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新作短篇「書痴の幸福なる死」
新作短篇「書痴の幸福なる死」
本日、SF Plorogue Waveに、新作短篇「書痴の幸福なる死」が掲載されました(リンク)。400字詰め換算30枚と短めです。
短いだけでなく、軽めの歴史エッセイの体裁を取っているので、だいぶ読みやすいかと思います。が、間違いなく小説です。
嘘(フィクション)は一つだけ、後は推測も含め、資料に拠っています。あ、「エッセイ」の「著者」が私(仁木稔)ではない、というのも入れたら、フィクションは二つになりますが。「どっかの知らん誰か」という設定です。
2024年10月 9日 (水) お知らせ | 固定リンク
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«「物語の川々は大海に注ぐ」解説と余談 其の十六
2024-10-06
【速報】石破首相 衆院選公認問題「相当程度の非公認が生じる」説明責任不十分な者など 不記載議員の重複は認めず
話題
【速報】石破首相 衆院選公認問題「相当程度の非公認が生じる」説明責任不十分な者など 不記載議員の重複は認めず(FNNプライムオンライン(フジテレビ系)) - Yahoo!ニュース
自民党総裁の石破茂首相は6日、政治資金問題を受けた衆院選の公認問題について、党本部で記者団に対し、党の処分の重い人や説明責任を十分果たしていない人など、「相当程度の非公認が生じる」と述べた。
政治資金、裏金問題を機に、国民の政治不信はますます高まり政権党である自由民主党への批判も高まっていますから、何事もなかったかのように、関係者を公認し比例復活させれば、火に油を注ぐような結果を招くことは必定でしょう。
そもそも、そのような事態を招くような選挙態勢を組めるかというのは、当然の問題意識だと思います。
私は無党派で、投票自体に行くかどうかもわかりませんが、上記のような石破首相の問題意識は方向性として正しいでしょう。
yjochi 2024-10-06 17:54 読者になる
2024-10-05
高卒求人倍率が最高の3・7倍、若いうちから管理職起用も…就職支援会社「20代の活躍期間長い」
話題
高卒求人倍率が最高の3・7倍、若いうちから管理職起用も…就職支援会社「20代の活躍期間長い」(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース
就職支援会社「ジンジブ」(大阪)の担当者は「人手不足で大卒の採用が難しくなり、社員の構成年齢も上がっている。若手人材の中で高卒社員は20歳代の活躍期間が長く、サービス業や製造業を中心に採用意欲が高まっている」と指摘する。
高校生の就職活動は、大半の都道府県で、教育委員会や地元の経済団体などの申し合わせが存在する。生徒が最初に応募する企業を1社に限る慣行で、短期間で採用・就活が終わるメリットがある一方で、3年以内離職率が37%(20年卒)に達する要因と指摘される。
私自身は大学で学び、社会に出た後、様々な人を見てきましたが、大学で学ぶことで専門性が身についたり視野が広がるメリットはあると感じる一方、無駄に大学に行って言い訳だけうまくなったような人も多数見てきていて、高卒で社会に出て実戦的な人材として活躍する人生も大いにありだと思います。
上記のような就職慣行も、その人に合った就職、という観点では適切に見直され改善されるべきでしょう。
人材不足の中、社会に役立つ人材を、学歴で差別せずどんどん活用していく仕組みが必要だと思います。
yjochi 2024-10-05 00:00 読者になる
2024-10-04
宮崎空港で不発弾の緊急探査へ…国交省、過去に不発弾見つかった仙台・福岡・那覇の3空港も再探査方針
事故
宮崎空港で不発弾の緊急探査へ…国交省、過去に不発弾見つかった仙台・福岡・那覇の3空港も再探査方針(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース
