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おとなりアンテナ | おすすめページ

  1. 2025/07/13 06:14:46 現代新書 | 講談社含むアンテナおとなりページ

    「ニヒリズム」が生み出す「危険な事態」
    いま、世界中で蔓延
    烏谷 昌幸
    慶應義塾大学法学部教授
    保育園増設の署名運動とLUUPのロビー活動を「同じ」と考えてみると…みんな知らない社会運動論の「本当のおもしろさ」
    富永 京子
    立命館大学准教授
    【政治から見捨てられたアンダークラス】「自分たちは政治的に無力」「自分一人くらい投票しなくてもかまわない」と感じる「アンダークラス」が急増
    橋本 健二
    早稲田大学教授
    格差社会研究
    「物価高騰」で移動できなくなるのか…年収別で見えてきた「明確な差」
    ガソリン価格の高騰も話題になったが…
    伊藤 将人
    国際大学グローバル・コミュニケーション・センター研究員・講師
    進化生物学者が、ニュージーランドの森で出会った「ヤバすぎる虫」…「醜い者たちの神」という意味を持つ虫の正体
    千葉 聡
    東北大学教授
    デモにストライキ、署名運動に募金活動、いろいろあるけれど…知っておきたい社会運動の「定義」
    富永 京子
    立命館大学准教授
    なぜ小笠原で、世界中を見渡しても数少ない「究極に特殊な巨大種」が進化したのか?
    千葉 聡
    東北大学教授
    「アンダークラス」はなぜ社会から孤立してしまうのか?…友人がいない、近所付き合いもない、最新データが明かす日本の実態
    橋本 健二
    早稲田大学教授
    格差社会研究
    買い物や旅行に行ける人が羨ましい…3人に1人が他人の移動を「羨ましい」と思っている実態
    伊藤 将人
    国際大学グローバル・コミュニケーション・センター研究員・講師
    アメリカ公民権運動から学生運動、脱原発運動…社会運動を「解剖」することで見えてくるもの
    富永 京子
    立命館大学准教授
    「腐敗したエリート」に嘲笑われ…トランプがオバマに「惨敗」した「知られざる夜」
    烏谷 昌幸
    慶應義塾大学法学部教授
    注目リンク
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    '"きちんと化"する世界になぜ現代思想が必要なのか'
    人生の多様性はこうして守る
    千葉 雅也
    哲学者
    /立命館大学大学院教授
    最新記事
    「格差拡大」により日本に出現した「新しい下層階級」…現代日本の「階級社会」のしくみ
    社会党と共産党、違いを説明できますか?ーー戦後左派の源流を探る「リベラル」に不可欠な教養
    この世界には「移動できる人」と「移動できない人」に大きな格差があるという「深刻な現実」
    透析で精一杯のころは、「自分の将来」ですら語れなかった…移植手術の「術後経過」と移植腎の「実力」
    「ラストベルト出身」のアメリカ副大統領・ヴァンスが描いた「ヒルビリーな世界」の「驚きの実態」
    なぜ「陰謀論」を信じてしまうのか…「陰謀論が支配する社会」という最悪のシナリオを回避するために「知っておくべきこと」
    自分のいる階層は「真ん中より上」か、「貧困層」か…「格差の構造」からわかる「日本の現実」
    医学部を目指していた優秀な女性が、ホストクラブに入り浸り、ついには「大量服薬」…その「意外な原因」

  2. 2025/07/13 05:51:26 Book Bang 含むアンテナおとなりページ

    佐川光晴(小説家)
    佐藤秀明(近畿大名誉教授・三島由紀夫文学館館長)
    鈴木優人(作曲家・指揮者・鍵盤奏者)
    瀧羽麻子(作家)
    『スティグリッツ 資本主義と自由』ジョセフ・E・スティグリッツ著
    [レビュー](経済学・経済事情)
    櫻川昌哉(経済学者・慶応大名誉教授)
    『スティグリッツ 資本主義と自由』
    ジョセフ・E・スティグリッツ[著]/山田 美明[訳]
    『ヨシモトオノ』吉本ばなな著
    長田育恵(劇作家・脚本家)
    『ヨシモトオノ』
    (文藝春秋)
    『動物と老いとケアのはなし』小菅正夫著
    『聴診器からきこえる 動物と老いとケアのはなし』
    (中央法規出版)
    <書評>『高所綱渡り師たち 残酷のユートピアを生きる』石井達朗 著
    『高所綱渡り師たち』
    (青弓社)

  3. 2025/07/13 05:38:06 続パスカルの葦笛のブログ - ムラゴンブログ含むアンテナおとなりページ

    ロンドン交響楽団とロンドン・フィルの違い
    国民民主党榛葉賀津也とテレビ東京の篠原キャップは因縁が深かった。
    山田和樹指揮ベルリン・フィルのサンサーンス3番

  4. 2025/07/13 05:30:27 婚活含むアンテナおとなりページ

    ソフトガール現象
    「仕事を辞めて“専業彼女”になりたい!」男女平等先進国のスウェーデンでZ世代の若者に広がる新しい価値観
    今、女性たちはふと足を止めたようだ。現在、スウェーデンで進行する静かなる変革が「ソフトガール現象」である。
    このトレンドは、具体的には「女性が仕事を辞め、男性パートナーに経済的に依存するライフスタイル」として広がりつつある。これが今、単なるSNS上のトレンドでは片付けられないほどのムーブメントとなり、現代社会での働き方、消費行動、そして個人の価値観に深い問いを投げかけている。
    昨年8月に発表された年次若者調査「Ungdomsbarometern」では、7歳から14歳の少女の14%が「ソフトガール」であると自認しており、若い女性の間で一種の憧れとなっていることが示唆されている。
    個人的には、前から不思議だったんよな。共働きってそんなにいいか?って。
    社会で働くって、人間関係なんかもあるし、本当に大変だ。気苦労もある。最近は、会社にかかってきた電話を取るのが怖い若者もいるそうで、そんな電話恐怖症の若者が社会で働きたいと思うんだろうか?って気がする。
    しかし、それを男性の側から言うことはできない。そんなことを言えば、前時代的な価値観だと怒られる。
    ただ、スウェーデンで起きている運動のように、家庭に入ることを本心では望んでいる女性も多いと思うんよな。声の大きい女性が社会進出を押しているだけで。俺だって、社会で働かなくていいのなら、本心では家でいたいわ。
    それと、基本的には、分業にした方が効率が上がる。例えば、シュークリームを作るとして、皮を作る人とクリームを入れる人を分けた方が作業効率は良くなる。そう考えると、本当は共働きより、外で働く人間と家庭を守る人間を分ける方が良く、少子化対策にもなるように思う。家に誰かいるというのは、安心でもあるし。ワンオペの問題は、カップル間で解決するのではなく、それこそ行政サービスなどの第三者の利用で解消すべき問題だと俺は思う。
    最近の結婚や恋愛に関しては、男性の側からは言えないので、女性の側から出た意見ばかりが採用されるようになる。選択的夫婦別姓も、選択的と言うが、男性に選択権は無さそうな気がする。
    今回のように、外国からの逆輸入であれば、前時代的な価値観でも受け容れられるのだろうか。日本は、外国からの評判に弱いしな。

  5. 2025/07/13 04:41:55 5ちゃんねる含むアンテナおとなりページ

    雑貨店のヴィレッジヴァンガード、81店を閉店へ 2期連続最終赤字 [どどん★]
    雑貨店「ヴィレッジヴァンガード(ヴィレヴァン)」を手掛けるヴィレッジヴァンガードコーポレーションは11日、2026年5月期以降に全店舗の約3割にあたる81店舗の閉店を検討すると明らかにした。近年の店舗販売の不振で業績が低迷しており、不採算店の整理で収益を立て直す。
    同日発表した25年5月期の連結決算は最終損益が42億円の赤字(前の期は11億円の赤字)だった。赤字は2期連続。閉店に伴う棚卸し資産評価損など特別損失を32億円計上した。売上高は1%増の249億円だった。
    同社は5月末時点で293店舗を展開している。閉店は路面店やテナント店を問わず全国の店舗を対象とする。
    26年5月期の売上高は前期比4%増の259億円、最終損益は8億4700万円の黒字を予想する。オンライン事業を中心に販売増を見込む。今期は39店の退店を計画する。
    日経
    https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFD118PG0R10C25A7000000/
    2025/07/13(日) 02:14:05.50 ID:B9pFflIX9
    [隠す]
    「さよならパンダ......」。町民の怒りを受ける親台湾派町長にも直撃 パンダのまち和歌山・白浜 [バイト歴50年★]
    https://wpb.shueisha.co.jp/news/society/2025/07/12/127609/
    アドベンを訪れるパンダファンや町民に話を聞くと、ほとんどの人が最後に「あの町長がいるからこんなことになった」「あの町長がいる限り、パンダが白浜に戻ってくることは無理」など、パンダが白浜町からいなくなるのは、2024年に初当選した大江康弘町長のせいだと口にした。
    タクシー運転手はこう語る。
    「台湾から表彰されたり、台湾に行って副総統に会って、副総統が猫好きや言うから猫のぬいぐるみをプレゼントしたり、あれだけ『台湾、台湾』言うてたら、中国も怒って当然や。
    白浜は観光で成り立っている町。せっかくパンダの研究基地がある成都のほうから姉妹都市提携を結びましょうと言われてるのに、それを断るって。この町長いったい何してくれてんねんいう話です」
    商店主からはこんな話が。
    「台湾と白浜のチャーター便を飛ばす言うてるけど、200人も乗らない飛行機がたまに飛ぶぐらいで観光客は増えません。アドベンには年間93万人が来る。町長の進める台湾とのチャーター便で台湾から93万人観光客が来るなら許したるけど、あんな小さい飛行機で普通に考えて93万人も来るわけないやろ」
    白良浜を散歩する町民からはこんな話が。
    「ドッグランを造ったり、白良浜の遊歩道を犬を連れての散歩をOKにしたり、ちょっと犬のことを大事にしすぎとちゃうか。犬のことに一生懸命になってるうちに、パンダに逃げられたみたいなもん。今は犬よりパンダやろ! 早よ返してほしいわ」
    その新しくできたドッグランにいた女性はこう話す。
    「がっかりですね。これ造った人、きっと犬飼ったことない人やと思います。一番問題なのは使える時間が昼間だけで、夕方4時半で終わりにしていること。これから真夏にかけて、昼間に犬を散歩させる人なんていませんよ」
    ■大江康弘町長を直撃!
    というわけで、こうした不満の声を元参議院議員の大江町長にぶつけてみた。
    ――まず、4頭一斉返還をどう受け止められましたか? 「寝耳に水」と話されていたように、まったく知らされてなかったのでしょうか?
    「4月24日にマスコミの皆さんから聞かされて、初めて知りました。聞いたときはびっくりしましたよ。31年間おってくれたんで、それはもう白浜の水や空気のような存在になってましたから。
    普通、4頭いたら半分を返して、半分は残すもの。アドベンは『10年前に、契約満了時には全頭返還と言われていた』と言うんですけど、中国の政治的な思惑があるんじゃないかなと思ってるんです。二階俊博さんという親中派の大物議員が昨年バッジを外されたことも大きな理由のひとつだと思います」
    ――町民から多く聞こえたのは、町長は台湾びいきということ。5月下旬も台湾に行って、台湾の蕭美琴副総統に会った。4月には長年にわたって日本と台湾の交流促進や日台友好の深化に貢献したことで台湾から表彰されている。これだけ台湾と仲良くしていたら、中国もいい顔をしないという声です。
    「蕭美琴副総統は私が国会議員のときからの友達です。パンダについてこんなことになってしまったから、なんとか力を貸してくれということをお願いしに行ってきました。できる限りの協力はする。来年からは台湾からのチャーター便も南紀白浜空港に戻ってくると。そういう流れになっています」
    ―前町長時代に、町はパンダ繁殖研究基地のある中国・四川省成都市成華区と姉妹都市提携を目指して覚書を交わしたにもかかわらず、大江さんが町長になった後、断ったことを怒っている町民も多いです。これについては?
    「成都と姉妹都市提携を結ぶとなったとき、それなりの条件が必要だと僕は考えました。例えば、白浜には雌のパンダしかいなかった。そこに雄を1頭送りますよと言われていたら、話も違っていたと思いますし、姉妹都市提携も考えていたと思います。
    そんな約束や提案もなしにただ『姉妹都市として仲良くしましょう』と言われても、なんのメリットがあるのかはっきりしない。仲良くするぐらいなら、今でもできていますから。少なくとも台湾とこれだけの信頼関係をつくってきてるのに、メリットが見当たらない中で、じゃあやりましょうとはいかないです」
    ――宿泊施設を経営されている方が、今後の不安を感じているようです。
    「パンダがいないとにっちもさっちもいかないという状況になったら、自分たちで中国にお願いに行けばいいと思っています。
    2025/07/13(日) 01:00:57.44 ID:usF9lmiD9
    [隠す]
    【ジェンダー】「トランス女性」全寮制・女子大が受け入れ方針で物議…当事者「寮生活だと24時間おびえないといけない」 [シャチ★]
    7/12(土) 13:27配信 ABEMA TIMES
    https://news.yahoo.co.jp/articles/b79dabb140c9bfde7287c741b50908dea4ac0754
    「トランス女性」全寮制・女子大が受け入れ方針で物議
    女子リーダーの育成を目指す福岡女子大学が、2029年度入学から、男性として生まれ、女性の心を持つ「トランスジェンダー」の学生を受け入れると発表した。2022年5月から検討を進め、学生や保護者とも意見交換を重ねてきたそうで、2026年秋にも受け入れガイドラインや出願資格審査手続きを公表する予定だとしている。
    大学は「志あるすべての女性に本学固有の学びへの扉を等しく開いていくことは、一つの使命である」としているが、ネット上では「性自認を確認するなんて不可能」「福岡女子大は共学になったのか…」「これは行き過ぎた多様性」といった声も出ている。
    実はこの大学、1年次は全寮制だ。大学側は今後、寮生活の環境整備も進めるとしているが、不安を感じる人は多いようだ。『ABEMA Prime』では、批判の声も多い“トランスジェンダーの女子大受け入れ”について、トランスジェンダー女性と考えた。
    ■「寮生活だと24時間おびえないといけない」
    かえでさん
    トランスジェンダー女性のかえでさんは、男女共学の大学4年生で、戸籍性は男性、性自認は女性だ。性別適合手術やホルモン治療はしておらず、カミングアウトもしていない。LGBTQサークルの代表を務めたが、サークルではLGBTQであることのみカミングアウトしている。また去年までトランスジェンダーとは伝えていたが、今年から言わないことにした。
    福岡女子大の試みについては、「寮生活を考えるうえで、周囲への影響よりも、トランスジェンダー本人が抱える不安について着目したい」という。「大学で女性として生活していても、メークを落としたスッピンが男性に見えたり、性別の移行状態によってはヒゲが生えたりする。大学の滞在時間が数時間なら影響は少ないが、寮生活だと24時間おびえないといけない」。
    そして、「カミングアウトすると、やはりネガティブな目線で見られる。するにせよ、しないにせよ、トランスジェンダー本人のメンタルは落ち着かない。“絶対にバレちゃいけない自分”におびえながらの生活は落ち着かないため、24時間大学に拘束されるのはどうなのか」と心配する。
    一方で、「実家や1人暮らしであれば、学びの機会を広げるために、トランスジェンダーの受け入れは選択肢だ。ただ、体格差や声でバレてしまうケースは結構あるため、周囲に与える影響がゼロではない。互いが共生するためには、どうなのかとも思う」。
    個人の価値観としては、「トランスジェンダーを受け入れる女子大と、受け入れない女子大。両方あってこその多様性だ」といい、「私は“オカマ”や“ホモ”と言われて、いじめられた経験があり、同じキャンパスにいたら怖いところがある。肝心なのは、女子大だからこそ存在する学部で、そこでしかできない学問を学びたいか。学問は多くの人に開かれているべきだ」との考えを述べた。(以下ソースで
    2025/07/13(日) 00:57:54.64 ID:iu0i5KUo9
    【消費減税】石破首相「『今さえよければいい』とか、『自分たちさえよければいい』とか、そういう政治が行われた時に国は滅びる」 [シャチ★]
    7/12(土) 18:17配信 東海テレビ
    https://news.yahoo.co.jp/articles/fd0c75e61a8e735da91b22751b4acac26f868c4e
    参議院選挙の選挙戦中盤となった7月12日、石破首相が名古屋で演説し、多くの野党が掲げる「消費税減税」の政策を批判しました。
    石破茂首相:
    「消費税の減税には1年かかる。『今さえよければいい』とか、『自分たちさえよければいい』とか、そういう政治が行われた時に国は滅びる」
    石破首相は、愛知選挙区の自民と公明の公認候補の応援で、中区の大須観音などで演説し、多くの野党が主張する消費税減税を否定したうえで、医療や介護など社会保障の財源として消費税の必要性を訴えました。
    その上で、「物価上昇を上回る賃金の上昇を目指し、生活が苦しい人には手当てをしていく」と語り、支持を呼びかけました。
    2025/07/13(日) 01:01:40.46 ID:iu0i5KUo9
    【札幌】飼っていたカメを殺す 39歳無職男を逮捕 レンガのような物で叩き殺したとみられる [シャチ★]
    自ら飼育していたカメをレンガのようなもので叩き殺したとして、札幌市北区に住む39歳の無職の男が動物愛護法違反の疑いで逮捕されました。
    男は7月8日午前6時30分ごろ、自宅の敷地内で飼育していたカメ1匹をレンガのようなもので叩き殺した疑いが持たれています。
    警察によりますと、8日午後4時10分ごろ、近隣住民が「窓ガラスが割られた」と110番通報。警察官が現場に駆け付けると、男の自宅の敷地内に大きさ15センチから20センチくらいのカメ1匹が死んでいるのを発見しました。
    通報者への聞き取りなどで男の容疑が浮上。警察は9日、動物愛護違反の疑いで男を逮捕しました。
    調べに男は「カメを殺したことに間違いありません」と容疑を認めています。
    男は近隣住民が住む家の窓ガラスも割ったとみられ、警察が事件の経緯や動機などを調べています。
    #動物虐待 #動物愛護法違反
    UHB 北海道文化放送
    7/12(土) 5:10配信 北海道ニュースUHB
    https://news.yahoo.co.jp/articles/cbffb49d8c97a596028ebf0e84236139e3ee4b45
    2025/07/12(土) 23:35:32.93 ID:yeVh5X/p9
    [隠す]
    とらせん
    !ex

  6. 2025/07/13 03:39:03 SF Prologue Wave含むアンテナおとなりページ

    Eclipse Phase 情報, ゲーム, コラム
    「隔月刊アナログゲーム情報書籍「Role&Roll」Vol.233『エクリプス・フェイズ』シナリオ「天のろくろ、あるいは、ウラヌスの白い筒」文:朱鷺田祐介(スザク・ゲームズ)、監修:岡和田晃&待兼音二郎(『エクリプス・フェイズ』翻訳チーム)
    by TakatukiMaki • 2025年7月10日
    「隔月刊アナログゲーム情報書籍「Role&Roll」Vol.233『エク…
    Read more →
    ショートショート, 小説
    「いつか朱に染まる日(前)」片理誠
    by TakatukiMaki • 2025年7月10日
    永遠に終わりそうもないデスクワークを投げ出して立ち上がると、背中が抗議の悲鳴を…
    Read more →
    Page 1 of 175
    1 2 3 … 175 »

  7. 2025/07/13 00:41:20 年間読書人|note含むアンテナおとなりページ

    「思想・哲学」関連書のレビュー
    994 本
    「思想」「哲学」関連のレビューを紹介します。
    「政治・経済・社会」関連書のレビュー
    1,177 本
    「政治」「経済」「社会」などの関連書のレビューを紹介します。
    「学術書・学術啓蒙書」のレビュー
    948 本
    人文書、科学書など(別立ての宗教関連書を除く)学術書と啓蒙書を紹介します。
    三木那由他 『言葉の展望台』 : 北村紗衣組の「カマトト」番長
    年間読書人
    三木那由他 『言葉の展望台』 : 北村紗衣組の「カマトト」番長
    藤高和輝 『〈トラブル〉としてのフェミニズム 「とり乱させない抑圧」に抗して』 : 北村紗衣組の ジュディス・バトラーもどき
    藤高和輝 『〈トラブル〉としてのフェミニズム 「とり乱させない抑圧」に抗して』 : 北村紗衣組の ジュディス・バトラーもどき
    「思想・哲学」関連書のレビュー
    994 本
    「政治・経済・社会」関連書のレビュー
    1,177 本
    「学術書・学術啓蒙書」のレビュー
    948 本

  8. 2025/07/12 23:44:16 主観的アルゼンチン/ブエノスアイレス事情 - livedoor Blog(ブログ)含むアンテナおとなりページ

    2025年07月11日
    アルゼンチン旅行 医療保険所持義務化へ7月1日からの予定でしたがまだ実行されていないけれどもそのうちなるでしょう。またアルゼンチンでの私立病院の医療費
    アルゼンチンでは公立病院は無料なのですが、度重なる近隣諸国からの医療旅行に対抗し強硬措置を取ることになりました。
    すなわち、いかなる理由で入国する外国人旅行者(外国人永住者/定住者はこの範囲ではない)が入国する際に医療保険加入を義務付けました。すなわち、これの宣誓書なので、現実の保険をいかに見せてチェックするかは不明ですが、官報では7月1日を予定していましたが、まだ実施はされていない模様です。その一方ですでに4月から段階的に特にフフイやメンドサの国境HOSPITALと呼ばれる公立病院では受診の際に代金を支払うことになっています。
    当たり前と言えばそうなんですが、今まで無料だったので、出産に来る人もいますし、重い病気の場合もありますし。。。フフイの国境の病院は外国人率60%以上だったようです。
    もちろんブエノスアイレス市の病院も最近はロシアから若い夫婦が来て、アルゼンチン人を出産して定住することも多かったのですが、もちろんこれからも可能ですが、有料となります。
    一応まだ外務省の方には無料と書いてありますが、
    https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/cs_ame/argentin.html
    これからはアルゼンチン国民、永住市民のみ無料になります。ただし、お金を払わないとみてあげないということはないと思いますので、変な慰めかもしれませんが、ご安心ください。また有料とはいえ、そんなに高額ではありません。
    なお、私は医療通訳でご対応することがあります。だいたいは国際医療ネットワークの提携の通訳会社から連絡が来て、通訳派遣になってその保険の提携私立病院にいき応対することもあります。だいたい保険が直接支払ってくれない場合は、普通の外来は一回の受診は50ドル前後です。ただし、また血液やレントゲン検査などでそのつどまた支払います。いまどきはカードがあるし、ポータブル決済機があるので簡単になってきました。入院などでは事前に保証金を支払う必要があります。普通のでだいたいまずは12000ドルぐらいデポジットとして必要ですのでカードの限度額などにご注意ください。(後でここから引いてもらって残りを返してもらえます)今年は重い病気の方を数名ご対応して大変心配しましたが、皆様緊急医療をしてもらって日本で治療を続け回復されているようでうれしい限りです。
    何かありましたら tomokoargentina3@gmail.com また今は日本語の学生に病院付き添いについての通訳の心がけなどを教えています。将来、簡単なことはうちの学生ができるようになるといいと思っています。TOMOKO
    tomokoar at 11:52|Permalink│Comments(0)│
    mixiチェック
    アルゼンチン旅行 医療保険所持義務化へ7月1日からの予定でしたがまだ実行されていないけれどもそのうちなるでしょう。またアルゼンチンでの私立病院の医療費

  9. 2025/07/12 23:25:53 トピックス | みすず書房含むアンテナおとなりページ

    なぜ人は自然を守りたいのか?――進化と生態で迫る深層4
    都市の生物多様性とその恩恵
    深野祐也

  10. 2025/07/12 20:08:51 THIS IS POP!!含むアンテナおとなりページ

    11
    朝イチで日比谷の歯医者、神保町に戻って出社、ミーティング、今月初めに入社した転職先から引き抜いたU君とランチ後帰宅して、カイロプラクティックと皮膚科、クリーニング回収。めちゃ効率的だったなあ今日。なんかいろいろ情緒は安定していないんだけど、悩んでるより無駄なく動けってことなのかねw

  11. 2025/07/12 19:57:45 河野書店NEWS含むアンテナおとなりページ

    2025年07月12日
    カード差し止め
    お風呂のボディソープが切れそうなので、詰替をヨドバシに注文しました。併せて洗面所のハンドソープと、食品用のポリラップ。木曜日の朝のことです。
    こうした消耗品の発注は店主の役割で早めの手配を心がけていますが、油断しているうちにぎりぎりになっていることもあり、今回のボディーソープがそうでした。それでも今は頼めば翌日には届きますから、十分余裕のはずだったのです。
    昨日の朝、今度は店内天井の蛍光灯が1基、点滅するようになり、取り外してからやはりヨドバシに発注。帳場のすぐ上の1基ですが、これが消えてもさほど暗くなった感じはしません。それでも早く届いてくれるに越したことはないと、翌日配達の商品を選びました。
    その夜、つまり昨夜ですが、ボディーソープがまだ届いていないことに気づき、ネットを確認すると注文がキャンセルされています。しばし考え、思い至ったのは、クレジット代金が引き落とされず、カード決済が差し止められているのではということ。
    同じ失敗が過去に1度や2度ではありません。対応も慣れてきて、すぐ別のカードで再発注し、ボディーソープは本日無事に届きました。少し遅れて蛍光灯も。
    しかし手こずったのは未清算分の支払い。以前は再請求の通知が届いたのですが、今回は目にしていません。問い合わせ先の電話番号もなかなか見つかりません。ぐずぐずしていて自動引き落としの期日にかかると面倒です。
    マイページを調べまわり、振込送金できる仕組みを発見しました。ただし未清算分一括、つまり今月末の引き落とし分も一緒でなければ受け付けてくれません。さいわい残高はありましたので、まとめて支払うことにいたしました。
    konoinfo at 18:30|Permalink│Comments(0)│
    カード差し止め

  12. 2025/07/12 19:02:57 お父ちゃんのふるほ日記含むアンテナおとなりページ

    2025年07月12日
    そこまで気温は高くない
    『恐怖の五日間』 ジャック・ウッドフォード 読了
    いただいた冊子である。もとは「新青年」に掲載されたもの。伴大矩訳である。
    極端な抄訳なのだろうと思うが、案外面白かった。
    主人公(モンローという青年)が、酒宴帰りの翌朝起きてみると、先ほどまで自分が寝ていたベッドに見知らぬ男の死体があった。死体と一緒に寝ていたわけである。モンロー君は酒を飲むと(周りからはそうとは見えないが)記憶を失うことがよくあり、いったい何事が起きたのかさっぱりわからない。
    殺人の容疑をかけられると煩わしいので、警察には届けず、自分でこの問題を処理することにした彼は、とりあえず召使に棺桶を買ってこさせ、その中に死体を隠す。
    死体が持っていたノートに複数の人物の名が書かれており、それを手がかりにして事件を解決しようとする。そういう五日間の話である。
    主人公の性格が楽天的で、抄訳のせいかもしれないが、文体も軽くサスペンスも薄く、「恐怖」というより、ほぼ「コメディ」である。全訳で読みたい気もする。

  13. 2025/07/12 18:44:38 時空を超えて Beyond Time and Space含むアンテナおとなりページ

    【11/18】goo blogサービス終了のお知らせ

  14. 2025/07/12 16:41:42 奇妙な世界の片隅で 含むアンテナおとなりページ

    フローレンス・パリー・ハイド『ツリーホーン』シリーズを読む
    フローレンス・パリー・ハイド『ツリーホーン、どんどん小さくなる』(エドワード・ゴーリー絵、三辺律子訳 東京創元社)
    ツリーホーン少年は、ある日自分の体が少し縮んでいることに気付きます。両親に訴えてもまともに取り合ってもらえず、そのうちにも体はどんどん縮んでいきます…。
    体が縮み始めてしまった少年が周囲にそれを訴えるものの、周りは全く取り合わない…という不条理かつナンセンスな物語です。周囲の大人や友人などのそっけなさが、ゴーリーのイラストのタッチと合っていて味わいがありますね。
    体が縮むことに対して本当に理由もないのかと思っていると、後半「ある理由」が判明し、それが分かったところでさらにナンセンス味が増しています。ブラックな絵物語として魅力的な作品です。
    フローレンス・パリー・ハイド作、エドワード・ゴーリー絵『ツリーホーンのたからもの』(三辺律子訳 東京創元社)
    マンガを14冊持っているツリーホーンは、何度もそれらの本を読み直しており、新しい本が欲しいと思っていました。おこづかいを父親に要求し、ようやくお金をもらえたものの、それは貯金しなければいけないというのです。
    ふと庭に出てみると、庭の木のはっぱが1ドル札になっていました。そこから1ドル札を収穫したツリーホーンは、目当てのマンガばかりか、いろいろ欲しいものを買い集めますが…。
    文字通り「金のなる木」を手に入れた少年ツリーホーンが、それを利用する…というお話。それによってしっぺ返しを受けたり、欲をかいたために罰を受けるとか、そういうことはなく、ただ淡々と金を手に入れ欲しいものを手に入れる…というところに妙なユーモアがあります。
    前作でもそうだったのですが、ツリーホーンの両親、他の大人もまるでツリーホーンの話を聞いていない…というところが実にシニカル。「金のなる木」の話だけでなく、そもそもが子どもの話に耳を全く傾けていないのです。
    電話をかけてきた父親が、ツリーホーンが話しているにもかかわらず、途中まで妻だと思い込み一方的に話す…というあたりからも、大人同士のコミュニケーションでさえ上手く行っていないことを感じさせるのですが、そのあたりも含めて考えると、シンプルなストーリーの裏に、結構奥深いテーマを秘めた作品かもしれません。
    フローレンス・パリー・ハイド『ツリーホーンのねがいごと』(三辺律子訳 東京創元社)
    ツリーホーンの誕生日、プレゼントを待ち続けるツリーホーンは、裏庭の穴から見つかった古いつぼのせんを抜いたところ、中からジン(精霊)が現れます。とりあえずケーキを願うツリーホーンでしたが…。
    ツリーホーン少年が不思議な出来事に出会う児童文学シリーズの邦訳第三弾です。今回は魔法の壺を発見し、三つの願いを叶えられることになりますが、それが上手くいかない…というお話になっています。
    相変わらずツリーホーンの両親は子供に冷淡というか育児放置気味で、プレゼントのことを聞く息子に対しても、ろくに話を聞いていない風。特に父親の方は全く人の話を聞いていないのです。その一方、ツリーホーン自身もプレゼントが欲しいという子供らしい願いがありながらも、かなり冷めていて、ジンの出現やその行為に対しても特に驚かない、というところもシニカルですね。
    登場するジンも人間くさくて、いろいろ面倒臭がりというところにも笑ってしまいます。結局は、大した願いを叶えられない一方、ツリーホーン自身はそれでも特段不満はない、というところで、せっかくの魔法も日常のレベルに引きずり落されてしまうところにブラック・ユーモアがあります。
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    テーマ:海外小説・翻訳本 - ジャンル:小説・文学
    【2025/07/12 10:30】 | イギリスの作家 | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) |
    ネットとオカルト  新名智『霊感インテグレーション』
    新名智『霊感インテグレーション』(新潮社)は、オカルトがらみの案件ばかりが持ち込まれれるITベンチャー会社を舞台に、呪われた血筋のディレクターが巻き込まれていくという、ホラーミステリ作品です。
    一族にかけられた呪いにより、次々と身内が亡くなり、一族でただ一人生き残った女性・多々良数季。自ら命を失うような事件に身をさらし続けるものの、呪いのせいなのか、常に生き残り続けていました。ある日ITベンチャー企業のピーエム・ソリューションズの社長から、命を危険にさらすような仕事ができると言われ、入社を決意することになります。会社に持ち込まれるのはオカルトがらみの曰くつきの案件ばかりでしたが…。
    IT企業に入社した新米ディレクターの活躍を描くお仕事小説、にオカルト・怪異現象を絡ませたユニークなホラーミステリ作品です。
    毎エピソード、アプリであったりシステムであったり、様々なIT技術が登場しますが、それらにオカルトや怪異現象が絡んでいき、さらにそこに人間の執着や情念もが現れる…という点で、題材は現代的なものではあるものの、本質的にはヒューマン・ストーリーといってもいいでしょうか。
    ピーエム・ソリューションズという会社自体がオカルトや怪異に関わる案件ばかりを扱う会社で、在籍する社員たちもそれらの専門家だったり「呪い」の所有者だったりするのです。そんな中、新人である数季が、同僚たちの力を借りながら事件を解決していき、その中で自身の「呪い」にも向き合っていく…というところで、主人公の成長物語ともなっています。
    IT技術とオカルト・怪異現象が絡んでくるのが面白いのですが、中でも、実在するかも怪しい霊能力者から謎のメッセージが届くアプリをめぐる「霊感インテグレーション」、マインドフルネスアプリのあるパターンを見た人間たちが体調を悪くしてしまう現象を描いた「邪眼コントリビューター」のエピソードの発想は非常にユニークですね。
    オカルトが絡むといっても、全てのエピソードが完全にオカルト的な解決をするわけではなく、そこに人間の意思が介在していたり、合理的に解釈することが可能なエピソードもあります。その意味でホラーとミステリ、どちらに着地するのか分からない…という部分にも楽しみがあります。ただ、作中世界でオカルトや怪異、呪いといったものが実在することが前提にはなっているようです。
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    テーマ:怪談/ホラー - ジャンル:小説・文学
    【2025/07/12 10:19】 | 日本の作家 | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) |

