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2025-04-24
小説の持つシナジーとは
神の子どもたちはみな踊る(新潮文庫)
『アウグスティヌス 神の国』 服部英次郎・藤本雄三 訳 (岩波文庫) 全五冊
「わたし自身、(中略)ウティカの海岸で人間の臼歯を見たのであるが、それはあまりにも大きなものであったので、もしもそれをいまのわたしたちの歯の寸法にしたがって切り刻むなら、百個の歯がつくり出されるであろうとおもわれたほどであった。」
(アウグスティヌス 『神の国』 より)
『アウグスティヌス
神の国 (一)』
服部英次郎 訳
岩波文庫 青/33-805-3
岩波書店
1982年3月16日 第1刷発行
1994年4月15日 第6刷発行
473p
文庫判 並装 カバー
定価720円(本体699円)
カバー:中野達彦
カバー画:アウグスティヌス像(ボッティチェリ作)
『アウグスティヌス
神の国 (ニ)』
服部英次郎 訳
岩波文庫 青/33-805-4
岩波書店
1982年12月16日 第1刷発行
1993年4月15日 第4刷発行
410p
文庫判 並装 カバー
定価670円(本体650円)
カバー:中野達彦
カバー画:アウグスティヌス像(ボッティチェリ作)
『アウグスティヌス
神の国 (三)』
服部英次郎 訳
岩波文庫 青/33-805-5
岩波書店
1983年7月18日 第1刷発行
1993年7月5日 第4刷発行
364p
文庫判 並装 カバー
定価620円(本体602円)
カバー:中野達彦
カバー画:アウグスティヌス像(ボッティチェリ作)
『アウグスティヌス
神の国 (四)』
服部英次郎・藤本雄三 訳
岩波文庫 青/33-805-6
岩波書店
1986年6月16日 第1刷発行
1993年9月5日 第4刷発行
518p
文庫判 並装 カバー
定価770円(本体748円)
カバー:中野達彦
カバー画:アウグスティヌス像(ボッティチェリ作)
『アウグスティヌス
神の国 (五)』
服部英次郎・藤本雄三 訳
岩波文庫 青/33-805-7
岩波書店
1991年4月16日 第1刷発行
501p 事項索引21p
文庫判 並装 カバー
定価770円(本体748円)
カバー:中野達彦
カバー画:アウグスティヌス像(ボッティチェリ作)
「はしがき」より:
「この訳書は、つぎにかかげる『トイブナ書店版、ギリシア・ローマ著作家文庫』に依るものである。」
「S. Aureli Augustini Episcopi De Civitate Dei Libri XXII ex recensione B. Dombart, quartum recognovit A. Kalb. Vol. I, Lib. I-XIII, Vol. II Lib. XIV-XXII. Lipsiae in Aedibus B. G. Teubneri MCMXXVIII, MCMXXIX.」
「各巻の各章の見出しは、読者の参考のた
2025年04月17日
ジョン・ディクスン・カー『絞首台の謎』を散策する(その3)
フェル博士が活躍する長篇シリーズ第6作『三つの棺』では、作品の終盤になってフェル博士が「密室講義」を始める。何故?と聞かれて「われわれは探偵小説のなかにいるからだ。」と答える。それまで作中の人物としてのリアリティを体現していた存在が、それを演じていた役者にすぎないのだと赤裸々に話し出すのだ。当時としてはかなりぶっ飛んだ挿入シーンは、エンターテイメントが何事にも優先されてしまう現代でもかなり興味深いシーンである事は間違いない。このようなカーのちょっとした遊び心は1935年の「三つの棺」を嚆矢とするわけではなかったようだ。すでに、カーの長篇第2作『絞首台の謎』(1931年)でも、語り手ジェフが新情報を持ち帰っても気のない素振りのバンコランは、読みふけっている推理小説の結末を気にしている。
[原文]( 7章P.57) "Don't you want to hear―!" I protested, and paused as I saw the book he had put on the table; then I said, "Why, what the devil, Bencolin! 'The Murders at Whispering House, by J. J. Ackroyd. . . .'"
