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街灯もポストも駒。そしていろんな場所で勝負をせまられる
どこかにビューンで12月の山形へ。将棋の駒だらけの天童市(2024/12/21)
12月の週末、JRE BANKの「どこかにビューン」割引優待をつかう。 出た行先は「山形」。 ドッキングするつばさとやまびこ。つばさ側に乗るのは初めて。 車窓から、筑波山 福島の桃ガスタンク 山形に入ったらとたんに雪景色で、テンションがあがる。(今年の山形は豪雪で…
移動の記録 | 田村美葉
山形県
マフラーの季節が終わっていた。来年使おう
グラデーションでアラン編みのマフラー
今度の現場はキツいと始まる前から予想できていたので、年末からヤダナーヤダナーと思っていたんである。そんなときにユザワヤででっかいきれいな毛糸玉を見かけて、ふらふらと購入した。通常の3倍くらいあるふわふわの塊に癒しを求めたんである。最初はベストを編み始…
とは云ふものヽお前ではなし
物作り
息子は「ごまかし」に抵抗があることに気がついた
ずいぶん久しぶりに、息子の善行の話
もう2年半くらい前に、息子の「善行」についてのあれこれを書いたんだけど(↓)。 yoichirokuwa.hatenablog.com 2年半経ち、息子も小2(もうすぐ小3)となって、最近また息子の「善」の感覚についてフッと思うことがあったので久しぶりに。 息子、学童保育に通ってるん…
桑畑洋一郎のブログ
「上海料理店」は、気さくに相談に乗ってくれて安心
池袋で現地気分!ガチ中華フードコートの食べ歩き
0.イントロ ここ最近暖かくなり、昨年から始めた台湾食べ歩き旅行に行きたくなってきました。先週あたりから航空チケットの検索をしてチケットを予約しようと試みるも、その度に愛猫たちが視界に入り「休日はこの子たちと過ごしたい」と思い直すことの繰り返し。 そこ…
tks_yoshinagaの日記
その他
捨てるのはもったいなくて調理。お味は……
タラの胃食レポ
うちの父親は釣りが大好きで、70を超えた今も年中釣りに没頭しておりまして、冬になると船に乗りマダラをクーラーボックス一杯に持ち帰ってきます。タラは私も好きなので、ありがたいことです。 その一方で、毎度釣ったタラを捌いた時に内臓が捨てられる様を見ては、「…
スカベンジャーの標本部屋
雑記
お弁当用のアルミカップか百均のマフィンカップで手軽に!
手抜きマフィンの良さを語る
最近ゆるやかダイエット中なので、市販のお菓子を買えない生活が続いている。そこで思いついた、手作りマフィンという抜け道。 結局お菓子食べないとストレスでやってけないからね! ホットケーキミックスと卵と牛乳とサラダ油に板チョコ入れて混ぜるだけ。マフィン型…
暇んちゅ
「情報収集→構造化→執筆→管理」が1つの環境で完結する
Cursorを使った文章執筆は、AIファーストな環境整備から始まる
有料 なぜCursorを使うと執筆が捗るのか? それはAIファーストな環境では、自律的に情報を探索してくれるからだ。 執筆のパラダイムシフトは既に始まっている。
本しゃぶり
やったこと
子連れ旅行で利用。アプリで決済できて楽!