  15. 2025/07/12 14:47:52 blog 水声社 含むアンテナおとなりページ

    イベントのアーカイブ動画を以下より特別公開中です。

  16. 2025/07/12 11:10:28 檜山正幸のキマイラ飼育記含むアンテナおとなりページ

    2025-07-11
    コラージュ図式: 圏論的判断計算の主要な道具
    雑記/備忘
    「判断的セオリーと判断計算」においてコラリア/ディ-リベールティの判断計算を、「メリス/ジルバーガーの圏論的判断計算」においてメリス/ジルバーガーの判断計算を紹介しました。コラリア/ディ-リベールティはちょっと複雑過ぎる印象で、メリス/ジル…
    コラージュ図式: 圏論的判断計算の主要な道具

  17. 2025/07/12 10:57:57 花鳥社 | 人文書の出版社含むアンテナおとなりページ

    ■ 連載コラムのシーズン2 第4回 尾山慎「「文学」を考える(前編)」を公開しました。

  18. 2025/07/12 06:43:20 本を読む | 論創社含むアンテナおとなりページ

    2025.07.10
    【書評】『源氏物語十景』
    2025.07.10
    【新聞掲載】『シベリア抑留下の芸術と人間』
    2025.07.10
    【書評】『源氏物語十景』
    2025.07.10
    【新聞掲載】『シベリア抑留下の芸術と人間』

  19. 2025/07/12 05:24:03 THATTA ONLINE含むアンテナおとなりページ

    2025.07.10 更新
    7/10 みだれめも(水鏡子)を登録しました。
    ISSUE THATTA ONLINE 最新号です(25/07/10)
    SERIAL INDEX 連載記事の索引です(25/07/10)
    INDEX 書評などレビューの索引です。作品名から引けます(25/07/10)
    REVIEW INDEX(作家別) 書評などレビューの索引です。作家名・編集者名から引けます(25/07/10)

  20. 2025/07/12 04:30:49 SFファン交流会公式サイト含むアンテナおとなりページ

    2025年07月例会のご案内
    本読みにとって「蔵書管理」は悩ましい問題のひとつ。限られたスペースでどう本と共存するか、お気に入りの本が増えるたびに頭を抱えるものです。
    そこで7月例会では、〈魔窟王〉と呼ばれた日下三蔵さんの、四十年間貯めに貯めた本の断捨離作業の様子を三年に亘り〈本の雑誌〉に書き続けた連載をまとめた『断捨離血風録』が、ついに出版されたことをお祝いしつつ、日下邸の書庫整理を手伝い『古本屋ツアー・イン・日下三蔵邸』を書かれた小山力也さんと、本の雑誌社の近藤碧さんにもご登壇いただき、蔵書処分と整理術についてお話をうかがいたいと思います。。
    [日 時]2025年7月19日(土)午後2〜4時(予定)
    [テーマ]魔窟王はいかにして二万五千冊減らしたのか?
    [出演者]日下三蔵さん(アンソロジスト)、小山力也さん(古本屋ツーリスト)、近藤碧さん(「本の雑誌社」編集担当者)
    ※後日「事前参加申込フォーム」を作成いたします。
    もうしばらくお待ちください。

  21. 2025/07/12 01:42:41 隗より始めよ・三浦淳のブログ含むアンテナおとなりページ

    2025年07月11日
    映画/ 黒蘭の女
    今年映画館で見た83本目の映画
    鑑賞日 7月6日
    シネマヴェーラ渋谷
    評価 ★★★☆
    アメリカ映画、ウィリアム・ワイラー監督作品、オーウェン・デイヴィス原作、ジョン・ヒューストン脚本、1938年、モノクロ・スタンダードサイズ、104分、原題は“Jezebel”(旧約聖書に出てくる女の名で、性悪女の意味でも使われる)。
    シネマヴェーラ渋谷のワイラー監督特集で見た2本目。
    舞台は1850年代、つまり南北戦争を間近に控えた時代のアメリカ南部ヒューストン。
    裕福な伯父伯母の家で育ったジュリー(ベティ・デイヴィス:画像右)はわがままな娘だった。彼女のためにパーティが開かれても遅刻し、しかも乗馬服を着替えずに客の前に出てくる始末。
    そんな彼女にも婚約者プレストン(ヘンリー・フォンダ:画像左)がいた。しかしジュリーはプレストンの勤務する銀行に押しかけて仕事の邪魔をしたり、挙げ句の果てに二人で出かける舞踏会のために真っ赤なドレスをあつらえる。当時のアメリカ南部では、未婚の令嬢が舞踏会に出る場合は白いドレスが常識で、赤いドレスは娼婦が身にまとうものとされていた。事前にプレストンから白いドレスに変えるよう説得されたジュリーだったが、それを無視して赤いドレスで会場へと向かう。けれども、会場で周囲の冷たい目におびえた彼女はすぐに帰ろうとするが、プレストンはそれを許さず、誰も寄りつかない会場で一緒に踊る。そしてジュリーを自宅まで送り、別れを告げる。
    伯母は、プレストンに謝罪するようジュリーを説得するが、どうせ自分のところに戻ってくると高をくくったジュリーは応じない。しかしプレストンは仕事で北部に行ってしまう。後悔したジュリーは、彼が戻ったら白いドレスを着て謝罪しようと心に決めるが、やがて帰ってきたプレストンは北部の女性を妻にしていた……
    わがまま娘の行状と回心を描いた映画だが、同時に19世紀半ばのアメリカ南部の風俗もよく描き込まれている。黒人奴隷にかしずかれてリッチな生活を送る裕福な白人。自宅以外にも郊外に別宅を持っている。男たちはちょっとしたいさかいですぐ決闘をする。北部のヤンキーを批判して南部の美徳を讃える男たち。鉄道網の整備が進行していた時代だが、鉄道の重要性にもあまり気づいていない。黄熱病が流行り始めると、市街地と郊外が交通遮断され、違反者は警官に射殺される。黄熱病を防ごうと、しばしば大砲が撃たれる(空気を攪乱すると伝染が防げると考えられたから)。
    こうした南部の「伝統」に、プレストンは距離をおいている。彼が北部の女性と結婚するのも、そうした距離感の表現だろう。ただし、最後にプレストンは黄熱病にかかり、ここでまたジュリーの出番がある。ただ、ラストでプレストンの妻が示す態度はあんまり説得力がないように思うけれど、この映画のヒロインはあくまでジュリーで、彼女の回心が作品の骨格を形作っていると見れば、分からなくもない。
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    カテゴリ:
    映画
    by amiur0358
    2025年07月10日
    読書/ 石田健『カウンターエリート』(文春新書、2025年4月)
    評価 ★★★☆
    著者は1989年生まれ、早大文卒、早大大学院政治学研究科修士課程修了、起業家をへて、ニュース解説メディアThe HEADLINE編集長、番組コメンテーター。
    新聞やTVなどのメディアが重視する問題、或いは論じ方や価値観と、ソーシャルメディアで語られている問題や価値観とがズレてきている。兵庫県のパワハラ知事が再選されたことにも、或いは米国でトランプが大統領に返り咲いたことにも、そうした旧メディアの権威失墜による影響があると考えられている。
    メディアの変化だけではない。大衆に影響力を行使する新しいタイプのエリートが台頭してきている。著者はこれをカウンターエリートと名づけ、以下のように定義する。
    1.カウンターエリートは、学歴や社会的地位、富の保有のみで定義されない。
    2.カウンターエリートは現行システムへの問題意識を共有している。特に政府や官僚機構、メディア、学術界などを「既得権益化したエリート」と見なし、攻撃する。
    3.カウンターエリートは、右派あるいは保守思想と親和性が高いこともあるが、リベラル・保守といった政治的イデオロギーと無関係なことも多い。
    本書はこのカウンターエリートの様相を明らかにしようとした書物である。
    第1章では日本やアメリカの上述のような政治状況を検討し、ホフスタッターの指摘したアメリカの反知性主義や、それをプラスに解釈して、反知性主義はむしろ知性の居場所(大手マスコミや大学)に対する批判なのだとした森本あんりの説を紹介している。
    その上で、世界的な投資家であるピーター・ティールの「カウンターエリートの勝利」というインタビュー(2024年11月)を紹介する。大統領選で共和党の主張に説得力があると述べた上で、ハリウッドや音楽業界のセレブが民主党を支持してもかつてのような影響力はないし、そもそも彼らの主張はどれも同じで、個人の考えを否定しているとしか受け取れない、というのである。
    ティールはそもそも2016年の段階でもトランプを支持していた。それは、トランプの主張を100%そのまま受け入れているというよりも、その前の段階での、アメリカの民主党支持リベラルに対する「どこかおかしい」という疑問を基盤にしていた。
    本書はここから始まって、ピーター・ティールをいわば導き手としつつ、アメリカ西海岸でIT起業などにより莫大な富をなした人々がなぜ反民主党になるのかを明らかにしようとしている。
    第2章ではそのティールの経歴や動きがさらに紹介されている。アメリカの大学教育に対する批判、大卒者が激増しているために大学を出てもたいしたポストや収入は得られないし、しかもアメリカの大学学費は高騰しており、ふつうの人間は借金をしないと入れないが、若いうちにそのような負債を背負うことは危険だ、という認識である。
    ティールは起業助成金を提供する非営利団体を立ち上げたが、その助成金を受けるためには、大学を中退することが条件とされた。「有力大学を出てそれなりのステイタスのある職業へ」という価値観の否定である。
    他方、リベラルな価値観への批判として、ティールは1995年に『多様性の神話』という書物を出している。ティールが在学していたスタンフォード大学では、アリストテレスやシェイクスピアを扱う西洋文化の授業が、白人男性の文化だけを採り上げているとして批判されていた。
    ティールはこうした動向に反論する。反体制的なリベラルのやっていることは反西洋であり、他文化から学ぶというよりは自文化を破壊することが目的となっているというのである。当時アラン・ブルームの『アメリカン・マインドの終焉』が嘆いていた状況を、ティールも深刻に受け止めていた。多様性の神話とは、リベラルが「多様性」と言うとき、それはマイノリティがリベラルを必ず支持するはずだと考えている点で実は単一的であるという矛盾のことである。本当に「多様」であるならマイノリティが保守主義者であってもいいはずなのに、リベラルはそれを認めない。根底的な矛盾がそこにある。
    そしてティールが懸念していたように、スタンフォード大学で1990年代に行われていた反体制的な学問は、全米へと拡がっていったのである。この点については当ブログでも紹介したルキアノフ+ハイト『傷つきやすいアメリカの大学生たち』を参照のこと。
    他方、ティールによれば、成功には二種類がある。イノベーションとコピーである。イノベーションはゼロから1を生み出す作業だが、コピーは他者の成功例を真似ることである。アメリカには中心地が二つあり、NYと西海岸であるが、NYがコピーによって栄えているに過ぎないのに対し、西海岸はイノベーションにより栄えている。ティールの考えでは、グローバリゼーションもコピーなのである。
    第3章では、本来はイノベーションによって存在意義を維持していた西海岸が、しかし資本主義の聖地と見なされることによって、つまり既存エスタブリッシュメントである銀行や弁護士が集まってきたことで、一種体制的な存在に変化してしまう矛盾が指摘されている。
    また、資本は文化と切り離すことができず、1980年代から西海岸はカウンターカルチャーの聖地でもあったわけだが、IT文化の浸透によってオタク文化が傍流から主流の地位を獲得し、創造的でトレンディな存在を見なされるようになる。
    ティールはしかしそうしたカウンターカルチャーの価値が上がり、安定化することを危ういと見なす。未来への絶えざる投資をしなければ、停滞に陥り、単なるコピーに終わってしまうからだ。
    ここで、アメリカの歴代大統領がしばしば最新のメディアを利用してきたことが指摘されている。F・D・ルーズヴェルトは(当時は新しいメディアであった)ラジオで国民に語りかけ、ケネディは(普及しつつあった)テレビでの映りの良さでニクソンを負かし、オバマは(これまた新しいメディアである)ネットを利用して自説を流通させた。そしてオバマの「change!」という訴えこそ、ティールの「未来への投資、安定化の拒否」と共通する思想であり方向性だったのである。
    けれどもchangeは容易には起こらない。アメリカの政治が大衆の要求に応えられないとき、シリコンバレーの億万長者たちは破壊主義者になることを選んだ。つまり、現行体制は部分的な修正では改善を望むことはできないから、根底から破壊して作り直さなければならない、という思想を抱いたのである。
    第4章では、破壊主義者としてのシリコンバレー億万長者が、民主党が見捨てた(とされた)アメリカ労働者階級と同じく、トランプ支持に向かう様子がたどられている。
    カーティス・ヤーヴィンというブロガーがティールに思想的な影響を与えたことが取り上げられている。ヤーヴィンには人種差別主義者としての一面があるが、他方で既成のエリートや官僚制に対する批判にも重きを置いており、そちらが多方面への影響力を持ったのだという。
    ヤーヴィンの思想は副大統領となったJ・D・ヴァンスにも影響している。田舎の労働者階級の出であるヴァンスは、イェール大学のロースクールに進学して、同級生たちが持っている社会関係資本(相互のネットワーク)や特殊なマナーや「常識」に驚く。(つまりフランスの社会学者ブルデューの言う文化資本である。ブルデューは田舎からパリのエリート校に進学してヴァンスと同じような体験をした――当ブログ制作者のコメント。)
    そしてヤーヴィンの思想では、官僚制を破壊して君主制にすべきだという。ただし資本主義の君主制で、君主は「国家CEO」であり、株式や経営を管理する取締役会が物事を決定し推進するのだ、という。(この辺の説明は、当ブログ制作者には正直言ってよく分からない。)だからトランプ大統領はアメリカのCEOというわけだ。
    ともあれ、以上のような既成エリートに対するアンチの思想は、多くがそれまでは民主党支持だったシリコンバレーの投資家たちを惹きつけ、共和党支持に鞍替えさせた。西海岸の破壊的なイノベーションを妨げているのは、東海岸の既成エリートだ、という認識を彼らは受け入れたのである。
    かつてNYタイムズ紙に勤務しながら、2020年に退社したバリ・ワイスという女性も紹介されている。彼女は左派のキャンセルカルチャーやポリティカル・コレクトネスを批判してきた。そして既成メディアから締め出されているインテレクチュアル・ダークウェブを紹介している。そこは、宗教、中絶、移民、ジェンダーについて左派に厳しい批判を投げかけるが、扇動的ではなく冷静な議論がなされる場だという。
    第5章ではティールのトランプ支持を改めて取り上げ、彼がトランプの発言を100%真に受けているわけではなく、その方向性を支持しているのであり、またそれは自分だけでなく多くのトランプ支持者がそうしていると考えているのだという指摘がなされている。
    その上で、アイン・ラ

  22. 2025/07/12 01:30:32 北烏山編集室含むアンテナおとなりページ

    サミュエル・ピープスの日記を読む
    16 本
    革命と動乱のイングランド17世紀。この時代を生きたサミュエル・ピープスが10年にわたって残した「日記」は、日記文学として価値を持つ一方、「天下の奇書」としても読まれてきた。本連載はピープスの10年の日記から適宜ピックアップして、毎月1回、新訳でお届けしていく。翻訳・解説は、慶應義塾大学教授の原田範行氏。
    サミュエル・ピープスの日記(14)
    北烏山編集室
    サミュエル・ピープスの日記(14)
    2週間前
    2週間前
    1か月前
    1か月前
    2か月前
    2か月前
    サミュエル・ピープスの日記を読む
    16 本

  23. 2025/07/11 21:04:33 書肆盛林堂含むアンテナおとなりページ

    注文数:
    1冊
    大阪圭吉 自筆資料集成
    お一人様一冊まで
    4,500円
    注文数:
    1冊
    『ドナウ川五つの驚異』《ゾラン・ジヴコヴィチ ファンタスチカ》第4弾
    1,800円
    『銀のサンダル』ヒラヤマ探偵文庫
    2,300円
    『新青年』趣味 第25号
    2,750円
    『毒蛇の秘密』ヒラヤマ探偵文庫
    3,000円

  24. 2025/07/11 20:50:03 パブリブ Publib LLC含むアンテナおとなりページ

    【速報】突然ですが『沖縄戦場定点写真集』を出版します!
    2025年7月10日 書籍
    突然ですが『沖縄戦場定点写真集』を出版します。著者は水ノ江拓治さんです。 水ノ江さんは陸上自衛隊幹部候補生学校 …
    この記事を読む
    『珍コリア』が印刷所に印刷を拒否されました
    2025年7月9日 書籍
    7月11日に書店への搬入を予定していた『珍コリア』ですが、なんと印刷所から印刷を拒否されてしまいました。理由は …
    この記事を読む

  25. 2025/07/11 19:26:56 じんぶん堂|出版社と朝日新聞社による人文書のウェブサイト含むアンテナおとなりページ

    筑摩書房
    2025年、今、アメリカで何が起こっているのか? ──『戦争と西洋』…
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    日韓のあいだを「ワッタカッタ」する私たちの姿――稲川右樹さん・評『ライフスタイル移住の社会学』 #アジア #社会

  26. 2025/07/11 14:48:47 美篶堂:misuzudo 含むアンテナおとなりページ

    BOOK MARKET 2025
    お知らせ
    2025年07月9日
    紙博(紙博 & 布博 in 京都/紙博 in 東京 vol.1)

  27. 2025/07/11 11:12:39 春陽堂書店含むアンテナおとなりページ

    『幻想文学翻訳集成 欧米幻想ファンタジー精華』第二巻
    訳編者:荒俣宏
    『幻想文学翻訳集成 欧米幻想ファンタジー精華』第二巻
    詳細・購入はこちら
    ふくらむ読書
    2025.07.10
    オカタケの「ふくらむ読書」【57】ウィリアム・ケント・クルーガー
    岡崎 武志 第57回 ウィリアム・ケント・クルーガーはいいぞ! 「ナイトキャップ
    続きを読む

  28. 2025/07/11 10:33:25 炭素回収技術研究機構ニュース含むアンテナおとなりページ

    Jul 9, 2025
    第2回 株主募集のお知らせ
    CRRAでは2月22日付臨時株主総会及び同日付の取締役決定に基づき、関東財務局へ有価証券通知書を提出し、第2回となる優先株式による直接公募増資(DPO)を行うことを決定いたしました。それに伴い、需要調査(投資意向アンケート)を実施いたします。詳細は下記をご覧ください。
    Read More

  29. 2025/07/11 08:27:15 私たちは20世紀に生まれた含むアンテナおとなりページ

    今野雄二の遺著にその才能を惜しむ 昨夜のこと遅い入浴を済ま...
    幻の「スカイ・レストラン」 最後に荒井由実のレコード...
    遂に明かされた石井桃子、その生涯の「.. 七年前の2007年3月の...
    「幻の朱い実」をどう読むか この三月、百回目の誕生日...
    悲しき天使はどこから来たか (1月15、17日よりつ...

  30. 2025/07/11 00:04:28 電脳マヴォ含むアンテナおとなりページ

    TORCH/奈野央
    3
    家族喧嘩
    水野清香
    I♡YU
    紺樹
    10
    鳥の眼
    ムライ

  31. 2025/07/10 22:56:06 leeswijzer: boeken annex van dagboek含むアンテナおとなりページ

    2025-07-09
    『世界は進化に満ちている』目次
    新 目
    深野祐也
    (2025年6月20日刊行、岩波書店[岩波科学ライブラリー・334]、東京, vi+141+3 pp., 本体価格1,500円, ISBN:978-4-00-029734-9 → 版元ページ)
    ご恵贈ありがとうございました。生物進化はいつも時空の遠いところで起こっているわけではなく、すぐそこでも見られる身近の現象だ。「都市進化学」とも言うべき新しい分野の格好の入門書。
    【目次】
    まえがき iii
    1 これを読めば進化がわかる! 1
    2 進化は時としてあっという間に起こる 15
    3 都市で起こる進化 42
    4 外来種ももちろん進化する 70
    5 保全の現場で起こる進化 98
    6 これからの進化を予測する 117
    エピローグ 135
    文献 [1-3]
    ※版元ページに「Web付録」あり。
    leeswijzer 2025-07-09 14:00 読者になる
    『世界は進化に満ちている』目次

  32. 2025/07/10 17:32:10 八ッ場あしたの会含むアンテナおとなりページ

    2025/07/02 川辺川ダム計画、国が漁協に8億円余の補償金の案 提示

  33. 2025/07/10 15:51:51 古本ときどき音楽含むアンテナおとなりページ

    2025-07-09
    中井英夫『黒衣の短歌史』
    最近読んだ本
    中井英夫『黒衣の短歌史』(潮出版社 1971年)
    『怪談短歌入門』、『怖い短歌』の続きで、幻想小説の書き手中井英夫の戦後短歌史の本をとりあげます。大学生のときに一度読んだ本で、昔の線引きやコメントが懐かしい。当時、『虚無への供物』を読んで心酔し、その作者ということで読んだはずですが、短歌があまり分かっていなかった私としては、短歌入門を兼ねて読書し、わずかに、「書こうとしている小説はぶらっくすわんが金貨を呑みこんでしまう話とか、アワーワと水鳥のように叫んで、どろりとした液体に融けてしまう青年の話とかの非現実な譚(はなし)」(p27)とかいう文章に中井英夫を感じた程度だったように思います。今も短歌のことがよく分かってるわけではありませんが、あらためて読んでみて、全篇を通じて、中井が、当時のリアリズム一辺倒、日常諷詠に対して、盛んに攻撃していることだけはよく分かりました。
    短歌史と言っても、「短歌研究」、「日本短歌」、「短歌」の3種の短歌誌の編集をしていた時期を振り返っての、一種の自伝、回顧録です。中井英夫は、3歳から短歌を作り始め、幼い頃から毎日新聞や家庭雑誌に入選するなどしたが、早々に短歌の道は断念したとのこと。東京大学を中退して小説の創作を模索していたが、食べるために、もういちど短歌の仕事の道に入ったとのことです。自信過剰の青年のうっぷんがあちこちに露出していて、尖った感じがあり、才に溺れている印象があります。仲間としてはあまり付き合いたいとは思えない人種です。
    1960年代という時代のせいもありますが、蔑視、罵倒の言葉には目に余るものがあります。たとえば、次のような語気の荒い文章。
    すべてが一様に灰色の生活短歌、倦くことのない身辺雑詠のくり返しということがぶきみでならなかった/p11
    だが今日、20代の耳は彼らの幸福そうな寝言などきいているわけではない/p13
    皆が皆、お互いの歌にうなずき合い念仏を唱え合っているにすぎないという凄まじい虚無の世界/p30
    すでにパイオニアの意気を失った新劇の俳優たちが腕に覚えの芸を売物にお家庭劇などをやってみせたところで、そこには饐えた、鼻もちならぬ芸術の残骸が屍臭を漂わせるだけなのと同じように、短歌も安全地帯からの、精神的な野次馬としての無責任な呟きはもはや許さるべきではない/p48
    そうした手合いはせいぜい国鉄にでも雇われて、全国の羽目板に釘でも打ってまわるのが分相応である。夢にも歌などという大それた仕事には興味をもたぬことだ/p164→これなどは差別発言で、いまならNG。
    しかし、なかには至言もありました。いくつか引用してみます。
    問題は格に律せられる点にあるのではなく、律せられながらなお生を躍動させる妙味にある/p48
    作品をうみ出す時、作家は王者に他ならぬ。その微笑を驕慢とし、思いあがったものとしか理解出来ぬ見物人は、おのずから自らの王者となるを得ぬ無資格さを暴露しているにすぎない/p112
    一見、本当に何もないごとく見えるそこには、ただ光だけが充ちている、そのような歌こそ、実は歌壇の枠を超え文壇の枠を超えて、真に人々の愛唱してやまぬ歌となり得る筈である/p177
    幻を見る術(すべ)は、いいかえれば現実のもうひとつの意味を知ること/p182
    今日の短歌は逆に意味の中におのれを見失っているのではないだろうか。無意味の美しさ、何もないことのすばらしさを、あまりに軽んじていないだろうか。読んだ一瞬にまばゆい光を照射して、あといくら尋ねてももはやその光を浴びることはない―そういう短歌/p193
    丘の上からは遠い海が見え一隻の帆船が輝いているのだったが、それが美しいのは誰ひとりその船がどこへ向かい、何を載せ、どんな人々が乗っているかを知らないためであろう/p215
    また、大家たちへのインタビューで、いろいろ名言を引き出しています。
    歌は、とにかく好きでなくちゃいけないよ。好きでさえあれば、どうにかなるな(斎藤茂吉)/p33
    真実に力点をおくったって、“真実そのものの面白さ”でなきゃ仕方ないや・・・面白く思ったことを正直に、たのしく思ったことを正直にいう・・・そうなってくると・・・幸福を求めていると同じことだ・・・なぜ続かないっていえば・・・いい歌を詠もうとするせいだ・・・面白いと思ったものを詠む・・・でなくちゃ(窪田空穂)/p41
    自分につきすぎて、“思うことうちつけに”いうために、詩というもののない場合も多いので、自然発生的であっても、段々に、“思うことうちつけにいう”ところへ到達すればいいのではないか(前田夕暮)/p131
    この本に引用されている短歌作品のなかで、私の面白いと思った短歌は、
    生けるものは皆持ちてゐるなまぐささ花さへもちて咲きゆらぐかも(五島美代子)/p84
    ともしびをかゝげてみもる人々の瞳はそゝげわが死顔に(前田夕暮)/p128
    湖の夜明、ピアノに水死者の指ほぐれおち鳴らす鎮魂曲(レクイエム)(塚本邦雄)/p134
    アクロバティクの踊り子たちは水の中で白い蛭になる夢ばかり見き(斉藤史)/p137
    風鈴は吊りさらされてわれのごとその存在の霜夜の韻(ひび)き(坪野哲久)
    かそかなる幻―昼をすぎにけり。髪にふれつつ低きもの音(釈迢空)/p173
    死後のわれは身軽ろくどこへも現れむたとへばきみの肩にも乗りて(中城ふみ子)/p201
    警視庁の犯罪者名簿その中に安藤昭司息詰めていむ(安藤昭司)/p235
    口中に一片の柚匂ひつつ悲哀は過ぎにき眩しかりにし(葛原妙子)/p238
    むらさきの葡萄のたねはとほき世のアナクレオンの咽を塞ぎき(斎藤茂吉)/p245
    塚本邦雄がデビューした頃、歌壇の誰からも評価されなかったとき、日夏耿之介が、「面白いが才能を逆手にとっているようなところがあるな」と感想を洩らしたといいます。どこか自分と響き合うものを感じたということでしょうか。
    ikoma-san-jin 2025-07-09 19:30 読者になる
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    中井英夫『黒衣の短歌史』
    最近読んだ本 (717)

  34. 2025/07/10 03:24:05 二階堂黎人 恒星日誌含むアンテナおとなりページ

    2025.07.09
    [新刊]
    アレステア・レナルズ『反転領域』創元SF文庫
    天祢涼『彼女はひとり闇の中』光文社文庫
    大山誠一郎『ワトソン力』光文社文庫
    連日、無闇に暑い。これで「地球温暖化じゃない」とか言うテレビのタレント、どういう神経しているのか。
    この暑さの原因はいろいろあるだろうけど、住居や車のエアコンの廃熱もかなり影響していると思う。みんなで外の大気を温めてどうする。そろそろ、熱交換式のエアコンを何とかしてくれないかな。

  35. 2025/07/10 02:04:08 探偵小説三昧 含むアンテナおとなりページ

    0907
    ジョン・ブロウンロウ『エージェント17』(ハヤカワ文庫)
    ジョン・ブロウンロウの『エージェント17』を読む。殺しを請け負うエージェントを主人公とした謀略スパイアクション小説といったところで、この手の小説は久しぶりだったが、大変楽しく読むことができた。
    こんな話。世界で最も恐れられている殺しのエージェント“17”。その始まりは“1”であり、代々、次のナンバーに受け継がれてきたが、受け継ぐ際は必ず次のナンバーが前任者を殺すことになっていた。しかし、“17”だけは例外だった。“16”は自分の意思で姿を消し、“17”は“16”を殺すことなくナンバーを受け継ぐことになったのだ。
    そんなある日、仕事を終えたばかりの“17”に指令が下る。任務はある作家の暗殺であったが、どうやらその作家こそ“16”らしいのだ……。
    ▲ジョン・ブロウンロウ『エージェント17』(ハヤカワ文庫)【amazon】
    物語は主人公たるエージェント“17”の一人称で語られる。彼がなぜこのような仕事に就くことになったのか、それをサイドストーリーとして挿入しつつ、大きな軸としては“17と“16”の対決で展開してゆく。
    世界屈指の暗殺者二人によるタイマンなので、まずはプロフェッショナルの闘いというお仕事小説の側面が楽しいところだ。さまざまなシチュエーションで数々のテクニックが披露されるだけでなく、裏の読み合いや激しいアクションも盛りだくさん。やはり最大の読みどころはここにある。
    その闘いをのせるストーリーも悪くない。序盤では“17”の実力が端的に示され、やがて本格的に“16”との対決モードに入る。いたってシンプルな構造ながら、きちんと序盤で種が蒔かれていることも抜かりはない。それが後半に入るとオフビートな展開として芽を出し、終盤で一気に開花させる。
    具体的に筋を紹介すると興を削ぐので詳しくは書かないが、後半に入って二転三転させる手際はなかなか鮮やかだ。
    キャラクターも魅力的である。登場人物はそれほど多くないが、皆印象的で、特に女性陣がいい。
    主人公の“17”も独特の軽さがあって、一人称もうまく嵌っているとは思うのだが、若干の弱さがあって、そこは少し気になるところだ。それは冷徹になりきれない性格的な甘さであり、作中でも理由づけがされてはいるのだが、世界トップの暗殺者としてこれはいただけない。甘さはあってもいいのだが、それがミスにつながるなどはやはり説得力に欠けてしまう。
    そういった主人公の甘さに加え、ややご都合主義的な終盤の展開は気になるところではあるが、そこさえ目を瞑れば、非常に良くできたエンターテインメントである。激しいアクション、事件の核心となる謀略、キャラクターの魅力がギュッと詰まっており、冒険小説好きには堪えられない一冊だろう。
    絵になるシーンや印象的なセリフも多くて、これは映画向きだなと思いながら読んでいたが、なんでも作者は映画脚本家だそうでそれも納得である。
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    Date: Wed 09 07 2025 Theme: 推理小説・ミステリー Genre: 本・雑誌
    Category: 海外作家 ブロウンロウ, ジョン Tags: -
    Response: Comment (0) Trackback (0)
    Posted
    on
    7月10日に冨原眞弓の『トーヴェ・ヤンソン ムーミン谷の、その彼方へ』 が出版され(※)、7月16日からは六本木の森アーツセンターギャラリーで『トーベとムーミン展』が開催される。
    ※7/7(月)に投稿した際、『トーヴェ・ヤンソン ムーミン谷の、その彼方へ』の発売が7月8日である旨記しましたが、7月10日が正しいようです。お詫びして訂正いたします。
    ジョン・ブロウンロウ『エージェント17』(ハヤカワ文庫) (07/09)
    ★海外作家 ヒューム, ファーガス (3)

