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おとなりアンテナ | おすすめページ

  1. 2025/06/09 22:55:51 越川芳明のカフェ・ノマド含むアンテナおとなりページ

    【PR】“ポイントが貯まりまくる” アプリがヤバすぎた…!

  2. 2025/06/09 13:24:52 メモリの藻屑 、記憶領域のゴミ含むアンテナおとなりページ

    2025-06-09
    【ネタバレあり】従順なカノジョは実はXXXXXXだったッ!?/SFサスペンスホラー『コンパニオン』
    MOVIE
    コンパニオン (監督:ドリュー・ハンコック 2025年アメリカ映画)
    相思相愛のカップル、アイリスとジョシュは、ある日友人たちの誘いで人里離れた別荘を訪れる。そこでアイリスは別荘所有者に暴行されかけ、その男を刺し殺してしまう。血塗れで取り乱すアイリスに、「アイリス、眠れ」と命令するジョシュ。するとアイリスの眼は白濁し、全ての機能を停止した!?そう、実はアイリスは人間の”コンパニオン”として作られたアンドロイドだったのだ……そしてそこから全てが恐ろしい惨劇へとなだれ込む。今回は【ネタバレあり】で書くのでご注意を。
    アンドロイド・アイリスを演じるのは先ごろ日本でも公開された傑作ホラー『異端者の家』のソフィー・サッチャー。徐々にクズ野郎であることが判明してゆくジョシュに『ザ・ボーイズ』『オッペンハイマー』のジャック・クエイド。監督はテレビディレクターでこれが映画初監督のドリュー・ハンコック。
    【STORY】人里離れた山小屋で静かな週末を過ごすはずだった4人の男女。だが、その中のひとりが“人間”ではなかったと明かされた瞬間、空気は一変する。彼女は人間のために作られた従順なアンドロイドだったのだ。しかし、ある過去の記憶と感情に支配され、彼女の“プログラム”は暴走を始める。
    コンパニオン | ワーナー・ブラザース公式サイト
    実に面白く、興味深い出来の作品だった。女性型アンドロイド、あるいはAIが登場するSF映画は『メトロポリス』の昔から結構な数があると思うのだが、最近では『M3GAN ミーガン』が記憶に新しい。オレは『M3GAN ミーガン』を非常に高く評価しているのだが、それはこの映画で暴れまわるアンドロイド・ミーガンが、暴走だの悪魔の憑依だのではなく、人間のプログラム通り動作した結果として惨劇を起こしているという部分だ。つまり機械に問題があるのではなくそれを運用する人間の問題なのである。
    翻ってこの『コンパニオン』では、アンドロイド・アイリスが惨劇を起こした原因はジョシュによるプログラム改変によるものなのだ。この物語の世界ではコンパニオン・アンドロイドのレンタルは一般化しており、動作規則として「嘘をつけない」「人を傷つけることができない」などといったルールが設けられているが、ジョシュはある企みによりプログラム改変を行い、「人を傷つけることができる」アンドロイドにしてしまったのである。
    ここで思い出すのはロボットSF小説の権威、アイザック・アシモフの提唱した「ロボット3原則」だろう。それは「1:ロボットは人間を傷つけられない 2:ロボットは人間の命令に従わなければならない 3:上記2項に抵触しない限り自らを守らなければならない」といったも

  3. 2025/06/08 22:53:53 berceau du cinema, paris含むアンテナおとなりページ

    『アンジェリク』シリーズがリメイクに! アンヌ&セルジュ・ゴロン...
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  4. 2025/06/07 20:57:00 ENDING ENDLESS 雑記帖含むアンテナおとなりページ

    2025-06-07
    ミュージカル『LAZARUS』
    ミュージカル『LAZARUS』観てきた。いろんな意味でDavid Bowie的な内容だった。ヒット曲集でも代表曲集でもない選曲だけど、使われていない彼の曲を連想させる要素も入っているような。『地球に落ちて来た男』の後日談である本作に、“Space Oddity”に対する”Ashes to Ashes”的な自作批評を感じたりした
    Lazarus (Musical) -Digi-
    アーティスト:Bowie, David
    RCA
    Amazon
    最近の自分の仕事
    -伊藤政則が振り返る、プログレッシブ・ロックの時代「『原子心母』は聴いたことがないような音楽だった」(取材・構成) https://realsound.jp/book/2025/06/post-2039789.html
    ending 2025-06-07 20:48 読者になる
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    ミュージカル『LAZARUS』

