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11時間前
11時間前
「日本人」は「60歳」を「死に時」に設定するのが良い…納得のそのワケ
「息子が突然正座になって泣きながら…」多くの人が知らない「体験格差」の厳しい実態
多くの人が気づかない、「健康な人」と「不健康な人」の「決定的な違い」
私たちは「死ぬまで働かないといけない」のか? 意外と誤解している「定年後の実態」
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「日本人」は「60歳」を「死に時」に設定するのが良い…納得のそのワケ
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透析患者には「緩和ケア」がなく、行き場がない…多くの人が知らない、「透析患者」はどのように死を迎えているのか
島田荘司
佐藤江梨子(女優)
槙野さやか(文筆家)
菊水健史(動物行動学者)
『資本主義の中で生きるということ』岩井克人著
[レビュー](思想・社会)
櫻川昌哉(経済学者・慶応大教授)
『資本主義の中で生きるということ』
岩井 克人[著]
『結局、人生最後に残る趣味は何か』林望著
[レビュー](思想・社会)
岡本隆司(歴史学者・早稲田大教授)
『結局、人生最後に残る趣味は何か』
林 望[著]
初対面の女性にいきなりネガティブトーク 愛されたいのになぜか孤独へと突き進んでしまう中年男性を描いた小説
高頭佐和子(書店員。本屋大賞実行委員)
『孤独への道は愛で敷き詰められている』
西村 亨[著](筑摩書房)
『スターゲイザー』
佐原 ひかり[著](集英社)
『ひとでなし』星野智幸著
東畑開人(臨床心理士)
『ひとでなし』
(文藝春秋)
『女たちの平安後期』榎村寛之著
『女たちの平安後期―紫式部から源平までの200年』
(中央公論新社)
<書評>『ナチュラルボーンチキン』金原ひとみ 著
横尾和博(文芸評論家)
『ナチュラルボーンチキン』
(河出書房新社)
ブログ訪問者数に応じてdポイント最大1,000pt当たる!
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第13回ネッコワーク展
『誰かがこの町で』の講談社文庫化
第13回ネッコワーク展
『誰かがこの町で』の講談社文庫化
レックス・スタウト『シャンパンは死の香り』が予約開始
レックス・スタウト『シャンパンは死の香り』(論創社)の予約受付が始まっています。
Amazon 楽天ブックス 紀伊國屋書店 TSUTAYA HMV ヨドバシ.com
「パーティー会場で不可解な毒殺事件が発生。誰が、何故、どうやって被害者に"毒入りシャンパンを飲ませた"のか? 容疑者は11人。名探偵ネロ・ウルフが真相究明に挑む。」
多くの読者の皆様に楽しんでいただけることを願っております。
http://fuhchin.blog27.fc2.com/blog-entry-642.htmlレックス・スタウト『シャンパンは死の香り』が予約開始
2024-11-24(21:30) :
レックス・スタウト『シャンパンは死の香り』刊行 :
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レックス・スタウト『シャンパンは死の香り』刊行 (2)
2024年11月24日
駒場祭の人出
この3日間、お天気に恵まれて、駒場キャンパスは大変な人出だったようです。
店主が店番をした昨日、今日、小店にも昔なら考えられないくらいのご来客がありました。かつて駒場祭の期間というのは、キャンパスの賑わいがウソのように、駒下は閑散としていたものです。
ですから今年の人出が、必ずしも駒場祭の流れとばかりは言い切れません。先日の「アド街ック天国」効果による、街歩き散歩の方々も多かったのではないでしょうか。
お散歩日和でもあった今日、ひさびさにアイルランド人のO先生が、例の鼻歌まじりで店に入って来られました。表の均一本2冊を手にして。
流暢とは言えませんが、お若いころと違い日本語も、積極的に話されるようになっています。そこでご自身のバッグからガリマール社版の小説本を取り出し、次のような話をしてくれました。
2日前、あるフランス人と話す機会がありました。そして昨日、高円寺の即売展に行ったら、この本が200円で出てました。そのフランス人が書いた小説です。アイルランドについて書いたところもあり、なにしろ200円なので、買うことにしたのです。
あとで調べたところ、この小説の作者、現在日本の大学で教えていらっしゃる方でした。O先生の評が辛口でしたので、これ以上詳しくは申しません。
それにしても先生、高円寺の即売展には、ほとんど毎回通っていらっしゃるようで、前回もアドルノ全集が1冊200円で、思わず全部買い込んだ、というお話をご紹介しているはずです。
そうして溜った本は、最近では買い取り業者に送っておられるご様子。「6箱送って、1万2千円!」と、肩をすくめられるのでした。
konoinfo at 18:30|Permalink│Comments(0)│
駒場祭の人出
1か月前
1か月前
2024年11月24日
11月26日、27日後藤紀子先生指導レングアスビバス着物セミナー開催
来る11月26日(火)午後3時から、そして27日(水)午後3時15分から ブエノスアイレス市立外国語大学フアン・ラモン・フェルナンデス校レングアスビバスにて日本語講座の枠内で開催されている日本映画上映会の特別講座として着物着付けセミナーを行います。
装う芸術「着物の着付け」についての講演だけではなく実際に着てみせたり、着たり、着付けの指導をしたりします。講師は、後藤紀子先生。
JICAのシニアボランティアで西部日本人クラブの日本語と日本文化教師として活動され、福岡に戻られましたが、2022年より毎年ブエノスアイレスを訪問し着物セミナーをアルゼンチンの学生をはじめ、日本文化ファンの皆さんに披露しています。 貴重な着物コレクションを見せて、日本の伝統衣装について学ぶことができるで日本語クラスの学生は楽しみにしていますし、何と今回3度目に参加する日本語レベル4の学生は通訳に挑戦します。
そして、一般聴講者も受け入れます。
なお学校関係者以外のご参加には会費として4000ペソから、お気持ちをいただくことになっています。
出席希望の方は日本語で結構ですので、tomokolenguasvivas@gmail.com まで。
場所はこちらです。
Lenguas Vivas (Instituto de Ensenanza Superior en Lenguas Vivas Juan Ramon Fernandez)
Carlos Pellegrini 1515, CABA
なお、終了は1時間20分ぐらいですが続けて着付けや着るレッスンをできる範囲内で行います。
着物をお持ちの方はご持参ください。
((Invitacion Seminario de Kimono))
Invitacion a Seminario de Kimono y #CicloDeCineJapones ESPECIAL en
#LenguasVivas
26 y 27 de noviembre, 2024
Estimados/as,
Les invitamos cordialmente a participar en el Seminario de Kimono
impartido por la Prof. Noriko Goto, en el Instituto de Ensenanza
Superior en Lenguas Vivas “Juan Ramon Fernandez,” en conmemoracion de
los 120 anos del Instituto y como parte de nuestro Ciclo de Cine
Japones.
La actividad se llevara a cabo de manera presencial los dias 26 y 27
de noviembre, en el aula 400 del edificio nuevo del Instituto (Carlos
Pellegrini 1515, CABA). Los interesados en aprender a vestir
adecuadamente un kimono o yukata, pueden traer su propia prenda.
Pueden conocer algunas fotos de la edicion 2023
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=792712629313288&set=pb.100057236749087.-2207520000&type=3
Inscripcion y contribucion
La actividad es gratuita y abierta al publico general; se sugiere una
contribucion equivalente a un consumo en un cafe para apoyar los
gastos de la profesora invitada que vino de JAPON. Docentes y
estudiantes regulares de los profesorados y traductorados del
Instituto estan exentos.
Inscripcion previa requerida: detalles y horarios en el enlace a continuacion.
Acceda a todos los detalles aqui
Inscribirse
https://forms.gle/kFCKUAk5caijBRaY7
Redes y Colaboracion
Con el apoyo de la Fundacion Sadako, que promueve la paz y la amistad.
Mas informacion y redes sociales:
https://www.instagram.com/fundacionsadako/
https://www.facebook.com/fundacionsadako
!Agradecemos su difusion y esperamos contar con su presencia!
En el marco del curso de japones
https://www.facebook.com/CursoDeJaponesLenguasVivas
https://www.instagram.com/lenguasvivasnihongo2022/
https://www.instagram.com/idiomasaens/
Tomoko Aikawa
Prof. de Japones, Curso de Japones, ANES
INSTITUTO DE ENSENANZA SUPERIOR EN LENGUAS VIVAS "JUAN RAMON FERNANDEZ"
Del Gobierno de la Ciudad de Buenos Aires
tomokoar at 13:36|Permalink│Comments(0)│
mixiチェック │アルゼンチンで日本語教育
11月26日、27日後藤紀子先生指導レングアスビバス着物セミナー開催
アルゼンチンで日本語教育 (15)
11か月前
11か月前
企画展「Do -動- 」
2024.11.23 Saturday
企画展「Do -動- 」
2024年最後の展示を、下記の通り行います。
今回は
・前後期2期開催
・全作品について、初日のみ抽選販売
・メールによる作品問い合わせは2日目20時以降受付
といたします。
下記の要項をお読みのうえ、ご来場ください。
記
展覧会タイトル
「Do -動- 」
前期:2024年12月5日(木)〜12月16日(月)
出展作家:因間りか、菊地拓史、坂東可菜、藤田美賀、森下ことり
後期:2024年12月19日(木)〜12月29日(月)
出展作家:大西けい、緋衣汝香優理、ヒロタサトミ、藤本晶子、芽々木
<販売方法>
各会期、初日のみ抽選販売。
初日に応募のなかった作品は、2日目以降先着順にて販売いたします。
詳細は こちら に随時更新。
<オンライン販売のご案内>
作品問い合わせ:各会期2日目の20時から、お問合せフォームにて受付。
ウェブショップ通販:
(前期)12月12日(木)午前0時〜
(後期)12月26日(木)午前0時〜
以上
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15:34 お知らせ comments(0) -
珈琲舎・書肆アラビクについて
2024.11.11 Monday
珈琲舎・書肆アラビクは2007年より大阪市北区中崎町でカフェ・書店・画廊として営業をしております。
画廊に関しては、絵画・版画等の平面作品のほか、球体関節人形をはじめとした国内外の作家による創作人形を紹介・販売しております。
書籍コーナーには近代以降の文学のほか、人形に関連した書籍なども販売・閲覧用に準備しており、卒論生や研究者のかたからも信頼をお寄せいただいております。球体関節人形に関するご購入やメンテナンスに関するご相談も承ります。
店主の森内、店長の今井とも、人形コンクールの審査員を務めるほか、書籍「craft art doll」等で人形に関する論考や書評を発表しており、人形研究への協力をしております。小説、漫画やドラマ等での人形の描写に関しての監修もご相談ください。得意とするジャンルは球体関節人形、市松人形です。
また、森内は江戸期以降の大阪の文学の紹介記事なども執筆し、御舟かもめとのコラボ企画[舟✕読]など、大阪の文学紹介のイベントも定期的に開催しております。
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15:40 - comments(0) -
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企画展「Do -動- 」 (11/23)
珈琲舎・書肆アラビクについて (11/11)
お知らせ (45)
November 2024 (2)
2024-11-22
『新版 禁酒宣言——上林暁・酒場小説集』
新
上林暁[坪内祐三編]
(2024年11月10日刊行、筑摩書房[ちくま文庫・か-30-2])、東京, 333 pp., 本体価格900円, ISBN:978-4-480-43988-8 → 版元ページ)
先日、つくばのリブロで袖を引かれた文庫本。全編にわたって「禁酒宣言」が書かれていたなら、きっと〈みなか文庫〉の “禁書扱い” となったにちがいないが、実際には「飲酒宣言」みたいな読み心地で安心している。
leeswijzer 2024-11-22 07:50 読者になる
『新版 禁酒宣言——上林暁・酒場小説集』
ロンドン交響楽団とロンドン・フィルの違い
TBS落語研究会、さようなら京須偕充
12月1日のSF乱学講座で「山野浩一『レヴォリューション+1』を講読する」が開催
2024/11/23
13:31
CM:0
「SFマガジン」2024年12月号でも告知が出ていますが、SF乱学講座(どなたでも参加できる公開講座、予約不要)で、、山野浩一『レヴォリューション+1』の発売記念イベント第2弾が開催されます。ふるってお越しください。SF乱学講座2024年12月の予定タイトル:山野浩一『レヴォリューション+1』を講読する講師の紹介:岡和田晃 氏(文芸評論家・作家)内容山野浩一『レヴォリューション+1』(岡和田晃編、小鳥遊書房、2024)の...
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12月1日のSF乱学講座で「山野浩一『レヴォリューション+1』を講読する」が開催 (11/23)
2024/11 (2)
レヴォリューション+1 (6)
読書・作業環境
読書・作業環境 2021.02.26 (1)Gmail、Twitter、Facebook これらは、ブックマークバーから行く。 (2)大和市図書館蔵書検索、国会図書館、 日本の論文を探す、 Internet Archive 大和市立図書館: https://library.ci...
11日前
11日前
Last update : Nov. 23, 2024
クラシック音楽CDの雑談 (2024.11.23 update)
成城石井で「ロクム」を買ってきた 先日のこと、知友の投稿記...
「白鳥の肉を焼く男」のこと 1969年から70年にか...
懐かしい「オンブラ・マイ・フ」 陽射しが強くならないうち...
Concerts 1968–2024.. 【Concerts 19...
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2024/11/14 群馬県と期成同盟会、国交省に上信道建設推進を要望
2024/11/14 大柏木川原湯トンネルで交通事故
2024/11/14 二年ぶりの山元調査、渡良瀬川の鉱毒根絶めざして
2024/11/14 1966年の旧川辺川ダム計画 廃止手続きへ、新ダム計画推進のため
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サイモン・モックラー『極夜の灰』(創元推理文庫)
サイモン・モックラーの『極夜の灰』を読む。もう最初から書いてしまうけれど、これは絶品。初めて読む作家だがネット上でチラチラ評判は目にしており、これがどうやらグリーンランドの米軍基地で起こった火災事件に絡む犯罪を扱っており、その魅力的な設定に惹かれて手に取った次第である。そしてこれが大正解であった。
まずはストーリー。1967年12月27日。ニューヨークで精神科医を営むジャック・ミラーは、ある重症患者と面会するため、ワシントンDCに到着した。
数日前のこと、ジャックはCIAで働くコティから相談を受けた。北極圏にある陸軍基地で原因不明の火災が起こり、生き残った兵士コナーに会ってほしいというのだ。火災では他に二人の兵士が死亡し、生き残ったコナーもまた重度の火傷を負った。だがコナーは一部の記憶を失っており、いったい何が起こったのか詳細は不明のままなのだ。
ジャックはコナーと面会するが、精神科医としての判断は、コナーが嘘をついているというものだった……。
▲サイモン・モックラー『極夜の灰』(創元推理文庫)【amazon】
最近はひねくれた海外ミステリばかりでやや食傷気味だったのだが、久々に真っ当な現代ミステリを読んだ気がする。
主人公は犯罪捜査のプロではないが、精神科医としてのキャリアがあり、そのテクニックで火災事件の陰に何があったのかを突き止めようとする。何せ遠く離れた地での事件。現場を直接調べることはできず、手がかりとなるのは生き残りの兵士コナーとの会話から得られるヒント、当時の資料や写真、そしてコナーや被害者を知る人々からの聞き込みだ。そんな情報の断片を拾い集め、主人公のジャックは真実を掘り下げてゆく。
こうした展開や雰囲気はハードボイルドとしての味わいがあり、また、その一方で真相への道筋にはなかなか上手く手掛かりが仕込まれており、謎解きものとしての魅力もある。さらには暗躍する組織の存在、ラストの展開では冒険小説やエスピオナージュ的な興味もあったりと、ジャンル横断的な楽しみもあり、そうした異なる魅力を一つの物語に集約させる手腕はかなり見事だ。
また、過去の事件を扱いながらも、きちんと現在だけを舞台にして、あくまで捜査と推理によって真相に近づいていくところもよい。
最近のミステリはともすると過去パートに頼りがちであり、それで真実を語ろうとする。それはそれで過去の出来事をイキイキと描写できるメリットもあるのだが、現在パートでのミステリとしての興味を削ぐことも多いと感じている。ミステリとしての重要な要素、謎を解き明かすという部分が薄くなってしまうのだ。
本作はそういう風潮に流されず、しっかりと現在だけを舞台にし、主人公が真相に近づく物語となっているのが心地よい。ネタバレになるので詳しくは書かないけれど、主人公の謎解きが一度では終わらず、どんでん返しとなっているところも鮮やかである。本格を読み慣れている人には「あれか」と思わせるところもあるけれど、海外の現代ミステリでこのまとめ方は珍しい。
ちなみに主人公が精神科医、しかもハードボイルド+本格の作風ということで、ちょっと思い出したのが、ジョナサン・ケラーマンの生み出した心理医のアレックス・デラウェア・シリーズである。あのタイプが好きなら、本作は間違いなくおすすめである。
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Date: Sat 23 11 2024 Theme: 推理小説・ミステリー Genre: 本・雑誌
Category: 海外作家 モックラー, サイモン Tags: -
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サイモン・モックラー『極夜の灰』(創元推理文庫) (11/23)
sugata:森咲郭公鳥、森脇晃、kashiba@猟奇の鉄人『Murder, She Drew Extra : Carr Graphic Vol.3 KEEP CARR AND CARRY ON』(饒舌な中年たち) (11/21)
ルル:森咲郭公鳥、森脇晃、kashiba@猟奇の鉄人『Murder, She Drew Extra : Carr Graphic Vol.3 KEEP CARR AND CARRY ON』(饒舌な中年たち) (11/21)
★海外作家 フィルポッツ, イーデン (8)
◎信用してるが科学的にも解明したくなるのだ(1)。
長くなるので2回に分けて書く。1978年1月15日と、
記録に残っている実話である。当方が勉強させてもらっている
宗教の教会で、会堂の大規模な改修工事が完了し、その奉告
祭典が行われた。そのときテレビ制作会社のロケ車1台とロケ
用カメラ3台以下、機材やスタッフが用意されて、一部始終を
収録していった。ロケ車のなかでは、親代々その教会の信者で、
映像関係のプロである男性が座って、各カメラからの映像を
モニターしつつ収録のディレクションをしていた。するとその
過程で、高徳で知られていた当時の教会長が、装束姿で杓を
持って歩を進める姿が映されたのであるが、見たこともない
美しい光がそのまわりを取り囲むように映って、教会長ととも
に移動していたという。
そしてさらにそのあと、教会長の父親で、教会長より数段上の
高徳者として知られていた先代の教会長(1944年逝去)が
満面の笑みという顔で映り、その後ろには戦前の信者たちが
大勢続いて、同じく歩を進めていく様子が映った。そのなかには、
ディレクションしている彼の、父親もいたというのである。
後者は時間にすれば数秒の経験だったそうだが、「私はこの
眼ではっきりと、先代教会長や当時の信者たちの、喜びの姿を
見ました」とのことなのだ。当方その話を聞いて思ったのだが、
その光や姿は現場のカメラを通してロケ車内のモニター画面に
示されたことになるけれど、ビデオにも収録されたのだろうか。
されていたら、故人の霊(みたま)というものの存在を証明する、
貴重で重大な記録になる。
無論、部外者に見せれば「合成だ」とか「トリック撮影だ」とか、
否定論も出るだろうが、それは映像や機器の専門家に分析して
もらえば、何らかの判定が下されるはずだ。しかし、どうやら
ビデオには収録されてなかったようで、となるとそれは、物理的、
光学的に実在した映像ではなく、彼のみに見えた主観的、心理
的な映像だった可能性が大きくなる。それがモニター画面内に
現れた点が特異と言えば特異だけれど、心理的な映像が画面
に投影されていたという解釈も成り立つだろう。そしてその場合
には、現場のカメラには関係のない、彼とモニター画面内だけ
のものだったことになるわけだ。(つづく)
3年前
3年前
あたらしい糸に1
岬の光
奥山淳志
2023年9月1日
2024年11月23日
映画/ ぼくとパパ、約束の週末
今年映画館で見た134本目の映画
鑑賞日 11月20日
ユナイテッドシネマ新潟
評価 ★★★
ドイツ映画、マルク・ローテムント監督作品、リヒャルト・クロプ脚本、109分、 原題は"Wochenendrebellen"(週末の反逆者たち)。
自閉症の男の子と、その家族の物語。
自分が興味を抱く分野には該博な知識を持つけれど、周囲の人たちとの協調性を保つのが極端に不得手な少年ジェイソン(これって英米系の名なんだけど、昨今のドイツでは英米系の名をつけるのが流行しているんだろうか? ハンスとかクラウスとかのドイツ風の名はダサいのか?)。
少年はたまたまクラスメイトとサッカーの話をして興味を持ち、国内のあらゆるサッカー・チームの試合を見学してひいきのチームを決めようと決意。そのために毎週末、父とドイツ全土に遠征して……。
自閉症であるがゆえに言い出したらきかない男の子と、息子への対応に四苦八苦する父親の話。
まあ、映画としては(もっとも実話ベースだそうだが)、面白いかもしれない。
しかし、現実に自分の息子がこうだったら、とてもじゃないけどやってられないな、と思ってしまいました。
ヒトラーに仕える側近みたいで(笑)。
ちなみに少年はナチを嫌っていて、ヒトラーが作ったスタジアムでのサッカー観戦を拒否するシーンもある。
自閉症だし子供だから、自分がヒトラーと似ているかもしれないというところには思い至らないわけだけど。
首をかしげたのは、父親に対して会社の女性上司が非常に寛容なこと。
こんなに「都合のいい上司」、いるのかなあ?
その辺も含めて、全体がメルヒェンちっくな印象。
もっとも、サッカー・ファンには、ドイツ人のサッカー観戦の様子が興味深いかも。
私はサッカーには興味がないので。
新潟市では東京と同じく11月15日の封切で、ユナイテッドにて単独公開中、県内でも上映はここだけ。私が足を運んだ第一週水曜夜の回(1日3回上映の3回目)は、15人ほどの入りだった。
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映画
ドイツ・ドイツ文化・ドイツ文学
by amiur0358
映画/ ぼくとパパ、約束の週末
映画 (1801)
ドイツ・ドイツ文化・ドイツ文学 (161)
21
物がいっぱい届く日。コーヒーテーブルと椅子2脚。リビングに2つ置いてた1人用リクライニングソファーのひとつは奥のTV部屋へ。少しリビングぽくなったかな。殺風景だったベランダに背高めのフェイクツリー。風で揺れる葉を室内から見てると心地よい。今回の目玉は、トースター。なんだか著名なパン屋氏監修らしい。夕方、仕事の合間に抜けて食パン買ってきて早速トースト焼いてみた。見事に全面綺麗な焦げ色。表面カリカリなかはもちっと。うーん、これはすごい。
フェイクグリーンはもう少し足しても好いかなー。他人の意見も聞いてみたい。
20
夕方の業界団体理事会参加の足で浜松町へタクシー移動、月に一度の福岡逃避で夜の福岡入り。機内で12月の福岡でのごはんの予約をするなど。ここ、なかなか席取れないらしく、一度は予定の20日は速攻埋まってしまってたんだけど、19日を押さえたあと1時間後に見てみたら空きが出てて、慌てて予約を入れた。
2024年11月22日金曜日
『久生十蘭玲瓏無惨傑作小説集/アヴオグルの夢』久生十蘭
NEW !
小鳥遊書房 長山靖生(編)
2010年10月発売
★★★ この版元の本で読むメリットがないと厳しい
久生十蘭のことを探偵作家とは思っていない。本書にピックアップされた短篇を探偵趣味の鋳型に当て嵌めて鑑賞しても肩透かしを食うだけ。悪辣/卑賤/強欲/執着/姑息・・・・帯の惹句そのままに、人という不完全な生き物が織り成す一個の万華鏡として接するこそよけれ。〝玲瓏無惨〟とはそういう意味合いじゃないかな。
「アヴオグルの夢」(『函館新聞』昭和2年2月28日発表)
「典雅なる自殺者」(『函館新聞』昭和2年3月7日発表)
「つめる」(『新青年』昭和9年9月号発表)
「黒い手帳」(『新青年』昭和12年1月号発表)
「黄泉から」(『オール読物』昭和21年12月号発表)
「西林図」(『オール読物』昭和22年7月号発表)
「予言」(『苦楽』昭和22年8月号発表)
「骨仏」(『小説と読物』昭和23年2月号発表)
「手紙」(『小説と読物』昭和24年1月号発表)
「女の四季」(『小説の泉』昭和25年8月号発表)
「無月物語」(『オール読物』昭和25年10月号発表)
「人魚」(『花椿』昭和29年3~8月号発表)
「母子像」(『読売新聞』昭和29年3月26~28日発表)
「雲の小径」(『別冊小説新潮』昭和31年1月号発表)
「無惨やな」(『オール読物』昭和31年2月号発表)
「川波」(『別冊文藝春秋』昭和31年4月号発表)
「一の倉沢」(『文藝春秋』昭和31年8月号発表)
初出年度と掲載媒体の傾向を見てもらうべく、ここでは発表順に並べ替えているけれど、実際の収録順は若干異なるので一応お伝えしておく。
主人公や主要登場人物の場合、掴みとして最低限のバックグラウンドは解り易く示すのが小説の定石だが、十蘭はその手続きをすっ飛ばして物語が進む。「骨仏」みたいに実質4ページしかない掌編のみならず、冬木と冬亭/文女と文子など紛らわしい名前のキャラが出てくる「西林図」のような話であっても、個々の詳しいプロフィールをいちいち織り込んだりしない。
事の輪郭をはっきりさせない手法はプロットにも顕著だ。「川波」のエンディングで倫子は結局溺れ死んだのか否か断言できないし、また「一の倉沢」にしても、谷川岳で遭難した菱刈安一郎と大須賀利男の二人は本当に命を落としてしまったのか確実な情報は無く、ファジーなまま幕が下りる。どう受け取るかは読み手次第。
十蘭の文体は小説通のプライドを擽ってやまぬ敷居の高さがあるから、一見の読者にはなかなか手強い。「予言」の中に〝姉の勢以子は外御門へ命婦に行き〟というくだりがあって、耳慣れぬ言葉なれど、日本の探偵小説を読んでいても〝外御門(そとみかど)〟や〝命婦(みょうぶ)〟といった雅な表現に出くわす機会は稀。
「黄泉から」をはじめ、幾つかの作品に見られる〝おフランス趣味〟は私には邪魔っ気だが、「西林図」における「花というものは、花を見ているあいだは、ほかに、なにもいらないような気持ちにさせますのね」と呟く文女のセリフなど、往年の久世光彦が喜びそうな古き良き日本人の佇まいを淡々と描いてみせるあたり、〝小説の魔術師〟の名に恥じぬ腕前。
「無月物語」なんて導入部分に特段吸引力があるとも思えないのに、ページを捲るたび惹き込まれてゆく。江戸川乱歩は物語の導入に長けた人で、乱歩作品がキャッチーな要因の一つは其処に起因しているけれども、十蘭のぶっきらぼうさは乱歩と対照的。
しかし「無月物語」を読むたび、「これ、長い尺で書かれていたら、もっとトンデモナイ大作になったのかなア」「いや、やっぱり短篇サイズだからイイのかな?」などと逡巡してしまう自分がいる。中納言・藤原泰文のタチの悪さをNHKが正常だった頃の大河ドラマで映像化したなら、さぞかし面白かったろう。(こんなモンを毎週放送したら、気の弱い視聴者から非難轟々だろうがね)
(銀) 本書の底本には国書刊行会版『定本久生十蘭全集』を使用。あちらのテキストは旧字/旧仮名遣いだったのに対し、本書は新字/現代仮名遣いに改めている。長山靖生が編纂するこの版元のシリーズは太宰治/江戸川乱歩(×2)/坂口安吾/牧野信一/泉鏡花と来て本書に至る訳だが、それぞれ大仰な副題を付けても、既発書籍で手軽に読める作家と作品をわざわざこのシリーズでまた読む人はごく一部だろうし、ここでしか得られない何らかのメリットが求められる。
■ 久生十蘭 関連記事 ■
『肌色の月』久生十蘭
★★★ 狂えるポリコレ信者ども、お前らの盲信を他人に押し付けるな (☜)
時刻: 11月 22, 2024
ラベル: 久生十蘭
久生十蘭 (2)
11月 2024 (7)
2024年11月22日
秋がなくて冬
『奇怪な銃弾 川合少年探偵物語』 佐川春風 ヒラヤマ探偵文庫 読了
佐川春風は森下雨村のペンネームとのこと。
三篇が収録。表題作は一応まとまっているが、残りの二つ、「宝石を覘う男」(”ねらう”とルビが降られている。”うかがう”ではないらしい)は長編の冒頭を、「手紙の主」は長編の結末のみを取り出したような作品で、今の目から見ると完成したものとは言えない。
しかし、こういう習作のようにもみえる作品を積み重ねて、今の推理小説が出来上がったのだと考えれば感慨深い。あ、でも、三篇とも「二銭銅貨」が書かれた後に発表されたもののようなのですがね。こういう作品を通して、子供たちにも”探偵”ブームが広がって行ったのかな?