宮崎空港の誘導路で不発弾が爆発した問題を受け、国土交通省は4日、同空港の誘導路や滑走路などで不発弾の緊急探査を行うと正式に公表した。月内に着手するほか、過去に不発弾が見つかった仙台、福岡、那覇の3空港でも順次、再探査を進める方針。
現在の国内空港には、戦時中、旧軍仕様の飛行場であったところが少なからずありますが、そういう飛行場は、米軍の猛烈な爆撃を受けていて、必然的に、相当量の不発弾も発生していると考えるのが自然でしょう。
戦後の混乱期から高度経済成長へと時代が進む中で、徹底的な不発弾調査が行われたとは考えにくく、宮崎空港で起きたような事故は再び起こる危険があると思います。
その意味で、まだ戦後は終わっておらず、危険性除去のために徹底した対応が必要です。
yjochi 2024-10-04 00:00 読者になる
2024-10-03
iPhone 16のウルトラマリンがかわいい!色・デザインをチェック
iPhone 16のウルトラマリンがかわいい!色・デザインをチェック(Aki) - エキスパート - Yahoo!ニュース
iPhone 16の注目カラーのひとつが「ウルトラマリン」です。さわやかなブルー系のカラーです。iPhone 15 やiPhone 14にもブルーのカラーがありましたが、それらと比べると青さが強いハッキリと存在感のあるブルーです。
きれいな色なので様々とカラーと相性がよくおしゃれを楽しみやすそうです。
私は、新色のウルトラマリンが気に入り、今年はiPhone16Plusのウルトラマリンにしようと決め、ちょっと出遅れてドコモオンラインショップで予約しました。しかし、なかなか入荷せず、日弁連人権大会で滞在していた名古屋で、3日の朝、アップルで検索したところ、名古屋栄店でピックアップできるとわかり、早速、購入手続をして、3日の夕方、名古屋栄店で引き取りました。
実に良い色で気に入り、今後、徐々にセットアプしていこうとしています。
ずっとProやPro MAxを使ってきたので、スタンダードのiPhoneで十分なのか、物足りなく感じるのか、使ってみるのが楽しみです。
yjochi 2024-10-03 00:00 読者になる
2024-10-02
JR東日本、Appleマップから新幹線予約 えきねっと連携
JR東日本、Appleマップから新幹線予約 えきねっと連携 - 日本経済新聞
地図上でルート検索をする際、最終目的地までの経路案内と合わせて、JR東の切符予約サービス「えきねっと」のリンクを表示する。一度の検索で所要時間や運賃の確認、切符の購入まで完結できるようにし利便性を高める。
私自身はえきねっとも時々利用することがありますが、ネット上のマップと連動すれば、予約がよりしやすくなり便利だろうとは感じますね。
えきねっとは、JR北海道も連携して北海道内のチケットも予約して乗れるので、例えば、羽田空港を出発する前に新千歳空港駅から札幌駅までの指定席を予約しておいて、新千歳空港に着いたら予約しておいた席に乗ることができて便利です。
えきねっとの利便性が高まるのは良いことだと感じます。
yjochi 2024-10-02 00:00 読者になる
2024-10-01
県内105の全駅で使用可!スマートフォンで乗車できるチケットレスサービス「Qチケ」東北エリアで利用開始 JR東日本
県内105の全駅で使用可!スマートフォンで乗車できるチケットレスサービス「Qチケ」東北エリアで利用開始 JR東日本(ABS秋田放送) - Yahoo!ニュース
アプリで切符を購入するとスマートフォンにQRコードが表示されます。これが切符の代わりです。(支払いはクレジットカードで)あとは自動改札の読み取り機にかざすだけ。切符不要=完全チケットレスサービスが始まりました。 降りる駅に自動改札がない場合でも大丈夫。アプリのボタンを押して降りたことを報告します。無人駅でも利用できるというのがQチケの大きな特徴です。
一部の特急などを除いて利用できる「Qチケ」。JRは今後2年半で提供エリアをJR東日本管内全てに広げ利用拡大を図る
