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2024年11月19日
2年経っても・・・世田谷「酒の高橋」
もうすぐ寒くなるという。といっても、もう11月。当たり前のことなのだが、なぜか身構えてしまう。今夜は、かろうじてまだそれほど寒くはない。渋谷駅を出てマークシティ前の横断歩道を渡る。とにかく人が多い。週末でもないのに、横断歩道には人が溢れ、なかなか前に進まない。見ると「成城学園前」行きの小田急バスが今にも発車しそうだ。慌てて人をかき分けて前に進み、横断歩道を渡り切る。そこから5m位のところに停まっているバスに乗り込む。座席は全て埋まっていて、立っている人が4、5人。バスは自分が乗るのを待っていたかのようにドアを閉め、ハチ公前スクランブル交差点に向かって走り始める。
時間を確認すると午後6時43分。7時過ぎには世田谷駅前バス停に着くな、と思うと気持ちがゆったりする。バスは道玄坂を上っていく。道玄坂上交番前というバス停からは意外にたくさんの人が乗ってくる。この辺りにはマークシティの道玄坂入り口があって、その近くには与謝野晶子の歌碑がある。「母遠うて瞳したしき西の山相模か知らず雨雲かかる」という作品なのだが、なぜ暗記しているかというと、大学生だった時のちょっとした思い出があるからだ。友人とこの歌碑の前を通りかかった時、「へえー、こんなところに与謝野晶子の歌碑があるよ」と言うと、「どれどれ」とその友人が読み始めた。そして「この人短歌上手いね!」と感動したように言う。「だって、与謝野晶子だぞ。当たり前じゃん。」「そうなんだ。」・・・まさか知らないの。とは思いながらも、文学のセンスはあるんだなと妙に感心したものだ。それ以来、この近くに来るとこの歌碑を見にきて、果たして、作者名を知らなくてもこの歌に感動できるものだろうかと自問していたのだ・・・。
なんてことをぼんやり考えていると、バスは国道246号線に入り、池尻あたりを走ってい
辛味噌の焼きおにぎり … せんべろ酒場「やまじゅう」(本八戸)
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