した。高田馬場方面に向かう空車のタクシーがけっこう走っている。
    「日本の古本屋」で注文した『旅別冊 特集 地図 夢・謎・愉しみ』(日本交通公社、一九八四年)が届く。送料込みで六百円ちょっと。「自東部西国筋 旅中懐宝」(結城甘泉、一八五二年)を十七頁にわたって掲載している。現物は七メートル余もあった。
    《雑誌での全巻一挙掲載は、もちろん本誌が初めてである》
    江戸から大隅諸島、永良部島まで描いた見事な鳥瞰図だ。結城甘泉は筑紫(福岡)の人らしい。東海道は四日市や鈴鹿を通る伊勢廻り。関から上野、初瀬から奈良への道も描かれている。
    鳥瞰図は、城や家も描かれているので当時の町の大きさもわかる。
    あと瀬戸内航路が細かく記されていて勉強になる。「室は瀬戸内航路の要」とある。室は播磨の港町。室の津。岡山の牛窓も金比羅航路として栄えていた。
    古地図(鳥瞰図)を見ていると、鉄道や車が普及する以前の地理の感覚がおぼろげながらわかってくる。町と町のつながりも見えてくる。
    Posted by 荻原魚雷 at 11:11 午前
    地図で見ると、西武新宿線の野方駅から環七をほぼまっすぐ南に向かうと、東京メトロ丸の内線の方南町駅である。
    年内の仕事も一段落。いろいろ疲れがたまっていたのか、ここ数日、日課の散歩は目標の歩数未満の日が続いた(それまではこの一年、晴れの日はだいたい一万歩以上歩いていた)。数字はあくまでも目標で、その日の体調によっては少なくてもいいという考えだ。怠けるときは柔軟に。「上に行くより、横になりたい」が、わがモットーである。
    ▼ 2025 (2)
    ▼ 1月 (2)
    眼の馬力

  7. 2025/01/10 12:03:05 田島老師の御ブログ含むアンテナおとなりページ

    しかし、ヘレンは水を水として同定する象徴と触れることによって、つまり「あれはこれだったのか!」という過去の象徴的取戻し(反復)によって、サリバン先生の権威は遡及的に確立されるのである。この時、かつてヘレンにとって絶望的な混沌にすぎなかったものが、一挙に解かれるべきであった謎としてとらえ返される。ここで、混沌としての謎とその解決の関係――文脈を超越した反復が、一種の転移であることが認められるだろう。
    「転移」とは、ある現象や関係のパタンが、異なる文脈で反復することが認知されることである。その意味では、シニフィアンが同じシニフィアンとして認定され創出されること一般の根本現象と言えよう。サリバン先生が、一方で水をヘレンにあてがい、他方で手のひらに指の刺激パタンを与えたとき、waterが水のシニフィアンであることを認知したヘレンは、かつて混沌たる多様に紛れていた水現象をも水であったものとして、過去の暗闇の中から取り戻したのである。かくて、問題であったものが改めて問題として現在の洞察から遡って照明される。その意味で転移は、単に元の場面を新たなる文脈で反復するのではなく、元の場面の謎を解明するのである。
    その時サリバンは、ヘレンに一条の真理の照明をもたらすものとして、救済者にして創造主として、つまり真の師として現れることになった。
    第二点、ラカンがフロイトの驚くべき発見と呼ぶ、否定やしくじりからの真理の次元の発現について。従来、「否定」や「しくじり」は抑圧の結果として、父のnom=nonの結果に基礎づけられてきた。つまり、父の掟が、無意識の欲望を抑圧するという図式である。
    (「出し抜き」について)
    私の漱石論・教育論(『魂の美と幸い』所収)をお読みでない方のために、簡略な補足をしておきたい。
    エピキュロス主義者(師)は、自分の考えてもいないこと(魂の不死)を、彼の教説(魂の可死性の証明)を通じて教えてしまう。弟子(アウグスティヌス)は師の教えからそれを読み取ることによって、師を出し抜く。同時に、転移から離脱する。主体は象徴界(言語、法、伝統)を手掛かりにして、自由へと開かれる。かくて、教師は教祖になることから免れ、弟子は教祖のカルトから逃れるのだ。つまり、教育は弟子をカルトへと束縛するものではなく、主体性へと解放するものであるということ。
    ここには、マルクス主義と主体性の問題、伝統と革新の問題、信仰への帰依と信仰者の自由の問題などが集中している。

  8. 2025/01/06 18:16:16 小谷野敦ブログ含むアンテナおとなりページ

    2025-01-06
    「絶望の裁判所」半分まで読んだ感想
    瀬木比呂志という、元裁判所の判事で、明大教授に転じた人が十年前に書いた『絶望の裁判所』(講談社現代新書)が売れているというので図書館から借りてきたが、妙に読みにくく、半分で挫折した。この人は、日本の裁判所は海外に比べてひどいとか、2000年以後ひどくなっていると言いたいらしいのだが、私は裁判所というのは人間主義的な発想で動いているのではなく、判例に基づいて非人間的な判断をするところで、それを適宜利用するしかないと思っているのと、海外の裁判所がそんなにいいとも思えないので、この著者はアメリカに留学したことがあるというが、それはアメリカの裁判所のいいところだけを見ているんだろうと思った。
    それに、官僚の世界というのも冷酷非情な人間でないと務まらないと考えているので、この人はそれが合わなかったんだろう、とも思う。実際には大学教授の世界もそれなりに面倒くさいのだが、それでも裁判所よりはましだったということか。
    あと、最近は日本でも最高裁がトランスジェンダーに関する変な判決を出したりしているが、この著者はどうも「民主的」らしいが、そういうことをどう考えているのか分からないので、これも「絶望の裁判所」のうちなのかどうか、気になった。
    (小谷野敦)
    jun-jun1965 2025-01-06 12:55 読者になる
    「絶望の裁判所」半分まで読んだ感想