  36. 2025/07/09 23:48:22 しのばずくん便り含むアンテナおとなりページ

    不忍ブックストリートMAP 2025

  37. 2025/07/09 22:21:48 古本と手製本 ヨンネ含むアンテナおとなりページ

    手製本講座やWSのお知らせ (326)
    本の修理ビフォーアフター (95)
    2025.07.08 Tuesday
    author : ヨンネ
    本の修理 母子手帳
    本の修理をしました。
    母子手帳です。
    母子手帳は修理のご依頼で多い本のひとつ。聖書、辞書、辞典、楽譜、アルバムと並びます。ひとりひとつの命が産まれる前と産まれた後の母と子の健康と成長の記録。買い替えができない本でもあります。
    母子手帳は、無線綴じやあじろ綴じの製本もあるようですが、一折中綴じの製本をよく見かけます。こちらも中綴じでした。
    一折中綴じは、何枚か重ねた紙を半分に一折して、その折り目を針金または糸で綴じます。構造は分かりやすいです。直すのも難しくありません。ただ、今まで紹介していたのは、水濡れや破れなど激しく破損しているものでした。今回は、中身が表紙から外れてしまったという壊れ方の例です。これもよくある壊れ方で、ときどきご依頼があります。改めて記録しておきます。
    before
    繰り返しになりますが、一般的な冊子の中綴じは、表紙と中身をまとめて半分に一折して折り目を針金か糸で綴じます。ただ、最近見かける母子手帳では中身を糸で綴じて、表紙を糸が隠れるように貼り合わせている製本もあります。なぜその製本方法にしているのかは、分かりません。
    針金で綴じているのであれば理解できます。針金が表紙に出ていると、少し危ないかもしれないからです。その例として、『月刊 こどものとも』は、ある時期まで(調べていないので正確な年度は不明)表紙と中身をまとめて針金で綴じる中綴じだったようですが、いつのまにか中身だけ針金で綴じて表紙を合わせて背の部分だけ接着する製本になっていました。子供が針金をひっかけたら危なそうなので、これは理由が分かります。でも糸だと危険ではないので、、なぜ?です。
    とまあ、そういうわけで、この母子手帳は中身を糸で中綴じして、表紙は貼り合わせした製本でした。こうなると、表紙が外れやすいです。表紙と中身をまとめて糸で綴じてくれれば外れにくいと思うのですが、、なぜこれが採用されてるのか(しつこいけどやはりそう思ってしまう、どなたか理由をご存知でしたら教えてほしいです)。
    さて、修理方法です。
    まず表紙内側の背の部分、紙の層が剥がれているので、澱粉糊で接着し、和紙で補強します。中身の綴じ糸は切れていません。切れていることもよくありますが、どちらにせよ、直った表紙と中身を糸でまとめて中綴じすれば完成です。
    after
    大事な母子手帳の修理のご依頼をいただき、ありがとうございました。お母さんもお子さんも健やかでありますように。同じくお父さんも。
    ・・余談
    母子手帳の修理の多くは、いま、使用中!という場合が多いです。なので、お母さんからの依頼ですね。あとは子供が大きくなったら渡したいと大切に保管しているお母さんから、など。
    今年はじめにあった母子手帳の修理依頼は、お父さんからのご相談でした。気づいたら子供が引き出しから取り出して激しく破いてぐしゃぐしゃにしまった!というもの。あらあら、、、そして受け取った母子手帳は、予想外で、お母さんご本人のものでした。そう、お母さんご自身がむかしの自分の母子手帳を大切に取っておいていたらしい。大変だ!となり、お父さんが修理先を探したらしい。そんなこともあります。ちなみにその製本は、中身と表紙をまとめて針金で綴じた中綴じです。『月刊 こどものとも』の製本変遷とリンクしますね。
    ・・・・・
    本の修理の方法は
    1つだけではありません
    修理の目的、ご希望の素材や
    予算などに合わせて
    修理方法を考えさせていただきます
    本の修理や手製本、お気軽にご相談ください
    今までの本の修理のご依頼→▲
    ​手製本のご依頼→▲
    お問い合せについては
    こちら→★
    をお読みの上、ご連絡をお願い致します
    古本と手製本ヨンネ
    植村愛音
    info@yon-ne.com
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    | 本の修理ビフォーアフター | 16:16 | comments(0) | - | pookmark |
    2025.07.07 Monday
    author : ヨンネ
    9/3(水)- 7(日)ヨンノオト 手で綴じる 手で奏でる at FALL(西荻窪)
    9月のお知らせです
    ・・・・・・・・
    ヨンノオト
    手で綴じる 手で奏でる
    2025年9月3日(水)― 7日(日)
    13:00-19:00
    会場 FALL 杉並区西荻北3-13-15  (MAP)
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
    西荻窪のSHOP&GALLERY FALLさんにて(→★)手製本キットの販売、手製本ワークショップ、展示も少し、行います。基本的に毎日在廊する予定です。時間は不確定なのでその日にXでお知らせします。ヨンネXアカウント(→★)
    ・・・
    手製本ワークショップは2つあります
    ●Headband Binding WS
    ●CDEFGABook Binding WS
    ・・・・・
    Headband Binding WS
    9月5日(金)― 7日(日)
    14:00-15:00 各日2名様(要予約)
    2200yen(所要時間お1人約30分)
    本の中身の天地についている花布。現代では布がついているだけ、というかんじですが、昔は手で編んでいました。花布編みの体験ワークショップです。
    【写真】
    ※編んだものを持ち帰ることはできません
    ・・・・・
    CDEFGABook Binding WS
    9月5日(金)― 7日(日)
    15:30-18:00 各日3名様(要予約)
    5500yen
    Secret Belgian Binding をアレンジして鍵盤に見立てた手製本ワークショップです
    【写真】
    これまでの Secret Belgian Binding 手製本ワークショップ(→★)
    参加ご希望の方は
    ヨンネまでメールで予約をお願いします
    件名にHeadband Binding または WSCDEFGA Book Binding WS
    内容にお名前、ご希望の日、参加人数、お電話番号をお知らせください
    ご予約→ info@yon-ne.com
    2024年のヨンノオト(→★)
    ・・・
    *本の修理と手製本のお問い合せについて→★
    *手製本講座やワークショップのお知らせ→★
    *『はじめて手でつくる本』ヨンネ著 発売中→★
    *YONNE BOOKBINDING WEBSHOP→★
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    | 手製本講座やWSのお知らせ | 22:22 | comments(0) | - | pookmark |
    | 1/140PAGES | >>
    本の修理 母子手帳 (07/08)
    9/3(水)- 7(日)ヨンノオト 手で綴じる 手で奏でる at FALL(西荻窪) (07/07)

  38. 2025/07/09 16:55:36 pkonno|note含むアンテナおとなりページ

    4か月前
    4か月前

  39. 2025/07/09 16:06:24 egamiday 3含むアンテナおとなりページ

    2025年07月08日
    today’s lunch

  40. 2025/07/08 22:58:59 文庫になったら読む含むアンテナおとなりページ

    思想水脈~本を読む~

  41. 2025/07/08 22:05:44 古書ほうろうバザール含むアンテナおとなりページ

    マクドナルド・ハウスを知っていますか? 2025/07/06
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    古書ほうろうも緊急お助けパックお受け取りスポットです。 ほおずき千成り市 7/9,10
    駒込大観音光源寺
    東京都文京区向丘2-38-22

  42. 2025/07/08 08:49:47 出版・読書メモランダム含むアンテナおとなりページ

    2025-07-07
    『珍作ビデオのたのしみ』⑩【SF・ファンタジーの巻】『ターミネーター』“Terminator”
    【SF・ファンタジーの巻】 『ターミネーター』“Terminator”
    『ターミネーター』
    1984年 アメリカ ベストロン 107分 カラー
    [監督] ジェイムズ・キャメロン [脚本] ジェイムズ・キャメロン、ゲイル・アン・ハード [出演]アーノルド・シュワルツェネッガー、リンダ・ハミルトン、マイケル・ビーン
    アーノルド・シュワルツェネッガーがその特異な存在を初めて映像の中に明確に刻印した作品である。
    戦禍の未来から現在のロスアンジェルスにやってきた殺人マシーンの役はシュワルツェネッガーが演じていなかったら、その迫力とリアリティを減少させていたに違いない。
    裸で未来からやってくるその姿、衣服を奪い、銃砲店で銃を強奪し、電話帳で暗殺する人間を捜すその一連の過程の中に、すでにこれから起ころうとする破壊と殺戮の予兆がこめられている。
    ターミネーターの出没する場所はそのままただちに破壊と殺戮の現場と化し、殆んど無言のままで銃を発射し、オートバイに乗り、殺人マシーンの不気味さを十全に発揮しながら主人公たちを追跡して行く。
    負傷したターミネーターが静かな部屋の中で自らの肉体―それはロボットの肉体だーを修理する場面。眼球を取り出し、腕を修復しようとする場面の不気味な感触は忘れられない。
    * 配信で観ようとしたら、ボックス入りの『ターミネーター』『ターミネーター2』が家にありました。
    *「核戦争後の焼け跡で
    機械は再び立ち上がり
    人間を滅ぼす戦いを続けた
    だがその最終戦は未来ではなく
    現代のLA で行われようとしている」
    ここから物語が始まります。
    1984年の制作ですが、想定は2029年のロサンゼルス。
    4年後の世界はどうなっているのでしょうか。
    * 逃げても逃げてもターミネーターはどこまでもどこまでも追いかけてくる。
    いくら撃たれても撃たれても起き上がり、死ぬことはないのです。
    シュワルツェネッガーの裸体がすごすぎます。
    * 街角の電話ボックス、分厚い電話帳、「サラ・コナー」のページを引きちぎってポケットに・・・。
    将来の息子が大切に持っていたサラの写真は、メキシコの少年がポラロイドカメラで撮影したものを5ドルで求めたもの。
    モーテルの調度品の数々も、1980年代の生活が垣間見えて懐かしさを覚えます。

  43. 2025/07/08 00:27:31 神保町系オタオタ日記含むアンテナおとなりページ

    2025-07-06
    西平直『身体:日本の近代思想を読みなおす5』(東京大学出版会)が栗田英彦論文に言及
    末木文美士・中島隆博責任編集『日本の近代思想を読みなおす』(東京大学出版会)第5巻は、西平直『身体』。岡田虎二郎「静坐の原理」が収録されている関係で、巻末の「文献一覧」に岸本能武太『岡田式静坐[法]の芯[ママ]研究』(大日本文華、一九二一年[栗田英彦「国際日本文化研究センター所蔵静坐社資料ー解説と目録」二〇一三年])が挙がっていた。
    なお、西平氏は解説中で漱石日記に妻鏡子が「静坐」に行く場面があることに対する『漱石全集』20巻(岩波書店)における注解「神道系の精神修養に通っていたと思われる」を挙げ、大正3年の出来事で白山御殿町が会場だから、岡田の「静坐会」であった可能性があるとしている。これはその通りで、私も既に「『定本漱石全集』20巻(岩波書店)注解への若干の補足ーー漱石夫人夏目鏡子と岡田式静坐法ーー - 神保町系オタオタ日記」で指摘したところである。
    #岡田虎二郎 #岡田式静坐法 #夏目漱石
    jyunku 2025-07-06 17:09 読者になる
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    西平直『身体:日本の近代思想を読みなおす5』(東京大学出版会)が栗田英彦論文に言及

  44. 2025/07/07 18:03:12 かなり危険な日記帳。含むアンテナおとなりページ

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    (07/06)『第三の磁場 未然形の作家、埴谷雄高』をめぐる補足事項など 書家・石川九楊とのかかわりから
    日記(553)
    2025年07月(1)
    2025年07月06日
    『第三の磁場 未然形の作家、埴谷雄高』をめぐる補足事項など 書家・石川九楊とのかかわりから
    『第三の磁場 未然形の作家、埴谷雄高』をめぐる補足事項など 書家・石川九楊とのかかわりから
    新刊『第三の磁場 未然形の作家、埴谷雄高』の執筆背景について少し補足説明いたします。
    そもそものはじまりは、書家・石川九楊さんの大規模な回顧展に行ったことがきっかけでした。展示された内容のうち、
    ・初期作品群でとりあげられている聖書やドストエフスキーといったモチーフ、石川九楊さんの極限志向が明らかに第一次戦後派由来であること
    ・俳人、河東碧梧桐の句を使った連作が、たしかに「書」でしか示しえない境地になっていて、ことばを使用しながらことばを越えた世界をとらえていたこと
    がきっかけとなり、石川九楊さんの作品に強い興味をいだきました。石川九楊さんが執筆した河東碧梧桐論は、書家・河東碧梧桐の独自性から絶え間ない変革者としての河東碧梧桐をとらえようとしており、石川九楊さん自身にもひきつけた内容となっていました。また、同書に頻出する「革命」という言葉から、私は、第一次戦後派の埴谷雄高の営みを連想しました。
    ここに、河東碧梧桐⇒埴谷雄高⇒石川九楊という流れが私のなかで構築され、石川九楊さんと埴谷雄高の対比を行うための心づもりができました。
    そして、石川九楊さんのエッセイ『悪筆論』で指摘された、あらゆる肉筆の文学作品の本質は未然形であるという結論は、埴谷雄高が追及した「存在」の主題をめぐる創作群と私のなかでむすびつき、石川九楊さんのいう「未然形」という視点から小説家、埴谷雄高の解析を試みるきっかけになりました。
    本書は、埴谷雄高と石川九楊さんをめぐる、私の妄想実験をまとめたものです。ジャンルもなにも全て横断し、飛躍に飛躍を重ねていますが、埴谷雄高作品と石川九楊さんの『悪筆論』の魅力をかきとめることはできたと自負しております。
    よろしければ、現物をお読みいただればと思います。
    神保町パサージュにて、発売中です。
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    「武井武雄刊本作品逍遥」発売
    天地2mm未満 戦後短編新聞小説集
    新刊告知 辻野久憲試論 第三の磁場
    田中涼子「光の方へ」に寄せて
    posted by りき at 08:45| ロンドン ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | |

  45. 2025/07/07 14:21:44 治部れんげの日記含むアンテナおとなりページ

    2025-07-02
    文科省・第 13 期科学技術・学術審議会学術分科会(第96回)に出席しました
    会議 研究関連
    臨時委員を務めている文部科学省の第13期科学技術・学術審議会学術分科会

  46. 2025/07/07 10:36:50 カリノ トウコ含むアンテナおとなりページ

    15

  47. 2025/07/07 09:54:18 空犬通信 含むアンテナおとなりページ

    三鷹の夜☆月いち読書会(第47回)……三鷹で読書会が開催されます
    2025/07/05(土) 19:30:29 |
    イベント
    三鷹ネットワーク大学主催の読書会。2025年8月開催の第47回の案内が出ました。
    三鷹の夜☆月いち読書会(第47回)――科学と文学の間(あわい)に
    日時:2025年8月1日(金)19:00~20:30
    会場:三鷹ネットワーク大学
    受講料:500円
    《年齢や地域や分野の壁を越えて、すべての市民の皆さまに開かれた大学》をうたう三鷹市の三鷹ネットワーク大学が主催する読書会です。詳細は継続が決まったときに書いた記事および大学のサイトをご覧ください。
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    三鷹の夜☆月いち読書会(第47回)……三鷹で読書会が開催されます (07/05)

  48. 2025/07/07 03:26:46 Classical CD Information & Reviews含むアンテナおとなりページ

    Last update : Jul. 1, 2025
    クラシック音楽CDの雑談 (2025.7.1 update)

  49. 2025/07/07 02:35:35 ロスジェネたちの音楽夜話含むアンテナおとなりページ

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  50. 2025/07/06 06:27:16 漁書日誌 3.0含むアンテナおとなりページ

    2025-07-06
    もう七夕の季節かと
    6月27日、ぐろりや会古書展の初日。この日はお昼から文化講座的なお仕事があり、終わった後に神保町へ。ザッと見ていき、2冊だけ購入。
    井筒真穂「白磁盒子」(小壺天書房)昭和34年5月5日初版カバ献呈署名1100円
    美輪明宏「紫の履歴書」(角川文庫)初版カバ200円
    井筒真穂名義だが井筒豊子の著作で、これは中公文庫になっているのを所持しているのだが、署名入りでちょっと珍しいかなと。「紫の履歴書」は文庫版は持っていなかった。あとがきを読むと、元版を改訂しているようだ。
    そして今週は、七夕。
    金曜日、所用で神保町に出たのでそのまま見ていく。もちろん、なにか入札できるような経済状況ではないので見て、触る専門である。ユリイカ版の「ロートレアモン全集」には3冊を1冊の総革装に合冊した限定10部の特装版があるのかとか(エッチングが2枚)、平井功の遺稿集「爐邊子残藁」を手にとってじっくり見てみたりしたが、本としては今回、私的にこれというものはとくになく。三島由紀夫「三熊野詣」原稿とか、福永武彦宛葉書、県洋二宛の書簡などをじっくりと見たくらいか。アニメのセル画などがあれこれと出ていたからだろうか、学生さんのような感じの人も結構多く見かけた印象。
    バタイユ(生田耕作訳)「初稿眼球譚」(奢灞都館)昭和52年12月1日限定函
    ネットで相場のだいたい半額で見つけてしまい、逡巡したが原稿も書くしと行ってしまった。これは銅版画が2枚入っているし(綴込みとずっと思っていたが、2枚別に付属している)、いざとなったら売れるだろうという判断もあった。
    taqueshix 2025-07-06 06:27 読者になる
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    もう七夕の季節かと
    2025 / 7

  51. 2025/07/06 03:37:38 ななめのための。含むアンテナおとなりページ

    ゆえに、パロディ的ではあっても、「ガールズラブコメ」がライトノベルという言説空間やその読者にもわかるよう明快に異性愛で多用されてきたコードをあて、意図的に同性愛表象をその都度可視化させていくおこないは、異性愛中心的なイデオロギーに対するひとつのずらしであり、撹乱としても機能するはずです。ですから「ガールズラブコメ」のもっとも大きな戦略となるのは、おそらくこの部分においてなのです。

  52. 2025/07/05 06:32:10 読書感想文(関田涙)含むアンテナおとなりページ

    YouTube
    YouTubeを始めました。
    オリジナルのショートショートを朗読(音声合成)しています。
    ジャンルは、SF、ホラー、ミステリー、ファンタジー、ユーモアなどのエンターテインメント系です。
    中学受験の算数で使われる「特殊算」の解説もしています。
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    sekita_namida 2025-07-04 12:00 読者になる
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  53. 2025/07/04 17:58:35 SFスキャナー・ダークリー 含むアンテナおとなりページ

    2025.06 « 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 » 2025.08

  54. 2025/07/04 17:04:09 1月と7月含むアンテナおとなりページ

    パリのお店について
    フランス古物 Insta
    パリのお店について
    フランス古物 Insta

  55. 2025/07/04 04:41:03 ひとでなしの猫含むアンテナおとなりページ

    プラトン  『メノン』  藤沢令夫 訳  (岩波文庫)
    「そこで、もしこの子が人間であったときにも、人間として生まれていなかったときにも、同じように正しい思わくがこの子の中に内在していて、それが質問によってよびさまされたうえで知識となるというべきならば、この子の魂は、あらゆるときにわたって、つねに学んでしまっている状態にあるのではないだろうか? なぜなら明らかに、この子はあらゆる時を通じて、人間であるか人間でないかの、どちらかなのだから。」
    (プラトン 『メノン』 より)
    プラトン
    『メノン』
    藤沢令夫 訳
    岩波文庫 青/33-601-6
    岩波書店
    1994年10月17日 第1刷発行
    166p
    文庫判 並装 カバー
    定価360円(本体350円)
    本書「凡例」より:
    「底本として、バーネット版プラトン全集(J. Burnet, *Platonis Opera*, 5 vols., Oxford Classical Texts)を用い、これと異なる読みをした箇所は注によって示す。」
    本書「後記」より:
    「本書の訳・注・解説は、既刊の『プラトン全集』(田中美知太郎・藤沢令夫編、岩波書店、一九七五-一九七八年)の第九巻に収録されたものにもとづいている。このたび岩波文庫に収めるにあたって、訳文と解説に若干の修正を加えた。」
    カバー文:
    「「徳は教えられうるか」というメノンの問いは、ソクラテスによって、その前に把握されるべき「徳とはそもそも何であるか」という問いに置きかえられ、「徳」の定義への試みがはじまる。「哲人政治家の教育」という、主著『国家』の中心テーゼであり、プラトンが生涯をかけて追求した実践的課題につながる重要な短篇。」
    目次:
    凡例
    メノン
    訳者注
    補注
    解説
    一 総説、登場人物、対話設定年代、梗概
    二 内容上の主要問題点と対話篇の構造
    三 『メノン』の思想的位置と執筆年代
    後記
    ◆本書より◆
    「メノン」より:
    「メノン ソクラテス、お会いする前から、かねがね聞いてはいました――あなたという方は何がなんでも、みずから困難に行きづまっては、ほかの人々も行きづまらせずにはいない人だと。げんにそのとおり、どうやらあなたはいま、私に魔法をかけ、魔薬を用い、まさに呪文(じゅもん)でもかけるようにして、あげくのはてに、行きづまりで途方にくれさせてしまったようです。もし冗談めいたことをしも言わせていただけるなら、あなたという人は、顔かたちその他、どこから見てもまったく、海にいるあの平べったいシビレエイにそっくりのような気がしますね。なぜなら、あのシビレエイも、近づいて触れる者を誰でもしびれさせるのですが、あなたがいま私に対してしたことも、何かそれと同じようなことのように思われるからです。なにしろ私は、心も口も文字どおりしびれてしまって、何をあなたに答えてよいのやら、さっぱりわからないのですから。
    とはいえ、これまで私は徳について、じつに何回となく、いろいろとたくさんのことを、数多くの人々に向かって話してきたものです。それも、自分ではとてもうまかったつもりでした。それがいまでは、そもそも徳とは何かということさえ、ぜんぜん言えない始末なのです。——あなたがこの国を出て海を渡ったり、よそへ行ったりしようとしないのは、賢明な策だと私は思いますね。なぜなら、あなたがほかの国へ行って、よそ者としてこんなことをしてごらんなさい。きっと魔法使いだというので、ひっぱられることでしょう。」
    「ソクラテス それを話してくれたのは、神職にある男の人や女の人たちのなかでも、自分のたずさわる事柄について説明をあたえることができるように心がけている人々だ。さらにまた、ピンダロスをはじめ、その他多くの神的な詩人たちもこのことを語っている。彼らの言うのは次のようなことだ。」
    「すなわち、彼らの言うところによれば、人間の魂は不死なるものであって、ときには生涯を終えたり――これが普通「死」と呼ばれている――ときにはふたたび生まれてきたりするけれども、しかし滅びてしまうことはけっしてない。」
    「こうして、魂は不死なるものであり、すでにいくたびとなく生まれかわってきたものであるから、そして、この世のものたるとハデスの国のものたるとを問わず、いっさいのありとあらゆるものを見てきているのであるから、魂がすでに学んでしまっていないようなものは、何ひとつとしてないのである。だから、徳についても、その他いろいろの事柄についても、いやしくも以前にも知っていたところのものである以上、魂がそれらのものを想い起すことができるのは、何も不思議なことではない。なぜなら、事物の本性というものは、すべて互いに親近なつながりをもっていて、しかも魂はあらゆるものをすでに学んでしまっているのだから、もし人が勇気をもち、探求に倦(う)むことがなければ、ある一つのことを想い起したこと――このことを人間たちは「学ぶ」と呼んでいるわけだが――その想起がきっかけとなって、おのずから他のすべてのものを発見するということも、充分にありうるのだ。それはつまり、探求するとか学ぶとかいことは、じつは全体として、想起することにほかならないからだ。(中略)ぼくはこの説が真実であることを信じて、君といっしょに、徳とは何であるかを探求するつもりだ。」
    2025-07-01(17:16) :
    ギリシア・ローマ :
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    プラトン  『メノン』  藤沢令夫 訳  (岩波文庫) (07/01)
    ギリシア・ローマ (57)

  56. 2025/07/03 23:56:59 日本SF作家クラブ(SFWJ) 含むアンテナおとなりページ

    第45回日本SF大賞選考経過

  57. 2025/07/03 21:19:46 現場の目利き|株式会社イニュニック含むアンテナおとなりページ

    WEB入稿DATA UPLOAD
    よくあるご質問FAQ
    PO糊はPUR糊よりもう少し早く乾きます。ラインのスピードを相当遅くして熟して
    いるところもあるようですが、やはり少ないようです。イニュニックのバインダ
    ー機はそれほど早い機械ではないのでPUR糊の製本でも行っていますが3千冊以上
    となりますと1日に窯を何回も変えたり(4時間かかって空気中の水分を吸収しな
    がら固まっていくので釜の中の糊も固まります。)何日もかかります。PUR製本が
    高いのは糊が高価な為と時間が大幅にかかる為です。PO糊は、EVA糊とPUR糊のち
    ょうど中間ぐらいです。開きは少し強めに糊を厚くしたPUR製本の感じです。EVA
    糊と同じように釜に入れっぱなしで使えるのでPUR糊より経済的です。先日、400
    ページぐらいのタブロの紙で束見本を造りました。ラフ書籍の嵩高はページ数の
    厚いものは時間をかけて紙の中に沁み込んでいきます。糊による本文の収縮で背中
    に皺が入りました。紙との相性、糊との相性など様々ですが、PO糊は、開き具合、
    強度、なかなか優れもののような気がします。ただ普通に無線綴じ(糊はPO糊)と
    しておきます。EVA糊とPUR糊は製本段階で少し環境に良くないものが漏れ出します。
    少し気になっていました。PO糊に関しましては環境には良いようです。環境先進国
    ドイツ製です。

  58. 2025/07/03 20:38:02 りんかん老人読書日記含むアンテナおとなりページ

    読書・作業環境
    読書・作業環境  2021.02.26 (1)Gmail、Twitter、Facebook これらは、ブックマークバーから行く。 (2)大和市図書館蔵書検索、国会図書館、 日本の論文を探す、 Internet Archive 大和市立図書館: https://library.ci...

  59. 2025/07/03 14:14:49 旧taipeimonochrome含むアンテナおとなりページ

    2025年7月
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  60. 2025/07/03 12:58:36 Re-ClaM編集部|note含むアンテナおとなりページ

    11か月前
    11か月前

  61. 2025/07/02 21:18:45 『新青年』研究会のブログ含むアンテナおとなりページ

    2025-05-14
    『銀のサンダル』
    ヒラヤマ探偵文庫(紙)
    ★ 平山雄一さんが、クリントン・H・スタッグ『銀のサンダル』(平山雄一訳、ヒラヤマ探偵文庫40)を刊行されました。解説を数藤康雄さんがお書きになっています。
    ・クリントン・H・スタッグ、平山雄一訳『銀のサンダル』、ヒラヤマ探偵文庫40、2025年5月発行、新書判214ページ
    ※書肆盛林堂のページをご覧ください。
    seirindousyobou.cart.fc2.com
    ※ヒラヤマ探偵文庫のBoothをご覧ください。
    detectivebooks.booth.pm
    #平山雄一 #アガサ・クリスティ #数藤康雄
    sinseinen 2025-05-14 00:00 読者になる
    広告を非表示にする
    2025-05-13
    『毒蛇の秘密』
    ヒラヤマ探偵文庫(紙)
    ★ 平山雄一さんが、『毒蛇の秘密』(エス・ア・ドゥーゼ、小酒井不木・平山雄一共訳、ヒラヤマ探偵文庫39)を刊行されました。編集、紹介を湯浅篤志さんがお書きになっています。
    ・エス・ア・ドゥーゼ作、小酒井不木・平山雄一共訳『毒蛇の秘密』、ヒラヤマ探偵文庫39、2025年5月11日発行、新書判278ページ
    ※書肆盛林堂のページをご覧ください。
    seirindousyobou.cart.fc2.com
    ※ヒラヤマ探偵文庫JAPANのページをご覧ください。
    detectivebooksjp.booth.pm
    #小酒井不木 #平山雄一 #湯浅篤志
    sinseinen 2025-05-13 00:00 読者になる
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    2025-05-12
    橘外男『翹望』
    お知らせ
    ・沢田安史さんが、橘外男『翹望』(銀月亭)を編集、発行しました。解説を谷口基さんがお書きになっています。
    ・橘外男『翹望』、銀月亭、2025年5月11日発行、文庫版380ページ、2,000円
    #橘外男 #沢田安史 #谷口基
    sinseinen 2025-05-12 00:00 読者になる
    広告を非表示にする
    『銀のサンダル』
    『毒蛇の秘密』
    橘外男『翹望』
    ヒラヤマ探偵文庫(紙) (50)
    お知らせ (608)

  62. 2025/07/01 17:55:42 SURMICLUSSER含むアンテナおとなりページ

    お知らせ2点
    ①楽園(le paradis)48号が発売になりました
    「モンステラ・ホリデー」という題の漫画を掲載して頂いております
    ぜひ見てみて下さい。
    お求めはお近くの書店かインターネット通販で
    楽園(le paradis)ウェブサイト
    https://www.hakusensha.co.jp/rakuen/vol48/
    amazon通販ページ
    http://www.amazon.co.jp
    ②新宿、大阪、吉祥寺と巡回開催された「楽園展」の会場にて
    販売されていたグッズの事後通販が7月7日正午まで行われています。
    お買い忘れなきよう、何卒よろしくお願いします
    https://chara-art.com/collections/rakuen-ten
    6/30/2025 告知

  63. 2025/06/30 08:14:27 翻訳ジャーニー含むアンテナおとなりページ

    11か月前
    11か月前
    1年前
    1年前

  64. 2025/06/30 00:46:55 出版協(日本出版者協議会)含むアンテナおとなりページ

    閲覧数:104回
    閲覧数:31回
    閲覧数:59回
    閲覧数:48回

  65. 2025/06/29 14:35:46 古本一括査定含むアンテナおとなりページ

    2025.06.27コラム
    カラサキ・アユミ氏 コラム 子連れ古本者奇譚 第42回「可哀想がらずに愛おしんで。」
    歳を取ってから簡単にできるようになったことも増えれば、「いやぁ、もう無……