鈴木謙次『ある日本共産党地区委員長の日記(一九七七年〜一九八四年)』
2024 / 10
書評 (328)
2024-10-06
書評 「わたしは哺乳類です」
書評
わたしは哺乳類です: 母乳から知能まで、進化の鍵はなにか
作者:リアム・ドリュー
インターシフト
本書は,哺乳類についてその特徴と進化を語った一冊.著者のリアム・ドリューは神経生物学の研究者であった経歴を持つサイエンスライター.この本はかなり評判が良く,2019年に訳本が出て(原書は2017年出版)私も読もうと思っていたのだが,いつまでたっても電子化されず,待ってるうちについ読みそびれていたものだ*1.しかしブルサッテの「哺乳類興隆史」を読んでみて哺乳類についてより学びたいという気分になり,参照文献に本書がたびたび登場しているのを知り,そうそうこれは読もうと思っていた本だったと思い出し,早速取り寄せてみたものだ.原題は「I, Mammal: The Story of What Makes Us Mammals」
はじめに
序章では本書のテーマが示されている.それは哺乳類を哺乳類たらしめている特徴とは何か,そして哺乳類はどのような進化史をたどってきたのかということだ.第1のテーマについてリンネの指摘,本書で取り上げる特徴(陰嚢,性染色体,生殖器,乳腺,子育て,骨と歯,温血性と体毛,感覚能力,脳)を挙げ,第二のテーマについては,310百万年前の双弓類と単弓類の分岐〜210百万年前の最初の哺乳類の登場*2を第1期,そこから66百万年前の白亜紀末大量絶滅までを第2期,新生代を第3期とするとしている.
第1章 なぜ精巣は体外に出たのか
本書が最初に取り上げる哺乳類の特徴は陰嚢だ.かなり意外なところからはじめて読者の興味をつなぎ止めようという工夫だろうと思われるが,実はその進化的な議論もなかなか面白い.少し詳しく紹介しよう.
なぜ多くの哺乳類のオスは精巣という重要な器官を(いかにもリスキーなやり方で)体外に出しているのかという問題について,一般的には精巣の精子生産が腹部体温より数度低い環境で良く機能するからだ(体外に出して冷却する方が適応的だから)と説明される.
しかし多くの進化生物学者はこの説明に納得していない.まず精巣の体外への移動に向けての最初のステップでは(まだ体内にあるから)冷却メリットがないはずだという問題があり,さらに精子生産を腹部体温で最適化するように進化することが難しいとは思えない(関連タンパク質の組成を少し変更すれば可能であり,実際に鳥類は何の問題もなく腹部体温で精子を効率的に生産している)という問題があるからだ.
より詳しく系統樹にそってみると単孔類には陰嚢がなく,有袋類と有胎盤類にはあるが,有胎盤類と有袋類では陰嚢の位置が異なり*3,さらに有胎盤類でもアフリカ獣類(ゾウやハイラックス),異節類(アルマジロやナマケモノ)は陰嚢を持たない.さらにローラシア獣類にも二次的に陰嚢を持たなくなった種(ハリネズミ,モグラ,センザンコウ,サイ,カバ,クジラなど)が散見される.これは陰嚢は少なくとも2度独立に進化し,さらにローラシア獣類でやはり何度か改めて体内に収納するように進化したことを示唆している.
冷却説をめぐり様々な論争が生じた.
まずローラシア獣類の精巣二次収納について,(クジラなどの水生哺乳類にとって陰嚢の流体力学的デメリットが大きいことは理解できるが)なぜハリネズミやセンザンコウで陰嚢が魅力を失ったのかは(冷却説では説明できず)大きな謎となる.
ゾウは非常に高い腹部体温でも問題なく精子生産可能であり,片方でクジラの精巣には内部冷却システムがあるという相反するような知見も得られた.
遺伝子的には低温で精子生産可能にするようなタンパク質が新たに進化した形跡があり,体外化が(何らかの別の理由で)先に進化した可能性を示唆している.
ラヴグローヴは2014年に様々な哺乳類の精巣位置と体温を分析し,深部体温の急上昇は恐竜絶滅後急速に生じ,それに対応するために陰嚢が進化したと主張した.しかし体外への移動の最初のステップにどんなメリットがあるかは説明できていない.