  9. 2025/01/06 01:00:30 晩鮭亭日常含むアンテナおとなりページ

    2025-01-04
    加齢にはカレー。
    元旦はいつものように朝風呂で古今亭志ん朝の「御慶」を聴く。
    ニューイヤー駅伝を見ながら、年賀状を書いた。食事は大晦日のすき焼きの残りで済ます。
    2日は、箱根駅伝の往路を見てから買い物へ。まず本屋へ初詣。
    -梶原麻衣子「「"右翼"雑誌」の舞台裏」(星海社新書)
    -新保博久・法月綸太郞「死体現場で待合せ」(光文社)
    前者は『週刊読書人』の"新書特集"の"三宅香帆さんが新書を買う"で買われていた新書の1冊。10万部を超える右翼雑誌の編集者であった著者がその内情を語る本。編集者の回顧録は面白いものが多いのでこの手の本はなるべく買うようにしている。買った理由の所に「星海社新書はいつも尖った面白い企画を出していて、本当に尊敬します」と書かれていて、思わず頷いてしまう。
    後者は"坂口安吾の幻の短編「盗まれた一萬円」を書籍収録!"と帯に書かれていたのに惹かれた。全集に載っていないこの短編は発見後『新潮』2023年1月号に再録されたが、書籍に入るのはこれが初めてだとのこと。
    本屋の後は脂肪燃焼カレースープを作るための材料を買って帰宅。タマネギ・ニンジン・ダイコン・キャベツ・茄子に3種類のきのこと豚肉を入れて、カレールーで味付けしてスープにする。脂肪燃焼スープを作るのは、年末年始に体重が増加してしまったため、スーツを着なければいけない仕事始めまでに体重を適正数値にまで落とさなければならないためだ。
    ここまで体重が増えたのは、毎日乗っている体組成計の不具合によるものだ。12月に入って体組成計の示す体重がいきなり自分の標準体重から2キロから4キロほど低い数値を示すようになった。痩せるような運動もしていなければ食事の量も減っていない。これは病気なのではないかと訝りながらもしっかりと栄養をとったほうがよいと考えて、いつもより炭水化物も多めにとり、食事の後にポテトチップを食べ、クリスマスの楽しみである知人の店のシュトレンを毎晩口にしていた。そんなある日、ズボンのボタンがとめにくくなっていることに気付いた。痩せているはずなのにズボンがきついとはこれ如何にと体組成計をいつもの場所から移動させて乗ってみると自分の標準体重より2キロ以上重い数値を示しているではないか。一日で5キロも太るわけがない。どうやらいつも体組成計を置いている場所が板の間との境目にある畳の上であったため、体組成計が水平を保って居らず、乗っている自分の重心がしっかりと下にかかっていなかったらしい。場所を変えてから人が変わったように毎日2キロ以上オーバーの数値を安定してたたき出すようになってしまった。これはいかんということで脂肪燃焼スープの登場となった。年を重ねると体重が落ちにくくなる。落とすためには先ず食生活をコントロールする必要がある。脂肪燃焼スープを定期的にとっていると体重が安定しやすいというのは過去に実践済み。醤油ベース、味噌ベースなども作ったが、カレーベースのものが一番飽きがこない。一度に6食分作るので、飽きずに食べられるのは重要なポイントになる。
    夜は、作ったカレースープを食べ、野木亜紀子脚本の新春スペシャルドラマ「スロウトレイン」を観る。鎌倉の江ノ電沿線に住むフリーの編集者である松たか子と妹(多部未華子)と弟(松坂桃李)の家族のドラマ。松たか子がいい。ドラマ「カルテット」の好演を思い出させる。役者・松たか子を味わう時間となった。
    食事を変えただけではそう簡単に体重は減らない。適度な運動も必要となる。そこで3日は箱根駅伝復路を見た後に、長めの散歩に出ることにした。目的無く長く歩くことは苦痛なので、最近行っていないブックオフや本屋を徒歩で回ることにした。急な坂を下り、同じような急な坂を上り、そして下ったところにあるブックオフへ。ゲームやCDのコーナーが広がり、前よりも本の割合が少なくなっているような気がする。スマホと棚をにらめっこしながら、籠に大量の本を入れている男性がいた。まだ、ブックオフで大量セドリをする人がいるのだなあと思う。110円の棚から柳瀬尚紀「ジェイムズ・ジョイスの謎を解く」(岩波新書)を買う。「ユリシーズ」の第12章が犬の視点から書かれているという独自の解釈を展開した本。著者による「ユリシーズ」完訳を楽しみしていた者としては著者の死によって未完に終わったのが残念だ。人によってはトンデモ本扱いされかねない本なので、今後再版される可能性は低いだろう。持っている本だがストックとして買っておく。
    ブックオフを出て、前の通りをずんずん歩き、大通りとぶつかる交差点にあるショッピングモールに入る。ここには、くまざわ書店がある。いつもの本屋には入荷していないこの本を見つけて購入。
    -橋本麻里・山本貴光「図書館を建てる 図書館で暮らす 本のための家づくり」(新潮社)
    著者の2人が、図書館のような家を建て、その本に囲まれた家で暮らす様子が書かれた本。データではない物としての本に囲まれて暮らすことへの親近感と本棚がたくさん写っている本に弱いという性質によって買ってしまう。
    ショッピングモール前の大通りをずんずんと上り、駅前へ出る。いつもはここからバスに乗っているのだが、今日は乗らずに徒歩で家に向かう坂道をずんずんと上がっていく。ダウンジャケットを着てきてしまったので、下に着ている薄手のトレーナーに汗がにじむ。2時間弱の散歩を終えて帰宅。夕食は脂肪燃焼スープ。
    今日(4日)は、神保町のPASSAGEに本の補充に行く。9冊ほど追加した。
    東京堂で1冊購入。
    -新田和長「アーティスト伝説 レコーディングスタジオで出会った天才たち」(新潮社)
    毎週月曜日の夜9時から聴いているBAYFMのスージー鈴木とミラッキ大村「9の音粋」にゲスト出演した著者の話が面白かったのと番組でこの本を推していたので買おうと思っていた。東芝EMIのプロデューサーでありファンハウスの創業者である著者が関わったミュージシャン達との逸話が記録されている本。
    神保町から地下鉄を乗り継いで湯島へ。湯島天神に行く。必要あってお札を買いに来たのだが、せっかくだから初詣もと思ったら長蛇の列だったので断念。お札を手に入れて天神を後にする。
    さあ、今日も歩こうということで、歩いて近くの不忍池へ。池の周囲を歩く。池の向こうに東天紅のビルが見える。子どもの頃何度か東天紅のバイキングに連れてきてもらったことを思い出す。冷やし中華好きの子どもだったので(今も好きだが)、自分で麺や具を好きにとって冷やし中華を作れるここのバイキングは夢のような空間であった。
    久しぶりの上野散策を楽しんでから帰路につく。
    車中では原田ひ香「古本食堂 新装開店」(角川春樹事務所)を読む。神保町で古本屋を営んでいた兄が亡くなり、その妹(珊瑚)と親戚の娘(美希喜)が店を引き継いでいくという「古本食堂」の第2弾。本の話だけではなく、神保町周辺の飲食店も話題に絡めているのがこのシリーズの売りだろう。前作で「共栄堂」「ランチョン」「ガヴィアル」「揚子江菜館」「ボンディ」が登場。今回は「いもや」「なかや」「新世界菜館」「メナムのほとり」「狐兎」「豊前うどん(武膳)」などが出てくる。やはり、神保町だからカレーの店

  10. 2025/01/02 23:35:11 Football is the weapon of the future -Authorized Edition- 清義明のブログ含むアンテナおとなりページ

    © 2004-2025 Yoshiaki Sei / On the conrer Inc..

