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[出演者]藤井太洋さん(SF作家)、川野芽生さん(歌人、小説家)、古市怜子さん(東京創元社編集者)
2025/04/01 17:43
最後に光ったアルノンクール指揮ヨーロッパ室内管弦楽団のベートーベン5番
アルノンクール指揮ヨーロッパ室内管弦楽団の演奏で、ベートーベン交響曲5番の演奏は1990年のライブ録音である。35年も前の演奏となる。 評論家の吉本隆明は小林秀雄の生誕百年記念号『新潮』に寄稿文をよせて、小林秀雄という人は「絶対に違うことを言いたかった」人と形容している。そこに命を賭けて評論した人だった。アルノンクールという指揮者も、絶対に人と違う演奏をすることに命を賭けた人だった。 最後の最後…
最後に光ったアルノンクール指揮ヨーロッパ室内管弦楽団のベートーベン5番
最後に光ったアルノンクール指揮ヨーロッパ室内管弦楽団のベートーベン5番
2025年04月(1)
KADOKAWA Group
Last update : Mar. 30, 2025
クラシック音楽CDの雑談 (2025.3.30 update)
March 28, 2025
Carr Graphic 46th(blog-23) 時計の中の骸骨 / The Skelton in the Clock (1948)
(画像をクリックすると大きく見られます)
〈あらすじ〉
二十年前に衆人環視のなかフリート卿が屋敷の屋根から不審な墜死を遂げたという事件に匿名通報の進展があり、再捜査にH・M卿が狩り出されることになった。画家のマーティン・ドレイクは、案内がてらH・M卿が出席するという骨董品のオークション会場へ向かう。そこで好意を寄せていた女性ジェニーに偶然会って驚く。ジェニーの祖母ソフィアは伯爵未亡人でH・M卿とは旧知の仲だ。H・M卿は会場でソフィアとひと悶着を起こした末に、その騒ぎの流れで出品物が何かを確認もしないで商品を落札してしまう。それは中に骸骨が突っ立っている奇怪な柱時計だった。そしてマスターズ警部のところに届いていた匿名通報のひとつに「時計の中の骸骨を調べよ」とあって……。
〈会員からのコメント〉
ヘンリー・メリヴェール卿もの18作目の長編。テキストはハヤカワ・ミステリ文庫、小倉多加志訳。
マーティン・ドレイクは戦時中に恋に落ちた女性・ジェニーを探していた。そして、オークション会場で再会するが、ジェニーはリチャード・フリートの婚約者となっていた。
これでドレイクとフリートの間で恋のさや当てが起きるかと思いきや、フリートはあっさりとジェニーを譲ってしまうのである。ここで読者は肩透かしを食らうわけだが、本書はそんな肩透かしが多い作品なのだ。
フリートの父親が、見晴らしの良い塔の屋上から転落死した「過去の殺人」も衆人環視下の不可能犯罪と期待していると、これも肩透かしの解決となる。
また、ドレイクと法廷弁護士のジョン・スタナードが廃刑務所で夜を明かし、スタナードが処刑台の落とし板を開けてみると、その下には娘の惨殺死体が! という場面は衝撃的だ。スタナードが語る処刑室の様子は怪奇趣味が横溢していて、カーの面目躍如なのだが、殺人事件自体は、特段の工夫もなく、これまた肩透かしなのだ。
いつもは周りを振りまわすH・M卿だが、今回はパワフルなブレイル夫人が登場。この2人の対決は見ものである。【廣澤】
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ポケミス版(小倉多加志訳)を再読。新訳があればそちらを読みたかったのだが、早川ミステリ文庫の方も同じ訳者だった。
屋敷の屋上での不可能犯罪については、トリックも犯人も覚えていたのだが、続けて起こる刑務所跡での殺人については記憶になかった。なので、今回読み直して犯人のサイコぶりに改めて驚かされた。
前作の『別れた妻たち』でも相当なサイコ殺人鬼を扱っているが、今回も憂さ晴らしに人を殺すような、相当ヤバい犯人だった。
そして今回目を引くのは、深夜の刑務所跡でいきなりフェンシングの真似事が始まってしまう場面。カーの剣戟やりたい欲がだだ洩れして、ここから『ニューゲイトの花嫁』や『ビロードの悪魔』に繋がってゆくのだなと嬉しくなってしまう。【角田】
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小倉多加志訳のポケミス版を再読。
閉鎖された刑務所で夜中に度胸試しが行われた後、古い絞首台の底で惨殺死体が発見される。刑務所の近くにある旧家では20年前に当主が屋根から落ちて死んでいた。過去の事件を捜査することになったH・Mが、骸骨入りの時計をめぐって伯爵未亡人と繰り広げるドタバタが愉快。
