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2025-07-06
2025-07-06
⚫︎近代住宅建築を代表する、超有名なコルビュジエのサヴォア邸の動画。切り口の異なる複数の動画を観ることで空間をより複雑に空想する。
一つめの動画は、建築関係者というか、建築の仕事をしている人の目線で撮られた動画(ちょっと気取った作りになっているのも、味わいがある)。二つめの動画は、どちらかというと観光案内みたいな感じで撮られているが、視点が新鮮で、他の動画では撮られていないような側面が捉えられていたりして、なんかすごくいい動画だと思う。三つめは、建築的にも映像的にも専門的な人が撮ったちゃんとした動画で、サヴォア邸の歩んだ来歴なども語られていて、面白い(20年くらい放置されて半ば廃墟状態で、戦争中はドイツ軍の干し草倉庫に使われていた ! )。
・サヴォア邸|ル・コルビジェを巡る|フランス・ポワシー建築旅行
https://www.youtube.com/watch?v=W2uvTVLgDuI
・モダン住宅の原点?!ル・コルビジェの代表作 | サヴォア邸 | Villa Savoye
https://www.youtube.com/watch?v=CmZY6wahu5s
・サヴォア邸とル・コルビュジエを 4K で散策
https://www.youtube.com/watch?v=F2LQhINrFzw&t=1041s
furuyatoshihiro 2025-07-06 00:00 読者になる
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2025-07-05
2025-07-05
⚫︎ル・コルビュジエの最晩年の作品、ラ・トゥーレット修道院。行ったことないし、生きている間に行けそうもないが、幸いなことに、ネットではさまざまなタイプの動画が観られる。それらを見比べて、頭の中で必死に空間を構成し、想像する。
一つめの動画は、空間の雰囲気や空気感を生々しく掴んでいるように見えるが、建築としての全体的な構造がよくわからない。二つめの動画は、構造がわかるように撮っているが、ちょっとクールすぎるというか、気取って撮っている感じ。三つめの動画は、この修道院に宿泊した規約が、勝手に歩き回り、勝手に撮っている動画。こういうラフな取り方でしか伝わらない感覚・感触がある。四つめは、ツアーガイドについて行った客の動画だろうと思う。五つめは、プロが撮った、おそらくテレビのドキュメンタリー番組か何かなのだろう。そして、六つめは3DCG。
これらの動画を、複数のウインドウを立ち上げて、あっちを観たりこっちを観たりと切り替えつつ、自分の中の記憶や想像力を推理などを動員しつつ、架空の空間を立ち上げようと努力する。
・Sainte Marie de La Tourette, Le Corbusier
https://www.youtube.com/watch?v=7ptcCyZ48wI
・Le Couvent de la Tourette - Le Corbusier (Éveux-Lyon-France)
https://www.youtube.com/watch?v=7yiKurPuO1Q
・Le Corbusier - La Tourette monastery, Éveux, Rhône-Alpes, France. 1956-60 (a night stay)
https://www.youtube.com/watch?v=pQqtjDLUjRM
・Le corbusier ,Couvent Sainte Marie de la Tourette, Eveux sur l'Arbresle, France, 1953
https://www.youtube.com/watch?v=jj2rmPt5HnE
・神聖なコンクリートの芸術: ル・コルビュジエと彼のラ・トゥーレット修道院
https://www.youtube.com/watch?v=sjNLyyAki9I
・COUVENT SAINTE MARIE DE LA TOURETTE
https://www.youtube.com/watch?v=TNckeH-ilfU
furuyatoshihiro 2025-07-05 00:00 読者になる
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2025-07-06
2025-07-05
2025年 07月 13日
(1)宮下志朗『パリ歴史探偵』p82/p261
パリの歴史も地理も何もかも知らずに行って、行く前から好き
だった土地がさらに好きになったのだが、この先生きてふたたび
訪れることはないパリであっても、知識が増えることにやぶさか
でない。
しかしそれにしても、まるっきり何も知らず、犬も歩けば棒に
当たる式、ただ行き当たりばったりで歩き回っていただけなので、
(今でも無知蒙昧に変わりないが)当時の無教養な目で感じ取れる
だけのものは得た。楽しかった。
あの年齢ならあれでもよかったのかもしれないと、いまさら取り
返しのつかない過去なので、認めてやるしかないのだが。
感動する能力というか、むしろ感動できる体力と呼ぶべきかも
しれないが、万難を排して(資金面はもちろん、パスポートや
ヴィザの取り方とか___それにはどうにもマイナンバーカード取得
必須なのか、はたまた飛行機内の手荷物に、小分けした化粧水を
入れてていいのかとか、大小さまざまな困難が解消されたとして)
行ったところで、いいなあ、好きだなあとは思うだろうが、あれ
ほどの、きやきやした思いが身体内に湧き出るとは思わない。
半世紀前に愛したパリは、いまだ東京の片隅に小片だけれど贋の
パリとして残っている、今日の写真のように。贋のパリのパリらしさ
といったら、いま実際に訪れるパリとはイマージュの質量ともに雲泥
の差があるんじゃないか。
贋のパリの贋もの性(と、それゆえの美)は日本語で醸成されてる
ので、実際のパリがむしろよそよそしく感じられるかもしれない.....?
えーと、何の話を書くつもりだったか。
『パリ歴史探偵』は文字通り、本物のパリの街に残る歴史のかけら
を訪ね歩くためのガイドブックだ。
フィリップ2世オーギュスト(在位1180-1223年)時代に、城壁で
囲われたパリの核が作られ、パリ市とその市外が区別される。シテ島
やノートル=ダム島を中心にして、サン=ドニ門、サン=タントワーヌ門、
サン=ジャック門、サン=トノレ門などで市外と行き来する。直径、約
1800mの市街地なので、10分も歩けば街の外になる。
バロネス・オルツイ『紅はこべ』の中で、荷車に潜んで城門を通って
逃亡するシーンがあったことなど、思い出す。江戸だと、門ではなく、
見附になるのか?
(宮下志朗『パリ歴史探偵』 講談社学術文庫 2020初 帯 J)
Stop the Gaza Genocide
自民党裏金リスト(選挙区別一覧)___顔写真と名前の下の左側、
プロフィール図柄(?)を開けると当人の公式サイト、右側を
開けると自民党サイトの彼・彼女の紹介になる。
..... Ads by Yahoo! ........
# by byogakudo | 2025-07-13 22:47 | 読書ノート | Comments(0)
2025年07月13日
7/13毎話読み切り『ゆうれい通信』!
先日『大阪圭吉展』を観覧に訪れた日本古書通信社・樽見氏に原稿の催促をされていたので、朝から必死に連載の原稿書き。だがちょっと用事ついでに古本を買っておくかと、ついつい高円寺まで足を延ばしてしまうが、なんと「西部古書会館」(2008/07/27参照)の催事は、今週はお休みなのであった……ガクン。しょげ返って家に戻り、原稿を書き続ける。午後三時過ぎにどうにかカタチになったので、一休みした後、午後四時から今週土曜日の『SFファン交流会』Zoom打ち合わせに臨む。モニター越しに二日ぶりの日下三蔵氏と挨拶を交わし、主催者を交えアレコレ打ち合わせる。予定より押した感じで、午後五時半過ぎに終了。出来れば打ち合わせ後に、古本分母を増やすために荻窪や吉祥寺行こうと考えていたのだが、これではちょっと無理だな。そう判断して、夕暮れの阿佐ヶ谷の街に飛び出し、ご近所の「古書コンコ堂」(2011/06/20参照)を訪ねる。出来ればツケになっている記念タオルの3500円分の買物をしたいところであるが、こればっかりは水物で、欲しい本と出会うタイミングがなかなか難しいのである。やっぱりスパッと気持ち良く、読みたい本を買いたいのが古本人情なのである。というわけで、店内を色々見て回るが、そういう本とは値段との折り合いも含めて未だ出会えなかったので、取りあえず普通に買うことにする。そして素晴らしい一冊が中央通路の棚の間下段にに置かれているのを発見し、かなり興奮してまう。セロファン袋に入った、怪しい警官の絵が描かれた裏表紙……手にしてみると、やややっ!講談社「少女クラブ 昭和35年第38巻第3号付録 ゆうれい通信 第二話 二階にうつるかげ/都筑道夫」なのであった。全32ページの都筑道夫によるスリラー絵物語付録冊子である。毎話読切りなので、この冊子も単独で楽しめるようになっている。それがなんと喜びの550円だったので、至誠堂「ひとつのポケットから出た話/カレル・チャペック」日本エディタースクール出版部「詩人たち ユリイカ抄/伊達得夫」とともに計770円で購入する。やっぱり今日も古本を買いに出てよかった!