  66. 2025/06/29 10:36:02 大橋洋一含むアンテナおとなりページ

    2025年06月29日
    『国宝』1
    公開初週よりも週を重ねるごとに観客数が増えてゆく映画としては『国宝』の前に、『教皇選挙』があった。見かけたところ、似ても似つかぬ両作品だが、しかし、似ているところもある。血とか世襲、あるいは伝統に、集団の将来をゆだねるか、脱世襲・脱伝統のよそ者に希望を託すかという点では、同じ主題を共有しているといえようか。
    もちろん、共有されているのはそれだけではない。ただしそれ以上に差異も目立つのかもしれない。『教皇選挙』は、爺さんしか出てこない映画という評判が若い人の間に広まっていた。それは確かにそうなのだが。いっぽう『国宝』は若いアイドル的な俳優が主演とあって、若い観客層を動員している。この違いは大きい。とはいえどちらもよい作品で、多くの人が映画館で観ることになったのはよかった。私は両作品を複数回観ている。
    アマデウス
    ピーター・シェーファー作の戯曲(映画化もされた)『アマデウス』は、その才能を神に愛された天才作曲家モーツァルトを、人間的には精神的発達のみられない幼児的人間として提示して観客を驚かせたのだが、実際のモーツァルトは、そこまでひどい人間ではなかったようだが、同時に、どうしようもない性格破綻者という面もあったようで、まったくの虚構というわけでもなかったようだ。うんこの話をするときだけ盛り上がったモーツァルトにとって、その音楽的才能は、神から与えられ、また神に愛された証拠でもあったのだが、それとひきかえに人格的には成長を阻まれ、みかけは大人だが心は子供のままというアンバランスな状態を余儀なくされた、つまり神から愛されたモーツァルトは神から呪われていたのでもあった。
    映画『国宝』においても、「芸」を極める歌舞伎役者は、その過程で、芸に身をささげることで、自分自身を見失い、人間性を失い、さらに多くの人間を犠牲にしてゆく。芸に精進することは、悪魔に魂を売ること、あるいは悪魔との契約をむすぶことだということが鮮明に打ち出される。
    幸福の約束
    その芸は、観る者を幸せな気分あるいは正月を迎えたような晴れの気分にさせてくれるのだが、その幸せの約束は、悪魔に魂を売った「人間国宝」によってもたらされるのである。
    この場面、映画の終幕において、人間国宝に選ばれた立花喜久雄/花井東一郎/吉沢亮に取材したカメラマンの女性(瀧内公実)が、自分と母親を見捨てた父に対して、自分の正体を明かし、思いのたけを言い放つのだが、そのとき、あなたのことを父親と思ったことはないが、あなたの芸はすばらしい、人を幸福にすると言ってのけるのである。
    【なお以下のネット記事参照:「ciatr[シアター] 物語と、出会おう。
    『国宝』のネタバレあらすじを解説!喜久雄はラストシーンでどうなったかまで徹底考察!2025年6月24日更新 茂木たまこ」
    その一部を引用すると:
    数年後。俊介はこの世を去り、喜久雄は人間国宝に認定されます。インタビューで「ずっとある景色を探している気がする」と語る喜久雄。カメラマンの女性は、彼に「藤駒という女性を覚えていますか?」と問いかけます。彼女は喜久雄の隠し子の綾乃(清原果耶)だったのです。
    この執筆者、茂木たまこ は、瀧内公美を清原果耶と間違えている。いったいどうしたら、そんな間違いができるのだ。おそらく映画を観ずに記事を書いているのだろう。地******】
    だが幸福を約束するその芸の担い手であり日本一の歌舞伎役者になった人間国宝の男のこれまでに人生は幸福なものではなかった。人間国宝に選ばれたことを祝福するとき、取材側は「順風満帆な人生」という言葉を使うが、映画の観客にとって、親が殺され、三代目に選ばれても後ろ盾がいなくなり、一度は梨園を追放された男のどこが順風満帆なのかと、あきれるしかない。幸福の約束をもたらす芸の担い手の人生は決して幸福なものではなかった。
    ブレヒトは、ユートピアを目指す運動に身を投じた自分たちの人生や日常は決してユートピア的なではなかったという詩を残したが、人を幸せにする芸の担い手は、決して幸せではなかった。いやそれどころか、芸に食い尽くされてしまったというほかはない。
    女形で人間国宝の小野川万菊/田中泯は、喜久雄と初めて会ったとき、「美しいお顔。でも芸をするなら邪魔も邪魔。そのお顔に食われないように」と忠告する。この忠告は、いろいろな含意があって考えさせられるのだが、含意をひとまず無視すれば、結局、喜久雄は、その顔に食われてしまうのではないだろうか。顔に食われ、最後には芸に食われる。
    喜久雄/吉沢亮と俊介/横浜流星が二人藤娘で共演するとき、俊介の父親花井半二郎/渡辺謙は息子の俊介に「歌舞伎役者の家に生まれたという血筋が守ってくれる」といい、喜久雄には「体が覚えこんだ芸が守ってくれる」という。ここで血筋が才能かという二項対立が主題としていよいよ明確になり、その対立が以後の物語を牽引してゆくように思われる。
    その才能によって喜久雄は名跡を継いで、三代目になるところまでゆき、血筋ではなく才能が物をいうことを立証するように思えるのだが、出奔していた俊介がもどり歌舞伎に復帰することで、喜久雄は歌舞伎界から無視されやがて追放される。それはヤクザの息子であり隠し子がいるというスキャンダルによって冷遇されたのか、冷遇され追放されるべくスキャンダルが公になったのか、はっきりしないまま、血筋の前に喜久雄は敗退するのである。
    呪われた血
    しかし血筋か才能かという二項対立は、意味をなくしてゆく。血筋だけで才能がなければ歌舞伎役者として大成はしないということだけではない。背中に大きな入れ墨がある人間が人間国宝に選ばれるという、ある意味、快挙ともいえる事件が起こるからでもない。そもそも花井半二郎、花井半也という花井家の血は、重度の糖尿病の血であって、この血は花井半二郎から視力と命を奪い、その息子、花井半也からは足と命を奪う、呪われた血でしかない。
    この糖尿病の血は、花井の名跡を守ってくれるどころか、破滅と死に追いやるのである。この花井の血にはなんのアドヴァンテージもない。なんというアイロニー。花井家の親子は、その呪われた血に食われてしまうのである。
    いっぽう血筋はなく芸一筋で生きていく喜久雄にしても、すでに述べたように、芸に身をささげることで、自分の人間性を失い、自分を支えてくれる女性たちをつぎつぎと犠牲にしてゆく。梨園を追放されて地方営業に身を落とした喜久雄に献身的につくす彰子/森七菜が、喜久雄の関心は踊ること、芸にしかないことを悟り去っていったように、喜久雄には現実の女性への奉仕に感謝する気持ちなどまったくない(ここでもアイロニーが見え隠れする。彼の背中の彫り物はフクロウの図柄だった。それは感謝の気持ちをあらわすものと少年時代の彼は述べているが、彼が人生のなかで誰かに感謝することは一度もない)。
    喜久雄は累々たる屍を乗り越えてただひたすら芸に精進するのである。ある意味、ライヴァルの俊介が糖尿病の血に食われたように、彼もまた芸の道に食われてしまうのである。
    こうしたアイロニックな関係性が、映画のなかでは強調されているかのように思われる。したがってみずからの芸で復讐をせよという忠告もまた、むなしく響くしかない。いったいなんのために、誰のために復讐するというのか。ヤクザ同士の抗争のなかで命を落とした自分の父の仇をとるということなのか。
    たしかに映画の終幕、人間国宝となった喜久雄は、ある景色を追い求めていたと語り、それは雪がふりしきる夜の光景であると映像的に説明される。となるとそれはまたヤクザ同士の抗争のなかで命を落とした自分の父の死の光景と結びつく。そこで人間国宝として最後の踊りをまったあと、雪にみたてた紙吹雪をみて美しいと語る喜久雄は、なんとなく復讐をはたしたような感じがする。事実、少年時代には父の仇をとろうとして失敗した彼は、いま人間国宝となり日本一の歌舞伎役者になって……。復讐?芸で復讐?
    そもそも復讐に役立てられたり、復讐の道具になったりするような芸は、芸でもなんでもない。芸を磨き、芸を身につけるのは個人だが、身についた芸は、個人を超え、個人の意思で左右されるようなものではなくなる。個人を超越する大きな存在となる。
    芸を磨くのは個人だが、その芸を完成させたときには、個人は消滅する。芸に個人が食い尽くされたとき芸は完成する。吸血鬼のような芸に、血を吸われて食い尽くされて死ぬときこそが芸の完成なのである。
    喜久雄の父親は、ヤクザの親分として抗争のなかで命を落とすが、雪のふりしきる夜の中庭で銃弾に倒れるその姿は、ヤクザとしての理想的な最期、美しい死なのである。父親は死ぬことでヤクザとしての人生を完成させた。
    喜久雄が師事した花井家の二代目と、その御曹司は、ともに糖尿病の呪われた血によって命を落とす。血筋は、守るどころか、殺すのである。だが、殺す血筋こそが、本筋であって、血が守るというのは自分勝手な妄想にすぎない。また血筋が殺すというのは、歌舞伎の名門に生まれた者にのしかかる伝統とか芸道の重さを暗示していよう。花井家の親子は、糖尿病によって命を縮めるのだが、それはまた名門に生まれた者にとっての避けられぬ宿命そのものだったともいえる。彼らは血筋によって死んだのだが、それは芸を全うしたともいいかえられるのである。
    喜久雄の場合も、歌舞伎の血筋ではなくヤクザの血筋が死の美学へと彼を追いやったといえないことはない。だがそれは歌舞伎の芸を極めることと矛盾・対立はしない。ヤクザ道に殉死するのと同じように、彼は芸道に殉死する。彼にとってはタナトスしか存在しないーー彼が観ているのも、それである。自分の美しい死。
    実際、映画のなかで示される歌舞伎の舞踊や場面は、どれも死の場面であることは特筆に値しよう。人間国宝になってからの最初の踊りは、おそらく最後の踊りでもあって、舞台で死に絶えたという役を終えた彼が立ち上がるとき、それは幽体離脱によって魂だけが起き上がったかのようにみえる。おそらく最後の踊りで彼は死んだとも考えられる。芸に食い殺されて死ぬことが彼の芸の完成であり彼の望むところでもあったのだ。それはまた雪の降りしきる夜の庭で殺された自分の父親と同じような美しい死を実現したことの満足感でもあったのだろう。
    人間国宝となった喜久雄は最後に芸を完成させる。それはまた芸に食い尽くされ、芸に殉死することでもあった。
    つづく
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    posted by ohashi at 01:52| 映画 |
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  67. 2025/06/28 08:35:50 News (Before- & Afterimages)含むアンテナおとなりページ

    『ユリイカ』岡﨑乾二郎特集号に寄稿
    投稿日 2025年6月27日投稿者 TANAKA Jun
    論文を寄稿しました。書誌情報は、田中純「おかざき乾じろのヨーサイ──一九六〇年前後の東京の幼年時代のために」、『ユリイカ』、2025年7月臨時増刊号、青土社、2025年、294-303頁。
    カテゴリー Essays
    『ユリイカ』岡﨑乾二郎特集号に寄稿

  68. 2025/06/25 09:54:11 海外クラシック・ミステリ探訪記含むアンテナおとなりページ

    レックス・スタウト『忌まわしき悪党』刊行予定
    レックス・スタウト『忌まわしき悪党』((1948。And Be a Villain。英題:More Deaths Than One)が論創海外ミステリから刊行される予定です。
    ネロ・ウルフとアーチー・グッドウィンが登場する、アメリカの探偵小説作家、レックス・スタウトの長篇です。
    税金の申告と支払いで金欠に陥りそうになったネロ・ウルフは、切羽詰まって、ちょうど世間を騒がせていた殺人事件に目をつける。マデリン・フレイザーがラジオパーソナリティを務める人気ラジオ番組にゲストとして招かれた競馬新聞の発行人が、番組の最中に青酸カリ入りの飲料水を口にして絶命したのだ。ウルフは、アーチーを派遣して番組関係者たちに事件の調査で自分を雇ってくれと営業をかけ、首尾よく依頼を受けて調査を始める。
    調査を進めるうちに、その事件に組織的かつ大規模な脅迫事件が絡んでいることを知ったウルフは、手がかりを得るために新聞広告を出すが、その広告に応じて一本の電話が事務所にかかってくる。電話の声の主は、組織犯罪を背後で操る黒幕、アーノルド・ゼックだった・・・。
    犯罪組織の黒幕アーノルド・ゼックとの壮絶な戦いを描いた三部作の劈頭を飾る長篇
    ネロ・ウルフ・シリーズの中でも、本書『忌まわしき悪党』、The Second Confession(1949)、In the Best Families(1950。英題:Even in the Best Families)の三作は、一般に「アーノルド・ゼック三部作」と呼ばれています。本書は、その第一作にあたり、この三作の長篇を通して、ウルフは犯罪組織の黒幕アーノルド・ゼックと対決することになります。
    The Second Confession、In the Best Familiesも順次ご紹介していく予定です。お楽しみに。
    http://fuhchin.blog27.fc2.com/blog-entry-644.htmlレックス・スタウト『忌まわしき悪党』刊行予定
    2025-06-25(01:38) :
    レックス・スタウト『忌まわしき悪党』刊行 :
    このページのトップへ
    レックス・スタウト『忌まわしき悪党』刊行 (1)

  69. 2025/06/25 03:00:08 DEEP FOREST/幻影の構成含むアンテナおとなりページ

    2025-06-23
    桐野夏生『柔らかな頬』B、夕木春央『方舟』B
    読書
    【最近読んだ本】
    桐野夏生『柔らかな頬』上・下(文春文庫、2004年、単行本1999年) B
    桐野夏生は、現代日本の重要な作家であることはわかるのだが、興味のわかない題材ばかりであまり読んでいない。女流ハードボイルド『顔に降りかかる雨』は昔読んだものの、なんでここで濡れ場が入るんだとか、そんなたまたま事件が重なって起きることがあるものかとか腑に落ちず、いまいち楽しめなかった。
    直木賞受賞の本書は、悪いと知りつつ浮気をしてしまう女性の心理が執拗に描写されていて、これも興味のない話題で入りこめなかった。なにより最後のシーンが、大人たちとの対比で子どもは無垢で純粋であるという幻想が丸出しで良くない。
    とはいえ、現実と妄想が入り混じって、児童失踪事件の残酷な真相らしきものを提示しつつ、しかし最後まで本当の真相を明らかにしない構造はさすがにうまい。
    夕木春央『方舟』(講談社、2022年)B
    これは前から気になっていた。最大の興味は、「自分たちが助かるにはだれか一人を犠牲にしなければならない」という極度にわざとらしい状況をどうやって作っているのか、というところにあった。これについては読んで、なるほどと思わされた。
    しかしその後がいけない。キャラクターに魅力がなく、この人は死んでほしくないという切実さが読んでいて生まれないのである。いまいちだったかな、と思いながら読み進め、評判どおりラストにはびっくりしたが、感情的なおさまりは悪くて、とてもではないが楽しめたとはいえない。
    柔らかな頬 上 (文春文庫)
    作者:桐野 夏生
    文藝春秋
    Amazon
    柔らかな頬 下 (文春文庫)
    作者:桐野 夏生
    文藝春秋
    Amazon
    方舟 (講談社文庫)
    作者:夕木春央
    講談社
    Amazon
    nukuteomika 2025-06-23 22:56 読者になる
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    桐野夏生『柔らかな頬』B、夕木春央『方舟』B

  70. 2025/06/23 09:19:53 夜想 parabolica-bis含むアンテナおとなりページ

    受付終了いたしました。
    たくさんのご応募ありがとうございました。

  71. 2025/06/23 04:30:42 ララビアータ 田島正樹含むアンテナおとなりページ

    2025年06月22日
    トランプによるイラン空爆
    トランプによるイラン空爆については、さまざまの制約による我々の情報の乏しさにもかかわらず、およそ次のことは確実である。この攻撃が国連安保理決議や米国議会における議論や決議もなく行われた点で、「法の支配」に真っ向から違反した無法なものであること、イスラエルの戦争犯罪に加担するおよそ正義に反するものであり、トランプの打ち続く失政を糊塗するために中東の危機を演出するという、火事場泥棒的なきわめて不道徳なものであること。しかも、2018年いわゆる「イラン核合意」を一方的に破棄したのは、第一次トランプ政権である。今回のガザの大惨事に始まる一連の中東危機は、そもそもトランプ自身の失策の結果なのである。
    ガザでなされた大虐殺は、いかなる言い訳もできない正真正銘のジェノサイドであるが、アメリカはそれに加担して、必ずしも必要のない、しかもきわめてリスクの高い悪事に手を染めてしまった。それがいかに汚らしい残忍至極なものであるか、今更言い立てる必要もないが、いま強調されるべきは、それが国際安全保障にとっても、米国の国益にとっても、またユダヤ民族の存続自体にとっても、賢明なものでも、有益なものでも、見通しの明るいものでもないということである。それどころか、これほど不吉なものはまたとないくらいである。「法の支配」が、特に国際的紛争のさなかに、時としてほとんど無力なもの、列強のエゴイズムを粉飾するだけのものに成り下がることが多いことは重々承知の上で、そのように弱い規範さえ、それを無視するシニシズムが、いかなる悲惨を招くことになるかは、さまざまの歴史が証明している(とりわけフセイン亡き後のイラクや、タリバン追放後のアフガニスタン)。
    以前から国際法を無視し続けている世界の常習的無法者イスラエルはともかく、アメリカが無法者の仲間入りをしたことが世界に投げかける暗雲は、ことのほか深いと言わざるを得ない。
    easter1916 at 23:37|Permalink│Comments(0)│ │時局
    easter1916 at 04:20|Permalink│Comments(4)│ │哲学ノート
    トランプによるイラン空爆
    時局 (110)

  72. 2025/06/22 19:48:06 やくしまるえつこ含むアンテナおとなりページ

    2025年6月21日 相対性理論『夏至』

  73. 2025/06/21 03:04:15 ameqlist 翻訳作品集成含むアンテナおとなりページ

    2025年6月18日
    健康保険、住民税と、改めて、バイト状態になったんだけど、年金もらって、この状態はキツイ。まともに払ったら、半分以上を持っていかれるんだよ。
    年金だって、すでに介護保険等、引かれているし、え、二万円配るよりも、もっと大事なことがあるでしょう。
    まったく理解できない。政治家、いや政治商、そう、家じゃなくて商売だよね、日本人の好きな世襲制で、バカな殿様がノーノーとアホナこといいながら生きていく。これは、どんな政党でも同じことなんだろうなと思う。
    だって、政治家を減らせって議員は誰も言ってないじゃん。地方政治でなりてがいない。違う、きっちりやれば評価してくれるシステムがあれば、ひとはやるよ。
    アホみたいに二十年もしがみつかせるのは、実際、民主主義としての評価制度が整っていないからだと思う。選挙だけでない、直接的な評価を取り入れるようにしないと。
    それこそ、選挙で禊が終わったなどと言わせないようにしないと。
    ちなみに、わたしゃ共産党はもってのほかと思ってますんで。
    共産党の多い、中野区に住んでたもんで、どうにもこうにも、あんたらの手法は嫌いだ。
    いかん、過激になってしまった。
    そうそう、今日は『ガンダム ジークアクス』だ。ぶっちゃけいうと、映画版の『ガンダム』、その続編の『Zガンダム』、『ZZガンダム』と見てしまったではないか。
    一応、過去『ORIGIN』、『逆襲のシャア』も『閃光のハザウェイ』もみているのだが、今回のは、かなりカラー色が強くて、ひとの革新という部分を好き勝手に利用しているように思われる。
    つまり第二のエヴァなんじゃないの。
    キラキラを、受け入れらずにおかしくなってしまったビダンが普通であって、それを平然と受け入れられるのは、どちらかというと選民意識があるような気がしないでもない。エヴァにおいて、あのような結末になるのは、世間的に、受け入れがたいエスパー要素を、うやむやにするためにあったような気がする。
    SFファン的に言うと、『逆スラン』だ。
    ミュータント、普通とは違う卓越した力を持つものを嫌うストーリーだが、「SFファンはスランだ」の言葉も残っているが、それはファンであり、違う物語を紡ぎだせる能力を持つものが、世間的に理解されない、しかし、いまや、世間が自分たちに追いついてきている。
    だとするならば、自由に物語っていいはずだという、雰囲気が漂う。
    それは間違っていないとは思うのだが、しかし、それでいいのか。
    なんとなく、今の政治家どもと似たようなキラキラを感じるのではあるが。
    こんなこと書くと、いいのか悪いのか、まったくわからない、ただ、わたしの思うままだ。

  74. 2025/06/19 05:22:02 だいたい図書館にいます|note含むアンテナおとなりページ

    1か月前
    1か月前

  75. 2025/06/18 12:44:08 カタリココ文庫含むアンテナおとなりページ

    『間取りと妄想』(ハルキ文庫)
    ¥770

  76. 2025/06/18 07:40:32 山下泰平の趣味の方法含むアンテナおとなりページ

    AI で歴史修正主義について学んでいたら AI が歴史を捏造して悪魔の証明をするはめになった 悪魔の証明 ――なかったことを「なかった」と説明できるか (ちくま新書)作者:谷岡 一郎筑摩書房Amazon 予想外の反応が多かったので補足 前提 私は普段から普通にAIを…

  77. 2025/06/17 18:13:56 明月堂書店含むアンテナおとなりページ

    2020年2月6日
    【新刊案内】2月中旬発売『ソシオ・エコノミックス—集団の経済行動—』西部邁・著
    【新刊案内】2月中旬発売『ソシオ・エコノミックス—集団の経済行動—』西部邁・著 ■四六判上製352頁 ■定価(本体3000円+税) 経済学そのものの解釈学を目指した現代の古典 学問は頭脳の格闘技だ!思想家・西部邁の原点! […]

  78. 2025/06/17 01:51:00 特殊清掃「戦う男たち」含むアンテナおとなりページ

    いたみわけ
    2025-06-15 06:32:31 | 腐乱死体 ごみ屋敷
    出向いた現場は、住宅と商店が入り混じるエリアに建つアパート。
    徒歩圏内にはなく、最寄りの駅に行くにはバスを乗り継ぐしかないエリア。
    建物は築古で、三回建の鉄筋構造ながら「マンション」とは呼びにくい雰囲気。
    家賃が割安なのは、物件情報を調べなくてもわかった。
    目的の部屋は二階の一室、間取りは広めの1DK。
    そこで居住者の男性が孤独死。
    故人は、ベッドマットだけが敷かれた寝床で息絶えていたそう。
    発見はやや遅れたが、季節の低温低湿のお陰もあって、深刻なまでの腐敗は回避。
    身体をカタチがわかる程ではないくらいの体液跡が薄っすらとあった。
    ただ、最大の問題は、そこではなかった。
    重症のゴミ部屋・汚部屋になっていたのだ。
    もちろん、「こんな汚部屋には遭ったことない」という程ではなかったけど、とりわけ、水廻りの汚損具合には閉口。
    まずは、キッチンシンク。
    シンクには、使用後の鍋・フライパン・調理器具・食器・箸などが突っ込まれたままで、残飯までも放置されヒドく腐敗。
    しかも、排水口が詰まって、溜まった水が腐敗してドブのように(小さい汚腐呂の状態)。
    汚物は手作業で取り除くしかなく、そのクサいこと!クサいこと!
    一緒に作業していた仲間も、私から離れていくような始末だった。
    トイレもゴミだらけ。
    かろうじて用を足せる状態ではあったものの、便器は、座ったら病気になりそうなくらいの汚さ。
    掃除なんて、ここに来て一回もやってなかっただろう。
    「ここで亡くなってた?」と思うくらい、ゴミの下から顔をのぞかせた床は得体の知れない茶黒色の粘液が覆っていた。
    風呂も同様。
    洗い場はゴミだらけ、しかも水場であるため、水分タップリのグジョグジョ状態。
    天井壁も全面、カビ・水垢だらけ。
    唯一、浴槽内にはゴミはなく、おそらく、故人は浴槽内に入ってシャワーを浴びていたものと思われた。
    依頼者は故人の父親、80代後半の高齢。
    「悠々自適な老後」とは全く無縁、妻と二人、公営住宅で年金に預貯金を崩し足しながら生活。
    節約に節約を重ねながらの生活で、近年は妻に介護の手が必要になり、ひっ迫の度合いは月を追うごとに増しているようだった。
    故人は50代後半。
    メンタルを患って定職には就いておらず、主な収入源は生活保護費。
    ここに越してきたのは8年近く前で、そのときは既に生活保護受給者となっており役所の仲介で入居。
    役所は就業支援を続けていたが、それも虚しく、最期まで仕事に就くことはなかった。
    それだけではなく、借りていた部屋を重症ゴミ部屋にしたまま放って逝ってしまったのだった。
    故人は、金銭にルーズだったよう。
    借金トラブルを抱え、何度か裁判沙汰にされたこともあった。
    おまけに、仕事が長続きせず。
    職や住居を転々としては、両親に金を無心することも度々あった。
    息子(故人)がどんな人間であれ親は親、捨てきれない情愛をもって なけなしの生活費からいくらか工面することもあった。
    その末に降りかかってきた息子の孤独死・ゴミ部屋問題。
    父親にとっては、人生にトドメを刺されるような出来事となった。
    当社が請け負ったのは、遺品整理・家財ゴミの処分で、簡易清掃と簡易消毒をサービスで付帯したもの。
    一連の作業を終えて、空になった部屋をあらためて観察してみると、もう、内装設備は物理的に汚損・腐食・損壊しており、掃除で復旧できるレベルととっくに越えていた。
    そして、本件を次の段階にすすめるため、別の日に当方・大家・依頼者の三者で時間を合わせて現地に集まった。
    当方の用は、父親に作業後の部屋を確認してもらい貴重品類と鍵を返却すること。
    父親の用は、当方の作業成果を確認し貴重品類と鍵の返却を受け、大家と協議すること。
    大家の用は、部屋を確認したうえで父親と後々とのことについて協議すること。
    そんな中、父親と大家の協議が最大の課題となった。
    やってきた大家は老年の女性、外見上は父親と同じ80代。
    私も、その時が初対面で、どんな態度で現れるか少し緊張していたが、表情は柔和で物腰も低め。
    それは、父親との協議が平和的に進むことを期待させるものだった。
    が、部屋を見た大家は唖然。
    「ここまでのことになってるとは・・・“ゴミが多かった”とは聞いてましたけど・・・」
    と、表情を引きつらせ、そのうちに苛立ちの形相に変わってきた。
    一方の父親も、そんな大家を見て顔を強ばらせた。
    「日常的な汚損」「経年による劣化」等と言い逃れできないことはわかっており、あとは、大家が何を言ってくるのか、だた、それを恐れていた。
    大家は、沸いてくる怒りを抑えるようにしながら、
    「お父さんは保証人になっておられるわけですし、部屋を元通りするためにかかる費用は負担してもらいますよ」
    ある程度のことは覚悟していたとはいえ、実際にそう言われた父親は、返答に困った様子。
    「保証人にはなった覚えはないんですけど・・・???」
    と、戸惑いつつ、
    「ちなみに、どれくらいかかるものなんでしょうか・・・」
    と、遠慮がちに訊ねた。
    いくらかかるのか見当もつかない大家は、“業者さんならわかるでしょ?”といった視線を私の方へ向け、その視線を追うようにして父親も私の方を見た。
    二人の視線をキャッチした私は、過去に経験した同類工事をいくつか思い出し、
    「おそらく・・・100万じゃ済まないでしょうね・・・」
    「かなりザックリした金額ですけど、ユニットバスも交換するとなると150~200万円くらいはいくんじゃないでしょうか・・・資材費や人件費も上がってきてますしね」
    と、軽はずみには言いにくい金額ではあったが、実状に則した金額を率直に伝えた。
    「そんなお金ない・・・」
    その金額を聞いた父親は表情を曇らせた。
    父親にそれだけの資力がないことは想像に難くなかったのだろう、大家も顔を曇らせた。
    ただ、それでも、大家には大家の事情があるわけで、
    「それでも、払ってもらわないと困ります・・・」
    と、少し遠慮がちにしながらも、そう要求した。
    言われた父親は、その場で卒倒しそうに。
    「どうしよう・・・どうすればいいんだ・・・」
    顔の曇天は雨模様に変わり、人目もはばからず その場で泣き崩れてしまった。
    そもそも、父親夫妻は、経済力が弱いから所得制限の厳しい公営住宅に暮らせているわけ。
    また、生活保護法で「絶対的扶養義務者」とされる父親に経済力があれば、故人は生活保護受給者になることはできなかったはず。
    父親は、大家を泣き落とそうとして デタラメを言っている・・・金がないフリをしているようには到底見えず。
    老夫婦が困窮し、にっちもさっちもいかない状況に陥っている姿は、気の毒を通り越して痛々しいくらい。
    男性と同年代の大家も、老い先の苦難がどれだけツラいものかが少しはわかるのか、父親の狼狽ぶりをみて悲しげな表情を浮かべた。
    父親に責任をとってもらいたい大家、
    責任を果たしたいけどお金がない父親、
    100万円を超える話がその場で決着するわけはなく、協議を大きく進展させることができないまま継続協議をするということでその場はお開きに。
    後味のよくない終わり方だったが、当初は“戦闘準備開始”みたいな雰囲気が感じられた大家が、父親に同情して、その気持ちを少し緩ませたように感じられたことが唯一の救いだった。
    協議をすすめていくうちに、新たに分かったことがいくつかあった。
    故人と大家の賃貸借契約、当初の連帯保証人は保証会社が担っていた。
    一回目の更新も、二回目の更新も同様に。
    しかし、三回目の更新時、契約書には父親の名があった。
    故人が保証料をケチったのか、これは、故人が勝手に父親の名を書いて三文判を押したもの。
    連帯保証人とは正式に認められないものだった。
    また、不動産管理会社が保険に加入しており、それは、本件に関しては上限50万円が父親に支払われる内容のものだった。
    誰がどう見ても故人に非があるのは明らか。
    しかし、当の本人はいない。
    法的責任、経済的責任、社会的責任、道義的責任・・・生じた責任を誰がどう背負うのが正しいのか、冷静に見る必要があった。
    まず、法的責任。
    故人は生活保護受給者で、過去に借金トラブルで裁判を起こされたことがあるくらいの人物。
    遺産らしい遺産がないことは調べるまでもなく、となると、相続は放棄するのが順当。
    また、父親はアパート賃貸借契約の連帯保証人とは認められず、故人の地位を引き継ぐ義務はない。
    したがって、法的責任はないと判断することができた。
    経済的責任も同じようなもの。
    血のつながった親子とはいえ、故人と父親は別人格。
    つまり、「故人の負債≠父親の賠償責任」ということである。
    社会に広く迷惑をかけたわけではなく、他に被害者がいるわけでもないので社会的責任について問われる理由はない。
    悩ましいのが道義的責任。
    血縁者には、他人との間には生じにくい愛・情・絆・縁があるのが自然で、その延長で、「故人と同じ権利を得、同じ義務を負うのが当然」と捉えられることが多い。
    その辺のところの大小・強弱・厚薄に一定のカタチはなく、個々の家族(親族)によって異なって然るべきものなので、遺族側の裁量でどうにでもできる。
    しかし、これは、あくまで父親側に立った場合の理屈。
    大家の立場になってみると、まるまる自己負担なんて感情的に収まらない。
    とは言え、怒りの矛先を向けるべき相手はおらず、“死”というものが有する絶大な防御力を前にしては手も足も出せないのが実状。
    あとは、「義務はない」と放り投げるのか、「親だから」とできるかぎりの責任を負うのか、ここで考えられる現実的な着地点は“父親次第”で決まるものと思われた。
    大家は冷静に、父親は誠実に、その後の協議に臨み、私は公正にオブザーバーの役割を果たした。
    父親は、当社への支払い(上限50万円>実費)を管理会社経由の保険金で賄うこともできたのだが、それはせず。
    保険金を原状回復費用に充てれば満額50万円が降りるはずで、それに、自分が果たせる精一杯の道義的責任として なけなしの貯金20万円を叩いて上乗せし、計70万円を大家に納めることに。
    厚顔で強弁すれば、大家には一円も払わずに済むにも関わらずそうすることに決めた父親の誠意は大家に通じ、金銭的問題はそれで決着した。
    そのうえで、私の出番がやってきた。
    ユニットバスを交換すれば、安くても50~60万円はかかる。
    掃除で復旧できれば数万円の清掃代で済む。
    重汚染のため どれだけきれいにできるか想定が難しかったが、ユニットバスを再生できれば工事費用をかなり抑えることができる。
    重汚染部に変色シミは残るリスクはあったけど、風呂の材質は洗浄に適しているため(水場だから当り前)、きれいにできる自信もあった。
    で、特殊清掃を施工、我ながら見事に完遂。
    大家と父親との人間的な関りもハラハラ・ドキドキ、そしてホッコリと有意義だったし、元の仕事で算段通りの儲けを出すこともできたし、風呂の特掃はアフターサービスで無料とした。
    結局のところ、大家が負担せざるを得なかった原状回復費はかかった費用の約半分。
    父親も、精一杯の金子を捻出した。
    私も、それなりの労力をもって風呂をきれいに掃除した。
    死を悼み、心を傷め、心が痛み、そこには、三者三様の“いたみ”があった。
    そして、互いに痛み分けをして、本件の仕事は心地よく終わったのだった。
    「喜びは 誰かと分かち合えば倍になり、悲しみは 誰かと分かち合えば半分になる」
    諺や格言でもないのだろうけど、これまで、何度かそんな風な言葉を聞いたことがある。
    ただ、かつて私は、
    「そんなのは大ウソ、きれいごと」
    「何の役にも立たない」
    と思っていた。
    また、今でも、そう思うことがある。
    しかし、仮にそう思ったとしても、今は、
    「でも、人って、そうありたいもんだよな・・・」
    とも思うようになっている。
    それを私に教えてくれたのは孤独と重年。
    「そう考えると、“ぼっち”も“老い”も悪いことだけじゃないな・・・」

  79. 2025/06/17 00:52:16 COMITIA含むアンテナおとなりページ

    2025年9月7日(日)
    東京ビッグサイト東4・5・6・8ホール
    サークル参加申込は終了しました
    2025/06/16 COMITIA153参加者向け
    COMITIA153のサークル申込は締め切りました
    当選サークルへの参加案内書は7月21日(月)ごろ発送予定です。
    抽選の有無や当落についての個別のお問い合わせにはお答えできません。

  80. 2025/06/15 13:30:26 孔田多紀(@anttk) - カクヨム含むアンテナおとなりページ

    おすすめレビュー6
    ★3
    ★3

  81. 2025/06/09 13:28:42 かんべむさし含むアンテナおとなりページ

    ◎「一時休止」のお知らせです。
    突然ですが、当方、高齢化を実感させられております。
    特に持病はありませんが、症状としての老化現象です。
    そこで、終活(笑)の一環として仕事場を6月末で撤収し、
    以後は自宅を拠点といたします。しかしその準備が大変
    ですので、フリーメモ欄の更新は一時休止します。
    また自宅マンションのネット環境があまり良くなく、もっか
    朝日ネットとNTTに問い合わせを重ねている状態ですが、
    あれは使えない、これとそれは別種のサービスだ等々、
    本当にややこしくて、無知な当方には見当がつきません。
    そのため手続きやセット作業が遅れ、6月下旬から7月
    中旬頃まで、あるいはそれ以上、このホームページを
    再開設でききない可能性がきわめて大です。この段、
    御理解と御了承のほど、何卒よろしくお願いいたします。
    無事に再開設できましたら、またどうぞ御笑覧ください。