  11. 2025/01/02 11:49:25 しのばずくん便り含むアンテナおとなりページ

    不忍ブックストリート公式twitter
    Tweets by hitohako

  12. 2024/12/30 10:26:33 プロパガンダファクトリー含むアンテナおとなりページ

    2024 9月 23 23:59:04
    FW 32 杉谷俊哉  07.08.03 166/58 アビスパ福岡U-15
    49 里見汰福  09.04.20 172/71 ヴィッセル神戸U-15

  13. 2024/12/13 07:58:39 岸政彦日記含むアンテナおとなりページ

    投稿日: 2024/12/122024/12/12
    沖縄社会学会 第7回大会
    沖縄社会学会第7回大会のお知らせです。
    日時:2024年12月15日(日)9:30~16:00
    会場:名桜大学 看護学科棟 講義室1(沖縄県名護市為又1220-1)
    開催方式:対面とzoomオンライン配信のハイブリッド
    ※ 大会に参加する場合は以下のリンクより、申込みください。前日にzoomのリンクを送ります。
    ※ 参加無料、途中退席/参加可です。
    予約申込はこちらからお願いします。
    https://forms.gle/go9eEubQGtdUzSBU7
    第1部 個人報告(9:30~12:30)
    9:30 第1報告
    岸 政彦(京都大学)
    「人生についての信念――沖縄戦と戦後の生活史から」
    10:15 第2報告
    玉城 尚美(所属なし)
    「A市の人事配置と管理職登用から考察するジェンダー格差」
    11:00 第3報告
    池尾 靖志(立命館大学 非常勤講師)
    「南西諸島における国民保護と住民避難」
    11:45 第4報告
    石川 勇人(大阪大学 大学院)
    「元白梅学徒隊中山きくの記録活動のはじまり――広島在住時代のライフヒストリーを基軸に」
    12:30〜13:30 休憩
    第2部 シンポジウム/パネルディスカッション(13:30~16:00)
    13:30
    「米軍統治下沖縄の公衆衛生政策――ハンセン病政策と公衆衛生看護婦制度から」
    ≪主旨≫
    今年、沖縄社会学会が初めて開催される山原に、86年前(1938年)、ハンセン病患者隔離政策の拠点として愛楽園が開設された。戦前から行われていたハンセン病隔離政策は、米軍統治下沖縄においても継続した。愛楽園に隔離されて暮らした人々は、公衆衛生看護婦(以下、公看)が医療や公衆衛生を担った米軍統治下の沖縄の人々とともにあった。
    米軍によって性病予防の担い手として1951年に導入された公看は、慢性的な医療人材・施設不足に悩まされていた沖縄において、地域医療の重要な担い手となった。占領下沖縄では1950年代〜60年代にかけて結核が蔓延しており、公看の業務の多くも結核に関するものだった。公看の仕事のハンセン病患者に関する割合は少なかったが、ハンセン病隔離政策において、公看が果たした役割は大きい。
    本シンポジウムでは、米軍統治下沖縄におけるハンセン病政策及び公衆衛生看護婦制度を、米軍統治の歴史や冷戦の文化政治という世界史的文脈に位置づけて示した上で(増渕)、愛楽園の歴史を概観し、ハンセン病患者・回復者・家族にとってハンセン病政策がどのような経験であったのか検討する(鈴木)。こうした作業を通して、米軍と衛生政策の関係という現在にも続く問題を考えるための視座を提示する。
    報告
    増渕 あさ子 (同志社大学政策学部助教。専門は沖縄占領史・医療史)
    鈴木 陽子 (沖縄愛楽園交流会館学芸員、立命館大学生存学研究所客員研究員)
    進行
    山城 紀子 (ジャーナリスト 元沖縄タイムス記者)
    16:00 終了
    沖縄社会学会 第7回大会
    2024年12月

  14. 2024/12/06 22:32:54 黌門客含むアンテナおとなりページ

    この「背後に翻訳文学の流行がある」という事実は、磯田光一『鹿鳴館の系譜』でも示唆されている。磯田は、その第7章「『田園の憂鬱』の周辺――佐藤春夫と宇野浩二」*5を、生田長江訳の『ツァラトゥストラ』*6の話柄から説き起している。春夫はこの『ツァラトゥストラ』に相当感化されたらしく、大逆事件の被告たちへの共感を語る際に、ニーチェのいう「危険と遊戯を愛する者」の「ほとんど直接の引用」*7として、「死を賭して遊戯を思ひ」といった評言を持ち出している。
    磯田によれば、春夫には「西洋思想を通じて日本からの脱却をめざ」そうとする「鹿鳴館の思想を極端におしすすめた」ところもあったというが、面白いのは、かれの乃木殉死の衝撃に対する反応である。すなわち磯田によると、漱石や鷗外は事件に際して「明治の精神への共感を語る」のだが、一方春夫はどうかと云うと、
    中条省平氏は、『田園の憂鬱』における、プルーストの手法にも通ずるような「現実と想像が渾然一体となった」比喩表現に特に著目し、「当時二十代半ばの佐藤春夫の感性は、同時代の日本文学の水準を遠く抜いていたばかりでなく、世界的にも最前線を突っ走っていたというと大げさでしょうか」(『文章読本 文豪に学ぶテクニック講座』中公文庫2003←朝日新聞社2000:39)と評していたが、こういった比喩が成立しうるのも、「純粋な小説世界」の構築があってこそと云いうる。
    また、福田の指摘するような「知的に説明したり納得したり出来ない」点、確かにそれも純粋な小説世界の構築へと繋がってゆくのかも知れないが、「理性を排する」という側面に著目するならば、その行き著くところは「怪奇趣味」だということにもなる。
    『田園の憂鬱』には、ドッペルゲンガーのようなものが出現したり(このくだりは実に不気味だ)、ランプがあたかも意思を有っているかのように消えたかとおもえばひょっこり現れたりと、怪奇趣味に傾倒する春夫の性向がすでにして窺われる。このような傾向については東雅夫氏も、次のように述べる。
    これは「宝石」1957年8月号に掲載されたものというが、これを読んであっとおもったのは、清張がこの少し後に発表したある作品(映画化もなされている)が、『悪い種子』にヒントを得て書かれたものではないか、と思い至ったからである。この原作は1954年に発表され、ブロードウェーでミュージカルにもなった(マクスウェル・アンダーソンが舞台化)。邦訳は北村太郎訳が56年に出ており(早川書房)、この同じ年にマーヴィン・ルロイが映画化している。清張は原作小説のことについて言っているともおもえるが、春生のほうは「みてない」と言っているから、こちらはあるいは映画版について答えているのかもしれない。
    わたしは邦訳の原作は読んだことがないが(というか、手が出せないほど高騰している)、映画版であれば観た。2年前、偶々NHK-BSでかかったのを録画しておいて、最近になって観たのである。舞台版の役者をほぼそのまま映画にも出演させているらしく、たとえばリロイ(ヘンリー・ジョーンズ)の独白場面など、かなり大仰である。ローダ(パティ・マコーマック)は、はるか後年のジャウム・コレット=セラ『エスター』(2009米)などを聯想させるほどに狡猾だけれども、「子供らしい」一面もあって、それだけに益々不気味である。船著場のクライマックスは、冒頭のオープニングクレジットでも暗示されるが、そこで奏されるフランス民謡の「月の光(に)」がかくまで恐ろしげに響いた例はこれまでになかっただろう。

  15. 2024/12/02 04:47:28 退屈男と本と街含むアンテナおとなりページ

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  16. 2024/11/11 00:21:40 daily-sumus2含むアンテナおとなりページ

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  17. 2024/11/08 23:01:45 内田樹含むアンテナおとなりページ

    内田樹選集
    今日はこれから病院ですい臓がんの切除手術の日程打ち合わせである。手術が無事に終わったとしても、もう74歳であるから、相...
    2024-11-08 vendredi
    韓国の出版社企画で「無知の楽しさ」という本が出た。韓国の編集者や訳者の朴東燮先生からの質問に私が答えて一冊の本になったの...