そして明日は台風が首都圏に近付くらしいですが、構わず『大阪圭吉展』に出勤します!
【関連する記事】
7/12圭吉展二日目です。
7/11キャッシュレス決済が難物だ。
7/10伝説のポニー・ブックス一冊目!
7/9エクストラで展示準備!
7/8今日も原稿を書かずに。
posted by tokusan at 19:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 追記 | |
2025年07月12日
7/12圭吉展二日目です。
というわけで、本日も“盛林堂・イレギュラーズ・エクストラ”として、午前十時に「東京古書会館」(2010/03/10参照)二階『情報コーナー』の『探偵作家・大阪圭吉展』に出『地下ホール』の『愛書会』に古本を買いに行くことにする。昨日よりは綿密に会場を見て回り、出版協同社「世界最速の男 超音速テストパイロット/フランク・エベレスト」(カバーナシ)、松竹作品「伝七捕物帖 幽霊飛脚」日活作品「事件記者 第六話」ともにガリ版刷り脚本を計2200円で購入する。「事件記者」は島田一男原作の映画版第六話、「幽霊飛脚」は原作が城昌幸・土師清二・陣出達朗・野村胡堂と、捕物作家クラブ重鎮会員の共作なのである。
手すきの時に受付にて記念撮影。
そんな獲物を手にして二階に戻ると、うわっ!いつの間にか会場は観覧者がいっぱいなのであった……すみません、直ぐ仕事に取りかかります!と椅子に腰掛け、後はひたすら今日も正面の大阪圭吉写真パネルと見つめ合いつつ、相変わらずキャッシュレス決済に難儀しながら、受付&グッズ販売をこなして行く。それにしても、こんなに探偵小説や大阪圭吉に興味を持つ人々が集う瞬間、最高ですな!と歓喜に震えつつ、さらにそこに大物探偵小説家のご子孫が次々と来場され(おかげで小野氏は応対でてんてこ舞いに)、高名なミステリ研究者も強力なミステリコレクターも訪れる事態に、何か軽い伝説を目の当たりにしたような気になる。あぁ、探偵小説の世界が、開かれ広がり繋がって行く……。そんな風に盛況のうちに、今日も八時間が過ぎ去ってしまいました。次回勤務は月曜日14日となりますので、ご来場お待ちしております。
posted by tokusan at 21:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 追記 | |
posted by tokusan at 21:34| Comment(2) | TrackBack(0) | 追記 | |
(07/13)7/13毎話読み切り『ゆうれい通信』!
(07/12)7/12圭吉展二日目です。
追記(2244)
2025年07月(11)
大学野球 (659)
高校野球 (521)
南北海道1回戦 駒大苫小牧×大麻
南北海道1回戦 札幌日大×北海道栄
南北海道1回戦 札幌旭丘×函館大有斗
南北海道1回戦 北星学園大附×知内
南北海道1回戦 札幌光星×札幌大谷
日米大学野球選手権 第2戦
2025 7月 11 14:30:16
南北海道1回戦 駒大苫小牧×大麻
高校野球
第107回全国高校野球選手権「南北海道大会」が10日に開幕。
13日まで円山球場で1回戦、2回戦の12試合が開催される。
準決勝は19日、決勝は20日で会場はエスコンフィールド北海道だ。
2日目の第2試合は駒大苫小牧と大麻(おおあさ)の対戦。
駒大苫小牧は2004年、05年と夏の選手権を連覇し、
06年も決勝で早実との名勝負を演じたチーム。
野球ファンには説明不要だろうけど、田中将大の母校です。
現監督の佐々木孝介氏は04年のキャプテンですね。
なお当時の香田誉士史監督は駒澤大の現監督。
母校の1部復帰に成功したばかりです
駒澤大学附属苫小牧高校
1番 二 坂本唯斗 2年 右左 168/59
2番 遊 川口奨真 2年 右左 170/71
3番 三 渡辺瑛太 3年 右左 168/70
4番 一 吉川琉毅 2年 右左 175/86
5番 左 蔵本真ノ輔 3年 右左 174/76
6番 右 鈴木拓斗 3年 左左 171/66
7番 中 林逸洋 3年 右右 184/76
8番 捕 渡邊羚生 2年 右左 180/81
9番 投 寺田七将 3年 左左 177/87
北海道大麻高校
1番 捕 和田広翔 2年 右右 169/81
2番 二 大留隆心 2年 右左 157/53
3番 三 菊池朝陽 3年 右右 171/73
4番 一 高橋義之 3年 右右 177/68
5番 投 奈良蓮斗 3年 右右 173/65
6番 中 坂口幹太 3年 右右 168/56
7番 遊 清水陽太 3年 右右 176/67
8番 右 小野逞 2年 右右 170/77
9番 左 飯田将 2年 右右 160/52
1回表。先攻は駒大苫小牧。
1番・坂本が中飛。
2番・川口は二ゴロ。
3番・渡辺が中前安打。二死1塁。
4番・吉川も中前安打。二死1、2塁。
5番・蔵本が左前タイムリー安打。二死1、2塁。
<駒大苫小牧 1-0 大麻>
6番・鈴木は投ゴロで攻撃終了。
大麻の先発は奈良蓮斗。右の技巧派だ。
軽快でリズミカルなフォームですね。
今日の球速は速球系が122~32キロ。
この速度帯でカット、スプリット系もあった。
変化球はスライダーが106~15キロ。
縦スラ軌道でチェンジ、フォーク系があったかも。
チェンジアップが95~102キロ。
1回裏。後攻は大麻。
1番・和田がチェンジで見逃し三振。
2番・大留はスライダーで見逃し三振。
3番・菊池もスライダーで空振り三振。三者三振。
駒大苫小牧の先発は寺田七将。左の本格派だ。
左肩を斜め後ろに下げて、上半身を起こしながら腕を振る。
重心はやや後ろ、一塁側に残した状態でリリースする。
インステップもあるから「横の角度」がありますね。
腕は無理に伸ばさず「斜めに引っ掛ける」イメージで叩く。
ちょっと強引に捻じる、上半身を折る感じはある。
ただ下半身が逞しいから、動作が安定する
見た瞬間に「大野豊だ」と思いました。
今日の球速は速球が127~37キロ。
制球力が高くて、低めにスーッと伸びてくる。
先発だし次の試合もあるので、7割くらいの出力で投げていた。
変化球はスライダー、チェンジが112~19キロ。
スペック以上に印象が良くて、想像以上のレベルでした。
2回表。
駒大苫小牧は7番・林が中前安打。無死1塁。
林は次打者の初球に二盗成功。無死2塁。
8番・渡邊がバントで送る。一死3塁。
9番・寺田は死球。一死1、3塁。
1番・坂本の3球目に奈良蓮斗が暴投。
三塁走者が生還し。なお一死2塁。
<駒大苫小牧 2-0 大麻>
坂本は四球。一死1、2塁。
2番・川口も四球。一死満塁。
3番・渡辺が中飛。二死満塁。
4番・吉川はツーシームで空振り三振。攻撃終了。
2回裏。
大麻は4番・高橋義がスライダーで空振り三振。
5番・奈良は右飛。
6番・坂口が速球で空振り三振。3アウト。
3回表。
駒大苫小牧は5番・蔵本が四球で出塁。無死1塁。
6番・鈴木はバントで送る。一死2塁。
7番・林が投ゴロ。二死3塁。
8番・渡邊は遊ゴロで3アウト。
3回裏。
大麻は7番・清水が速球で空振り三振。
8番・小野はスライダーで空振り三振。
9番・飯田が速球で見逃し三振。
4回表。
駒大苫小牧は9番・寺田が捕邪飛。
1番・坂本は一ゴロ。
2番・川口が左前安打。二死1塁。
3番・渡辺の3球目に奈良蓮斗が暴投。二死2塁。
渡辺は二ゴロで3アウト。
4回裏。
大麻は1番・和田がスライダーで空振り三振。
2番・大留は外角速球で空振り三振。
3番・菊池が中前安打。二死1塁。
大麻はこれが初の出塁。
4番・高橋義が左前安打。二死1、2塁。
5番・奈良は右直で3アウト。
ピンチ脱出の寺田七将は4回で10奪三振に到達。
5回表。
駒大苫小牧は4番・吉川が二ゴロ。
5番・蔵本は中前安打。一死1塁。
6番・鈴木が遊ゴロ失策で生きる。一死1、2塁。
7番・林の初球に奈良蓮斗が暴投。一死2、3塁。
林はスクイズ成功。二死3塁。
<駒大苫小牧 3-0 大麻>
8番・渡邊が右前タイムリー安打。二死1塁。
<駒大苫小牧 4-0 大麻>
9番・寺田は三ゴロ悪送球で生きる。二死2、3塁。
この状況で寺田七将はめっちゃ全力疾走でした。
1番・坂本が中直。攻撃終了。
5回裏。
大麻は6番・坂口が左飛。
7番・清水は遊ゴロ。
8番・小野が空振り三振で三者凡退。
6回表。
駒大苫小牧は2番・川口が四球を選ぶ。無死1塁。
3番・渡辺はバント。一死2塁。