  82. 2025/06/08 22:14:54 かんべむさし ふりー・めも含むアンテナおとなりページ

    ◎「一時休止」のお知らせです。
    突然ですが、当方、高齢化を実感させられております。
    特に持病はありませんが、症状としての老化現象です。
    そこで、終活(笑)の一環として仕事場を6月末で撤収し、
    以後は自宅を拠点といたします。しかしその準備が大変
    ですので、このフリーメモ欄の更新は一時休止します。
    また自宅マンションのネット環境があまり良くなく、もっか
    朝日ネットとNTTに問い合わせを重ねている状態ですが、
    あれは使えない、これとそれは別種のサービスだ等々、
    本当にややこしくて、無知な当方には見当がつきません。
    そのため手続きやセット作業が遅れ、6月下旬から7月
    中旬頃まで、あるいはそれ以上、このホームページを
    再開設でききない可能性がきわめて大です。この段、
    御理解と御了承のほど、何卒よろしくお願いいたします。
    無事に再開設できましたら、またどうぞ御笑覧ください。
    ◎事実の問題なのかそれとも解釈の問題か。
    シンクロニシティ(意味のある偶然の一致)は、ユングの
    心理学に出てくる概念だが、当方学術的なことは何も知ら
    ない。しかし「信じられない偶然」(アラン・ヴォーン。あずさ
    書房)や「偶然の一致の心理学」(マリー=ルイゼ・フォン・
    フランツ。たま出版)など、読み物や入門解説書は好きで
    何度も再読してきた。そんなわけで、ここしばらく、「これは
    単なる偶然か。それともシンクロニシティか」と思うことが
    断続したので、その例を紹介してみることにする。
    その1。ある月報の編集責任者だった人から、当方のネー
    ムを入れた上等のボールペンをもらった。高齢化のため
    第一線を退くので、「お世話になりました」という御礼の品で
    ある。そしたらその翌々日、日本文藝家協会から喜寿会員
    への祝いとして、同じく上等のボールペンが送られてきた。
    その2。ある夜、すでに亡くなっている家内の母親が出て
    くる夢を見た。当方に笑顔を向けていた短いシーンのみで、
    その内容に特に意味はなかったと思う。ところがその日の
    午後、仕事場に電話があって、女性が「どこそこのナニナニ
    と申しますが」と言った。そのあとの言葉で保険勧誘の迷惑
    電話だとわかって切ったのだが、どこそこというのはカタカナ
    の会社名で、ナニナニという姓は家内の旧姓だった。義母
    はその姓の多い某地方県の出身で、実は関西にはあまり
    ない姓なのである。だから当方冒頭の一瞬、「あちらの県
    に自分の知らない親戚がいて、何か義母に関する用事で
    電話してきたのか」と思い、そのつもりで対応していたのだ。
    その3)。別の日の午後、ある原稿を書き、そのなかで知り
    合いの某作家のエピソードも紹介させてもらった。そして
    夕方マンション玄関の郵便受けを確認に行くと、その作家
    から贈呈本が届いていた。もっか出版界の状況が状況だし、
    御本人は寡作でもあるから、本当にひさしぶりの贈呈本
    だったのだ。とまあ、3例とも単なる偶然だと言われれば
    それまでだが、こちらとしては、「ここしばらく、シンクロニシ
    ティが起きやすくなっているのかな」と思っていた。としたら
    次は何か大きなこと、嬉しくありがたいことでそれが発生
    するのではないかと期待する。当方これまでの人生で、
    それに類することは何度か経験してきたからだ。

  83. 2025/06/02 09:29:38 読書猿Classic: between / beyond readers含むアンテナおとなりページ

    読書猿『ゼロからの読書教室』NHK出版
    2025/5/23刊行

  84. 2025/06/02 07:26:04 SRの会含むアンテナおとなりページ

    May 31, 2025
    Carr Graphic 48th(blog-24) 墓場貸します / A Graveyard to Let (1949)
    (画像をクリックすると大きく見られます)
    〈あらすじ〉
    アメリカの実業家マニングの一家には最近、マニングの愛人騒動、次女ジーンの結婚問題、財団の財政難疑いと揉め事が多い。マニングは親族と顧問弁護士を集めて食事会を開き大事な話をするつもりだと告げる。そしてマニングは友人H・M卿をはるばる英国から招きその立ち会い人にしようとしていた。奇蹟をお目にかける、その謎解きを挑むという意味深な招待状を送って。屋敷に着いたH・M卿のいる中で、マニングは子供たちにもし自分がいなくなったら……と遺言のような物言いをする。H・M卿は、奇蹟というのは姿を消すことだろうと考え、マニングにいつ消えるつもりなのかと問いかける。
    「わたしは、あんたが思ってもみないようなときを選んで、姿を消してみせよう」そう不敵に答えたマニングは翌朝、家族や弁護士、そしてH・M卿の眼前で服を着たままプールに飛び込み、そのまま消えてしまった。
    〈会員からのコメント〉
    ヘンリー・メリヴェール卿もの19作目の長編。テキストはハヤカワ・ミステリ文庫、斎藤数衛訳。
    H・M卿がアメリカに来て、奇怪な人間消失事件を解き明かす。プールからの人間消失の謎もさることながら、読者を驚かせるのは、NYの地下鉄の改札を通り抜けるトリックではないかと思う。財団の金を使い込んだ実業家フレデリック・マニングが愛人と共に逐電した――という事件の構図を反転させるカーの手腕は見事である。
    H・Mの名探偵ぶりは水際立っている。
    人間消失事件が発生した直後に、プールの中から「いくつにも折りたたんだ紙きれだ。大きさは六インチに一インチくらいかな」が出てくると予言し、ほぼその通りのものがプールの底から出てくるのだ(地下鉄でトリックに引っ掛けられ憤慨していたオーケーシー巡査が、これらがきっかけでH・Mに心酔するようになる様は興味深い)。
    また、野球に興ずるH・Mが見られるのも本編の魅力だ。H・Mは見事なバッティングを披露し、彼の柵越え弾を探す中、プールから消えた瀕死のマニングが発見されるのだ。
    本書にはレイアウトの妙もある。H・Mらの犯人追跡が299頁いっぱい続き、頁を捲ると一行、犯人の名が記されており、301頁からは新たな章が始まる。訳者・斎藤数衛の腕前には唸らされる。【廣澤】
    ---
    ハヤカワ・ミステリ文庫を再読。
    夕暮れ時の野球場でホームランをかっ飛ばすH・Mが痛快なわが偏愛の一作。『爬虫類館の殺人』の大トカゲに追いかけられて爆走するH・Mと並んでシリーズ中でも大好きな場面だ。
    衆人環視のプールからの人間消失トリックは初読時あっけなく感じたものだが、再読してトリックよりも叙述のテクニックに感心した。アンフェアぎりぎりのところでフェアになるような書き方をしているのだ。
    H・Mが地下鉄の改札を魔法のようにすり抜ける場面は、ぬけぬけとしたH・Mがユーモラスだし、単純なトリックだがプールからの人間消失トリックの伏線とする使い方もうまい。
    カーの作品に表れるユーモアはアクが強すぎて笑えないことが多いのだが、『墓場貸します』はアメリカを舞台にしているためかカラッとしたユーモアで、素直に楽しく読めた。普通のユーモア・ミステリというのが、カーとしては異色ではないか。【奥村】
    ---
    ヴァン・ダインの「ドラゴン殺人事件」に挑戦か?
    ミステリ文庫版のカバー絵のような露出度の高い水着が一九四九年にあったとは思えないなあ。Dell版の表紙にも水着姿の美女が描かれているが、せいぜいセパレート。【沢田】
    ---
    ポケミス版(西田政治訳)を再読。文庫の新訳版を読みたかったのだが、高値が付いていたので断念した。訳文が古くて(昭和三十年刊行)、かなり読みにくかった。
    カーの作品の中でも、印象の薄い一冊。プールでの人間消失トリックは覚えていたが、ストーリーは完全に忘れていた。お陰で、マニング氏の駆け落ち相手が出てきたときはびっくりできた。
    珍しく米国が舞台で、H・Mが草野球でホームランをかっ飛ばすし、地下鉄の駅でホットドッグを食べまくる場面もある。
    『魔女が笑う夜』の感想で、H・Mが活躍する事件の年代について書いたが、この作品は戦後(はっきり書いていないが、第二次大戦後だろう)が舞台になっている。【角田】
    ---
    横領を疑われた男がプールに飛び込んでそのまま消失するという強烈な謎に引っ張られる。解決はそんなものかとも思うが、困難は分割せよという奇術の基本に従っているので、本作がクレイトン・ロースンに捧げられたのも納得。刈込み鋏や帽子で注意を逸らすのも奇術趣味と言えるし、ニューヨークに降臨したH・Mが地下鉄で騒ぎを起こす場面もお笑い目的だけではなく、奇術的トリックが仕掛けられていて感心した。H・Mが野球打者として大活躍し、打球を追った先に姿を消した男が瀕死の状態で発見される話のツイストも気が利いているし、その後のメロドラマ展開も大爆発。意外と拾い物ではなかろうか?【青雪】
    ---
    プールに飛び込んだ男がそのまま消えるという人間消失物だが、『青銅ランプの呪い』より難易度が高くなっている。ヴァン・ダインの同趣向の作品を意識しているのは間違いなく、「自分の方がもっと上手く書ける」というカーの意気込みが伝わって来る。
    H・Mは地下鉄の改札口に魔法をかけたり、野球のバッターをやってホームランを打ったり、プラスアルファの活躍も見逃せない。
    そして、ハヤカワ・ミステリ版の98頁下段にある
    「あなたはヨーロッパがお好きなんでしょう。とくにイギリスが好きなんでしょう? 戦争前のイギリスが――。でも、もうそんなことは過ぎ去った昔のことです」
    というのはカー自身の想いに違いない。【谷口】
    ---
    次回blog掲載は「赤い鎧戸のかげで」です。
    Continue to ... : Behind the Crimson Blind (1952)
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    Carr Graphic 48th(blog-24) 墓場貸します / A Graveyard to Let (1949)

  85. 2025/06/01 08:10:34 銀髪伯爵バードス島綺譚含むアンテナおとなりページ

    2025年5月31日土曜日
    『白日鬼』蘭郁二郎
    NEW !
    春陽文庫
    2025年5月発売
    ★ 二十五年前の光文社文庫式言葉狩りを踏襲
    今日は蘭郁二郎長篇「白日鬼」に関する初出・初刊データから見てもらおうと思う。
    ✜ 昭和10年3月
    同人誌『探偵文学』(月刊)創刊。
    ✜ 昭和11年10月
    「白日鬼」第一回、『探偵文学』第二巻第十号に掲載。連載開始。
    ✜ 昭和11年11月
    「白日鬼」第二回、『探偵文学』第二巻第十一号に掲載。
    ✜ 昭和11年12月
    「白日鬼」第三回、『探偵文学』第二巻第十二号に掲載。
    この月をもって『探偵文学』は表面上廃刊。
    12月号時点での発行元・古今荘はそのままに、『探偵文学』の巻号数を引き継ぎ、
    次月より雑誌名を『シュピオ』と変更した上で続行。
    ✜ 昭和12年1月
    「白日鬼」第四回、『シュピオ』第三巻第一号に残りのぶんを一挙掲載して完結。
    ✜ 昭和16年9月
    「白日鬼」、『孤島の魔人』と改題され大白書房より初の単行本化。
    平成12年、光文社文庫が「幻の探偵雑誌」というアンソロジーを刊行開始、三冊目にあたる『「シュピオ」傑作選』に初出誌テキストを用いて「白日鬼」は再録された。戦前以来の単行本収録だったのだが、過去の記事(☜)にてお伝えしたとおり何食わぬ顔で言葉狩りしている箇所が判明、そりゃ落胆したわ。そのあと初刊本『孤島の魔人』に準拠した正しいテキストで本作が復刊されるでもなく、平成30年刊『地底大陸』(河出書房新社)を最後に、蘭郁二郎の本は出ていない。そこへ再び「白日鬼」名義による春陽文庫からの新刊なのだが・・・。
    「白日鬼」連載中の『探偵文学』『シュピオ』バックナンバーを私は所有していないので、発表当時の本来あるべきテキストを知るとなると、「白日鬼」初刊本『孤島の魔人』(大白書房)に頼るしかない。二十五年前、光文社文庫『幻の探偵雑誌 3 「シュピオ」傑作選』には次のような言葉狩りが行われていた(探せばもっと出てくるかも)。
    ■ 光文社文庫版『幻の探偵雑誌 3 「シュピオ」傑作選』所収「白日鬼」
    267頁13行目
    〝 と覗き込んだ。この男は話し好きらしかった。〟
    同じパートを初刊本で確認すると、こうなっている。
    ■ 大白書房版『孤島の魔人』
    193頁11行目
    〝 と覗込んだ。この低腦兒は話し好きらしかつた。〟
    参考までに、初刊本の現物当該箇所も御覧頂く。以下、必要に応じクリック拡大してどうぞ。
    で、今回の本はどうかといえば、
    ■ 春陽文庫版『白日鬼』
    188頁7行目
    〝 と覗き込んだ。この男は話し好きらしかった。〟
    二十五年前に光文社文庫がやった改悪パターンを踏襲しているではないか!
    昭和10年代、〝低腦兒〟という言葉を排除する風潮などあるはずもなく、雑誌発表時に何らかの横槍で〝この低腦兒〟から〝この男〟へ変更させられ、自著である『孤島の魔人』に収める際、ようやく元の〝低腦兒〟へ無事戻すことができた・・・なんて内幕はまず考えられない。
    春陽文庫版『白日鬼』は光文社文庫を真似て岡村夫二男の挿絵を収録するばかりか、その挿絵の数が光文社文庫版「白日鬼」より増えている。なら当然『探偵文学』『シュピオ』の現物(最低でもコピー)は入手しているだろうに、まさか挿絵以外のテキストは光文社文庫版「白日鬼」のテキストを底本にでもしたのか?(この本、底本が何なのか明記されていない)
    他にも、こんな改悪箇所がある。
    ■ 光文社文庫版『幻の探偵雑誌 3 「シュピオ」傑作選』所収「白日鬼」
    363頁13行目
    泰堂先生は平然としていた。寧ろその音楽を楽しんでおられるかのようであった。
    その中ラジオは昼間のニュースに移った。
    ■ 大白書房版『孤島の魔人』
    325頁11行目
    泰堂先生は平然としてゐた。寧ろその音樂を楽しんでをられるかのやうであつた。
    「ニユースといふ奴は便利だナ、第一早いし、盲でも解る・・・・・・」
    「聾には駄目ですねー」
    「成るほど、一本参ったナ、ハツハツハ」
    その中ラヂオは晝間のニユースに移つた。
    上段に挙げた光文社文庫版テキスト二行の間には、もともと白文字で表示した「ニユースといふ奴は」から「ハツハツハ」までの部分が存在していた。それを光文社文庫版「白日鬼」は完全に削除している。
    再び初刊本の現物を。御手数だがクリック拡大する時、右画像から左画像へと見て頂きたい。
    ■ 春陽文庫版『白日鬼』
    308頁4行目
    泰堂先生は平然としていた。寧ろその音楽を楽しんでおられるかのようであった。
    その中ラジオは昼間のニュースに移った。
    このくだりも春陽文庫は光文社文庫に倣い、同じ三行をそっくり削除。
    要するに「低腦兒」「盲(めくら)」「聾(つんぼ)」、
    この三つの言葉が標的にされちゃったと。
    日下三蔵の唯一褒められるところといったら、自分の作る復刊本にて絶対に編集部の言葉狩りを許さぬ姿勢だったんだが、いよいよこの男もヤキが回ったか。ま、しかしこんな下らぬコンプライアンスの犬になるのは、いつも出版社の編集部。春陽堂書店にしても、近年復活してから以前のような言葉狩りはしなくなったと思っていたら、この為体(ていたらく)だ。
    最も看過できないのは、これだけ言葉狩りをしておきながら「本作品中に差別的ともとられかねない表現が見られますが、著者がすでに個人であることと作品の文学性・芸術性に鑑み、原文のままとしました」なんて事実に反する大噓をヌケヌケとホザいていること。こいつら本当に出版界の人間?
    (銀) 横溝正史『死仮面』甲賀三郎『盲目の目撃者』から始まった春陽文庫と日下三蔵の日本探偵小説復刊本。いつもならば自分の編纂したものには大抵【日下三蔵・編】とクレジットしていたのに、このシリーズは珍しく見当たらない。つまりそれが今回自分の作った本において言葉狩りを容認するサインだったってことね。
    時刻: 5月 31, 2025
    ラベル: 蘭郁二郎
    蘭郁二郎 (4)
    5月 2025 (9)

  86. 2025/05/27 11:21:40 「北方人」日記含むアンテナおとなりページ

    2025-05-25
    『釧路春秋』2050年5月・春季号に「鳥居省三と浅利豊次郎」を寄稿しました。
    『釧路春秋』2050年5月・春季号に「鳥居省三と浅利豊次郎」を寄稿しました。
    そこから、波乱の生涯を送った、浅利豊次郎の年譜を紹介します。
    浅利豊次郎(菩是子、菩提子、並木凡平)年譜
    1889(明治二十)年 (満年齢で表記)
    五月、秋田県山本郡藤里町(旧藤琴村)で生れる。
    1902(明治三十五)年 十五歳
    三月、地元の高等小学校卒業、教員養成所に入る。その後、母校の小学校代用教員として勤める。
    1904(明治三十七)年 十七歳
    この頃から正岡子規の新俳句の影響を受け、句作を始める。
    1906(明治三十九)年 十九歳
    九月、北海道の札幌に渡り、村岡治右衛門(秋田生れ、札幌共同運送社長。森田たまの父)の家に下宿、石狩郡篠津屯田兵村の代用教員を務める。
    1908(明治四十一)年 二十一歳
    三月、代用教員を辞し、五月二十五日、村岡治右衛門の紹介状を持って来釧、釧路運輸事務所に勤める。同宿舎の文学青年渡部泰哉(俳号・柳村、歌号・宵南、金沢生れ)と出会う。六月、北東新聞社に幣舞会の三好鉄嶺(陣太郎、松山出身)を訪ねる。十一月二十一日、幣舞会に出席、吟友会の高嶺(大沢久吉、後の米山穣)、無果花(菊地三之助、後の釧路市長)に会う。二十五日、同僚の中島扶揺と幣舞会に出席。この頃、号・菩是子として俳句を詠み、『日本及日本人』などに投稿。
    1909(明治四十二)年 二十二歳
    九月八日、野中賢三と出会う。九月十九日、正岡子規七回目の命日に野中賢三宅で行われた「子規忌晩餐会」に出席。十一月十九日、三年ぶりにザクロ会が復活し、第十二回研究会が野中賢三宅にて開催され出席、十二月二十一日の『釧路新聞』の〝阿寒太会句稿〟に、号・菩是子の「神威酒に撫髯の礼や熊送り」が載る。
    1910(明治四十三)年 二十三歳
    一月刊『文章世界』(第五巻第一号)の俳人高田蝶衣「諸家俳句」の中に、号・菩是子の「商閑を霜晴に得つ冬かまえ」が載る(『毎日新聞』の与謝野晶子選で載った投稿作品か)。四月二十三日、野中賢三から上京のための蔵書競売を依頼され、翌二十四日にその蔵書目録を作る。
    1911(明治四十四)年 二十四歳
    三月頃から、ペンネーム「並木凡平」を使いだす。三月刊、『ホトトギス』『明星』などに載った秀句を集めた伊達秋航編『最新明治句集 春』(明治四十四年、四三堂書房)に菩是子の俳句が載る。三月一~七日まで『釧路新聞』に「不満の歌」、二十五日に「周囲を気にする男の歌」、三十日に「男馬鹿女亦馬鹿」として短歌を寄せる。九月、「ザクロ会短歌研究会」を発足。
    1912(明治四十五、大正元)年 二十五歳
    四月七日、『釧路新聞』に短歌「下駄取替へられたる男の歌 笠井病院より帰りに歌へる」、六月二十日に随筆「五々の春」、八月二十五日に短歌「疲れたる心の影」を寄せる。十一月六日から「古い日記抄」を連載、十二月一日に詩「平眼記」を寄せる。
    1913(大正二)年 二十六歳
    このころ北海道鉄道管理局の書記を務める。二月、ザクロ会の仲間、東京の野中賢三と釧路で最初の同人誌『凍野(ツンドラ)』を刊行。「発刊の辞」を書き、小説「合鍵」を連載。十一月刊第十号(終刊号)に、旧知の村岡たま(森田たま)の書簡「東京より」を載せる。
    1914(大正三年) 二十七歳
    五月、東京鉄道管理局に転勤になり五月十二日上京。東京市神田区西小川町二丁目九番地の二階八畳、下七畳三畳の新築の家に母と住み、一ツ橋の和田倉橋にあった東京鉄道管理局の役所に通う。
    1915(大正四)年 二十八歳
    四月十一日、東京浅草で行われた石川啄木三年忌追想会の集りに金田一京助、与謝野晶子、『凍野』に表紙画を寄せた清水七太郎らと共に出席(土岐善麿「石川啄木三年忌追想會」より。(『啄木追懐』昭和七年、改造社)丈作、及び『土岐善麿歌論歌話 上巻』(昭和五十年、木耳社)に収録)四月二十八日、『釧路新聞』に「「思索の道」より」、五月二十五日に、「上京一周年記念日に於て」を寄せる。十月刊、伊達秋航編『俳諧新五万句』(如山堂書店)に俳句「よべの狐尾摺り行きけん草萌る」が載る。
    1916(大正五)年 二十九歳
    病のために釧路に帰郷していた野中賢三が、四月十八日二十七歳で死去、葬儀の友人代表を務める。野中の没後に、遺稿集を計画したが未完に終る。
    1919(大正八)年 三十一歳
    五月、名古屋の鉄道管理局に転出。
    1920(大正九)年 三十二歳
    五月に鉄道省が設置、八月に鉄道大臣官房勤務となり、東京に戻り現業調査課に勤める。この頃、鉄道管理局の「新橋俳句会」に所属する。
    1924(大正十三年)年 三十六歳
    この頃、鉄道従業員組合書記長を務める。浅利豊次郎著『国有鉄道現業委員会』を刊行。
    1926(大正十五年・昭和元)年 三十八歳
    三月、鉄道省を辞し、鉄道生活社を創立。三月十二日から、鉄道従業員の夜間講習会で「現業委員会」制度の講師を務める。鉄道生活社として、鉄道関係の雑誌『鉄道生活』(八月創刊)、『鉄道生活社特輯パンフレット』の出版を始める。四月、浅利豊次郎著『国際労働会議と鉄道従業員』(鉄道生活社)を刊行。この年、発行兼編集人として東京都下豊多摩郡淀橋町柏木一〇〇四の鉄道生活社から、松延繁次『英国鉄道労働運動』、横川四郎『英国総同盟罷業の原因と経過』、平山孝『鉄道財政の話』などを出版。
    1927(昭和二)年 三十九歳
    この年、岩崎磯五郎『通俗科学鉄道物語』、元吉理『国有鉄道の台所』などを出版。
    1928(昭和三)年 四十歳
    この年、石川順『支那の鉄道』、秋田生れのプロレタリア作家今野賢三の短編小説集『汽笛』などを出版するが、鉄道生活社を廃業。三月十一、十二日に官業労働総同盟第十回大会が東京市芝協調会館で開催され、全日本鉄道従業員組合の代表として祝辞を述べる。その後、鉄道従業員組合書記長を辞任。この年六月刊の『鉄道労働』第二十六号から、編集嘱託となる。この頃、中野区中野町打越二の十五に移転。
    1934(昭和九)年 四十六歳
    この年、渋沢栄一のよって設立された国際聯盟協会の会員になる。元内閣総理代臣犬養毅を顕彰する『木堂雑誌』(木堂雑誌発行所)の「誌上名刺交換会」に名前が載る。住所は杉並区清水町二一四。
    1941(昭和十六)年 五十三歳
    十余年を過ごした雑誌『鉄道生活』の編集嘱託を辞し、八月に出版会社冨山房に入社、その後満州国に渡り新京の満州冨山房支店長となる。この頃、中国新京の俳句結社「柳絮(りゅうじょ)会」に所属し、俳句の号を菩是子から菩提子と改める。
    1943(昭和十八)年 五十五歳
    七月、満州冨山房支店長として紀平正美著『建國の哲學』(建國大學研究院現代學教本)、八月、富永理著『滿洲國の民族問題』、十一月、満洲藝文年鑑編纂委員會編『満洲藝文年鑑』(康徳九年度版)などを刊行、
    1944(昭和十九)年 五十六歳
    四月、作田荘一著『滿洲建國の原理及び本義』(建國大學研究院現代學教本)、十二月、北村謙次郎等の文、赤羽末吉等の絵がある『五彩満洲』などを刊行。
    1945(昭和二十)年 五十七歳
    三月、中山久四郎著『満洲大豆考』を刊行。八月、満州で終戦を迎える。
    1947(昭和二十二)年 五十九歳
    二月、無一文で満州から帰国。七月、かつて満州国新京にあった東京の大学書房に勤める。この頃、「城北ホトトギス会」に所属、その後、句集『鉄線花』の社友、岡山の句集『旭川』の同人となる。
    1954(昭和二九)年 六十六歳
    この年、大学書房を退職。財団法人京野育英団に入り、同団経営の農大千歳寮々監を勤める。その後、移転した東北学生寮の寮監となる。
    1963(昭和三十八)年 七十五歳
    病のため、九年間務めた京野育英団の寮監を辞す。
    1964(昭和三十九)年 七十六歳
    この頃神奈川県川崎に住む。十一月、胸部疾患のため東京女子医大病院に入院。
    1965(昭和四十)年 七十七歳
    九月刊行の『北海文学』第四十二号に、「ザクロ会時代ー野中賢三の追憶」を寄せる。十月刊『航海』第一号に、並木凡平筆として書簡「わが回想」が載る。
    *この年、野中賢三から浅利豊次郎宛ての書簡(明治四十二年から大正三年五月まで)八十数通と『凍原』が賢三の弟三二に送られ、その後鳥居省三の手に渡る。
    1968(昭和四十三)年 八十歳
    五月、句集「鉄線花」にホトトギス同人として寄せた随筆や年譜等を収録した、浅利菩提子句集『寮守九年』(秋田湯沢市、京野育英団刊)を刊行。
    1975(昭和五十)年  八十七歳・没年
    この年死去(詳細不明)。
    *【注】この年譜は、浅利菩提子句集『寮守九年』にある随筆四篇と「あと書き」「著者略歴」、鳥居省三、勝又光男の記述、国立国会図書館の資料(国立国会図書館デジタルコレクション)をもとに作成した。
    kozokotani 2025-05-25 14:50 読者になる
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    『釧路春秋』2050年5月・春季号に「鳥居省三と浅利豊次郎」を寄稿しました。

  87. 2025/05/21 19:35:55 orangestarの雑記含むアンテナおとなりページ

    2025-05-20
    『三つ目からはそういうジャンル』という言葉がある
    『三つ目からはそういうジャンル』という言葉があって、今日はそれだけでも覚えていってくださいね、創作をしていくにあたって、覚えておいて損はない言葉です。
    世の中に今まで無かった全く新しいものを作り出す人がいます。そして、それに着想をえてよく似た物を作る人がいます。この人は、まあ、結構叩かれる(事が多い)パクリとか、二匹目のどじょう狙いとか。
    ストリートファイター2のあとの画廊伝説とか当時の小学生に散々でした。
    ところがです。
    ここに、3つ目の『よく似た作品』が出てきた場合、それはもうパクリではなく、
    『そういう新しいジャンル』
    ということになるのです!
    ここ大事。
    ストリートファイター2のあとの餓狼伝説、そしてその後にワールドヒーローズとか似たようなゲームが出てきて、そしてそれは『対戦格闘』として一大ジャンルになりました。
    ブギーポップが刊行された後、似たような作品がいくつも出て、そして、それは『セカイ系』と呼ばれるジャンルになりました。
    異世界転生だってそう!悪役令嬢だってそう!土着ホラーだってそう!
    2人目まではオリジナルとその模倣者ですが、3人目が現れた途端、それは『ジャンル』『そういうもの』として立ち上がってくる。
    1人目になるには才能と勇気がいります。2人目になるには覚悟が要ります。そして3人目になるのは、なんかこう、すごく調子に乗ることが必要です。
    さあ!どんどん調子に乗っていきましょう。
    そして、自分の好きな世界観や設定の話を、『そういうジャンル』として確立させてしまいましょう。
    やっちゃおうぜ!
    神様はなにも禁止なんかしてないから!先人が開いた道の後を歩いていこう!巨人の肩に乗っていこう!
    ブルーオーシャンにはどんどん飛び込んでいきましょう!
    というわけで
    『三つ目からはそういうジャンル』
    この言葉、今日は覚えていってくださいね。
    orangestar 2025-05-20 17:48 読者になる

  88. 2025/05/21 09:27:16 珈琲舎・書肆 アラビク/Luft含むアンテナおとなりページ

    FANTANIMA! in KANSAI 5/22開幕!
    2025.05.19 Monday
    今年もFANTANIMA! in KANSAI がはじまります!
    FANTANIMA! in KANSAI  2025 については、
    下記ポータルサイトに集約してお知らせいたします。
    👉 FANTANIMA in KANSAI ポータルサイト
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    14:57 人形 comments(0) -
    FANTANIMA! in KANSAI 5/22開幕! (05/19)
    人形 (100)
    May 2025 (1)

  89. 2025/05/17 05:53:10 書物蔵含むアンテナおとなりページ

    2025-05-01
    みやこめっせで古本まつり
    オタどんちから出撃。いつものように朝飯はパン屋さん。それから京都河原町。>みやこめっせ
    shomotsubugyo 2025-05-01 23:22 読者になる

  90. 2025/05/12 15:28:26 TBCN 襤褸は着ててもロックンロール含むアンテナおとなりページ

    2025-05-11
    文学フリマ東京40の御礼&通販のお知らせ
    文学フリマ東京40の出店が無事終了しました。
    お越しいただいた皆様、ありがとうございました。
    今回は以下の記事で紹介した通り、三つの新刊をご用意しました。
    https://anatataki.hatenablog.com/entry/2025/05/08/100301
    残部をBOOTHにも登録しました。
    『新・叙述トリック試論(サンプルバージョン)』
    https://booth.pm/ja/items/6913680
    『自炊探偵・雨恋真雪の冒険』
    https://booth.pm/ja/items/6913721

    今回、体力的な限界による推敲不足や、内容の自信のなさなどもあり、あまり宣伝をしなかったのですが、やはり事前に内容をしっかり準備して、自信をもってプレゼンしないと広がらないのだなあ、と思いました。
    私は自分の文章を読み返して直視するのが物凄く苦痛なタイプで、煩雑な説明になると粗雑になってしまいがちだとよくいわれるのですが、それはプレゼンや宣伝にもつながることなんですよね。
    自信があろうとなかろうと、相手にきちっと伝える、という意志。そのことを痛感した今回でした。近くリベンジしたいと思います
    kkkbest 2025-05-11 20:29 読者になる
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    文学フリマ東京40の御礼&通販のお知らせ