【2024年12月グアム旅行】グアムで配車アプリのStroll(ストロール)が便利だった【金額共有💸】
有料 あけましておめでとうございます。 2025年も雑にアウトプットとしてブログ記事を書いていこうと思います 2024年12月に5年ぶりに家族でグアム旅行に行ってきました!(旅行記は追々書きたい) その際に移動手段として配車アプリの「Stroll」(ストロール)を使ったので…
アウトプッツ
旅行
梅は「ちょうど今、咲き始め」。このライブ感がすごく好き
春の汐留 それから埠頭へ
「汐留に行きたい」という漠然とした思いがあった。都心を散策するのが好きなんだけど、汐留駅を降りて歩いたことがない。だけどゆりかもめに乗る時に眺める街並みは都会のビル群でも日本橋や銀座とは違った雰囲気があって、なんとなく「知らない街への憧れ」みたいな…
散文録
日記
通っている歯医者には医師が沢山いるっぽい。美容室みたい
日記:受付、探索、休息
今日も歯医者に行く。今までは院内の一番奥の席に案内されていたが、今回はその一つ手前の席。 矯正の大切さについての映像が、眼の前のモニターで流れている。最初は歯並びなんてどうでもいいと思っていたが、見させられ続けた結果、他人の歯並びが気になるようになっ…
wander around holding a soft oval
日記
もしもタトゥーを入れるとしたら肩に3本線を入れるかも
adidas
もう「洋服は一生adidasしか買っちゃいけない」と言われても「あ、はーい」くらいで許容できるくらい、adidasの洋服ばっかり着てる。今日はアウトレットに行ったのだが案の定ほぼほぼadidasの店しか見ていない。もちろんadidasの服を着て、adidasの服を買いに来ている…
微炭酸のしょう油
たまにダウナーな気分の旅行をすることがある
徳島旅行
休日。どこかへ行きたい、と思って地図を眺めると徳島に行ったことがないと気づいた。 調べると兵庫の舞子から(あるいは三宮からでも)バスで行けるらしい。 宿を予約して一泊の旅行をすることにした。 JR舞子駅で下車して明石海峡大橋の上にあるバス乗り場・高速舞子…
埋物の庭
いその
昔の映画は、食べる姿をたっぷりと見せてくれる
座頭市
今週のお題「ラーメン」 座頭市がおいしそうにものを食べるシーンを見るのにハマっている。その流れで、「タンポポ」のラーメンを食べるシーンも見た。むかしの、といってもほんの40年くらい前の映画は、長回しが多く、食べ物を食べる姿をたっぷりと見せてくれる。いま…
sink
ダイエット中だから理由もなく食べない。食べたいなら登る
カップラーメンを食べるために山に登った話
今週のお題「ラーメン」 どうも、ちょうどカップラーメンが食べたくなって存在が気になり始めた頃にお題に『ラーメン』の文字が表示されるようになり、しっかり食べたくて食べたくて震えた私です。 などと申しておりますが、自称ダイエッターなワタクシ、タダでカップ…
私のくらしのあれこれ
キャンプ・デイキャンプ・登山
インドカレー屋のセットを全部作る! まずは食器を準備
バターチキンカレーとタンドリーチキンとナン
本日はインドカレー屋さんごっこをしました。 インドカレー屋さん、美味しくて安くて大きくて大好きです! いつもバターチキンカレーかほうれん草カレーしかたべたことがありません。 毎回、今度こそ違うカレーを頼むんだと思ってもついつい安パイを選んでしまいます。…
ひなこの料理日記
ぼたもちは、桜の花を載せたもの・混ぜ込んだものも作成
25.03.15 作り置きと一週間献立のまとめ
24.03.15-03.20 作り置きと一週間献立のまとめです。 買い出し 生鮮食品 おあげ、納豆、新玉ねぎ、春キャベツ、スナップエンドウ、平子いわし丸干し 乾物や調味料 くぎ煮、切り干し大根、米味噌(本田味噌あさげ)、きなこ、つぶあん(御座候)、さくら 普段買う切り干し大…
雨雲連れのおぼえ書き
W.S.バロウズ『爆発した切符』全訳
2025-03-23
久保田さゆり『動物のもつ倫理的な重み』コメント(京都生命倫理研究会2025年3月例会 2025年3月22日 於:キャンパスプラザ京都)
論点 本
本書で久保田は動物倫理における「最小主義」的立場を提示しようと試みるが、久保田の議論はどのような意味で「最小主義」と言えるのか? 理論的な負荷、前提が少ないという意味では最小ではない。この意味では功利主義やカント主義の方が理論的前提が少ない。むしろ「自然な常識からの距離が小さい」という意味で、常識道徳からの最小の改編で済む、という意味で最小主義である。つまりある種の保守主義である。しかし出発点としての誰もが認める常識道徳などというものがあるかどうかは自明ではない。ここが理論としての弱点である。