4番・吉川が中飛。二死2塁。
5番・蔵本は中越えのタイムリー三塁打。二死3塁。
<駒大苫小牧 5-0 大麻>
6番・鈴木が中飛で攻撃終了。
6回裏。
大麻は9番・原田が遊ゴロ。
1番・和田はスライダーで見逃し三振。
2番・大留が四球。二死1塁。
3番・菊池は遊ゴロで3アウト。
7回表。
大麻はこの回から二番手投手に菊池朝陽を起用する。
なお奈良蓮斗は三塁に移った。
菊池は「3番ショート」で先発していた3年生。
171cm・73kgの右スリークォーターだ。
今日の球速は速球が114~24キロ。
変化球はスライダー、チェンジ系が94~105キロ。
駒大苫小牧は7番・林がライト線に運ぶ二塁打。無死2塁。
8番・渡邊が四球。無死1、2塁。
9番・寺田はバントで送る。一死2、3塁。
1番・坂本が左飛。二死2、3塁。
2番・川口は二ゴロで無得点。
7回裏。
大麻は4番・高橋義が左飛。
5番・奈良は遊前安打。一死1塁。
6番・坂口が三ゴロで二封のみ。二死1塁。
7番・清水は遊ゴロで3アウト。
8回表。
駒大苫小牧は3番・渡辺が三ゴロ悪送球で生きる。無死2塁。
4番・吉川はチェンジで見逃し三振。一死2塁。
5番・蔵本が四球。一死1、2塁。
6番・鈴木は三邪飛。二死1
2025/07/08
社会のカガミ
七月四日、午前十時半、西部古書会館。西部古書会館は土日開催が多いのだが、今回は金曜が初日だった。
この日は『特別展 北前船』(船の科学館、一九九三年)、『奥州道中氏家宿 開宿四〇〇年記念』(ミュージアム氏家、二〇〇一年)、『中山道板橋宿と加賀藩下屋敷』(板橋区立郷土資料館、二〇一〇年)、太田文平著『寺田寅彦の作品と生涯』(七曜社、一九六二年)などを買う。古書会館のあと、桃園川緑道を散歩して寝る。起きたら夜。毎日、睡眠時間がズレる周期に入った。一日の大半、ぼんやりしている。
気を引き締めるため、鮎川信夫著『一人のオフィス 単独者の思想』(思潮社、一九六八年)を再読する。
《議会制民主主義に対する失望、不信が、ただちに全体主義や独裁制へのあこがれに通じるとはおもっていない。しかし、議会制民主主義に対する国民の幻滅を土壌にし、独裁が育ってくることを忘れてはならない。戦前において、軍閥の進出を許したのもそれであったのである》(「国会は社会のカガミ 『政治』ばかりが早くよくなることはない」)
同コラムの初出は一九六六年。六十年近く前のコラムだが、どの時代にも通じる意見だろう。
全体主義や独裁は右にも左にもある。中道にもある。最近、「極右」でも「極左」でもない「極中道(エキストリーム・センター)」という概念を知った。
「無駄をなくそう」「効率をよくしよう」みたいな一見穏当そうな考えですら徹底(反対派の粛清など)すれば、大いなる脅威になる。
人は自分の認識を「普通」かつ「妥当」だと考えている。だから自分にたいする批判者を「異常」と見なす。さらに一歩進むと批判者だけでなく、自分の考えに賛同しない人間を「敵」と規定するようになる。
昨今は自分の「普通」や「正しさ」を補強する材料には事欠かない。さらにインターネット上には偽画像や偽動画が溢れている。
今のわたしは政治不信以前に情報不信になっている。
今月の参院選の投票先はまだ決めていない。
Posted by 荻原魚雷 at 9:26 午後
▼ 2025 (37)
▼ 7月 (2)
社会のカガミ
不忍ブックストリートMAP 2025
2025-07-04
『西行花伝』餘話
前回の記事への補足。
辻邦生が『西行花伝』(新潮文庫2011改版←新潮文庫1999←新潮社1995,以下『花伝』)を書き上げるまでには、幾つもの壁に阻まれて、思うさま筆を進めることができなかったようだ。「なかでも大きな問題として立ちはだかっていたのが、当時の荘園の興亡だった」(「西行をめぐる歳月」『物語の海へ―辻邦生自作を語る』中央公論新社2019所収:325)*1という。続けて辻は、
西行はもと紀ノ川のほとりの田中荘の領主佐藤義清(のりきよ)である。また弟佐藤仲清と高野山領荒川荘との土地争いは目崎徳衛氏などの研究でクローズアップされている。
摂関家の大荘園は賦役(ぶえき)を免れていた。その結果、当然、国家に税収が乏しくなる。そこでまたその分だけ中小荘園に田租と夫役(ふえき)の負担がかかってくる。土地争いも起る。現代でいえば大企業が免税特権など優遇措置を受け、零細企業が圧迫されるのに似ている。西行も荘園の在地領主だったから時代の不公正に無関心ではいられなかっただろう。(同前pp.325-26)
と述べている。
作中では、中小の在地領主たちのこういった窮状が、まずは西行の従兄・佐藤憲康や、「黒菱武者」こと氷見三郎の言をとおして語られる。
「義清、諸国から陣定(じんのさだめ)に訴え出ている相論の数を考えてみるべきだな。荘園と国衙の間で、検田使入勘の権限があるの、不輸不入(租税不払いと検田使拒否)の申し立てをするの、四至牓示(しじぼうじ)を破棄したのと、争っている。氷見三郎の頸城荘も、東大寺荘園からの押妨を受けているというのだ」(「五の帖」pp.173-74)
氷見三郎の意見では、諸国の在地領主たちの私領を犯すのは、京都朝廷に巣食う摂関家の厖大(ぼうだい)な荘園だというのだ。それに東大寺、延暦寺、春日社などの寺社荘園ともども、国衙の田租徴収を免れている。免租の荘園の増大により、当然、国衙の財源は減少する。そこで在地領主たちの零細な領土に検田使が立ち入り、田租の査定をする。人足供与を決定する。(同pp.174-75)
荘園の通史については、伊藤俊一『荘園―墾田永年私財法から応仁の乱まで』(中公新書2021)が手際よくまとめており、たいへん参考になる。それによれば、十世紀後半に国衙の担い手として頭角を現した在庁官人が中心となり、朝廷による制度変更などを背景として形成されていった地方社会の有力者こそが、そもそも「在地領主」なのであった。その在地領主に、「山野も含めた領域内の開発・経営を一括して(略)任せ、自由に手腕を発揮させ」た荘園を、「領域型荘園」と呼ぶ(p.84)。
やがて上皇・摂関家も領域型荘園を次々に設立してゆき、鳥羽上皇のもとでは「日本の国土の半分強が荘園になった」という(同p.92)。くわえてこの領域型荘園は、「国司の使節の立ち入りを拒否できる不入権が刑事権、裁判権にまで拡大して、一種の治外法権的な領域になった」(p.104)。
こういった領域型荘園が各地に設立されるにあたっては、「既存の私領や公領が入り組んだ領域を荘官に一括して管理させたから、それまでの権益を奪われた領主も多く出る。ある在地領主が荘官の地位を手に入れたのは、たまたま院近臣や平家とのコネクションをつかんだからで、取り立てて能力が高かったからでもない、と「負け組」の在地領主は思ったことだろう。領域型荘園の設立が相次いだ院政~平家政権の時代の地方社会には、そうした嫉妬と怨念が渦巻いており、そのどす黒いエネルギーが源平の争乱を生んだのだ」(p.126)。
そのような「負け組」の在地領主たちの状況を見聞きしてきた西行は、『花伝』作中で次の様な結論に至る。
「氷見三郎のような領主は、いま諸国にどれ位いるか、到底数え切れない」師は草庵の庭を前にして萩や女郎花が咲くのをじっと見ていた。初秋らしく昼過ぎなのに虫の音がかすかにしていた。「私の出た佐藤の家も同じような領主だ。領主だが、その領地のなかで安心しているわけにゆかない。領地はほとんど摂関家か大寺院か有力貴人の家に寄進されている。だから、領主と言い条、すべて寄進先の摂関家などの荘園の下司なのだ。どうして摂関家や大寺院に寄進したかといえば、大荘園は有力者のものだから、夫役もなく、田租地租も免除される。群小領主の領地だと、国衙から検田使の検注は強化される、夫役は増大する、賦課は強化される、あげくのはては国衙領に編入されるという騒ぎなのだ。たしか秋実*2も若いとき甲斐国衙の役人が熊野社領に乱入した事件(できごと)を経験していたな。それも国衙の勘入のすじ書きによったものだ」(略)