冷却説に対する代替仮説としては,(メスに対して魅力をアピールするという)ディスプレイ説,(精子を鍛える機能があるとする)トレーニング仮説,(全力疾走するようになり,その際の血液や精液の漏出を防ぐためという)ギャロッピング仮説などがある.彼らの説にはそれぞれ難点もあるが,個人的には(ローラシア獣類の二次収納をある程度説明できる)ギャロッピング仮説に魅力を感じている.いずれにしてもこの問題は未解決だ.
第2章 カモノハシに学ぶ
第2章のテーマは単孔類.現生する哺乳類は有胎盤類と有袋類と単孔類だが,単孔類とその他の哺乳類(獣類)との分岐は古く,哺乳類の進化史の上でどのような特徴がいつ現れたかを考える上で貴重なデータ源となる.
著者はロンドンにあるカモノハシの剥製について簡単に触れたあと,カモノハシが最初にヨーロッパに報告された時のエピソード,ダーウィンとカモノハシのエピソード(ダーウィンはビーグル号航海でオーストラリアによった時にカモノハシを観察している.そしてカモノハシを太古の生物形態を保存しているものであり,爬虫類と哺乳類をつなぐものと考えていた)を語る.ヨーロッパへの最初の報告のエピソードはかなり有名な話だが,哺乳するのか,胎生なのかをめぐって繰り広げられたドタバタは楽しい.
ここから著者は単孔類が生き残ったことは哺乳類の歴史を考察するものにとって幸運であったと前置きして,単孔類を含む哺乳類の系統樹の根元部分を説明する.
単孔類と獣類の分岐は166百万年ごろで,有胎盤類と有袋類の分岐より20百万年古い.だからまず乳腺と哺乳行動が進化した後,分岐が生じ獣類で乳頭が生じ,胎生になったと推測できる.(ここで最節約法,動物群の形態的定義と収斂進化の問題,分岐分類とクレードなどの簡単な解説がある)
そしてさらに古く遡ると,双弓類との分岐後,盤竜類がまず適応放散し,その後その1つの枝から獣弓類が,さらにその1つの枝からキノドン類が,さらにその1つの枝から哺乳類が適応放散している.
最後にカモノハシの電気受容器を使った素晴らしい感覚システムが紹介され,著者はカモノハシがばかみたいに好きになったと語っている*4.
第3章 性を決める新たな発明
第3章のテーマは性決定.
まず性がなぜあるのか,性決定の様々な仕組みが解説される.そこから哺乳類のXY染色体システムがこの系統で進化したシステムであること*5,ホルモンとの関係,カモノハシのユニークなシステム*6,Y染色体にある性決定遺伝子の探索*7,性決定遺伝子(SRY)と下流の遺伝子ネットワークの働き,SRYの起源とY染色体退行の歴史からわかること*8が解説されている.いろいろ詳細で楽しい.
第4章 風変わりな生殖器
第4章のテーマは膣と陰茎
冒頭で生物にとって繁殖が極めて重要であることに触れたあと,膣は純然たる哺乳類の発明品で,膣に陰茎を挿入する性交を行うのは哺乳類だけだと説明がある.
そこからまず陰茎が説明される.
陰茎は哺乳類,鳥類,爬虫類の様々な系統でみられるが,何度か独立に進化したのか,共通祖先に陰茎があり,個別に失ったのかという問題には
ことわりをあきらかにする男、山本理顕⑤
山本理顕、初期の最重要作品と私が勝手に思っている「山本邸」の解説の続きです。
一見、篠原一男さんや相田武文さんのような、「家型」による「抽象化」。
もしくは、「家型」のデザインにより「記号的な意味」に言及と思えてしまう家なのですが、
理顕さんは違う。
あくまで「社会」。
「社会」を引き込む。
こんな外観でどこが社会やねん?
閉鎖的で社会に閉じとるやろが?