  18. 2024/09/15 15:38:01 Hatena::Diary含むアンテナおとなりページ

    「社会主義」の系譜学 資本主義に対抗して
    ポストモダンの超克 「NAM」の原理
    労働運動の回復 「内在的闘争」と「超出的闘争」
    「二〇世紀システム」 その構造と批判の文脈
    構造変化のなかで フランスにおける「アナーキズム」
    02(00.12.08) 交換の形態① 資本・国家・ネーション 自律性と強制力をもった「想像の共同体」
    03(00.12.15) 交換の形態② 「NAM」の運動 アソシエーションによる交換
    08(01.02.02) 消費社会論 「新しい労働運動」に向けて 『資本論』──資本への対抗運動の鍵
    10(01.02.16) 「権力」について 社会民主主義をめぐって 資本と国家を揚棄する道筋
    14(01.03.16) 「文学」と「社会学」 アヴァンギャルドと政治 「反文学」とそのコンテクスト
    16(01.04.06) ポストモダン 近代国家と国民統合 象徴としての「絶対君主」
    18(01.04.20) 「後進国」革命 社会主義と民族主義 ──竹内好をめぐって──
    20(01.05.04) 「批評」の位置 武田泰淳と花田清輝 「物書き」としてのスタイル
    22(01.05.18) 文学と小説 埴谷・安吾・小林 「永遠性」という磁場
    24(01.06.08) 他者の位相② サルトルと武田泰淳 ──「罪」と「恥」──
    25(01.06.15) 「陣地戦」 マルコムXとガンジー 世界資本主義と抵抗の作法
    27(01.06.29) LETS 貨幣を「揚棄」する 資本制経済のボイコット
    28(01.07.13) 「力」の位相 ミクロ権力と国家権力 フーコーをめぐって
    29(01.07.20) 「権力装置」 市民社会と国家 『ブリュメール十八日』
    31(01.08.24) 非暴力主義 花田清輝とマルクス 「武家的なもの」「公家的なもの」
    32(01.08.31) 多重帰属 位相空間的「地域通貨」 アイデンティティポリティクスの回避
    34(01.09.14) 「批評」の場所 小林秀雄を引き受ける 「隠喩としての建築」のころ
    35(01.09.21) 「批評」の場所② ポジションの〝変化〟 スタンダードな知に対する批判
    36(01.09.28) 「批評」の場所③ 議会政治とNAM 湾岸戦争から一九九九年へ
    37(01.10.05) 「批評」の場所④ 国家主義に対抗して LETSの普及で社会は変わる
    07(98.09.04) 余暇と哲学について ブルデュー著「パスカル的省察」に思う*6
    08(98.10.02) 懐かしさ/初々しさ J.P.リモザン「Tokyo Eyes」を観る*7
    10(98.11.27) 来るべき「愛」のかたち PACS──パクスをめぐる論戦*9
    11(99.01.08) エウリディケー、エウリディケー! マルク・フュマロリとヨーロッパの「修辞学的」同一性*10
    特別版(99.05.28) 「批評」の空虚をこえて 言説の公共性を回復させるために ──「批評空間」21号の共同討議を分析する──*15
    17(99.07.02) 水村美苗の「高慢と怯懦」 『二つの時間』と題された講演から*16
    23(00.01.07) 素朴なドイツの私 ギュンター・グラス「私の世紀」を読む
    24(00.02.11) 〈モダン〉への疑惑 世界の終わりと「物語」の現在*21
    25(00.03.10) イタリアの友人 ──「女たちの不安」?──
    27(00.06.09) 「啓蒙の大きな物語」とは ポーコックのギボン研究『野蛮と宗教』*22
    28(00.07.14) アヴェイロンの百姓 ジョゼ・ボヴェと「もう一つのグローバリゼーション」*23
    29(00.08.11) 終わりなき(?)精神分析 「精神分析の三部会」にふれて
    33(00.12.08) 「狂牛病」 フィーバー ウシ、ヒト、狂気、理性*24
    38(01.05.11) 「ノン・ア・ダノン!」 ボイコットそして/あるいはマスメディア*25
    44(01.11.09) 来るべき大学を問う デリダの「条件なき大学」
    46(02.01.18) 困難を選択した勇気 ジャック=アラン・ミレールの「啓蒙」*29
    最終回(02.04.19) 共和国の黄昏、歴史の曙光 未来の地平は「声」=「票」なき衆生の側に*31

  19. 2024/08/14 00:41:12 qfwfqの水に流して Una pietra sopra含むアンテナおとなりページ

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  20. 2024/06/22 06:22:06 〜蹴球幻想〜  ミカミカンタ 含むアンテナおとなりページ

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  21. 2024/06/13 01:38:21 古本ソムリエの日記含むアンテナおとなりページ

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  22. 2024/03/28 11:01:05 東川端参丁目の備忘録含むアンテナおとなりページ

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  23. 2024/03/28 08:18:40 不未之奇含むアンテナおとなりページ

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  26. 2024/03/27 19:33:52 鹿島拾市ブログ2含むアンテナおとなりページ

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  27. 2024/03/27 02:56:20 DOXA(独立左派日誌)含むアンテナおとなりページ

    DOXA(独立左派日誌)
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  28. 2024/02/11 10:15:41 絶望書店日記含むアンテナおとなりページ

    『冤罪と人類 道徳感情はなぜ人を誤らせるのか』
    冤罪、殺人、戦争、テロ、大恐慌。
    すべての悲劇の原因は、人間の正しい心だった!
    我が身を捨て、無実の少年を死刑から救おうとした刑事。
    彼の遺した一冊の書から、人間の本質へ迫る迷宮に迷い込む!
    執筆八年!『戦前の少年犯罪』著者が挑む、21世紀の道徳感情論!
    戦時に起こった史上最悪の少年犯罪<浜松九人連続殺人事件>。
    解決した名刑事が戦後に犯す<二俣事件>など冤罪の数々。
    事件に挑戦する日本初のプロファイラー。
    内務省と司法省の暗躍がいま初めて暴かれる!
    世界のすべてと人の心、さらには昭和史の裏面をも抉るミステリ・ノンフィクション!
    ※宮崎哲弥氏が本書について熱く語っています。こちらでお聴きください。
    絶望書店主人推薦本
    『冤罪と人類 道徳感情はなぜ人を誤らせるのか』
    冤罪、殺人、戦争、テロ、大恐慌。
    すべての悲劇の原因は、人間の正しい心だった!
    我が身を捨て、無実の少年を死刑から救おうとした刑事。
    彼の遺した一冊の書から、人間の本質へ迫る迷宮に迷い込む!
    執筆八年!『戦前の少年犯罪』著者が挑む、21世紀の道徳感情論!
    戦時に起こった史上最悪の少年犯罪<浜松九人連続殺人事件>。
    解決した名刑事が戦後に犯す<二俣事件>など冤罪の数々。
    事件に挑戦する日本初のプロファイラー。
    内務省と司法省の暗躍がいま初めて暴かれる!
    世界のすべてと人の心、さらには昭和史の裏面をも抉るミステリ・ノンフィクション!
    ※宮崎哲弥氏が本書について熱く語っています。こちらでお聴きください。

  29. 2023/06/06 00:45:40 見物人の論理含むアンテナおとなりページ

    令和の名将、世界を制す。

  30. 2023/02/17 17:09:35 風太郎の気ままな水先案内(とみきち屋)含むアンテナおとなりページ

    2022年4月29日 (金曜日) 一箱古本市 | 固定リンク | コメント (1)
    Merlerhila on 2022年「第22回不忍ブックストリート 一箱古本市」出品本の一部紹介(2)