「こんな次第だから荘園領主と群小領主のあいだにはたえず争いがある。国衙ともつねに不和がつづく。群小領主は仕方がないから、自衛の強者(つわもの)を集める。下司職(しき)の取得(とりぶん)としての石高(こくだか)をめぐって、荘園主家とたえざるいざこざがある。氷見三郎は大荘園に寄進せず、独りで領地を耕し、国衙の夫役田租に反抗していたから、いずれ表立って争わなければならない状態に追いこまれていた。藤原秀衡殿を棟梁(かしら)にして摂関家に楯をつこうとしたのも、所詮はこのままでは群小領主は潰されてしまうからだ。どうしても群小領主を庇護してくれる棟梁(かしら)が要るのだ。その棟梁(かしら)は領土を保全(たも)ち、夫役田租を軽減する。その代り群小領主たちの奉仕を要求する。つまり棟梁(かしら)は、群小領主の奉仕を要求するが、同時に領主たちの身分、地位、領土は安堵(あんど)してやる。いま諸国の群小領主たちが望んでいるのは、こうした棟梁(かしら)なのだ。かつて氷見三郎が奥州藤原を棟梁(かしら)としようと目論んだようにな」(「十八の帖」pp.672-73)
ここで辻は、「棟梁」に「かしら」という和訓を宛てているが、当時の「棟梁」が意味するところに就いては、桃崎有一郎『平安王朝と源平武士―力と血統でつかみ取る適者生存』(ちくま新書2024)pp.64-74が詳述している。
桃崎氏によれば、「棟梁」とは、「ある集団(組織・世界・業界)の最上部付近の地位にあって、制度や権限によらず、輿望(声望)とその裏づけとなる(集団内で)最高レベルの力(実力や血統)によって、集団を望ましい形に束ねて維持する役割を、衆目が一致して期待する人物である」(p.71)。少なくとも、源平合戦の時代の前後には、「武家のトップ」といったニュアンスで用いられる「武家の棟梁」といった表現は存在しなかったのだという(pp.72-73)。
桃崎著の大きなテーマが、いわゆる武士が、源氏・平氏を長とする武士団の郎等として編成されてゆく過程、ひいては、武士の代表格が「源平」となった過程を追うことにある。その結論としては、「源氏と平氏を武士の代表格として同格に扱い、二つ並べて「源氏平氏」という熟語として使う感覚、つまり「源平」という概念は、平正盛が源義親追討を成功させた結果生まれたものと見て、まず間違いない」(pp.297-98)――ということになる。『花伝』にも「源平争乱」といった語が登場するが(p.674)、争乱の内実が「源平の対立」だという感
*52P「堅苦しく律儀な貢献時代」→「封建時代」
Interview Writer 1.3
2025年06月22日
トランプによるイラン空爆
トランプによるイラン空爆については、さまざまの制約による我々の情報の乏しさにもかかわらず、およそ次のことは確実である。この攻撃が国連安保理決議や米国議会における議論や決議もなく行われた点で、「法の支配」に真っ向から違反した無法なものであること、イスラエルの戦争犯罪に加担するおよそ正義に反するものであり、トランプの打ち続く失政を糊塗するために中東の危機を演出するという、火事場泥棒的なきわめて不道徳なものであること。しかも、2018年いわゆる「イラン核合意」を一方的に破棄したのは、第一次トランプ政権である。今回のガザの大惨事に始まる一連の中東危機は、そもそもトランプ自身の失策の結果なのである。
ガザでなされた大虐殺は、いかなる言い訳もできない正真正銘のジェノサイドであるが、アメリカはそれに加担して、必ずしも必要のない、しかもきわめてリスクの高い悪事に手を染めてしまった。それがいかに汚らしい残忍至極なものであるか、今更言い立てる必要もないが、いま強調されるべきは、それが国際安全保障にとっても、米国の国益にとっても、またユダヤ民族の存続自体にとっても、賢明なものでも、有益なものでも、見通しの明るいものでもないということである。それどころか、これほど不吉なものはまたとないくらいである。「法の支配」が、特に国際的紛争のさなかに、時としてほとんど無力なもの、列強のエゴイズムを粉飾するだけのものに成り下がることが多いことは重々承知の上で、そのように弱い規範さえ、それを無視するシニシズムが、いかなる悲惨を招くことになるかは、さまざまの歴史が証明している(とりわけフセイン亡き後のイラクや、タリバン追放後のアフガニスタン)。
以前から国際法を無視し続けている世界の常習的無法者イスラエルはともかく、アメリカが無法者の仲間入りをしたことが世界に投げかける暗雲は、ことのほか深いと言わざるを得ない。
easter1916 at 23:37|Permalink│Comments(0)│ │時局
easter1916 at 04:20|Permalink│Comments(4)│ │哲学ノート
トランプによるイラン空爆
時局 (110)
欧州きっての「左翼」のサッカークラブ、ザンクトパウリとは -ハンブルグの海賊の「政治とサッカー」
2016.07.18
2025-06-21
武藤康史「映画が活字になるとき」
『月刊イメージフォーラム』掲載
(90.04) ある家庭婦人の日記
(90.05) 森一生映画旅・旅日記(前篇)
(90.06) 森一生映画旅・旅日記(中篇)
(90.07) 森一生映画旅・旅日記(後篇)
(90.08) 森一生映画旅・旅日記(続篇)
(90.09) 森一生映画旅・旅日記(続々篇)
(90.10) 森一生映画旅・旅日記(完結篇)
(90.11) 映画と網野菊
(90.12) 村山籌子と村山知義(一)
(91.01) 村山籌子と村山知義(二)
(91.02) 村山籌子と村山知義(三)
(91.03) 1990年の映画批評
(91.04) 阿部知二「シネマの黒人」注釈(一)
(91.05) 阿部知二「シネマの黒人」注釈(二)
(91.06) 阿部知二「シネマの黒人」注釈(三)
(91.07) 阿部知二「シネマの黒人」注釈(四)
(91.08) 阿部知二「シネマの黒人」注釈(五)
(91.09) 阿部知二「シネマの黒人」注釈(六)
(91.10) 阿部知二「シネマの黒人」注釈(七)
(91.11) 阿部知二「シネマの黒人」注釈(八)
(91.12) 阿部知二「シネマの黒人」注釈(九)
(92.01) 石原慎太郎「恋の戯れ」
(92.02) 大河原孝夫『超少女REIKO』の成立
(92.03) 1991年の映画批評
(92.04) 平林たい子「その人と妻」
(92.05) よりぬき『世界文芸大辞典』(一)
(92.06) よりぬき『世界文芸大辞典』(二)
(92.07) よりぬき『世界文芸大辞典』(三)
(92.08) 里見弴「カット・バック」(上)
(92.09) 里見弴「カット・バック」(中)
(92.10) 里見弴「カット・バック」(下)
(92.11) 里見弴「カット・バック」(続)
(92.12) 里見弴「カット・バック」(完)
(93.01) ルビッチ『天使』日本公開当時の批評(上)
(93.02) ルビッチ『天使』日本公開当時の批評(下)
(93.03) 1992年の映画批評
(93.04) 『極楽特急』日本公開当時の批評(一)
(93.05) 『極楽特急』日本公開当時の批評(二)
(93.06) 『極楽特急』日本公開当時の批評(三)
(93.07) 『極楽特急』日本公開当時の批評(四)
(93.08) 「名作歌舞伎映画祭」を見て
(93.09) 小野勇「ルビツチユの悪戯」(上)
(93.10) 小野勇「ルビツチユの悪戯」(中)
(93.11) 小野勇「ルビツチユの悪戯」(下)
(93.12) 小野勇「ルビツチユの悪戯」(続)
(94.01) 小野勇「ルビツチユの悪戯」(完)
(94.02) 朝日新聞社の社内文書
(94.03) 1993年の映画批評
(94.04) 「小津安二郎展」の記録(上)
(94.05) 「小津安二郎展」の記録(下)
(94.06) 『淑女超特急』公開当時の批評
(94.07) 小津安二郎に関する文献三つ
(94.08) 『極楽特急』日本公開当時の批評(五)
(94.09) 『極楽特急』日本公開当時の批評(六)
(94.10) 『極楽特急』日本公開当時の批評(七)
(94.11) 「季刊 映画王」総目次(上)
(94.12) 「季刊 映画王」総目次(下)
(95.01) 小津特集の参考上映(上)
(95.02) 小津特集の参考上映(中)
(95.03) 1994年の映画批評(上)
(95.04) 1994年の映画批評(下)
(95.05) 小津特集の参考上映(下)
(95.06) 小津特集の参考上映(続)
(95.07) 小津特集の参考上映(完)
YokoiMoppo 2025-06-21 00:00 読者になる
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武道的思考(KOTOBA収録)
KOTOBAという雑誌に武道的思考について寄稿した。それを再録。 修行は競争ではない 武道の修行というのは「天下無敵」...