2024.11.21
マイクロソフトがまたもやバカ、という話。Windows10(Windows11)に、勝手にCopilotというAIアシスタントをインストールしやがって、タスクバーにそのアイコンが追加される。まあ、一応、使ってみたが、まったく役に立たない。不適切な回答しか表示されない。どうせやるなら、Google以上のものを作ってから組み込めよ。
黒姫童話館で、黒姫山在住だった挿絵画家・平山夫婦の展示が11月末までやっているというので、昨日観てきた。素敵な絵がたくさんあった。ついでに、『長くつ下のピッピ』の挿絵画家・桜井誠の絵(原画)の展示もあって、さらに良かった。
17日に、私のいとこで登山家の大西浩の「お別れ会」が安曇野であった。400人が参加したとのこと(私は残念ながら不参加)。18日の「信濃毎日新聞」に、大きく記事が出ていた。
写真は、黒姫童話館前から見た黒姫ゲレンデ。奥は妙高山。
沖縄県・玉城知事が沖縄・北方相に“一括交付金”の増額など要望 [少考さん★]
沖縄県知事が沖縄・北方相に“一括交付金”の増額など要望 | NHK | 沖縄県
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241122/k10014647071000.html
2024年11月22日 21時13分
来年度=令和7年度の沖縄振興予算について、玉城知事は伊東沖縄・北方担当大臣と面会し、自治体が使いみちを自由に決められる「一括交付金」を増額するなど十分な額を確保するよう要望しました。
沖縄県の玉城知事は22日、内閣府を訪れ、伊東沖縄・北方担当大臣と面会しました。
この中で玉城知事は来年度の沖縄振興予算について、自治体が使いみちを自由に決められる「一括交付金」を増額するなど十分な予算額を確保するよう求めました。
また沖縄を国際的な物流拠点にするため設備投資などを行った企業への優遇措置など6つの税制措置を延長・拡充するよう求めました。
これに対し伊東大臣は「沖縄に対する強い思いを持って地元の皆さんとの連携を密にしながら課題解決のために必要な支援を行っていきたい」と応じました。
このあと玉城知事は記者団に対し「必要な額を積み上げて内閣府に要望している。できるかぎり応えるよう努力してほしい」と述べました。
少考さん ★ 2024/11/22(金) 23:35:31.55 ID:lUCR0NNm9
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【兵庫県知事選】斎藤元彦知事のSNS戦略を担ったPR広報会社が戦略を公開…公職選挙法に抵触の可能性 ★10 [Hitzeschleier★]
https://biz-journal.jp/company/post_385023.html
17日に投開票された兵庫県知事選挙で前知事の斎藤元彦氏が当選した。斎藤氏がパワハラ問題などで県議会で知事の不信任決議案が可決されて失職したことに伴う選挙だっただけに、選挙戦当初は斎藤氏は劣勢とみられていた。最終的に大逆転の当選を果たした要因として、巧みなSNS戦略が功を奏したと解説されているが、そのSNS戦略を担った兵庫県のPR・広報会社が選挙活動の具体的な内容をサイト「note」上で公開。同社は斎藤氏のSNSアカウントの管理・監修・運用やハッシュタグの統一などを行っていたと書かれおり、もし仮に斎藤氏陣営・関係者から同社に報酬の支払いが発生していた場合、買収罪が適用されて公職選挙法に抵触する可能性が指摘されている。報酬の支払いがなかった場合は無償での選挙協力・応援となるため違法性はない。ちなみに当サイトは報酬支払いの有無を兵庫県に問い合わせ中であり、回答があり次第、追記する。
(略)
公職選挙法との関係
斎藤知事の当選の要因として巧みなSNS戦略が高い効果を生んだ点が指摘されているが、そのSNS戦略を担った兵庫県のPR・広報会社の代表が今月20日、「note」上に選挙期間中の一連の活動内容を記述。それによれば、同社は今回の斎藤知事の選挙活動の広報全般を任され、監修者として運用戦略立案、アカウントの立ち上げ、プロフィール作成、コンテンツ企画、文章フォーマット設計、情報選定などを責任を持って行い、具体的には以下を担当したという。
・コピー考案、メインビジュアル作成、デザインガイドブック作成(選挙カー・看板・ポスター・チラシ・選挙公報・公約スライドの制作に利用)
・SNSのハッシュタグを「#さいとう元知事がんばれ」に統一
・X(旧Twitter)本人アカウント、X公式応援アカウント、Instagram本人アカウント、YouTube公式チャンネルの管理・監修・運用
この「note」投稿を受け、もしこの会社が斎藤氏陣営・関係者から報酬の支払いを受けていた場合は公職選挙法に抵触する可能性があるとの指摘が出ている。公職選挙法では、インターネットを利用した選挙運動を行った者に、その選挙運動の対価として報酬を支払った場合には買収罪の適用があると定められている。山岸純法律事務所代表の山岸純弁護士はいう。
「この会社に報酬を支払っているのであれば、公職選挙法がいう買収罪(3年以下の懲役刑や禁固刑)に該当することになります。特定の候補者の当選のために投票を得る有利な行動、すなわち選挙運動に携わる者に対して金銭などを提供した場合に公職選挙法第221条1項は買収罪を定めています。この場合、当然、報酬を支払った者には刑罰が科せられますし、たとえ、秘書、親族といった関係者が買収をし、斎藤知事自身は関わっていなくても『連座制』という制度によりその当選が無効となります。情報では、こういった会社は『勝手に』やっていたということですが、ここら辺の真相はしっかり追及していってもらいたいものです」
斎藤氏陣営・関係者からこのPR・広報会社への報酬支払いの有無について現在、兵庫県に問い合わせ中であり、回答あり次第、追記する。
(略)
関連
兵庫県知事選挙における戦略的広報:「#さいとう元知事がんばれ」を「#さいとう元彦知事がんばれ」に
https://note.com/kaede_merchu/n/n32f7194e67e0
※前スレ
https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1732283353/
Hitzeschleier ★ 2024/11/22(金) 23:32:49.68 ID:eNqrOruy9
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巨専】
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どうですか解説の名無しさん (オッペケ Sr17-ELj7 [126.166.157.149]) 2024/11/22(金) 23:18:03.61 ID:UUzbS+/Pr
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プライベートジェット利用者 CO2排出、一般人の500倍… [BFU★]
スウェーデンのリンネ大学などは、プライベートジェットの飛行データから二酸化炭素(CO2)排出量を分析した。定期的に利用する人は、一般の人に比べて年間排出量が最大で約500倍にのぼることが分かった。排出を減らすには回収した食用廃油などから作る再生航空燃料(SAF)の使用などに取り組む必要がある。
温暖化防止の観点から、プライベートジェットを使う要人が集まる国際会議の開催や、頻繁に利用する著名人に批...
続きはソースで
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOSG065XF0W4A101C2000000/?n_cid=SNSTW001&n_tw=1732232131
BFU ★ 2024/11/22(金) 23:16:12.59 ID:2UPE5XCh9
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【経済】食用コオロギのグリラス、自己破産申請 ネット風評響く ★4 [牛乳トースト★]
食用コオロギの養殖・加工を手がけるグリラス(徳島市)は事業を停止し、徳島地裁に自己破産を申請した。負債額は約1億5000万円。同社はコオロギの乾燥粉末を使い、菓子やパン、調味料などを商品化してきた。徳島県内の高校が2022年度に粉末入りの給食を提供したところ、インターネット上に批判的な意見が集中し、業績が悪化していた。
徳島大学でコオロギの発生メカニズムを研究する渡辺崇人氏らが19年に設立した。20年に「無印良品」のせんべいに粉末が採用されて注目を集め、21年に自社ブランドを立ち上げた。
業績悪化は県内高校が粉末を給食に使ったことがきっかけになった。食糧危機や昆虫食に関する授業を開き、甲殻アレルギーへの注意も促した上で希望者だけに提供した。だが、ニュースに反応した人々がネット上で昆虫食への嫌悪や安全性への批判を繰り返し、商談が相次いで立ち消えた。
*記事全文は以下ソースにて
2024年11月21日 17:15 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC2126A0R21C24A1000000/
★2024/11/21(木) 18:44:12.82
*前スレ
https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1732199989/
牛乳トースト ★ ころころ 2024/11/22(金) 22:57:25.50 ID:Ku875QH89
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とらせん
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!extend::vvvvvv:: ← 【要注意】Vは6個必須です
スレのサブタイトルも含め>>1に余計なことを書き込んでるスレは
伊勢健吾(ゴkiブri)またはその類の立てたスレなので餌(レス)を与えないでください
前スレ
とらせん★
https://tanuki.5ch.net/test/read.cgi/livebase/1732280474/
VIPQ2_EXTDAT: default:vvvvvv:1000:512:: EXT was configured
警備員[Lv.19] (ワッチョイ 72ff-Ttfa [125.198.141.32]) 2024/11/22(金) 23:01:22.13 ID:StZtyh4y0
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【兵庫県知事選】斎藤元彦知事のSNS戦略を担ったPR広報会社が戦略を公開…公職選挙法に抵触の可能性 ★9 [Hitzeschleier★]
https://biz-journal.jp/company/post_385023.html
17日に投開票された兵庫県知事選挙で前知事の斎藤元彦氏が当選した。斎藤氏がパワハラ問題などで県議会で知事の不信任決議案が可決されて失職したことに伴う選挙だっただけに、選挙戦当初は斎藤氏は劣勢とみられていた。最終的に大逆転の当選を果たした要因として、巧みなSNS戦略が功を奏したと解説されているが、そのSNS戦略を担った兵庫県のPR・広報会社が選挙活動の具体的な内容をサイト「note」上で公開。同社は斎藤氏のSNSアカウントの管理・監修・運用やハッシュタグの統一などを行っていたと書かれおり、もし仮に斎藤氏陣営・関係者から同社に報酬の支払いが発生していた場合、買収罪が適用されて公職選挙法に抵触する可能性が指摘されている。報酬の支払いがなかった場合は無償での選挙協力・応援となるため違法性はない。ちなみに当サイトは報酬支払いの有無を兵庫県に問い合わせ中であり、回答があり次第、追記する。
(略)
公職選挙法との関係
斎藤知事の当選の要因として巧みなSNS戦略が高い効果を生んだ点が指摘されているが、そのSNS戦略を担った兵庫県のPR・広報会社の代表が今月20日、「note」上に選挙期間中の一連の活動内容を記述。それによれば、同社は今回
好きな作家 土壌主義
Bert Jansch
『Heartbreak』
CD: Omnivore Recordings
OVCD-43 (2012) [2 CD]
Packaged in USA / Disc(s) Mexico
Disc One:
Heartbreak
1. BLACKWATER SIDE (Trad., arr. by Bert Jansch)
2. SIT DOWN BESIDE ME
3. UP TO THE STARS
4. IS IT REAL?
5. WILD MOUNTAIN THYME (Trad., arr. by Bert Jansch)
6. HEARTBREAK HOTEL (Mae Axton / Tommy Durden / Elvis Presley)
7. NO RHYME NOR REASON
8. IF I WERE A CARPENTER (Tim Hardin)
9. GIVE ME THE TIME
10. AND NOT A WORD WAS SAID
BERT JANSCH
Acoustic Guitar and Vocals
ALBERT LEE
Acoustic and Electtric Guitar and Mandolin
RANDY TICO
Fender Bass
MATT BETTON
Drums
JACK KELLY
Drums on "Blackwater Side" and "Heartbreak Hotel"
JENNIFER WARNES
Vocals on "Wild Mountain Thyme"
ORIGINAL ALBUM CREDITS:
All songs written by Bert Jansch
except where noted
Originally issued as *Heartbreak* (Logo 1035, 1982)
Recorded at Silverlake Recording Studio,
Los Angeles, June 1981
Engineered by Steve Millang
Assistant: Dan Haverty
Disc Two:
Live at McCabe's Guitar Shop
1. CURRAGH OF KILDARE (Trad., arr. by Bert Jansch)
2. POOR MOUTH
3. BLACKWATER SIDE (Trad., arr. by Bert Jansch)
4. ONE FOR JO
5. LET ME SING
6. IF I WERE A CARPENTER (Tim Hardin)
7. BLUES RUN THE GAME (Jackson C. Frank)
8. IS IT REAL?
9. ASK YOUR DADDY
10. THE FIRST TIME EVER I SAW YOUR FACE (Ewan MacColl)
11. KINGFISHER
12. WILD MOUNTAIN THYME (Trad., arr. By Bert Jansch)
13. COME BACK BABY (Walter Davis)
14. I AM LONELY
All tracks previously unissued
BERT JANSCH
Acoustic Guitar and Vocals
All songs written by Bert Jansch
except where noted
Recorded live at McCabe's Guitar Shop,
Santa Monica, 6/20/1981
Concert produced by Nancy Covey
Recorded and edited by Rick Chelew
Produced by John Chelew & Richard Chelew
Mastered by Reuben Cohen and Gavin Lurssen
at Lurssen Mastering, Los Angeles
Original Sleeve Design: Paul Chave
Photography: Claudia Kunin
Reissue Art Direction and Design: Greg Allen
Liner Notes: Ralph McTell
Editorial: Eileen Lucero
◆本CDについて◆
2枚組。3面デジパック仕様。デジパックにトラックリスト&クレジット。ブックレット(全12頁)にRalph McTell/John Chelew/Rick Chelew/John & Rick Chelewによる英文ライナーノーツ(2012年)、写真図版5点。歌詞は掲載されていません。
バート・ヤンシュ『ハートブレイク』30周年記念再発2枚組CD。オリジナルLPは1982年に英Logoからリリースされました。本CDではなぜか曲順が変更されています。
1981年6月、サンタ・モニカ在住のファン、ジョン&リチャード・チェリュー兄弟から、FMラジオでかかるようなメインストリーム寄りのアルバム制作のオファーを受けて渡米、ギターとマンドリンにアルバート・リー、バッキング・ヴォーカル(「Wild Mountain Thyme」のみ)にジェニファー・ウォーンズ(1982年「愛と青春の旅だち」がヒット)をゲストに、自作曲&トラッドの他、ティム・ハーディン「If I Were A Carpenter」、プレスリー「Heartbreak Hotel」(チェリュー兄弟の提案)をカバー、ラストのインスト「And Not A Word Was Said」ではフュージョン・ベースとアコギの白熱のスラッピング・バトルもきかせてくれています。
ディスク2はサンタ・モニカのMcCabe’s Guitar Shopでの同時期のギター弾き語りライヴで、バート自身のMCも入っていて臨場感があります。#1、2は『A Rare Conundrum』(1977年)、#3、10は『Jack Orion』(1966年)、#4は『L.A. Turnaround』(1974年)、#5、9はBert Jansch Conundrum『Thirteen Down』(1980年)、#7は『Santa Barbara Honeymoon』(1975年)、#11は『Avocet』(1979年)、#13は『Nicola』(1967年)、#14は『Birthday Blues』(1969年)収録曲。#10はアルバム・バージョンはインストでしたが、ここでは歌入りです。
ちなみにBert Jansch Conundrum 『BBC Radio 1 Live In Concert』(Windsong)にはヤンシュのバンド「コナンドラム」からマーティン・ジェンキンスが抜けてアルバート・リーがゲスト参加した1982年4月のライヴ7曲(ベースはナイジェル・ポートマン・スミス、ドラムはルース・ラングリッジ)が収録されていて、『Heartbreak』収録曲「Up To The Stars」「If I Were A Carpenter」「Sit Down Beside Me」「Is It Real?」「Heartbreak Hotel」も演奏しています。
★★★★☆
Heartbreak Hotel
Wild Mountain Thyme
And Not a Word Was Said
『古代オリエント集』 杉勇 ほか 訳 (筑摩世界文学大系)
「イナンナは一番高い天から冥界へと思いを向けた。」
「イナンナは天を投げ捨て、大地を投げ捨てた。彼女は冥界へ下っていく。」
(五味亨 訳 「イナンナの冥界下り」 より)
『古代オリエント集』
杉勇 ほか 訳
筑摩世界文學大系 1
筑摩書房
1978年4月30日 初版第1刷発行
1990年2月25日 初版第10刷発行
669p 索引xviii 別丁口絵(モノクロ)4p
菊判 丸背バクラム装上製本 貼函 函カバー
定価5,150円(本体5,000円)
付録(8p):
吉田敦彦「古代オリエント文学とギリシァ神話」/著訳者紹介/編集後記/参考文献(編集部 編)/古代オリエント要図/図版(モノクロ)2点
本書「凡例」より:
「本巻には古代オリエントの神話、伝説、叙事詩、讃歌、碑文、教訓などの文学作品七十一篇を翻訳収録する。」
「作品ごとに訳者の解説を付し、必要に応じて注釈を加える。」
「本文中の記号類は原則として次のように使用する。
〔 〕 原文の断欠を示す。
〔日本語訳〕 推定による補足。
〈 〉 原文あるも翻訳困難。
〈日本語訳〉 推定による翻訳。
(日本語文) 訳者の補足。
………… 全行断片と思われる部分。
なお、原文の断欠の程度を示すために……を必要に応じて用いる。」
本文二段組+脚注。口絵図版7点。
カバー文:
「古代オリエント文学、初めての体系的紹介
シュメールに始まる粘土板に記されたメソポタミアの楔形文字とエジプト象形文字とは、長く人類の記憶から忘れ去られた「失われた文字」であった。本書は、これら古代文字の解読と研究が進むにつれて次々と明らかにされつつある、聖書以前のほぼ三千年にわたる古代オリエントの文学的遺産を、第一線の研究者が最新の研究成果に基いて翻訳・集成したものである。」
目次:
シュメール
人間の創造 (五味亨 訳)
農牧のはじまり (杉勇 訳)
洪水伝説 (五味亨 訳)
エンキとニンフルサグ (五味亨 訳)
イナンナの冥界下り (五味亨 訳)
ギルガメシュとアッガ (五味亨 訳)
ドゥムジとエンキムドゥ (五味亨 訳)
ウルの滅亡哀歌 (五味亨 訳)
イナンナ女神の歌 (五味亨 訳)
ババ女神讃歌 (五味亨 訳)
シュルギ王讃歌 (五味亨 訳)
グデアの神殿讃歌 (五味亨 訳)
ダム挽歌 (五味亨 訳)
悪霊に対する呪文 (五味亨 訳)
ナンナル神に対する「手をあげる」祈禱文 (五味亨 訳)
シュメールの格言と諺 (五味亨 訳)
アッカド
エヌマ・エリシュ(天地創造物語) (後藤光一郎 訳)
ギルガメシュ叙事詩 (矢島文夫 訳)
アトラ・ハシース物語 (杉勇 訳)
イシュタルの冥界下り (矢島文夫 訳)
虫歯の物語 (杉勇 訳)
バビロンの新年祭 (後藤光一郎 訳)
アダパ物語 (杉勇 訳)
ネルガルとエレシュキガル (後藤光一郎 訳)
ズーの神話 (後藤光一郎 訳)
エタナ物語 (後藤光一郎 訳)
サルゴン伝説 (杉勇 訳)
バビロニアの神義論 (後藤光一郎 訳)
イシュタル讃歌 (後藤光一郎 訳)
エラの神話 (杉勇 訳)
バビロニアの智慧文学 (杉勇 訳)
ウガリット
バアールとアナト (柴山栄 訳)
アクハト (柴山栄 訳)
ケレト (柴山栄 訳)
ニッカルと月の結婚 (柴山栄 訳)
ヒッタイト
クマルビ神話 (轟俊二郎 訳)
竜神イルルヤンカシュの神話 (杉勇 訳)
テリピヌ伝説 (丸田正数 訳)
アラム
賢者アヒカルの言葉 (杉勇 訳)
パルシア
古代ペルシア語碑文 (佐藤進 訳)
エジプト
シヌへの物語 (屋形禎亮 訳)
ウェストカー・パピルスの物語 (屋形禎亮 訳)
難破した水夫の物語 (屋形禎亮 訳)
生活に疲れた者の魂との対話 (屋形禎亮 訳)
雄弁な農夫の物語 (屋形禎亮 訳)
イプエルの訓戒 (屋形禎亮 訳)
ネフェルティの予言 (屋形禎亮 訳)
ホルスとセトの争い (杉勇 訳)
メンフィスの神学 (杉勇 訳)
二人兄弟の物語 (屋形禎亮 訳)
ウェンアメン旅行記 (屋形禎亮 訳)
宰相プタハヘテプの教訓 (屋形禎亮 訳)
メリカラー王への教訓 (屋形禎亮 訳)
アメンエムハト一世の教訓 (屋形禎亮 訳)
ドゥアケティの教訓 (屋形禎亮 訳)
アニの教訓 (屋形禎亮 訳)
アメンエムオペトの教訓 (屋形禎亮 訳)
オンク・シェションクイの教訓 (杉勇 訳)
ピラミッド・テキスト (屋形禎亮 訳)
アメン・ラー讃歌(一) (屋形禎亮 訳)
アメン・ラー讃歌(二) (屋形禎亮 訳)
ラー・ホルアクティ讃歌 (屋形禎亮 訳)
アテン讃歌 (屋形禎亮 訳)
ナイル讃歌 (屋形禎亮 訳)
オシリス讃歌 (屋形禎亮 訳)
単一神への讃歌 (屋形禎亮 訳)
センウセルト三世讃歌 (屋形禎亮 訳)
トトメス三世讃歌 (屋形禎亮 訳)
セド祭の碑文 (屋形禎亮 訳)
ミンの大祭の碑文 (屋形禎亮 訳)
「後期エジプト選文集」より (杉勇 訳)
旧約関係諸書について (三笠宮崇仁)
古代オリエント関係年表
本文編別索引
本文詳細目次
◆本書より◆
「ギルガメシュ叙事詩」(矢島文夫 訳)より:
解説より:
「主人公ギルガメシュはメソポタミアの古都ウルクの王で、彼の三分の二は神、三分の一は人間であった。はじめの頃、彼は暴君として人々に怖れられ、乙女たちを奪うなどのことをしたので、人々は天の神々にこのことを訴えた。神々の集りであるアヌンナキはこれをきいて、女神アルルに命じ、粘土からエンキドゥという名の猛者を作らせた。エンキドゥは獣たちと野で暮していたが、ギルガメシュによって遣わされた娼婦が彼に人間の作法を教える。つぎにギルガメシュとエンキドゥはウルクで出会い、大格闘のすえに両者はお互いの力を認めあい、友情が生まれる。そののちエンキドゥはギルガメシュとともに遠い杉の森に住む怪物フワワ(またはフンババ)征伐に出かけ、杉の森を切り払い、怪物を殺した。ウルクへ帰り着くと、愛と逸楽の女神イシュタルはギルガメシュを誘惑しようと試みた。しかしギルガメシュの拒絶にあい、激昂した女神は父である天の神アヌに「天の牛」をウルクへ下してこの都を滅すように迫る。二人の英雄は「天の牛」と戦い、エンキドゥはこれを殺したが、そのために彼は死なねばならなかった。熱病ののちに息を引きとったエンキドゥを見守って、ギルガメシュは悲嘆にくれ、今や彼の心のうちには人間の死とは何かという疑問が生じた。彼はウルクをはなれ、永遠の生命を求めてさまよった。不死を得たと伝えられるウトナピシュティムを訪ねるのがその目的だった。サソリ人間に出会ったり、深く長いトンネルをこえてから、彼はウトナピシュティムを探しあてたが、彼の答えは彼を落胆させるものであった。ここで有名な「大洪水」の説話(中略)が述べられるが、これはエピソードをなしている。エア神の警告によってウトナピシュティムは四角の船を作り、妻や動物たちとともに大洪水を逃れることができ、永遠の生命を得たが、それは神々の決めたことで彼は何も知らなかった。ただ彼はギルガメシュに、海底にある若返りの植物を教えてくれたので、ギルガメシュはこれを取って帰途についたが、泉で水浴しているあいだに蛇がやって来てこれを食べてしまった。ギルガメシュは失望のうちに故郷へ帰りついた。以上が粗筋で、これにいくつかのエピソードがつけ加えられている。」
「第九の書板」より:
「第一欄
ギルガメシュは、彼の友エンキドゥにむかって
烈しく涙を流し、野原をさまよい歩いた。
「私が死ぬのも、エンキドゥのごとくではあるまいか。
悲しみが私のうちに入りこんだ。
死を恐れ、私は野原をさまよう。
ウバラ・トゥトゥの息子ウトナピシュティム(脚注より:「「大洪水」に生き残った賢者で『旧約聖書』のノアにあたる。」)にむかって
私は道をとり、いそぎ進んだ。
夜になり、山の狭間にさしかかると、
私はライオンどもを見てふるえあがった。
私はシン(脚注:「月の神。」)にむけ頭をあげて祈った。
神々の〔 〕にまで私の祈りが達した。
〔シンよ、今も〕私を守りたまえ。」
〔夜のあいだ(?)〕彼は横たわり、夢から覚めた。
〔 〕生命に満ち喜んだ。
彼は斧を手にとり
帯から〔剣を〕引き抜き
矢のように彼ら〔のなかへ〕下って行った。
彼は〔彼らを打ちはらい、斬りきざんだ。〕
以下欠。ギルガメシュは山地を横切って進む。
第二欄
山の名はマーシュ(脚注「バビロニア語で「双生児」の意。」)
彼がマーシュの山に達〔すると、〕
それは日ごとに〔日の〕出と〔日没を〕見張っており、
その頂上は『天の岸』にと〔どき、〕
そのふもとは冥界にまで達していた。
サソリ人間どもがその門を見張っていた。
そのたけだけしさは恐ろしく、その姿は死だ。
彼らの恐ろしい輝きは山をつつんだ。
日の出と日没には太陽を見張っていた。
ギルガメシュは彼らを見ると、
彼の顔は恐れと驚きに青ざめた。
だが彼は勇気を出して彼らに声をかけた。
サソリ人間は妻にむかって叫んだ。
「こちらに来る者は体が神の肉をしている。」
サソリ人間の妻は彼にむかって答えた。
「彼の三分の二は神、三分の一は人間です。」
〔サソ〕リ人間は男にむかって叫んだ。
神々の〔子にむかって(?)〕言葉を語った。
「〔なぜお前はこんな(?)〕遠い道を〔やって来たのだ。〕
〔なぜお前は(?)〕私のところまで〔やって来たのだ。〕
渡ることのむずかしい〔海を越えて〕
お前の〔来た目的を〕私は知りたい。」
(以下欠)
第三欄
「わが父ウトナピシュティム〔のために私は来た。〕
〔神々の〕集いに入ったお方だ。
死と生命のことを〔私はききたいのだ。〕」
サソリ人間は語るために口を開き、
〔ギルガメシュに〕むかって言った。
「ギルガメシュよ、〔それをなした者は(?)〕だれもいない。
山の通路を〔越えた者も〕だれもいない。
十二ベールのところで〔 〕
暗闇はふかく、〔そこには光が〕ない。
日の出には〔 〕
日没には〔 〕
日没〔 〕
(以下欠)」
「第十の書板」より:
「第二欄
「私とともにあらゆる苦〔労〕をわけもった者、
私が心から愛したエンキドゥは
私とともにあらゆる苦労をわけもった彼は
いまは人間の宿命へと向かって行った。
昼も夜も、彼にむかって私は涙した。
彼を墓へ運びこませたくなかった。
もしやわが友が私の嘆きにより立ち上りはせぬかと。
七日と七晩(のあいだ)
彼の顔から虫がこぼれ落ちるまで。
彼が行ってしまってからも、生命は見つからぬ。
狩人のように私は野原のさなかをさまよった。」
「イシュタルの冥界下り」(矢島文夫 訳)より:
解説より:
「この神話はニップール出土のシュメール語版(イシュタルはここではイナンナという名で現われる)のほか、アッカド語のものが二つ知られており(ニネヴェ版とアッシュール版)、起源が古く、かなり広くに流布していたものと考えられる。この神話は、全世界的な豊饒の女神の信仰、そして植物の年ごとの再生という神話と関係をもっている。
女神イシュタルはシュメールのイナンナの系譜をひき、のちにフェニキアのアスタルテ、それからたぶんギリシアのアフロディーテー、ローマのウェヌスになる愛と美の女神であるが、がんらいは豊饒の女神であり、大地母神の血をひくものであった。
イシュタルの弟、あるいは配偶者はタンムーズで、冥界の番人ともされる。これはシュメール神話のドゥズ、あるいはドゥムズ(より正確にはドゥム・アブズ、すなわち深淵の神エアの息子)のなまったものであり、生命を育てる役割をもつ神で、半年は下界にあり、半年は天界ですごすとされていた。アッシリア・バビロニアに入ってタンムーズと呼ばれたこの神も同じ職能をもっており、半年間下界にあるあいだは地上の植物が繁茂し、動物が生長するが、彼が地下に姿を消すと(ここでは天界が地
2024年12月20日発行
2024年11月25日発行
2024.11.21
【書評】『LISTEN リッスン』の彼方に
2024.11.20
【書評】赤い轍
2024.11.21
【書評】『LISTEN リッスン』の彼方に
2024.11.20
【書評】赤い轍
俺たちの大塚耕平、派手にデマを流され名古屋市長選で負けそうな顛末を心配する
一言で言えば「もったいない」。
でもまあいまの選挙制度ハックの趨勢からすると、このようなネット戦略によるハレーションが飛び交いまくるいまの公職選挙で「冷静な判断」を有権者に求めるのはなかなかむつかしいのかなあとも思います。
これは、いま走っている日本保守党・広沢一郎さんが駄目だという話ではありません。名古屋市長に当選されれば、立派に職責を果たされることも充分に考えられます。
ただ、それを差し引いても大塚耕平さんというのは非常に能力の高い人物で、私も何だかよく分か
山本一郎(やまもといち…
20時間前
俺たちの大塚耕平、派手にデマを流され名古屋市長選で負けそうな顛末を心配する
山本一郎(やまもといちろう)
20時間前
さようなら、わさびちゃん
先月、愛猫のわさびちゃんが亡くなってしまい、最近ようやく少し立ち直ったので記事を書きます。
家内との結婚前の短い同棲生活で、まだ若かった私たち二人が「暮らしに猫ちゃんが欲しいね」と思い立ち。そして、ふっとやってきてくれた、わさび、そして、さくら。もう、17年も前のことです。
その後、家内とは無事結婚し、まず長男が、次男が、三男が、そして長女が。家族が増えていっても、もっとも長く山本家を見つめていてくれた家族が、わさびちゃんでした。
わさびちゃんたちとの生活は、夫
山本一郎(やまもといち…
2024-11-21
等式の二種類の使用法: 選別条件と同一視宣言
雑記/備忘
ひとつ前の記事「圏論のエンドとコエンドは双対なんだよ」において、“連立方程式系の解空間”と“関係族の同値閉包による商集合”が双対的だという話をしました。この双対性はちょっと不思議な感じがします。最終的には、写像(集合圏の射)の並行ペア(両端が…
2024-11-20
圏論のエンドとコエンドは双対なんだよ
雑記/備忘
エンドとコエンドは、その名前から双対なんだろうとは誰でも思うでしょう。しかし、定義の仕方によっては双対性が見えにくいこともあります。この記事では、エンドとコエンドの双対性が出来るだけ見えやすくなるような定義と記法を提示します。$`\newcommand…
等式の二種類の使用法: 選別条件と同一視宣言
圏論のエンドとコエンドは双対なんだよ
文化・芸術
白水社
イランの国内事情とフェミニズムを目撃する デゼラブル『傷ついた世界の…
「悪文」には名著が多い? その理由とは ――『悪文の構造』解説より
文化・芸術
平凡社
デュマと19世紀フランス――アレクサンドル・デュマ『新訳 モンテ・クリスト伯』訳者解説より #ことば
教養
春秋社
終活で絶対にやっておかなければならないことは、2つだけ #家族 #人生 #死生
歴史・社会
明石書店
詫摩佳代さんに聞く、これからの国際情勢とグローバル感染症の行方 #医療 #政治 #地球
歴史・社会
筑摩書房
「朴沙羅は天才だ」 ――朴沙羅著『ヘルシンキ 生活の練習はつづく』書評(評者:稲葉振一郎) #教育 #ヨーロッパ
教養
幻戯書房
文学と鉄道の本当は幸せな関係〜「鉄道目線」で文学を見たら新しい地平が開けた #歴史
歴史・社会 中米の熱帯の国ベリーズを知る
教養 「あなたのお話を聞かせてください――」見知らぬ森で本をつくっていく
ベルリン動物園の歴史
投稿日 2024年11月20日2024年11月20日投稿者 TANAKA Jun
古本屋でベルリン動物園関係の書籍を調べていて、かなりしっかりした本らしいのに、ずいぶん安く売られていたから購入してみたら、函入りの立派な本が届いた。しかも、函には全面、昔の動物園案内図が印刷されている。見返しには1873 … “ベルリン動物園の歴史”の続きを読む
カテゴリー Essays
インタヴュー「「過去に触れる」ために」
投稿日 2024年11月20日投稿者 TANAKA Jun
雑誌『公研』の企画で立命館大学の学生さんによるインタヴューが記事になりました。書誌情報は、田中純・岡本颯「「過去に触れる」ために──戦後80年を前に、いま必要な「歴史的想像力」とは」、『公研』2024年11月号(735号 … “インタヴュー「「過去に触れる」ために」”の続きを読む
カテゴリー Essays
ベルリン動物園の歴史
インタヴュー「「過去に触れる」ために」
2024年11月
33
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2024-11-21
古本夜話 番外編その四の3 前田出版社と『トップ』
かつて伊達得夫の『詩人たち―ユリイカ抄』を読んで、ふたつのエピソードがずっと記憶に残っていた。それらは冒頭に置かれた「『余は発見せり』」の中で、原口統三遺稿集『二十歳のエチュード』の初版がユリイカではなく、昭和二十二年六月に「M出版社」から初版五千部で出され、たちまち売り切れたが、その暮に出版社が倒産してしまったこと、伊達が原口の遺稿の出版のことで、一高の寮を訪ね、中村稔と出会い、それがきっかけとなって、中村が書いた探偵小説をカストリ雑誌に売りこみ、中村がいくばくかの原稿料を稼いだことだった。
(ユリイカ)
このふたつのエピソードから、伊達がユリイカを始める前は別の出版社にいて、カストリ雑誌にも関係していた事実を知った。そしてほどなくして、古本屋の棚で『二十歳のエチュード』初版を見つけ、「M出版社」が前田出版社だとわかった。田中栞の『書肆ユリイカの本』(青土社)の初版書影によれば、初版にはフランス語仕立てのジャケットがあったようだが、私が買った初版にはそれがなかった。
(前田出版社) (『書肆ユリイカの本』)
この前田出版社について、長谷川郁夫は伊達の評伝『われ発見せり』(書肆山田)で、宮城のお濠の内側にある旧近衛師団の木造兵舎跡の一室を借りていて、思索社や角川書店も同じ建物内にあったと記し、次のように書いている。
(『われ発見せり―書肆ユリイカ・伊達得夫』)
前田出版社は、戦後できた典型的なタケノコ出版社のひとつである。「トップ」という、ゴシップスキャンダルをあつめたカストリ雑誌を出していた。「トップ」は創刊当時よく売れていたが、やがて売れ行きが落ちていった。社員は、書籍編集、雑誌編集、営業をふくめて二十名ほどだった。
この出版社で伊達は書籍担当責任者だったが、社長の前田豊秀が女子社員と九州に逐電し、夫人と協議離婚し、伊達は夫人の離婚慰謝料を借りてユリイカを始めたようだ。その借金はユリイカ版『二十歳のエチュード』ですぐに返済したが、夫人は共同経営のつもりだったので、別の社員に「泣き言」をもらしたと長谷川は書いている。
それはともかく、中村稔の探偵小説の売り込み先のカストリ雑誌は『トップ』と考えていいだろうし、中村も『私の昭和史・戦後篇』上巻で、小栗虫太郎の影響の強い上海を舞台にした「エロっぽい」タイトルも覚えていない探偵小説は『トップ』に掲載されたと判断している。
この『トップ』は山本明の『カストリ雑誌研究』(出版ニュース社、中公文庫)に表紙が掲載され、田中栞も実際に『トップ』の現物を古本屋から入手し、その出版社はトップ社だが、発行者は前田出版社と同じ前田豊秀だと確認している。だがこのカストリ雑誌『トップ』にどうして中村の探偵小説が採用されたのか、それを長谷部史親が『探偵小説談林』(六興出版)の「『トップ』の創刊と終刊」の章で明かし、創刊号と終刊号の表紙写真を収録している。
長谷部の解題によれば、戦後になって探偵小説雑誌が相次いで創刊され、先陣が『ロック』で、次に『宝石』が登場し、それに続いたのが昭和二十一年五月創刊の『トップ』だとされている。だが最初は「大衆文化雑誌」と銘打たれ、探偵小説雑誌らしくなっていったのは通算第四号にあたる二十二年四月号からで、第五号からは江戸川乱歩がよく随筆を寄稿するようになり、同時に増刊号として「傑作探偵小説特集」を発行し、二十三年半ばまでは探偵小説雑誌の体裁を保っていたが、それ以後は実話雑誌的色彩に覆われ、二十四年七月号の「裸体写真特集」で発禁処分を受け、終刊になってしまったようだ。
(昭和23年2月第11号)
前田出版社版『二十歳のエチュード』の刊行は昭和二十二年五月、中村が小遣いに窮して伊達に探偵小説を売り込んだのはその後だと考えられるので、ちょうど『トップ』が探偵小説雑誌の体裁を整え始めた時期と重なり、それで採用され、中村は小遣いを稼いだことになる。伊達は書いている。「いくばくかの原稿料を、かれはポケットに納めて、心もち背を丸めながら、夕暮れの神保町に消えていった」と。
しかし残念なことに長谷部の『トップ』に掲載された作家名や探偵小説から類推してみても、中村がペンネームで書いた「上海を舞台にしたコミュニストの男女間のもつれから生じた殺人事件」を突き止めることはできない。それにこの『トップ』自体が前田出版社とどのような関係にあったかもよくわからない。長谷部はこの雑誌の編集に携わっていたのは大月桓志だと述べている。大月も探偵小説家のようで、自らも『トップ』に「恋と牢獄」などを書いているが、どのような人物なのかつかめない。
また長谷部は『トップ』の版元の移動についても記し、創刊時の前田出版社からトップ社を経て、最後に東京書館となった『トップ』は「かなり高度な読者を対象とする“大衆文化雑誌”から探偵・実話雑誌へ、そしてカストリ雑誌へと、短期間に二度も変貌をとげた」ことになり、変転の激しいこの時期でもめずらしい雑誌だと述べている。
このような雑誌に象徴されるように、敗戦後の出版社も謎に充ちている。それはユリイカまで続いていて、伊達はユリイカのかたわらで、教科書参考書専門の自由書院に内職のつもりで勤めたり、朝日書房という別会社をつくったりしている。これらは伊達がよぶように「あやしげな出版社」の気配が漂い、その実態は明らかではない。そのような戦後出版業界の中で、ユリイカを通じて、所謂現代詩が刊行されていったことになる。
【速報】『旧ドイツ領全史』がついに6刷りに!