  31. 2023/01/02 08:05:11 読書猿blog含むアンテナおとなりページ

    2022/10/26 14刷決定 累計260,000部(紙+電子)

  32. 2021/11/16 15:03:59 偉愚庵亭憮録含むアンテナおとなりページ

    2021年11月
    2021/11/13
    ジョークの暴力性について
    ツイッターのタイムラインで冗談の話題が出ていたので、久しぶりにブログを更新してみる。
    ご紹介するのは、2015年の1月に「日経ビジネスオンライン」(←当時)の連載コラムのために書いたテキストだ。
    さきほど検索してみたところ、あらまあびっくり、消えている。
    どうやら、あの媒体は、古い記事を削除する方針を貫いている。悲しい。
    あんまり悲しいので、ブロクにテキストをアップすることにした。
    細かい部分は、掲載当時の記述と食い違っているかもしれない。でもまあ、私が編集部に送った原稿はこのバージョンだった。
    どういうタイトルがついていたのか、記憶が曖昧なのだが、以下、仮のタイトルを付してご紹介する。乞ご笑覧。
    オダジマは、6年半も前から「笑い」を過剰に高く評価する風潮に敵意を抱いていたののだね。それも、真顔で。
    というわけで、いつも真顔でいることの大切さをニコリともせずに真顔で訴えたマジメな原稿です。
    ユーモアは暴力である
    あけましておめでとうございます。
    新年第一回目の更新分は、インフルエンザのためお休みしました。
    無理のきかない年齢になってまいりました。いろいろなことがあります。
    待ち焦がれた読者を想定して休載を詫びてみせるのも、かえって傲慢な感じがいたしますので、なんとなくぬるーっとはじめることにしましょう。
    フランスでこの7日と9日に連続して起きたテロ事件は、17人の死者を出す惨事になった。
    一週間を経てあらためて振り返ってみると、この事件が、これまでにない多様な問題を投げかける出来事だったことがわかる。
    表現の自由と宗教の尊厳の問題、宗教への冒涜とヘイトスピーチの関係、テロ警備と市民生活、多文化主義と移民の問題など、数え上げれば切りがない。
    どれもこれも簡単に結論の出せる問題ではない。
    それ以前に、半端な知識や安易な観察で踏み込んで良い話題ではないのだろう。
    なので、事件の核心部分については意気地無く黙ることにする。
    ここでは、「ユーモア」の話をする。
    あえてユーモアを主題に持ってきたのは、14日の朝日新聞に載った
    《「犯人はユーモア失っていた」 仏紙風刺漫画家が会見》
    http://digital.asahi.com/articles/ASH1G01DPH1FUHBI03J.html?iref=com_rnavi_srank
    という記事に、考えさせられたからだ。
    会見の中で、風刺漫画家のラウド・ルジエさん(43)は、ユーモアについて以下のように語っている。
    《最後に、報道陣から「この絵を描いたことで心配はないか」と質問が出ると、「ユーモアの知性を信じている。犯人はユーモアを失っていただけだ」と言い切った。》
    正直な話をすると、私は、ルジエ氏が何を言いたいのか、何を言っているのか、まったく了解することができないでいる。
    犯人がシャルリ・エブドのユーモアを理解しなかった点については、ルジエ氏が指摘している通りなのだと思う。
    でも、だとしても、ユーモアについての理解の有無とテロリズムは別の次元の話だ。
    新聞の出版にたずさっている人間であれば、どうしてこの程度のことがわからないのだろうか。
    私自身の話をすれば、検索してたどりついたシャルリ・エブドの風刺マンガからは、ほとんどまったくユーモアのエッセンスを感じ取ることができなかった。
    フランス語が読めるわけではないので、文字に関しては英訳してあるサイトのものを捜したり、ウェブ上の辞書の世話になったりした。
    で、かなりの数のネタをサルベージした次第なのだが、どれもこれも、ひとつとして笑えない。いや、大げさに言っているのではない。「charlie hebdo」で画像検索をしてみれば、一目瞭然だ。これで笑う日本人が果たして何人いるのだろうか。
    私は、単に不快だった。
    つまり、ユーモアの理解度からすれば、私は、テロの犯人とそんなに違わなかったわけだ。
    とはいえ、もちろん、ポンチ絵を見てムカついたからといって、私は編集部にカチコミをかけたりしない。
    世界中のほとんどすべての新聞読者と同じく、笑えないネタに対しては黙殺を決め込む。それだけの話だ。
    ユーモアは、伝わりにくいものだ。
    仮に出来の良いユーモアってなものがあったのだとして、笑ってくれるのは読者のうちの2割に過ぎない。半数の人間は無反応だろうし、残りの3割は気分を害している。笑いというのはおおよそそうしたものだ。とすれば、ユーモアを発信している側の人間が、受け手の無理解を責める態度は、傲慢以外のナニモノでもない。
    客が笑わないのは客の側の責任ではない。笑わせることができなかった制作側の人間(芸人ないしは文筆家)の責任だ。
    犯人は、なるほどシャルリ・エブドのユーモアを理解しなかった。
    だが、問題はそこではない。
    唯一の問題は、犯人が暴力に訴えたことだ。
    マシンガンを乱射して、編集部の人間を殺害し、警察官を殺害したことだ。
    どんな理由があろうとも、殺人は、100パーセント、いかなる方向からも擁護できない。
    彼らが敬虔なムスリムで、シャルリ・エブドの涜神的なポンチ絵に怒りを感じていたのだとしても、そんなことは犯行を免罪する理由にはならない。
    とはいえ、犯罪とは別に、犯人がユーモアを解さなかった(「ユーモアを失っていた」と、ルジエ氏は言ったが)ことそのものは、特段に責められるべきことがらではない。
    彼らがユーモアを解さなかったことと、テロにうったえたことはまったく別の問題だ。
    ユーモアのわかる人間ならテロリストにならないわけではないし、犯人がユーモアを理解していれば、テロに訴えなかったはずだみたいな甘ったるいお話でもない。
    ルジエ氏の言い方だと、犯人は、ユーモアの知性を理解しない人間であるがゆえに、犯行に及んだように聞こえてしまう。
    そうでなくても、彼のものの言い方は、ユーモアを解さない人間をテロリストと同じ集合に分類してしまっている。
    とすると、私も犯人と同じ側の人間だってなことになってしまう。
    違うぞ。
    私は、シャルリ風の高飛車なユーモアを解さないという意味では、犯人と同じだ。しかしながら、私は非暴力を貫いている点で、自らの主義主張を暴力という手段で実現しようとした犯人とは正反対の人間だ。
    一緒にされては困る。
    ユーモアみたいな粗雑なもので私を分類しないでほしい。
    ルジエ氏の立場に立って考えてみれば、彼のあの日の会見での発言は、普段の彼の言葉とは違う、感情的な反応だったのだろう。
    当日、彼は、自分の同僚を何人も殺された直後の状態で会見に臨んでいた。
    感情的にならない方がむしろ不自然だったと言っても良い。
    ルジエ氏は、自分自身もまかり間違えば殺されたかもしれない立場だった。
    そう思えば、犯人を貶めたかった気持ちは十分に理解できる。
    興味深いのは、ルジエ氏が犯人を「ユーモアを失っていた」という言い方で非難しようとしたことだ。
    非難の言葉にはその人間の信念が露呈する。
    ルジエ氏は、おそらくユーモアを持たない人間を、人として低級な人間であると考えている。
    だからこそ、テロリストに対してその言葉をぶつけた。
    ということは、彼自身は、ユーモアを使いこなし