2025-06-18 mercredi
読書猿『ゼロからの読書教室』NHK出版
2025/5/23刊行
2025-05-12
はじめての入院(サプライズあり)。
昨年に受けた健康診断で腸の精密検査をするように指示を受けた。
診断で腸からの出血が見られたためだという。
自覚症状がなく、仕事も忙しかったため精密検査を先延ばしにしていたが、今年の3月に自分がリーダーをしていた3年間のプロジェクトが終わり、時間に余裕ができたので地元の消化器科のクリニックに行って内視鏡検査を受けたところ、腸にポリープがあり、小さい2つは取ったが、大きなポリープ1つは病院に入院して手術を受けなければならないとのことだった。良性だと思われるが、大きいポリープは今後悪性の癌となる可能性があるため早期に切除しておくのが得策だと言われ、近場の大きな病院に紹介状を書いてくれた。
GW期間中の入院は医師が手薄になるとの理由で断られ、連休明けの入院、即日手術となった。若い頃、海外旅行から帰国後に食あたりで一泊だけ(自分で救急車を呼んで)入院したことがあるが、1週間の入院(と言われた)ははじめてだ。ネットで入院に必要なものを検索し、関連動画をあれこれ見ているうちに荷物はスーツケース一杯になった。初日に手術が終われば、あとは経過観察のために病院にいるだけだから暇になることは分かっていたので、ポケットWi-Fiをレンタルし、タブレットとKindleと単行本1冊と新書1冊もスーツケースに入れた。
病室は4人部屋。初日の同室は年上と思われる男性患者が2人。耳の遠い後期高齢者に見える1人と一泊でポリープ切除手術を受けに来た前期高齢者に見える1人。後者の男性は、看護師の説明に対して「えっ」と驚き、看護師がいなくなると「オレが何でそんなことしなきゃならないんだよ」と愚痴を言い、病室に勝手にパンを持ち込んだり、退院前に病院の外に友達に会いに行こうとして看護師にとめられたりなどを繰り返していた。高齢男性のワガママ振りは世間やネットでよく聞く話であるが、目の当たりにすると自分はそうなるまいという思いが強くなる。
耳の遠い前者の男性は、看護師の呼びかけが聞き取れないのか、反応しないことが多く、そのため看護師の人たちは大声で繰り返し声がけをしなければいけなくなり、その結果まるで大声でけんかをしているような状況が度々病室内に出来した。
そんな状況なので病室でのんびり読書とはいかず、耳にノイズキャンセリングのイヤフォンを入れて、タブレットで動画を見ることで病室の喧噪から自分を遮断することが多かった。また、最初の2日間は、左手に点滴の管、右手の人差し指には洗濯ばさみ型のセンサーが付けられている状態であったので読書がしづらかった。その結果、観た映画が「室町無頼」、「侍タイムスリッパー」、「ザ・ファースト・スラムダンク」、「パーフェクト・デイズ」の4本。それぞれ楽しく観たが、定年を数年後に控えた身には「パーフェクト・デイズ」がやはり気になった。作中に出てくるパトリシア・ハイスミスの短編集「11の物語」は、カタツムリの写真がカバーのハヤカワ文庫でその昔読んだ。主人公の姪が言及する「すっぽん」も読んだはずだが、内容は全く覚えてなかった。姪が「すっぽん」のヴィクターにシンパシーを寄せる理由は映画では説明されない。姪が母親とけんかをして家出し、主人公の部屋を訪ねてくるが、姪と母親の間にどのような諍いがあったのかも説明されない。ヴィム・ベンダースは「すっぽん」を引用することでその説明を省略したのかも知れないと思ったが、文庫本は自宅の本棚のどこかに埋もれてしまっている。アマゾンのポイントを使ってKindleで「11の物語」を買って、休日の誰もいない総合受付前の待合室の椅子に座って「すっぽん」を読んだ。11歳のヴィクターと母親とのすれ違い、母親の無理解がスッポンを媒介として描かれ、スッポンの死がヴィクターの母親に対する殺意へと変わっていく物語。
点滴とセンサーが外れた3日目からは、タブレットで溜まっていた未読のコミックスを読んだ。信濃川日出雄「山と食欲と私」(新潮社)、石塚真一「BLUE GIANT MOMENTUM」(小学館)、眉月じゅん「九龍ジェネリックロマンス」(集英社)、児島青「本なら売るほど」(KADOKAWA)等を読んだ。古本屋好きとしては古本屋を舞台とした「本なら売るほど」がやはり興味深い。
「本なら売るほど」では実在する本が登場し、各話の主軸となっているのだが、その中でも思い入れのある本が出てくるのが第10話・11話「丘の上ホテル(前・後編)」(2巻に収録)。久世光彦「一九三四年冬ー乱歩」(集英社)が登場する。この作品は最初集英社のPR雑誌『青春と読書』に「乱歩は散歩」の題名で連載されているのを知って一部を読んでおり、改題されて大きめの単行本になってから通読した。作中に乱歩作として短編「梔子姫」が創作されていて、その完成度の高さに驚き、久世光彦という才人を知った。久世作品としては「卑弥呼」(新潮文庫)と並んで好きな本となった。「本なら売るほど」では僕の読んだ単行本で登場しているのもいいし、舞台となる「丘の上ホテル」(もちろん「山の上ホテル」のこと)も一度泊まってみたいと思いながら果たせなかったこともあり、作中で一番気に入った話となった。
術後の経過も良好で、本日無事退院となったが、荷物をスーツケースに仕舞い、病室で退院許可書が来るのを待っている時に、背後で大きな音がして振り向いてみると耳の遠い入院患者の男性が頭を抱えて倒れており、慌ててナースコールで看護師を呼んだ。担架に乗せられ運ばれていく男性は看護師の呼びかけに何も応えず頭を抱えていた。意識がないのではなく、耳が遠いためにその呼びかけが聞こえていないことを願って病院を後にした。体重は入院前と比べ4キロ減っていた。
スーツケースに入れていった衣類のほとんどは使わなかった。持って行った単行本と新書も結局1行も読まなかった。無駄なものが入った重いスーツケースを持ち帰ることになったが、初めてといってもいい入院で何が必要で何が必要でないかを学ぶことができたのでよしとしたい。
この入院で一番驚いたのは、入院当日の手術室で、鎮静剤で少しずつ朦朧としていく僕に執刀医の先生が、「××さん、今日は○○クリニックの△△先生も手術に立ち合ってくれます」と声をかけ、この病院に紹介状を書いてくれた地元の先生が突然現れたことだった。手術にサプライズゲストがくることがあるのかと思いながらまどろみ、手術が終わった時には△△先生の姿はもうなかった。あれは現実だったのだろうか。
vanjacketei 2025-05-12 17:32 読者になる
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はじめての入院(サプライズあり)。
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久保田さゆり『動物のもつ倫理的な重み』コメント(京都生命倫理研究会2025年3月例会 2025年3月22日 於:キャンパスプラザ京都)
論点 本
本書で久保田は動物倫理における「最小主義」的立場を提示しようと試みるが、久保田の議論はどのような意味で「最小主義」と言えるのか? 理論的な負荷、前提が少ないという意味では最小ではない。この意味では功利主義やカント主義の方が理論的前提が少ない。むしろ「自然な常識からの距離が小さい」という意味で、常識道徳からの最小の改編で済む、という意味で最小主義である。つまりある種の保守主義である。しかし出発点としての誰もが認める常識道徳などというものがあるかどうかは自明ではない。ここが理論としての弱点である。