英語の慣用句 skelton in the closet をもじった題名が真相を暗示しているのも面白いが、犯人と被害者の人間関係等がカーの他の作品とそっくりだ。【奥村】
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この頃から、カーはチャンバラが書きたくて書きたくてしょうがなくなったようだ。ただ、フェルやH・Mではさすがに無理があるので、サブの主人公(バトラーや本作のドレイク)に大立ち回りをさせているのだが、とうとう歴史ものを書き始めて願望を満たすことになる。【沢田】
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誰もいないはずの屋上から落ちて死ぬというのは、カーが晩年に追求した「謎の墜落死」のパターンである。しかしこれをトリックと言えるかどうか。
謎解きよりもストーリー展開に重きを置いた作品だろう。ミステリとしてよりもH・Mのドタバタ喜劇を楽しむ作品ではないかな。
それにしても、カーの現代物はこの頃から文章の精彩が薄れていく。歴史物はもっと躍動感があるのだが。【谷口】
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ドタバタコメディとして面白いH・Mと伯爵夫人の争いは後半になると失速するが、タイトルの骸骨の中にある手がかりは意表をついた秀逸さ。かつて死刑執行がなされ、死刑囚の念が籠った刑務所こそ、最高のお化け屋敷説もなるほどと感心。そこで行われる肝試しで一晩過ごす夜のお供の本がスティーブンソンはともかく、チェーホフの『桜の園』ってのにも驚いた。カーとチェーホフ?全く結びつかないが、没落貴族を描くという意味では本作と通じるかも。一見人好きするが、母親にスポイルされた人間として描かれる人物は、本年度アカデミー賞を取った『アノーラ』のロシア大富豪のドラ息子と通じるものが。そして過去の事件はともかく、現在の殺人の犯行動機の無茶苦茶さは、ある意味現代的。【青雪】
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次回blog掲載は「墓場貸します」です。
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crossgully at 23:17|Permalink│clip!│Carr Graphic
Carr Graphic (23)
Carr Graphic 46th(blog-23) 時計の中の骸骨 / The Skelton in the Clock (1948)
March 2025
2025-03-22
ドラえもんのび太の絵世界物語を見てきた。本当に良かった。
映画ドラえもんのび太の絵世界物語、見てきた、とても良かった。多分、水田ドラ一番の出来なんじゃないだろうか?と思う。 ギミックの回収もすごく綺麗だし、テンポも良いし、ピンチの演出がすごく上手くて、そこからの逆転の要素もすごく上手い、脚本がとに…
ドラえもんのび太の絵世界物語を見てきた。本当に良かった。
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2025-02-04
ブログ移転につきまして
アクセスありがとうございます。
遺稿管理のため、このブログは下記に移転します。
「火星の月の下で」
現時点では限定公開となっています。
open と入力してご観覧ください。
移転先ブログのトップにコンタクトフォームがありますので
ご連絡のある方はそちらからお声掛けください。
故人へのお言葉もいただけると嬉しいです。
移転先の限定公開は今年度内に解除し、
同時にこちらのブログを施錠する予定です。
(時期は前後する可能性があります)
この記事も閲覧できなくなりますので、
必要な方は新ブログをブックマークしていただければと思います。
よろしくお願いいたします。
maerz 2025-02-04 11:41 読者になる
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ブログ移転につきまして
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最近の噂
風の噂ではございますが……
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2012/05