  5. 2025/06/06 04:23:04 4310含むアンテナおとなりページ

    2025-06-02
    ドぴあ(855)2025/06/02~06/08
    2025年06月08日号(通巻854号)
    表紙:立命館アジア太平洋大学(APU / 大分県別府市)
    6月6日(金)22:00 NHK総合 ドキュメント72時間『多国籍の学生寮 青春の日々に』
    6月8日(日)24:00 NHK総合 ドキュメント20min.『多国籍学生寮の72日間』
    ╔════════════════╗
    テレビ番組放送のお知らせ
    ╚════════════════╝
    来週NHK『#ドキュメント72時間』『#ドキュメント20min.』にAPハウスが登場!
    ぜひご覧ください
    6/6(金)10pm ドキュメント72時間
    6/9(月)0am ドキュメント20min.https://t.co/EHzX8QduAa
    — APU 立命館アジア太平洋大学 (@ritsumeikanapu) 2025年5月30日
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    shimizu4310 2025-06-02 00:00 読者になる
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    ドぴあ(855)2025/06/02~06/08

  6. 2025/06/04 21:54:26 Kiki’s random thoughts 含むアンテナおとなりページ

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    kiki:「天国と地獄」)
    kiki:ワタシの好きな美魔女たち)
    :「天国と地獄」)
    江口:ワタシの好きな美魔女たち)

  7. 2025/05/04 12:35:03 Ohnoblog 2含むアンテナおとなりページ

    2025-05-04
    金融危機の陰にあるものをリアルに描き出す問題作『国家が破産する日』
    映画 社会 告知
    トランプの関税政策以降、見通しの悪くなった世界経済の中で、もし日本が金融危機に見舞われたら?と想像した人も少なくないのではないでしょうか。
    今回の「映画は世界を映してる」では、1997年に韓国を襲った甚大な金融危機を描いた『国家が破産する日』(チェ・グクヒ監督、2018)を取り上げてます。
    forbesjapan.com
    以下、本文より引用。
    本作のモチーフは、1997年に企業の倒産と多くの自殺者を出した、韓国での未曾有の金融危機(IMF経済危機)。本国で260万人を動員する大ヒットとなったことからも、この危機が当時の多くの韓国国民に与えた計り知れない影響がうかがえる。
    話題を呼んだのは、当時の政府とマスコミの国民に対する情報隠蔽を痛烈に抉り出したばかりでなく、韓国政府が救済を求めたIMF(国際通貨基金)とアメリカの関係性まで匂わせる演出をしているためだ。おそらく、当時の韓国政府・マスコミだけでなく、過剰な投機が国境を越えて行き交うグローバル資本主義への批判を、事実にフィクションを混ぜ込むことで試みたものと思われる。
    国内の被害を拡大させたのは何だったのかを鋭く問う問題作です。耳慣れない経済用語も出てきますが、観ていくうちにどのような恐ろしい状況が進行しているのか、だんだんわかってくる仕組み。
    立場の異なる人物を並行して追っていきますが、煩雑にならないようテキパキと捌いており、ラストの締めも考えさせられるものがあり、観て損はない作品だと思います。
    ohnosakiko 2025-05-04 09:29 読者になる
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    金融危機の陰にあるものをリアルに描き出す問題作『国家が破産する日』
    2025 / 5

  8. 2025/04/30 10:29:04 くりごはんが嫌い含むアンテナおとなりページ

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  9. 2025/04/18 13:26:54 庭仕事含むアンテナおとなりページ

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  10. 2025/03/21 10:52:34 レザボアCATs - livedoor Blog(ブログ)含むアンテナおとなりページ

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  11. 2025/03/08 23:57:07 シンジの“ほにゃらら”賛歌含むアンテナおとなりページ

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  12. 2025/02/03 19:53:40 やぶからぼうに吠えてみる含むアンテナおとなりページ

