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2024年11月22日金曜日
『久生十蘭玲瓏無惨傑作小説集/アヴオグルの夢』久生十蘭
NEW !
小鳥遊書房 長山靖生(編)
2010年10月発売
★★★ この版元の本で読むメリットがないと厳しい
久生十蘭のことを探偵作家とは思っていない。本書にピックアップされた短篇を探偵趣味の鋳型に当て嵌めて鑑賞しても肩透かしを食うだけ。悪辣/卑賤/強欲/執着/姑息・・・・帯の惹句そのままに、人という不完全な生き物が織り成す一個の万華鏡として接するこそよけれ。〝玲瓏無惨〟とはそういう意味合いじゃないかな。
[2024/11/14]メディア掲載&イベント情報
「メフィスト賞作家3人の鼎談」がYouTubeで公開されました! 詳細は、メディア掲載&イベント情報ページで、ご確認ください。
寒い朝に夏を思いつつおねだりする
谷川俊太郎さんの訃報に接して、ネロという犬の名前を思い出した、とおっしゃるかたもおありでしょう。
うちの犬もそのネロと同じく二回の夏を知り、むろん死ぬことはなく毎日元気に過ごしてるわけですけど、飼い主のほうはこれからいったいいくつの夏を迎えることができるのかしらと、この寒い朝になんだかそんなようなことを考えてしまいました。
人生が残り少なくなったというのにまるできちがいみたいになって乱歩の未刊随筆というか、厳密には未刊ではないものも含めてあれする作業を進めてるん
海外クラシックミステリをもっと身近に、かつもっとディープに楽しむための評論誌「Re-ClaM」を文学フリマで発行しています。
8か月前
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5か月前
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更新のお知らせ 2024年9月4日
★「エディンバラ版『コナン・ドイル自伝』を読む」に
第4回第10-12章の構成について
を載せました。
2024-09-03
「悪魔博士」の恐怖~パルプ雑誌のヴィランたち
未訳作品紹介
パルプ雑誌に大量の作品を書きまくった作家Paul Ernstが、1930年代にウィアード・テールズ誌に連載した「悪魔博士 Doctor Satan」シリーズの中編全八作を一通り読んだ。第一作の「悪魔博士」のみ翻訳があり、残りは未訳である。第七作までは激安電書に収録されているので簡単に読める。残る第八作はInternet Archiveに掲載誌が落ちているので、興味の向きは検索してみてください。
The Doctor
目 次
第一話●中島河太郎
江戸川乱歩評判記
第二話●小酒井不木
書簡
第三話●国枝史郎
日本探偵小説界寸評
第四話●平林初之輔
『心理試験』を読む
第五話●春田能為(甲賀三郎)
乱歩氏の創作集
第六話●三上於菟吉
濫読者の手帳
第七話●夢野久作
マイクロフォン
第八話●浜尾四郎
江戸川乱歩の持ち味
第九話●海野十三
乱歩氏の懐し味
第十話●小栗虫太郎
禿山の一夜
第十一話●天城一
献詞
第十二話●萩原朔太郎
書簡
第十三話●T生
怪奇と推理の作家
江戸川乱歩氏
第十四話●E・F・G
薄暗い仕