[新訳]( P.106) 「聞きたくないって――!」出かかった文句は彼がテーブルに置いた本を目にして、ひっこんだ。やがて、「おいおい、いったいどうしたんだ!『囁く家殺人事件』、J・J・アクロイド著…」
バンコランが夢中になって読んでいる推理小説とは、著者名からも分かるようにアガサ・クリスティ『アクロイド殺し』が元ネタである事は間違いない。原文を見ると推理小説のタイトルは” The Murders at Whispering House”となっている。既に読んだことのある人ならば「囁く家」という表現の意味がすぐに分かるだろう。ちなみにだが、The Murders …というタイトルの作品がクリスティには多いと思う。the Murder Caseとは違って、本来殺人が起こりそうにない片田舎で起きた「殺人」それぞれに光を当てているというニュアンスが感じられる。特にハヤカワ文庫(およびクリスティ文庫)では『オリエント急行の殺人』『牧師館の殺人』『メソポタミアの殺人』のような「~の殺人」式タイトルが多い(もちろん『ゴルフ場殺人事件』『ABC殺人事件』のような例外もあるが)。
今回、元となった作品はThe Murder of Roger Ackroydのように場所ではなく被害者(目的語)を示しているので、ハヤカワ文庫では「~殺し」という和語表現を使っている。ちょっと珍しい。一方、創元推理文
鑑賞後、飲み物と軽食を頼んだら、間違えたものが出てきたような、間違えてうけとったような。
映画館の待合室で、日本人の学生男子と、外国人の女性先生が、英語の勉強をしていた。
無料喫茶スペースみたいに利用するのは、心臓がつよいな。
3月8日に日暮里の工房ムジカで『モンセギュール1244』イベント、9日に高円寺のそぞろ書房で『DICEMEN』イベント
2025 / 3
ブログの引っ越しを考える
2024 / 11
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July 01, 2022
マンガ単行本 価格の謎
先日書店で以下の三点を見つけて、やったね、と喜んで買ってきたわけですが。
●高松美咲『スキップとローファー』7巻(2022年講談社、680円+税、amazon)
●山下和美『ツイステッド・シスターズ』2巻(2022年講談社、650円+税、amazon)
●泰三子『ハコヅメ』21巻(2022年講談社、660円+税、amazon)
いずれも楽しく読みました。が、以前から気になってたのがこの価格。この微妙な値段の違いはなんだろう。
出版関係の方にはアタリマエのことなのかもしれませんが、消費者としてはよくわからない。もちろん、でかい本は高い。ページ数が多くなると高い。装丁やデザインに凝ると高い。そして少部数の本は高くなる。こういうことはわかってますが、同時期に刊行された同じ出版社の同じB6判のマンガ単行本でこの差をつけてある理由は。
単純にページ数によるものかと思いましたが、これが違う。
『スキップとローファー』と『ツイステッド・シスターズ』を比較しますと、紙は同じものを使っているみたい。そして前者は176ページ、144グラムで680円。後者は192ページ、158グラムで650円。なんと、ページ数が多いほうが、安い。ページ単価は3.8円対3.4円。なぜかベテラン作家山下和美の方がお安くなっております。
さらに『ハコヅメ』はもっと特殊で、160ページ、169グラムで660円。これでも本の厚さは前二者と同じくらいです。触った感じでわかりますが、紙が厚い。だから本が重い。ページ単価は4.1円で格段にお高くなっています。
おそらく、もっとも発行部数が多いのは『ハコヅメ』。以下はわたしの邪推になるかもしれません。少部数の本が高くなるのは当然です。しかしベストセラーが安く設定されているわけではないらしい。むしろ、ページ単価を高く設定して、出版社は少しでも多く収入を得ようとしてるのじゃないかしら。