2024年11月19日 書籍
コロナ禍真っ只中の2020年8月に出版された衣笠太朗さんによる『旧ドイツ領全史』。弊社としては比較的高価格帯の …
この記事を読む
『ミニスターリン列伝』が完成したので、中身を紹介します
2024年11月18日 書籍
木村香織さんによる『ミニスターリン列伝 冷戦期東欧の小独裁者達』が完成したので、中身を紹介します。 カバーはカ …
この記事を読む
2024年
2025年予定
2025年1月16日:【英訳】イギリス〈Pushkin Vertigo〉で雨穴『変な絵』の英訳 Strange Pictures (Jim Rion訳)発売予定。
2025年5月8日:【英訳】イギリス〈Pushkin Vertigo〉で芦辺拓『大鞠家殺人事件』の英訳 Murder in the House of Omari (??訳)発売予定。
2025年7月3日:【英訳】イギリス〈Pushkin Vertigo〉で雨穴『変な家』の英訳 Strange Houses (Jim Rion訳)発売予定。
2025年8月14日:【英訳】イギリス〈Pushkin Vertigo〉で西澤保彦『七回死んだ男』の英訳 The Man Who Died Seven Times (Jesse Kirkwood訳)発売予定。西澤作品の英訳はこれが初。
2025年9月11日:【英訳】イギリス〈Pushkin Vertigo〉で横溝正史『黒猫亭事件』の英訳 Murder at the Black Cat Cafe (??訳)発売予定。
横溝正史の英訳書は7冊目。Pushkin Vertigoでの刊行順は、『本陣殺人事件』『犬神家の一族』『八つ墓村』『獄門島』『悪魔が来りて笛を吹く』『悪魔の手毬唄』。(最初に英訳出版されたのは『犬神家の一族』であり、Pushkinの犬神家は同じ訳者のものの復刊)
2025年10月9日:【英訳】イギリス〈Pushkin Vertigo〉で綾辻行人『時計館の殺人』の英訳 The Clock House Murders (Ho-Ling Wong訳)発売予定。
時計館は館シリーズの第5作だが、英訳書としては第4弾となる(シリーズ第4作、『人形館の殺人』がスキップされている)。
2025年春?:【英訳】川上未映子『黄色い家』の英訳 Sisters in Yellow (David Boyd訳)発売予定。
最終更新:2024年11月15日 20:12
続いて、田中聡・斎藤英喜・山下久夫・星優也編『〈学知史〉から近現代を問い直す』(有志舎、令和6年3月)の栗田英彦「ポスト全共闘の学知としてのオカルト史研究ーー武田崇元から吉永進一へーー」。「なお、U超研-近代ピラミッド協会からは、在野の古書マニアでブロガーとしても知られる「神保町のオタ」も輩出している」とある。岩波の「帝国日本の学知」以来「学知」という言葉が好きなので、タイトルに「学知」を冠した本に名前が出て嬉しい。私なんかは、京大UFO超心理研究会や近代ピラミッド協会に参加していたことが自慢である。しかし、世間的には必ずしも自慢できるサークルとは受け止められないので、他に「輩出」したアカデミズムの研究者名を追加するのは遠慮しておこう(^_^;)
そして、古本道の大先輩高橋輝次さんから届いたばかりの『戦前モダニズム出版社探検:金星堂、厚生閣書店、椎の木社ほか』(論創社、令和6年11月)。「毎回、興味深く拝見している”神保町のオタさん“の最近のブログ」云々と登場していた。ありがとうございます。いつまでもお元気で御活躍いただけますように。
アート・シアターのもくじのもくじ
2,000円
「英国犯罪実話集3」ヒラヤマ探偵文庫
2,100円
そぞろ各地探訪情報
今月末、発売予定の新刊「そぞろ各地探訪」ですが
想定より多くの御予約を頂き、最短で発送される分が品切れと
なってしまいましたが、現在二次出荷分の予約受付を開始しています。
(panpanya直売所/1月と7月通販)
・特典の扱いについて
今月末の出荷開始までの注文分は「御予約シール」が貼られますが
以降、御予約シールはなくなり次第終了となります。
シール貼付版が欲しい方はお早めに御予約ください。
「特製しおり」の方は予約期間終了後も直販でご購入の場合
引き続き付属することになっています(終了時期未定)
二次出荷分は、12月中旬頃までには発送予定ですが
先行販売書店の発売と前後する可能性があるとのことです。
また、同時に予約を募っているTシャツですが
既に生産が始まっている為、残数に限りがあり
サイズによっては残り僅かとなっています
こちらもお求めの方はサイズが選べるうちにどうぞ。
11/20/2024 告知
2024-11-20
梅原猛『日本人の「あの世」観』
最近読んだ本
梅原猛『日本人の「あの世」観』(中公文庫 1993年)
タイトルに惹かれて昔買っていたもの。恥ずかしい話ですが、梅原猛を読むのは初めてです(と思う)。学生の頃、『隠された十字架』や『水底の歌』がベストセラーになっていて、その頃からすでに表立って流行してるものを遠ざけるたちだったので、人の話でだいたいの内容を知る程度でした。今回読んでみて、思索の過程をたどるような筆致に魅せられました。哲学者らしいオリジナリティに溢れています。この世代の関西の学者には、梅棹忠夫、桑原武夫、今西錦司、山崎正和など、自分の頭で考え抜くタイプの人たちが集まっていたようです。
梅原自身も、先日読んだ『日本の原像』の中で、「日本の学者や思想家は、ある学問集団や政治集団に所属し、その集団の内部で自分の学問や自分の存在を認めさせることに満足している」というようなことを嘆き、「私はもっぱら私の説を仮設として語ってきた」と吐露していましたが、ここには、専門知と哲学知、あるいは学者知と編集知といった別があるように思います。梅原自身は、日本古代史の専門家でもなければ考古学者でもありませんが、各分野の専門家の業績を巧みに取り入れながら、自らの頭の中で整理し、大きな仮説を提案しています。
テーマは、日本の宗教のあり方、縄文時代の日本とアイヌと沖縄、日本語とアイヌ語の関係、『記紀』と日本語書き言葉の成立、『万葉集』と『古今集』の比較、宮沢賢治の世界観など、一見多岐にわたっているように見えますが、底流として、古代日本の原風景に対する愛着が感じられました。また梅原には戦争体験が嫌悪すべき強烈な印象として沁みついているようです。
恒例により、個人的に印象に残ったいくつかの論点をピックアップします。
①現在の仏教は、その経済的精神的な基盤を葬式を中心とする宗教儀式に置いているが、南都六宗の僧が葬式を司らないように、もともと葬式は仏教の行事ではなかった。神道に代わって仏教が葬式に関わるようになったのは、浄土教によると思われる。その浄土教も、日本人の心にすでに存在していた「あの世」観の影響を受けて、日本独自のかたちに変容したものである。
②沖縄やアイヌには仏教がほとんど入っていないにもかかわらず、彼らの死者送りの行事はわれわれが仏教の名のもとに行っているものとほとんど変わりがない。例えばお盆という行事も、仏教以前に日本に存在した習俗が仏教の中に入ったものであり、推古14(606)年に、聖徳太子が、その日本古来の死者供養の行事と結びつけることによって、仏教を日本に定着させたのである。
③神道は、定まった経典をもたない祀りを中心とした宗教儀式体系であり、もともとは縄文の昔に遡る土着宗教を基本にしたものであるが、8世紀の初めに、中臣氏・藤原氏による律令神道の成立を契機として、大きく変化した。それは中国の道教の影響を受けたものであった。仏教思想は外来のものだが、神道は悠久の昔から存在するものという区分けは全く成り立たないのである。
④ある、行く、帰る、食う、飲む、好む、こばむ、あやまる、突くなど、基本的動詞は、アイヌ語と日本語がほとんど同一か相似になっている。金田一京助は、アイヌ語は日本語の語彙を取り入れたものという見解をもっていたが、これは逆である。例えば、アイヌ語で人のことをピトというが、日本語ではP音がF音に変化してきたことを考えると、ピトがヒトに変化したと考えるほうが自然である。金田一の影響で、アイヌ語を日本語の起源とする可能性を完全に排除してしまったことで、日本の言語学は停滞してしまった。
⑤一つの仮説として、次のような図式が考えられる。日本列島にはもともと古モンゴロイドの人たちが狩猟採集の生活を長く送っていた。そこへ新モンゴロイドの人たちが大陸から北九州を主な玄関口として稲作文化や鉄器をもって渡来してきた。彼らが大和朝廷を作って日本を統一していった。その証拠に、近畿地方を中心として、古くから農業の盛んだった地域には、新モンゴロイドの人たちが多い。
⑥『古事記』は和銅5(712)年につくられ、『風土記』は和銅6年に撰修の命が下ったが、その原型となるものが、推古28(620)年ごろに、聖徳太子と蘇我馬子によって作られていたのではないか。国の礎をつくろうという聖徳太子らしい事業である。『記紀』の紀年法が、推古9(601)年を起点としていることからも推測される。その年は、聖徳太子が斑鳩に居を定めた年である。
⑦漢文を日本語として読む際、「が」「の」「を」「に」「は」の助詞や「ぬ」などの助動詞、「く」などの用言の活用語尾を仮名表記するようになったが、この時点ですでにそれは漢文ではなく、日本語の書き言葉が始まったということになる。この書き方は、公式には、文武元(697)年に始まるが、それ以前に、柿本人麿歌集において、次第に使われるようになっていた。
⑧『万葉集』がますらをぶりであり、『古今集』がたおやめぶりという定説がある。これは賀茂真淵が作り、正岡子規によって改めて主張されたことであるが、賀茂真淵は公卿の美学のバイブルである『古今集』を貶し、源実朝にならって『万葉集』を武士の美学のバイブルにしようという政治的意図があり、正岡子規の主張にも日清戦争後の愛国心の高揚という背景があった。『古今集』序文に、『万葉集』に対する批判の言葉はまったく見られないように、同じ美的理念をもった歌集であり、『古今集』の小野小町の歌など、人麿の歌の道を忠実に継承したものであるといえる。
⑨古代日本人の心性の一つに落日信仰がある。四天王寺は仏教以前からの落日信仰と結びついている聖地であり、また折口信夫が『死者の書』で描いたように、落日信仰を土台として、浄土信仰が生まれたのである。もう一つの基本的な心性は、森林の中で養われ育ったもので、狩猟採集を通して動植物を神として崇拝する心性である。そこには生態学的知恵が隠されている。
⑩生命は個としてはかならず死ぬが、死ぬことによって種は生き続ける。植物や動物は、個を犠牲にしても種として生き続けるという精妙な知恵をもっている。古代の日本人も、個が死んだ後、魂は、再び別の個に宿って生き続けるという信仰をもっていた。この魂という言葉を遺伝子という言葉に置きかえると、これは遺伝子の法則を語ったものではないか。
ほかに、知り得たこと細かいこととしては、『万葉集』の万葉という言葉は、多くの言の葉を集めたという意味ではなく、万年、すなわち永遠という意味であること。チャランポランという言葉があるが、アイヌ語でチャランは口、ポランは空しいという意味であること。沖縄の『おもろさうし』で「ト」は海を意味し、アイヌ語でも「ト」は湖とか水溜まりを指す、トネガワ(利根川)、トワダコ(十和田湖)をアイヌ語で解釈すると、それぞれ「海のような大きな川」、「海の岩の湖」となるなど。
ikoma-san-jin 2024-11-20 15:42 読者になる
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梅原猛『日本人の「あの世」観』
最近読んだ本 (687)
『母子笛 祇園よし屋の女医者』2 (藤元登四郎)
2024年11月19日
空犬の読書会@西荻窪今野書店(第3回)……西荻窪で読書会が開催されます
2024/11/17(日) 17:54:25 |
新刊書店
西荻窪の今野書店で開催している読書会。2025年1月開催の第3回の案内が出ました。
空犬の読書会@西荻窪今野書店~科学と文学の間(あわい)に~
日時:2025年1月17日(金)19:00~20:30(開場18:30)
会場:今野書店
参加費:1500円
【“空犬の読書会@西荻窪今野書店(第3回)……西荻窪で読書会が開催されます”の続きを読む】
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2024/11/15 「空犬の読書会@西荻窪今野書店 科学と文学の間に 第2回」(今野書店;終了)
2025/1/10 「三鷹の夜☆月いち読書会(第40回)―科学と文学の間(あわい)に」(三鷹ネットワーク大学)
2025/1/17 「空犬の読書会@西荻窪今野書店 科学と文学の間に 第3回」(今野書店)
2025/2/7 「三鷹の夜☆月いち読書会(第41回)―科学と文学の間(あわい)に」(三鷹ネットワーク大学)
2025/2/21 「空犬の読書会@往来堂書店 科学と文学の間(あわい)に」(往来堂書店)
空犬の読書会@西荻窪今野書店(第3回)……西荻窪で読書会が開催されます (11/17)
2024年11月18日
『ヴェノム』2
報告
MOVIE Walkerのレヴュー欄にこんな投稿があった。
カラピー 3.5 22日前
報告
レビューなのに映画の内容には触れません、すみません、お許しください。
おそらく観ていないのに(投稿が公開前)0.1の評価をしている「ゆうすけ」「カイワレカイワレ」なる人物は(たぶん同一人物の複アカでしょう)以前も他の映画でこのような荒し行為をしていましたね
なお、この報告で言及されている「ゆうすけ」なる人物の投稿は現時点では削除されて、「カイワレカイワレ」の投稿が残っている。以下参照
カイワレカイワレ 0.1 26日前
報告
残念、ガッカリしました。
前作と同様、気持ち悪いし、つまらなく、子供っぽい映画でした。
ひどかったです。
本当に、気持ち悪く、つまらなかったです。
ひどかったです。
やっぱり、悪役の映画はダメですね。
これが「荒らし行為」の実例で、「カラピー」氏の投稿のあとも、次のような、同一人物の、あきらかに映画を観ていないコメントがあった。書式が独特で同一人物が複数のアカウントから投稿しているとわかるのだが、書式の全体はスペースの関係もあって再現しない。まあどうせクズコメントなので、正確に再現しても意味がない。
しょうた 0.1 18日前
報告
全然ダメだった。
大コケだった。
略
何がしたいのか分からないし、ただただ気持ち悪いだけだった。
主人公のエディを演じるトムハーディは老化してかなりおっさんになり、もう、限界だと思う。ヨタヨタの年寄りのおっさんだ。
見た目も抜け毛や薄毛になり、シワばかりで、たるんでいて、かなり老けた。
足もかなり遅かった。
【たしかにエディ/トム・ハーディはふけた。しかし彼はアクション担当ではないので、全く問題ない】
曲も選曲が悪く酷かった。
シーンに合っていないし、滅茶苦茶だった。
ゴキブリが出てきて気持ち悪いし、つまらないし、全然、ダメな大コケ映画だった。
つづいて
ミズキ 0.1 18日前
報告
とにかく気持ち悪かった。
ゴキブリも出たし…。
つまらないし、吐き気がした。
肌がかゆくなり気持ち悪くなった。
本当に気持ち悪かった。
エディも死んだし、最低でした。【最低なのはゴキブリみたいなおまえだ。理由はあとで】
ゴキブリが苦手の人は要注意の映画でした。
つまらないし、ひどかった。
最低の最後の映画だった。
さてもうひとり。同一人物。
リョウコ 0.2 18日前
報告
要注意、ゴキブリが出ます。【←この映画にゴキブリは出てこない。お前がゴキブリだ】
うわぁ、気持ち悪かった。
そんな気持ち悪い映像を見せるなよ。
つまらないし、気持ち悪いし、本当に最悪でした。
物語も意味が分からない。
敵もバレバレで分かるし何が目的なのか分からない映画でした。
見た後、気持ち悪くて、ご飯が喉を通りませんでした。
敵も汚らしかった。
気持ち悪かった。
つまらなかったです。
今年、最悪の映画でしたし、本当に、最悪の映画でした。
最悪はおまえだよと言ってやりたいし、映画会社もこういう投稿は営業妨害として罰をあたえるべきだと思う。個人の感想ではない。映画を観ていないことがバレバレだからだ。
ゴキブリについて触れているのだけれども、これだとやたらとゴキブリが大量に出てくる映画だと思うかもしれないが、本編にゴキブリは一匹も出てこない。出てくるのは、いわゆるポスト・クレディット・シーンという、最後のクレディット(10分から15分くらいある長いクレディット)が終わったあと出てくる、最後の最後の映像。
洞窟のなかからメキシコ人のバーテンダーが出てくる。彼は戦争らしきもので荒廃した町の姿を見る。その時、前景にゴキブリが一匹だけ登場。よく見ないとゴキブリとわからない。病的にゴキブリを怖がる人でないかぎり、とくに嫌悪感をもよおすような不潔でおぞましい姿のゴキブリではない。たぶん作り物かCG。そのゴキブリにシンビオートの断片が付着するような映像があって、やがてそこからヴェノムが復活するのではないかという暗示があるように思われる。
また本編でデティ・ペイン博士/ジューノ・テンプルがゴキブリは災厄や戦争の惨禍を生き延びてきた唯一の生物だというような話をしていたのだが、そこからも戦争(おそらくヌルとの戦争)や戦禍を生き延びる人たちのことが暗示されているのかもしれない。なお私はマーヴェルのスーパーヒーロー物の映画はほとんでみていないので、この映像から私よりももっと多くの情報を引き出せる人は数多くいるだろう。
それから上記「ミズキ」のコメントなかで「エディも死んだし」とあるが、エディは死んでいない。これは記憶違いではすまされない。意図的な偽情報の開示である。お金をもらって意図的に映画の評価を下げようとしているのだとしたら犯罪者で、ヴェノムに食われるといいし、ただ面白半分に観てもいない映画の悪口を言っているのなら、精神を病んでいるとしかいいようがないんで、ヴェノムに脳みそを食われるといい。さぞかしい美味しい脳みそだろ。
ただ救いはほとんどの観客が、この荒らし行為に影響を受けずに、独自の感想コメントを投稿していることである。それには感銘を受けた(兵庫県県民は見習うべきである)。
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「解雇通告」の瞬間
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posted by ohashi at 18:16| 映画 |
2024年11月17日
『ヴェノム ザ・ラスト・ダンス』
映画『ヴェノム』シリーズの三作目(Venom: The Last Dance, 2024)、エディ・ブロック/トム・ハーディとヴェノムの「1年間」の共生関係の終わりを告げる完結編として、満足のゆく映画であったが、しかし2作目から感じていた不満は解消されずに残った。
コミックのほうは読んでいないので、どのような物語展開なのか知らないのだ、が第一作においてエディ/トム・ハーディがジャーナリストであるという点が実に興味深かった。つまりジャーナリストは、社会や政治の不正を暴き、政治家や権力者の真の姿を示すために、みずからならず者にならねばならないという真理を見事についた設定になっていたからだ。辣腕ジャーナリストと人間を食うヴェノムとの共生が。
エディのジャーナリストとしての能力は、ヴェノムとの共生によって、ますます強化されてゆき、エディの功績はヴェノムの危険な支援なくしてありえなかった。
同じくジャーナリストのスーパーヒーローといえば、デイリー・プラネットの記者であるスーパー・マンがそうだが、彼の場合、辣腕記者でも剛腕記者でもなく、人間としては地味なうだつのあがらない記者であり、記者・ジャーナリストとして大きな業績をあげたとも思えない。スーパーマンにとって記者としての姿は、ほんとうに正体をみやぶられないための仮の姿でしかない。
だがヴェノムにしても、第2作以降は、エディとその相棒でもあるヴェノムとの共生・共同活動によって、ジャーナリズム活動が加速化し、社会の闇を暴き、悪人を懲らしめる、公共性・社会性をフルスロットルで全開するかと思ったら、公共性・社会性は、つまりジャーナリストとしての活躍は、後退するばかりで、今回の三作めにおいては、エディはもうジャーナリストでもなくなっている。
公的次元が私的次元へと様変わりするのは、『ジョーカーII』でも同じだったが、『ヴェノム』においても社会・政治問題とジャーナリズムとの切り結びが、スーパーヒーロー物(それは決して荒唐無稽な夢物語ではなく、常にけっこうシビアな世界観・宇宙観を宿しているのだが)のなかでも異色だった。ヴィランのもつ攻撃性がジャーナリズムの攻撃性と共生することで社会を改革する力学へと変容をとげるのだから。
しかし第2作と今回の第3作はヴェノムという愛嬌もあるのだが同時に暴力的で凶悪な面もあるやっかいな相棒(バディ)との共生から生まれる奇妙な友情関係が物語の主流となり、社会性や公共性はどんどん後退することになった。
なるほどバディ物としてみると泣けるところがある。エディとヴェノムの奇妙な友情は、他者といかに共生できるかという、いまでも切実な問題を喚起する。そしてここでの他者とは、おそらく移民のことだろう。
映画『レオン』の最後、ナタリー・ポートマンが、レオンの形見である観葉植物を植木鉢から出して学校だかどこかの敷地に植える。それはイタリア系移民でもあった天涯孤独のレオンの夢の実現であった。アメリカの地に根を張ることになるのだから。ヴェノムは移民を迎えるために作られたという自由の女神をレディと呼び、このニューヨークのレディに会ってみたいものだと語っていた。その夢をエディは最後にかなえてやるのだが、それはアメリカが移民を温かく迎え入れる女神としてあってほしいというヴェノム=移民の夢なのだろう。たとえ今、アメリカの次期大統領が移民がペットを食べていると信じ、アメリカ人の半数は移民をヴェノムの姿として想像しているとしても。
****
ちなみにこの『ヴェノム ザ・ラスト・ダンス』、トム・ハーデはイギリス人だが、ほかにもイギリス人は多い。前作から登場しているスティーヴン・グレアム(マリガン刑事)のほかに、有名な俳優なのに名前の読み方が決まっていないChiwetel Eijofor(とりあえずチューウィテル・イジオフォーとしておくが)、そしてジューノ・テンプル(歳をとって女性としての魅力が増したと思ったのだが、まだ35歳であった)もイギリス人、しかもそのうえリス・エヴァンズまで登場するとなると、これはもうイギリス映画ではないか(ちなみに特殊メークで顔がよくわからないのだが、ヌル(Knull)役で、前作では監督も務めたアンディー・サーキスも登場する)。
しかしこれをいうのなら、このイギリス人俳優たちが、みんなマーヴェル系のアメコミ映画の出演者でもあるということのほうが意義深いという指摘もあろう。彼らは他のアメコミ映画の登場人物として、この映画には登場しているわけではないので、他のアメコミ映画とは連続性と断絶性とが同時にあらわれることになる。ここにはなにかあるのかもしれない。
posted by ohashi at 23:01| 映画 |
『グラディエーター II』
Gladiator II(2024)
前作『グラディエーター』から24年ぶりの続編で、スケールの大きなスペクタクル大作ということもあってのぞいてみた。
前作の時は、主要な人物は、オリヴァー・リード、デレク・ジャコビ、リチャード・ハリスを除くと、ラッセル・クロウ、ホアキン・フェニックス(ジョーカーの)、コニー・ニールセンで、彼らは、いまでこそ超有名になったが当時としてはあまり名の知られていない、誰?という俳優たちだった。それが新鮮でもあったのだが。
今回、主役のポール・メスカル。誰? しかし、この問いは私にとってはあってならない問だった。なぜならポール・メスカル主演の前作『aftersun/アフターサン』(22)と『異人たち』(23)は映画館でみているのだから。ただそれにしても『グラディエーターII』で、いかにも古代ローマの彫刻から抜け出てきたかのようなポール・メスカルの彫り深いその顔をみていると、彼が『aftersun』とか『異人たち』で、どんな顔をしていたのか、まったく思い出せなくて困った。私の中では『グラディエーターII』のポール・メスカルが、それ以前のポール・メスカルを上書きし消去してしまったようなのだ。
ちなみに『aftersun』でも『異人たち』でも、ポール・メスカルが演ずるのはゲ
遺志
2024-11-19 05:15:08 | 遺品整理
遺体処置と遺品処理の作業で、ある家に訪問した。
亡くなったのは高齢の女性。
行年は、平均寿命を越えていた。
安らかな表情、身体は小さくとても痩せていた。
遺族は、故人の着衣を着替えさせてほしいと要望してきた。
ちょっとしたコツはいるが、作業的には簡単なもの。
だだ・・・私は、死んでいようが高齢だろうが女性は女性として尊重する主義。
故人の羞恥心に配慮したい旨を伝えた上で、遺族の指示を仰いだ。
遺族は私の気持ちを理解してくれたものの、困った表情を見せた。
そして、「これが着せ替えてほしい着物なんですけど」と言って、古ぼけた箱を私に手渡した。
それを受け取った私は、神妙な気持ちになった。
箱の蓋に「死んだら着せて下さい」と書いたメモが貼ってあったのだ。
何かのチラシの裏に書かれた文字は、生前の故人が書いたものだった。
女性の気丈さに感心と切なさを覚えた私。
「これは・・・着せ替えない訳にはいきませんね・・・」
「私が来たのも何かの縁でしょうから、できるかぎり配慮して着せ替えをさせていただきます」
私は、箱を開けて中の着物を取り出した。
中身は木綿の死装束だった。
故人の手作りらしく、お世辞にも立派とは言えない品物。
しかも、だいぶ以前に作っておいたのだろう、全体的に古く黄ばんでいた。
幸い、故人の身体は小さく痩せていたし死後硬直も軽かったので、肌を露にすることなくスムーズに着せ替えることができた。
故人の希望を叶えることができて、遺族も安心したようだった。
その後、厳粛ながらも和やかな雰囲気で納棺を滞りなく済ませた。
次に、私は遺品回収作業にとりかかった。
荷物はきれいに整理整頓されており、タンスも押入もキチンと整えられていた。
その様相からは、故人の几帳面な人柄がうかがえた。
私は、遺品の一つ一つを手に取りながら見分を始めた。
すると、ちょっと困ったことが発生。
タンスの一段一段、収納箱の一つ一つに例の遺言メモが貼ってあったのだ。
「○○に使う」「○○で使う」「○○にあげる」etc。
「不要品」「捨てる」といった類のメモは一切なく、全て再利用するのが当然といった感じだった。
遺品処理・遺品回収を平たく言うと、「廃品回収・不用品処理」だ。
しかし、故人にとって残した遺品は、廃品・不用品ではないのだろう。
これには遺族も困っていた。
「○○にあげる」とされる品物は、実際の○○さん達は欲しくない不要なモノ。
故人の想いに反して、荷物のほとんどが、そんな様なモノだった。
「んー、困った」
処分するしかない荷物。
しかし、故人の遺志を無視するのも偲びない。
例によって、私は勝手な思いを巡らせた。
「故人は、残される人達になるべく迷惑をかけないように逝きたかったのではないだろうか」
「遺族に負担をかけるくらいなら、遺品を処分しても許してくれるのではないだろうか」
「故人の思いを真摯に受け止め、できるだけ使えるモノを探して、それでも残ったモノは処分しよう」
その考えを遺族に伝えたら、そうすることになった。
そして、遺族に遺品を選別してもらった。
その間、私は部屋を出て待っていた。
部屋から聞こえる話し声から、故人の思い出話に花が咲いていることが分かった。
部屋には、故人を納めた柩もあったので、故人に話し掛けるような声も聞こえてきた。
笑い声もあり、和やかなものだった。
結局、少しの遺品を残して、大部分が不用品になってしまった。
遺族も故人に申し訳なさそうにしていたが、仕方がなかった。
人に寿命があるように、モノにも寿命があると思う。
モノが溢れる昨今は、寿命をまっとうする前に用無しにされるモノが多い。
しかし、故人が残した遺品はどれも平均寿命を越えているように思えた。
遺族達は、柩の窓から見える安らかな寝顔の故人に、「おはあちゃん、ありがとう」「おはあちゃん、ごめんね」と声を掛けていた。
上の方から、「気にしなくていいよ」と言う声が聞こえてきそうな温かい雰囲気だった。
2006-09-28 17:34:08
更新:2024-11-19
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夜のロボット その5 ロボット大戦争編 十三話目「指の光パルバブル」
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匙田
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仕末妻
平田弘史
夜とコンクリート
町田洋
夜のロボット その5 ロボット大戦争 一話目 「戦争への道」
第2話「殺人リレー」前編
佐藤菜生
オツベルと象
萱島雄太
更新:2024-2-21
匙田
夜のロボット その5 ロボット大戦争編 八話目「さまよえるビビ子」