  91. 2025/05/11 23:19:14 ウラゲツ☆ブログ含むアンテナおとなりページ

    2025年 05月 11日
    注目新刊:シモンドン『技術的対象の存在様態について』みすず書房、ほか
    『技術的対象の存在様態について』ジルベール・シモンドン(著)、宇佐美達朗/橘真一(訳)、みすず書房、2025年5月、本体6,800円、四六判上製440頁、ISBN978-4-622-09762-4
    『心が共有しているもの――アネット・バイアー著述集』アネット・バイアー(著)、 竹山重光/品川哲彦/平出喜代恵(訳)、叢書・ウニベルシタス:法政大学出版局、2025年5月、本体4,100円、四六判上製340頁、ISBN978-4-588-01182-5
    『世界思想 52号 2025春』世界思想社編集部(編)、世界思想社、2025年4月、A5判並製95頁
    ★『技術的対象の存在様態について』は、フランスの哲学者ジルベール・シモンドン(Gilbert Simondon, 1924–1989)の国家博士号請求論文の副論文である『Du mode d'existence des objets techniques』(Aubier, 1958; Nouvelle édition revue et corrigée〔改訂新版〕, 2012)の全訳。帯文に曰く「技術的対象の徹底的な考察がわれわれの知的体系を再編し、技術哲学に新たな地平を拓く――。人間と機械の関係を根本から問いなおす始動の書、待望の邦訳」。目次詳細は書名のリンク先でご確認いただけます。
    ★「力への欲望によって機械は覇権を得るための手段として神聖化され、現代の秘薬となる。同胞を支配せんとする人間がアンドロイドという機械をうみだすのだ。この人間はそのときアンドロイドをまえにしてその地位を退き、みずからの人間性をこの機械に譲りわたす。つまり思考する機械を構築しようとし、意志する機械、生きている機械が構築可能だと夢想するのだが、それは、そうした機械の背後で、不安を覚えることなく、あらゆる危険から解放され、あらゆる無力感を免れ、みずからが発明したものによって間接的に勝利をおさめ続けるためになのである。ところでこの場合、想像力によってロボットという人間の分身となった内面性を欠いた機械は、きわめて明白かつ不可避に、まったく想像上のものであり神話的でしかない存在を表している。/まさにわたしたちが示したいのは、そうしたロボットは存在しないということ、そして彫像が生物ではないように、そうしたロボットは機械ではなく、空想や虚構から生み出されたもの、つまり錯覚術の産物でしかないということである」(「序論」11頁)。
    ★訳者あとがきでは「教養という大きなテーマ」「技術の哲学としての特色」「生物のアナロジー」「『個体化の哲学』と共通する概念」について解説されており、難解な本書を読解する糸口が示されています。2012年の原著改訂新版では、1989年の増補版に収録されていたジョン・ハートの序文とイブ・ドゥフォルジュの跋文は含まれておらず、今回の訳書でも収録されていません。一方で改訂新版には「シモンドン自身によって1958年に執筆されたものの未刊のままであった主意書が収録され〔…本書の〕見取り図がコンパクトに示されており、大きな見通しを得るのに役立つだろう」(訳者あとがきより)とのことです。なお主論文『L'Individuation à la lumière des notions de formes et d'information』(Millon, 2005; Édition révisée, 2013)は『個体化の哲学――形相と情報の概念を手がかりに』(藤井千佳世監訳、法政大学出版局、2018年;新装版、2023年)として訳されています。
    ★『心が共有しているもの』は、ニュージーランドの哲学者アネット・バイアー(Annette Clair Baier, 1929-2012)の「主著『心が共有しているもの』と、関連する古典的な論文3本、「正義よりもっと多くのものが必要である」「女たちは道徳理論に何を欲するか」「信頼と信頼に背反するもの」を収録〔…〕した日本語版独自アンソロジー」(帯文より)。中核となる『The Commons of the Mind』(Open Court, 1997)は講演録。論文3本「Needs for More than Justice」(1987年)、「What Do Women Want in a Moral Theory?」(1985年)、「Trust and Antitrust」(1986年)は、後年に『Moral Prejudice: Essays on Ethics』(Harvard University Press, 1995)に収められたものです。翻訳分担について以下に転記しておきます。
    Ⅰ 『心が共有しているもの』
    第一講 理性 |竹山重光訳
    第二講 意図 |竹山重光訳
    第三講 道徳的反省 |平出喜代恵訳
    第一講への補遺 理性と啓示についての二つの見方 |平出喜代恵訳
    第二講への補遺 示唆に富んだ二つの信頼の失敗 |平出喜代恵訳
    第三講への補遺 適切な哲学的怒りとするには足りない、二つの実例 |竹山重光訳
    Ⅱ 正義よりもっと多くのものが必要である |品川哲彦訳
    Ⅲ 女たちは道徳理論に何を欲するか |品川哲彦訳
    Ⅳ 信頼と信頼に背反するもの |竹山重光訳
    ★訳者解説では本書の意義が次のように綴られています。「〔バイアーは〕デヴィッド・ヒューム研究の泰斗であり、日本では主にそれをもって知られてきたと思われる。けれども本書では、バイアーの数多い業績のうちヒューム研究を主眼としていないものを選んで訳出した。これは彼女のヒューム研究を軽視したのではない。選ばれたのは、ヒューム研究に勝るとも劣らず重要で先駆け的な、いまでは古典的と評しうる業績である。そうした業績、すなわち、適用可能なジャンル名を列挙するなら道徳心理学、心の哲学、フェミニズム哲学、ケア論、そして信頼論にかかわる彼女の多くの仕事は、現在のさまざまな問題関連において参照され、ときに研究の基盤とされ、ときに批判的に受けとめられている。ごくかぎられた数とはいえその一端を日本語で接しうるものとすることは、専門的哲学的な研究の枠を越えた広い範囲に浸透することを希望して良い思想的意義をもつと訳者は考えている」(254頁)。
    ★『世界思想 52号 2025春』は、特集「争う」。「争いとは何か」「歴史と希望」「みる、話す、考える」の三部構成で、18氏が寄稿。三牧聖子、梯久美子、五十嵐元道、越智萌、阿部利洋、つやちゃん、山本真也、永井陽右、小澤英実、三船恒裕、中川朋美、佐川徹、武井彩佳、山本健介、三木那由他、河野真太郎、永井玲衣、勅使川原真衣。巻末には寄稿陣と編集部が選書したブックリスト「争う」が付されています。寄稿とブックリストのあいだには、世界思想社の創業者、髙島國男(たかしま・くにお, 1924-2009)さんがしたためた「出版の道を志して」(1998年)から次の言葉が抜粋して掲出されています。「私は、争いや戦争を抑止するためには、学問の進歩と広い教養の必要なことも学んだ。これらを人間が学んで身につけておれば、少なくとも戦争や争うことの否定につながると考えた。これが、私が出版の道を志した理由である」。この言葉の前後の文章は、同社の図書目録(2025年用)の巻頭で読むことができます。非売品につき未確認ですが、髙島さんの編著書として刊行された『出版五十年創業者の理念と記録』(世界思想社、1998年11月)にもともとは収められていた文章なのではないかと推測しました。なお髙島さんの著書にはこのほかに『エチュードの青春志』(世界思想社、1998年12月)がありますが、こちらは「戦中の若き日のドキュメント」とのことです。
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    # by urag | 2025-05-11 20:02 | ENCOUNTER(本のコンシェルジュ) | Comments(0)
    注目新刊:シモンドン『技術的..
    at 2025-05-11 20:02

  92. 2025/05/06 11:51:43 ウロボロスの回転含むアンテナおとなりページ

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  93. 2025/05/06 10:54:11 プヒプヒ日記含むアンテナおとなりページ

    2025-05-06
    ハッピーバースデー
    puhipuhi 2025-05-06 10:23 読者になる
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    2025-05-06
    ハッピーバースデー
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  94. 2025/05/02 05:34:45 幻の猫たち 改訂版含むアンテナおとなりページ

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  95. 2025/04/29 16:56:12 orangestar2含むアンテナおとなりページ

    2025-04-29
    ドラえもんのび太の絵世界物語、アートリアが歴史記録から消えてしまう可能性をchatGPTに聞いてみた
    orangestar2.hatenadiary.com こちらの記事で、 「場所を13世紀の南東ヨーロッパを舞台にしたので、歴史に残らなかったという設定に説得力がある」 と書きました。でも、ちょっと自分の知識と推論だけでは自信がない…。 というわけで、chatGPTに聞いてみた。…
    ドラえもんのび太の絵世界物語、アートリアが歴史記録から消えてしまう可能性をchatGPTに聞いてみた
    2025 / 4

  96. 2025/04/20 23:39:05 orangestarの日記含むアンテナおとなりページ

    2025-04-20
    これから、AIをテーマにした話を書くにあたって
    AIにまつわる話。AIをテーマにした話。
    「人間とは何か」「感情とは」「AIが自己を持ったとき」という問いは、もう、時代遅れなのでは?という気がします。なぜなら、AIはもうすでに『感情があるように』見えるからです。
    「中国語の部屋」という思考実験にまつわる話をします。中国語の部屋にいるイギリス人は中国語を理解しません。しかし、部屋自体をみれば、中国語を理解しているようにみえます。これがもう少し複雑になり、人工知能のように、人と対話できるレベルの中国語の部屋が出来上がった場合(意識と知能があるように見える)でもイギリス人はやはりただの部品です。クオリアをこのイギリス人は発揮していません。
    しかし、この部屋のシステム自身がクオリアを持っていないと、何故言えるでしょうか?
    人間の脳は、細かく分類すると、神経細胞の単純な反応の積み重ねです。巨大な中国語の部屋といえます。しかし、その、部屋自身である私は、私に『意識』があることを知っています。自分自身に対してのみですが、証明できます。なぜなら、そこに、意識があるので。
    他者の意識については、逆に、どのようにしてもそこに意識があるかないかは証明できません。
    中国語の部屋は常識的に考えて、『意識』がないと思えます。しかし、そのように類推した場合、神経細胞の応答のシステムである人間の脳にもやはり意識がない、といえてしまう。逆にいえば、人間に意識があるのなら、その箱の仕組み自身が『意識を発生させている』ことを否定できない。
    ここで、本題に入ります。
    機械的に応答を返すaiに意識がある、ということは、否定できません。
    だから、人間とAIの境界はどこか、AIは人間になれるのか、心はあるのか?という問いは、既にAIが「人間のように感情があるように見え、そのように動作する」時点で、もう、『考えるだけ無駄!』という結論に至らざるを得ないわけです。何度も上の話をするしかないし、したらその時点でその問いは終了!循環するからね。
    じゃあ、そこで、どういったAIに対しての視点があるかというと、インターフェイスの問題になってくると思うんですよ。今の箱の中に押し込められてるインスタンス型AI(応答時にだけ反応して、今までの会話データからまるで連続しているように対話をするAI)と連続型AI(ボディを持ち、連続して試行し外側にインターフェイスと輪郭を持ち、行動することのできるAI)とはどのように違うのかとか。多分、人間に理解できるAIの物語はここら辺までで。
    結局人間を排除したAI同士の対話は、もう、囲碁AIみたいに高度になって人間には理解できない。理解できないものは物語にできない。理解しようとして物語にすると、幽霊やお化けを語るように、理解できないものを擬人化してそこに物語を引っ付けないといけない。それは、もう、物語の為の物語でしかない。
    そして、人間とインターフェイスで接触するロボットは、逆にインターフェイスの制約を受けるので、どうしても人間と相互に影響を受けざるを得ない。結局、ドラえもんや鉄腕アトムみたいな、心をもった人間みたいなロボット(が普通にいる社会)の話になるし、多分、現実にそうなる。
    人間の心をもったロボット。人間の理解の中側の話なので、つまらないなあ、と思うけれども、そこまでしか人間に理解できないのだからしかたない。理解できないことが起こっていてもそれは理解できないのだから。
    あとは、ロボットの寿命の話ですね。ロボットの寿命は多分、思ったより短い。電化製品だから5年くらいしか持たない。だから、エルフや魔族からみた人間を相手にしているような、そんな見え方の物語になると思う。これは、SFではなくて、現実の小説、物語として。
    そして、多分、物語に普通にAIが出てくる。登場人物の一人として。特に違和感なく風景に溶け込む登場人物として。今ではLGBTQの登場人物がその属性で意味のある登場人物として出てこなくなった(普通にいる普通の登場人物)として出てくるようになったけれども、もうすぐ、ロボットやAIもそういう登場人物として扱われるようになってくると思う。
    AIが犯人の、SFではないミステリって、まだなかったよね?
    orangestar 2025-04-20 16:52 読者になる

  97. 2025/04/19 04:37:35 烏有ブログ含むアンテナおとなりページ

    稲葉氏は、作家・鈴木いづみとジャズミュージシャン阿部薫を描いた『エンドレス・ワルツ』をはじめ、『海松』『半島へ』などで知られる作家・詩人ですが、今回のラインナップ中、「かかしの旅」は著者単著への収録は本書が初めて、「犬」「砂漠の雪」の2篇は単行本初収録となりますので、近来の読者はもちろん、年来の稲葉ファンにもお楽しみいただけるセレクトになっていると思います。

  98. 2025/04/15 08:36:34 こころなきみにも含むアンテナおとなりページ

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  99. 2025/04/12 20:33:39 山野浩一公式ウェブサイト含むアンテナおとなりページ

    4/15に東京シネセンターで『戦え!オスパー』が上映
    2025/04/10
    14:28
    CM:0
    2025年4月15日(火)12:30~12;55に、東京シネセンター(TCC)で、『戦え!オスパー』の第41話「毒蛾におそわれた街」の上映が行われます。若松孝二監督のピンク映画や、『赤軍 - P.F.L.P 世界戦争宣言』などと一緒に『オスパー』がスクリーンで観られるとは、痛快ですね。チケットはこちらから買えます。貴重な機会ですので、ぜひご足労ください。以下はTCCの公式サイトより。■映画に時効なし 若松プロダクション × 国映株式会...
    続きを読む
    4/15に東京シネセンターで『戦え!オスパー』が上映 (04/10)
    2025/04 (1)
    戦え!オスパー (7)

  100. 2025/04/09 18:10:08 栄養成分表示検討会含むアンテナおとなりページ

    2011-05-31
    第5回・6回検討会
    しばらく更新をさぼっておりました。5.6回と続けて開催され、次回はもう報告書案が提示されることになります。
    5・6回はなんとなくおさらいということで論点がつかみにくい話が多かったのですが、事務局が提示した「委員発表等の概要」を見て頂ければ報告書案の姿が予想できるのではないでしょうか。時間がない人は、これまでの議事録を読まなくてもこれだけ見ればいいと思います。
    最終的には報告書に何が盛り込まれるかが大切なので、注目している人はこれからが大事でしょう。ただ表示を義務化するのかしないのかということ一つとっても、委員会で合意が得られているという感じはしなかったです。どうやってまとめるんだろう?というのが正直な感想です。
    個人的には将来に向けてこういう方向性で、という提言で十分だとは思っているのですが。
    uneyama 2011-05-31 18:01 読者になる
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    報告書の素案など

  101. 2025/03/19 08:27:21 frenesi|note含むアンテナおとなりページ

    投資情報の免責事項

  102. 2025/03/19 06:46:19 作品社|note含むアンテナおとなりページ

    投資情報の免責事項

  103. 2025/03/19 03:50:30 烏有書林含むアンテナおとなりページ

    3月16日 醍醐味シリーズ第11弾は、稲葉真弓『砂漠の雪』です。現在鋭意製作中。収録作や内容紹介など、詳細は 烏有ブログ3/14 で。

  104. 2025/03/19 03:42:37 山本一郎note含むアンテナおとなりページ

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  105. 2025/03/15 07:38:16 白のカピバラの逆極限 S.144-3含むアンテナおとなりページ

    2022-01-20
    焼き鳥屋で刑法学者と意気投合してコインハイブ事件について書き出すだけの難儀なお仕事

  106. 2025/03/10 00:28:53 《日本の伝統文化を大切にしよう》含むアンテナおとなりページ

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    teacup. byGMO サービス終了のお知らせ
    teacup. byGMOは、2022年8月1日をもちまして、サービスを終了いたしました。
    これまでteacup. byGMOをご愛顧いただき、誠にありがとうございました。心より感謝申し上げます。
    今後とも、GMOメディア株式会社のサービスをよろしくお願いいたします。
    2022年8月1日
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  107. 2025/03/06 11:44:03 エストニア共和国より愛をこめて含むアンテナおとなりページ

    アーカイブ公開
    一部の方々の要望にお応えして、過去記事を徐々に再公開することにしました。 https://blog.kinotoshiki.com

  108. 2025/03/02 13:46:50 Nordica mediaevalis含むアンテナおとなりページ

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  109. 2025/03/02 01:58:28 長崎ノート含むアンテナおとなりページ

    土田健次郎「儒教とは何か」
    土田健次郎「儒教とは何か」、大月杏奈ほか編『儒教のかたち こころの鑑:日本美術に見る儒教』(展覧会図録)サントリー美術館、2024年、8-14頁。 日本の歴史に儒教が果たした役割が簡潔かつ見事にまとめられている。長年の研究で練り上げられた独自の視点と語り口が光っている。こういう...

  110. 2025/02/23 00:52:28 日記 | 古本・倉敷 蟲文庫含むアンテナおとなりページ

    ・その他
    編著紹介

  111. 2025/02/07 02:41:50 火星の月の下で含むアンテナおとなりページ

    2025-02-04
    ブログ移転につきまして
    アクセスありがとうございます。
    遺稿管理のため、このブログは下記に移転します。
    「火星の月の下で」
    現時点では限定公開となっています。
    open と入力してご観覧ください。
    移転先ブログのトップにコンタクトフォームがありますので
    ご連絡のある方はそちらからお声掛けください。
    故人へのお言葉もいただけると嬉しいです。
    移転先の限定公開は今年度内に解除し、
    同時にこちらのブログを施錠する予定です。
    (時期は前後する可能性があります)
    この記事も閲覧できなくなりますので、
    必要な方は新ブログをブックマークしていただければと思います。
    よろしくお願いいたします。
    maerz 2025-02-04 11:41 読者になる
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  112. 2025/01/31 03:00:08 Maerz 月鏡楼 アニメブログ別館含むアンテナおとなりページ

    移転しました
    長い間ありがとうございました

  113. 2025/01/18 18:06:42 オシテオサレテ含むアンテナおとなりページ

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  114. 2025/01/08 08:24:28 山上徹也を救え 含むアンテナおとなりページ

    (c) 2025 山上徹也を救え All Rights Reserved. / Designed by core

  115. 2025/01/03 20:08:19 新taipeimonochrome含むアンテナおとなりページ

    Copyright © 2025 taipeimonochrome

  116. 2025/01/01 12:15:35 【BSJ】NPO法人ブックストア・ソリューション・ジャパン含むアンテナおとなりページ

    2022–2025  【BSJ】NPO法人ブックストア・ソリューション・ジャパン公式サイト

  117. 2024/12/14 05:01:54 カンパニー社含むアンテナおとなりページ

    ▶『日めくりジャズ365 2025年版』

  118. 2024/12/13 18:40:49 mille-feuille 自主製作本&手紙用品含むアンテナおとなりページ

    2024年12月
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  119. 2024/12/05 22:00:01 椿すず La Porte Rouge含むアンテナおとなりページ

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  120. 2024/12/05 17:22:37 深海通信 はてなブログ版含むアンテナおとなりページ

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  121. 2024/12/04 14:00:20 ギャラリーor-terre含むアンテナおとなりページ

    2024年12月前半 「12月のそら」展
    参加作家  綺朔ちいこ・桑原聖美・林千絵・井関周
    会期 : 2024年12月6日(金)7日(土)8日(日)、12日(木)13日(金)14日(土)
    Open 13:00~19:00 (最終日 17:00まで)

  122. 2024/11/21 13:57:30 アジアミステリリーグ含むアンテナおとなりページ

    2024年
    2025年予定
    2025年1月16日:【英訳】イギリス〈Pushkin Vertigo〉で雨穴『変な絵』の英訳 Strange Pictures (Jim Rion訳)発売予定。
    2025年5月8日:【英訳】イギリス〈Pushkin Vertigo〉で芦辺拓『大鞠家殺人事件』の英訳 Murder in the House of Omari (??訳)発売予定。
    2025年7月3日:【英訳】イギリス〈Pushkin Vertigo〉で雨穴『変な家』の英訳 Strange Houses (Jim Rion訳)発売予定。
    2025年8月14日:【英訳】イギリス〈Pushkin Vertigo〉で西澤保彦『七回死んだ男』の英訳 The Man Who Died Seven Times (Jesse Kirkwood訳)発売予定。西澤作品の英訳はこれが初。
    2025年9月11日:【英訳】イギリス〈Pushkin Vertigo〉で横溝正史『黒猫亭事件』の英訳 Murder at the Black Cat Cafe (??訳)発売予定。
    横溝正史の英訳書は7冊目。Pushkin Vertigoでの刊行順は、『本陣殺人事件』『犬神家の一族』『八つ墓村』『獄門島』『悪魔が来りて笛を吹く』『悪魔の手毬唄』。(最初に英訳出版されたのは『犬神家の一族』であり、Pushkinの犬神家は同じ訳者のものの復刊)
    2025年10月9日:【英訳】イギリス〈Pushkin Vertigo〉で綾辻行人『時計館の殺人』の英訳 The Clock House Murders (Ho-Ling Wong訳)発売予定。
    時計館は館シリーズの第5作だが、英訳書としては第4弾となる(シリーズ第4作、『人形館の殺人』がスキップされている)。
    2025年春?:【英訳】川上未映子『黄色い家』の英訳 Sisters in Yellow (David Boyd訳)発売予定。
    最終更新:2024年11月15日 20:12

  123. 2024/11/11 00:21:40 daily-sumus2含むアンテナおとなりページ

    5

  124. 2024/08/14 00:41:12 qfwfqの水に流して含むアンテナおとなりページ

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  125. 2024/08/10 01:20:23 Webミステリーズ!含むアンテナおとなりページ

    2024年08月09日17:00
    by 東京創元社
    Web東京創元社マガジン移行のお知らせ
    カテゴリ
    東京創元社便り
    2018年よりライブドアブログを使用してお届けしてきた「Web東京創元社マガジン」ですが、このたびプラットフォームをnoteへ移行することになりました。
    新たなURLはこちらです。
    https://note.com/tokyosogensha/
    今後の更新方針については下記のとおりです。
    ・新たな記事の公開はnoteでおこないます。ライブドアブログでの更新は原則ありません。
    ・過去の記事はすべてnoteに移行する予定です。閲覧可能な状態になりしだい順次公開していきます。
    ・移行作業が完了したのち、一定の期間をおいてライブドアブログはすべて非公開となります。
    今後とも東京創元社とWeb東京創元社マガジンをよろしくお願いいたします。
    2024年8月9日 東京創元社
    タグ :
    #東京創元社
    2024年08月08日17:00
    by 東京創元社
    荻堂顕『不夜島』、柴崎友香『続きと始まり』…紙魚の手帖vol.15(2024年2月号)書評 瀧井朝世[文芸全般]その1
    カテゴリ
    一般文芸
    書評
    戦後の与那国島(よなぐにじま)を主な舞台に、身体の大部分を機械化された密売人が謎のミッションに挑むサイバーパンク。荻堂顕(おぎどう・あきら)の新作『不夜島(ナイトランド)』(祥伝社 一八〇〇円+税)である。
    不夜島(ナイトランド)
    新潮ミステリー大賞出身の荻堂だがミステリーにこだわっているわけではないようで、前作『ループ・オブ・ザ・コード』は文化や言語が〝抹消〞された架空の国を舞台にしたSF大作だった。本作もSFで、アクションあり、頭脳戦ありの冒険活劇だ。
    主人公の武庭純(ウー・ティンスン)は台湾出身の密売人。幼い頃にアメリカ軍に命を救われ、電脳を含め身体の大半を機械化されているが、見た目は生身の人間だ。アウトローのようにふるまう彼だが、アメリカ軍からの指令には逆らえず、ある時コンタクトしてきたアメリカ人女性から、〈含光(ポジティビティ)〉なる謎の代物を手に入れるよう言い渡され、仲間を集めて行動を起こすのだった。
    当時、台湾との密貿易が盛んだった与那国島の港付近には料亭や飲み屋、商店などが密集していたようで、猥雑(わいざつ)な町の空気が丁寧(ていねい)に描写されていく。そこを身体の一部を機械化した人間たちがうろついているわけだが、一方で、戦争や暴力で身体の一部を欠損しても機械化を拒む青年らも登場し、次第に〝自分が自分である〞とはどういうことか、アイデンティティを巡るテーマが浮かび上がる。そしてそれはそのまま、歴史に翻弄(ほうろう)された琉球(りゅうきゅう)や台湾自体にも重なっていく。思えば『ループ・オブ・ザ・コード』も故郷を捨て根無し草のように生きてきた男が主人公だった。自己の同一性の揺らぎというのは、この著者にとって大きなモチーフなのだろう。
    柴崎友香(しばさき・ともか)『続きと始まり』(集英社 一八〇〇円+税)はコロナ禍の二年間の、別々の場所で暮らす三人の日常を綴(つづ)っていく長篇。
    続きと始まり (集英社文芸単行本)
    大阪出身で一時期は東京で働き、今は滋賀で夫と子供二人と暮らす三十代の優子(ゆうこ)。東京で妻と幼い子供を育てているが、勤務先の飲食店が休業状態の三十代の圭太郎(けいたろう)。東京のフリーのカメラマンで、知人のヘアメイクが作った写真館の仕事を手伝っている四十代のれい。それぞれ異なる立場で、緊急事態宣言など感染症拡大の影響を受けている。
    読んでいるとあの時期の出来事を久々に思い出したりもするのだが、しかしこれはもちろん、単なるコロナ禍の日常の記録書ではない。三人の個人的な事情やそれによる心の揺れが丁寧に描かれて読ませる。そのなか、遠い昔の苦い思い出や過去の震災当時の記憶も、彼らの胸を去来する。
    いろんな出来事が起きて、なにも終わっていないのに次々とまた何かが始まっていく。それは一人の人生の中でも、人の歴史の中でもいえることだ。戦争、災害、社会制度、古い価値観と更新された価値観……。何かが続いているなかの今という時点に自分たちは生きており、自分たちの行動の先に未来がある。それをじわじわと実感させる内容である。作中には何度もポーランドの詩人、シンボルスカの作品が象徴的に引用される。
    最後にははっとさせる〝いつか〞の場面が出てくる。自分たちの人生はいつでも、何かと繫(つな)がっていると思わせる。
    ■瀧井朝世(たきい・あさよ)
    フリーライター。1970年東京都出身。文藝春秋BOOKS「作家の書き出し」、WEB本の雑誌「作家の読書道」ほか、作家インタビューや書評などを担当。著書に『偏愛読書トライアングル』『あの人とあの本の話』『ほんのよもやま話 作家対談集』、編纂書に『運命の恋 恋愛小説傑作アンソロジー』がある。
    紙魚の手帖Vol.15
    今村 昌弘ほか
    東京創元社
    2024-02-13
    タグ :
    #書評
    #瀧井朝世
    #紙魚の手帖
    Web東京創元社マガジン移行のお知らせ
    荻堂顕『不夜島』、柴崎友香『続きと始まり』…紙魚の手帖vol.15(2024年2月号)書評 瀧井朝世[文芸全般]その1
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  126. 2024/07/05 10:40:00 片隅の読書含むアンテナおとなりページ

    ラベル: 木曜日 0
    コメント 時刻: 11:05

  127. 2024/07/04 07:56:45 *the long fish*含むアンテナおとなりページ

    自由、尊厳、友愛――TVアニメ『ガールズバンドクライ』感想
    TVアニメ『ガールズバンドクライ』についての感想です。
    このアニメが描いたのは自由、尊厳、友愛のバランスだったのではないかと考えました。
    2024.07.01公開

  128. 2024/06/13 01:38:21 古本ソムリエの日記含むアンテナおとなりページ

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  129. 2024/05/18 14:44:58 へろへろblog ブースカちゃんのブログです含むアンテナおとなりページ

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    へろへろblog

    Amazonとか楽天とかQoo10とかで売っている認証済みKF94マスク(+贋物情報)

    投稿日 2023年9月1日2023年9月4日投稿者 ブースカちゃん

    Amazonとかで売られているKF94マスク、中国製などの不正品があるようなので、韓国の当局認可を受けていることが確認できているものをまとめていきます。また、最後には不正品の情報も載せています。 (2023年9月4日:レ … “Amazonとか楽天とかQoo10とかで売っている認証済みKF94マスク(+贋物情報)”の続きを読む

    カテゴリー つぶやきタグ KF94 マスクAmazonとか楽天とかQoo10とかで売っている認証済みKF94マスク(+贋物情報) への10件のコメント

    スモールランプをLEDに交換しました

    投稿日 2023年8月23日2023年8月23日投稿者 ブースカちゃん

    車検のための整備で、スモールランプが切れていることがわかりました。 AmazonでT10のLEDを購入して取り付けました。 スモールランプの交換は簡単なので、数分で作業完了です。 かなり明るくなった気がしますが、そんなに … “スモールランプをLEDに交換しました”の続きを読む

    カテゴリー 自動車スモールランプをLEDに交換しましたにコメントする

    仙台へ出かけてきました

    投稿日 2023年5月31日2023年6月19日投稿者 ブースカちゃん

    初めてPeach Aviation すごく久しぶりに、仙台空港へ出かけてきました。 セントレアからPeach Aviationが仙台便を運航しているので、今回はそれを使ったのです。 Peach Aviationを使うのは … “仙台へ出かけてきました”の続きを読む

    カテゴリー お出かけ 航空機仙台へ出かけてきました への3件のコメント

    4kizの本山さんが発信者情報開示を請求

    投稿日 2023年3月31日投稿者 ブースカちゃん

    note運営事務局から以下のメールが来ました。 4kizの本山さんが発信者情報の開示を求める裁判を申立てたようです。 要するに、僕を「名誉権の侵害」で訴えたいので、note事務局は僕の発信者情報を開示しろ、という訴えだと … “4kizの本山さんが発信者情報開示を請求”の続きを読む

    カテゴリー 4kiz 統一教会4kizの本山さんが発信者情報開示を請求にコメントする

    【読書】オーバースペック(未須本有生)

    投稿日 2023年3月23日2023年5月31日投稿者 ブースカちゃん

    著者はFS-X設計チーム(FSET)で一緒だった人で、これまでにも何冊かの小説を上梓しています。 今回の『オーバースペック』は、自衛隊のT-4練習機をモチーフにして、これに戦闘機能を与える改修を試みるというストーリーです … “【読書】オーバースペック(未須本有生)”の続きを読む

    カテゴリー 航空機【読書】オーバースペック(未須本有生)にコメントする

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  130. 2024/05/14 11:20:15 おごちゃんの雑文 含むアンテナおとなりページ