  33. 2021/07/13 16:14:39 増田大人ブログ含むアンテナおとなりページ

    読者になる

  34. 2021/07/08 19:43:27 老子的アナーキストブログ含むアンテナおとなりページ

    © Yahoo Japan

  35. 2021/07/06 16:11:15 Critical Life (期限付き)含むアンテナおとなりページ

    米津玄師
    米津玄師『死神』が朝のテレビで普通に流れてる世界ヤバい
    www.youtube.com 米津玄師の『死神』を聴いて無意識に「ありがとう…」とつぶやいてた。すぐに近くの山に登り、頂上から遠い空に向かって「米津ーーー!!」と叫んだ。 「落語『死神』をテーマに曲を作る」、この発想がすでに「米津ここにあり」。そもそも死神は「サゲ…
    kansou - 2021-07-03 18:30:42
    まとめ
    2021年上半期でよかった新刊マンガ10選+α
    アジで勢いつけて真夜中に一気に書き上げないとブログやれなくなった。 レギュレーション 十選 切畑水葉『阪急タイムマシン』(BRIDGE COMICS)(単巻完結) 伊奈子『泥濘の食卓』(バンチコミックス)(連載) 幾花にいろ『あんじゅう』(楽園コミックス)(連載) ナ…
    名馬であれば馬のうち - 2021-07-06 07:56:49
    GCP
    セキュリティガードレールを作って、非エンジニアに安心してGCPを提供できるようにした話
    はじめまして、モノタロウでGCPの管理をしている吉本です。 今回はモノタロウの社内全体でデータ基盤として使っているGCPをテーマに、大規模組織におけるクラウド運用の取り組みをお話します。 データ民主化による現場主導のデータ活用 クラウドの利用拡大に伴う課題 C…
    MonotaRO Tech Blog - 2021-07-06 09:00:01
    ムールフリット
    こんにちは。ムールフリットというものを知らなかったのだわ 沢山食べることにより生まれるおいしさ、量のおいしさは、日本ではあんまり一般的ではないのかもなと思う。ムールフリットは完全に量がおいしさ。あれはふたつ三つ食べても仕方がない。 〓 南インド屋 (@mina…
    パル - 2021-07-05 22:46:38
    生活
    206号室に、さようなら。
    5年と3ヶ月住んだ部屋から、引っ越しました。 理由は一般的なところで言う「気分転換」です。引っ越すのは徒歩5分の近所。 ちょっと前は早く引っ越したい一心でしたが、長く住んだこともあり、最後の数週間は惜別の気持ちが募りました。 上京してからずっと住んでいた…
    No.26 - 2021-07-04 23:41:56
    料理
    【レシピ】オクラとちくわのやみつき梅肉和え
    今日は暑い時期にピッタリのオクラと梅肉を使ったさっぱり系の一品をご紹介します(*・〓・*)〓! ちくわでかさ増しする事で食べ応えも抜群です〓 さっぱり梅干しにごま油ベースの味付けに、塩こんぶで旨味を増し増しなやつです(´艸`)* そのまんま食べても良いですし、冷や…
    しにゃごはん blog - 2021-07-05 06:54:36
    出版社の編集者は何をする人なのか
    かつては出版社の中に編集者という職業があって、著者に執筆を依頼したり、そうして書いてもらった原稿を取りに行ったり、誤字脱字や「てにをは」を矯正したり、漢字や送り仮名の表記を出版社のルールに従って統一したり、それを印刷製本する指示を出したり、そういう…
    golden-luckyの日記 - 2021-07-06 12:58:47
    ありがとう『ドラゴンクエストライバルズ』
    ちょもすです。 ドラゴンクエストライバルズ エースは、2021年7月5日(月) 13:00をもってサービスを終了いたしました。約3年半にわたりご愛顧いただき、誠にありがとうございました!#DQライバルズエース(イラスト: @ArtePiazza より) pic.twitter.com/2nbbJNyS5p〓 ドラ…
    chomoshのブログ - 2021-07-05 14:38:26
    あまのっちと剛くん
    あまのっちと剛くんのトークよかったね。天野ひろゆき×草彅剛「また賞をとって、つよポン」と、拍手で祝福してくれた。 あまのっち、ほんとに優しい。 役者としての草彅剛を心からリスペクトしてくださってるんだよね。 それに対して、 「いやいやいや、とんでもない。あ…
    yumipon0524’s diary - 2021-07-06 06:55:43
    【今週のお題】暮らしていくなら、どこがいい? 「住みたい場所」についてブログを書きませんか?
    アニメ
    【幸福は創造の敵──】『映画大好きポンポさん』 劇場アニメ&原作感想をまとめ読みしよう!
    www.youtube.com 2021年6月4日から公開中の劇場アニメ『映画大好きポンポさん』。杉谷庄吾【人間プラモ】さんによる同名人気コミックを原作とするこの作品のキャッチコピーは、「幸福は創造の敵──」。 敏腕映画プロデューサー・ポンポさんのもとで製作アシスタントをし…
    今週のはてなブログランキング〔2021年7月第1週〕
    はてなブログ独自の集計による人気記事のランキング。6月27日(日)から7月3日(土)〔2021年7月第1週〕のトップ30です*1。 # タイトル/著者とブックマーク 1 大手金融機関から運用商品を買わない方が良い理由を金融庁が解説している - 銀行員のための教科書 by id:na…
    わたしの偏愛
    あのスーパーで流れている曲がどんだけガチか、夜通し語りたい。店内BGMにハマったら人生楽しくなった話【わたしの偏愛】
    はてなブログは、「書きたい」気持ちに応えるブログサービス。ささいな日常や忘れらない出来事を綴るブログだけでなく、「推しへの思い」や「好きな映画の感想」「お笑いの分析」など、趣味や好きなものへの思いを言葉にするブログも数多く見られます。そこで、週刊は…
    インタビュー
    あさのますみさん『逝ってしまった君へ』インタビュー「まとまらない気持ちだからこそ、文章にした」
    2020年3月、Web上で自らの意思で死を選んだ友人について綴ったエッセイを公開した声優・作家の浅野真澄/あさのますみ(id:masumi_asano)さん。このほど、その内容を大幅に加筆しまとめた長編エッセイ『逝ってしまった君へ』(小学館)が6月30日に発売されました。「大…
    SmartHR とフルリモートワークと、時々、オフィス
    こんにちは!CTO の芹澤です。 今回は SmartHR のプロダクトチームで行われているリモートワークの状況と、今後の働き方に関するお話です。 昨年度よりコロナ禍における暫定対応として採用されていたリモートワークを前提とした働き方について、そろそろ恒久的な方針を…
    SmartHR Tech Blog - 2021-07-05 12:01:06
    仕事
    在宅ベテラン勢に、買ってよかった「在宅のお供」を自由プレゼンしてもらった【リモートワークアイテム連載 最終回】
    長期にわたってリモートワーク(在宅勤務)を続けていると、仕事をする環境だけではなく、ストレスを解消するための工夫も必要になっていきます。家で快適に過ごすことも、在宅ワークでは大事ですよね。そこで今回は、長年リモートワークをしている“ベテランリモートワ…
    ソレドコ - 2021-07-05 10:30:04
    資産形成・投資
    FIREで真に重要なのは早期退職ではなく経済的自立である
    おはようございます。 最近、FIREという言葉を耳にすることが増