実際には久保田の議論は、特定の規範倫理学理論にコミットしないといいつつ、徳倫理学の一種として理解できる。ここで動物は道徳的配慮の対象として道徳的地位を持つが、道徳的行為能力を十分には(あるいはまったく)持たない存在として位置づけられる。単純な功利主義は前者を、単純なカント主義は後者を重視するが、その両者の適切なバランスを考える立場であると言える。
この立場に問題があるとすれば、差別を許容する理論であるということであり、実際久保田の議論は動物を差別する。差別するから大切にしない、蔑視しないがしろにするというわけではない。動物を動物なりに大事にする。しかし人間より劣位に置く。
そう考えると久保田的徳倫理は功利主義やカント主義に対して道徳理論として劣るようにも見える。なぜなら差別を許容するからだ。これは場合によっては人間の間の差別の正当化にもつながりかねない理論である。しかし先に見たように、それが道徳的patiencyと道徳的agencyの両者を応分に重視するという意味では、理論的にはより包括的でありその意味でより優れているともいえる。
しかもより包括的かつ保守的であるがゆえの強みもある。たとえば功利主義やカント主義におけるような徹底的な反動物差別主義の立場に立つと、ペット、家畜、野生動物、そのいずれについても長期主義的な観点からすればその扱いに対して大変な困難が生じる。つまりこれらの理論を徹底化すると、場合によっては選択的絶滅主義・反出生主義を帰結したり、あるいは逆にあらゆる動物をペットとして愛玩する、あるいは人間並みに知性化して文明社会の成員として取り込むことを目指す(なぜなら野生動物の生においては苦痛が上回るだろうから)、といった極端な方向性がもっともらしくなるからだ。これに対して久保田の議論からは、より無理のない未来が展望できるだろう。
またこのような立場は、ペットや家畜など、実際に具体的に動物個体とかかわりあう人間の立場、経験を重視するという点において、純粋に理論的に功利主義やカント主義の立場から展開される議論よりもある意味で豊かなものでありうるかもしれない。
動物のもつ倫理的な重み 最小主義から考える動物倫理
作者:久保田さゆり
勁草書房
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shinichiroinaba 2025-03-23 14:52 読者になる
久保田さゆり『動物のもつ倫理的な重み』コメント(京都生命倫理研究会2025年3月例会 2025年3月22日 於:キャンパスプラザ京都)
2025 / 3
2025-03-04
桜シフォンケーキ
森見登美彦氏はスターバックスの「桜シフォンケーキ」が好きである。
ふわふわして、良い香りである。
チョコンと上にのっている桜の花びらの塩漬けもいい。
満開の桜の咲く土手にすわって食べたら素敵だろうなあと登美彦氏は思う。しかし、肝心の桜の咲く季節になると、もうスターバックスでは桜シフォンケーキの販売を終了しているため、「お花見をしながら桜シフォンケーキを食べる」という理想的境地は実現できないのである。登美彦氏は毎年、桜シフォンケーキを食べながら満開の桜を想い、満開の桜を眺めながら桜シフォンケーキのことを想うのだ、運命的なすれ違いを続ける恋人たちのように……。
という、どうでもいいおはなしはともかくとして。
登美彦氏が現代語訳を担当した『竹取物語』(河出文庫古典新訳コレクション)が、3月6日発売である。
登美彦氏は竹林が好きであり、『美女と竹林』(光文社)という本を一冊書いているぐらいだが、よく考えてみれば、『有頂天家族』に登場する「弁天」も、『ペンギン・ハイウェイ』に登場する「お姉さん」も、かぐや姫の子孫のようなものである。それだけ登美彦氏は『竹取物語』に大きな影響を受けている。
おおまかなストーリーは誰もが知っていると思うが、あらためて本篇を読んでみるのはどうだろう。現代の読者にも楽しく読んでもらえるように工夫したつもりである。『竹取物語』本篇の現代語訳のほか、日本文学全集版のあとがき、登美彦氏の「講義」(というのもおこがましいが)、文庫版のあとがき、さらに大井田晴彦氏による解題も収録され、「物語の出で来はじめのおや」の小さな入門書に仕上がった。デザインも可愛く、お手頃価格の文庫本なので、手に取っていただければ幸いである。
Tomio 2025-03-04 12:24 読者になる
桜シフォンケーキ
2025 / 3
2025-02-24
村上春樹「四月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて」
『四月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて』 村上春樹、高妍/絵 | 新潮社
四月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて
作者:村上 春樹