実際には久保田の議論は、特定の規範倫理学理論にコミットしないといいつつ、徳倫理学の一種として理解できる。ここで動物は道徳的配慮の対象として道徳的地位を持つが、道徳的行為能力を十分には(あるいはまったく)持たない存在として位置づけられる。単純な功利主義は前者を、単純なカント主義は後者を重視するが、その両者の適切なバランスを考える立場であると言える。
この立場に問題があるとすれば、差別を許容する理論であるということであり、実際久保田の議論は動物を差別する。差別するから大切にしない、蔑視しないがしろにするというわけではない。動物を動物なりに大事にする。しかし人間より劣位に置く。
そう考えると久保田的徳倫理は功利主義やカント主義に対して道徳理論として劣るようにも見える。なぜなら差別を許容するからだ。これは場合によっては人間の間の差別の正当化にもつながりかねない理論である。しかし先に見たように、それが道徳的patiencyと道徳的agencyの両者を応分に重視するという意味では、理論的にはより包括的でありその意味でより優れているともいえる。
しかもより包括的かつ保守的であるがゆえの強みもある。たとえば功利主義やカント主義におけるような徹底的な反動物差別主義の立場に立つと、ペット、家畜、野生動物、そのいずれについても長期主義的な観点からすればその扱いに対して大変な困難が生じる。つまりこれらの理論を徹底化すると、場合によっては選択的絶滅主義・反出生主義を帰結したり、あるいは逆にあらゆる動物をペットとして愛玩する、あるいは人間並みに知性化して文明社会の成員として取り込むことを目指す(なぜなら野生動物の生においては苦痛が上回るだろうから)、といった極端な方向性がもっともらしくなるからだ。これに対して久保田の議論からは、より無理のない未来が展望できるだろう。
またこのような立場は、ペットや家畜など、実際に具体的に動物個体とかかわりあう人間の立場、経験を重視するという点において、純粋に理論的に功利主義やカント主義の立場から展開される議論よりもある意味で豊かなものでありうるかもしれない。
動物のもつ倫理的な重み 最小主義から考える動物倫理
作者:久保田さゆり
勁草書房
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shinichiroinaba 2025-03-23 14:52 読者になる
久保田さゆり『動物のもつ倫理的な重み』コメント(京都生命倫理研究会2025年3月例会 2025年3月22日 於:キャンパスプラザ京都)
2025 / 3
Jリーグ(1106)
2025年02月28日
敵地徳島戦、工藤蒼生の痛恨
徳島ヴォルティス1-0ベガルタ仙台
52分に逆襲速攻から失点、その後猛攻をしかけたが取り返せず悔しい敗戦。敵地とは言え勝ち点ゼロは痛く、課題も多い試合ではあった。一方で、リードを奪われた後の攻撃は中々見事、新戦力の台頭もあり今後に期待を抱くこともできた。
失点は完全に工藤蒼生の判断ミスからだった。前半、圧倒的に劣勢だったのを何とか0-0でしのいだハーフタイム。森山監督は有田恵人に代えて荒木駿太を起用。荒木が前後左右によく動き、後方からの縦パスを受けるようになり事態は改善された。ところが、52分工藤が敵陣で中途半端な持ち出しから簡単にボールを奪われ速攻を許す、素早く戻った蒼生だが引いてきた徳島の渡大生に巧みにスクリーンされポストプレイを許す、そのボールを受けたジョアン・ヴィクトルと渡に見事な連係から崩され失点。渡の妙技には「恐れ入りました」と言うしかないのだが、失点の主因は不用意な持ち出しを奪われた蒼生にあった。
前半開始早々、ベガルタは最前線のフォアチェックを外され、速攻を許す。右サイドを徳島のベテラン杉本太郎に突破され、逆サイドに振られた後決定機を許すも、林が好捕でかろうじてしのぐ。敵地戦の開始早々まだ様子を見るべき時間帯に、あそこまで見事に注文にはまり崩されてはいけない。この場面で、前線で止め切れなかったことで、以降フォアチェックに行き切れないことが増え、徳島に圧倒的にボール保持されることとなった。それでも、組織守備で我慢を継続、好機はほとんど許さず何とか0-0で前半終了。
徳島のフォアチェックはよくベガルタの特徴を研究していた。真瀬拓海を押し込み、裏狙いで前に行こうとする有田恵人との間を分断する。逆サイドでは、右利きの左DF奥山政幸の縦を押さえて中に追い込む。森山氏の目論見は、俊足の有田へロングボールを入れて走らせ、徳島の3CBを押し下げることで、押し込まれの連続を防ぐことだったのだろう。しかし、強風下ロングボールは風で押し戻されてしまい、敵のラインは下がらない。さらに鎌田大夢も前への持ち出しに拘泥して、ハーフウェイライン近傍で複数の徳島MFにはさまれてボールを奪われることが再三。この鎌田の無理し過ぎは前節の鳥栖戦でも見受けられた傾向、押し込まれた場面で守備陣の押し上げが遅れている時には前進ではなくボール保持を狙うべきなのだが。あそこまで押し込まれてしまっては相応に失点のリスクは高まってしまう。
一方で、これだけ圧倒された前半を無失点で終えることができたのは大したものだ。悪い展開なりに4-4-2のブロックを丹念に維持し好機をほとんど許さなかったことは長いシーズンが始まるにあたり結構なことだと思う。ただ、状況が改善された後半序盤に速攻を許し失点するのだから、サッカーは難しい。
失点はしたが、荒木の投入で流れがよくなったこと、先制した徳島が後方を固めるやり方に切替えたこともあり、ベガルタは押し込むことができるようになる。さらに、中盤に武田英寿を起用、武田はよくボールに触り中盤を構成、鎌田と武田とタイプの異なるパサーを起点に複数回の好機を掴んだが、相良、郷家、鬼木らのシュートがどうにも決まらず、悔しい敗戦となった。
悔しいが、極端に悲観する内容ではなかった。前半圧倒的攻勢を許したことは課題ではあるが、強風という誤算が痛かった。どうしても勝たなければならない試合だったならば、守山氏は前半で有田に代えて荒木なりエロンを起用したのではないか。しかし、長いシーズンを考えれば、信頼して起用したスタメンを維持したのは決して間違っていたとは思えない。そして押し込まれたなりに守備の充実も見られたのは確かだし。また上記の通り、武田が機能したことはこの試合の大きな収穫となった(デュエル負けでボールを奪われるところは改善の余地ありだが)。攻撃ラインも宮崎鴻、荒木、武田と言った新加入選手が多いだけに、連携の妙には至っていないのはしかたがない。焦らずにチームの熟成を待ちたいものだ。
さて、いよいよホーム開幕となる大分戦。大分は開幕戦でいきなりJ1から降格してきた札幌に快勝、順調な出足を切っている。芝の張り替えもありユアテックが使えないため、キューアンドエースタジアムでの地元開催戦。遠いとか、不便とか、行くだけでカネがかかるとか、トラックが邪魔で見づらいとか、屋根が機能的でなく濡れやすいとか、23年前にトルコにやられたとか、文句を言うとキリがない。しかし、前回J1昇格を決めた2009年シーズンとの類似性も感じるではないか。前シーズンのあと一歩での昇格失敗、リーグ序盤のキューアンドエースタジアム利用。
そのような雑事よりも何より、工藤蒼生は並々ならぬ気迫でこの試合に臨んでくれることだろう。痛恨のボール喪失、さらに渡に出し抜かれたこと。中盤後方のタレントとしては絶対に犯してはならないプレイを連発してしまった。だからこそ、あの悔しい失敗経験を活かし、蒼生がこのホーム開幕で見事なリベンジ劇を見せてくれることと期待していても構わないだろう。
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執筆八年!『戦前の少年犯罪』著者が挑む、21世紀の道徳感情論!