つまり、売れるマンガは努力しなくても売れるからページ単価を高くして出版社の収支に寄与してもらう。そうじゃない作品はページ単価を安くしてお得感を出して、販売促進につなげたい。
ちなみにわたし自身がもっともページ単価が安いと思ってるのがこれ。
●石森章太郎『サイボーグ009』1巻(1966年秋田書店サンデー・コミックス、当時220円、今は490円+税、amazon)
新書判コミックス黎明期のベストセラーにしてロングセラー。なんと今も現役、新刊で入所可能です。秋田書店すげー。この1巻は302ページで1966年の発行時に220円。当時としても納得のお値段でした。ページ単価は0.73円。新書判コミックスの発売が開始されてから、マンガのコレクター、そしてオタクが誕生したのです。
そして現在もっともページ単価の高いマンガはきっとこれです。
●エイド
2014年10月より、ブログの移転を(手作業で)はじめています。 新しいブログはこちら。http://nina313.hatenablog.com/
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〓@船。美しいスクーナー帆船です。ミッキーとシャスタはこれに乗って、遠くへ連れて行かれた。この船は〈かれら〉による、ベトナム地域からのヘロインの輸送にも使われています。ヘロインの事業をマネージしている一人が、図の右上の、クロッカー・フェンウェイ。(その娘のジャポニカは家出の常習犯で、過去にドックは、フェンウェイからの依頼で彼女を連れ戻したことがある。)
〓A歯科医師の団体が税金逃れのために起ち上げたとされるオフィス。ドックとシャスタのシックスティーズの想い出の場所は、この時代、Golden Fang の建物──すごいですよ、金の牙の形をした巨大なビル──に変わってしまいました。その中ではコカイン狂いの歯科医ブラッドノイドが、女の尻を追っている。ヘロイン中毒患者は歯がボロボロになるので、歯医者のお得意さん──ということで、歯科医とヘロイン密輸は、Golden Fang のシンボルでつながる。
〓B後から分かるのですが、洗脳施設クリスキロドンは、ギリシャ語で「金の牙」の意味なのだそうです。
〈チェンネル・ヴュー〉の建設地に向かうドック。隣りにある〈チック・プラネッツ〉のマッサージ嬢でアジア系のジェイド[Hong Chau]と金髪白人のバンビ[Shannon Collis]と話した後、オートバイの轟音が聞こえて、ドックはいきなり何者かに殴られ失神した。気がつくとロス市警の〓〓ビッグフット〓<rョルンセンがいる。ここで殺人事件があった。袋に入った死体はグレン・チャーロック。殺しの嫌疑をかけれらたドックは、市警の建物から友人のオタク弁護士ソンチョ[Benicio Del Toro]への電話を許される。ビョルンセンはドックから捜査のネタを仕入れられると踏んで彼を釈放する。
司法省の船で調査してきたソンチョがドックの家にやってきて言うには、高級スクーナー船〈黄金の牙〉号が浮かんでいた海域から引き揚げられた陸軍のコンテナから、大量のドル札が発見された。それは「ニクソン」の顔が刷られた、北爆と同時にベトナムで捲かれたという代物である。夕刻、ペニーの家でドックがテレビを見ていると、右翼の団体である〈カリフォルニアの光る目〉の大会がニクソンが挨拶をして、それを口汚く野次るヒッピーの姿が大写しになる。ペニーはその男を検察への情報提供者〓〓チャッキー〓≠ニして認識するが、それはまさしく死んだはずのコーイ・ハーリゲンだった。当局はメディアとつるんで、ヒッピーの評判を貶める目的でコーイを利用していたのか。(第8章)
以上が『LAヴァイス』の、映画前半部の大筋です。予告編でフィーチャーされている〓〓ビッグフット〓≠フ日本料理店でのコミックな発声、「チョットォ、ケニチロー、ドウゾォ、モットォ、パンケークゥ」は小説の13章。もう一人の美女トリリウムの相談を受けて、ドックがラスヴェガスを動き回る
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