新潮社
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Piccoli 2025-02-24 09:38 読者になる
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村上春樹「四月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて」
守先生3月のご予定
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2025-01-23
『どうすればよかったか?』
2025年1月23日ナゴヤキネマ・ノイにて、『どうすればよかったか?』(藤野知明, 2024年)を観てきた。
玄関のドアを内側から南京錠をかける。もちろん外から人が自由に入ってくることはできない。そして家族が、内側のまずいものが外に溢れることを、みずから閉じ込める。
溢れてまずいものは何か。ひとまずは「家族的混乱」といえるようなものだろう。
まずは姉の怒鳴り声と泣き声、滅裂した発話、そして乱れた外見と立ち居振る舞い。それに、こうした混乱に狼狽する母親の弱った表情と発言、そしてこの発言に割り込んで押しつぶす父親の発言の残酷さも、溢れてはまずいかもしれない。家族(あるいは混乱のなかで父親の決定に依存した家族)は、こうした家族的混乱を外に出てはまずいものとして家の中に閉じ込めた。
こうした家族的混乱は、私にとって他人ごとではない。私以外の人がどうかはわからないが、少なくとも私にとっては他人ごとではない。家族に精神障害者がいるかいないかにかかわらず、家族のメンバーに降りかかってきた難題やそれをめぐってなされる言い争い、濃密ではあるけれどまったく深まっていくことのない会話、割り込まれて中断される発話、すでにもつれた関係にさらに足を取られながら誰かに寄りかかり、快方に向かうことを無為に祈ること——こういった混乱を私はとても身近に感じる。
思い返してみると、こうした混乱を私(たち)は家族のなかに閉じ込めているように思う。私が経験してきたこうした類の混乱は、これまでほとんどが家族のなかにおいてだった。そしてまた、他人たちによるこうした混乱に直面することもほとんどなかった。その意味で、私たちが家族以外の人たちとかかわりをもつ公的空間は、家族がそれぞれの家族のうちにこうした混乱を閉じ込めることによって、こうした混乱から隔てられているのだろう。
こういった意味で、この映画に描かれた家族そして父親は、私(たち)じしんでもある。
しかし映画の後半、この父親のコントロールが弱まっていく。母親が認知症を発症し、父親は姉と母親(妻)を自身に繋ぎ止めることを断念する。ようやく姉は、家から出て、医療にかかる(発病から25年、おそらく50歳ごろだと思う)。3カ月ほどの入院と投薬を通じ、再びカメラの前に現れる。以後、カメラを見据え、笑うことはしないものの、ピースサインとともにおどけたポーズをしばしば見せるようになる。そして自宅に内側からかけられた南京錠も外される。
こうしたポーズは、自宅の庭や、何かの大規模なイベント会場、地域の花火大会脇の道ばた、海辺のカフェといったような公に開かれた空間に、徐々に溢れてくる。気の置けない家族に示す、少し不細工で不器用な表情やポーズが、弟のカメラに収められてくるようになる。
内側から掛けられた鍵が外されて外に触れることで、家族内に閉じ込められていた混乱が、少し薄まってきたように思える。もちろんそれは投薬の効果でもあるのだろうけど、そのことを含めて、家族の内側の混乱が外に触れることによって薄まったのだと考えられるように思う。
どうすればよかったか?——答えは簡単なように思える。けれども、そうなるまでにこの家族は20年以上もかかったのだ。それになにより、映画の最後で父親は、どうすればよかったのかなどと問われるような問題などそもそも存在していなかったかのようなことを述べていた。みていて唖然としてしまった。けれども、振り返ってみると自分を含めて、家族的混乱とはえてしてこういったものなのかもしれない。
エンドロール後のシーン、弟の車を送り出す際の姉のピースサインの姿がとても忘れられない。姉や父親と母親、そして撮り手の生活に触れるような(それを通じて自分の生活に触れ直すような)経験だった。
dosureba.com
Minik 2025-01-23 18:42 読者になる
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『どうすればよかったか?』
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むしろ裾野を広げた方が...一般向けの「図書館検定」の提案 (丸山高弘の日々是電網 The First.)