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――宝石を探して欲しい、と依頼者は言った。 手足のない死神が僕を追い詰めよう…
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開催は終了しました
2024/11/17 COMITIA151参加者向け
COMITIA151のサークル申込を受付中です
申込締切は【郵送:11月29日(金)必着】【オンライン:12月2日(月)18時】です。 詳しくはサークル参加案内をご覧ください。
2024/11/17
見本誌読書会(11月24日開催)のお知らせ
2024年 11月 18日
注目新刊既刊:武田崇元/横山茂雄『霊的最前線に立て!』国書刊行会、ほか
★注目新刊書および既刊書を列記します。
『死の瞬間――人はなぜ好奇心を抱くのか』春日武彦(著)、朝日新書、2024年11月、本体900円、新書判並製232頁、ISBN978-4-02-295287-5
『編集宣言――エディトリアル・マニフェスト』松岡正剛(著)、工作舎、2024年10月、本体1,600円、四六判変型上製152頁、ISBN978-4-87502-569-6
『霊的最前線に立て!――オカルト・アンダーグラウンド全史』武田崇元/横山茂雄(著)、国書刊行会、2024年10月、本体3,600円、A5判上製462頁、ISBN978-4-336-07638-0
『Outlying――僻遠の文化史』武邑光裕(著)、rn press、2024年10月、本体3,600円、四六判並製452頁、ISBN978-4-910422-19-0
『美術の物語 ポケット版』エルンスト・H・ゴンブリッチ(著)、天野衛/大西広/奥野皐/桐山宣雄/長谷川宏(訳)、河出書房新社、2024年10月、刊行記念特価本体3,990円(2025年1月末まで、かつ、初回生産分限定)、46変形判上製1048頁、ISBN978-4-309-25746-4
『シュレーディンガー詩集――恋する物理学者』エルヴィン・シュレーディンガー(著)、宮岡絵美(訳・編)、書肆侃侃房、2024年9月、本体1,900円、四六判並製96頁、ISBN978-4-86385-637-0
『口に関するアンケート』背筋(著)、ポプラ社、2024年9月、本体550円、A6変型判並製63頁、ISBN978-4-591-18225-3
★『死の瞬間』は、精神科医の春日武彦(かすが・たけひこ, 1951-)さんが様々なフィクションやドキュメント、映画やコミックを含む作品群を引き合いに「死」を論じたもの。「死ぬ瞬間」「「永遠」は気味が悪い」「見知らぬ世界」「取り返しがつかない」「死体の件」「死と悪趣味」の6章立て。「本書でわたしは、ヒトが「死」に好奇心を寄せるその有りようを図鑑のように挙げ、論じてみたい。そのようなことをする背景には、死には三つの大きな要素が絡んでいると思っているからである」。春日さんはその三つの要素を〈グロテスク〉〈呪詛〉〈根源的な不快感〉とまとめておられます。
★『Outlying』は、メディア美学者の武邑光裕(たけむら・みつひろ, 1954-)さんによる初めての自伝。本文が序盤、中盤、終盤と違う色で刷られており、銀色の表紙とあいまって存在感が抜群です。装丁は藤田裕美さんによるもの。中盤中ほどにはカラーの図版頁もあります。特別付録として宇川直宏(DOMMUNE)さんと若林恵(黒鳥社)さんの対談「サイケデリックの行方」という投げ込み小冊子(24頁)が付いています。
★「マンハッタンに廃墟の住処がなくなろうとする80年代後半に至るまでの、ほぼ10年間にわたるNYでの経験から、そこから90年代以降のサンフランシスコ、そして京都、東京、札幌を挟み、ベルリンとヨーロッパへと向かうことになる私の約40年以上に及ぶ旅の記憶を紡いでいこうと思う。〔…〕インターネットの普及後、コミュニケーションの利便性は圧倒的に変化したが、自身が世界で出会う人物との遭遇は、e-メールやSNSで済まされるものではない。世界が縮小し、出会うべき人との距離が短縮されたとしても、リアルな出会いと対話の記憶を超えることはない。〔…〕この旅のほぼすべてを開示することで、僻遠の異界との関わりをめざす人々に、何らかの刺激を届けられれば幸いである」(序章、19頁)。
★同書の刊行記念に、著者と若林恵さんによるトークイベントが来たる11月29日(金)、青山BC本店にて行われます。詳細はリンク先をご覧ください。版元の株式会社rn press(アールエヌ・プレス)は、2021年に設立。書店への卸は、直取引かトランスビュー経由とのことです。代表の野口理恵(のぐち・りえ, 1981-)さんは複数の出版社を経て独立した編集者であり著述家。自社から今年5月に『私が私らしく死ぬために』という実用エッセイを上梓されています。「何か「学び」に関する本をずっと作りたいと思っていました。それならば第一弾は「死に方かな」と思い、死をいろいろな角度から取り上げることにしました。死を想うことで、強くなると信じて」(まえがきより)。出発点がすごい。
★『編集宣言』は、8月12日に逝去された松岡正剛(まつおか・せいごう, 1944-2024)さんが工作舎の月報「土星紀」で連載されていた「エディトリアル・マニフェスト」(1979年8月号~1981年12月号)を中心に、『遊』誌時代の「編集」をめぐるエッセイ2本「遊学する編集」「「別の仕事」との関係から」と、工作舎編集長の米澤敬さんによる「編集者あとがき」が収められています。このあとがきでは米澤さんの前口上に続いて松岡さんによる「遊線放送局」第一回が抄録されています。
★1979年の「エディトリアル・マニフェスト」第1回から引用します。「編集は闘争でもあった。/そこで、「編集」を「エディトリアル・ワーク」と言い換えておくことにする」(18頁)。「いわゆる“編集者”が著者と版元の間を守る芸者を演ずる時代は終わった。H芸〔編集芸〕からE闘争〔エディトリアル闘争〕へ」(19頁)。この言葉から45年経過した今も、編集は闘争であり続けています。真実と嘘が見極め難い時代に、編集は諸刃の剣としていよいよ危うい段階に入りつつあります。「ただ私が何を言いたかったのか、そのことを手短かにまとめておくことにする。「君たちはようするに何をしているのかね?」「いや、別のことをしているのさ!」」(136頁)。こうした「別のこと」の可能性について自問したいと思います。
★『霊的最前線に立て!』は、八幡書店社主の武田崇元(たけだ・すうげん, 1950-)さんと、英文学者で作家の横山茂雄(よこやま・しげお, 1954-)さんの対談本。目次は書名のリンク先をご覧ください。附録として『復刊 地球ロマン』と『迷宮』の2誌の総目次を併録。400頁を超える大著ですが、巻末には人名索引があるので、興味があるところから拾い読みで始めることもできます。武田さんと横山さんが出会ったのは70年代半ばとのこと。日本のオカルト・ムーヴメントを振り返りつつ、お二人の自伝的側面もある一冊です。先述した松岡正剛さんとの関わりでは第5章「横山茂雄の遍歴」に「松岡正剛と工作舎の近辺」(156~160頁)という興味深いパートがあります。横山さんは工作舎に出入りし、大学院生時代にバラード『残虐行為展覧会』(法水金太郎名義、工作舎、1980年、現在品切)を上梓しています。
★『美術の物語 ポケット版』は、オーストリアに生まれ英国で活躍した美術史家エルンスト・H・ゴンブリッチ(Sir Ernst Hans Josef Gombrich, 1909-2001)のベストセラー『The Story of Art』(Phaidon, 1950/…/1995)の訳書で、日本での出版事業から撤退したファイドンが2011年に刊行したポケット版の再刊となります。ファイドンのポケット版は単行本版よりも古書市場で高額希少本となっていたため、今回の再刊を待望していた読者は多かったことでしょう。「累計800万部突破、35ヶ国で翻訳、世界一読まれている美術史の本」(帯文より)。日本ではまず、友部直訳『美術の歩み』(上下巻、美術出版社、1972年、改訂新版1983年、改訂3版1992年)が出版され、その後、ファイドンより現行訳(単行本版2007年、ポケット版2011年)が出て、それを河出書房新社が再刊(単行本版2019年、ポケット版2024年)した、という流れです。奥付には「本書は2011年10月にファイドン株式会社より刊行された同タイトルの本を一部修正のうえ、新装したものです」とあります。序文が差し替えになり(出版者リチャード・シュラッグマンの文章からゴンブリッチの孫レオニー・ゴンブリッチの文章に。長谷川宏訳)、いくつかの誤植訂正を行った、と版元さんから聞きました。
★「Web河出」2024年8月14日付特設ページ「【800万部超!世界で一番読まれている美術の名著】『美術の物語』、幻の「ポケット版」が、装いを新たに今秋発売決定!」によれば、本体3,990円は刊行記念特価で「2025年1月末まで、かつ、初回生産分限定」とのことでした。現在版元在庫はなしで重版中ですから、書店店頭で並んでいる在庫のみが特価なのだろうと思います。重版(マレーシアで印刷製本)では通常価格の本体4,990円になるはずです。版元さんの公式Xでも、11月12日付のポストで「【お詫び】世界一売れている美術の本の画期的なコンパクト版『美術の物語 ポケット版』。遂に全ネット書店で完売です。もう1,000円安い特価で買えるのは、いま店頭にある分だけです。想定より1年くらい早かったので河出の在庫はゼロです…。迷っている方、今のうちに書店にお出かけを!!!」と告知されています。
★『シュレーディンガー詩集』は、オーストリア出身の理論物理学者エルヴィン・シュレーディンガー(Erwin Rudolf Josef Alexander Schrödinger, 1887-1961)の唯一の詩集『Gedichte』(1949年)を初めて訳したものです。恋愛を歌った作品が多いことに驚きを覚えます。彼が自身の思索について語った『わが世界観』(中村量空ほか訳、共立出版、1987年;ちくま学芸文庫、2002年、現在品切)を理解する上でのヒントが、この詩集には含まれているように思われます。
★『口に関するアンケート』は、『近畿地方のある場所について』(KADOKAWA、2023年8月)や『穢れた聖地巡礼について』(KADOKAWA、2024年9月)とヒット作を次々と飛ばしているホラー作家の背筋(せすじ)さんによる小品。手のひらサイズで、小さな本が大好きな方々にも刺さるのではないかと思います。ネタばれナシで最低限の注意を促しておくと、巻末の「アンケート」を最初に見ては絶対にいけないということと、自分がしたこととの関連性を考えすぎない方がいいということです。割と硬い紙で作られていて開きにくいので、紙版を大切にしたい方は保存用と読書用に2冊買うか、電子書籍も買った方がいいかと思います。電子書籍版を確認したことがないのですが、本文の色はどうしているんでしょうか。
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# by urag | 2024-11-18 03:19 | ENCOUNTER(本のコンシェルジュ) | Comments(0)
注目新刊既刊:武田崇元/横山..
at 2024-11-18 03:19
メディア掲載情報
2024.11.09
【11月9日】『つがいをいきる』(松井久子・著)雑誌「クロワッサン」掲載
【メディア掲載情報】 2024年11月9日、雑誌「クロワッサン」2024年11/
2024.11.09
【11月9日】『つがいをいきる』(松井久子・著)雑誌「クロワッサン」掲載
【メディア掲載情報】 2024年11月9日、雑誌「クロワッサン」2024年11/
『つがいをいきる』
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Aクラス(残席4名様)
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Aクラス(残席4名様)
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価値観を変えてでも、婚活を続けるべきか
共働きでも家事は女の仕事? 認識が古すぎる婚活男の結婚観に驚いた話
多様性の時代でもあるので、結婚観を変えて婚活すべきとも言えない気がするんよな。結婚観がそれなら、もう結婚では自分の思う幸せは得られないと考えて婚活をやめるのも1つの選択肢のように思う。これも一種の高望みなのかもしれない。
ひろゆき氏 “子供作るのはコスパ悪い”ネガティブ投稿バズるネットに苦言「なんとかした方が良い」
ネット上では「子供作るのはコスパ悪い」「出産のメリットが分からない」「自由な時間がなくなるだけ」「お金のある人だけが育てればいい」など、ネガティブ投稿が度々多くの「いいね!」を集めている。
ひろゆき氏はこういった現状について「ネットだと結婚や子育ては愚痴がウケるので、マイナスの投稿が多い」と分析。
「ネットだけが情報源の人が間に受けてしまう現象はなんとかした方が良い気がする。。」と苦言を呈していた。
そのとおりで、昔も結婚生活の不満というのは聞こえてきたとは思うが、ほとんどの人が結婚するので聞き流していたところもあったのだろうし、もしかすると今は名前もわからない第三者が言っているという点で信用性が高まっているところもあるのかもしれない。結婚や恋愛に対するイメージが悪化している前提で政策を考えてもいいのかもな。
とある少女の人生 エドワード・ケアリー『おちび』
エドワード・ケアリーの長篇『おちび』(東京創元社)は、後にマダム・タッソーとして有名になる少女マリーの生涯を描く作品です。
1761年、アルザスに生まれた少女マリーは、父の死後、母親と共に風変わりな蝋彫刻家クルティウスのもとで世話になることになります。母も亡くなり、クルティウスの弟子兼召使となったマリーは、知り合いの作家メルシエを頼って、クルティウスと共にパリに出ることになります。
二人はピコー未亡人の家に下宿することになりますが、クルティウスの才能を見た未亡人は彼の才能を使ってのし上がろうと考えます。マリーを疎む未亡人は、マリーを完全な使用人としてのみ扱うようになりますが、未亡人の息子エドモンとマリーは互いに仄かな愛情を抱くようになっていました…。
蝋人形館を作ったことで有名なマダム・タッソーの生涯を想像力豊かに描いた作品です。
貧しい環境に生まれ父母も失った少女マリーは、人間関係が増えてな変わり者の蝋彫刻家クルティウスに世話になることになります。彼の技術を見よう見まねで覚えるものの、クルティウスを利用しようとするピコー未亡人のせいで、マリーは召使の位置に長年とどめ置かれることになります。
この未亡人が全編を通してのマリーの敵役的存在となっています。クルティウスとの接触を禁じられ、さらには両想いの仲となった未亡人の息子エドモンとの仲も、未亡人によって裂かれてしまうのです。
蝋彫刻の才能を持ちながらも、それを発揮できる機会もなく、長年つらい生活を強いられながらも必死に生き続けるマリーの姿には、読んでいてつらくなってきてしまいますね。その年月は数十年という長いもので、耐え続けるマリーは本当に健気です。
そんな生活の中でも一時的に幸せな期間はあって、それが教師役として接することになった、王女エリザベートとの生活。厳然たる身分の差はありながらも、互いに友人として愛情を抱くようになります。しかしその生活も長くは続かず、やがてはフランス革命という激動の時代に巻き込まれていくことになります。
最初は窮乏、長い下積み生活、果ては革命で殺されそうになったりと、マリーの生涯はつらい出来事の連続です。しかしその中でもくじけずに生きようとするマリーの姿には感動がありますね。
マリー以外の登場人物にも厚みがあります。天才的な腕を持ちながらも人間関係を上手く築けないクルティウス、彼女の最愛の人となる繊細な少年エドモン、思い遣りを持つ一方残虐な行為も行う野生児ジャック、世慣れた作家メルシエ、そしてマリーの「宿敵」となるピコー未亡人。
マリーが分かり合えないと思っていた未亡人でさえ、フランス革命によって世界が激変するなか、その「優しさ」が示されるなど、ケアリーの筆は本当に達者です。
この作品、大まかな史実はたどりながらも、大部分は作家ケアリーの想像によるところが多いそうです。最終的には成功するのは分かっているものの、マリーがどのような人生をたどるのか、最初から最後まで波乱万丈で、楽しめる大河小説となっていますね。
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テーマ:海外小説・翻訳本 - ジャンル:小説・文学
【2024/11/16 18:53】 | イギリスの作家 | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) |
怪談のたのしみ 倉阪鬼一郎/南條竹則/西崎憲編訳『淑やかな悪夢 英米女流怪談集』
シンシア・アスキス他『淑やかな悪夢 英米女流怪談集』(倉阪鬼一郎/南條竹則/西崎憲編訳 創元推理文庫)は、英米の女流作家のゴースト・ストーリーを集めたアンソロジーです。
シンシア・アスキス「追われる女」
心臓の具合を悪くしているミード夫人は、精神的な動揺を抑えるため、主治医から紹介されたストーン医師に診察してもらうことになります。現れたストーン医師は顔に怪我を負ったとのことで、顔全体に黒いマスクを着用していました。
ミード夫人は、ある時出会った不気味な男からつきまとわれるようになったというのですが…。
女性がたびたび出会うようになった、悪意ある不気味な男はいったい何者なのか? 超自然的な死の使いとも見えますね。日本の某妖怪譚を思わせる結末も不気味です。
メアリ・E・ウィルキンズ-フリーマン「空地」
町の名家だったタウンゼント一家は、当主デビッドの号令のもと、ボストンで破格の家を見つけそこに引っ越すことになります。その屋敷の横には空地があり、夫人は使用人のコーデリアにそこで洗濯物を干すように指示しますが、コーデリアは動く奇怪な影を見かけたとパニック状態になってしまいます。
キャベツのような奇妙な匂いがするのを手始めに、屋敷事態でもおかしな現象が起こり始め、家族は地元に戻りたいと考えるようになりますが…。
超自然現象の起こる屋敷(厳密には隣接する空地ですが)を描いた怪奇小説です。最終的に土地に対する一家の因縁があったことが明かされるのですが、起こる現象自体は非常に理不尽で怖いです。
大人しく善人そのものとされている当主デビッドが、超自然現象に遭遇した結果、ある種の頑なさ、暴力性を見せる…というところも興味深いですね。
アメリア・B・エドワーズ「告解室にて」
旅でラインフェルテンの町を訪れた「私」は、教会でふと告解室の扉を開け、そこに青ざめた顔の牧師を見つけます。謝罪してすぐに離れますが、泊った宿屋でその牧師チェセッツ師の人徳について聞かされます。あるじによれば、チェセッツ師の兄ニコラスも聖職者だったものの、妻の不貞を怪しんでいたカスパールなる男によって、妻もろともニコラスも殺されてしまったというのです。
話を聞かされた「私」は、過去の惨劇から、チェセッツ師は精神を病んでいるのではないかと疑いますが…。
牧師の兄弟が巻き込まれる形で過去に起こった凄惨な殺人事件。「私」が目撃した牧師はいったい誰だったのか? 死後の魂とその罰について考えさせられるという、想像力豊かなゴースト・ストーリーです。
シャーロット・パーキンズ・ギルマン「黄色い壁紙」
夫のジョンと共に、植民地風の邸にやってきた「わたし」。割り当てられた部屋の壁紙を見ているうちに「わたし」の精神は錯乱していきますが…。
どうやら精神を病んでいるらしい妻が、壁紙について幻覚のようなものを見るようになっていく、という作品です。一人称の語りが不気味さを醸し出していますね。本当に超自然現象が起きているとも、飽くまで妻が幻覚を見ているとも、どちらとも取れるようになっています。
パメラ・ハンスフォード・ジョンソン「名誉の幽霊」
セント・バンクリス夫妻の家に泊まることになったロバートソンは、家には幽霊が出ると聞かされます。その霊は、喜劇役者として人気のあったダンボウ家のジェレマイアだというのです。死ぬ際にジェレマイアは呪いをかけ、屋敷がなくなるまで幽霊として出続けること、生ける者の目が自分の姿を見ることはないだろう、と言い残したといいます。
幽霊を小馬鹿にした態度を取るロバートソンの前に、ジェレマイアの幽霊が現れますが…。
喜劇役者の幽霊が、一家の住人のような形で日常的に現れるという、ユーモラスな怪談です。作中で言及される「呪い」もお約束のようなものだと思っていると、それを踏まえた結末が現れ、その部分の戦慄度は意外に高いのに驚きます。
メイ・シンクレア「証拠の性質」
溺愛していた妻ロザモンドが急逝し、沈み込むマーストン。ロザモンドは自分が死んだら再婚してほしいと話していましたが、不釣り合いな女と結婚したら話は別だとも言い添えていました。
美貌の女性ポーリーンを後妻に迎えることにしたマーストンでしたが、かってのロザモンドとの寝室の前にロザモンドの霊が現れ、彼を部屋に入れまいとします…。
後妻との結婚生活を邪魔する先妻の霊を描いた怪奇小説です。嫉妬の念から出現するのかと思いきや、それともニュアンスが異なっているようです。霊と生者との肉体的な接触までが暗示される結末はユニークですね。
ディルク夫人「蛇岩」
北海のある土地の城には、母親と娘が二人で暮らしていました。泳いでいる最中に溺れてしまった娘は、通りかかった男に助けられ、彼に恋するようになります。男と結婚をしたいという娘に、母親は、娘に溺れて死んでいてほしかった、娘の父親の呪いが続くことに対して嘆きの言葉を発します…。
古城に暮らす母娘、呪われた一族とその結婚、不幸な家庭生活…。ひたすら暗い情念に彩られたゴシック風奇談です。最初は愛を信じていた娘が、その血の影響なのか、暗い想念に取り込まれていく過程は迫力がありますね。
メアリ・E・ブラッドン「冷たい抱擁」
従兄の青年と永遠の愛を誓い合った娘は、恋人が絵の修行から帰ってこないうちに、意に染まぬ結婚をさせられそうになった結果、自害してしまいます。恋人との約束をすっかり忘れていた青年は、入水した娘の遺体を見て逃げ出してしまいます…。
裏切った恋人の霊に憑かれる男を描いた怪奇小説です。霊と共に踊りながら息絶える様を描く結末は、まさに「死の舞踏」ですね。
E&H・ヘロン「荒地道の事件」
レーン・チャダムは、競技の練習をしていたところ、突然現れた奇怪な男から背中を殴られて、命からがら逃げだします。レーンの婚約者オリヴィアも不思議な人物を見かけたといいますが、彼女はそれが浮浪者だと思っているようなのです。
探偵フラックスマン・ローは、デイムリー大佐、レーン・チャダムと共に、奇怪な男の捜索を開始しますが…。
オカルト探偵フラックスマン・ローの活躍を描くシリーズの一篇。人間ならぬ奇怪な人物の脅威を描いた作品です。幽霊というよりは、妖怪に近い存在でしょうか。その妖怪の性質が描かれる部分もユニークです。
マージョリー・ボウエン「故障」
クリスマス・イブ、友人ブランチャードの家に向かっていたジョン・マードックは、鉄道の故障に巻き込まれ、歩くことことにします。寒さのため、たまたま見つけた願望荘なる宿屋に投宿することにしますが、あるじによれば、イブをこの宿で過ごすと願望が叶う、という言い伝えがあるというのです。
かってブランチャード家で見た「マリー・ブランチャード」の美しさが忘れられないジョンは、彼女に会えるようにと祈ります。部屋に現れた女性はマリー・ブランチャードその人でした…。
恋した肖像画の婦人の霊が過去から現れるという、ロマンティックな幽霊物語です。新たな出会いを予感させる結末も魅力的ですね。
キャサリン・マンスフィールド「郊外の妖精物語」
B氏とB氏夫人が食べ物の話をしているさなか、息子の小さなBは芝生に降りて来た雀たちに気を取られていました。見ているうちに雀たちは突然小さな人間の子供たちに変身していきますが…。
タイトル通り、郊外の妖精を描いたファンタジーです。子供が小さな奇跡に目を見張っている間、大人たちはそれに全く気付かず、日常の話ばかりを繰り返している…というのが対比的に描かれています。
リデル夫人「宿無しサンディ」
スコットランドの古い牧師館で、集まった人々に高齢の牧師は語り始めます。デンデルディから、知り合いの牧師の息子で当人もその後を継いだコーリー牧師からすぐに来てほしいとの便りをもらったというのです。
コーリーは悪魔に囚われる夢を見たというのです。帰すには条件があり、次の水曜日、本人が戻ってくるか、さもなくば代わりの者をよこせばいいといいます。とっさに思い出したのは、罪深い生活を送っていた宿無しサンディのことでした…。
悪魔に囚われた牧師が、身代わりを要求され、その人物に思い当たるも、その良心の呵責から苦しんでしまう、という作品です。
本来善良な人間ながら地獄落ちがかかっており、切羽詰まった結果、他人を陥れてしまう。そのことに苦しみ続ける牧師の心理が重厚に描かれています。積極的に行動をしなかった結果、牧師は助かるのですが、それが偶然だったのか、神の恩寵だったのか?は考える余地がありますね。
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【2024/11/16 18:40
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2024年11月後半 「静寂の行方」展 浅野勝美・高野謙二2人展
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2024年11月14日
2011年12月20日発行 本体 2,200円+税 【2024年10月重版出来】
2013年4月8日発行 本体 3,800円+税 【2021年9月重版出来】
2012年10月10日発行 本体 2,400円+税 【2020年12月重版出来】
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変更お願いいたします。
・2時間の本例会後、1時間ほど〈コミュニケーションタイム〉を
用意してます。参加者の皆さまも
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[ゲスト]嵯峨景子さん 皆川ゆかさん、若木未生さん
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2024.11.11 更新
11/11 みだれめも(水鏡子)を登録しました。
ISSUE THATTA ONLINE 最新号です(24/11/11)
SERIAL INDEX 連載記事の索引です(24/11/11)
2024-11-12
現実逃避か寒空か
ここ数日で急に冷え込んできた。特に朝晩は冷え、夏から急に冬といった感じで季節感もへったくれもない。仕事もなかなかうまく進まず、それどころかかなりキャパオーバー気味でここのところ毎日ヘトヘトである。で、今日は神保町での仕事を終えて、18時前だしとざっと靖国通りの古本屋をのぞいて歩き、久しぶりに澤口書店を覗いたら、本を買うことになってしまった。
大橋良介「悲の現象論・序説」(創文社)カバ1500円
Rodney Shewan : OSCAR WILDE Art and Egotism, Macmillan,1977カバ500円
Sheridan Morley : OSCAR WILDE, Weidenfeld & Nicolson,1976カバ500円
大橋の本は学生時代に恩師に薦められた本で、その後折りに触れて検索していたが、大抵6000円とかしていてコピーで済ませていたもの。実物がこの価格だったので、思わず買ってしまう。で、ここは買うと飲み物無料券をくれる。数軒先の別店舗でお茶を一杯飲んでの帰るさ、チラと外ワゴンを見たら洋書が積まれている。ふと見るとワイルドの伝記、研究書が何冊かあったので見繕って2冊購入。英語などできやしないが、ワイルド関係で発表することになり、とりわけ2000年代以降の研究論集が欲しいというか欲しい論文だけコピーしたいのだが、これがまあ仕事先の図書館やら国会図書館にはなくてどうしようかと思っていた矢先、まあ一応と。
ノックス「オスカー・ワイルド長くて美しい自殺」(青土社)カバ777円
ブロワ(田邊貞之助訳)「ユイスマンスの墓のうえで」(森開社)1977年9月30日3800円
ワイルドのは上記の理由で。そしてレオン・ブロワは、森開社の本としてどうしても入手しておきたく、だいたい4000円前後が相場でたまに見かけるともう少し安くとスルーしてきたが、これで必要な時にないと困るのでと買ってしまう。限定491部、記番。本来はビニカバがついていたと思う。
なんだかんだで結構な浪費、これも現実逃避の一種だろうか。
taqueshix 2024-11-12 05:05 読者になる
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現実逃避か寒空か
「叙述トリック」とは何だったのか?