  36. 2021/06/05 01:09:27 天沼メガネ節含むアンテナおとなりページ

    2021年6月4日
    なにもいいたくない。

  37. 2021/03/22 20:46:09 三月記(仮題)含むアンテナおとなりページ

    2021年03月22日
    「海鳴り」33号が届きました
    昨年までは「海鳴り」が出たら、編集工房ノアの本の通販のおまけとして配布していましたが、三月書房は昨年末に廃業しましたので、そーゆーことはできなくなりました。うちの店では毎年200冊ほども配布させていただいていましたので、今年もお知らせだけはしておきます。
    この号で一番の読み物は、山田稔氏の「同僚━生田耕作さんのこと」でしょう。2段組み14頁分ありますが、山田氏が生田氏について、これだけまとまった量を書かれたのは初めてかと思います。そのほかの内容は上記の画像をクリックしていただけば目次が読めるはずです。
    「海鳴り」の入手方法は聞いておりませんが、おそらく一部の書店では無料配布するはずです。非売品なのでこれだけを購入することはできないでしょう。発行所に頼めば送ってくれるのか、送料はいくらなのかもわかりません。これはあくまでも個人的な意見ですが、発行所に何か1冊通販の申し込みをして、ついでにおまけに添えてくれるようにお願いするのがよろしいかと思います。表紙の裏に昨年1月以降の新刊リストが掲載されています。下記に画像を載せておきますのでご参考にどうぞ。クリックすれば拡大するはずです。
    まことに不便なことに、編集工房ノアにはサイトがありません。グーグルすると、いまだに三月書房のページが上位に出てきます。メールも利用されていません。ゆえに通販の申し込みは郵便か固定電話かFAXしかできないでしょう。住所と電話は検索すればすぐにわかるはずです。

  38. 2021/03/09 14:42:19 紋切型事典含むアンテナおとなりページ

    ※https://blog.goo.ne.jp/j9090380は、見つかりませんでした。

  39. 2021/02/02 07:15:21 わめぞ含むアンテナおとなりページ

    FAQ / お問い合わせ窓口

  40. 2021/02/02 06:28:25 空想書店 書肆紅屋含むアンテナおとなりページ

    FAQ / お問い合わせ窓口

  41. 2021/02/02 06:09:44 はほへほ旅日記・書物日誌含むアンテナおとなりページ

    FAQ / お問い合わせ窓口

  42. 2021/02/01 12:09:53 読書で日暮らし含むアンテナおとなりページ

    FAQ / お問い合わせ窓口

  43. 2020/12/15 19:06:39 深夜のシマネコBlog - livedoor Blog(ブログ)含むアンテナおとなりページ

    codoc用テスト記事
    2020年12月

  44. 2020/07/28 09:16:04 Irresponsible Rumors含むアンテナおとなりページ

    最近の噂
    風の噂ではございますが……
    なお、リンクする場合には各コメントの日付のあとにある「id」をクリックすると、そのコメントのユニーク id が url 欄に表示されるぞ。
    2012/05
    しばらく前に、カルロス・フエンテス他界。しばらく前に、フエンテスの小説やノンフィクションをまとめて読んで、もうフエンテスは一通り見切ったと思っていたが、それでもかの大作「テラ・ノストラ」は未だに期待だし、その才能と知性は刮目すべきものがあり、また一部の文のかっこよさと洗練ぶりはずばぬけたものがあった。正直いって、その洗練ぶりがかれの目指すラテンアメリカ土着的な泥臭さと相容れない面はあって、それが彼の弱点でもあったんじゃないかとも思う。ガルシア=マルケスは、発端となったおばあちゃんの昔話的な語り口があり、バルガス=ジョサは何でも力でねじふせるような野蛮さがあるし、カルペンティエールもそこらへん洗練しすぎずうまく逃げているんだけど…… ともあれ、ご冥福を。(2012/05/21, id)
    先日までインドのタミルナド州にいたんだが、電力事情がひどい。日本の工場とかでも、週二日完全停電に、その他の日も一日六時間停電というまともでない状況になっている。ところが、先月末に突然それがちょっと改善しはじめた。なぜかというと、風が少し早めに吹いてきたから。タミルナド州は、いま稼動発電容量の半分くらいが風力を中心とした再生可能エネルギー。ところが、これまでの月は風がふかないので、その風力からの電力はゼロ。それが、風が吹いたら突然総電力の四分の一くらいがまかなえるようになった。
    しかし……こんな風頼みでは仕事にならない。停電するのも困ったものだけれど、仕事に使うなら、停電するといいつつ実は電気がきました、というのも困る。タミルナド州は結構でかい(日本の三分の一くらい)だから、多少は平準化されると思っていたんだけれど、ダメなときは完全にゼロの状態が何ヶ月も続くのか! これ使うなら、どうしてもバックアップの火力かなんか必要になってくる。それを考えると、自然エネルギーへの転換をすすめましょうなんていうお題目がまったくリアリティなしに聞こえてしまう……(2012/05/20, id)
    2012/04
    LaTeX の環境を更新しようとおもって、そろそろ Windows とMac とLinux (最近ほとんど使わないが) の環境もそろえたいしと思って、W32 環境から texlive に移行しようとあれこれ。最初はいろいろ苦労したが、最終的には成功。よかったよかった。TexMaker とか TexWorks とかの専用エディタも使えるようになったのは便利。ただ、変なotf系の小細工して、鄧小平の鄧を勝手に utf{21E}とかに置き換えるのは迷惑だなあ。そういうのをなしにするために utf-8使ってんのに。
    あと、パッケージの更新が楽なのはうれしい。これまでは年に一度くらい、W32Tex環境まるごと入れ替えで更新してたんだよね。 (2012/04/07, id)
    2011/10
    ラオスにきたら、いつも使っている携帯電話がつながったりつながらなかったり。SMSも送れなかったりする。するとカウンターパートから連絡がきて、今使っている携帯電話(TIGO 改め Beeline) を換えろという。TIGO から他のキャリアの電話につながらなくなっているから、といって。なんじゃそりゃ。
    TIGO の機械の故障らしい、と言われたんだが、調べてみたら、なんと TIGO が(おそらく Beeline に買収/改名する過程で)協定破りのプロモーションをやって、それに対して他の携帯会社が制裁措置として、TIGO/Beeline への回線接続を切ったんだって。ひでえ。協定破りって、少しお得なプランを出したとかそんな話だけど、それでここまでやるか?!? そんなことをしたら業界全体の利益が下がるからというんだけど、それってカルテルっていうんですよー。社会主義国は知らないかもしれないけど、いけないことなんですよー。
    しかし TIGO も、古いページから新しい Beeline のページにリンクを張るくらいの手間を惜しまなければいいのに(といってもその新しいページが見当たらない……)。 (2011/10/27, id)
    遊びで受けてみた TOEFL ibt だが、ライティングがこんなに低いとはちょっとがっかり。少し書き方に凝りすぎたか。もうちょっとシンプルに書けばよかった。あと、ぼーっとしていてちょっと聞き逃した部分があったせいもあるのかなあ。 (2011/10/26, id)
    2011/9
    まったく知らなかったが、今月頭に、かのプロジェクトグーテンベルグ創始者のマイケル・ハートが他界していた。このプロジェクトにはテキストももらったし、いろんな権利やテキスト配布がらみの考え方も教わったし、何より「こんなことやっちゃえるんだ」と目から鱗を取ってくれたことには何よりも感謝している。その恩恵と遺志に応えるためにも、自由に流通する文書をどんどん増やさなきゃ。気がつかなかったけれど、今見たら The Economist にも立派な追悼文が出ている。もっと枯れたジジイかと思っていたよ…… (2011/9/29, id)
    最近の The Economist では、アジアの女性が晩婚化、未婚化していて、それは高等教育が進み、家庭や育児に縛られない経済的な独立性が確保されたからだ、という議論をしていた。そしてその結果としてアジアの男性は結婚はおろかセックスもできずに悶々としている、という話。
    それに対していくつか投書がその数号後で紹介され、男だって都市化に伴いいろいろ火遊びのチャンスができてるよ、という指摘とか、家庭のよさは忘れられていないよ、という投書の中に混じってこんなのがあった。
    拝啓 高学歴アジア女性が金銭的にdependent (訳注:independentのまちがいのはず)になるにつれて、確かに結婚は減っていますが、それでも彼女たちは活発なセックスライフを送っています。そしてますます若い男を愛人として選ぶようになり、既婚女性よりもっとセックスライフを楽しんでいるのです。このトレンドは戦後の日本で始まったもので、当時は大量の未亡人が再婚するよりも新しい「伴侶」を選んだのでした。
    アジアでは、三十代、四十代の独身女性が二十代のツバメを持つのはごく普通のことです。ダンスクラブの多くはハンサムな若者をウェイターとして雇い、かれらは連れ出し可であることがほとんどです。つまりアジアの若い男性は、たぶん貴誌の考えるほど寂しくはないうえ、年上の愛人から性技の手ほどきも受けられるのです。
    ピングー・リュウ(フロリダ州ボカラートン) The Economist 2011/9/10-16号、p.16
    リュウさん、ご自分の願望を信じやすいThe Economist にぶちまけてはいけません。あなた、どう見てもなんかの読み過ぎです。 (2011/9/27, id)
    矢作俊彦がぼくのGQの文章に「反論」したというので見てみた。ぼくには「論」にはまったく思えず、ただの付け焼き刃の感情垂れ流しポジショ