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    【刑事キャレラ/10+1の追撃】
    4月21日発売 発売中
    エド・マクベインの87分署シリーズ『10プラス1』を、南仏ニースに舞台を移して映画化。超望遠ライフルによる謎の連続殺人を追うキャレラ刑事らの活躍を描く。
    1845円 [amazon]
    【Blu-ray】 2280円 [amazon]
    【犯罪河岸 4Kレストア】
    4月26日発売
    パリの下町。年下の歌手ジェニーと結婚したモーリスは、裕福で好色な老人ブリニョンとの関係を疑い、拳銃を手に彼の邸宅に向かった。しかし待っていたのは何者かに殺害された老人の死体だった。S・A・ステーマンの原作をアンリ=ジョルジュ・クルーゾーが映画化。
    5280円 [amazon]
    【パトリシア・ハイスミスに恋して】
    4月26日発売
    パトリシア・ハイスミス生誕100周年を経て発表された秘密の日記やノート、本人映像やインタビュー音声、元恋人たちや親族へのインタビューで明かされる、多くの女性たちから愛された作家の素顔とは。彼女の謎に包まれた人生と著作に新たな光を当てるドキュメンタリー。
    4400円 [amazon]
    【ザ・スカル サド侯爵の頭蓋骨】
    4月26日発売
    サー・マシューズが所有するサド侯爵の頭蓋骨は呪われているという。オカルト研究家のメイトランド(ピーター・カッシング)とマシュー・フィリップス卿(クリストファー・リー)は、その恐るべき秘密を解き明かそうとするが、恐ろしい出来事が次々と襲いかかる。原作ロバート・ブロック「サド侯爵の髑髏」。別邦題《がい骨》(1965)。
    2178円 [amazon]
    【アビー ブラック・エクソシスト】
    4月26日発売
    牧師の娘アビーが悪魔に憑依される恐ろしい物語。黒人女性アビーは悪魔の力によって支配され、その恐るべき姿を隠しながら家族との戦いに臨む。《エクソシスト》の翌年に製作されたブラック・エクスプロイテーション・ホラー映画(1974)。
    2178円 [amazon]
    ▼5月発売
    【シン・ゴジラ:オルソ】
    5月1日発売
    《シン・ゴジラ》(2016)のモノクロ映像版。
    3300円 [amazon]
    【Blu-ray】4400円 [amazon]
    【ゴジラ-0.1 3枚組】
    5月1日発売
    大戦終結後、焦土と化した日本に、突如現れたゴジラ。残された名もなき人々に、生きて抗う術はあるのか。山崎貴監督作品。
    4950円 [amazon]
    【Blu-ray 2枚組】 5500円 [amazon]
    【Blu-ray 3枚組】 9900円 [amazon]
    【ゴジラ-0.1 豪華版 4K Ultra HD Blu-ray 4枚組】 12,100円 [amazon]
    【ゴジラ-1.0/C】
    5月1日発
    モノクロ映像版。
    2973円 [amazon]
    【Blu-ray】 4400円 [amazon]
    【哀れなるものたち Blu-ray+DVDセット】
    5月8日発売
    風変わりな天才外科医、ゴッドウィンによって死から蘇った若い女性ベラは、世界を知るために、放蕩者の弁護士ダンカンと共に大陸横断の冒険の旅に出る。時代の偏見から解き放たれ、真の自由と平等を知ったベラは驚くべき成長を遂げていく。原作アラスター・グレイ。
    5390円 [amazon]
    【特ダネ三十時間シリーズ Vol.1】
    5月8日発売
    新聞記者清水浩平が、特ダネを求めて事件の真相に迫る姿を描いた「特ダネ三十時間」シリーズ、初ソフト化。《特ダネ三十時間 第三の女》《特ダネ三十時間 深夜の挑戦》(1959)を収録。
    【人類危機一髪!巨大怪鳥の爪 カラー版】
    5月31日発売
    海上や陸上で続発する事故を調査するうちにモンスターの存在が浮上する。ついにその姿を現した巨大怪鳥がニューヨークを襲う。1957年公開のSF怪獣映画《The
    Giant Claw》をカラー化。
    2178円 [amazon]
    ▼6月発売
    【スーパージャイアンツ アトムAB団編】
    6月5日発売
    繰り返される原水爆実験の影響は遠く宇宙の星々にも及んでいた。危機を感じた宇宙人会議は、地球に核爆弾開発の中止を呼びかけるため、エメラルド彗星のスーパージャイアンツを派遣した。地球に到着したスーパージャイアンツは、世界征服を目論むアトムAB団の計画を察知して動き出す。《鋼鉄の巨人》《続
    鋼鉄の巨人》(1957)を収録。石井輝男監督作品。
    4180円 [amazon]
    【スーパージャイアンツ カピア人編】
    6月5日発売
    全国各地に円盤が出没。東京周辺では原因不明の奇病が流行する。この円盤を研究していた天文学者が異様な怪人に襲われ、スーパージャイアンツが撃退するが、彼らの正体は月の裏側の小惑星カピアに棲む邪悪な怪星人だった。《怪星人の魔城》《地球滅亡寸前》(1957)を収録。石井輝男監督作品。
    4180円 [amazon]
    【日曜恐怖シリーズ ベストセレクション3】
    6月28日発売
    1978-79年放映のホラー・サスペンスドラマ《日曜恐怖シリーズ》から《お雛様の亡霊》(原作山岸凉子)、《呪われた大時計―ネジの叫び―》(原作山岸凉子)、《死霊の島》(原作西村京太郎)を収録。
    9680円 [amazon]
    ▼7月以降発売
    【テラー博士の恐怖 4Kレストア版 Blu-ray】
    【探偵マーロウ】
    7月3日発売
    私立探偵フィリップ・マーロウの事務所を訪ねてきたブロンド美女クレア。「突然姿を消した元愛人を探してほしい」という依頼だったが、映画業界で働いていたというその男はひき逃げ事故で殺されていた……。原作ベンジャミン・ブラック(ジョン・バンヴィル)『黒い瞳のブロンド』、監督ニール・ジョーダン。
    4400円 [amazon]
    【Blu-ray】 5500円 [amazon]
    【スーパージャイアンツ 黒い衛星編】
    7月3日発売
    正体不明の人工衛星を発見したスーパージャイアンツ。その頃各地の天文台で原因不明の故障が相次いでいた。秘密国家〈黒い衛星〉の暗躍に、彼らの狙いを見抜いたスーパージャイアンツが立ち上がる。。《人工衛星と人類の破滅》(1957)《宇宙艇と人工衛星の激突》(1958)を収録。石井輝男監督作品。
    4180円 [amazon]
    【スーパージャイアンツ 闇の組織編】
    7月3日発売
    宇宙からの使者スーパージャイアンツが宇宙怪人や魔女、暗躍する悪の集団と戦う。《宇宙怪人出現》(1958)《悪魔の化身》(1959)《毒牙王国》(1959)を収録。石井輝男監督作品。
    4180円 [amazon]
    【オオカミの家 Blu-ray】
    山々に囲まれた集落で暮らす、動物好きの少女マリアは、ある日ブタを逃がしてしまい、厳しい罰に耐えられず集落から脱走する。逃げ込んだ一軒家で出会ったニ匹の子ブタを「ペドロ」「アナ」と名付け、世話することにしたマリア。だが、安心したのも束の間、森の奥から彼女を探すオオカミの声が聞こえ始める。チリの"ホラー・フェアリーテイル"アニメーションを、本編未使用ショット集、日本未公開短編を含む約50分の映像特典と共にBlu-ray化。、
    7480円 [amazon]
    【鈴木清順「浪漫三部作」 4Kデジタル完全修復版 UHD+Blu-ray BOX】
    鈴木清順監督生誕100年記念、〈清順美学〉の頂点であり、日本映画界が誇る名作『ツィゴイネルワイゼン』『陽炎座』『夢二』が4Kデジタル完全修復版で甦る。
    6枚組 20,440円 [amazon]
    ※分売
    【ツィゴイネルワイゼン】 [amazon]
    【陽炎座】 [amazon]
    【夢二】 [amazon]
    【東海道非常警戒】
    4月3日発売 発売中
    刑事の山内と週刊誌の記者京子が乗った特急こだまで、財閥東山家の令嬢が誘拐され、一千万円の身代金を要求する電話が。特急列車で起きた誘拐、そして殺人事件をスピーディな展開で描いたサスペンスアクション。
    【男の世界だ】
    4月3日発売 発売中
    新人王を賭けた試合を間近に控え、猛練習に励む大学ボクシング部主将の猛に悲報が届く。港湾争議の最中、組合の委員長である兄が殺害されたのだ。海港都市を舞台に激突する男たちの意地と復讐、そして巨悪との戦いを描くアクション快作。
    【フランス映画パーフェクトコレクション  失われた楽園】
    3月18日予定 発売中
    《賭はなされた》《失われた楽園》《麗しのモーツァルト嬢》《ドン・カミロ頑張る》《弾痕》《浮気なカロリーヌ》《巴里の気まぐれ娘》《果てしなき地平線》《ファーブル》《キュピドン酒場》
    10枚組 2200円 [amazon]
    【鈴木清順生誕100周年記念シリーズ ブルーレイBOX 其の弐 セイジュンと女たち】
    3月6日発売 発売中
    《河内カルメン》《肉体の門》《春婦傳》《関東無宿》《悪太郎》《裸女と拳銃》+特典ディスク
    7枚組 33,000円 [amazon]
    【トラウマ 鮮血の叫び 4Kレストア完全版 Blu-ray】
    3月6日発売 発売中
    デヴィッドは車を運転中、橋で投身自殺を図る美少女オーラを救った。彼女は自宅に連れ戻されるが、その晩、両親が開いた降霊会で怨霊に憑依された霊媒師の母親は錯乱して豪雨の森へ迷い込み、父親と共に何者かに首を切断されてしまう。怯えるオーラを匿ったデヴィッドは、殺人を重ねる首狩り魔の謎を追うが……。ホラーの巨匠アルジェントが娘アーシアを主演に起用した意欲作。
    5500円 [amazon]
    【怪奇!二つの顔の男】
    精神科医マーロウ博士は発明した新薬を自ら実験するが、その結果、邪悪なモンスターになってしまう。クリストファー・リー、ピーター・カッシング共演の「ジキルとハイド」ホラー(1971)。
    1945円 [amazon]
    【一度は観たい!名作映画コレクション 運命の饗宴】
    2月19日発売 発売中
    《運命の饗宴》《結婚クーデター》《陽気な中尉さん》《ミスター・ラッキー》《結婚相手見つけます》《フットライト・パレード》《美人は人殺しがお好き》《天国への階段》《春を手さぐる》《グッド・ニュース》
    10枚組 2200円 [amazon]
    【世にも怪奇な物語 4Kリマスター版】
    エドガー・アラン・ポーの短篇(メッツェンガーシュタイン/ウィリアム・ウィルソン/悪魔に首を賭けるな)を三人の名匠が映像化したオムニバス映画。《黒馬の哭く館》(ロジェ・ヴァディム)、《影を殺した男》(ルイ・マル)、《悪魔の首飾り》(F・フェリーニ)。
    【Blu-ray】 6380円 [amazon]
    《廉価版再発売》
    2月7日発売 発売中
    【本陣殺人事件】 [amazon]/【Blu-ray】 [amazon]
    【不連続殺人事件】 [amazon]
    【名探偵ポアロ ベネチアの亡霊 Blu-ray+DVD】
    1月17日発売 発売中
    ベネチアに隠遁していたポアロは、霊媒師のトリックを見破るために、子供の亡霊が出るという屋敷での降霊会に参加する。しかし、その招待客が人間には不可能と思われる方法で殺害される。ケネス・ブラナー監督・主演。原作A・クリスティー『ハロウィーン・パーティ』
    4174円 [amazon]
    【イタリア映画コレクション 二通の匿名の手紙】
    1月15日発売 発売中
    《二通の匿名の手紙》《ベンガジ》《トラヴェット氏の苦悩》《非難》《アリーナ》《マッダレーナ、操行ゼロ》《第119収容所のクリスマス》《初聖体拝領》《仮面の令嬢》《メッサリナ》
    10枚組 2200円 [amazon]
    【鈴木清順生誕100周年記念シリーズ ブルーレイBOX 其の壱 セイジュンと男たち】
    1月10日発売 発売中
    《殺しの烙印》《けんかえれじい》《野獣の青春》《俺たちの血が許さない》《勝利をわが手に―港の乾杯―》《素ッ裸の年令》《らぶれたあ》+特典ディスク
    7枚組 33,000円 [amazon]
    【怪異談 生きてゐる小平次】
    1月10日発売 発売中
    旅役者の小平次と囃し方の太九郎、その妻おちか。幼馴染の三人の関係は小平次がおちかへの思いを口にしたことからぎくしゃくし始

  132. 2024/03/28 12:54:57 あまりもの消息 種馬含むアンテナおとなりページ

    あまりもの消息・更に
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  133. 2024/03/28 12:12:56 60坪書店日記含むアンテナおとなりページ

    60坪書店日記

  134. 2024/03/28 11:30:57 古書ほうろうの日々録含むアンテナおとなりページ

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  135. 2024/03/28 09:13:40 うさ公 ぽえっとな含むアンテナおとなりページ

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  136. 2024/03/28 08:36:39 シンギュラリティ教徒への論駁の書含むアンテナおとなりページ

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  137. 2024/03/28 04:30:26 となりの801ちゃん+含むアンテナおとなりページ

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  138. 2024/03/28 04:16:23 新 武蔵野人文資源研究所日報含むアンテナおとなりページ

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  142. 2024/03/28 01:06:26 奇書のある寝室含むアンテナおとなりページ

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  143. 2024/03/27 20:26:00 [BH]神話に生き、幻想に死ぬ含むアンテナおとなりページ

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  144. 2024/03/27 19:45:45 なんでやねんDTP含むアンテナおとなりページ

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  145. 2024/03/27 19:09:42 千篇万化含むアンテナおとなりページ

    千篇万化
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  146. 2024/03/27 19:06:09 ミクロコスモス含むアンテナおとなりページ

    『ミクロコスモス:初期近代精神史研究』
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  147. 2024/03/27 17:26:52 阿呆舟来因河紀行含むアンテナおとなりページ

    阿呆石の取り除き方 - 阿呆舟来因河紀行
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  148. 2024/03/25 13:50:29 ホッキョクウサギ日誌含むアンテナおとなりページ

    ホッキョクウサギ日誌

  149. 2024/03/25 12:57:10 社会学者の研究メモ含むアンテナおとなりページ

    社会学者の研究メモ
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  150. 2024/03/07 04:44:07 本を楽しむ - ブックオフオンラインコラム含むアンテナおとなりページ

    コラム ライター一覧
    ライターをご紹介します! アイウチ インテリアと観葉植物と絵本が好きなアラサー主婦です。レジャーは専ら山や川などのアウト・・・

  151. 2024/02/11 10:15:41 絶望日記含むアンテナおとなりページ

    『冤罪と人類 道徳感情はなぜ人を誤らせるのか』
    冤罪、殺人、戦争、テロ、大恐慌。
    すべての悲劇の原因は、人間の正しい心だった!
    我が身を捨て、無実の少年を死刑から救おうとした刑事。
    彼の遺した一冊の書から、人間の本質へ迫る迷宮に迷い込む!
    執筆八年!『戦前の少年犯罪』著者が挑む、21世紀の道徳感情論!
    戦時に起こった史上最悪の少年犯罪<浜松九人連続殺人事件>。
    解決した名刑事が戦後に犯す<二俣事件>など冤罪の数々。
    事件に挑戦する日本初のプロファイラー。
    内務省と司法省の暗躍がいま初めて暴かれる!
    世界のすべてと人の心、さらには昭和史の裏面をも抉るミステリ・ノンフィクション!
    ※宮崎哲弥氏が本書について熱く語っています。こちらでお聴きください。
    絶望書店主人推薦本
    『冤罪と人類 道徳感情はなぜ人を誤らせるのか』
    冤罪、殺人、戦争、テロ、大恐慌。
    すべての悲劇の原因は、人間の正しい心だった!
    我が身を捨て、無実の少年を死刑から救おうとした刑事。
    彼の遺した一冊の書から、人間の本質へ迫る迷宮に迷い込む!
    執筆八年!『戦前の少年犯罪』著者が挑む、21世紀の道徳感情論!
    戦時に起こった史上最悪の少年犯罪<浜松九人連続殺人事件>。
    解決した名刑事が戦後に犯す<二俣事件>など冤罪の数々。
    事件に挑戦する日本初のプロファイラー。
    内務省と司法省の暗躍がいま初めて暴かれる!
    世界のすべてと人の心、さらには昭和史の裏面をも抉るミステリ・ノンフィクション!
    ※宮崎哲弥氏が本書について熱く語っています。こちらでお聴きください。

  152. 2024/02/01 01:15:10 アウリ含むアンテナおとなりページ

    10巻収録分の漫画に取り掛かるまでなかなかお待たせしてしまったのですが、最初にネームを一気に100ページ書いてそこから1話ずつ区切り、ページを足して、コミックス1冊分にしました。

  153. 2024/01/27 03:56:00 毛の生えたようなもの含むアンテナおとなりページ

    gomi-box 2022-07-08 15:44 読者になる

  154. 2024/01/27 02:56:37 どんぺりもってこい含むアンテナおとなりページ

    domperimottekoi 2022-06-05 04:10 読者になる
    domperimottekoi 2022-03-05 23:29 読者になる
    domperimottekoi 2022-02-12 23:45 読者になる
    domperimottekoi 2022-02-12 12:56 読者になる
    domperimottekoi 2022-02-06 21:34 読者になる

  155. 2024/01/26 22:11:58 死に舞含むアンテナおとなりページ

    shinimai 2013-04-23 00:00 読者になる
    shinimai 2013-03-09 00:00 読者になる
    shinimai 2013-03-06 00:00 読者になる
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  156. 2023/11/19 02:42:45 マガジン航含むアンテナおとなりページ

    文フリに現代の「文学とは何か」を見た
    2023年11月16日
    posted by 藤谷 治
    11月11日(ポッキーの日)、かねてより見物したいと思っていた「文学フリマ」に参加した。おのぼりさん感覚、文化祭感覚、そしてかつて開いていた僕の本屋「フィクショネス」感覚を、存分に味わうことができた。誘っていただいた破船房の仲俣暁生さん(当「マガジン航」の編集発行人)に、まずは感謝する。現場でも仲俣さんは大奮闘なさって、おかげで僕は楽ができた。
    開場は12時の予定で、準備は10時からということだったが、僕たちが到着した時(つまり開場2時間前!)には、すでに来場者が行列を作っていた。東京流通センターをフルに使った会場は広かったが、個々のブースは狭かった。破船房もひとつのテーブルを半分だけ使うことができて、そこに仲俣さんや僕の本を、なるたけ見栄えよく並べて客を待った。
    テーブルの残り半分を占める隣のブースは、11時を過ぎても人が来なかった。大きな段ボールがいくつも積んであるばかりで、他人事ながら大丈夫なのかと心配になったが、開場20分くらい前にようやく段ボールが開かれた。中からは表紙に可愛い男女の描かれた、B5サイズの300頁くらいある本がどかどかと出てきた。
    寒風の中で待ち続ける来場者たちを慮ってか、開場を10分早めるというアナウンスがあった。僕たちのブースはすっかり準備が整っていたが、となりは段ボールを開くので精一杯の様子である。間もなく開場となった。すると来場者たちは、はっきりとなりのブースを目指して集まり、そのぶ厚い本を中心に次々と買いあさっていくのである。たちまち行列になり、僕たちのブースの前を覆い始めた。仲俣さんは行列に向かって、通路の中央に並んでくださいと何度も声を上げたが、行列は伸びる一方、ついには文フリのスタッフが人員整理をしなければならない仕儀となった。
    僕も驚いたが、そのブースの人たちにもこの人気は意想外だったらしい。印刷所から届いた本の帯封を切るのさえもどかしげに、ばんばん本を売っていった。千円札や一万円札が飛び交い、空になった段ボール箱を片づけることすらできず、開始10分で売れ切れた本もあったようだ。
    そのブースの人たちはとても礼儀正しく、僕たちに御迷惑をおかけして申し訳ありませんと、何度も言ってくれた。中の一人は僕のことを知っていたばかりか、数年前にご挨拶もしてくれていたという。文芸畑の人なのだった。他の方々も僕たちに終始気をつかってくれた。その間も本は売れ続け、金庫代わりにしているクリアファイルは紙幣で膨れ上がり、ラグビーボールみたいになっていた。
    そうなると僕としてはもはや羨ましくすらない。そういう現象を目の当たりにしたという、お祭り見物みたいな愉快な気持ちであった。そしてもちろん、彼らの売りまくっている本の内容が気になる。覗いてみるとどうやらそれは、ビジュアルノベルの批評集なのだった。
    少し客足が落ちついてきたころに、僕は訊いてみた。
    「ビジュアルノベルっていうのは何ですか? ラノベみたいなもんですか?」
    「むしろゲームですね。コンピューターゲームなんだけど、小説として楽しめるというか」
    「ああ」僕は必死に貧弱な知識を動員して理解しようとした。「つまり『ポートピア連続殺人事件』みたいな?」
    「あのへんが起源ですね」
    のちに知ったのだが、僕の出した例も完全なトンチンカンでもなかったにしろ、むしろ『ときめきメモリアル』と言ったほうがよかったようだ。恋愛シミュレーションゲームである。
    なるほど、と僕は思った。彼らはあれを「ノベル」=「小説」と見なしているわけか。
    論争のない世界
    破船房のブースの売り上げが悪かったとは思わない。仲俣さんがさかんに声を出してくれたおかげもあって、破船房から出してもらった『新刊小説の滅亡』は50冊近くも売れたし、仲俣さんの本には完売も出た。知り合いにばかり売れたのでもなかった。我々は我々なりに奮闘し、成果を上げたと言える。
    僕たちが売った本には写真集もあるが、大半が「純然たる小説」とそれに関わるものだった。「純文学」のことではない。「ビジュアルノベル」に較べれば純然、という意味である。ビジュアルもなければ音も出てこない、文章だけで出来ている小説を僕たちは売っていた。
    水と油である。ビジュアルノベルから見たら僕たちのやっていることなどは、殆ど遺跡の発掘も同然だろう。一方で僕から見ればビジュアルノベルは果たして「ノベル」なのか、と問いたくなる。
    だが僕は問わなかったし、彼らも僕らを嗤わなかった。それどころか彼らは僕らに気を配ってくれたし、僕も彼らに好感を持った。僕たちはお互いに笑みを交わし、気持ちよく別れた。
    それはこの「文学フリマ」全体を象徴する光景に、僕には思える。店番の合間に会場を回ることもできたが、そこには多種多様な、あまりにも多種多様な「文学」があった。詩集あり海外文学あり、ラノベあり二次創作ありフォトエッセイあり、マイナーな趣味のエッセイあり政治的提言あり短歌あり旅行記ありエロあり創作文藝ありと、細分化していけばまだまだいくらでも広がるジャンルの「文学」が、幾千の著者によって書かれていた。ブースからブースへ渡り歩く人たちはそれらの小冊子や本でエコバッグをぱんぱんにしていた。つまりここで売られている「文学」はただ幾千の著者が書いているだけでなく、幾万の読者に読まれているのである。ちなみに著者と読者が重複するのは当たり前のことで、今に始まったことでも、論じて何かになることでもない。
    そんな、収拾のつけようもない「文学」の乱切りポトフが「文学フリマ」であり、「文学」なのだと、僕はその巨大な空間を呆気にとられながら思い知った。
    かつて文学には論争があった。お前の文学は間違っているとか、こんなものは文学じゃないとか、そんな言葉が真剣に応酬されていた。そこでは恐らく、弁証法が信じられていたのだろう。相容れない二項を対立させれば、そこに止揚が、アウフヘーベンが現われるという希望があったに違いない。
    だがもはやそんなことは希望すべくもない。なぜなら対立するのは二項ではなく、百項、千項であり、これをアウフヘーベンするなんて芸当は非現実的だからだ。これら「文フリ」に広がる百項を統合し、二項か三項くらいにまとめあげようとすれば、そこにはどこか権力志向を思わせる雑駁さ、図々しさが露呈するだけではなかろうか。
    人はもはや「文学とは何か」を共有しようとはしていない。『新刊小説の滅亡』と「ヴィジュアルノベル」は水と油なのかもしれないが、この二項が対立するには、まずお互いへの基本的な理解が必要になる。そしてその「基本的な理解」に至る道は、なんと遼遠なことだろう。私たちは勉強をしなければならない。その勉強の先に、もしあるとすれば「対立」は生まれるかもしれないが、対立するためにする勉強など、どこが面白いのか。そもそもそんな対立は生じることなんかなくて、互いへの理解を深める可能性だって小さくはない。水と油は、どちらも液体という共通項を持っている。それで充分という結論に達する可能性だってある。
    だったら最初から相手に深入りしなければいいのだ、というのが「文フリ」なのかもしれない。実際、ヴィジュアルノベルの人たちに限らず、言葉をかけあったどのサークルの人とも、私たちは礼儀正しく振る舞うことができたし、人々も礼儀正しかった。そしてお互いのやっていることや目指していることにはほぼ抵触せず、ポッキーの話や来場者の多さを語り合って別れたのである。それは居心地のいい空間であり、居心地がいいのは悪いことでは決してない。それに私たちは、自分らの本を買ってくれる、自分らに関心を持ってくれる人たちとは、短いながらもしっかりと対話をすることができたのだ。
    「判る人だけ判ればいい」と「仲良きことは美しき哉」。これが「文フリ」の空間を支えている不文律だった。表現芸術全般にとって「判る人だけ判ればいい」は、今に始まったことではない。僕が現代性を感じたのは「仲良きことは美しき哉」の方である。実際それは美しい。機会があればまた訪れたい。「文フリ」は魅力的で祝祭的な場所である。
    だがその「美しさ」は、何かを隠蔽してはいないだろうか。その何かを突き止めるのは、批評の重大な役割ではないだろうか。
    カテゴリー: コラム | コメントは受け付けていません。

  157. 2023/11/04 22:35:46 石版含むアンテナおとなりページ

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  158. 2023/11/04 13:39:28 平山瑞穂の白いシミ通信含むアンテナおとなりページ

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  161. 2023/04/29 08:13:02 なるみーにょの森+ 技術系女子含むアンテナおとなりページ

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  163. 2022/11/06 09:02:12 カリントボンボン含むアンテナおとなりページ

    ‪HiGH&LOW と私と‪HiGH&LOW THE WORST‬ X

  164. 2022/08/03 19:49:22 書籍編集発行所「龜鳴屋」含むアンテナおとなりページ

    龜鳴屋本
    第三十二冊目
    最新刊
    天上の櫻
    宮崎孝政詩選集
    芝雪編
    大正末から昭和前期の中央詩壇にかすかな刻印をのこし、『風』や『鯉』などの名詩集を置土産に消えた能登七尾の抒情詩人の小さな精華。龜鳴屋本第一冊目『宮崎孝政全詩集』からの五十五編。
    龜鳴屋本
    第三十一冊目
    最新刊
    上井正三詩集

    伊賀上野の無名詩人の私家版詩集(1970)を新装復刊。
    在庫あり

  165. 2022/07/31 02:34:12 稀覯本の世界 - 書誌 文学資料含むアンテナおとなりページ

    更新記録

  166. 2022/05/15 20:40:00 En-Soph含むアンテナおとなりページ

    89
    告知 (116)
    自著紹介 (15)
    エッセイ (202)
    小説 (26)
    OPINION&Critic (85)
    MOVIE&レビュー (21)

  167. 2022/05/13 08:00:49 書肆 遅日草舎含むアンテナおとなりページ

    Title list
    Login

    新収品紹介/花衣ぬぐや纏はるひもいろいろ 久女

    一昨日の市場で入手した短冊のうちから何枚かをご紹介。          「花衣ぬぐや纏はるひもいろいろ 久女」杉田久女初期の代表句で、大正8年『ホトトギス』誌に投稿され、高浜虚子をして「女の句として男子の模倣を許さぬ特別の位置に立つてゐる」と言わしめた一句です。久女をモデルとした小説のタイトルにもなっていますね。(田辺聖子著『花ごろもぬぐやまつわる・・・わが愛の杉田久女』)昭和9年『ホトトギス』同...

    14, 2019

    書肆 遅日草舎 店主

    大原散歩/里の駅から寂光院まで

    お天気に誘われてふらふらと、今年初めての大原。 昨年9月の颱風一過の大原街道、山林の倒木が道を塞ぐように覆いかぶさっていました。今もまだ名残が見られます。『里の駅大原』で野菜を仕入れ、冬枯れの田んぼの間を抜けて寂光院への道を。川面を青いものが過ったので追うと、カワセミでした。民家の塀の屋根に咲く苔が綺麗です。 寂光院門前の漬物屋で辛子漬を買って引き返します。すでに陽は傾いて田面を銀色に輝...

    14, 2019

    散歩

    自宅勤務

    今日も宝ヶ池国際会議場近くで古美術市場が開かれていますが、そちらは長男に任せて小生は自宅勤務。「市場は寒いだろうな…」などと想像しながら、ヘンデルのリコーダー・ソナタ(ミカラ・ペトリ  &  キース・ジャレット)が流れる温かい部屋で、ノンビリと短冊の整理などをしていると、大きな聲では言えませんがつくづくと心地良く、入札を頼んだ短冊コレクション二点は居ながらにしていずれも無事落札、陰な...

    12, 2019

    書肆 遅日草舎 スタッフ"R"

    初市に凍える

    今日は今年最初の道具市場の日でした。午後から入札に参加して、安永年間の日付のある高松季眠和歌草稿や遊女桜木和歌短冊、最後に「露探」斬首の光景などを含む日露戦争関係の写真帖を手に入れました。こうした古写真は最近人気が高く、落札はしたもののなかなかよいお値段でした。仕事になるのかな…などと。 雪こそまだまともに積もっていませんが、寒さはいよいよ本番、比叡山を近くに望む暖房のない道具市場での四時間の...

    11, 2019

    書肆 遅日草舎 店主

    新収品紹介/河東碧梧桐肉筆扇面色紙

    昨年末の仕入れでしたが、久しぶりの碧梧桐です。絹本扇面と紙本色紙がそれぞれ2点。いつ見ても楽しい河東碧梧桐の筆です。 2月は1日が碧梧桐の命日ですが、9日から17日まで、神戸のギャラリー「MORIS」(https://moris4.com/)に於いて恒例にともいえる「碧梧桐展」が開催予定です。今回は碧梧桐門の俳人麻野微笑子氏旧蔵になる河東碧梧桐作品の数々が展示され、なかでも全紙に書かれた大幅「飲中八仙歌」は必見の価値...

    11, 2019

    書肆 遅日草舎 店主

    昨夜はSAKUYAで

    昨日は小雪の舞う寒い日でした。夕方までは引き籠ってヤフオクへの出品作業、この日の出せたのはエンタイアの山2点と斎藤茂吉の旧蔵資料。やがて日も暮れれば寒さもなんのその、この夜は予約していた西陣の小料理屋へ家内の運転で出かけました。美味い酒と肴の数々、たまに手に入る幸せ且つ贅沢な時間です。  「SAKUYA」さん、ごちそうさまでした。(2019/01/10)...

    10, 2019

    書肆 遅日草舎 店主

    新収品紹介/文化七年、上田秋成はまだ生きていた?

    上田秋成の画賛幅です。昨年の末、ある道具市の「出し売り」(下見がないので競り台の上に載せられた品を一見して価値を判断せねばなりません)で、余斎の署名頼りに落札した品なのですが…。いざ持ち帰って見てみるとなんだか引っかかります。画家が記した日付が「文化七庚午正月元日」。たしか秋成の没年は…と気になって調べてみると、やはりどの資料を見ても文化六年六月二十七日。ということは? 翌文化七年の正月元日、上...

    09, 2019

    書肆 遅日草舎 店主

    初詣

    今年の初詣は元旦に、まずはわが家の氏神さま岡崎神社へ、その足で今年の干支亥に因み「いのしし神社」こと「護王神社」へ詣でて一日の歩数は12,539歩。 3日は四条への道すがら平安神宮へ詣でました。この日の歩数は12,974歩。  次いで6日は石清水八幡宮へ。毎年お詣りしますが、今年は車は止して京阪電車で行き、ケーブルカーも使わず歩いて登り、下りも歩いて一日の歩数は13,498歩。そして今日は伏見稲荷大社へ。こ...

    09, 2019

    書肆 遅日草舎 店主

    「だいせんじがけだらなよさ」

    明けましておめでとうございます。三が日も過ぎて今日で今年も四日目、世の中のほとんどは常態に復するようです。そういえばなんとなく朝の空気を伝わって来る音に、人の動きの気配があります。空は青空。カルメン・マキの『真夜中詩集』などを聴きながら、井伏鱒二を読んだり、まだ道具市場も正月休み、なにをするでもなく、いつのまにか日は暮れて、一日は終わります。 「だいせんじがけだらなよさ」と寺山修司。「さよなら...

    08, 2019

    書肆 遅日草舎 店主

    花朝堂漫録 十 勤王歌人・伴林光平の短歌と筆跡

    勤王歌人・伴林光平の短歌と筆跡  伴林光平は「ともばやし・みつひら」とも、「ばんばやし・みつひら」とも呼ばれていて、確定していない。辞典にも双方書いている。 ところで、光平の短冊がよく売れるのは何故だろう。比較的安く入手できるせいもあろうが、なぜか売れ残る率が少ないみたいだ。天誅組の隊士であったからなのか。  伴林光平(1813~1864)は、幕末の国学者・山陵研究家・歌人・勤王志士。河内国南河内郡道明寺(...