と見えてしまう。
確かに、外観はクール、素っ気ない。
しかし、当時の素っ気ない外観建築ブームとはまったく違うんです。
こんな平面計画をしているんです。
外観正面派右側で、スリット状の部分は家の中に入ってL型に曲がっています。
図で緑色で示した部分が外部です。
外観でいう家型の真ん中に開けた隙間の部分が、正方形をL型と小さな正方形に分割しているような平面図です。
このL型の外部というか中庭というか吹き抜け空間。
これが家の中に入り込んでいる。
単純な矩形のデザインですが、これが立体的になるとまったく違った様相を見せてくれます。
これが、平面図で緑に塗った「外」の空間です。
外から家に入ったと見せて、実はまだ家の中には入っていない。
家型の真ん中にある吹き抜け、といっても屋根の下だから、家の中の外、という感じ。
断面図で見ると明白で、この見せ場は外です。
吹き抜けというか、がらんどうには、床のない橋、渡れない橋が掛けてある。
すごいギミックですよね。
立体的に表現すると、こうなる。
家の中に、他者のような空間がある。
その幻想性はアルド・ロッシのようでもあります。
しかし、この覆われた空間の空中に差し渡される橋、このモチーフは以降の理顕さん作品に何度も登場します。
2階の平面図で確認しても
半分は外です。
そして、建築作品としても「外」だけなんです。
この家の内部空間については、雑誌発表されていません。
この山本邸の主力のテーマは、家の中の外部を作り出すこと、に集中しています。
そして、建築表現としても図の緑の部分に作品の意味が込められている。
平面図のオレンジの部分は機能的にコンパクトに収められていますが、
集合住宅・マンションの部屋のようでもあります。
あくまで雑誌発表にはこの住居の内部写真はありません。
建築的テーマは家の「外にある」のです。
最小限ともいえる家の広さなのに、最大限の空間をもっている。
外のような庭のような、路地のような広場のような、
家の中のような、家の前の通路のような、
たとえば、バイクをいじったり、陶芸の窯を置いてみたり、
バーベキューしてみたり、ミニコンサート開いてみたり、そういう空間。
むしろ、この外の取り込みによる居住空間の豊かさの確保は、
戸建て住宅なのに、集合住宅の新手法に見えます。
この山本邸は、この「外」を介して、隣り合って無限に増殖可能なのです。
こんな風に。
家の中に大階段で「外部性」を取りこんだ石井邸に対し、
この山本邸は、家が外部性をもつことで、外部と応答可能になる、社会性を持つことを示しています。
なので、外観がクールで素っ気なくても、かまわない。
この家は初めから外部に接続し、社会と連続している前提だからです。
この家が、この空間構成が、後にくる。理顕ワールドの萌芽、シード・種子、基準ユニット、ともいえるでしょう。
つづく
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David Lee Rothと劈掛...
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コメントAは、
コメントBの謂う「考古学的資料」や「出土文字資料」は資料1に相当するでしょう。したがって、それを「史料」と呼ぶことに対して「引っかかる」というからには、コメントBは、
という事態に相当するものなのでしょう(考古学者はこうした位置で「考古資料」といった語を使うので、積極的には そのことを指しているのでしょうね)。
2024-09-26
福井旅行
写真 観光
このところ夫婦で散歩促進のために遊んでいる「信長の野望 出陣」で北陸行きの新幹線乗車キャンペーンが実施され、またそのタイミングと重なるようにしてリドラのポケモン謎解きが福井県で開催されたので、北陸新幹線で福井を観光してきた。
⋯⋯後でよく見たら信長出陣のキャンペーンは北陸新幹線じゃなくて上越新幹線だったわけだが、まあそこはそれ。
北陸新幹線
実は東海道新幹線以外の新幹線にはほとんど乗ったことがない。 とはいえ新幹線規格自体は同一だし、そう極端な差があるわけではないだろうけれども。