新・叙述トリック試論
★48
創作論・評論
連載中 17話
2024年11月9日更新
連載中 17話
2024年11月9日更新
「叙述トリック」とは何だったのか?
新・叙述トリック試論
★48
創作論・評論
連載中 17話
2024年11月9日更新
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コーヒーを2杯分作ってのむ。家人がチーズのせトーストを焼いてくれるので食す。
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10月からnoteにも原稿を書いています。
御愛読、御吹聴いただけましたら幸いです。
当方は10月31日(木)に出講しました。
2024.10.30コラム
カラサキ・アユミ氏 コラム 子連れ古本者奇譚 第35回「ママチャリと秋の空」
先日、家族で自分が子供の頃よく通っていた地元の交通公園に行った。実に20数年ぶりの再……
中川多理展「老天使の肋骨 The Costa of the Ancient Angel」
中川多理展「老天使の肋骨 The Costa of the Ancient Angel」
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news
衆院選 2024 いよいよ明日投開票日です。
2023年6月29日木曜日
2022年度
●書いたもの
<雑誌特集号編集>
Ryuji HIRAOKA ed. Special issue: East-West contacts and scientific culture in early modern East Asia 2. Historia scientiarum 32-2 (2023年3月), pp. 59-156.
<論文>
Ryuji HIRAOKA. "The Discovery and Significance of Sufera no nukigaki (Selection on the Sphere), a Jesuit Cosmology Textbook in Japanese Translation." Historia scientiarum 32-2 (2023年3月), pp. 88-116.
<分担執筆>
平岡隆二「キリシタンと科学伝来-宣教師はなぜ西洋科学を紹介し、どのように受容されたのか」、岩城卓二ほか編『論点・日本史学』、ミネルヴァ書房、2022年8月、170-171頁 (ISBN: 9784623093496)。
<書評>
平岡隆二「大島明秀著『蘭学の九州』 」、『熊本日日新聞』、2022年7月10日。
●報告など
平岡隆二「イエズス会の日本語宇宙論教科書『スヘラの抜書』の発見とその意義」、日本科学史学会、2022年5月29日。
Ryuji HIRAOKA. "The discovery and significance of Sufera no nukigaki (Selection on the sphere), a Japanese translation of Jesuit cosmology textbook," International Symposium 'Religion, Translation and Transnational Relations: Japan and (Counter-) Reformation Europe,' Lepzig University, 2022 September 2
平岡隆二「ワクチン伝来と近世長崎」、国立大学附置研究所・センター会議第3部会シンポジウム「感染症と近代社会:ポストパンデミックの人文学に向けて」、2022年10月28日。
平岡隆二 “Greco-Roman Cosmology in Japan’s ‘Christian Century (1549-c.1650)’” 科研B「日本における西洋古典受容に関する包括的・学際的な国際共同研究」報告会、2022年12月18日。
平岡隆二「イエズス会日本布教と宇宙論-新出写本『スヘラの抜書』を中心に-」、科研費学術変革B「中近世における宗教運動とメディア・世界認識・社会統合(ReMo研)」イエズス会班報告会、2022年12月20日。
- 6月 29, 2023 0 件のコメント:
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▼ 2024 (6)
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2024-10-22
『北方人』第45号、別冊Ⅳを発行しました
『北方人』第45号を発行しました。
――目次――
時評/祝祭の本質 ―――――――――――――――――――― 大木 文雄(2)
創作/斧 ―――――――――――――――――――――――― 荒川 佳洋(12)
評伝/夭折の作家・野中賢三(5)――――――――――――――― 盛 厚三(21)
評論/悲しき女性大衆作家、大庭さち子の屈託。―――――――― 川口 則弘(34)
評論/三上於菟吉原作、映画「激流」が試みたこと ―――――― 湯浅 篤志(41)
随想/日韓関係を考える (1) ―――――――-――――――― 山崎 孝博(48)
北方人の本棚――――――――――――――――――――――――-―― K(56)
書誌/装丁挿話(20)―――――――――――――-― かわじ もとたか(Ⅰ~Ⅵ)
編集後記―― [K](64)―――――-― 表紙画・カット-フランス古雑誌より
『北方人』別冊Ⅳも刊行しました。
――目次――
【翻訳・復刻】アントン、チエホフ「初憎まれ」――――――― 野中賢三・訳(1)
野中賢三周辺の人たち(2)――――-――――――――――――― 盛 厚三(9)
佐伯櫨香(新一郎)のこと 2,生田蝶介と武田壽/武田比佐(補遺)
3,橋浦泰雄と武田壽/武田比佐(補遺)
野中賢三・参考文献―-―――――――――――――――――― 盛 厚三編(21)
*11月10日(日)の鬼子母神みちくさ市に、「古書北方人」として出店します。当日『北方人』第45号と別冊Ⅳを持って行きますので、ご覧になりたい方はご来場ください。お待ちしております。
kozokotani 2024-10-22 11:12 読者になる
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『北方人』第45号、別冊Ⅳを発行しました
2024 / 10
ベンヤミンにおいては、鋭い直感が、不十分な哲学的裏付けを伴って提示されるので、ことさら秘教的なものになっていることが多い。例えば初期の言語哲学。それがフッサールの『論理学研究』に対して批判的であることは当然予想されるとおりだが、だからと言ってまさかのName中心の言語論、それも固有名詞中心の言語論とはいかなることか?もちろん彼が、フレーゲに始まる言語哲学的転回を知らないのは致し方ないとしても、このままでは偽なる有意味な命題の扱いすらままならない。神による命名という神学的テーマにインスピレーションを得ているにしても、このように乏しい道具立てで言語哲学に挑戦しようとするのは、どんな勝算があると思ってのことなのか?
2024-10-17
ホメロスの人々 ウィリアムズ『恥と運命の倫理学』第2章
恥と運命の倫理学:道徳を乗り越えるためのギリシア古典講義
作者:バーナード・ウィリアムズ
慶應義塾大学出版会
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バーナード・ウィリアムズ『恥と運命の倫理学:道徳を乗り越えるためのギリシア古典講義』河田健太郎、渡辺一樹、杉本英太訳、慶應義塾大学出版会、2024年、25– 59ページ。
本書の第2章「行為者性のいくつかの中心」で、著者はホメロスの『イリアス』と『オデュッセイア』を取り上げ、主としてブルーノ・スネルの見解に反論している。スネルの『精神の発見』やドッズの『ギリシァ人と非理性』と同じく、最高水準の古典研究の面白さを味わうことができる。引用も選び抜かれており、一個の文学作品のようだ。
スネルによれば、ホメロスの叙事詩の登場人物たちは、意思決定をし、行為することをしない。それは、ホメロスの登場人物たちには、意思決定をする単一の自己というものを持たないからだという。スネルの主張では、ホメロスの登場人物たちは、一つの身体と魂をもつのではなく、多くの身体的部位と多くの心的部分を持っていた。著者によると、このスネルの理解は、人間が身体と魂からなるという二元論があるべき理解だという前提にたち、その二元論の枠組みに無理にホメロスを当てはめて理解しようとしたことから生じている。
著者はむしろ、ホメロスの叙事詩で、一人の一人の人間が、まさに他ならぬその人として理解されているという事態を見て取るべきだという。例えば著者は、イリアスの第24歌405–407行を引いて反論する。
倅はまだ
船の傍にいるのか、あるいは既にアキレウスが、
遺体の手足をばらばらに切り離して、自分の飼犬どもに与えたのか。(28–29ページ)
ここではヘクトル(倅)は、その遺体がバラバラにされて、犬に与えられていなければ、まだ船の傍にいるとされている。つまり、そのような遺体はヘクトルその人であり、ヘクトルその人として統一体として理解されている。同じように著者は、叙事詩のなかで登場人物たちが思いにふけったり、別れを惜しんだりするという事実を挙げて、やはりここでも人物たちは一人の人物として何らかの思いをもっていると指摘する。
次に著者は、ホメロスの人物たちが意思決定をしないとするもう一つの根拠として、それらの人物たちは意志なるものを欠いているというスネルの主張を検討する。なぜ意志による決定を行わないとされるかといえば、決定は神が行うからであるとされる。これに対して著者は、まずホメロスの人物たちが複数の選択肢のあいだから何かを選ぶときに、神が介入しないことも多々あると指摘する。その時人物たちは単に自分で選ぶ。
さらに著者は、神が介入するときであっても、神は人間を操って何かを行わせるわけではないと指摘する。例として著者は『イリアス』の冒頭で、アキレウスがアガメムノンを殺すか否かを迷った際に、アテネが介入したシーンを挙げる。そこでアテネは、アキレウスにアガメムノンを殺すべきではないという理由になる事柄を告げるだけであり、その理由を理解して実際にアガメムノンを殺さない選択をするのは、アキレウス自身である。
最後に著者は、『イリアス』の人物も意思決定すると言えるのは、神々が明らかに意思決定しているからだと論じる。神々は擬人化されているのだから、これは人間も意思決定すると考えられていた証拠となる。
著者はまた、神の介入があるということと、人間が意思決定をするということが必ずしも相反しないことを、『オデュッセイア』にある表現から示す。『オデュッセイア』には、ある人物が何かを行ったことについて、その人物が「それをその人物の気持ちにしたがって行ったのか、それとも神に促されて行ったのかはわからないが」という表現がある。これを著者は、次のように解釈する。ある人物が何かを当人の気持ちに従って行ったというのは、その人物がなぜ他ではなくその行為を行ったのかの理由をはっきりと与えられる場合を指している。これにたいして、ある人物が何かを神に促されて行ったというのは、その人物がそれを行う理由は確かにあったが、しかし他のことを行う理由も同時にあり、そのような状態でどうしてある行為を行う理由が別の理由に優越したのかが本人もよく分からない場合を指している。このように、人間が当人にもよく分からない過程を経て、何かを行ってしまうときに、その隠された原因として神々が引き合いに出されていると著者は論じる。
以上から分かるように、神々の人間に対する介入は、なんらかの欲求なり目的なりをもった人間が、熟慮の上で行為を決定するという前提のもとで理解されていると著者はいう。
続いて著者は、ホメロスの人物たちは単に意思決定するだけでなく、意志をもって努力することもしていると指摘する。とりわけ著者は自己抑制の努力を取り上げる。『オデッセイア』では、オデュッセイアが、賢慮に基づいて正しいと判断したことを行うために、したいと考えることをしない苦しみに耐えるシーンが描かれる。まさにこの点において、オデュッセウスの描写する2つの典型的表現、すなわち「我慢強さ」と「知恵豊かな」は結びつくという。また『イリアス』ではプリアモスがヘクトルの遺体を取り戻すために、アキレウスの前に、憎しみと恐怖に耐えて現れる。
以上から著者は結論づける。
そうすると結局のところ、欠けているものは何なのだろうか。進歩主義者が欠如しているとみなした「意志」とは何なのだろう。ここまで来ると私は、彼らの方がそれを説明すべきだと言いたくなる。このホメロス的世界には、人間的な生に必要な行為の基本概念が充分に備わっているのは確かであると少なくとも私には思える。すなわち、熟慮する、結論する、行為する、自分を奮い立たせる、自分自身に何かを強いる、そして耐えるといった能力である。誰がこれ以上のことを要求しうるだろうか。(49ページ)
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「ホメーロスにおける人間把握」 スネル (1955) [1974] - えめばら園
ギリシアにおける身体の発見 - akihitosuzuki's diary
nikubeta 2024-10-17 15:20 読者になる
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ホメロスの人々 ウィリアムズ『恥と運命の倫理学』第2章
2024 / 10
2024-10-15
アニメ『アオのハコ』オープニング映像ほか、視線の物語について。
雑記 感想
www.youtube.com
みなさんは、アニメ『アオのハコ』を見ていますか。わたしは見ています。原作コミックスも既刊はすべて読み、新刊が出るとその日のうちに読んで、気づけば過去刊行された作者の作品もすべて追ってしまうくらいには惚れ込んでいます。
そしてオープニング映像を見るたびに涙がふと頬を伝いはじめて、その原因は『アオのハコ』という物語が内包している世界であり、映像であり、言葉であるのだと、気がつくまでに時間がかかりました。
アンソニー・ドーア『すべての見えない光』
『アオのハコ』という物語、あるいはそのタイトルが内包しているもの。たとえば「これは、○○という物語だ。*1」という言説へと昇華することはひどく簡単かもしれませんが、しかしわたし個人はそのような態度へ与することへの発作的な恐怖を抱かざるをえません。
なぜならば彼/彼女らが生きていること、あるいは感じていることをその端的なような実は曖昧な一言へと押しつけてしまうことは、流れ続ける時間をすべて均質に固着させ、その動きを埋葬してしまうことにほかならないからです。どうにかして、わたしは流れゆく彼/彼女たちのままを受け止めて、そして語りつづけていきたいのです。
むろんこれは批評や感想すべてに対して言えることかもしれません。かつて山城むつみは「小林批評のクリティカル・ポイント」において、小林秀雄がドストエフスキーをめぐって直面した批評における「失語」の原因を以下のように述べていました。
作家が答えなかったことを自分が答えてはならないという「禁止」に従うとすれば、テクストが何を意味するかについて、ついには何を書くことも許されなくなる。いかに優れた解釈や読みも、そこでは恣意的な思いつきとして疑問に付される。
文学のプログラム (講談社文芸文庫)
作者:山城むつみ
講談社
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作家が描かなかったことを描く/書く/語ること。これは批評においては「禁止」されるべき条項である、というのが当時の小林の態度であった、といえます。
しかし、描かれえなかったものを描き、語る、というのは漫画からアニメーションというかたちにメディアを変換するさい、決して避けられない行為です。むろん、それは創作行為であって、批評ではない、のかもしれません。しかし同じ作品を、同じ物語を反復するという、どこまでも愚直な行為がもたらすものは極限にまで批評的な行為に近づきはしないでしょうか。
むろん小林秀雄はそのようにして失敗したといえばしたかもしれません。がしかし彼――いのまたたいきくん――はこうも言います。
三浦糀『アオのハコ』一巻より。
わたしたちは挑戦者(視聴者)である。だからこそ、それでもなお、語らなくてはならない。わたしたちはいったい『アオのハコ』の映像になにを見、なにを語ることができるでしょうか。『アオのハコ』をどのような物語と呼ぶべきでしょうか。
恋をする過程、を描くということ。
『アオのハコ』は簡単にいってしまえば青春群像劇です。もちろんこの区分も暴力的な言葉です(ラブコメ、も同様です)。ただ本作において特徴的なのは、体育館で活動するスポーツ系部活を描きながらも、複数の異なる団体に所属する人物たちを配置させることで、彼/彼女らの物語をドラマティックに交差させていることでしょう。
多くの青春部活ものがひとつの「場」や「共同体」を描くのに対して、こうした『アオのハコ』の取った戦略はひと味違ったものになっています。そもそもそのように描くのは、たいへん技量の要る選択である、といってよいでしょう。
なぜならキャラクターの所属する場所が違えば、当然、言葉を交わす回数は減りますし、日常的なドラマを演出するにしてもいちいち一緒に行動する理由が求められるからです。これを自然に処理しない限り、うまくお話が進まなくなってしまうのです*2。
だからこそ、本作においてなにが執拗に、反復して描かれるかを考えなければなりません。それが『アオのハコ』を構成し、つよく肯定しているものだからです。
おそらくそれは、登場人物たちの視線である、と指摘できるはずです。もちろんこれは、アニメの1話・2話を見た人からすれば明白すぎるほどに明白でしょう。
2話において猪又大喜くんが気にしなくてはならないのは千夏先輩を除いた「他者からの視線」であり、彼がしばしばおこなうのは、千夏先輩に視線を向ける、という日常動作です(会話はなく、ネット越しにおこなわれることがほとんどです)。そしてそれは千夏先輩も同様です。つまり、『アオのハコ』における青春群像劇の在り方とは、だれかを見つめること、それじたいにほかなりません。
加えて、彼/彼女らによる視線の運動は、アイコンタクトのような相互のコミュニケーションにはならず、しばしば一方通行的なかたちで反復されます。
そもそも猪又大喜くんが千夏先輩を意識したのも、彼女を「見た」からです。
ただ、そうして考えてみると、OP映像はたいへん示唆的なものになっているとは言えないでしょうか。白い息を吐くほどに冷えた、冬の朝。しずかに目を見開き、瞬きをして走り出す千夏先輩から映像ははじまります(遅れて一瞬だけパーカーが見えるので、登校のタイミングでしょうか)。口元は映さず、ほんのわずかな動きだけが描かれます。しかしここでわたしたちが注視し、興味を抱くのは、彼女の髪でも、耳でもなく、数度まばたきをする、目の動きであり、その向こう側なのです。
しかしそんなことを冷静に考える暇もないくらい、あまりにも鮮やかな数秒です。
映像の開幕にタイトルを入れるのはいまどきのMVっぽい気がします。
映像に合わせて流れている、Official髭男dism「Same Blue」も、これらの態度を裏づけるかのような力づよいサビを歌い上げています。変拍子であること、そしてスネアよりも主張のつよいバスドラムがあたかもスポーツの試合中に絶えず走りつづけている足音のように、あるいは拍動のように鳴りながら、「見る」という行為そのものを語っていきます。
春の中 あなたを見た 見蕩れていた 夏模様の中で
人が他者に恋愛感情を抱いている状態、あるいはそれに近い、しかし名づけられうるかわからない状態において、しばしばおこなわれる行為はなんでしょうか。答えは複数あるでしょうが、しかし『アオのハコ』はそれを「視線」という瞬間的でありながら、日常的なしぐさとして、くり返しわたしたちに提出してゆきます。
加えてですが、この「視線」はおそらくアニメーションにする過程において、再解釈され、強調あるいは増幅されている可能性がありそうです。たとえば、同じ構図で描かれている漫画とアニメのシーンを並べて確認してみましょう。
原作2話。千夏先輩の「視線」が明言されるシーン。
アニメのほうでは、瞳のハイライトが強調されている(面積が増えている)。
原作に対する(アニメ化に合わせてリファインされた)キャラクターデザインの違い、ということも指摘できるでしょうが、しかしハイライトという光の照り返しが原作より大きくなっている、というのは本作においておそらくは自覚的な戦略であり、加えて象徴的な出来事であるともいえそうです。
では、その戦略とは具体的にはどういうものでしょうか。
光と陰を語る、ということ。
作品の態度を受け止めるために、OP映像に話を戻しましょう。本編映像に比べて、OPの映像はいくぶんリッチな仕上がりになっている印象を受けます。事物の描き込みがより丁寧であるのはもちろんですが、しかしそれだけではありません。なぜかといえば、OP画面上において本編よりも明確に強調されているのは、光と陰のコントラストだからです。ざっくりといえば、写実的な彩度明度の上に、フィクショナルなつよい光を散らしているのです。
体育館の練習風景。窓からの光がくっきりと投射される。
ふたりの手が触れ合う象徴的な空間。輪郭には光がにじんでいる。
暗い体育館、コートにだけ照明の差し込みがグリッターとして現われる。
もちろん、本作を部活ものとして考えるのであれば、ふだんの練習時間が朝と放課後になりやすいのだから、日差しが均質に注がず、陰影のわかりやすい時間帯が優先的に描かれるだろう、といったことは容易に想像ができます。
とはいえ、です。サビの後半になるとあたかも走馬灯のように、じっさいは撮影したわけではないであろう千夏先輩を3:4で映したフィルムっぽい質感の映像*3がこれでもかと差し挟まれていきます*4。そしてこれらも相当なレベルで光がつよくなるように映っています。さすがにこれらの強調された日差しは、あまり日常的なものとは言えなさそうです。
ファインダーをのぞき込んだときのように、周囲は黒くぼやけている。
ですから、ここでめぐるましく展開する映像は、猪又くんのふだんおこなっているであろう、千夏先輩を「見る」という主観的な行為を、第三者であるはずの視聴者側ですら意識せざるをえないくらいに強調し、表現しようとしているのだと思います。そしてそれは、左右を黒くした、中央だけが映る画面も同様です。現在、ふつうに見る16:9の画面はわたしたちにアニメーション映像、つまり豊かな物語世界そのものを視覚的に与えてくれますが、それよりも狭くなった画面はむしろその視覚の主体や主観性(語り)、世界を見ようとする態度そのものを浮かびあがらせます。
たとえば前期放送された傑作アニメ『義妹生活』*5は一部シーンの作劇に3:4画面を導入することで、メインキャラクターの見ている世界や物語のピントを合わせることに成功していました。ほかにもアウシュビッツにおけるゾンダーコマンドが自身の周囲で起きているおぞましい出来事から目をそらして行動しているという精神状態をあえて3:4の画面にすることで逆説的に描いた『サウルの息子』など、意図的に画面を狭くする手法は登場人物の、そしてわれわれ観客の視線そのものさえも、映像表現として意識化させ、語り直す力があります。
www.animatetimes.comwww.finefilms.co.jp
反対にOPの、ここだけ質感の違うカメラで撮ったような蝶野雛さんも印象的です。
何が言いたいかといえば、べつに映像が語るのは、それがいま映し出している物体(ヒト/モノ)だけではない、ということです。その前後もあれば、外部も表現対象になりえますし、画面を構成する質感ですら、なにかを雄弁に語るときがあります。
青みがかったフィルターを通した画面、屋上でひとり踊る蝶野雛さんの背景は、あたかも実写映像のようなおもむきで、千夏先輩とは対照的に、まだだれにも物語的な視線を向けられていない、客体化されていない印象を与えないでしょうか*6。ほかにも蝶野雛さんでいえば、ラブコメっぽい展開を誘因するクリシェ的な構図を使ったシーンで、あえて感情をわかりやすくする「視線」をコマの内部に描かない、といった引き算的な演出が用いられています。
アニメ2話も原作同様でした。この瞬間、蝶野雛さんの目は映りません。
逆にOP映像の狭まった画面における千夏先輩は、どこまでも物語のなかのような、よくいえば猪又大喜くんという語り手によって、極度に美化された思い出のように重ねられていきます。しかし、この映像が周到なのは、一連の差し込みが次第に写真のような静止画から動画へと変わっていく、という劇的な構成を取っているところです。
このサビの後半のさらに後半、にさしかかるにつれ、猪又くんのおこなっていた、見つめる、見つめつづける、見つめつづけてきた、というなかば一方通行的な積み重ねが、自身のバドミントンへの努力とパラレルになってゆき、シャトルの着地の瞬間に向かって、(思い出から現在につながっていくかのような)映像として動き出していき、やがて、ほんとうにさりげない一瞬へと流れこんでいくのです。
最後に映るのは、車窓の外を見つめていた千夏先輩から。
見つめ返されて、目が合う、という
人間の土
2024年10月14日
人間の土
10月25日発売 サン=テグジュペリ著 田中稔也訳 四六判並製256頁 定価(本体価格1636円+税) ISBN978-4-903145-80-8 C0098 /¥1636E サン=テグジュペリが代表作『人間の土』を通し […]
☆新実行委員の募集は2024年10月13日[日]に締切ました。
ご興味を持っていただいた方、ありがとうございました。
出来は10/11の予定です。増刷の場合、店頭にはほとんど並ばないので、ご希望の方はぜひ最寄りの書店等でご注文ください。
2024 / 10
September 30, 2024
Carr Graphic 40th(blog-20) 爬虫類館の殺人/爬虫館殺人事件/彼が蛇を殺すはずはない / He Wouldn't Kill Patience(1944)
(画像をクリックすると大きく見られます)
〈あらすじ〉
戦火が迫るロンドンで、ロイヤル・アルバート動物園のベントン園長は、本格的な爆撃がはじまる前に動物を市内から郊外へ移すべきであるという当局の方針に心を痛めていた。すべての動物を移せるわけにはいかず、名物の爬虫類館の動物たちは殺処分せざるをえないのではないか、それは爬虫類学を志すベントンには耐えられないことだった。H・M卿が、生きた毒蛇から薬用に毒を抽出する方法を見学しにベントンの屋敷を訪れた夜、ついに空襲警報が鳴り、爆撃機の爆音が空に鳴り響いた。そこでH・M卿らは、ドアや窓の隙間が内側から目張りされた密室の中でガス中毒死するベントンを見つける。これは覚悟の自殺なのか。しかし部屋の中ではベントンが手に入れたばかりの蛇〈ペイシェンス〉も同様に死んでいたのだ。蛇を愛する彼がペイシェンスを殺すはずはない……。
〈会員からのコメント〉
H・M卿物の15作目の長編。テキストは創元推理文庫『爬虫類館の殺人』(中村能三訳)。
動物園の園長エドワード・ベントンがガス中毒死した。娘のルイズは室内で蛇が一緒に死んでいたことから、動物を愛した父はそんなことはしないと他殺を主張するが、その前に扉や窓が目張りされた密室が立ちはだかる。
本書は再読で、目張りの構成方法は記憶に残っていたので、重要な役割を担うものが、結構早い場面で登場(本書だと38頁)するのには驚いた。その後も所々で顔を出すので、その場面ごとに、ほくそ笑んでいる作者の顔が想像されてしまうのである。
小説の舞台は第二次世界大戦下、しばしば空襲に見舞われるロンドンで、そうした時代背景がトリックの目くらましに役立っている。
目張りの密室は、親交があったクレイトン・ロースンと競作したもので、ロースンは「この世の外から」という短編を書いた。読み比べてみるのも一興であろう。
本書の原題は「彼がペイシェンスを殺すはずがない」というもの。ペイシェンスとは室内で死んでいた蛇の名前。蛇を鸚鵡に変えたのが大山誠一郎の短編「彼女がペイシェンスを殺すはずがない」である。カーが生み出したH・M卿と並び称されるギデオン・フェル博士が目張りの密室の謎に挑んだら、という設定のパスティーシュである。この短編でフェル博士は〈青ひげ〉を想起させる男と対決するのだが、それも「H・Mは『青ひげの花嫁』で〈青ひげ〉と対決したのに、フェル博士はそうではない」ことを大山が残念に思ったためである。
大山の短編は『本格ミステリ03』(講談社ノベルス)等の選集に収録されているので、こちらも読んでみて欲しい。【廣澤】
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ポケミス版(村崎敏郎訳)を再読。
僕の大好きな密室トリックなのだが、ここでは、カーを発表順に読んできて気付いたことを書く。
本編の主人公ケアリ・クイントはH・Mを崇拝していて、卿の解決した事件に言及して本人を喜ばせる場面がある。ケアリが挙げた順に並べると、『仮面荘の怪事件』、『読者よ欺かるるなかれ』、『赤後家の殺人』、『かくして殺人へ』、『ユダの窓』、『五つの箱の死』、『殺人者と恐喝者』となる。
それでは、他の事件はなぜ挙げられなかったのかを妄想してみた。
まず、『一角獣の殺人』と『九人と死で十人だ』は国外の事件なので、英国では報道されなかった。『黒死荘の殺人』と『パンチとジュディ』は、犯人や共犯者がアレなので、警察がうやむやにした。で、分からないのが『修道院の殺人』と『孔雀の羽根』で、前者などは女優殺しということで、大々的に報道されたはずなのに。
そしてこの作品の読み処はトリックだけでなく、冒頭で大トカゲに追われたり、ラストでは毒蛇の群れに囲まれて大見えを切る、H・Mの最高のパフォーマンスを楽しめるのだ。【角田】
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クレイトン・ロースンの短編『この世の外から』も内側から目張りされた密室内の殺人だが、解決は全く異なる。どちらの解決も甲乙つけがたい。
第二次大戦中、空襲下のロンドンという状況すらも、密室の構成と解明の手掛かりに使ってしまうという根性。ミステリ作家の鑑といえよう。【沢田】
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創元推理文庫を三読目。
窓とドアが室内から目張りされた密室のトリックは推理クイズ本のせいで読む前から知っていたが、戦争体験に基づいてこのトリックを考案したカーのミステリ精神を熱く語る瀬戸川猛資『夜明けの睡魔』を高校時代に読んで、怪奇趣味や密室にとどまらないカーの魅力に気付いた。
実際、爬虫類館という不気味な舞台にもかかわらず怪奇趣味はないのだが、代々いがみ合う奇術師の家系に生まれて喧嘩しながらもひかれあう男女のロマンスに、空襲のさなかクライマックスを迎える解決シーンのサスペンスと、カーのストーリーテラーとしての力量を堪能できる。さらに、大トカゲに追いかけられ両膝を高くはねあげながら爆走して逃げるH・Mという、カー作品でも一二を争う爆笑シーンを楽しめるのだ。
トリック、ロマンス、サスペンス、ユーモアというカーの魅力てんこ盛りの作品なのに、残念なことに現在品切れ中だ。ぜひ新訳で刊行してほしい。【奥村】
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これはクレイトン・ロースンの考えたトリックにカーが挑戦したものだが、「本当は目張りされていないのに、されていたように見せかける」ロースンの奇術的トリックに対し、「外側から目張りする」方法を考えたカーの物理的(機械的か?)トリックの、どちらに軍配が上がるかなのだが、まあ引き分け(痛み分け)だろう。
H・Mの疾走も序盤の読みどころ。
そして真犯人に関するかなり大胆な伏線がある。「その部分」を読んで「え?」と思えたら、すぐに犯人が分かるのである。そして犯人に自白させるH・Mのやり方も凄い。まさに「正義のためには手段を選ばず」なのだ。【谷口】
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瀬戸川猛資の名著『夜明けの睡魔』で、第二次世界大戦の最中に異次元のトリック郷を夢想していたカーの姿勢が激賞された作品。自分も瀬戸川猛資に煽られた口だが、よく推理パズルで取り上げられる例の密室トリックは、目張りテープの端面まできっちり貼られるのか疑問。とはいえ、自動人形のファティマの圧縮空気と対になるトリックという設定には感心。代々の確執を抱えて罵倒し合う男女二人の奇術師が恋仲になるカーお得意のパターンも微笑ましいし、憎々しげな犯人像とハッタリをかますH・Mとの対決場面も盛り上がる。【青雪】
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次回blog掲載は「青銅ランプの呪」です。
Continue to ... : Curse of the Bronze Lamp (1945)
crossgully at 23:50|Permalink│clip!│Carr Graphic
Carr Graphic (20)
Carr Graphic 40th(blog-20) 爬虫類館の殺人/爬虫館殺人事件/彼が蛇を殺すはずはない / He Wouldn't Kill Patience(1944)
September 2024
2024-09-18
Indeed「共働き子育て夫婦の働き方・キャリアにおけるジェンダーギャップ調査」に関する会議
メディア 会議 家事&育児 WLB
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2024-09-21
なんか浮気がバレた気分になる
togetter.com
Twitterに投稿した漫画が、togetterに纏められて、それがはてなブックマークでホッテントリに入ると、浮気がバレたみたいな気持ちになる。
心はずっとはてなにあるからね!本当だよ!
