すべて | グループ指定なし | 地方版元・書店・図書館 | エソテリカ界 | 学魔界 | 同人界 | 幻文界 | 出版界 | 探偵界 | 西葡南米 | 東欧北欧 | 独墺蘭 | 仏瑞 | 英米加 | 伊 | 日 (含洋書店) | アーカイヴ | 露
二重の秘密
つづき。
社会科なのに国語科に色目をつかって『江戸川乱歩年譜集成』の年譜に「モルグ街の殺人」と「黄金虫」を引き合いに出しつつ「謎の解明よりは秘密の発見に著しい興趣を見出す探偵作家乱歩の本質が窺える」なんてこと書いたのは完全に勇み足なんですけど、こういうことを明記しておくことで乱歩という作家がよくわかるようになるのではないかしらとお節介に及んでしまいました。
たとえばデビュー作の「二銭銅貨」なんてのも、「黄金虫」の向こうを張って暗号を題材に書き始めたのはむろん意味不明な文字の連なりに明
2024年4月25日木曜日
『私は前科者である』橘外男
NEW !
新潮社
1955年11月発売
★★★ 雌伏の時代
橘外男には自伝的な作品がいくつかある。ところが、それらを付け合わせてみても、必ずどこかしらに矛盾が生じるらしく、「これぞ絶対に正しい!」と言い切れるレベルにまで彼の履歴を確定させるのはかなり難しいみたい。本日の記事を書くにあたり、本書と他の著書を見比べながら一致する部分と異なる部分を洗い出そうかとも思ったけれど、泥沼にハマりそうなので止めた。
公的に流布している橘外男ヒストリーみ
更新のお知らせ 2024年4月25日
コナン・ドイルの処女作「ササッサ谷の怪」とエディンバラ
「コナン・ドイル未紹介作品集」の新装版に関連して
1か月前
1か月前
1年前
1年前
7か月前
7か月前
この広告は、90日以上更新していないブログに表示しています。
>> 第3回「聖書エッセイコンテスト」
目 次
第一話●中島河太郎
江戸川乱歩評判記
第二話●小酒井不木
書簡
第三話●国枝史郎
日本探偵小説界寸評
第四話●平林初之輔
『心理試験』を読む
第五話●春田能為(甲賀三郎)
乱歩氏の創作集
第六話●三上於菟吉
濫読者の手帳
第七話●夢野久作
マイクロフォン
第八話●浜尾四郎
江戸川乱歩の持ち味
第九話●海野十三
乱歩氏の懐し味
第十話●小栗虫太郎
禿山の一夜
第十一話●天城一
献詞
第十二話●萩原朔太郎
書簡
第十三話●T生
怪奇と推理の作家
江戸川乱歩氏
第十四話●E・F・G
薄暗い仕