「書痴の幸福なる死」余談 其の二
「書痴の幸福なる死」余談 其の二
其の一
SF Prologue Wave掲載の短篇「書痴の幸福なる死」は、導入部、本論、終結部から構成され、導入部に「〇」(ゼロ)、二部に分かれている本論に「一」「二」、終結部に「x」(エックス)の数字および記号が振られています。
導入部が「〇」なのはともかく、終結部が「x」なのは、このパートの内容が資料に基づいたものではなく、「私」(エッセイ「書痴の幸福なる死」の「著者」。小説「書痴の幸福なる死」の著者である仁木稔ではない)の「想像」だからです。だからほんとは「虚数を表す記号」を使いたかったんですけどね……それだと「i」になってまうから……読者には伝わらんだろうから……(数学畑の人でも、咄嗟に虚数のことだとは思わんでしょう)
だからまだ解り易いだろうと「x」にしたわけですが、こういうこだわり方(素直に1、2、3、4としない)は、我ながら感性が中二だと思いました。もう50過ぎてんですけどねー。でもやる。
さて、前回の記事で、本作には一つだけ嘘(フィクション)が混ぜてあると述べましたが、作中で想像や推測として書かれている事柄は、それには該当しません。「事実」(資料に基づく)として書かれている事柄の一つです。
で、それがどれなのかは、ネタバレになるので解説しません。ま、興味のある人はいないでしょう。このブログで自作の解説をするのは、私自身のための覚書も兼ねているので、そちらの必要性もないし。
そういうわけで書物や読書の歴史、本作の「主人公」であるジャーヒズ、アッバース朝の文化や政治等に興味のある方は、以下のテキストをどうぞ。本作の主な参考文献です。
書籍(タイトル:『』は書籍名、「」は収録論文等のタイトル 著者名 出版社名)
『図書館の誕生 古代オリエントからローマへ』L.カッソン 刀水書房
『声の文化と文字の文化』W.J.オング 藤原書店
『ギルガメシュ叙事詩』月本昭男・訳 岩波書店
『紙の世界史 PAPER 歴史に突き動かされた技術』(第一章および第三章のみ参照)マーク・ランカスキー 徳間書店
『紙と羊皮紙・写本の社会史』(Ⅱ章およびⅣ章のみ参照)箕輪成男 出版ニュース社
『書物の文化史 メディアの変遷と知の枠組み』(第一章「東洋の書物史」のみ参照)加藤好郎ほか 丸善出版
『中国出版文化史 書物世界史と知の風景』(第四~六章のみ参照)井上進 名古屋大学出版会
『イスラーム 書物の歴史』小林泰/林佳世子・編 名古屋大学出版会
『ギリシア思想とアラビア文化 初期アッバース朝の翻訳文化』D.グダス 勁草書房
『イスラーム社会の知の伝達』湯川武 山川出版社
『イスラーム全史』(第2章のみ参照)余部福三 勁草書房
『イスラームの国家と王権』(第2章のみ参照)佐藤次高 岩波書店
『聖なる学問、俗なる人生 中世のイスラーム学者』(第2章「学問修得の方法」のみ参照)谷口淳一 山川出版社
『イスラームの生活と技術』(第2章「知識と技術の伝達 紙を中心に」のみ参照)佐藤次高 山川出版
「製紙法の西伝」(『シルクロードの文化交流 その虚像と実像』所収)藤本勝次 同朋舎