大宮駅のホームにはなんとホームドアはおろか柵すらない。新幹線を撮りたい人にとっては嬉しいが、仮にも高速鉄道線でそれ大丈夫なのか、ちょっと心配にもなる。
大宮駅の北陸新幹線W7
E7系は東北新幹線と共通だそうで、各車にスキー板などの積み込みを意識した荷物ラックが設置されている。座席は赤+黒を基調としたカラーリング。結構ゆったりしていて、前席がシートをリクライニングしても圧迫感がない。「東海道より間隔広い?」と思ったがサイズは同一らしい。
各席にコンセント。東京発だが管轄はJR西日本なので周波数は60Hz。
東海道新幹線では廃止されてしまった車内販売が健在なのは嬉しい。シンカンセンスゴイカタイアイスの苺味を食べる。
GPS位置情報ゲームを新幹線乗車中に遊ぶのは初めてだったが、思ったより遊べた。
信長出陣は「一定区域内にいる間にタッチする」ことで領地を所有してゆくのが基本操作となるが、移動中など操作できない状況でもプレイできるよう委任機能が実装されており、これを利用することで新幹線の移動速度でも問題なく領地が確保できる。
ただし、自動処理のみでは領地の読み込みが追い付かないため、頻繁に手動でマップ表示を切り替えて読み込みを促す必要がある。また駅間が非常に長いため通過区画数も多く、たとえ登録枠を拡張していたとしても次駅までに満杯になってしまうので多数の取り零しが発生することは免れ得ない。
なお、 信長出陣ではマップ上で自分の周囲一定範囲内に表示されているオブジェクトを取得することもできるのだが、こちらは移動が速すぎて読み込みが間に合わず、たとえ表示されても一瞬で範囲外になってしまうため、停車駅周辺以外ではほぼ機能しないと考えるべきだろう。
些か予想外だったのはトンネルの多さだ。
日本アルプスを突き抜けるコースを取る北陸新幹線は、全新幹線路線中でもっともトンネルが多く、北陸新幹線のトンネル一覧に拠れば(この表では金沢までしか書かれていないが)全区間のうち48.2%、実に半分近くがトンネル内ということになる。
とりわけ長野県の安中榛名駅〜軽井沢駅間に至っては90%以上がトンネルのみでほぼ地上に出ることがなく、また新潟県内を通過する区間もその75%ほどがトンネル内という、ほとんど地下新幹線である。そのためGPSが位置情報を拾えず、区画取得が飛び飛びになってしまう。
総じて北陸新幹線は、新幹線の中ではイマイチ位置情報ゲームに不向きな路線だということになる。
まあそれでもプレイ開始から今まで行けていなかった長野・新潟・石川・富山の各県について1%以上の取得率を達成できたので、リアル遠征としては概ね成功と行って良い。
福井駅
JR福井駅は地方の新幹線駅としては標準的な構造で、2階が新幹線および在来線ホーム(北陸本線を3セクに分割譲渡した「ハピラインふくい」)、地上階は駅の東西を繋ぐコンコースと、改札に隣接する土産物・飲食などのショッピングエリア「くるふ」という構成になっている。
また駅舎の外には2系統の私鉄ホームが接している。
旧福井城址である福井県庁や福井市役所などがあり大型商業施設の多い西側エリアには県中南部までの路面電車である福井鉄道、東側エリアには北部および東部へ伸びる単線のえちぜん鉄道ターミナルがある。
着いた日は城の周辺でなにやらフェスが開催されていた。
くるふに入っている魚屋「魚廣」の惣菜が美味しそうだったので、コンビニで買った塩おにぎりを添えて昼食に。
魚廣の惣菜
なお寿司イートインも併設しており、日本海の海の幸を堪能できる。
魚廣の寿司十貫盛り
恐竜
福井では県を挙げての恐竜推しを行っており、駅内や周辺では至るところに恐竜があしらわれている。
これは県東部の勝山地域に中生代地層である「手取層群」が露出しており多数の恐竜化石が発掘されていることによる。