orangestar 2024-09-21 15:15 読者になる
「読書」に期待されるもの
永嶺重敏『読書国民の誕生――近代日本の活字メディアと読書文化――』講談社学術文庫,2023年
リンク
近代日本における読書文化の発展を活字メディアの流通という観点から跡付けた著作である。
活字メディアの普及に当たって新聞社・出版社が力を尽くしたというのはもっともなことだが,その際に鉄道網の拡大が二重の役割を果たしたのではないかという指摘が興味深い。
二重の役割というのは,単に全国津々浦々まで活字を届けたというだけではなく,鉄道に乗っている間の無聊を慰めるために新聞・書籍が求められるようになったことをいう。
さらには,新聞社・出版社のみならず駅の売店・旅館までがこれを後押しした。
また,明治・昭和期には読書に寄せる人々の期待も現代とは違っていた。
全国各所に無料の新聞縦覧所が民間の出資で作られたのはそうした人々の思いがあったからである。
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今となっては新聞の売れ行きもそれほどではなくなってしまった。
だが,20~30年くらい前にはどこの家庭でも新聞を定期購読していることは当然と見なされていたのではなかったか。
とはいえ,新聞もはじめからそのような力を持っていたわけではなかった。
明治期の新聞社は新聞を普及させるためにさまざまに努力していたのである。
新聞に人気作家の連載小説を載せることもそのひとつだった。
このことは「新聞小説の読者吸引力」(p. 20)として取り上げられている。
面白いのは,当時の世評において新聞小説が人気であることを指摘すると同時に,それを揶揄するような表現も見られることである(「陳腐小説」)。
つまり,小説を興味の対象とすることは本質的ではなく,新聞の記事本体を通して世間について知ろうとすることはそれよりも高尚であると見られていたということである。
読書好きの人間はついつい読書は高級なもので,昔から一定数の人間はそのような高級な趣味を嗜むといった思い込みを持ってしまう。
しかし,読書を嗜むこともまたその時代々々の文化,メディア環境による影響から自由ではない。
電車に乗っていてすることがないときに本を読むという習慣も,新聞社や出版社,鉄道会社に売店などのお膳立てによって形成されたものだということが改めて意識される。
たとえば,日本では海外とは違って文庫本がよく普及しているが,それもまたこの時期に形成された「旅中無聊」の産業化の結果であったのかもしれない。
明治期の用語では袖珍本と呼ばれた文庫本形式は,人々の物理的移動の増大とともに発展していった。(p. 198)
永嶺重敏 『読書国民の誕生――近代日本の活字メディアと読書文化――』
ところで,当時の人々の新聞への期待は現在の目からするとちょっと身の丈に合わないものに思える。
維新政府の政策は以下のようにまとめられている。
広く多くの国民に新聞を読む習慣を身につけさせることによって,人々の意識を文明化されたものへと変えていく啓蒙的な役割が新聞に期待された。(p. 203)
永嶺重敏 『読書国民の誕生――近代日本の活字メディアと読書文化――』
新聞にこうした高い期待を持っていたのはお上だけではなかったらしい。
ここで注目されるのは,民間における新聞縦覧所の設立動機も官の場合とまったく同様に,文明開化の促進にあったことである。(p. 212)
永嶺重敏 『読書国民の誕生――近代日本の活字メディアと読書文化――』
今では図書館や一部旅館のサービスでしか考えられないが,当時はあちこちに各社の新聞を並べて読むことのできる新聞縦覧所があった。
なかでも,地方の新聞縦覧所の多くは有志によって設立され,無料で利用することができたのである。
しかし,このような新聞縦覧所も別の面から見れば,中央の地方に対する文化的支配の一端とも言えた。
そこに配架される新聞,読者から求められる新聞は,主に中央の新聞だったのである。
読書の普及に当たって行政の力がなければなかなか実現しないのが図書館の設置だろう。
全国の図書館数が増加するのは明治30年以降,飛躍的に増加するのは大正以降であるというデータが紹介されている。
明治30年になってはじめて全国で30館を越えたものが,大正5年に1,000館,大正10年に2,000館,大正15年に4,000館である。
このような驚異的な図書館数の増加の原因となったのは,日露戦争から内務省の主導で全国的に展開されていった地方改良運動であった。(p. 244)
永嶺重敏 『読書国民の誕生――近代日本の活字メディアと読書文化――』
つまり,地方における図書館の設置は地方の改良・再建のためだったのである。
地方改良運動において,読書が重要な政策のひとつとして位置づけられるようになったのは,大量の不読者層の発見によるものであった。国民の大多数を占める「田舎青年」達は,小学校卒業以後は制度的教育の枠外に放置されていたために,その読み書き能力の低下には著しいものがあった。
永嶺重敏 『読書国民の誕生――近代日本の活字メディアと読書文化――』
つまりは,読書はリテラシーの涵養に効果的であることが期待されていたのに対し,地方には読書を可能ならしめる環境そのものがなかったのでそれを整備したのである。
リテラシー涵養の意図はともかく,案外にまともな政策だったのである。
上も下も,今ではここまで読書に対して熱を持つことはなくなってしまったのではないか。
さて,この本が気になった理由のひとつは実は今回も音読であった。
鉄道や図書館での読書が普及してくると,音読は他の人々にとって邪魔なものとなる。
手習い塾,寺子屋,漢学塾,藩校等の異なったリテラシーと異なった読書週間を身につけた不特定多数の読者が,同じ汽車の車中に乗り合わせて,さて読書を始めるとき,そこには必然的に読書習慣の衝突が生じることになる。とりわけ,その衝突は音読と黙読との対立として先鋭的な形で表面化することが多かった。
永嶺重敏 『読書国民の誕生――近代日本の活字メディアと読書文化――』(p. 136)
本書では,公共の場での音読を嗜める当時の書籍の一節や旅館での隣室からの音読に苦しめられる外国人のエピソードが紹介されている。
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2024.09.20 Fri l 文化人類学 l コメント (0) トラックバック (0) l top
「読書」に期待されるもの (09/20)
2024/09 (1)
文化人類学 (10)
2024年09月19日
today’s lunch
2024年9月17日
およそ六か月ぶりです。仕事が忙しくなって、とてもじゃないけど読んでる余裕も失ってしまいました。
加齢による気力の衰え、体力の減退もあるとはいえ、65歳過ぎて、何かを求めるわけでもないけど、疲れ切ってしまいました。
現在の会社を辞すことを決めました。
違う会社で続けようとは思っています。気力がなくなったわけではないけど、いまの業務はきついので、少し落ち着いたら、心に余裕ができたら、少しずつ、更新も再開する予定です。
半年の間に、ずいぶん変化もありました。まったく追いついていない自分に、呆然としています。
今後とも、よろしくお願い致します。
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posted by Seesaa ブログ
Warning: Invalid Jetpack option name: edit_links_calypso_redirect in /home/mushibunko/mushi-bunko.com/public_html/wp-content/plugins/jetpack-protect/jetpack_vendor/automattic/jetpack-connection/legacy/class-jetpack-options.php on line 231
2024-09-02
夏も終わり、Oasisと夢
あれこれ 夢
もう8月も終わったとは。お盆のお供えだったスイカをもらって食べたり、笑えるくらい値下がりしていた松茸の松茸ご飯を食べたりしながら、「もう夏も終わりか」と言っていたけれど、あっという間に年末になりそうで怖い。
Oasisのニュースにつられてここ何日か仕事しながらDefinitely Maybeなど流していた。他にもっともっと好きなバンドがあったから、あまり好きという感覚はなかったけど、SupersonicやChampagne Supernovaとかついでかい声で歌いたくなる。そういえばレコード屋でもらったTシャツを寝間着にしていた。彼らのもCreation Recordsのもドキュメンタリー映画を配信だけど見たし、少し前にBBCのThe Rise and Fall of Oasisという番組を時々仕事しながら流して聞き取れるとこだけ時々笑っていた。
www.bbc.co.uk
見た夢
賑わっているビストロみたいな店の4人くらいでテーブルに着き、ぼんやり人の話すのを眺めている。聞こえてはくるけれど何を話しているのか、どういう関係なのかもよくわからない。大皿に盛られた料理に、皆あまり手をつけないのでなんとなくあたしも手を出しづらい。芋の揚げたようなものなどを少しフォークで刺して口に運ぶと意外と美味しくて、もっと早くに気付けば良かったと思った。トイレか何かに行くために出ると、イギリスやフランスの宮殿のような、ルーヴル美術館のような感じか、豪華で天井が高い部屋がいくつも連なっていて照明もなく暗い所を一人で何部屋も進んで行った。ある扉を開けると、ホテルのラウンジのような落ち着いた高級感のあるレストランだった。誰に聞いたわけでもないものの、宮殿のような建物の中にフランス人有名シェフの手がける高級なレストランと手頃なビストロが入っていたのだと知って、すごく美味しかったし今度は家族か友人とビストロの方へ行きたいと思う。けれど店名も知らないから後で検索して調べたらいいのか、それより店に戻って一緒にいた人たちと合流できるのか、このどこにあるかわからない宮殿から帰れるのか、そんな事を考えながら、暗い豪華な部屋を一人で早歩きで進んで行く。かなり広いホールに出た。お祭りらしく、ヨーロッパのマーケットのような小さな店が沢山あり、大道芸をやっている人も見える。友達と来ているらしい母とばったり会う。一緒に帰ればいいかと思ったものの、すぐに見失った。
tsubaqui 2024-09-02 01:23 読者になる
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夏も終わり、Oasisと夢
2024 / 9
あれこれ (129)
夢 (122)
2024-09-03
「悪魔博士」の恐怖~パルプ雑誌のヴィランたち
未訳作品紹介
パルプ雑誌に大量の作品を書きまくった作家Paul Ernstが、1930年代にウィアード・テールズ誌に連載した「悪魔博士 Doctor Satan」シリーズの中編全八作を一通り読んだ。第一作の「悪魔博士」のみ翻訳があり、残りは未訳である。第七作までは激安電書に収録されているので簡単に読める。残る第八作はInternet Archiveに掲載誌が落ちているので、興味の向きは検索してみてください。
The Doctor Satan MEGAPACK®: The Complete Series from Weird Tales (English Edition)
作者:Ernst, Paul
Wildside Press
Amazon
「悪魔博士」とは、赤いマントに赤い長手袋、悪魔のそれを模した二本の角を生やした赤いマスクを身に着けた変態、もといスーパー・ヴィランである。催眠術や黒魔術、果ては超科学兵器を操り、猿人のような見た目の男や、足がなく手で歩く巨漢を部下に悪事の限りを尽くす。
「悪魔博士」は毎度のように大金持ちを脅して金を奪い取るが、別に金に困っているわけではない。彼は、合衆国のエリート層である富豪たちに「恐怖」を味あわせ、彼らに虎の子の「金」を吐き出させることこそが「支配」だと考えているのだ。そしていずれは世界を制覇せんと目論んでいるらしい。地道ながら気宇壮大な悪党だと言えよう。
そのライヴァルのアスコット・キーンもまた、大富豪の息子にして眉目秀麗頭脳明晰なスポーツマンで、しかも金と暇に飽かせて世界中の魔術を収集し、それらを身に着けているという超人。秘書のベアトリス・デイルはもちろん類稀な美女で、しかも「悪魔博士」の恐怖に服従せず、キーンとともに立ち向かう気概がある。毎回巻き起こる二人の対決こそこのシリーズの読みどころと言えるだろう。
第一話からして「悪魔博士」が被害者の頭に殺人植物を植え付け殺すトンデモエピソードだが、以降も、大金持ちを一度殺し、しかる後「復活」させて銀行口座から金を引き出させたり(強硬な富豪が自ら金を払ったことが他の富豪たちを不気味がらせる)、奇妙な透明光線によって美しいハリウッド女優の皮膚を消し去るという、残酷でグロテスクな「人質」を取って身代金を要求したり、自動車のエンジンに一瞬で被害者を焼き尽くす爆破装置を仕込んで連続殺人を行ったりと、奇想天外なギミックが次々登場して読者を飽きさせない。
シリーズ後半ともなると、タネ切れになったかややパワーダウンを感じるものの、先にも触れた「透明光線」を扱う第三作"Hollywood Horror"や恐怖によって金を奪う「悪魔博士」の本質が剥き出しになる第五作"Horror Insured"(巨大な建物からの人間消失を含む)などの中期作は読むに堪える作品であると思う。
余程のことがなければ今後紹介される機会はないだろうが、ちょっと面白いシリーズのお話でした。
deep_place 2024-09-03 22:23 読者になる
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未訳作品紹介 (23)
2024-09-03
「悪魔博士」の恐怖~パルプ雑誌のヴィランたち
2024 / 9
そぞろ各地探訪 特設サイト
そぞろ各地探訪 panpanya旅行記集成
「1月と7月」から刊行した雑誌「1月と7月」誌にて連載されていた、「1月か7月」全六回の単行本であるとともに、panpanyaが過去に個人制作し、刊行した「旅の本」6冊を合本するものです。
2024年11月末 刊行予定
ご予約は画像から
そぞろ各地探訪 特設サイトはこちら↓
panpanya Tシャツ 2024
新作「そぞろ各地探訪」の刊行に合わせ、panpanya「オフィシャルTシャツ」新作4種発売いたします。
・「昔の」IRUKA
・「昔のIRUKA」
・家(砂壁)
・魚(環境に配慮した)
2024年11月末 お届け予定
ご予約は画像から
そぞろ各地探訪 特設サイト
2024-08-21
君に届けテレパシー(6P)
漫画
猫を殺す仕事 現代寓話作者:小島アジコAmazon text > 塚原さんさあ いつもお昼 ひとりじゃん?よかったらさうちらと 一緒にお弁当食べない?え?……わたしは…… ちょっと待ってうぜーなあ 早く答えろよこっちは委員長だから 仕方なく声かけて やってんだよ> 私…
漫画
君に届けテレパシー(6P)
漫画 (20)
メールについてのお知らせ | 現場の目利き
メールについてのお知らせ
「お問い合わせや見積り依頼をメールでお願いしているのに返事をくれない」と
いうお電話を時々頂きます。イニュニックはすべてのメールをスタッフ全員が確
認して担当ごとにお返事をお返ししています。お見積りは複雑な場合、繁忙期な
どでは、予定より相当遅れる事はありますがなるべくお返事しています。
パソコンからのメールは大体、到着しているようですが、スマフォからのメールは
時々、排除している場合があるようです。特にヤフーメール、ジーメールなどのフ
リーメールは、届くものと届かないものが散見されます。不特定多数のメールを
受け付ける会社では、ウイルスなどが入らないようにサーバーシステムの保全機能が
働いています。その機能を潜り抜けて到着するメールの90%は、やはりSPAMメール
として表示されますので消去しています。送信したメールに返信が無い場合、迷惑
メールに振り分けられた可能性が高いので、他の方法でアクセスしてください。
どの様な「お問い合わせ」にもイニュニックは誠実に対応します。
ただ「お見積り」は対応できるものと出来ないものがあります。イニュニックの
印刷・製本仕様は、複雑なものが多いので全て手計算になります。設計構造から
考え組み立てていかねばならず、一つの案件でも時間がかかります。実現不可能な
モノや完成形が想像できないものは、材料を持って来社をお願いしています。
これもすべて、誠実な金額をお出しする為です。メールだけがイニュニックへの
アクセス手段ではありません。お手紙、ファックス、お電話どのような手段でも構い
ません、何なりとお申し付けくださいませ。
・メールについてのお知らせ
ペガサスバルキー8
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2024年08月09日17:00
by 東京創元社
Web東京創元社マガジン移行のお知らせ
カテゴリ
東京創元社便り
2018年よりライブドアブログを使用してお届けしてきた「Web東京創元社マガジン」ですが、このたびプラットフォームをnoteへ移行することになりました。
新たなURLはこちらです。
https://note.com/tokyosogensha/
今後の更新方針については下記のとおりです。
・新たな記事の公開はnoteでおこないます。ライブドアブログでの更新は原則ありません。
・過去の記事はすべてnoteに移行する予定です。閲覧可能な状態になりしだい順次公開していきます。
・移行作業が完了したのち、一定の期間をおいてライブドアブログはすべて非公開となります。
今後とも東京創元社とWeb東京創元社マガジンをよろしくお願いいたします。
2024年8月9日 東京創元社
タグ :
#東京創元社
2024年08月08日17:00
by 東京創元社
荻堂顕『不夜島』、柴崎友香『続きと始まり』…紙魚の手帖vol.15(2024年2月号)書評 瀧井朝世[文芸全般]その1
カテゴリ
一般文芸
書評
戦後の与那国島(よなぐにじま)を主な舞台に、身体の大部分を機械化された密売人が謎のミッションに挑むサイバーパンク。荻堂顕(おぎどう・あきら)の新作『不夜島(ナイトランド)』(祥伝社 一八〇〇円+税)である。
不夜島(ナイトランド)
新潮ミステリー大賞出身の荻堂だがミステリーにこだわっているわけではないようで、前作『ループ・オブ・ザ・コード』は文化や言語が〝抹消〞された架空の国を舞台にしたSF大作だった。本作もSFで、アクションあり、頭脳戦ありの冒険活劇だ。
主人公の武庭純(ウー・ティンスン)は台湾出身の密売人。幼い頃にアメリカ軍に命を救われ、電脳を含め身体の大半を機械化されているが、見た目は生身の人間だ。アウトローのようにふるまう彼だが、アメリカ軍からの指令には逆らえず、ある時コンタクトしてきたアメリカ人女性から、〈含光(ポジティビティ)〉なる謎の代物を手に入れるよう言い渡され、仲間を集めて行動を起こすのだった。
当時、台湾との密貿易が盛んだった与那国島の港付近には料亭や飲み屋、商店などが密集していたようで、猥雑(わいざつ)な町の空気が丁寧(ていねい)に描写されていく。そこを身体の一部を機械化した人間たちがうろついているわけだが、一方で、戦争や暴力で身体の一部を欠損しても機械化を拒む青年らも登場し、次第に〝自分が自分である〞とはどういうことか、アイデンティティを巡るテーマが浮かび上がる。そしてそれはそのまま、歴史に翻弄(ほうろう)された琉球(りゅうきゅう)や台湾自体にも重なっていく。思えば『ループ・オブ・ザ・コード』も故郷を捨て根無し草のように生きてきた男が主人公だった。自己の同一性の揺らぎというのは、この著者にとって大きなモチーフなのだろう。
柴崎友香(しばさき・ともか)『続きと始まり』(集英社 一八〇〇円+税)はコロナ禍の二年間の、別々の場所で暮らす三人の日常を綴(つづ)っていく長篇。
続きと始まり (集英社文芸単行本)
大阪出身で一時期は東京で働き、今は滋賀で夫と子供二人と暮らす三十代の優子(ゆうこ)。東京で妻と幼い子供を育てているが、勤務先の飲食店が休業状態の三十代の圭太郎(けいたろう)。東京のフリーのカメラマンで、知人のヘアメイクが作った写真館の仕事を手伝っている四十代のれい。それぞれ異なる立場で、緊急事態宣言など感染症拡大の影響を受けている。
読んでいるとあの時期の出来事を久々に思い出したりもするのだが、しかしこれはもちろん、単なるコロナ禍の日常の記録書ではない。三人の個人的な事情やそれによる心の揺れが丁寧に描かれて読ませる。そのなか、遠い昔の苦い思い出や過去の震災当時の記憶も、彼らの胸を去来する。
いろんな出来事が起きて、なにも終わっていないのに次々とまた何かが始まっていく。それは一人の人生の中でも、人の歴史の中でもいえることだ。戦争、災害、社会制度、古い価値観と更新された価値観……。何かが続いているなかの今という時点に自分たちは生きており、自分たちの行動の先に未来がある。それをじわじわと実感させる内容である。作中には何度もポーランドの詩人、シンボルスカの作品が象徴的に引用される。
最後にははっとさせる〝いつか〞の場面が出てくる。自分たちの人生はいつでも、何かと繫(つな)がっていると思わせる。
■瀧井朝世(たきい・あさよ)
フリーライター。1970年東京都出身。文藝春秋BOOKS「作家の書き出し」、WEB本の雑誌「作家の読書道」ほか、作家インタビューや書評などを担当。著書に『偏愛読書トライアングル』『あの人とあの本の話』『ほんのよもやま話 作家対談集』、編纂書に『運命の恋 恋愛小説傑作アンソロジー』がある。
紙魚の手帖Vol.15
今村 昌弘ほか
東京創元社
2024-02-13
タグ :
#書評
#瀧井朝世
#紙魚の手帖
Web東京創元社マガジン移行のお知らせ
荻堂顕『不夜島』、柴崎友香『続きと始まり』…紙魚の手帖vol.15(2024年2月号)書評 瀧井朝世[文芸全般]その1
東京創元社便り (242)
一般文芸 (74)
書評 (147)
2024-07-07
『弱者に対して激しい憎悪を燃やす人』たち
世の中には『弱者に対して激しい憎悪を燃やす人』がいて。そういう人は大抵声が大きい。
その感情の発生には多分いろいろな理由があって
自分も弱者で、近親憎悪で許せない
自分は成功者で、弱者がさぼってるみたいで許せない
弱者に対して(社会保障などで)自分の利益が奪われているので許せない
暴力衝動がまずあり、それを振るえ、相手にダメージを与えられ、反撃されないので
強い人間(勝ち馬)に乗りたくて、それには強者側に寄り添った結果
自分より弱い相手なので搾取できる。搾取するための正当性を得るために、相手をエビルにする
幾つかあり、そして『弱者に対して激しい憎悪を燃やす人』同士、連帯したりしてる。
『弱者に対して激しい憎悪を燃やす人』は少ない…と思う。思いたいけれども、自分が正義であると思ってる人の声は大きいし、暴力を振るうのは楽しいし、やっぱりある程度生き物と人間の本性によるところも多いと思うので、そこらへんはどうにもならない気がする。
でも、人間は理性でそれを越えられるって思ってるので、ちゃんと、なんか、それ以外の人間が頑張っていかないといけないな、と思う。
orangestar 2024-07-07 11:35 読者になる
ラベル: 木曜日 0
コメント 時刻: 11:05
自由、尊厳、友愛――TVアニメ『ガールズバンドクライ』感想
TVアニメ『ガールズバンドクライ』についての感想です。
このアニメが描いたのは自由、尊厳、友愛のバランスだったのではないかと考えました。
2024.07.01公開
相対性理論『夏至』
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【メディア】日本海新聞(11/7)にBSJに関する記事広告が掲載
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【メディア】ABEMA TV(11/2放送)の『ABEMAヒルズ』でTAKIBIが紹介されました
2023年11月3日 kawazoe
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【メディア】読売新聞(11/1)「文化欄」にBSJの事業が紹介されました
2023年11月1日 kawazoe
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【メディア】日本海新聞(10/25)に「無書店地域に本屋を!」プロジェクトが紹介されました
2023年10月25日 kawazoe
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【メディア】『婦人画報(2023年11月号)』にTAKIBI🔥が紹介されました!
2023年10月2日 kawazoe
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【メディア】日刊スポーツ(9/30)にTAKIBI🔥が紹介されました!
2023年10月2日 kawazoe
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【メディア】静岡新聞にTAKIBI🔥が紹介されました!
2023年9月24日 kawazoe
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【メディア】JBpress連載記事「誰が本を生かすのか」にTAKIBI🔥が取り上げられました
2023年9月16日 kawazoe
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書店員インタビュー(第4回:絵本の小部屋こごみ 小谷田 照代さん)を公開しました!
2023年7月12日 kawazoe
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BSJ本屋さん開業マネー講座(第2回:CUWANO. BOOKS CAFE SPACE 桑野さん・石村さん)を公開しました!
2023年6月25日 kawazoe
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書店員インタビュー(第3回:六日町ナマケモノ書店 千田昭子さん)を公開しました!
2023年5月19日 kawazoe
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書店員インタビュー(第2回:パン屋の本屋店長 近藤裕子さん)を公開しました!
2023年5月16日 kawazoe
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BSJ本屋さん開業マネー講座(第1回:ひばりブックス代表 太田原由明さん)を公開しました!
2023年5月11日 kawazoe
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BSJ書店員人材バンクの登録受付を開始しました!
2023年4月5日 kawazoe
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BSJ会員の募集を開始しました!
2023年3月27日 kawazoe
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BSJが2/1 東京都からNPO法人認証を受けました!
2023年2月5日 kawazoe
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ブックストア・ソリューション・ジャパンの公式サイトを公開しました!