    積極的に人に会ったり知らない街に出向いたりできる!
    モーニング日記(2025年01月)
    昨年の年末から週末朝モーニングを食べに行くのにハマった。詳細はこちらの記事を読んでいただきたい。 moarh.hatenablog.jp 年が明けてからも朝活は続いているので、今月からモーニングを食べに行った日の日記を一ヶ月分まとめて更新していきたいと思う。先日桜花さん…
    それは恋とか愛とかの類ではなくて
    はてなブログPro
    モーニング
    "新大阪到着、即ミックスジュース"
    【2024年12月】138億年未満大阪遠征記
    2週連続で大阪です。(狂気) midoriiro2.hatenablog.jp なんでわざわざ大阪まで来たかって言うと、作間くんの舞台のチケット申し込みを忘れて東京のチケットが1枚もなかったからです。大バカ!!オールスターの申し込みで頭一杯だったぜ!! 移動(東京駅⇒新大阪駅⇒天…
    上げたハードルを、くぐる。
    雑記
    YouTubeやPodcastから、漫画がより楽しめるようになった
    「映像研には手を出すな!」はアニメも漫画も作者も面白い
    「映像研には手を出すな!」 たまたまNHKのアニメをみて知った作品です。漫画も全巻買いました。 映像研には手を出すな!(1) (ビッグコミックス)作者:大童澄瞳小学館Amazon 映像研に関しては、わざわざ私が面白さを今更語る必要はないかなと思います。 今日取り上げ…
    karaage. [からあげ]
    本・漫画
    なぜ?『ライティングの哲学』には、こう書いてあった
    なぜかXには書ける
    この世で、文章ほど生み出すのが難しいものはないだろう。Obsidian*1を開いて一生懸命画面をにらんでみたりもするのだが、なぜか書けない。 一方で、実はこのブログの文章の中には、X(旧Twitter)につぶやいたものをまとめて手直ししたものが多い。というのも、不思議…
    ASDと日々の楽しみ
    エッセイ
    『150年』、はじめて行く場所なのになぜか知っているにおい
    夢を見る僕は踊る君が見えない(だけど、)
    勉強、まじでしんどいです。 最近過去のブログを読み返すきっかけがあって気が向いた時に流し読みをしていて、今のわたしじゃ絶対に書けないような文章や全く覚えていない感情がたくさんあって驚く。恥ずかしくてうひゃ~ってなる文章もあるとはいえ、残していてよかっ…
    フープフラフープ
    美術
    「シジュウカラの言葉」の研究者。研究の楽しさがわかる本
    僕には鳥の言葉がわかる(書評)
    僕には鳥の言葉がわかる(書評) www.amazon.co.jp 生き物の研究って、こんなに楽しいんだ! 生き物好きの小中学生が読めば、きっとわくわくできるでしょう。生き物好きのすべての小中学生に、全力ですすめたい本です。もちろん、高校生にも、大学生にも、大人にもすす…
    矢原の日記
    余命宣告

  13. 2025/01/21 03:05:28 荻野洋一 映画等覚書ブログ含むアンテナおとなりページ

    コメント (1)

  14. 2024/06/19 19:56:47 雲から抵抗へ含むアンテナおとなりページ

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  15. 2024/04/05 22:44:21 maplecat-eveの日記含むアンテナおとなりページ

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  16. 2024/03/27 22:16:51 スローラーナー含むアンテナおとなりページ

    スローラーナー
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  17. 2024/03/27 11:05:18 國家は私達から、乙女の夢まで、取上げてしまふのでせうか。含むアンテナおとなりページ

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    國家は私達から、乙女の夢まで、取上げてしまふのでせうか。

  18. 2023/06/09 06:08:46 撮影監督の映画批評 含むアンテナおとなりページ

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  19. 2022/04/12 10:45:49 いつか深夜特急に乗って含むアンテナおとなりページ

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    How Do You Install Software To Laptop Without Cd Rom Drive? on 冷たい熱帯魚

  20. 2021/08/15 19:42:20 Where Sweetness and Light Failed含むアンテナおとなりページ

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  21. 2021/07/13 09:12:54 はてなダイアリー - 町山智浩アメリカ日記含むアンテナおとなりページ

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  22. 2021/02/02 03:49:07 エイガ・デイズ含むアンテナおとなりページ

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  23. 2021/02/02 02:48:04 真魚八重子 アヌトパンナ・アニルッダ含むアンテナおとなりページ

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  24. 2021/02/01 23:49:28 はてなダイアリー - MOVE-i含むアンテナおとなりページ

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  25. 2020/12/25 23:39:29 映画の誘惑含むアンテナおとなりページ

    最終更新日 2020年12月25日
    ジャン=リュック・ゴダール『ゴダー

  26. 2020/09/10 16:48:41 Apples & Tangerines含むアンテナおとなりページ

    金融資産1000万円という最初のゴールをいかに早く達成するかが重要
    神経内科医ちゅり男のブログ
    2020-09-10 06:55:01
    ドコモ口座を悪用した不正送金についてまとめてみた
    piyolog
    2020-09-08 05:44:31
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    オトニッチ〓音楽の情報.com〓
    2020-09-09 20:26:41
    テンの日、魔犬サポ必勝法(たぶん) (DQ10)
    くむのなんとなくきまぐれに。 自由奔放な人の日記。
    2020-09-10 07:32:54
    「ドコモ口座」を利用した不正送金が気になりすぎて自分でまとめてみた
    最終防衛ライン3
    2020-09-09 16:30:06
    「ドコモ口座」+「Web口座振替受付サービス」の悪用 簡単な時系列 「Web口座振替受付サービス」のセキュリティがガ…
    二人で絶対に半分つ
    まばたきをする体
    2020-09-10 13:28:01
    肉まんが5個しかない。 昨日行きつけのスーパーで見つけた。このスーパーでは夏の間は肉まんを陳列しないので、秋に…
    アジャイルの対義語はウォーターフォールではなく未来予知だと思っている
    下林明正のブログ
    2020-09-10 07:00:01
    「アジャイルの対義語はウォーターフォールではありません」というのはよく聞く話だけど、じゃあ何なのか?というと…