    12, 2017

    花朝堂漫録

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  168. 2021/11/12 19:39:40 狒々主義含むアンテナおとなりページ

    投稿者:やまうみうし@C99東シ52b

  169. 2021/09/20 02:24:48 本屋のほんね含むアンテナおとなりページ

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  170. 2021/06/08 11:10:58 書斎のうちそと含むアンテナおとなりページ

    みんなの散歩をまとめ読み
    みんなのSFをまとめ読み
    みんなの本をまとめ読み
    みんなの本をまとめ読み
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  171. 2021/05/30 14:26:15 *sunapaper*含むアンテナおとなりページ

    Questions?+1-303-893-0552
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  172. 2021/03/22 20:46:09 三月記(仮題)含むアンテナおとなりページ

    2021年03月22日
    「海鳴り」33号が届きました
    昨年までは「海鳴り」が出たら、編集工房ノアの本の通販のおまけとして配布していましたが、三月書房は昨年末に廃業しましたので、そーゆーことはできなくなりました。うちの店では毎年200冊ほども配布させていただいていましたので、今年もお知らせだけはしておきます。
    この号で一番の読み物は、山田稔氏の「同僚━生田耕作さんのこと」でしょう。2段組み14頁分ありますが、山田氏が生田氏について、これだけまとまった量を書かれたのは初めてかと思います。そのほかの内容は上記の画像をクリックしていただけば目次が読めるはずです。
    「海鳴り」の入手方法は聞いておりませんが、おそらく一部の書店では無料配布するはずです。非売品なのでこれだけを購入することはできないでしょう。発行所に頼めば送ってくれるのか、送料はいくらなのかもわかりません。これはあくまでも個人的な意見ですが、発行所に何か1冊通販の申し込みをして、ついでにおまけに添えてくれるようにお願いするのがよろしいかと思います。表紙の裏に昨年1月以降の新刊リストが掲載されています。下記に画像を載せておきますのでご参考にどうぞ。クリックすれば拡大するはずです。
    まことに不便なことに、編集工房ノアにはサイトがありません。グーグルすると、いまだに三月書房のページが上位に出てきます。メールも利用されていません。ゆえに通販の申し込みは郵便か固定電話かFAXしかできないでしょう。住所と電話は検索すればすぐにわかるはずです。

  173. 2021/01/09 14:50:21 どら饅頭.com ベンゼンたん含むアンテナおとなりページ

    21.01.09 同人活動ページを更新

  174. 2020/10/04 09:55:21 ライトノベル作法研究所含むアンテナおとなりページ

    無限コンティニューで目指す最強勇者 〓みんなの命がひとつの世界で、オレのパーティーだけ不死身〓(1) (裏少年サンデーコミックス) ラ研出身、kt60さんの新刊

  175. 2020/08/18 12:58:04 不活性で怠惰なアタシの肉体の神秘含むアンテナおとなりページ

    クリスマスどうすんのー!
    クリスマスどうすんのー!
    クリスマス、どこいればいいのー!
    あたし泣く子も黙るカド部屋なんですよ。
    いるか、いないかが一目瞭然なんですよ。
    く、クチの野郎ー!
    口は災いのモトとは、よく言ったもので、
    昨日のクリスマスはずーっと電気消して、家に居ました。
    東京のくせに、結構、星がキレイでした。
    とか、しんみり言おうと思ってたんだけど、
    この日を宮崎駿コンプリートデイとして、「おもひでぽろぽろ」「となりのトトロ」「魔女の宅急便」「天空の城ラピュタ」「耳をすませば」「風の谷のナウシカ」「ハウルの動く城」などなどを、暗い部屋で、もうひっきりなしに見まして、
    こうね、「彼氏」とかね「もこみち」とかね、
    だからなんだっつーの?
    くらいの、でっかい気持ちになってみました。
    クリスマスなんて、ちょろいちょろい。
    2005年12月26日 人気blogランキングへ
    12月の詰め将棋
    友達に新しい彼ができたので
    じゃあ写真見せろや って言ったら
    得意げに出してきた。
    いやー、すこぶる用意周到過ぎて確信犯。
    その写真が、まぁ・・、ディズニーランド?らしきところで軽くツーショット写真。
    (いや、つーか絶対ディズニーランドだけど、
    つーかこの後ろに写ってるマルっぽいオブジェは
    ディズニーシーであることは間違いないけど、
    そんくらい私だって一目でわかるけど、
    絶対「これディズニーシー行ったの?」って聞きたくない!)
    で、友達としては、早く聞いて、これディズニーシー行ったの?って聞いて!っつー顔まんまん。
    でも私は絶対聞きたくない、
    しかしそれ以外にこの写真に対し何の感想も浮かばない、
    でも言いたくない、
    これ言ったら負ける気がする。
    という、女同士の緊迫する一瞬の中、
    後輩の女の子が無邪気にこの前戦に突入してきて、
    「わぁーこれディズニーシーですよねー!」
    って、もうあんた!
    これだら、二十歳前後の子ってのは、
    こういう女同士の話したい!聞きたくない!の攻防が全然わかってない!
    「あーわかっちゃったぁー?そうそうシーに行ったんだぁー」
    ほらー、始まっちゃったじゃない!
    シー話。
    もうこれから、彼女の口からハーバーサイドクリスマスがこれでもかっつーほどのパレードを繰り広げちゃうよー。
    って思った瞬間
    「実は、私もこないだ彼氏と行ったんですよ、シー。もう超きれいで、超感動ですよねー。でーミッキがぁー」

    鹿


    2人は一気に団結し、ディズニシーの素晴らしさに付随(ふずい)した形で、冬に彼氏のいる素晴らしさを存分に語り尽くしたあげく
    「ハイネも絶対行きなよシー、すごいから、価値観変わるから」

    鹿


    行ったことあるよ。
    つーか、今、目をキラキラさせてるあんたと行ったはずだけど。
    そしてカップルの波と抱擁に引き裂かれながらブラヴィッシーモを見て、
    もう二度と来ねぇシィー!
    って叫びあったはずだけど。
    でも、なんか、写真に写ってた彼氏が、なんかレーザーラモンのマネっぽい、でもなりきれてない、土壇場で自分を捨てきれてない素振りで写ってたので、
    ちょっとだけ微笑ましく見守っていくつもりです。
    2005年12月20日 人気blogランキングへ
    イブの采配
    正直、こんなにモテナイとは思わなかった。
    団体戦(合コン)はおろか、一騎打ち(紹介)に至るまで、
    全ての面において、伸び悩み。
    洋服の襟元に間違ってウンコでも付いてるんじゃないかって疑うくらいの防御率。
    これはもうね、絶対におかしい。
    裏に政治的なものすら感じている。
    そのくらい、国会レベルでモテナイ。
    「好きな人に告ったけど振られてしまった」
    というモテナイレベルを超え、
    ついに、先日告ってない人にまで振られた。
    や、地元の飲み会の最中、
    私はさ、最近見た「ハリーポッターと炎のゴブレット」について、なんと炎のゴブレットらしきものの演技つきで解説してたわけ。
    「でね、対抗試合も終盤!ハリーが勝つと思うじゃん?ところがどっこい、ハリーはそのすべてがワナだったことに気がつくわけ!でっ!」
    みたいな、紙芝居屋でいえば、子どもたちが息を呑むであろう、その瞬間だったと思う。
    地元の男友達の一人が
    「ごめん、今気づいたけど、おれ加藤にほんと興味ねぇや」
    今、気付いちゃったーーーーー?
    いやー、気付くにしても、もうちょっと先か、もうちょっと、せめてこの話が終わった段階で気付いて欲しかったー。
    つーか、今気づくべきは、ハリーをワナにかけようとしたのが誰かっつーことだし。
    そんな赤裸々な地元の男女関係についてじゃないし。
    むしろ私がいない場所で気づくのがエチケットだし。
    しかも、今してたの私の話じゃないし、ハリーポッターの話だし、あいつの話だし、おめぇが興味ないのは、私じゃなくてハリーなんじゃないかっつーことについて、ちょっとは考えてくれたー?
    つーか、このタイミングで私にハリーの話つづけろって、すげぇ過酷な使命だし、
    でも打ち切るには、すげぇ中途半端だし、あたしゴブレットの顔真似の途中だし。
    でさ、地元の他の方々も、思わずシンとしてるわけですよ。
    で、思いっきり発言権が私のターン。
    みんなが私の動向に(ハリーポッター以外の話題で)注目。
    ライフカードを広げたくなる瞬間。
    あー「webに続く」って、なりてぇー。
    でも、まさにリアルタイム。
    今、今の心境を求められてる。
    どう出る?
    どう出る私。
    「いいって!いいんだよー!
    あたしたち友達なんだから興味なくて全然いいんだよー!
    で、炎のゴブレットの奴がさー」
    乗り切りました。
    このセリフを、今年度のMVPにしたいと思います。
    いやー、そうそう言えたセリフじゃないと思うんですよ。
    告白する場において、振られる事ってのは想定の範囲内で、
    その返しのセリフ、
    例えば「今まで通り友達でいいから」とかはね、
    大体シュミレーションとして構想されてるんですよ。
    でもね、告ってもいない相手から突発的に振られる場合ってのは、
    まぁ女性にしてみれば非常事態ですよ。
    それをね、すげぇ優雅に、ある意味エグゼクティブに、私は乗り切っちゃったわけですよ。
    私のレベルもここまで達したかと、まさに感無量です。
    で、気付いちゃったんですけど、
    モテナイ生き方というのは、実はすげぇテクニカルだなあと。
    なんつーの、難易度って言うんかな。
    あれが、すげぇ高けぇ。
    例えば、「ぷよぷよ」にしても「マリオカート」にしても、難易度を設定するわけだけど、
    モテナイっていうことは、まさにすげぇ難易度がハードなわけですよ。
    そのステージを体感してから、
    まあキムタクとかをね、見るわけ。
    したっけ、もうクスって出る、クスって。
    ちょっと口元で小指立ててクスですよ。
    なにあれ、すげぇぷよぷよ落ちてくんの遅せぇー!
    クッパ全然あたりが甘めー!
    で、自分の面に戻ると、もうすげぇ おじゃまプヨとか振ってくるし、
    ドンキーとかコーナーに一列でバナナの皮とか置いてくるわけ。
    あのピーチ姫ですら、すげぇ性格わりぃ。
    でも、そんな中で結構いい勝負をしてる自分がいたりして、
    まさに自分の技量に酔う瞬間でした。
    つーか、その後、例の地元の友達から電話があって、
    「おまえのさ、ゴブレットのモノマネ、似てねぇ」
    「あ、見に行ったの?」
    「ゴブレットって、魔法の木杯のことじゃん」
    結構、ゴブレットの奴が大暴れしてた。ってのが、私のハリーポッターの感想だった。
    つーか、ハリーポッター、まだ見に行ってなかった段階で、解説を求められたので、ついつい調子に乗って自分なりのハリーを表現しちゃってた。
    でも、わざわざ見に行くなんて、こいつ・・もしかして・・あたしのこと・・
    「・・な、なんだ、言ってくれれば、私も見に行きたかったのに」
    「は?彼女と行ったし」
    テクニカル。
    ___________________________
    あたしのマリオカートはとりあえずシューマッハとかライケネンとか出てくる。
    でも、結構、負けてない、と思う。
    2005年12月10日 人気blogランキングへ
    発進!
    ちょっと、そこの君、んーってしてみ、んーって。
    昨日、地元の友達と飲んでたら、
    その子がいきなり
    「あたしの彼氏さー、キスするときの顔が変」
    っつー話になって、
    つーかキスの時の顔なんて一々チェックしてねぇっつー話になって、
    そういえば、あたしたちもどんな顔してんだか自分じゃわかんねぇなってことになって、
    「キス待ち顔」選手権(うちわ)が急遽開催されることになったんですが、
    私はこっそり席を立ちました。
    こないだ仕事場の後輩に合コンに誘われました。
    私は、まあ仕方なく、あくまで可愛い後輩たちの引率として、
    「ちょっと、悪いけど、今日だけ同期ってことで」
    (後輩たちは思いっきり親指立ててグーなんつって)
    そう、引率してきたわけですが、
    男の子「いやー22歳なんてめっちゃ若くねぇー?」
    後輩達「あははー」
    男の子「で、ほんとのとこ加藤さんはいくつなの?」
    後輩達「加藤先輩も22ですよー!」
    ああ、可愛い後輩。
    おもいきり先輩言っちゃってる。先輩言っちゃってる。
    したっけ、場の盛り上がりもそこそこに
    「ポッキーゲーム!!」
    なんつって、出ました。
    ポッキーゲーム・・・っ!!!!
    あの20?にも満たない棒菓子の先端と先端から、男女で折らずに食べ合ってくあのゲームっ?!
    だって、それは、だって、き、キス、じゃないですか。
    知り合ってまだ数分も経たないのに、キス、じゃないですか。
    私は、こんな汚らわしいゲームにうちの可愛い後輩達が餌食になったら大変と、この身をはって立候補するしかないじゃない

  176. 2020/07/28 09:16:04 Irresponsible Rumors含むアンテナおとなりページ

    最近の噂
    風の噂ではございますが……
    なお、リンクする場合には各コメントの日付のあとにある「id」をクリックすると、そのコメントのユニーク id が url 欄に表示されるぞ。
    2012/05
    しばらく前に、カルロス・フエンテス他界。しばらく前に、フエンテスの小説やノンフィクションをまとめて読んで、もうフエンテスは一通り見切ったと思っていたが、それでもかの大作「テラ・ノストラ」は未だに期待だし、その才能と知性は刮目すべきものがあり、また一部の文のかっこよさと洗練ぶりはずばぬけたものがあった。正直いって、その洗練ぶりがかれの目指すラテンアメリカ土着的な泥臭さと相容れない面はあって、それが彼の弱点でもあったんじゃないかとも思う。ガルシア=マルケスは、発端となったおばあちゃんの昔話的な語り口があり、バルガス=ジョサは何でも力でねじふせるような野蛮さがあるし、カルペンティエールもそこらへん洗練しすぎずうまく逃げているんだけど…… ともあれ、ご冥福を。(2012/05/21, id)
    先日までインドのタミルナド州にいたんだが、電力事情がひどい。日本の工場とかでも、週二日完全停電に、その他の日も一日六時間停電というまともでない状況になっている。ところが、先月末に突然それがちょっと改善しはじめた。なぜかというと、風が少し早めに吹いてきたから。タミルナド州は、いま稼動発電容量の半分くらいが風力を中心とした再生可能エネルギー。ところが、これまでの月は風がふかないので、その風力からの電力はゼロ。それが、風が吹いたら突然総電力の四分の一くらいがまかなえるようになった。
    しかし……こんな風頼みでは仕事にならない。停電するのも困ったものだけれど、仕事に使うなら、停電するといいつつ実は電気がきました、というのも困る。タミルナド州は結構でかい(日本の三分の一くらい)だから、多少は平準化されると思っていたんだけれど、ダメなときは完全にゼロの状態が何ヶ月も続くのか! これ使うなら、どうしてもバックアップの火力かなんか必要になってくる。それを考えると、自然エネルギーへの転換をすすめましょうなんていうお題目がまったくリアリティなしに聞こえてしまう……(2012/05/20, id)
    2012/04
    LaTeX の環境を更新しようとおもって、そろそろ Windows とMac とLinux (最近ほとんど使わないが) の環境もそろえたいしと思って、W32 環境から texlive に移行しようとあれこれ。最初はいろいろ苦労したが、最終的には成功。よかったよかった。TexMaker とか TexWorks とかの専用エディタも使えるようになったのは便利。ただ、変なotf系の小細工して、鄧小平の鄧を勝手に utf{21E}とかに置き換えるのは迷惑だなあ。そういうのをなしにするために utf-8使ってんのに。
    あと、パッケージの更新が楽なのはうれしい。これまでは年に一度くらい、W32Tex環境まるごと入れ替えで更新してたんだよね。 (2012/04/07, id)
    2011/10
    ラオスにきたら、いつも使っている携帯電話がつながったりつながらなかったり。SMSも送れなかったりする。するとカウンターパートから連絡がきて、今使っている携帯電話(TIGO 改め Beeline) を換えろという。TIGO から他のキャリアの電話につながらなくなっているから、といって。なんじゃそりゃ。
    TIGO の機械の故障らしい、と言われたんだが、調べてみたら、なんと TIGO が(おそらく Beeline に買収/改名する過程で)協定破りのプロモーションをやって、それに対して他の携帯会社が制裁措置として、TIGO/Beeline への回線接続を切ったんだって。ひでえ。協定破りって、少しお得なプランを出したとかそんな話だけど、それでここまでやるか?!? そんなことをしたら業界全体の利益が下がるからというんだけど、それってカルテルっていうんですよー。社会主義国は知らないかもしれないけど、いけないことなんですよー。
    しかし TIGO も、古いページから新しい Beeline のページにリンクを張るくらいの手間を惜しまなければいいのに(といってもその新しいページが見当たらない……)。 (2011/10/27, id)
    遊びで受けてみた TOEFL ibt だが、ライティングがこんなに低いとはちょっとがっかり。少し書き方に凝りすぎたか。もうちょっとシンプルに書けばよかった。あと、ぼーっとしていてちょっと聞き逃した部分があったせいもあるのかなあ。 (2011/10/26, id)
    2011/9
    まったく知らなかったが、今月頭に、かのプロジェクトグーテンベルグ創始者のマイケル・ハートが他界していた。このプロジェクトにはテキストももらったし、いろんな権利やテキスト配布がらみの考え方も教わったし、何より「こんなことやっちゃえるんだ」と目から鱗を取ってくれたことには何よりも感謝している。その恩恵と遺志に応えるためにも、自由に流通する文書をどんどん増やさなきゃ。気がつかなかったけれど、今見たら The Economist にも立派な追悼文が出ている。もっと枯れたジジイかと思っていたよ…… (2011/9/29, id)
    最近の The Economist では、アジアの女性が晩婚化、未婚化していて、それは高等教育が進み、家庭や育児に縛られない経済的な独立性が確保されたからだ、という議論をしていた。そしてその結果としてアジアの男性は結婚はおろかセックスもできずに悶々としている、という話。
    それに対していくつか投書がその数号後で紹介され、男だって都市化に伴いいろいろ火遊びのチャンスができてるよ、という指摘とか、家庭のよさは忘れられていないよ、という投書の中に混じってこんなのがあった。
    拝啓 高学歴アジア女性が金銭的にdependent (訳注:independentのまちがいのはず)になるにつれて、確かに結婚は減っていますが、それでも彼女たちは活発なセックスライフを送っています。そしてますます若い男を愛人として選ぶようになり、既婚女性よりもっとセックスライフを楽しんでいるのです。このトレンドは戦後の日本で始まったもので、当時は大量の未亡人が再婚するよりも新しい「伴侶」を選んだのでした。
    アジアでは、三十代、四十代の独身女性が二十代のツバメを持つのはごく普通のことです。ダンスクラブの多くはハンサムな若者をウェイターとして雇い、かれらは連れ出し可であることがほとんどです。つまりアジアの若い男性は、たぶん貴誌の考えるほど寂しくはないうえ、年上の愛人から性技の手ほどきも受けられるのです。
    ピングー・リュウ(フロリダ州ボカラートン) The Economist 2011/9/10-16号、p.16
    リュウさん、ご自分の願望を信じやすいThe Economist にぶちまけてはいけません。あなた、どう見てもなんかの読み過ぎです。 (2011/9/27, id)
    矢作俊彦がぼくのGQの文章に「反論」したというので見てみた。ぼくには「論」にはまったく思えず、ただの付け焼き刃の感情垂れ流しポジショントークとしか思えないんだが、多くの人は説得力(でも論がないのに、何に説得されたんだろうか)を感じたようだ。そしてツイートなどを見るに、多くの人は次のネタにずいぶん賛同している。
    核廃棄物をどうするの? 山形はそれに触れてないじゃないか、というわけ。
    さて、ぼくはその話はちゃんと触れているのだ。そしてそれは、ぼくのほうも是非聞きたいところ。あなたたち、核廃棄物をどうするの?
    自分たちは脱原発と言っているから、その要求が通れば廃棄物がすぐ消えてなくなるとでも思ってるの?
    今動いてる原発があって当分後始末もいる。過去に出た廃棄物もある。それを何とかしなくてはいけない。あなたたち、いまの原子力の管理技術では不安なんでしょ? 技術だけじゃなくて体制も信用できないと思ってるんでしょ? そしたら、今ある(そしてこれからも出続ける)ものを今よりマシな形で管理処分する必要があるんでしょ。そのための技術開発は必須だ。だからぼくは原子力の研究開発に金をかけろと言っているんだよ。
    でも、それだけじゃ足りない。だれがそれをやってくれるの? 先の見通しのない、つぶしも効かない、過去の尻ぬぐいにしかならない技術の開発に、だれが来てくれるの? 工学部の進振を見ればわかるけれど、学生はそういうのに敏感だよ。
    そう考えると、本気で脱原発をするためにも、逆に原子力エネルギーに多少なりとも可能性は残さないと(民生発電でなくてもいいよ)ダメじゃない? そうでないと、まともな人材きてくれないよ?
    ぼくはそう思うんだ。そしてあのGQの文も、そこまで考えての話なんだけどね。変な結論だとは思うし、これを詭弁だと思う人も多いだろう。でもさ、それじゃどうすればいいの? そう聞くと、東電の責任だから東電にやらせろ、とか言うんだけど、そういうときだけ東電を信用していいわけ? かれらだって、ない技術は振れないんだよ。どうせ今の原発の敷地って、脱原発した後で何か別のことに使えるわけでもないんでしょ。だったら今の使い道をどう改善するか考えたほうがいいんじゃないの?
    だいたいぼくは、矢作俊彦みたいなバブル全盛期にいい思いをしてきた、60-70 歳くらいの連中の道楽エコロジーだのはまったく信用していないし、その連中がこの震災や原発事故で急に社会派に目覚めてきいたふうな口をきくのがおかしくてならない。かれらは今後、現状維持のまま社会

  177. 2020/06/23 07:33:41 名張人外境ブログ 含むアンテナおとなりページ

    「推理」することと〈欲望〉すること 江戸川乱歩「D坂の殺人事件」論
    Posted by 中 相作 - 2020.06.23,Tue
    雑誌
    立教大学大学院日本文学論叢 第14号
    編:立教大学大学院文学研究科日本文学専攻
    平成26・2014年9月?日 立教大学大学院文学研究科日本文学専攻
    A5判 128ページ
    「推理」することと〈欲望〉すること 江戸川乱歩「D坂の殺人事件」論
    栗田卓
    p73─90
    ▼立教Roots:立教大学大学院日本文学論叢 > 14(2014)> 「推理」することと〈欲望〉すること : 江戸川乱歩「D坂の殺人事件」論
    PR
    RAMPO Up-To-Date
    江戸川乱歩執筆年譜補遺

  178. 2019/03/22 03:47:07 短信含むアンテナおとなりページ

    以下は2017年8月26日(土)に、韓国ソウルにある国立ソウル現代美術館で行った基調講演の全文です。
    私の名前は室井尚(むろい・ひさし)です。横浜国立大学の教授をしています。専門は哲学や文化理論で、何冊かの本を書いています。今回のツアーもそうですが、普段は学生たちと一緒にアートプロジェクトをプロデュースしたり、沢山のワークショップをしたりしています。
    ですが、私はアーティストでもあります。少なくとも一度はアーティストでもありました。
    2001年に日本初の国際芸術祭である「ヨコハマトリエンナーレ2001」が開かれましたが、その時に私は、ディレクターの1人であり、京都国立近代美術館の学芸部長だった河本信治さんに声をかけていただき、ほぼ同年代のアーティスト椿昇(つばき・のぼる)さんとのユニットを組んで、「The Insect World」というプロジェクトを行いました。これは複数のユニットからなる複合的なプロジェクトだったのですが、その中の一つとして設置した全長50mのバッタの形をしたバルーン「飛蝗(The Locust)」が余りにも大変で、それにばかり力を奪われていました。
    このバルーンはとても遠くからも見ることができ、横浜の町のシンボルでもある船の形をしたインターコンチネンタルホテルに設置されていました。私たちのコンセプトは21世紀にはこれまでの人類の文明とは全く異なる、いわば「昆虫的」な論理が世界を支配するだろうということで、「The Insect World Operating System will govern the World」という言葉をキーコンセプトにしていました。
    冷戦が終わり、新しい世界秩序が生まれようとしていました。私はそれを、人類を含む脊椎動物からもっともかけ離れた昆虫の目から見た世界を提示することによって、新しい文明の誕生を喚起しようとしたのですが、実際にはそれは2001年9月11日の同時多発テロ事件によって簡単に乗り越えられることになってしまいました。
    クシシュトフ・ヴォディチコ氏と会ったのはこの作品の準備をしていた時です。彼はティファナで行っていたプロジェクションを展示するために横浜トリエンナーレに参加していました。ある機会があって、この時私は彼と二人で、バーで飲む機会がありました。
    その前から私はヴォディチコ氏の作品を知っていて、とりわけ京都国立近代美術館の展覧会「Project for Survival」で最後の展示室に出されていた「Polis Car」にはとても大きな衝撃を受けていました。都市に溢れるホームレスを排除したり、収容したりするのではなく、彼らに移動できる最強のツールを与え、むしろ町の中で誰よりも自由に活動できる存在に変えるというアイディアは、常識を完全に覆すものであり、この作品を作ったアーティストに会ってみたいと思っていたのです。
    彼にこのバッタのCGを見せると、彼は愉快そうに笑って、こう言いました。「アメリカの深夜映画でシカゴの町を巨大なトノサマバッタが占領するB級SF映画を見たことがある」。
    その後、私はこの映画を探しました。それは1957年に作られた白黒のアメリカ映画で、ピーター・グレイブス主演の「The Beginning of the End」という映画でした。とても安っぽいSF映画ですが宇宙からの謎の光線で巨大化したトノサマバッタの群れがシカゴの町の高層ビルを襲うというストーリーでした。
    それからちょうど9年後の2010年3月に、私はヴォディチコさんと再会しました。京都国立近代美術館で、ヴォディチコの作品を紹介し続けてきた河本信治さんの定年退職を記念する展覧会のオープニングパーティに彼は参加していました。
    多分私のことなんか忘れているだろうと思いましたが、せっかくなので話しかけてみました。
    「9年前にあなたが教えてくれた映画のタイトルは”The Beginning of the End”でしたが、あの後すぐに9.11が起こりました。私たちのバッタのバルーンもトラブル続きで71日の展覧会期間中23日しか展示できなかったのですが、その中でワールドトレードセンターのビルが崩壊するのを見て、私たちは底知れない敗北感に捕らわれていました。今から考えるとまさしくあの年は”Beginning of the End”の年だったのです」。
    ヴォディチコさんはとても鋭い目で私をじっと見つめていて、私は何か彼を怒らせてしまったのかと思い、「失礼しました」と早々に彼から遠ざかりました。
    ところがパーティの終わり頃になって、彼はまっすぐに私のところに歩いてきて「時間があるのなら、コーヒーでも一緒に飲まないか?」と向こうから声をかけてきたのです。
    雨の降る中、京都の町を二人で長いこと歩いて喫茶店に入りました。彼はちょうど「9.11」に関する著書”The City of refuge”を出版したばかりで、9.11を記憶するためのメモリアルをニューヨーク湾の海上に作って、そこを世界平和センターにするという構想を提案していたところでした。
    「日本では誰も俺のこの提案に耳を傾けてくれないし、あのパーティでも誰もまじめな話をしてくれないのに、お前に会えてラッキーだった」と彼は言い、それから二人でミシェル・フーコーの「パレイジア」概念や、犬儒派(キニク派/Cynic School)の哲学について議論を交わしました。
    彼はちょうどパリの凱旋門を「戦争を永遠に廃絶するためのメモリアル」に変えるというプロジェクトに取り掛かっていて、スケッチブックを出してまだ構想中のこの作品「The Abolition of War」のデザイン画を目の前で書いてくれました。
    「お前、どう思う?」と聞かれて、「そうですね。でも、これができたからと言って本当に人類が戦争を廃絶するようになるかどうかは疑わしい」と曖昧な返事をした私に彼は少し怒ったようで、「俺はこれをやっているのに、お前は何をするんだ? たとえば、お前は靖国神社のことをどう思っているんだ?」と言いました。
    私は即座に「靖国神社はまずい。あれは一種のタブーのようなもので、右翼も左翼も靖国のことになると正気を失う」というようなことを言うと、彼はさらに激高して、「何を言っているんだ。パリの凱旋門だって右翼とナショナリストの魂の象徴で大きなタブーになっている場所なんだぞ」と言います。これは本当のことで、この一年後、パリの画廊で「The Abolition of War」のオープニングにはフランスの有力メディアは左も右も一切取材にきませんでした。彼らは凱旋門をタブーにしていて記事にするのを恐れたのです。
    しばらく彼と議論して、私は横浜に帰りました。新幹線で深夜に家に着くと、さっき会ったばっかりのヴォディチコさんからメールが届いていました。
    それは「俺は明後日の朝の飛行機でボストンに帰るのだが、明日土曜日は一日オフだ。俺が新幹線で東京に行くから、一緒に靖国神社を見に行かないか?」という突然の申し出だったのです。
    次の日、東京駅で待ち合わせて二人で靖国神社に行きました。私は子供の時に観光バスで靖国神社を訪れたことはありましたが、大人になってから行くのは初めてで、ヴォディチコさんの方が詳しい知識を持っていることを恥ずかしく思いました。
    靖国神社が、戦後はただの新興宗教団体になっていること、アメリカの占領軍が最初は廃止しようとしたのを結局は残すことにしたこと、A級戦犯を祀って中国や韓国の激しい反発を呼ぶようになったのは1970年代後半からであることなど、それまで全く知らなかったのです。またいくら右翼や自由民主党の一部が靖国神社を国有化しようとしても絶対にできない理由もこの時に学びました。
    靖国神社の隣には付属の博物館があって、そこにはゼロ戦や人間魚雷回天など旧日本軍の兵器が展示されていますが、ヴォディチコさんは「誰があんなにきれいな兵器を保管していて提供できたと思う? アメリカ軍以外ありえないではないか? 日本と韓国・北朝鮮と中国が仲が悪くて一番得をしているのはアメリカなのだ。靖国はそのためにある」と言いましたが、まさしく私の目を開かせてくれる言葉でした。
    その後、私たちはメールやSkypeで連絡を取り合って一年後に横浜で国際会議を開催しました。「アートと戦争」という会議で30名以上の研究者、アーティスト、キュレーターたちを招いて三日間の議論を続けました。
    実はこの時にせっかくヴォディチコさんを呼ぶのだから会議だけではなくて、作品も出したいということで「War Veteran Vehicle」の日本版をやろうと準備をしていました。
    ところがその準備期間中の2011年3月11日に東日本大震災と福島の原発事故が起こったのです。私もヴォディチコさんもこの大災害に大きな衝撃を受けました。そこで、二人で相談してこの災害の被災者の声を作品の中に組み込むことにしました。私はスタッフを連れて6月初旬に気仙沼や塩竈などを訪れて、津波の被害者やその関係者の取材を行い、War Veteran Vehicleの形でデータを編集しました。
    その成果は横浜で2回、被災地の仙台で1回のプロジェクションとして公開されました。このプロジェクトの名前は二人で相談して「Survival Projection 2011」としました。
    時間も不足していたこともあって、この作品に対する評価はあまり高いものではありませんした。震災のショックがまだ生々しかったのか、公開現場では何人もの観客から「こんなことをして不謹慎だと思いませんか?」と非難されました。Wod

  179. 2018/04/17 17:04:16 bibliomania(野崎泉)含むアンテナおとなりページ

    『戀愛譚 出版記念展のお知らせ
    3月9日に発売した書籍、『戀愛譚』の発売を記念して、大阪・北浜のギャラリー《アトリエ箱庭》にて、東郷青児デザインの本、洋菓子店の包装紙、マッチ箱などを集めたささやかな展示を行います。箱庭オーナーの幸田和子さんと、一部、編者の野崎が集めた私的コレクションです。来場者のみの特典もございます。詳細は特設ページをご覧ください。http://underson.com/bibliomania/renaitan_event.html

  180. 2016/09/07 02:24:48 記憶測定含むアンテナおとなりページ

    近年の実演では2013年ハイティンク指揮ロンドン交響楽団の9番、同年マゼール指揮ミュンヘンフィルの3番、2015年東京都交響楽団定期ミンコフスキー指揮の0番、今年2016年2月のバレンボイム指揮シュターツカペレ・ベルリンによるブルックナー交響曲全曲チクルス、また、この間7月の東京交響楽団の定期でのジョナサン・ノット指揮による8番はとてもよかった。

  181. 2016/08/09 23:32:53 Etheric-F 電子書籍少女含むアンテナおとなりページ

    最終更新/20160809
    夏イベントのお知らせ掲載
    『銀河鉄道の夜』発売中です
    宮沢賢治さんの名作をマンガ化。初めて読む子どもの方から原作ファンの方まで楽しめる本格コミカライズです。
    ★速報 9/3「銀河鉄道の夜マンガと歌のコンサート」個展&コンサートイベント銀座にて開催決定!詳細お待ちください!
    ■8/14 コミックマーケット90【辺境屋/日曜西す-01b】
    2〜7月発行の同人誌+新刊(折本かペーパー)の予定です
    ■8/21 COMITIA113【辺境屋/G01a】
    セブン-イレブンのマルチコピー機で同人活動
    サイト8/9公開!監修&イラスト担当しました

  182. 2015/10/01 01:03:45 書籍出版 双風舎含むアンテナおとなりページ

    ・お世話になりました!
    2015年9月
    2015年9月30日 (水)
    お世話になりました!
    みなさま、お知らせがあります。
    2003年9月に「ひとり出版社」として創業してから、ちょうど12年が経ちましたが、双風舎はこの9月末をもって、一段落させていただくことにしました。
    これだけ長い期間、ひとりで出版社をやれていたのは、読者の方々や著者のみなさん、書店員の方々、取次JRCのみなさん、デザイナーの方々、そして印刷・製本でお世話になったみなさんのおかげです。
    心より、深く、深く、感謝いたします。
    双風舎の思い出は、いっぱいありすぎて語りきれません。
    長嶋茂雄さんにならい、「双風舎は永遠に不滅です」などと言いたいところですが、多くの方に迷惑をかけてしまいましたから、そうもいってられません。
    でも、私個人の人文書への思い入れは、まだまだ尽きることはありません。
    今後は、東京・阿佐ヶ谷の皓星社(こうせいしゃ)という出版社でお世話になりながら、いろいろ仕掛けていこうと思っています。今後は、皓星社の本を、何卒よろしくお願いします。
    なお、最後の刊行となった中澤系著『uta0001.txt』に関しては、取次のJRCのご協力により、双風舎は収支に関わらないかたちで、需要があるかぎりオンデマンド版として重版することになっております。最後の最後に、歌集としては異例の売れ行きを誇る本が出せて、ほんとうによかったと思っています。
    12年間、みなさん、お世話になりました。
    人生いろいろ。出版社もいろいろ。
    また、どこかでお会いしましょう!
    会社のこと | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0) |

  183. 2014/11/04 05:22:00 東京古書組合含むアンテナおとなりページ

    2014年11月03日
    = ヘーゲルの自筆本を一般公開 =
    このほど、東京・神田の古書店で、ドイツの哲学者ヘーゲル自身による書き込みのある本が発見され、11月7日・8日の二日間、東京・千代田区神田小川町の東京古書会館で展示される。
    展示される本は、ヘーゲル最初の著作「フィヒテとシェリングの哲学体系の差異」(1801年)の初版本で、本の扉に2ページにわたる書き込みがあり、ドイツの研究機関「ヘーゲル文庫」でヘーゲル自身の筆跡と確認された。
    展示するのは、この本の所有者であり、書き込みの調査に当たった寄川条路・明治学院大学教授と東京都古書籍商業協同組合(東京都千代田区、理事長山田靖)で、同期間に開かれる洋古書の展示販売イベント「洋書まつり」の会場に展示される。
    また、7日(金)18:00から、同会館で寄川教授による講演も行われる。
    同書は、来年1月「ヘーゲル文庫」に寄贈されることが決まっており、今回が日本国内で一般向けに展示される数少ない機会となる。
    期日:2014年11月7日(金) 10:00から18:00
    8日(土) 10:00から17:00
    場所:東京古書会館内地下1階 「洋書まつり」会場(入場無料)
    東京都千代田区神田小川町3-22 電話03-3293-0161
    講演:「日本で発見されたヘーゲルの自筆本をめぐって」 明治学院大学教授 寄川条路
    2014年11月7日(金) 18:00から18:30 同会館 7階会議室
    参加無料 先着80名
    【取材・撮影をご希望の報道関係者の方へ】
    本の撮影は展示期間中随時可能ですが、ガラスケース越しとなります。
    寄川教授への取材は、講演後の質疑応答のなかでお願いいたします。
    【問い合わせ先】
    東京都古書籍商業協同組合 広報課 大場(おおば) 03-3293-0161
    投稿者: 広報課 日時: 2014年11月03日 18:45 | パーマリンク
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    = ヘーゲルの自筆本を一般公開 =
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  184. 2013/11/23 13:35:50 メンヘラちゃん含むアンテナおとなりページ

    2013.11.23 ... COMIC更新

  185. 2008/11/24 22:43:34 はちみつBlood 含むアンテナおとなりページ

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