「住宅と住宅地」(『イスラーム世界の都市空間』所収)陣内秀信 法政大学出版局
『アレクサンドロス変相 古代から中世イスラームへ』(第3章「イスラーム以前のイランにおけるアレクサンドロス」のみ参照)山中由里子 名古屋大学出版会
『ペルシア語の話』(Ⅲ、Ⅳ章のみ参照)黒柳恒男 大学書林
『中世思想原典集成Ⅱ イスラーム哲学』(竹下正孝「総序」のみ参照)上智大学中世思想研究所・編訳 平凡社
『イスラームの人間観・世界観 宗教思想の深淵へ』(第二、三章のみ参照)和子 筑波大学出版会
『イスラームの世界観 ガザーリーとラーズィー』(序章、第一章、第五章のみ参照)青柳かおる 明石書店
『イスラームから見た世界史』(第七章のみ参照)タミム・アンサーリー 紀伊国屋書店
『宗教の世界史11 イスラームの歴史1 イスラームの創始と展開』(第3章 堀井聡江「生活の指針シャリーア」のみ参照)佐藤次高・編 山川出版社
『アラビア科学史序説』(「付録Ⅳ アル・ジャーヒズの『動物の書』について イスラムのアダブの書の典型」のみ参照)矢島裕利 岩波書店
「けちんぼども」(『世界文学大系68 アラビア・ペルシア集』所収)ジャーヒズ 筑摩書房
雑誌論文
「ジャーヒズとアラブ修辞学の形成過程」濱田聖子(『日本中東学会年報』14)
「ジャーヒズ著『けちんぼども』における逸話と登場人物 文人譚を手がかりに」濱田聖子(『日本中東学会年報』37-2)
「アダブ考 アラブ文化におけるアンソロジーの思想」岡﨑桂二(『四天王寺大学紀要』51)
「アラブ文学における論争ジャンル 「マカーマート」の周縁」岡﨑桂二(『四天王寺大学紀要』48)
「アッバース朝期のセクシュアリティと同性間性愛 ジャーヒズ著『ジャーリヤとグラームの美点の書』の分析を通じて」辻大地(『東洋学報』98-4)
「紙の伝播と使用をめぐる諸問題」清水和裕(『史淵』149)
「イスラム世界における紙の伝播と書籍業 バグダードのワッラークを中心として」後藤裕加子(『日本中東学会年報』7)
「マームーンとムウタスィムの新軍団」余部福三(『史林66-6』)
英文(Web記事)
Al-Jahiz Master of Arabic Prose
Jahiz: Dangerous Freethinker?
Al-Jahiz Bibliography
al-Fatḥ b. K̲h̲āḳān
2024年10月21日 (月) 「書痴の幸福なる死」余談 | 固定リンク
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其の二
«「物語の川々は大海に注ぐ」解説と余談 其の十八
ことわりをあきらかにする男、山本理顕⑤
山本理顕、初期の最重要作品と私が勝手に思っている「山本邸」の解説の続きです。
一見、篠原一男さんや相田武文さんのような、「家型」による「抽象化」。
もしくは、「家型」のデザインにより「記号的な意味」に言及と思えてしまう家なのですが、
理顕さんは違う。
あくまで「社会」。
「社会」を引き込む。
こんな外観でどこが社会やねん?
閉鎖的で社会に閉じとるやろが?