  45. 2020/07/25 03:54:37 conflict error含むアンテナおとなりページ

    こちらのブログには認証がかかっています。
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  46. 2020/07/01 01:23:11 新・ますたろう日記含むアンテナおとなりページ

    ≪ 2020.07│ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 ≫
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  47. 2020/05/08 15:40:43 サポティスタβ版含むアンテナおとなりページ

    むしろスチームクリーナーのパワーで溶けた油が飛び散ってかえって面倒な事に! 高温の効果があっても圧力だけで汚れを落とすのはおすすめできない。
    各メーカーの商品ページをよく読むと「水道水はタンク内にカルキの結晶が付くため、必ず蒸留水をお使いください」と注意書きがあります。スチームファーストはカルキ除去パウダーが付いてくるので唯一水道水が使えるスチームクリーナーです。
    ● 公式サイトでは推奨されていませんが、効果があるのでは?と思った私は、スチームクリーナー専用洗剤をスチームファーストミニに少しだけ入れてみました。
    ● ハンディタイプのスチームクリーナーなら、充電式でコードレスがありそうな気がします。しかし、コードレスのスチームクリーナーは、今のところ存在していません。
    小型のバッテリーでお湯を沸騰させる電力をまかなえません。バッテリーが大きくなりスチームクリーナーは相当な重さになると思います。
    ネットで調べてみても評判いいのに…私の評価としては微妙です。

  48. 2018/09/02 03:03:37 (勇)太陽工務店×RYKN含むアンテナおとなりページ

    Not Found
    The requested document was not found on this server.
    Web Server at hitachidai.net

  49. 2017/11/14 01:59:12 Amazon.co.jp: 小谷野敦さんのプロフィール: レビュー含むアンテナおとなりページ

    肉体の門 [DVD]
    DVD ~ 野川由美子
    価格: ¥ 2,428
    1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
    5つ星のうち 2.0 つまらんのだ, 2017/11/13
    レビュー対象商品: 肉体の門 [DVD] (DVD)
    のちに五社英雄が再映画化するがこれもつまらなかった。だいたい原作からして、占領下の解放的雰囲気にあっていたから話題になっただけで大したもんでhなく、娼婦のリンチシーンがあるというだけのもので、筋立てはごくつまらない。野川由美子が美人だったのは分かった・・・。
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    だれかの木琴 [DVD]
    DVD ~ 常盤貴子
    価格: ¥ 3,609
    1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
    5つ星のうち 4.0 常磐貴子が美しい, 2017/11/12
    レビュー対象商品: だれかの木琴 [DVD] (DVD)
    井上荒野の原作(2010年)。人妻が美容師にストーカーする話だが、もっと激しくなるのかと思っていたらわりとあっさり終わった。常盤貴子の美しさが印象に残るが、原作ではこんな美女ではないようだ。あと娘役の木村美言が可憐。池松壮亮は寺島しのぶとも人妻不倫の映画に出ていたがなんかそういう俳優なんだろうか。
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  50. 2017/03/16 01:11:27 高遠弘美の休み時間・再開(告知板)含むアンテナおとなりページ

    フォーレ協会の研究会での講演
    二月初めの記事でご案内した四月十六日の講演会はすでに満席になり、キャンセル待ちださうです。ひとりで吃驚してをります。
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  51. 2016/03/14 22:36:44 SOCCER UNDERGROUND BLOG含むアンテナおとなりページ

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  52. 2015/01/21 07:24:55 つのだま日記含むアンテナおとなりページ

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  53. 2012/12/01 02:45:25 Inspirace含むアンテナおとなりページ

    Forbidden
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  54. 2011/03/22 17:42:50 KOIKOI日記含むアンテナおとなりページ

    指定されたファイルが見つかりません。
    ■考えられる原因:
    ファイルが存在しない。
    指定されたURLに元々ファイルが存在しないか、既にファイルが削除されているためにこのエラーが表示されます。
    アドレスの指定が間違っている。
    リンク先のアドレスを間違って指定している場合、このエラーが表示されます。
    ■対処法:
    入力したURLを確認後、ブラウザで再読み込み(Reload)を行ってください。
    HTTP 404 File Not Found

  55. 2011/03/12 21:25:45 風のジジ含むアンテナおとなりページ

    死刑反対論者の反撃 不服従の勧め 蛙の声 マンガ家の人生

  56. 2008/11/03 21:16:28 パペッティア通信含むアンテナおとなりページ

    日本野球は韓国に敗れたのではない。恥辱のあまり崩れ落ちたのである (11)