  27. 2019/01/22 11:32:09 映画評論家緊張日記含むアンテナおとなりページ

    2019-01-21
    2018年映画ベスト10
    映画秘宝2019年3月号が発売になりましたんで、2018年の映画ベストを転載させていただきます。
    2 『ブリグズビー・ベア』(2017 デイヴ・マッケイ)
    3 『パディントン2』(2017 ポール・キング)
    4 『シェイプ・オブ・ウォーター』(2017 ギジェルモ・デル=トロ)
    5 『覗かれる人妻 シュレーディンガーの女』(2018 城定秀夫)
    6 『Dimension』(1991-7 ラース・フォン・トリアー)
    7 『快楽の漸進的横滑り』(1974 アラン・ロブ=グリエ)
    8 『レディ・プレイヤー・ワン』(2018 スティーブン・スピルバーグ)
    9 『ボトロップの120日』(1997 クリストフ・シュリンゲンジーフ)
    10『マンディ 地獄のロード・ウォリアー』(2018 パノス・コスマトス)
    去年は城定監督で何を選ぶかというのが頭のひねりどころだったかと思いますが、ここはあえて『恋の豚』をはずしてこれ。狙いすぎですね。トホホ、コメントその他は本誌をどうぞ。なぜこれが一位なのかという話も含め、冒頭で町山と対談しております。対談の中で高橋洋さんの名前を出してしまってますが、これぼくの勝手な思い込みですんで、高橋洋さん(本人)にはなんの関係もありません。お詫びして、すべての責任はわたくしにあることを言明しておきます。

  28. 2018/02/28 19:03:45 高崎俊夫の映画アット・ランダム含むアンテナおとなりページ

    本連載は『祝祭の日々』(国書刊行会)として発売されました!
    本ウェブページ、高崎俊夫の「映画アットランダム」は、すでに連載終了しております。
    加筆修正され、国書刊行会から『祝祭の日々: 私の映画アトランダム』として2018年2月27日に発売されました。
    このウェブには、未掲載分20本を残しております。
    『映画評論』時代の長部日出雄をめぐって
    前回、優れた『私が棄てた女』論をものした映画批評家・蒼井一郎について書きながら、私は、もう一人、浦山桐郎の最も深い理解者であった同時代の映画批評家がいたことを思い出した。長部日出雄である。
    直木賞作家の長部日出雄が、かつてきわめてジャーナリスティックなセンス溢れる映画批評家であったことはつとに知られている。『週刊読売』の記者時代に、大島渚らが一斉に登場した際に、「松竹ヌーヴェル・ヴァーグ」と命名したことはあまりに有名なエピソードだ。
    長部日出雄は、今も『オール讀物』に「紙ヒコーキ通信」を連載中である。この「紙ヒコーキ通信」は、劇場で見たばかりの新作映画をとりあげた時評で、これまで『映画は世界語』『映画監督になる方法』『映画は夢の祭り』(すべて文藝春秋)という三冊の単行本になっているし、昨年は、ライフワークともいうべき『新編 天才監督 木下恵介』(論創社)も上梓している。
    とりわけ、私は、虫明亜呂無ほか物故した映画人のメモワールを収めた『振り子通信』正続、『精神の柔軟体操』(すべて津軽書房)などのエッセイ集を愛読している。
    長部さんは、映画好きが嵩じて、自らの原作・脚本で『夢の祭り』(89)という映画まで監督してしまったが、作家に転身して以降は、作り手の視点に寄り添うようになり、かつてのような鋭い批判的な言辞は一切、封印してしまったように思う。そこが、私は少し不満でもあった。
    というのも、かつて佐藤忠男が編集長を務め、虫明亜呂無、品田雄吉が編集者だった一九六〇年代半ばの『映画評論』に長部日出雄さんが発表していた映画評論は、辛辣な批評精神と同時代をリアルにとらえる鋭敏で柔軟な志向性が融合した独特の魅力を放っていたからである。
    この時代の長部日出雄の批評で出色なのは、たとえば、「『裏切りの季節』―この汚辱にまみれた旗」(『映画評論』1966年8月号)である。冒頭の一節を引いてみよう。
    「混沌とした映画である。が、これは新人がひさびさに、既成のモラルでない、それだけに不定型な自己の内部の観念を思うさまフィルムの上にぶちまけた作品だ。」
    こんなぐあいに、悠然たるタッチで大和屋竺の鮮烈なデビュー作『裏切りの季節』を論じながら、当時、勃興していた三百万でつくられるエロダクション映画の可能性を見出している。
    長部日出雄の生涯のベスト・ワンはフェリーニの『81/2』である。長部の「フェリーニの『81/2』」(『映画評論』1965年5月号)