と見えてしまう。
確かに、外観はクール、素っ気ない。
しかし、当時の素っ気ない外観建築ブームとはまったく違うんです。
こんな平面計画をしているんです。
外観正面派右側で、スリット状の部分は家の中に入ってL型に曲がっています。
図で緑色で示した部分が外部です。
外観でいう家型の真ん中に開けた隙間の部分が、正方形をL型と小さな正方形に分割しているような平面図です。
このL型の外部というか中庭というか吹き抜け空間。
これが家の中に入り込んでいる。
単純な矩形のデザインですが、これが立体的になるとまったく違った様相を見せてくれます。
これが、平面図で緑に塗った「外」の空間です。
外から家に入ったと見せて、実はまだ家の中には入っていない。
家型の真ん中にある吹き抜け、といっても屋根の下だから、家の中の外、という感じ。
断面図で見ると明白で、この見せ場は外です。
吹き抜けというか、がらんどうには、床のない橋、渡れない橋が掛けてある。
すごいギミックですよね。
立体的に表現すると、こうなる。
家の中に、他者のような空間がある。
その幻想性はアルド・ロッシのようでもあります。
しかし、この覆われた空間の空中に差し渡される橋、このモチーフは以降の理顕さん作品に何度も登場します。
2階の平面図で確認しても
半分は外です。
そして、建築作品としても「外」だけなんです。
この家の内部空間については、雑誌発表されていません。
この山本邸の主力のテーマは、家の中の外部を作り出すこと、に集中しています。
そして、建築表現としても図の緑の部分に作品の意味が込められている。
平面図のオレンジの部分は機能的にコンパクトに収められていますが、
集合住宅・マンションの部屋のようでもあります。
あくまで雑誌発表にはこの住居の内部写真はありません。
建築的テーマは家の「外にある」のです。
最小限ともいえる家の広さなのに、最大限の空間をもっている。
外のような庭のような、路地のような広場のような、
家の中のような、家の前の通路のような、
たとえば、バイクをいじったり、陶芸の窯を置いてみたり、
バーベキューしてみたり、ミニコンサート開いてみたり、そういう空間。
むしろ、この外の取り込みによる居住空間の豊かさの確保は、
戸建て住宅なのに、集合住宅の新手法に見えます。
この山本邸は、この「外」を介して、隣り合って無限に増殖可能なのです。
こんな風に。
家の中に大階段で「外部性」を取りこんだ石井邸に対し、
この山本邸は、家が外部性をもつことで、外部と応答可能になる、社会性を持つことを示しています。
なので、外観がクールで素っ気なくても、かまわない。
この家は初めから外部に接続し、社会と連続している前提だからです。
この家が、この空間構成が、後にくる。理顕ワールドの萌芽、シード・種子、基準ユニット、ともいえるでしょう。
つづく
節電をしつつ気持ちよく涼める手段として流行ってもいい
水風呂のすゝめ
毎日めちゃくちゃに暑い。 ここ数年「およげ!たいやきくん」のように昼間は太陽とオフィスビルとアスファルトの三方向から押し寄せる35℃オーバーの熱に挟まれ、夜になっても最低気温が27℃くらいまでしか下がらない。そんな理不尽な東京鍋の中の暮らしが毎年のことにな…
analogue life
スロウライフ
街と自然どちらに現実があるか。答えがあるかはわからない
044|『バリ山行』松永K三蔵|現実と現実のあわい
2024.08.11(山の日) 読了 東北のとある港町に住んでいた頃の話だけれど、町の背後には大きな山があって、よく釣りに出かけたものだった。山上湖や野池を車で回っていくのだが、地形図を見ながら地図にない水場を見つけにいく時もあって、そういう時は車を降りて地図…
BOOKWORM
国内【ま行】
牛さんのプレート。実はネットでも買えるらしい
フォルクスの鉄板が良かった
フォルクス最近行きました。すごくよかった。古き良きファミリーレストランという感じで、ファミリーがたくさんいました。店内の飾りのランプとかもいい感じ。 プレートもうしさんでした。オリジナルの鉄プレートを発注しているのかな?と調べたら、アマゾンで買えます…
日々のスケッチ
雑記
毎朝散歩に出ることにした。15分程度なら体調を崩さない
暑いが適度に家を出る
毎日熱中症アラートが「危険」を表示している。それにかまけて家を出ないことが多くなっていたが何となくしんどくなってきたので、毎朝15分程度の散歩に出るようにした。起きた時点で30度を超えてるのも厳しいが、15分程度なら体調を崩さない。リモートワークは便利だ…
MeM0
とりあえず動画のサブスクをやめてみよう
R60807-08 生活雷鳴
明確なバテを感じている。 餃子は食べました、これから効く予定。 ■ 生活雷鳴 ・まったく頓着せずに暮らしていたら、家計について知らないところでやや大変なことがおきてたということを知って肝が冷えた。これこれ!生きているという感じがする、たまらねえな。 ・一…
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ブログを始めてから、面白い日記書きを見つけた
ストレス発散
昨日は湯梨浜町へ行った。湯梨浜町には、HAKUSENという東郷湖が店内から見渡せるカフェがあったり、汽水空港という古本屋があったり、いつ開いているか分からない寿湯という銭湯があったりする。 はてなブログを始めてから、面白い日記書きを見つけた。てきちゃん漂流…
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汗ぐっしょりで宿に戻ると、ごちそうが待っている!