2022年12月21日 kawazoe
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※終了しました【イベント】8/2(水) 誰もが自分起点でやりたいことをやれる時代へ「地方創生の民主化」を目指して(ZOOM)
2023年7月25日 kawazoe
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イベント・セミナー
※終了しました【イベント】7/28(金) 自治体向け説明会 #2「”まちの本屋をまちづくり拠点”にした地方創生を」
2023年7月16日 kawazoe
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イベント・セミナー
※終了しました【セミナー】5/20・5/27「書店開業入門講座」(主催:NPO法人 本の学校)
2023年4月26日 kawazoe
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※終了しました【イベント】3/22(水) 自治体向け説明会 #1「”まちの本屋をまちづくり拠点”にした地方創生を」
2023年2月27日 kawazoe
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※終了しました【イベント】2/12(日) 志段味図書館 書店トークイベント「街に本と出合える場所を〜BSJが目指すこと」(名古屋市)
2023年1月19日 kawazoe
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※終了しました【BSJキックオフイベント】2/3(金)「まちづくり×本屋シンポジウム」を開催
2023年1月3日 kawazoe
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イベント・セミナー
※終了しました【講演】1/16(月) NPO本の学校主催「知の地域づくり講演会:本屋は街のフューチャーセンター」
2022年12月23日 kawazoe
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調査・研究
「まちの本屋さんのいま」調査 2023.2.20発表
2023年2月21日 kawazoe
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Amazonとか楽天とかQoo10とかで売っている認証済みKF94マスク(+贋物情報)
投稿日 2023年9月1日2023年9月4日投稿者 ブースカちゃん
Amazonとかで売られているKF94マスク、中国製などの不正品があるようなので、韓国の当局認可を受けていることが確認できているものをまとめていきます。また、最後には不正品の情報も載せています。 (2023年9月4日:レ … “Amazonとか楽天とかQoo10とかで売っている認証済みKF94マスク(+贋物情報)”の続きを読む
カテゴリー つぶやきタグ KF94 マスクAmazonとか楽天とかQoo10とかで売っている認証済みKF94マスク(+贋物情報) への10件のコメント
スモールランプをLEDに交換しました
投稿日 2023年8月23日2023年8月23日投稿者 ブースカちゃん
車検のための整備で、スモールランプが切れていることがわかりました。 AmazonでT10のLEDを購入して取り付けました。 スモールランプの交換は簡単なので、数分で作業完了です。 かなり明るくなった気がしますが、そんなに … “スモールランプをLEDに交換しました”の続きを読む
カテゴリー 自動車スモールランプをLEDに交換しましたにコメントする
仙台へ出かけてきました
投稿日 2023年5月31日2023年6月19日投稿者 ブースカちゃん
初めてPeach Aviation すごく久しぶりに、仙台空港へ出かけてきました。 セントレアからPeach Aviationが仙台便を運航しているので、今回はそれを使ったのです。 Peach Aviationを使うのは … “仙台へ出かけてきました”の続きを読む
カテゴリー お出かけ 航空機仙台へ出かけてきました への3件のコメント
4kizの本山さんが発信者情報開示を請求
投稿日 2023年3月31日投稿者 ブースカちゃん
note運営事務局から以下のメールが来ました。 4kizの本山さんが発信者情報の開示を求める裁判を申立てたようです。 要するに、僕を「名誉権の侵害」で訴えたいので、note事務局は僕の発信者情報を開示しろ、という訴えだと … “4kizの本山さんが発信者情報開示を請求”の続きを読む
カテゴリー 4kiz 統一教会4kizの本山さんが発信者情報開示を請求にコメントする
【読書】オーバースペック(未須本有生)
投稿日 2023年3月23日2023年5月31日投稿者 ブースカちゃん
著者はFS-X設計チーム(FSET)で一緒だった人で、これまでにも何冊かの小説を上梓しています。 今回の『オーバースペック』は、自衛隊のT-4練習機をモチーフにして、これに戦闘機能を与える改修を試みるというストーリーです … “【読書】オーバースペック(未須本有生)”の続きを読む
カテゴリー 航空機【読書】オーバースペック(未須本有生)にコメントする
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ハッピーバースデー
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2024-05-06
ハッピーバースデー
2024 / 5
【刑事キャレラ/10+1の追撃】
4月21日発売 発売中
エド・マクベインの87分署シリーズ『10プラス1』を、南仏ニースに舞台を移して映画化。超望遠ライフルによる謎の連続殺人を追うキャレラ刑事らの活躍を描く。
1845円 [amazon]
【Blu-ray】 2280円 [amazon]
【犯罪河岸 4Kレストア】
4月26日発売
パリの下町。年下の歌手ジェニーと結婚したモーリスは、裕福で好色な老人ブリニョンとの関係を疑い、拳銃を手に彼の邸宅に向かった。しかし待っていたのは何者かに殺害された老人の死体だった。S・A・ステーマンの原作をアンリ=ジョルジュ・クルーゾーが映画化。
5280円 [amazon]
【パトリシア・ハイスミスに恋して】
4月26日発売
パトリシア・ハイスミス生誕100周年を経て発表された秘密の日記やノート、本人映像やインタビュー音声、元恋人たちや親族へのインタビューで明かされる、多くの女性たちから愛された作家の素顔とは。彼女の謎に包まれた人生と著作に新たな光を当てるドキュメンタリー。
4400円 [amazon]
【ザ・スカル サド侯爵の頭蓋骨】
4月26日発売
サー・マシューズが所有するサド侯爵の頭蓋骨は呪われているという。オカルト研究家のメイトランド(ピーター・カッシング)とマシュー・フィリップス卿(クリストファー・リー)は、その恐るべき秘密を解き明かそうとするが、恐ろしい出来事が次々と襲いかかる。原作ロバート・ブロック「サド侯爵の髑髏」。別邦題《がい骨》(1965)。
2178円 [amazon]
【アビー ブラック・エクソシスト】
4月26日発売
牧師の娘アビーが悪魔に憑依される恐ろしい物語。黒人女性アビーは悪魔の力によって支配され、その恐るべき姿を隠しながら家族との戦いに臨む。《エクソシスト》の翌年に製作されたブラック・エクスプロイテーション・ホラー映画(1974)。
2178円 [amazon]
▼5月発売
【シン・ゴジラ:オルソ】
5月1日発売
《シン・ゴジラ》(2016)のモノクロ映像版。
3300円 [amazon]
【Blu-ray】4400円 [amazon]
【ゴジラ-0.1 3枚組】
5月1日発売
大戦終結後、焦土と化した日本に、突如現れたゴジラ。残された名もなき人々に、生きて抗う術はあるのか。山崎貴監督作品。
4950円 [amazon]
【Blu-ray 2枚組】 5500円 [amazon]
【Blu-ray 3枚組】 9900円 [amazon]
【ゴジラ-0.1 豪華版 4K Ultra HD Blu-ray 4枚組】 12,100円 [amazon]
【ゴジラ-1.0/C】
5月1日発
モノクロ映像版。
2973円 [amazon]
【Blu-ray】 4400円 [amazon]
【哀れなるものたち Blu-ray+DVDセット】
5月8日発売
風変わりな天才外科医、ゴッドウィンによって死から蘇った若い女性ベラは、世界を知るために、放蕩者の弁護士ダンカンと共に大陸横断の冒険の旅に出る。時代の偏見から解き放たれ、真の自由と平等を知ったベラは驚くべき成長を遂げていく。原作アラスター・グレイ。
5390円 [amazon]
【特ダネ三十時間シリーズ Vol.1】
5月8日発売
新聞記者清水浩平が、特ダネを求めて事件の真相に迫る姿を描いた「特ダネ三十時間」シリーズ、初ソフト化。《特ダネ三十時間 第三の女》《特ダネ三十時間 深夜の挑戦》(1959)を収録。
【人類危機一髪!巨大怪鳥の爪 カラー版】
5月31日発売
海上や陸上で続発する事故を調査するうちにモンスターの存在が浮上する。ついにその姿を現した巨大怪鳥がニューヨークを襲う。1957年公開のSF怪獣映画《The
Giant Claw》をカラー化。
2178円 [amazon]
▼6月発売
【スーパージャイアンツ アトムAB団編】
6月5日発売
繰り返される原水爆実験の影響は遠く宇宙の星々にも及んでいた。危機を感じた宇宙人会議は、地球に核爆弾開発の中止を呼びかけるため、エメラルド彗星のスーパージャイアンツを派遣した。地球に到着したスーパージャイアンツは、世界征服を目論むアトムAB団の計画を察知して動き出す。《鋼鉄の巨人》《続
鋼鉄の巨人》(1957)を収録。石井輝男監督作品。
4180円 [amazon]
【スーパージャイアンツ カピア人編】
6月5日発売
全国各地に円盤が出没。東京周辺では原因不明の奇病が流行する。この円盤を研究していた天文学者が異様な怪人に襲われ、スーパージャイアンツが撃退するが、彼らの正体は月の裏側の小惑星カピアに棲む邪悪な怪星人だった。《怪星人の魔城》《地球滅亡寸前》(1957)を収録。石井輝男監督作品。
4180円 [amazon]
【日曜恐怖シリーズ ベストセレクション3】
6月28日発売
1978-79年放映のホラー・サスペンスドラマ《日曜恐怖シリーズ》から《お雛様の亡霊》(原作山岸凉子)、《呪われた大時計―ネジの叫び―》(原作山岸凉子)、《死霊の島》(原作西村京太郎)を収録。
9680円 [amazon]
▼7月以降発売
【テラー博士の恐怖 4Kレストア版 Blu-ray】
【探偵マーロウ】
7月3日発売
私立探偵フィリップ・マーロウの事務所を訪ねてきたブロンド美女クレア。「突然姿を消した元愛人を探してほしい」という依頼だったが、映画業界で働いていたというその男はひき逃げ事故で殺されていた……。原作ベンジャミン・ブラック(ジョン・バンヴィル)『黒い瞳のブロンド』、監督ニール・ジョーダン。
4400円 [amazon]
【Blu-ray】 5500円 [amazon]
【スーパージャイアンツ 黒い衛星編】
7月3日発売
正体不明の人工衛星を発見したスーパージャイアンツ。その頃各地の天文台で原因不明の故障が相次いでいた。秘密国家〈黒い衛星〉の暗躍に、彼らの狙いを見抜いたスーパージャイアンツが立ち上がる。。《人工衛星と人類の破滅》(1957)《宇宙艇と人工衛星の激突》(1958)を収録。石井輝男監督作品。
4180円 [amazon]
【スーパージャイアンツ 闇の組織編】
7月3日発売
宇宙からの使者スーパージャイアンツが宇宙怪人や魔女、暗躍する悪の集団と戦う。《宇宙怪人出現》(1958)《悪魔の化身》(1959)《毒牙王国》(1959)を収録。石井輝男監督作品。
4180円 [amazon]
【オオカミの家 Blu-ray】
山々に囲まれた集落で暮らす、動物好きの少女マリアは、ある日ブタを逃がしてしまい、厳しい罰に耐えられず集落から脱走する。逃げ込んだ一軒家で出会ったニ匹の子ブタを「ペドロ」「アナ」と名付け、世話することにしたマリア。だが、安心したのも束の間、森の奥から彼女を探すオオカミの声が聞こえ始める。チリの"ホラー・フェアリーテイル"アニメーションを、本編未使用ショット集、日本未公開短編を含む約50分の映像特典と共にBlu-ray化。、
7480円 [amazon]
【鈴木清順「浪漫三部作」 4Kデジタル完全修復版 UHD+Blu-ray BOX】
鈴木清順監督生誕100年記念、〈清順美学〉の頂点であり、日本映画界が誇る名作『ツィゴイネルワイゼン』『陽炎座』『夢二』が4Kデジタル完全修復版で甦る。
6枚組 20,440円 [amazon]
※分売
【ツィゴイネルワイゼン】 [amazon]
【陽炎座】 [amazon]
【夢二】 [amazon]
【東海道非常警戒】
4月3日発売 発売中
刑事の山内と週刊誌の記者京子が乗った特急こだまで、財閥東山家の令嬢が誘拐され、一千万円の身代金を要求する電話が。特急列車で起きた誘拐、そして殺人事件をスピーディな展開で描いたサスペンスアクション。
【男の世界だ】
4月3日発売 発売中
新人王を賭けた試合を間近に控え、猛練習に励む大学ボクシング部主将の猛に悲報が届く。港湾争議の最中、組合の委員長である兄が殺害されたのだ。海港都市を舞台に激突する男たちの意地と復讐、そして巨悪との戦いを描くアクション快作。
【フランス映画パーフェクトコレクション 失われた楽園】
3月18日予定 発売中
《賭はなされた》《失われた楽園》《麗しのモーツァルト嬢》《ドン・カミロ頑張る》《弾痕》《浮気なカロリーヌ》《巴里の気まぐれ娘》《果てしなき地平線》《ファーブル》《キュピドン酒場》
10枚組 2200円 [amazon]
【鈴木清順生誕100周年記念シリーズ ブルーレイBOX 其の弐 セイジュンと女たち】
3月6日発売 発売中
《河内カルメン》《肉体の門》《春婦傳》《関東無宿》《悪太郎》《裸女と拳銃》+特典ディスク
7枚組 33,000円 [amazon]
【トラウマ 鮮血の叫び 4Kレストア完全版 Blu-ray】
3月6日発売 発売中
デヴィッドは車を運転中、橋で投身自殺を図る美少女オーラを救った。彼女は自宅に連れ戻されるが、その晩、両親が開いた降霊会で怨霊に憑依された霊媒師の母親は錯乱して豪雨の森へ迷い込み、父親と共に何者かに首を切断されてしまう。怯えるオーラを匿ったデヴィッドは、殺人を重ねる首狩り魔の謎を追うが……。ホラーの巨匠アルジェントが娘アーシアを主演に起用した意欲作。
5500円 [amazon]
【怪奇!二つの顔の男】
精神科医マーロウ博士は発明した新薬を自ら実験するが、その結果、邪悪なモンスターになってしまう。クリストファー・リー、ピーター・カッシング共演の「ジキルとハイド」ホラー(1971)。
1945円 [amazon]
【一度は観たい!名作映画コレクション 運命の饗宴】
2月19日発売 発売中
《運命の饗宴》《結婚クーデター》《陽気な中尉さん》《ミスター・ラッキー》《結婚相手見つけます》《フットライト・パレード》《美人は人殺しがお好き》《天国への階段》《春を手さぐる》《グッド・ニュース》
10枚組 2200円 [amazon]
【世にも怪奇な物語 4Kリマスター版】
エドガー・アラン・ポーの短篇(メッツェンガーシュタイン/ウィリアム・ウィルソン/悪魔に首を賭けるな)を三人の名匠が映像化したオムニバス映画。《黒馬の哭く館》(ロジェ・ヴァディム)、《影を殺した男》(ルイ・マル)、《悪魔の首飾り》(F・フェリーニ)。
【Blu-ray】 6380円 [amazon]
《廉価版再発売》
2月7日発売 発売中
【本陣殺人事件】 [amazon]/【Blu-ray】 [amazon]
【不連続殺人事件】 [amazon]
【名探偵ポアロ ベネチアの亡霊 Blu-ray+DVD】
1月17日発売 発売中
ベネチアに隠遁していたポアロは、霊媒師のトリックを見破るために、子供の亡霊が出るという屋敷での降霊会に参加する。しかし、その招待客が人間には不可能と思われる方法で殺害される。ケネス・ブラナー監督・主演。原作A・クリスティー『ハロウィーン・パーティ』
4174円 [amazon]
【イタリア映画コレクション 二通の匿名の手紙】
1月15日発売 発売中
《二通の匿名の手紙》《ベンガジ》《トラヴェット氏の苦悩》《非難》《アリーナ》《マッダレーナ、操行ゼロ》《第119収容所のクリスマス》《初聖体拝領》《仮面の令嬢》《メッサリナ》
10枚組 2200円 [amazon]
【鈴木清順生誕100周年記念シリーズ ブルーレイBOX 其の壱 セイジュンと男たち】
1月10日発売 発売中
《殺しの烙印》《けんかえれじい》《野獣の青春》《俺たちの血が許さない》《勝利をわが手に―港の乾杯―》《素ッ裸の年令》《らぶれたあ》+特典ディスク
7枚組 33,000円 [amazon]
【怪異談 生きてゐる小平次】
1月10日発売 発売中
旅役者の小平次と囃し方の太九郎、その妻おちか。幼馴染の三人の関係は小平次がおちかへの思いを口にしたことからぎくしゃくし始
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あまりもの消息・更に
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60坪書店日記
古書ほうろうの日々録
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シンギュラリティ教徒への論駁の書
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両世界日誌
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双風亭日乗はてな出張所
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台湾・香港ミステリ 小説
千禧黑夜 / 冒業
by markyu 2024-03-26
台湾・香港ミステリ 小説
千禧黑夜 / 冒業
大傑作。正直、第四話の「永遠的少年」を読了後、…
台湾・香港ミステリ 小説
千禧黑夜 / 冒業
by markyu 2024-03-26
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千禧黑夜 / 冒業
2024年3月 (5)
淡々と短編小説を読む(廃)
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神話に生き、幻想に死ぬ
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なんでやねんDTP・新館
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千篇万化
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『ミクロコスモス:初期近代精神史研究』
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uneyama記録
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阿呆石の取り除き方 - 阿呆舟来因河紀行
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白のカピバラの逆極限 S.144-3
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ホッキョクウサギ日誌
社会学者の研究メモ
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コラム ライター一覧
ライターをご紹介します! アイウチ インテリアと観葉植物と絵本が好きなアラサー主婦です。レジャーは専ら山や川などのアウト・・・
『冤罪と人類 道徳感情はなぜ人を誤らせるのか』
冤罪、殺人、戦争、テロ、大恐慌。
すべての悲劇の原因は、人間の正しい心だった!
我が身を捨て、無実の少年を死刑から救おうとした刑事。
彼の遺した一冊の書から、人間の本質へ迫る迷宮に迷い込む!
執筆八年!『戦前の少年犯罪』著者が挑む、21世紀の道徳感情論!
戦時に起こった史上最悪の少年犯罪<浜松九人連続殺人事件>。
解決した名刑事が戦後に犯す<二俣事件>など冤罪の数々。
事件に挑戦する日本初のプロファイラー。
内務省と司法省の暗躍がいま初めて暴かれる!
世界のすべてと人の心、さらには昭和史の裏面をも抉るミステリ・ノンフィクション!
※宮崎哲弥氏が本書について熱く語っています。こちらでお聴きください。
絶望書店主人推薦本
『冤罪と人類 道徳感情はなぜ人を誤らせるのか』
冤罪、殺人、戦争、テロ、大恐慌。
すべての悲劇の原因は、人間の正しい心だった!
我が身を捨て、無実の少年を死刑から救おうとした刑事。
彼の遺した一冊の書から、人間の本質へ迫る迷宮に迷い込む!
執筆八年!『戦前の少年犯罪』著者が挑む、21世紀の道徳感情論!
戦時に起こった史上最悪の少年犯罪<浜松九人連続殺人事件>。
解決した名刑事が戦後に犯す<二俣事件>など冤罪の数々。
事件に挑戦する日本初のプロファイラー。
内務省と司法省の暗躍がいま初めて暴かれる!
世界のすべてと人の心、さらには昭和史の裏面をも抉るミステリ・ノンフィクション!
※宮崎哲弥氏が本書について熱く語っています。こちらでお聴きください。
10巻収録分の漫画に取り掛かるまでなかなかお待たせしてしまったのですが、最初にネームを一気に100ページ書いてそこから1話ずつ区切り、ページを足して、コミックス1冊分にしました。
gomi-box 2022-07-08 15:44 読者になる
domperimottekoi 2022-06-05 04:10 読者になる
domperimottekoi 2022-03-05 23:29 読者になる
domperimottekoi 2022-02-12 23:45 読者になる
domperimottekoi 2022-02-12 12:56 読者になる
domperimottekoi 2022-02-06 21:34 読者になる
shinimai 2013-04-23 00:00 読者になる
shinimai 2013-03-09 00:00 読者になる
shinimai 2013-03-06 00:00 読者になる
shinimai 2013-01-09 00:00 読者になる
shinimai 2012-12-31 00:00 読者になる
shinimai 2012-12-02 00:00 読者になる
shinimai 2012-11-14 00:00 読者になる
文フリに現代の「文学とは何か」を見た
2023年11月16日
posted by 藤谷 治
11月11日(ポッキーの日)、かねてより見物したいと思っていた「文学フリマ」に参加した。おのぼりさん感覚、文化祭感覚、そしてかつて開いていた僕の本屋「フィクショネス」感覚を、存分に味わうことができた。誘っていただいた破船房の仲俣暁生さん(当「マガジン航」の編集発行人)に、まずは感謝する。現場でも仲俣さんは大奮闘なさって、おかげで僕は楽ができた。
開場は12時の予定で、準備は10時からということだったが、僕たちが到着した時(つまり開場2時間前!)には、すでに来場者が行列を作っていた。東京流通センターをフルに使った会場は広かったが、個々のブースは狭かった。破船房もひとつのテーブルを半分だけ使うことができて、そこに仲俣さんや僕の本を、なるたけ見栄えよく並べて客を待った。
テーブルの残り半分を占める隣のブースは、11時を過ぎても人が来なかった。大きな段ボールがいくつも積んであるばかりで、他人事ながら大丈夫なのかと心配になったが、開場20分くらい前にようやく段ボールが開かれた。中からは表紙に可愛い男女の描かれた、B5サイズの300頁くらいある本がどかどかと出てきた。
寒風の中で待ち続ける来場者たちを慮ってか、開場を10分早めるというアナウンスがあった。僕たちのブースはすっかり準備が整っていたが、となりは段ボールを開くので精一杯の様子である。間もなく開場となった。すると来場者たちは、はっきりとなりのブースを目指して集まり、そのぶ厚い本を中心に次々と買いあさっていくのである。たちまち行列になり、僕たちのブースの前を覆い始めた。仲俣さんは行列に向かって、通路の中央に並んでくださいと何度も声を上げたが、行列は伸びる一方、ついには文フリのスタッフが人員整理をしなければならない仕儀となった。
僕も驚いたが、そのブースの人たちにもこの人気は意想外だったらしい。印刷所から届いた本の帯封を切るのさえもどかしげに、ばんばん本を売っていった。千円札や一万円札が飛び交い、空になった段ボール箱を片づけることすらできず、開始10分で売れ切れた本もあったようだ。
そのブースの人たちはとても礼儀正しく、僕たちに御迷惑をおかけして申し訳ありませんと、何度も言ってくれた。中の一人は僕のことを知っていたばかりか、数年前にご挨拶もしてくれていたという。文芸畑の人なのだった。他の方々も僕たちに終始気をつかってくれた。その間も本は売れ続け、金庫代わりにしているクリアファイルは紙幣で膨れ上がり、ラグビーボールみたいになっていた。
そうなると僕としてはもはや羨ましくすらない。そういう現象を目の当たりにしたという、お祭り見物みたいな愉快な気持ちであった。そしてもちろん、彼らの売りまくっている本の内容が気になる。覗いてみるとどうやらそれは、ビジュアルノベルの批評集なのだった。
少し客足が落ちついてきたころに、僕は訊いてみた。
「ビジュアルノベルっていうのは何ですか? ラノベみたいなもんですか?」
「むしろゲームですね。コンピューターゲームなんだけど、小説として楽しめるというか」
「ああ」僕は必死に貧弱な知識を動員して理解しようとした。「つまり『ポートピア連続殺人事件』みたいな?」
「あのへんが起源ですね」
のちに知ったのだが、僕の出した例も完全なトンチンカンでもなかったにしろ、むしろ『ときめきメモリアル』と言ったほうがよかったようだ。恋愛シミュレーションゲームである。
なるほど、と僕は思った。彼らはあれを「ノベル」=「小説」と見なしているわけか。
論争のない世界
破船房のブースの売り上げが悪かったとは思わない。仲俣さんがさかんに声を出してくれたおかげもあって、破船房から出してもらった『新刊小説の滅亡』は50冊近くも売れたし、仲俣さんの本には完売も出た。知り合いにばかり売れたのでもなかった。我々は我々なりに奮闘し、成果を上げたと言える。
僕たちが売った本には写真集もあるが、大半が「純然たる小説」とそれに関わるものだった。「純文学」のことではない。「ビジュアルノベル」に較べれば純然、という意味である。ビジュアルもなければ音も出てこない、文章だけで出来ている小説を僕たちは売っていた。
水と油である。ビジュアルノベルから見たら僕たちのやっていることなどは、殆ど遺跡の発掘も同然だろう。一方で僕から見ればビジュアルノベルは果たして「ノベル」なのか、と問いたくなる。
だが僕は問わなかったし、彼らも僕らを嗤わなかった。それどころか彼らは僕らに気を配ってくれたし、僕も彼らに好感を持った。僕たちはお互いに笑みを交わし、気持ちよく別れた。
それはこの「文学フリマ」全体を象徴する光景に、僕には思える。店番の合間に会場を回ることもできたが、そこには多種多様な、あまりにも多種多様な「文学」があった。詩集あり海外文学あり、ラノベあり二次創作ありフォトエッセイあり、マイナーな趣味のエッセイあり政治的提言あり短歌あり旅行記ありエロあり創作文藝ありと、細分化していけばまだまだいくらでも広がるジャンルの「文学」が、幾千の著者によって書かれていた。ブースからブースへ渡り歩く人たちはそれらの小冊子や本でエコバッグをぱんぱんにしていた。つまりここで売られている「文学」はただ幾千の著者が書いているだけでなく、幾万の読者に読まれているのである。ちなみに著者と読者が重複するのは当たり前のことで、今に始まったことでも、論じて何かになることでもない。
そんな、収拾のつけようもない「文学」の乱切りポトフが「文学フリマ」であり、「文学」なのだと、僕はその巨大な空間を呆気にとられながら思い知った。
かつて文学には論争があった。お前の文学は間違っているとか、こんなものは文学じゃないとか、そんな言葉が真剣に応酬されていた。そこでは恐らく、弁証法が信じられていたのだろう。相容れない二項を対立させれば、そこに止揚が、アウフヘーベンが現われるという希望があったに違いない。
だがもはやそんなことは希望すべくもない。なぜなら対立するのは二項ではなく、百項、千項であり、これをアウフヘーベンするなんて芸当は非現実的だからだ。これら「文フリ」に広がる百項を統合し、二項か三項くらいにまとめあげようとすれば、そこにはどこか権力志向を思わせる雑駁さ、図々しさが露呈するだけではなかろうか。
人はもはや「文学とは何か」を共有しようとはしていない。『新刊小説の滅亡』と「ヴィジュアルノベル」は水と油なのかもしれないが、この二項が対立するには、まずお互いへの基本的な理解が必要になる。そしてその「基本的な理解」に至る道は、なんと遼遠なことだろう。私たちは勉強をしなければならない。その勉強の先に、もしあるとすれば「対立」は生まれるかもしれないが、対立するためにする勉強など、どこが面白いのか。そもそもそんな対立は生じることなんかなくて、互いへの理解を深める可能性だって小さくはない。水と油は、どちらも液体という共通項を持っている。それで充分という結論に達する可能性だってある。
だったら最初から相手に深入りしなければいいのだ、というのが「文フリ」なのかもしれない。実際、ヴィジュアルノベルの人たちに限らず、言葉をかけあったどのサークルの人とも、私たちは礼儀正しく振る舞うことができたし、人々も礼儀正しかった。そしてお互いのやっていることや目指していることにはほぼ抵触せず、ポッキーの話や来場者の多さを語り合って別れたのである。それは居心地のいい空間であり、居心地がいいのは悪いことでは決してない。それに私たちは、自分らの本を買ってくれる、自分らに関心を持ってくれる人たちとは、短いながらもしっかりと対話をすることができたのだ。
「判る人だけ判ればいい」と「仲良きことは美しき哉」。これが「文フリ」の空間を支えている不文律だった。表現芸術全般にとって「判る人だけ判ればいい」は、今に始まったことではない。僕が現代性を感じたのは「仲良きことは美しき哉」の方である。実際それは美しい。機会があればまた訪れたい。「文フリ」は魅力的で祝祭的な場所である。
だがその「美しさ」は、何かを隠蔽してはいないだろうか。その何かを突き止めるのは、批評の重大な役割ではないだろうか。
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面倒くさいから正しくない説明がされていることは多いと思う
正しくはないんだけど、なかなか伝わらないし面倒くさいのでこう説明しておこうというようなことはわりと多い。 例えば科学的な判断というのは、雑に説明すると、 その時点で得られるデータから その構造や性質などを調べ 実証的、論理的、体系的に考え 出し…
面倒くさいから正しくない説明がされていることは多いと思う
2023 / 10
2023-07-31
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kinoshitakazuo 2023-07-31 11:22
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2023年05月14日05:00
地獄楽 第7話 花と贄
[森の中で謎の木人とメイという少女と遭遇する画眉丸たち。杠が風呂に釣られてこの二人を信用し、彼らの宿へと向かう。そしてそこで木人の語る、島を統べる仙人、天仙様の話を聞く。]続きを読む
2023年05月07日23:30
江戸前エルフ 第4話 古今東西エルフ合戦
[高耳神社に、大阪の広耳神社から巫女の小日向向日葵を従えて、ご神体のエルフであるヨルデがやってきた。エルダとヨルデは江戸時代からの知己で、猛烈にライバル心をむき出しにするのだった。]続きを読む
2023年05月01日23:30
異世界ワンターンキル姉さん 第4話 軍場姉弟のマイホーム大作戦
[宿屋暮らしを続ける朝陽と真夜に、ターニャがとあるクエストを勧めてくれる。王国内でも指おりの貴族からの依頼で、報酬として豪華な一軒家が付くと言う。ところがそのクエストというのは、その家に取り憑いた悪霊退治だった。]続きを読む
2023年04月30日23:30
神無き世界のカミサマ活動 第4話
[コンバインに水道・電気といった近代設備をミタマの力で生み出し、カクリの文明を飛躍的に発展させていく征人。目論見通りに信者を増やしていくが、そこに皇都からの刺客である少女・アータルが現れる。]続きを読む
2023年04月29日23:03
江戸前エルフ 第3話 新米巫女と継承の儀
[おとりよせグルメの魅力にはまってしまったエルダに「継承の儀」の日が迫る。それは巫女とともに、深夜の月島を巡るものだった。]続きを読む
2023年04月28日23:03
異世界ワンターンキル姉さん 第3話 俺にはマヤ姉だけでいい
[朝陽は冒険者ギルドで、顔なじみの受付嬢・ターニャを通してクエストを受ける毎日。猫可愛がりしてくる真夜に対し、朝陽は、次のクエストでは絶対に力を借りないと宣言してしまう。そこに緊急クエストの依頼が舞い込み、朝陽は変わり果てた姿となったチーム・バルムンクのジークフリードを発見する。]続きを読む
2023年04月27日23:30
【推しの子】 第3話 漫画原作ドラマ
[元天才子役・かなと再会したアクア。ドラマ出演の打診をすげなく断るが、プロデューサーの名前を聞くなり返事を翻す。その名はアイの携帯電話に残されたものと同じだった。]続きを読む
2023年04月26日23:30
機動戦士ガンダム 水星の魔女 第15話 父と子と
[プラント・クエタ襲撃事件の実行犯であるフォルドの夜明けは、ベネリットグループの駐留部隊から追われ、アジトからの撤退を余儀なくされる。そのアジトには、オルコットに捕虜として囚われたグエルの姿があった。父を殺し、深い絶望の中に沈んだままのグエルはそこで特定復興計画地区に住む構成員の少女シーシアと出会う。]続きを読む
地獄楽 第7話 花と贄
江戸前エルフ 第4話 古今東西エルフ合戦
異世界ワンターンキル姉さん 第4話 軍場姉弟のマイホーム大作戦
神無き世界のカミサマ活動 第4話
江戸前エルフ 第3話 新米巫女と継承の儀
異世界ワンターンキル姉さん 第3話 俺にはマヤ姉だけでいい
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書くことの道具箱 (26)
2023年01月 (1)
2023.01.15 人工知能(ChatGPT)と対話してレポートを書いてみた
書くことの道具箱
Reading Monkey
ChatGPTについてブログ記事を書こうと思います。アドバイスしてください。
ChatGPT
ChatGPTは、自然言語処理タスクのためのトランスフォーマー・ベースのモデルで、大量のテキストデータを学習しています。
ブログ記事を書く際には、ChatGPTの特徴や使用方法について説明し、実際に使用した例や、改良の余地などについても触れることが有益でしょう。また、ChatGPTが扱えるタスクや利用可能な言語についても説明することで、記事の内容を充実させることができます。
Reading Monkey
ChatGPTの特徴を5歳の子供にも分かるように説明してください
ChatGPT
ChatGPTは、大量の文章を読んで、人間のように文章を書くことができるコンピュータープログラムです。 例えば、あなたが「私は犬が好きだ」と言ったら、ChatGPTは「なぜ犬が好きなの?」と質問したり、「私も犬が大好きです」と答えたりすることができます。それがChatGPTの特徴です。
Reading Monkey
私は大学生です。ChatGPTは何に使うことが出来ますか。
ChatGPT
ChatGPTは自然言語処理タスクに使用することができます。
具体的には、以下のようなタスクがあります。
文章生成: ChatGPTを使用することで、人工的に文章を生成することができます。例えば、新聞の見出しや話題の記事を自動生成することができます。
文章の要約: ChatGPTを使用することで、長い文章から重要な部分を抽出して要約することができます。
質問応答: ChatGPTを使用することで、質問に対して自然な回答を生成することができます。
チャットボット: ChatGPTを使用することで、人工知能チャットボットを構築することができます。
文章の自動翻訳: ChatGPTを使用することで、自動翻訳が可能です。
それらタスクを実現するために、大量のテキストデータを学習させることが必要で、それがChatGPTの特徴です。
Reading Monkey
私は大学生です。ChatGPTはレポートを書くのに活用できますか?
ChatGPT
ChatGPTは自然言語処理タスクに使用することができますが、レポートを書くためだけでは使用することはできません。
ChatGPTは大量のテキストデータを学習しているため、文章を生成することができますが、それは人工的な文章になります。また、ChatGPTは自分自身の知識を持っていないため、特定の分野についての文章を生成することはできません。
しかし、ChatGPTを使用することで、文章の要約や、質問応答などのタスクに役立つことはあるかもしれません。
大学生がレポートを書く際には、自分自身の知識と理解をもとに文章を書くことが重要で、ChatGPTを使用することはあくまで補助的な手段と考えることが望ましいです。
Reading Monkey
分かりました。自分の力でレポートを書くので、その手助けをしてください。まずレポートはどんな構成で書けばいいでしょうか?