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『冤罪と人類 道徳感情はなぜ人を誤らせるのか』
冤罪、殺人、戦争、テロ、大恐慌。
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2022年4月29日 (金曜日) 一箱古本市 | 固定リンク | コメント (1)
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2021年11月
2021/11/13
ジョークの暴力性について
ツイッターのタイムラインで冗談の話題が出ていたので、久しぶりにブログを更新してみる。
ご紹介するのは、2015年の1月に「日経ビジネスオンライン」(←当時)の連載コラムのために書いたテキストだ。
さきほど検索してみたところ、あらまあびっくり、消えている。
どうやら、あの媒体は、古い記事を削除する方針を貫いている。悲しい。
あんまり悲しいので、ブロクにテキストをアップすることにした。
細かい部分は、掲載当時の記述と食い違っているかもしれない。でもまあ、私が編集部に送った原稿はこのバージョンだった。
どういうタイトルがついていたのか、記憶が曖昧なのだが、以下、仮のタイトルを付してご紹介する。乞ご笑覧。
オダジマは、6年半も前から「笑い」を過剰に高く評価する風潮に敵意を抱いていたののだね。それも、真顔で。
というわけで、いつも真顔でいることの大切さをニコリともせずに真顔で訴えたマジメな原稿です。
ユーモアは暴力である
あけましておめでとうございます。
新年第一回目の更新分は、インフルエンザのためお休みしました。
無理のきかない年齢になってまいりました。いろいろなことがあります。
待ち焦がれた読者を想定して休載を詫びてみせるのも、かえって傲慢な感じがいたしますので、なんとなくぬるーっとはじめることにしましょう。
フランスでこの7日と9日に連続して起きたテロ事件は、17人の死者を出す惨事になった。
一週間を経てあらためて振り返ってみると、この事件が、これまでにない多様な問題を投げかける出来事だったことがわかる。
表現の自由と宗教の尊厳の問題、宗教への冒涜とヘイトスピーチの関係、テロ警備と市民生活、多文化主義と移民の問題など、数え上げれば切りがない。
どれもこれも簡単に結論の出せる問題ではない。
それ以前に、半端な知識や安易な観察で踏み込んで良い話題ではないのだろう。
なので、事件の核心部分については意気地無く黙ることにする。
ここでは、「ユーモア」の話をする。
あえてユーモアを主題に持ってきたのは、14日の朝日新聞に載った
《「犯人はユーモア失っていた」 仏紙風刺漫画家が会見》
http://digital.asahi.com/articles/ASH1G01DPH1FUHBI03J.html?iref=com_rnavi_srank
という記事に、考えさせられたからだ。
会見の中で、風刺漫画家のラウド・ルジエさん(43)は、ユーモアについて以下のように語っている。
《最後に、報道陣から「この絵を描いたことで心配はないか」と質問が出ると、「ユーモアの知性を信じている。犯人はユーモアを失っていただけだ」と言い切った。》
正直な話をすると、私は、ルジエ氏が何を言いたいのか、何を言っているのか、まったく了解することができないでいる。
犯人がシャルリ・エブドのユーモアを理解しなかった点については、ルジエ氏が指摘している通りなのだと思う。
でも、だとしても、ユーモアについての理解の有無とテロリズムは別の次元の話だ。
新聞の出版にたずさっている人間であれば、どうしてこの程度のことがわからないのだろうか。
私自身の話をすれば、検索してたどりついたシャルリ・エブドの風刺マンガからは、ほとんどまったくユーモアのエッセンスを感じ取ることができなかった。
フランス語が読めるわけではないので、文字に関しては英訳してあるサイトのものを捜したり、ウェブ上の辞書の世話になったりした。
で、かなりの数のネタをサルベージした次第なのだが、どれもこれも、ひとつとして笑えない。いや、大げさに言っているのではない。「charlie hebdo」で画像検索をしてみれば、一目瞭然だ。これで笑う日本人が果たして何人いるのだろうか。
私は、単に不快だった。
つまり、ユーモアの理解度からすれば、私は、テロの犯人とそんなに違わなかったわけだ。
とはいえ、もちろん、ポンチ絵を見てムカついたからといって、私は編集部にカチコミをかけたりしない。
世界中のほとんどすべての新聞読者と同じく、笑えないネタに対しては黙殺を決め込む。それだけの話だ。
ユーモアは、伝わりにくいものだ。
仮に出来の良いユーモアってなものがあったのだとして、笑ってくれるのは読者のうちの2割に過ぎない。半数の人間は無反応だろうし、残りの3割は気分を害している。笑いというのはおおよそそうしたものだ。とすれば、ユーモアを発信している側の人間が、受け手の無理解を責める態度は、傲慢以外のナニモノでもない。
客が笑わないのは客の側の責任ではない。笑わせることができなかった制作側の人間(芸人ないしは文筆家)の責任だ。
犯人は、なるほどシャルリ・エブドのユーモアを理解しなかった。
だが、問題はそこではない。
唯一の問題は、犯人が暴力に訴えたことだ。
マシンガンを乱射して、編集部の人間を殺害し、警察官を殺害したことだ。
どんな理由があろうとも、殺人は、100パーセント、いかなる方向からも擁護できない。
彼らが敬虔なムスリムで、シャルリ・エブドの涜神的なポンチ絵に怒りを感じていたのだとしても、そんなことは犯行を免罪する理由にはならない。
とはいえ、犯罪とは別に、犯人がユーモアを解さなかった(「ユーモアを失っていた」と、ルジエ氏は言ったが)ことそのものは、特段に責められるべきことがらではない。
彼らがユーモアを解さなかったことと、テロにうったえたことはまったく別の問題だ。
ユーモアのわかる人間ならテロリストにならないわけではないし、犯人がユーモアを理解していれば、テロに訴えなかったはずだみたいな甘ったるいお話でもない。
ルジエ氏の言い方だと、犯人は、ユーモアの知性を理解しない人間であるがゆえに、犯行に及んだように聞こえてしまう。
そうでなくても、彼のものの言い方は、ユーモアを解さない人間をテロリストと同じ集合に分類してしまっている。
とすると、私も犯人と同じ側の人間だってなことになってしまう。
違うぞ。
私は、シャルリ風の高飛車なユーモアを解さないという意味では、犯人と同じだ。しかしながら、私は非暴力を貫いている点で、自らの主義主張を暴力という手段で実現しようとした犯人とは正反対の人間だ。
一緒にされては困る。
ユーモアみたいな粗雑なもので私を分類しないでほしい。
ルジエ氏の立場に立って考えてみれば、彼のあの日の会見での発言は、普段の彼の言葉とは違う、感情的な反応だったのだろう。
当日、彼は、自分の同僚を何人も殺された直後の状態で会見に臨んでいた。
感情的にならない方がむしろ不自然だったと言っても良い。
ルジエ氏は、自分自身もまかり間違えば殺されたかもしれない立場だった。
そう思えば、犯人を貶めたかった気持ちは十分に理解できる。
興味深いのは、ルジエ氏が犯人を「ユーモアを失っていた」という言い方で非難しようとしたことだ。
非難の言葉にはその人間の信念が露呈する。
ルジエ氏は、おそらくユーモアを持たない人間を、人として低級な人間であると考えている。
だからこそ、テロリストに対してその言葉をぶつけた。
ということは、彼自身は、ユーモアを使いこなし
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2021年03月22日
「海鳴り」33号が届きました
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この号で一番の読み物は、山田稔氏の「同僚━生田耕作さんのこと」でしょう。2段組み14頁分ありますが、山田氏が生田氏について、これだけまとまった量を書かれたのは初めてかと思います。そのほかの内容は上記の画像をクリックしていただけば目次が読めるはずです。
「海鳴り」の入手方法は聞いておりませんが、おそらく一部の書店では無料配布するはずです。非売品なのでこれだけを購入することはできないでしょう。発行所に頼めば送ってくれるのか、送料はいくらなのかもわかりません。これはあくまでも個人的な意見ですが、発行所に何か1冊通販の申し込みをして、ついでにおまけに添えてくれるようにお願いするのがよろしいかと思います。表紙の裏に昨年1月以降の新刊リストが掲載されています。下記に画像を載せておきますのでご参考にどうぞ。クリックすれば拡大するはずです。
まことに不便なことに、編集工房ノアにはサイトがありません。グーグルすると、いまだに三月書房のページが上位に出てきます。メールも利用されていません。ゆえに通販の申し込みは郵便か固定電話かFAXしかできないでしょう。住所と電話は検索すればすぐにわかるはずです。
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codoc用テスト記事
2020年12月
最近の噂
風の噂ではございますが……
なお、リンクする場合には各コメントの日付のあとにある「id」をクリックすると、そのコメントのユニーク id が url 欄に表示されるぞ。
2012/05