しばらく前に、カルロス・フエンテス他界。しばらく前に、フエンテスの小説やノンフィクションをまとめて読んで、もうフエンテスは一通り見切ったと思っていたが、それでもかの大作「テラ・ノストラ」は未だに期待だし、その才能と知性は刮目すべきものがあり、また一部の文のかっこよさと洗練ぶりはずばぬけたものがあった。正直いって、その洗練ぶりがかれの目指すラテンアメリカ土着的な泥臭さと相容れない面はあって、それが彼の弱点でもあったんじゃないかとも思う。ガルシア=マルケスは、発端となったおばあちゃんの昔話的な語り口があり、バルガス=ジョサは何でも力でねじふせるような野蛮さがあるし、カルペンティエールもそこらへん洗練しすぎずうまく逃げているんだけど…… ともあれ、ご冥福を。(2012/05/21, id)
先日までインドのタミルナド州にいたんだが、電力事情がひどい。日本の工場とかでも、週二日完全停電に、その他の日も一日六時間停電というまともでない状況になっている。ところが、先月末に突然それがちょっと改善しはじめた。なぜかというと、風が少し早めに吹いてきたから。タミルナド州は、いま稼動発電容量の半分くらいが風力を中心とした再生可能エネルギー。ところが、これまでの月は風がふかないので、その風力からの電力はゼロ。それが、風が吹いたら突然総電力の四分の一くらいがまかなえるようになった。
しかし……こんな風頼みでは仕事にならない。停電するのも困ったものだけれど、仕事に使うなら、停電するといいつつ実は電気がきました、というのも困る。タミルナド州は結構でかい(日本の三分の一くらい)だから、多少は平準化されると思っていたんだけれど、ダメなときは完全にゼロの状態が何ヶ月も続くのか! これ使うなら、どうしてもバックアップの火力かなんか必要になってくる。それを考えると、自然エネルギーへの転換をすすめましょうなんていうお題目がまったくリアリティなしに聞こえてしまう……(2012/05/20, id)
2012/04
LaTeX の環境を更新しようとおもって、そろそろ Windows とMac とLinux (最近ほとんど使わないが) の環境もそろえたいしと思って、W32 環境から texlive に移行しようとあれこれ。最初はいろいろ苦労したが、最終的には成功。よかったよかった。TexMaker とか TexWorks とかの専用エディタも使えるようになったのは便利。ただ、変なotf系の小細工して、鄧小平の鄧を勝手に utf{21E}とかに置き換えるのは迷惑だなあ。そういうのをなしにするために utf-8使ってんのに。
あと、パッケージの更新が楽なのはうれしい。これまでは年に一度くらい、W32Tex環境まるごと入れ替えで更新してたんだよね。 (2012/04/07, id)
2011/10
ラオスにきたら、いつも使っている携帯電話がつながったりつながらなかったり。SMSも送れなかったりする。するとカウンターパートから連絡がきて、今使っている携帯電話(TIGO 改め Beeline) を換えろという。TIGO から他のキャリアの電話につながらなくなっているから、といって。なんじゃそりゃ。
TIGO の機械の故障らしい、と言われたんだが、調べてみたら、なんと TIGO が(おそらく Beeline に買収/改名する過程で)協定破りのプロモーションをやって、それに対して他の携帯会社が制裁措置として、TIGO/Beeline への回線接続を切ったんだって。ひでえ。協定破りって、少しお得なプランを出したとかそんな話だけど、それでここまでやるか?!? そんなことをしたら業界全体の利益が下がるからというんだけど、それってカルテルっていうんですよー。社会主義国は知らないかもしれないけど、いけないことなんですよー。
しかし TIGO も、古いページから新しい Beeline のページにリンクを張るくらいの手間を惜しまなければいいのに(といってもその新しいページが見当たらない……)。 (2011/10/27, id)
遊びで受けてみた TOEFL ibt だが、ライティングがこんなに低いとはちょっとがっかり。少し書き方に凝りすぎたか。もうちょっとシンプルに書けばよかった。あと、ぼーっとしていてちょっと聞き逃した部分があったせいもあるのかなあ。 (2011/10/26, id)
2011/9