日本ではアンモナイトなどの海棲生物や首長竜・魚竜など海棲爬虫類、あるいはもっと後世の哺乳類化石などは多く出土しているものの恐竜の化石はなかなか見つからなかったのだが、近年になって恐竜化石の発見が相次ぎ新種として登録されたものが13種存在し、そのうち半数近くにあたる6種は福井県勝山地方の手取層群から発見されている。また骨の一部に止まらずほぼ全身の骨格が発見されるなど保存状態も良く、それゆえ県は恐竜専門の博物館を建設して観光の目玉として宣伝しているのだ。
駅前のこうした恐竜展示はその宣伝を兼ねているのだろう。
動くティラノサウルストリケラトプスの親子飛び出し坊やまでトリケラトプスフクイラプトルの木彫骨格駅ビル壁面にも恐竜が描かれている
そのほか、駅ビルには壁を壊して飛び出してくる恐竜のトリックアートも描かれていた。
駅前広場の動く恐竜像は現在も拡張工事中で、まだまだ種類が増えるらしい。
駅ビルの西側には大階段があり、どうやら福井を舞台としたアニメが始まるらしく、その宣伝パネルが飾られていた。
その下は観光案内所、2階はカフェになっている。
これは観光案内所で販売されていたもので、お菓子や乾物類とその産地ガイドブックをひとつにパッケージしたアイディア商品。
屋上は恐竜広場になっていて、こちらにも複数の像が。
なぜか越前ガニを食うフクイベナートルハートを作るフクイティタン
屋上に寝そべる恐竜の子供にはQRコードが添えられており、専用のARアプリで読み込むことで画面内に親恐竜の姿が描写され、サイズを比較することができる。
なお博物館は化石の発掘現場に近い勝山地域にあり、福井の中心部からは些か距離がある。鉄道でおよそ1時間、そこから更にバスというルートで、今回は謎解きメインということもありそちらまで回る時間がなかったので見送り。
謎解き
今回の主要な目的であるリドラの謎解き「カイリューと謎解くフクイタビ」はえちぜん鉄道とのコラボで行なわれる。
えちぜん鉄道は福井駅から北方向に海へ走る三国芦原線と、東方向に山へ走る永平寺勝山線で構成される1〜2輛編成の単線鉄道で、駅の多くは無人駅となっている。
9月現在ではICカード非対応で紙の切符に入鋏が行なわれているが、10月よりICカードへ切り替えが行なわれる予定。
謎解きキットはJR福井駅の東側に隣接するえちぜん鉄道福井駅内のカフェで購入できる。行き先はキット内で予め示されており、それぞれの路線名に代表される三国芦原線の三国・あわら湯のまち駅、永平寺勝山線の永平寺口・勝山駅の4コース。
各地点での謎解きに要する時間はだいたい30分〜1時間程度だが、福井駅から各駅への移動は片道1時間ほど、また列車
2024-09-27
中小企業が食い物にされるのって多分こんな感じだと思うよ。
サラリーマン終活 日記 給食営業マン 人生
僕は食品会社(中小)の営業部長。僕が勤めている会社は、メイン事業は業務用食材の製造販売で、他に給食事業や各代理店事業を行っている。現在、給食事業以外は堅調である。なぜ、給食事業が不振を極めているのか。「食材の高騰や労務費の上昇で収益が悪化しているからかしら?」と外野から眺めていたけれども、違った。事業計画を愚直に遂行していることが原因だった。で、誰がそんな計画を立てているのか、その背景を知って軽く絶望したというのが今回の話。
数年前まで給食事業は堅調だった。収益も、ここ数か月の急激な食材高騰がどかーん!と直撃するまではまあまあ。先述のとおり、給食事業はサブ事業であり、積極的に拡大しない無理のない方針が功を奏していた。給食事業は労働力集約型である。人がいてナンボの仕事だ。ここ数年の人材確保の困難をウチの給食事業は、積極的でない方針でかわしていた(人を必要としなかった)。方針が変わったのは数年前。某金融機関からの出向を経て、取締役になった会社上層部の一部が、任された給食事業部を拡大しようと画策したのだ。給食事業はリスクが少ない事業だ。事業を展開する場所や機器、什器備品、光熱水費等の負担がなく、一定数の顧客(売上)が約束されているからだ。赤字になりにくいのだ。無理な受注をのぞけば、想定労務費の超過や、食材費の過剰な投下といった事態にならないかぎりマイナスにならない。