しばらく前に、カルロス・フエンテス他界。しばらく前に、フエンテスの小説やノンフィクションをまとめて読んで、もうフエンテスは一通り見切ったと思っていたが、それでもかの大作「テラ・ノストラ」は未だに期待だし、その才能と知性は刮目すべきものがあり、また一部の文のかっこよさと洗練ぶりはずばぬけたものがあった。正直いって、その洗練ぶりがかれの目指すラテンアメリカ土着的な泥臭さと相容れない面はあって、それが彼の弱点でもあったんじゃないかとも思う。ガルシア=マルケスは、発端となったおばあちゃんの昔話的な語り口があり、バルガス=ジョサは何でも力でねじふせるような野蛮さがあるし、カルペンティエールもそこらへん洗練しすぎずうまく逃げているんだけど…… ともあれ、ご冥福を。(2012/05/21, id)
先日までインドのタミルナド州にいたんだが、電力事情がひどい。日本の工場とかでも、週二日完全停電に、その他の日も一日六時間停電というまともでない状況になっている。ところが、先月末に突然それがちょっと改善しはじめた。なぜかというと、風が少し早めに吹いてきたから。タミルナド州は、いま稼動発電容量の半分くらいが風力を中心とした再生可能エネルギー。ところが、これまでの月は風がふかないので、その風力からの電力はゼロ。それが、風が吹いたら突然総電力の四分の一くらいがまかなえるようになった。
しかし……こんな風頼みでは仕事にならない。停電するのも困ったものだけれど、仕事に使うなら、停電するといいつつ実は電気がきました、というのも困る。タミルナド州は結構でかい(日本の三分の一くらい)だから、多少は平準化されると思っていたんだけれど、ダメなときは完全にゼロの状態が何ヶ月も続くのか! これ使うなら、どうしてもバックアップの火力かなんか必要になってくる。それを考えると、自然エネルギーへの転換をすすめましょうなんていうお題目がまったくリアリティなしに聞こえてしまう……(2012/05/20, id)
2012/04
LaTeX の環境を更新しようとおもって、そろそろ Windows とMac とLinux (最近ほとんど使わないが) の環境もそろえたいしと思って、W32 環境から texlive に移行しようとあれこれ。最初はいろいろ苦労したが、最終的には成功。よかったよかった。TexMaker とか TexWorks とかの専用エディタも使えるようになったのは便利。ただ、変なotf系の小細工して、鄧小平の鄧を勝手に utf{21E}とかに置き換えるのは迷惑だなあ。そういうのをなしにするために utf-8使ってんのに。
あと、パッケージの更新が楽なのはうれしい。これまでは年に一度くらい、W32Tex環境まるごと入れ替えで更新してたんだよね。 (2012/04/07, id)
2011/10
ラオスにきたら、いつも使っている携帯電話がつながったりつながらなかったり。SMSも送れなかったりする。するとカウンターパートから連絡がきて、今使っている携帯電話(TIGO 改め Beeline) を換えろという。TIGO から他のキャリアの電話につながらなくなっているから、といって。なんじゃそりゃ。
TIGO の機械の故障らしい、と言われたんだが、調べてみたら、なんと TIGO が(おそらく Beeline に買収/改名する過程で)協定破りのプロモーションをやって、それに対して他の携帯会社が制裁措置として、TIGO/Beeline への回線接続を切ったんだって。ひでえ。協定破りって、少しお得なプランを出したとかそんな話だけど、それでここまでやるか?!? そんなことをしたら業界全体の利益が下がるからというんだけど、それってカルテルっていうんですよー。社会主義国は知らないかもしれないけど、いけないことなんですよー。
しかし TIGO も、古いページから新しい Beeline のページにリンクを張るくらいの手間を惜しまなければいいのに(といってもその新しいページが見当たらない……)。 (2011/10/27, id)
遊びで受けてみた TOEFL ibt だが、ライティングがこんなに低いとはちょっとがっかり。少し書き方に凝りすぎたか。もうちょっとシンプルに書けばよかった。あと、ぼーっとしていてちょっと聞き逃した部分があったせいもあるのかなあ。 (2011/10/26, id)
2011/9
まったく知らなかったが、今月頭に、かのプロジェクトグーテンベルグ創始者のマイケル・ハートが他界していた。このプロジェクトにはテキストももらったし、いろんな権利やテキスト配布がらみの考え方も教わったし、何より「こんなことやっちゃえるんだ」と目から鱗を取ってくれたことには何よりも感謝している。その恩恵と遺志に応えるためにも、自由に流通する文書をどんどん増やさなきゃ。気がつかなかったけれど、今見たら The Economist にも立派な追悼文が出ている。もっと枯れたジジイかと思っていたよ…… (2011/9/29, id)
最近の The Economist では、アジアの女性が晩婚化、未婚化していて、それは高等教育が進み、家庭や育児に縛られない経済的な独立性が確保されたからだ、という議論をしていた。そしてその結果としてアジアの男性は結婚はおろかセックスもできずに悶々としている、という話。
それに対していくつか投書がその数号後で紹介され、男だって都市化に伴いいろいろ火遊びのチャンスができてるよ、という指摘とか、家庭のよさは忘れられていないよ、という投書の中に混じってこんなのがあった。
拝啓 高学歴アジア女性が金銭的にdependent (訳注:independentのまちがいのはず)になるにつれて、確かに結婚は減っていますが、それでも彼女たちは活発なセックスライフを送っています。そしてますます若い男を愛人として選ぶようになり、既婚女性よりもっとセックスライフを楽しんでいるのです。このトレンドは戦後の日本で始まったもので、当時は大量の未亡人が再婚するよりも新しい「伴侶」を選んだのでした。
アジアでは、三十代、四十代の独身女性が二十代のツバメを持つのはごく普通のことです。ダンスクラブの多くはハンサムな若者をウェイターとして雇い、かれらは連れ出し可であることがほとんどです。つまりアジアの若い男性は、たぶん貴誌の考えるほど寂しくはないうえ、年上の愛人から性技の手ほどきも受けられるのです。
ピングー・リュウ(フロリダ州ボカラートン) The Economist 2011/9/10-16号、p.16
リュウさん、ご自分の願望を信じやすいThe Economist にぶちまけてはいけません。あなた、どう見てもなんかの読み過ぎです。 (2011/9/27, id)
矢作俊彦がぼくのGQの文章に「反論」したというので見てみた。ぼくには「論」にはまったく思えず、ただの付け焼き刃の感情垂れ流しポジショ
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むしろスチームクリーナーのパワーで溶けた油が飛び散ってかえって面倒な事に! 高温の効果があっても圧力だけで汚れを落とすのはおすすめできない。
各メーカーの商品ページをよく読むと「水道水はタンク内にカルキの結晶が付くため、必ず蒸留水をお使いください」と注意書きがあります。スチームファーストはカルキ除去パウダーが付いてくるので唯一水道水が使えるスチームクリーナーです。
● 公式サイトでは推奨されていませんが、効果があるのでは?と思った私は、スチームクリーナー専用洗剤をスチームファーストミニに少しだけ入れてみました。
● ハンディタイプのスチームクリーナーなら、充電式でコードレスがありそうな気がします。しかし、コードレスのスチームクリーナーは、今のところ存在していません。
小型のバッテリーでお湯を沸騰させる電力をまかなえません。バッテリーが大きくなりスチームクリーナーは相当な重さになると思います。
ネットで調べてみても評判いいのに…私の評価としては微妙です。
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5つ星のうち 2.0 つまらんのだ, 2017/11/13
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のちに五社英雄が再映画化するがこれもつまらなかった。だいたい原作からして、占領下の解放的雰囲気にあっていたから話題になっただけで大したもんでhなく、娼婦のリンチシーンがあるというだけのもので、筋立てはごくつまらない。野川由美子が美人だったのは分かった・・・。
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5つ星のうち 4.0 常磐貴子が美しい, 2017/11/12
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井上荒野の原作(2010年)。人妻が美容師にストーカーする話だが、もっと激しくなるのかと思っていたらわりとあっさり終わった。常盤貴子の美しさが印象に残るが、原作ではこんな美女ではないようだ。あと娘役の木村美言が可憐。池松壮亮は寺島しのぶとも人妻不倫の映画に出ていたがなんかそういう俳優なんだろうか。
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二月初めの記事でご案内した四月十六日の講演会はすでに満席になり、キャンセル待ちださうです。ひとりで吃驚してをります。
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日本野球は韓国に敗れたのではない。恥辱のあまり崩れ落ちたのである (11)