まったく知らなかったが、今月頭に、かのプロジェクトグーテンベルグ創始者のマイケル・ハートが他界していた。このプロジェクトにはテキストももらったし、いろんな権利やテキスト配布がらみの考え方も教わったし、何より「こんなことやっちゃえるんだ」と目から鱗を取ってくれたことには何よりも感謝している。その恩恵と遺志に応えるためにも、自由に流通する文書をどんどん増やさなきゃ。気がつかなかったけれど、今見たら The Economist にも立派な追悼文が出ている。もっと枯れたジジイかと思っていたよ…… (2011/9/29, id)
最近の The Economist では、アジアの女性が晩婚化、未婚化していて、それは高等教育が進み、家庭や育児に縛られない経済的な独立性が確保されたからだ、という議論をしていた。そしてその結果としてアジアの男性は結婚はおろかセックスもできずに悶々としている、という話。
それに対していくつか投書がその数号後で紹介され、男だって都市化に伴いいろいろ火遊びのチャンスができてるよ、という指摘とか、家庭のよさは忘れられていないよ、という投書の中に混じってこんなのがあった。
拝啓 高学歴アジア女性が金銭的にdependent (訳注:independentのまちがいのはず)になるにつれて、確かに結婚は減っていますが、それでも彼女たちは活発なセックスライフを送っています。そしてますます若い男を愛人として選ぶようになり、既婚女性よりもっとセックスライフを楽しんでいるのです。このトレンドは戦後の日本で始まったもので、当時は大量の未亡人が再婚するよりも新しい「伴侶」を選んだのでした。
アジアでは、三十代、四十代の独身女性が二十代のツバメを持つのはごく普通のことです。ダンスクラブの多くはハンサムな若者をウェイターとして雇い、かれらは連れ出し可であることがほとんどです。つまりアジアの若い男性は、たぶん貴誌の考えるほど寂しくはないうえ、年上の愛人から性技の手ほどきも受けられるのです。
ピングー・リュウ(フロリダ州ボカラートン) The Economist 2011/9/10-16号、p.16
リュウさん、ご自分の願望を信じやすいThe Economist にぶちまけてはいけません。あなた、どう見てもなんかの読み過ぎです。 (2011/9/27, id)
矢作俊彦がぼくのGQの文章に「反論」したというので見てみた。ぼくには「論」にはまったく思えず、ただの付け焼き刃の感情垂れ流しポジショントークとしか思えないんだが、多くの人は説得力(でも論がないのに、何に説得されたんだろうか)を感じたようだ。そしてツイートなどを見るに、多くの人は次のネタにずいぶん賛同している。
核廃棄物をどうするの? 山形はそれに触れてないじゃないか、というわけ。
さて、ぼくはその話はちゃんと触れているのだ。そしてそれは、ぼくのほうも是非聞きたいところ。あなたたち、核廃棄物をどうするの?
自分たちは脱原発と言っているから、その要求が通れば廃棄物がすぐ消えてなくなるとでも思ってるの?
今動いてる原発があって当分後始末もいる。過去に出た廃棄物もある。それを何とかしなくてはいけない。あなたたち、いまの原子力の管理技術では不安なんでしょ? 技術だけじゃなくて体制も信用できないと思ってるんでしょ? そしたら、今ある(そしてこれからも出続ける)ものを今よりマシな形で管理処分する必要があるんでしょ。そのための技術開発は必須だ。だからぼくは原子力の研究開発に金をかけろと言っているんだよ。
でも、それだけじゃ足りない。だれがそれをやってくれるの? 先の見通しのない、つぶしも効かない、過去の尻ぬぐいにしかならない技術の開発に、だれが来てくれるの? 工学部の進振を見ればわかるけれど、学生はそういうのに敏感だよ。
そう考えると、本気で脱原発をするためにも、逆に原子力エネルギーに多少なりとも可能性は残さないと(民生発電でなくてもいいよ)ダメじゃない? そうでないと、まともな人材きてくれないよ?
ぼくはそう思うんだ。そしてあのGQの文も、そこまで考えての話なんだけどね。変な結論だとは思うし、これを詭弁だと思う人も多いだろう。でもさ、それじゃどうすればいいの? そう聞くと、東電の責任だから東電にやらせろ、とか言うんだけど、そういうときだけ東電を信用していいわけ? かれらだって、ない技術は振れないんだよ。どうせ今の原発の敷地って、脱原発した後で何か別のことに使えるわけでもないんでしょ。だったら今の使い道をどう改善するか考えたほうがいいんじゃないの?
だいたいぼくは、矢作俊彦みたいなバブル全盛期にいい思いをしてきた、60-70 歳くらいの連中の道楽エコロジーだのはまったく信用していないし、その連中がこの震災や原発事故で急に社会派に目覚めてきいたふうな口をきくのがおかしくてならない。かれらは今後、現状維持のまま社会