そのため食品事業や給食事業の経験がない会社上層部であっても、当面はボロが出ず、成果を出せた。成功に調子に乗ったのか、自分たちを令和の松下幸之助と勘違いしたのか知らないけれど、彼らは給食事業の拡大を計画した。成功はバカの栄養である。で、現在当該給食事業は不調に陥っている。売上と事業規模は拡大しているのに。なぜか。僕は給食事業を任されている会社上層部の無知と経験不足が理由だと見ていたが、もっと深刻だった。給食事業を任された会社上層部は、事業拡大のため、いくつかの金融機関から融資を受けた。ところが素人の彼らは予定通りの成果を出せなかった。給食事業の経験不足もあるが、僕がみたところ、給食なんて楽勝という驕りがあった。ナメていたのだ。
現在の給食事業の不調はこの状態が続いているからではない。会社上層部は動いた。遭難したら動かずに体力を温存するものだが、彼は動いた。なぜか。保身のために。彼らはコンサルを招いてこの先6年の事業計画を立てた。僕は、概要を知らされていたが詳細は知らなかった。計画をざっくり説明すると、事業圏と対象とする顧客を拡大して毎年売上アップを狙うという平凡なもので、誰でも作れるような代物。当初は計画通りに開発が進み売上は増えていった。ところが給食事業の経験のない会社上層部とコンサルが作った計画には穴があった。先ほど述べたとおり、給食事業は人がいてなんぼの労働力集約型である。新しい契約を取ったら、商品を納品すればいいという仕事ではない。新しい契約にもとづいて、給食事業所(社員食堂や老人ホームや病院)の規模等に相応の人数を配置しなければならない。教育も必要だ。
つまり事業拡大するうえで、人材の確保は必要不可欠。だが、彼らの立てた事業計画にはそこが完全に抜けていた。たとえば売上を倍にする計画において相応の労務費を計上していたが、実際の人の確保する時間や手間が完全に抜け落ちていた。その結果、毎月新規開業をしているが人材が追いつかないという事態になり、それを埋めるために他事業からのヘルプで埋めているという状況になってしまい、メイン事業にも影響が出てきている。
会社上層部とコンサルによって爆誕した地獄の6か年計画を破棄すればいい。そんな単純な話ではなかった。給食事業部は会社上層部が任されて事業拡大を画策した当初、いくつかの金融機関から融資を受けた。事業拡大が行き詰まったとき、融資を受ける金融機関を一本化した。新たな金融機関からカネを借りて、それまで融資されていた額を全額返済したのだ。借金の圧縮、「おまとめローン」である。その際の条件は、新金融機関が紹介するコンサルを入れて、数か年にわたる事業計画にもとづいて事業を拡大することだった。当該コンサルはこの時点から参戦。そして計画は絶対死守。キナくさいのが、会社上層部とコンサルが、新たに融資してくれることになった金融機関のOBであること(コンサルについて調べていてわかったのだ)。まさか裏で何かやっていないよねー(棒)。
いずれにせよ、地獄の6か年計画を続けているかぎり売上は伸びても事業は壊滅するので何とかしなければならないというのが今の状況。で、「なんとかしなければならない」をやらされるハメになったのが、20年以上給食業界にはまっている僕というわけ。融資されている事実があるためその返済のために売上アップを継続しつつ、労働力集約型事業として人材確保案を練りつつ、今回の事態を起こした会社上層部とコンサルに対して「あなたたちが銀行の手先であれこれやっているのはわかっているけど責任は取ってもらいますからね」と優しく脅して金融機関との折衝をさせつつ、本来の仕事である業務用食材の新規開発営業をやっている。仕事の8割がアホたちの尻ぬぐい。きっつー。
先代ボスが、以前、経営が傾いたときに安易に金融機関から出向を受け入れたのが元凶。金融機関からは仕事のできない定年直前の役立たずが定期的に送られてくるうえ、金を支払い続けなければならないのだから、マジで地獄である。なんで金を払って年寄りの面倒をみなきゃいけないんだ。介護かよ。そして地獄の6年計画はまだ1年目。きっつー。(所要時間32分)
Delete_All 2024-09-27 02:30
最終更新: 2024-09-27 02:30
中小企業が食い物にされるのって多分こんな感じだと思うよ。