諏訪之瀬島(鹿児島県鹿児島郡十島村)2024.8
はじめに 1日目 中心部・ナベダオエリア 元浦エリア 2日目 元浦エリア・中心部 切石エリア 3日目 はじめに 前回の「フェリーとしま2乗船記」にも書きましたが、諏訪之瀬島に行ってきました。今回は、その諏訪之瀬島の記事です。 kakoyuu.hatenablog.com 諏訪之瀬島は…
かころぐ
鹿児島県
「思っていても言わない」が社会生活を円滑にしているのに
デリカシーは筋力
わたしも昨晩人から教えてもらって知ったことだけれども、豪雨の被害が大きい山形の報道が今朝もなくて、オリンピックのことだけしかやっていない。あるべき機能が働いていない状況が当たり前になっちゃってて良いわけがない。出社。今年から色々と気にならなくなって…
更砂日記
日記
なかでも俵万智訳の『みだれ髪』がよかった。情熱的!
7月の読書がよかった
8月も早くも一週間が過ぎ、夏というのはどうして時間が経つのが早いのでしょうアインシュタイン。突然ですが7月に読んだ本、すごくいいものが多かったので紹介します。先日の夏の本も多くの方に読んでいただきありがとうございました(「#夏の本」の動向を探りましたが…
ゆめもすがら
まとめ
寿命はレンズ2~5年、フレーム3~6年。16年はよく頑張った
メガネの引退
仕事用メガネを引退させた。調べてみるとメガネの寿命は、物によるにせよレンズ二〜五年、フレーム三〜六年といったところで、これを買ったのは二〇〇八年だから(吉祥寺で姉と一緒に買ったのを覚えている)かれこれ十六年使っている事になる。幸いにも視力の低下をし…
不発連合式バックドロップ
雑記
9時間のレイオーバー! 空港内を探索して過ごす
2024.07.26-27 クアラルンプール国際空港-マレーシア
ついたぞ!クアラルンプール! 時刻は20時前!5時の飛行機搭乗まで、9時間のレイオーバーをここで過ごします! うおー、でかい。 トイレ、なんか、ほとんど和式。 「和式」とはどういう、? 調べたら、あのいわゆる陶器の和式便器が和なのであって、ヤンキー座りする排…
旅にグレイハウンド
第5位はたまねぎ! みそ汁のたまねぎは甘くなる
【衝撃】私の好きなみそ汁の実トップ5
みなさんこんにちは、ぐん電ラン子です! 今回は日本でよく親しまれている料理、みそ汁について私が個人的に好きな実を5選紹介したいと思います。 それでは早速行ってみましょう! 第5位:たまねぎ いきなりたまねぎがランクインしました!たまねぎは基本的に辛いので、…
ぐんでんずし!
“あっちこっち遊びまわった日”の中身。軽量化は諦めている
2024年夏 かばんの中身記録
みんな大好きかばんの中身。 当然私も大好きで、人様のブログ記事やSNS投稿を飽きもせず読み込みまくっています。なぜこんなにも見飽きないのか… 自分も以前同じようにかばんの中身の記事を書いたんですが、気づけばもう3年前!去年くらいの気分だった、月日がたつの…
稼いだ金全部使うウーマン
好き語り
1kgのコンデンスミルクを購入。ずんだ餡らと共にのせる
今年の家かき氷
今年も順調に家かき氷を楽しんでいます。 昨年長い間使っていたのが壊れて新調したスタイリッシュなかき氷器。 最近無謀にも1kg入りのコンデンスミルクを購入してしまいました。 7月初めくらいから家でのかき氷タイムが始まっています。 たまたまあったお茶ジャムなる…
ねこのくいしんぼ日記
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