ChatGPT
レポートの構成は様々ですが、一般的には以下のような構成になります。
アブストラクト: レポートの概要を簡潔にまとめる部分。
はじめに: レポートの目的や研究の背景、研究の方法などを説明する部分。
研究内容: 研究の詳細を説明する部分。ここでは、データや実験方法、結果などを述べる。
結論: 研究の結果をまとめる部分。また、今後の研究の方向性を示す。
参考文献: 使用した文献などを記載する部分。
附属資料: 図表、写真、表などを記載する部分。
これらは一般的な構成になりますが、研究テーマによっては、構成が異なることもあります。また、各部分の詳細については、指導教員や指定されたフォーマットに従って記述することをおすすめします。
Reading Monkey
メディア・スタディーズの授業で、フェイクニュースをテーマにレポートを書くつもりです。やるべきことを箇条書きにしてください。
ChatGPT
フェイクニュースとは何かを明確に定義し、その特徴や影響について調べる。
フェイクニュースが生まれる背景や、どのような要因があるかを分析する。
フェイクニュースが問題となっている現状や、それがもたらす影響を調べる。
フェイクニュースの拡散を防ぐために、政府やメディア、個人が取るべき対策について調べる。
自分自身がフェイクニュースかどうかを判断する方法についても提示する。
参考文献を豊富に引用し、自分の研究の中で使用した方法やデータについても明確に述べる。
研究の結論を述べ、今後の研究の方向性を示す。
Reading Monkey
フェイクニュースとは何か、説明してください。
ChatGPT
フェイクニュースとは、偽の情報や虚偽の記事を偽の出所として報じることを言います。これはインターネットの普及やSNSの影響により、簡単に作成・拡散されるようになったため、近年注目を集めています。
フェイクニュースは、真実性のない情報を真実だと信じ、それに基づいて意思決定をすることで、政治的な混乱や社会的な不安を引き起こすことがあります。また、フェイクニュースは、社会の信頼性や倫理観を損なうことがあります。
フェイクニュースは、報道の自由やジャーナリズムに対する批判も呼び起こしています。
現実には色々な形態を取り、政治的な目的や利益を追求するために偽の情報を拡散する場合もあるため、個人の辨別力も求められます。
Reading Monkey
フェイクニュースが生まれる背景には、どんなものが考えられますか?
ChatGPT
フェイクニュースが生まれる背景には、様々な要因が考えられます。以下に一部を紹介します。
情報操作: 政治やビジネスなどの利益を追求するために、偽の情報を拡散することで、特定のメッセージを浸透させることができる。
無断転載:インターネット上で公開されている情報を、報道機関や個人が無断で転載し、自分の出所に偽装することでフェイクニュースを作成することができる。
わかりにくい情報: 情報の源や真偽を判断するのが難しい、あるいは複雑な情報を扱うことで、誤った情報を拡散することができる。
アルゴリズムによる情報の選別: SNSなどでは、アルゴリズムによって情報が選ばれ、特定のグループに向けられることがあり、それが偏った情報を流す原因にもなる。
人々の欲求に応えるため: 人々が望むような情報を提供するために、偽の情報を拡散することがある。
これらの要因は、互いに関連しあっていることが多く、複数の要因が重なってフェイクニュースが生まれることもあります。また、現代においては、SNSやインターネットの普及により、情報が簡単に拡散されるため、フェイクニュースが生まれる環境も変化しています。
Reading Monkey
フェイクニュースは、現在、どのような問題になっているのでしょうか? どのような影響があるのか、教えて下さい。
ChatGPT
フェイクニュースは、近年、様々な問題になっています。以下に一部を紹介します。
情報の正確性: フェイクニュースは、真実性のない情報を拡散するため、真実を知ることができなくなることがあります。これは、個人や社会全体にとって重要な影響を及ぼします。
政治的な混乱: フェイクニュースは、政治的な混乱を引き起こすことがあります。特に選挙期間中や重要な政治的な出来事が起きた際には、偽の情報が拡散されることがあり、選挙結果に影響を与えることがあります。
信頼性の損ない: フェイクニュースは、報道機関やジャーナリズムに対する信頼性を損なうことがあります。これは、ジャーナリズムに対する信頼性を損なうことがあり、真実を伝えることができなくなることがあります。
社会的な不安: フェイクニュースは、社会的な不安を引き起こすことがあります。特に、災害や事件などに関連した報道においては、不安を引き起こし、社会の安定に悪影響を与えることがあります。
個人の辨別力の低下: フェイクニュースは、個人の辨別力を低下させることがあります。偽の情報を信じることで、正しい判断をすることができなくなり、間違った意思決定をすることがあります。
これらは、フェイクニュースがもたらす一部の影響です。政治、経済、社会、個人の面で問題になっていることが多く、現代社会においては、フェイクニュースの問題は重要な課題の一つです。
Reading Monkey
フェイクニュースの拡散を防ぐために、政府やメディア、個人が取るべき対策について、それぞれに箇条書きしてください
ChatGPT
政府:
法的な手段を講じることで、フェイクニュースの拡散を制限する。例えば、偽の情報を拡散する者に対して罰金や刑事処分を科すことができる。
正しい情報を提供することで、フェイクニュースを正しい情報で覆すことができる。
教育活動を展開し、個人が正しい情報と偽の情報を判断する能力を養うことができる。
メディア:
正確な情報を提供することで、偽の情報を正しい情報で覆すことができる。
報道の規制を厳格に適用し、フェイクニュースの拡散を防ぐことができる。
個人が正しい情報と偽の情報を判断するための情報を提供することができる。
個人:
情報の源を確認することで、偽の情報かどうかを判断することができる。
情報を確認するためのツールを使用することで、情報の正確性を確認することができる。
正しい情報を伝えることで、偽の情報の拡散を防ぐことができる。
教育を受け、偽の情報を見分ける能力を養うことができる。
個人の判断力を養うことで、自分自身が偽の情報を流さないようにすることができる。
これらは一例ですが、政府やメディア、個人が取るべき対策は多岐にわたります。政府やメディアは法的手段を講じることでフェイクニュースを防ぐことができます。しかし、個人も自分自身が正しい情報を伝え、偽の情報を見分ける能力を養うことが重要です。
Reading Monkey
今まで説明してもらったことを要約してください。
ChatGPT
フェイクニュースとは、偽の情報や虚偽の記事を偽の出所として報じることを指し、近年注目を集めている。その生まれる背景には、政治やビジネスなどの利益を追求するための情報操作、インターネット上で公開されている情報を無断転載し、自分の出所に偽装することでフェイクニュースを作成することができる、わかりにくい情報、アルゴリズムによる情報の選別、人々の欲求に応えるためなどが考えられる。
そして、フェイクニュースは、真実性のない情報を真実だと信じ、それに基づいて意思決定をすることで、政治的な混乱や社会的な不安を引き起こすことがあり、信頼性や倫理観を損なうことがあります。
そこで政府やメディア、個人が取るべき対策としては、法的な手段を講じることでフェイクニュースの拡散を制限すること、正しい情報を提供することで偽の情報を覆すこと、教育活動を通じて個人が正しい情報と偽の情報を判断する能力を養うこと、報道の規制を厳格に適用し、情報の源を確認すること、正確な情報を伝えること、自分自身の判断力を養うことなどが考えられます。
これらの対策を講じることで、フェイクニュースの問題を解決することができるでしょう。
Reading Monkey
今まで説明してもらったことをレポートにするとして、レポートのタイトルを考えてください。候補を5つ挙げてください。日本語でお願いします。
ChatGPT
"フェイクニュースの成長とその社会への影響"
"誤った情報の拡散を防ぐための戦略と解決策"
"フェイクニュースとその影響における政治と民主主義"
"デジタル時代を生き抜くために:フェイクニュースを見分け、避ける方
HiGH&LOW と私とHiGH&LOW THE WORST X
龜鳴屋本
第三十二冊目
最新刊
天上の櫻
宮崎孝政詩選集
芝雪編
大正末から昭和前期の中央詩壇にかすかな刻印をのこし、『風』や『鯉』などの名詩集を置土産に消えた能登七尾の抒情詩人の小さな精華。龜鳴屋本第一冊目『宮崎孝政全詩集』からの五十五編。
龜鳴屋本
第三十一冊目
最新刊
上井正三詩集
梅
伊賀上野の無名詩人の私家版詩集(1970)を新装復刊。
在庫あり
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新収品紹介/花衣ぬぐや纏はるひもいろいろ 久女
一昨日の市場で入手した短冊のうちから何枚かをご紹介。 「花衣ぬぐや纏はるひもいろいろ 久女」杉田久女初期の代表句で、大正8年『ホトトギス』誌に投稿され、高浜虚子をして「女の句として男子の模倣を許さぬ特別の位置に立つてゐる」と言わしめた一句です。久女をモデルとした小説のタイトルにもなっていますね。(田辺聖子著『花ごろもぬぐやまつわる・・・わが愛の杉田久女』)昭和9年『ホトトギス』同...
14, 2019
書肆 遅日草舎 店主
大原散歩/里の駅から寂光院まで
お天気に誘われてふらふらと、今年初めての大原。 昨年9月の颱風一過の大原街道、山林の倒木が道を塞ぐように覆いかぶさっていました。今もまだ名残が見られます。『里の駅大原』で野菜を仕入れ、冬枯れの田んぼの間を抜けて寂光院への道を。川面を青いものが過ったので追うと、カワセミでした。民家の塀の屋根に咲く苔が綺麗です。 寂光院門前の漬物屋で辛子漬を買って引き返します。すでに陽は傾いて田面を銀色に輝...
14, 2019
散歩
自宅勤務
今日も宝ヶ池国際会議場近くで古美術市場が開かれていますが、そちらは長男に任せて小生は自宅勤務。「市場は寒いだろうな…」などと想像しながら、ヘンデルのリコーダー・ソナタ(ミカラ・ペトリ & キース・ジャレット)が流れる温かい部屋で、ノンビリと短冊の整理などをしていると、大きな聲では言えませんがつくづくと心地良く、入札を頼んだ短冊コレクション二点は居ながらにしていずれも無事落札、陰な...
12, 2019
書肆 遅日草舎 スタッフ"R"
初市に凍える
今日は今年最初の道具市場の日でした。午後から入札に参加して、安永年間の日付のある高松季眠和歌草稿や遊女桜木和歌短冊、最後に「露探」斬首の光景などを含む日露戦争関係の写真帖を手に入れました。こうした古写真は最近人気が高く、落札はしたもののなかなかよいお値段でした。仕事になるのかな…などと。 雪こそまだまともに積もっていませんが、寒さはいよいよ本番、比叡山を近くに望む暖房のない道具市場での四時間の...
11, 2019
書肆 遅日草舎 店主
新収品紹介/河東碧梧桐肉筆扇面色紙
昨年末の仕入れでしたが、久しぶりの碧梧桐です。絹本扇面と紙本色紙がそれぞれ2点。いつ見ても楽しい河東碧梧桐の筆です。 2月は1日が碧梧桐の命日ですが、9日から17日まで、神戸のギャラリー「MORIS」(https://moris4.com/)に於いて恒例にともいえる「碧梧桐展」が開催予定です。今回は碧梧桐門の俳人麻野微笑子氏旧蔵になる河東碧梧桐作品の数々が展示され、なかでも全紙に書かれた大幅「飲中八仙歌」は必見の価値...
11, 2019
書肆 遅日草舎 店主
昨夜はSAKUYAで
昨日は小雪の舞う寒い日でした。夕方までは引き籠ってヤフオクへの出品作業、この日の出せたのはエンタイアの山2点と斎藤茂吉の旧蔵資料。やがて日も暮れれば寒さもなんのその、この夜は予約していた西陣の小料理屋へ家内の運転で出かけました。美味い酒と肴の数々、たまに手に入る幸せ且つ贅沢な時間です。 「SAKUYA」さん、ごちそうさまでした。(2019/01/10)...
10, 2019
書肆 遅日草舎 店主
新収品紹介/文化七年、上田秋成はまだ生きていた?
上田秋成の画賛幅です。昨年の末、ある道具市の「出し売り」(下見がないので競り台の上に載せられた品を一見して価値を判断せねばなりません)で、余斎の署名頼りに落札した品なのですが…。いざ持ち帰って見てみるとなんだか引っかかります。画家が記した日付が「文化七庚午正月元日」。たしか秋成の没年は…と気になって調べてみると、やはりどの資料を見ても文化六年六月二十七日。ということは? 翌文化七年の正月元日、上...
09, 2019
書肆 遅日草舎 店主
初詣
今年の初詣は元旦に、まずはわが家の氏神さま岡崎神社へ、その足で今年の干支亥に因み「いのしし神社」こと「護王神社」へ詣でて一日の歩数は12,539歩。 3日は四条への道すがら平安神宮へ詣でました。この日の歩数は12,974歩。 次いで6日は石清水八幡宮へ。毎年お詣りしますが、今年は車は止して京阪電車で行き、ケーブルカーも使わず歩いて登り、下りも歩いて一日の歩数は13,498歩。そして今日は伏見稲荷大社へ。こ...
09, 2019
書肆 遅日草舎 店主
「だいせんじがけだらなよさ」
明けましておめでとうございます。三が日も過ぎて今日で今年も四日目、世の中のほとんどは常態に復するようです。そういえばなんとなく朝の空気を伝わって来る音に、人の動きの気配があります。空は青空。カルメン・マキの『真夜中詩集』などを聴きながら、井伏鱒二を読んだり、まだ道具市場も正月休み、なにをするでもなく、いつのまにか日は暮れて、一日は終わります。 「だいせんじがけだらなよさ」と寺山修司。「さよなら...
08, 2019
書肆 遅日草舎 店主
花朝堂漫録 十 勤王歌人・伴林光平の短歌と筆跡
勤王歌人・伴林光平の短歌と筆跡 伴林光平は「ともばやし・みつひら」とも、「ばんばやし・みつひら」とも呼ばれていて、確定していない。辞典にも双方書いている。 ところで、光平の短冊がよく売れるのは何故だろう。比較的安く入手できるせいもあろうが、なぜか売れ残る率が少ないみたいだ。天誅組の隊士であったからなのか。 伴林光平(1813~1864)は、幕末の国学者・山陵研究家・歌人・勤王志士。河内国南河内郡道明寺(...
12, 2017
花朝堂漫録
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2021年03月22日
「海鳴り」33号が届きました
昨年までは「海鳴り」が出たら、編集工房ノアの本の通販のおまけとして配布していましたが、三月書房は昨年末に廃業しましたので、そーゆーことはできなくなりました。うちの店では毎年200冊ほども配布させていただいていましたので、今年もお知らせだけはしておきます。
この号で一番の読み物は、山田稔氏の「同僚━生田耕作さんのこと」でしょう。2段組み14頁分ありますが、山田氏が生田氏について、これだけまとまった量を書かれたのは初めてかと思います。そのほかの内容は上記の画像をクリックしていただけば目次が読めるはずです。
「海鳴り」の入手方法は聞いておりませんが、おそらく一部の書店では無料配布するはずです。非売品なのでこれだけを購入することはできないでしょう。発行所に頼めば送ってくれるのか、送料はいくらなのかもわかりません。これはあくまでも個人的な意見ですが、発行所に何か1冊通販の申し込みをして、ついでにおまけに添えてくれるようにお願いするのがよろしいかと思います。表紙の裏に昨年1月以降の新刊リストが掲載されています。下記に画像を載せておきますのでご参考にどうぞ。クリックすれば拡大するはずです。
まことに不便なことに、編集工房ノアにはサイトがありません。グーグルすると、いまだに三月書房のページが上位に出てきます。メールも利用されていません。ゆえに通販の申し込みは郵便か固定電話かFAXしかできないでしょう。住所と電話は検索すればすぐにわかるはずです。
21.01.09 同人活動ページを更新
無限コンティニューで目指す最強勇者 〓みんなの命がひとつの世界で、オレのパーティーだけ不死身〓(1) (裏少年サンデーコミックス) ラ研出身、kt60さんの新刊
クリスマスどうすんのー!
クリスマスどうすんのー!
クリスマス、どこいればいいのー!
あたし泣く子も黙るカド部屋なんですよ。
いるか、いないかが一目瞭然なんですよ。
く、クチの野郎ー!
口は災いのモトとは、よく言ったもので、
昨日のクリスマスはずーっと電気消して、家に居ました。
東京のくせに、結構、星がキレイでした。
とか、しんみり言おうと思ってたんだけど、
この日を宮崎駿コンプリートデイとして、「おもひでぽろぽろ」「となりのトトロ」「魔女の宅急便」「天空の城ラピュタ」「耳をすませば」「風の谷のナウシカ」「ハウルの動く城」などなどを、暗い部屋で、もうひっきりなしに見まして、
こうね、「彼氏」とかね「もこみち」とかね、
だからなんだっつーの?
くらいの、でっかい気持ちになってみました。
クリスマスなんて、ちょろいちょろい。
2005年12月26日 人気blogランキングへ
12月の詰め将棋
友達に新しい彼ができたので
じゃあ写真見せろや って言ったら
得意げに出してきた。
いやー、すこぶる用意周到過ぎて確信犯。
その写真が、まぁ・・、ディズニーランド?らしきところで軽くツーショット写真。
(いや、つーか絶対ディズニーランドだけど、
つーかこの後ろに写ってるマルっぽいオブジェは
ディズニーシーであることは間違いないけど、
そんくらい私だって一目でわかるけど、
絶対「これディズニーシー行ったの?」って聞きたくない!)
で、友達としては、早く聞いて、これディズニーシー行ったの?って聞いて!っつー顔まんまん。
でも私は絶対聞きたくない、
しかしそれ以外にこの写真に対し何の感想も浮かばない、
でも言いたくない、
これ言ったら負ける気がする。
という、女同士の緊迫する一瞬の中、
後輩の女の子が無邪気にこの前戦に突入してきて、
「わぁーこれディズニーシーですよねー!」
って、もうあんた!
これだら、二十歳前後の子ってのは、
こういう女同士の話したい!聞きたくない!の攻防が全然わかってない!
「あーわかっちゃったぁー?そうそうシーに行ったんだぁー」
ほらー、始まっちゃったじゃない!
シー話。
もうこれから、彼女の口からハーバーサイドクリスマスがこれでもかっつーほどのパレードを繰り広げちゃうよー。
って思った瞬間
「実は、私もこないだ彼氏と行ったんですよ、シー。もう超きれいで、超感動ですよねー。でーミッキがぁー」
馬
鹿
な
!
2人は一気に団結し、ディズニシーの素晴らしさに付随(ふずい)した形で、冬に彼氏のいる素晴らしさを存分に語り尽くしたあげく
「ハイネも絶対行きなよシー、すごいから、価値観変わるから」
馬
鹿
な
!
行ったことあるよ。
つーか、今、目をキラキラさせてるあんたと行ったはずだけど。
そしてカップルの波と抱擁に引き裂かれながらブラヴィッシーモを見て、
もう二度と来ねぇシィー!
って叫びあったはずだけど。
でも、なんか、写真に写ってた彼氏が、なんかレーザーラモンのマネっぽい、でもなりきれてない、土壇場で自分を捨てきれてない素振りで写ってたので、
ちょっとだけ微笑ましく見守っていくつもりです。
2005年12月20日 人気blogランキングへ
イブの采配
正直、こんなにモテナイとは思わなかった。
団体戦(合コン)はおろか、一騎打ち(紹介)に至るまで、
全ての面において、伸び悩み。
洋服の襟元に間違ってウンコでも付いてるんじゃないかって疑うくらいの防御率。
これはもうね、絶対におかしい。
裏に政治的なものすら感じている。
そのくらい、国会レベルでモテナイ。
「好きな人に告ったけど振られてしまった」
というモテナイレベルを超え、
ついに、先日告ってない人にまで振られた。
や、地元の飲み会の最中、
私はさ、最近見た「ハリーポッターと炎のゴブレット」について、なんと炎のゴブレットらしきものの演技つきで解説してたわけ。
「でね、対抗試合も終盤!ハリーが勝つと思うじゃん?ところがどっこい、ハリーはそのすべてがワナだったことに気がつくわけ!でっ!」
みたいな、紙芝居屋でいえば、子どもたちが息を呑むであろう、その瞬間だったと思う。
地元の男友達の一人が
「ごめん、今気づいたけど、おれ加藤にほんと興味ねぇや」
今、気付いちゃったーーーーー?
いやー、気付くにしても、もうちょっと先か、もうちょっと、せめてこの話が終わった段階で気付いて欲しかったー。
つーか、今気づくべきは、ハリーをワナにかけようとしたのが誰かっつーことだし。
そんな赤裸々な地元の男女関係についてじゃないし。
むしろ私がいない場所で気づくのがエチケットだし。
しかも、今してたの私の話じゃないし、ハリーポッターの話だし、あいつの話だし、おめぇが興味ないのは、私じゃなくてハリーなんじゃないかっつーことについて、ちょっとは考えてくれたー?
つーか、このタイミングで私にハリーの話つづけろって、すげぇ過酷な使命だし、
でも打ち切るには、すげぇ中途半端だし、あたしゴブレットの顔真似の途中だし。
でさ、地元の他の方々も、思わずシンとしてるわけですよ。
で、思いっきり発言権が私のターン。
みんなが私の動向に(ハリーポッター以外の話題で)注目。
ライフカードを広げたくなる瞬間。
あー「webに続く」って、なりてぇー。
でも、まさにリアルタイム。
今、今の心境を求められてる。
どう出る?
どう出る私。
「いいって!いいんだよー!
あたしたち友達なんだから興味なくて全然いいんだよー!
で、炎のゴブレットの奴がさー」
乗り切りました。
このセリフを、今年度のMVPにしたいと思います。
いやー、そうそう言えたセリフじゃないと思うんですよ。
告白する場において、振られる事ってのは想定の範囲内で、
その返しのセリフ、
例えば「今まで通り友達でいいから」とかはね、
大体シュミレーションとして構想されてるんですよ。
でもね、告ってもいない相手から突発的に振られる場合ってのは、
まぁ女性にしてみれば非常事態ですよ。
それをね、すげぇ優雅に、ある意味エグゼクティブに、私は乗り切っちゃったわけですよ。
私のレベルもここまで達したかと、まさに感無量です。
で、気付いちゃったんですけど、
モテナイ生き方というのは、実はすげぇテクニカルだなあと。
なんつーの、難易度って言うんかな。
あれが、すげぇ高けぇ。
例えば、「ぷよぷよ」にしても「マリオカート」にしても、難易度を設定するわけだけど、
モテナイっていうことは、まさにすげぇ難易度がハードなわけですよ。
そのステージを体感してから、
まあキムタクとかをね、見るわけ。
したっけ、もうクスって出る、クスって。
ちょっと口元で小指立ててクスですよ。
なにあれ、すげぇぷよぷよ落ちてくんの遅せぇー!
クッパ全然あたりが甘めー!
で、自分の面に戻ると、もうすげぇ おじゃまプヨとか振ってくるし、
ドンキーとかコーナーに一列でバナナの皮とか置いてくるわけ。
あのピーチ姫ですら、すげぇ性格わりぃ。
でも、そんな中で結構いい勝負をしてる自分がいたりして、
まさに自分の技量に酔う瞬間でした。
つーか、その後、例の地元の友達から電話があって、
「おまえのさ、ゴブレットのモノマネ、似てねぇ」
「あ、見に行ったの?」
「ゴブレットって、魔法の木杯のことじゃん」
結構、ゴブレットの奴が大暴れしてた。ってのが、私のハリーポッターの感想だった。
つーか、ハリーポッター、まだ見に行ってなかった段階で、解説を求められたので、ついつい調子に乗って自分なりのハリーを表現しちゃってた。
でも、わざわざ見に行くなんて、こいつ・・もしかして・・あたしのこと・・
「・・な、なんだ、言ってくれれば、私も見に行きたかったのに」
「は?彼女と行ったし」
テクニカル。
___________________________
あたしのマリオカートはとりあえずシューマッハとかライケネンとか出てくる。
でも、結構、負けてない、と思う。
2005年12月10日 人気blogランキングへ
発進!
ちょっと、そこの君、んーってしてみ、んーって。
昨日、地元の友達と飲んでたら、
その子がいきなり
「あたしの彼氏さー、キスするときの顔が変」
っつー話になって、
つーかキスの時の顔なんて一々チェックしてねぇっつー話になって、
そういえば、あたしたちもどんな顔してんだか自分じゃわかんねぇなってことになって、
「キス待ち顔」選手権(うちわ)が急遽開催されることになったんですが、
私はこっそり席を立ちました。
こないだ仕事場の後輩に合コンに誘われました。
私は、まあ仕方なく、あくまで可愛い後輩たちの引率として、
「ちょっと、悪いけど、今日だけ同期ってことで」
(後輩たちは思いっきり親指立ててグーなんつって)
そう、引率してきたわけですが、
男の子「いやー22歳なんてめっちゃ若くねぇー?」
後輩達「あははー」
男の子「で、ほんとのとこ加藤さんはいくつなの?」
後輩達「加藤先輩も22ですよー!」
ああ、可愛い後輩。
おもいきり先輩言っちゃってる。先輩言っちゃってる。
したっけ、場の盛り上がりもそこそこに
「ポッキーゲーム!!」
なんつって、出ました。
ポッキーゲーム・・・っ!!!!
あの20?にも満たない棒菓子の先端と先端から、男女で折らずに食べ合ってくあのゲームっ?!
だって、それは、だって、き、キス、じゃないですか。
知り合ってまだ数分も経たないのに、キス、じゃないですか。
私は、こんな汚らわしいゲームにうちの可愛い後輩達が餌食になったら大変と、この身をはって立候補するしかないじゃない
最近の噂
風の噂ではございますが……
なお、リンクする場合には各コメントの日付のあとにある「id」をクリックすると、そのコメントのユニーク id が url 欄に表示されるぞ。
2012/05
しばらく前に、カルロス・フエンテス他界。しばらく前に、フエンテスの小説やノンフィクションをまとめて読んで、もうフエンテスは一通り見切ったと思っていたが、それでもかの大作「テラ・ノストラ」は未だに期待だし、その才能と知性は刮目すべきものがあり、また一部の文のかっこよさと洗練ぶりはずばぬけたものがあった。正直いって、その洗練ぶりがかれの目指すラテンアメリカ土着的な泥臭さと相容れない面はあって、それが彼の弱点でもあったんじゃないかとも思う。ガルシア=マルケスは、発端となったおばあちゃんの昔話的な語り口があり、バルガス=ジョサは何でも力でねじふせるような野蛮さがあるし、カルペンティエールもそこらへん洗練しすぎずうまく逃げているんだけど…… ともあれ、ご冥福を。(2012/05/21, id)
先日までインドのタミルナド州にいたんだが、電力事情がひどい。日本の工場とかでも、週二日完全停電に、その他の日も一日六時間停電というまともでない状況になっている。ところが、先月末に突然それがちょっと改善しはじめた。なぜかというと、風が少し早めに吹いてきたから。タミルナド州は、いま稼動発電容量の半分くらいが風力を中心とした再生可能エネルギー。ところが、これまでの月は風がふかないので、その風力からの電力はゼロ。それが、風が吹いたら突然総電力の四分の一くらいがまかなえるようになった。
しかし……こんな風頼みでは仕事にならない。停電するのも困ったものだけれど、仕事に使うなら、停電するといいつつ実は電気がきました、というのも困る。タミルナド州は結構でかい(日本の三分の一くらい)だから、多少は平準化されると思っていたんだけれど、ダメなときは完全にゼロの状態が何ヶ月も続くのか! これ使うなら、どうしてもバックアップの火力かなんか必要になってくる。それを考えると、自然エネルギーへの転換をすすめましょうなんていうお題目がまったくリアリティなしに聞こえてしまう……(2012/05/20, id)
2012/04
LaTeX の環境を更新しようとおもって、そろそろ Windows とMac とLinux (最近ほとんど使わないが) の環境もそろえたいしと思って、W32 環境から texlive に移行しようとあれこれ。最初はいろいろ苦労したが、最終的には成功。よかったよかった。TexMaker とか TexWorks とかの専用エディタも使えるようになったのは便利。ただ、変なotf系の小細工して、鄧小平の鄧を勝手に utf{21E}とかに置き換えるのは迷惑だなあ。そういうのをなしにするために utf-8使ってんのに。
あと、パッケージの更新が楽なのはうれしい。これまでは年に一度くらい、W32Tex環境まるごと入れ替えで更新してたんだよね。 (2012/04/07, id)
2011/10
ラオスにきたら、いつも使っている携帯電話がつながったりつながらなかったり。SMSも送れなかったりする。するとカウンターパートから連絡がきて、今使っている携帯電話(TIGO 改め Beeline) を換えろという。TIGO から他のキャリアの電話につながらなくなっているから、といって。なんじゃそりゃ。
TIGO の機械の故障らしい、と言われたんだが、調べてみたら、なんと TIGO が(おそらく Beeline に買収/改名する過程で)協定破りのプロモーションをやって、それに対して他の携帯会社が制裁措置として、TIGO/Beeline への回線接続を切ったんだって。ひでえ。協定破りって、少しお得なプランを出したとかそんな話だけど、それでここまでやるか?!? そんなことをしたら業界全体の利益が下がるからというんだけど、それってカルテルっていうんですよー。社会主義国は知らないかもしれないけど、いけないことなんですよー。
しかし TIGO も、古いページから新しい Beeline のページにリンクを張るくらいの手間を惜しまなければいいのに(といってもその新しいページが見当たらない……)。 (2011/10/27, id)
遊びで受けてみた TOEFL ibt だが、ライティングがこんなに低いとはちょっとがっかり。少し書き方に凝りすぎたか。もうちょっとシンプルに書けばよかった。あと、ぼーっとしていてちょっと聞き逃した部分があったせいもあるのかなあ。 (2011/10/26, id)
2011/9
まったく知らなかったが、今月頭に、かのプロジェクトグーテンベルグ創始者のマイケル・ハートが他界していた。このプロジェクトにはテキストももらったし、いろんな権利やテキスト配布がらみの考え方も教わったし、何より「こんなことやっちゃえるんだ」と目から鱗を取ってくれたことには何よりも感謝している。その恩恵と遺志に応えるためにも、自由に流通する文書をどんどん増やさなきゃ。気がつかなかったけれど、今見たら The Economist にも立派な追悼文が出ている。もっと枯れたジジイかと思っていたよ…… (2011/9/29, id)
最近の The Economist では、アジアの女性が晩婚化、未婚化していて、それは高等教育が進み、家庭や育児に縛られない経済的な独立性が確保されたからだ、という議論をしていた。そしてその結果としてアジアの男性は結婚はおろかセックスもできずに悶々としている、という話。
それに対していくつか投書がその数号後で紹介され、男だって都市化に伴いいろいろ火遊びのチャンスができてるよ、という指摘とか、家庭のよさは忘れられていないよ、という投書の中に混じってこんなのがあった。
拝啓 高学歴アジア女性が金銭的にdependent (訳注:independentのまちがいのはず)になるにつれて、確かに結婚は減っていますが、それでも彼女たちは活発なセックスライフを送っています。そしてますます若い男を愛人として選ぶようになり、既婚女性よりもっとセックスライフを楽しんでいるのです。このトレンドは戦後の日本で始まったもので、当時は大量の未亡人が再婚するよりも新しい「伴侶」を選んだのでした。
アジアでは、三十代、四十代の独身女性が二十代のツバメを持つのはごく普通のことです。ダンスクラブの多くはハンサムな若者をウェイターとして雇い、かれらは連れ出し可であることがほとんどです。つまりアジアの若い男性は、たぶん貴誌の考えるほど寂しくはないうえ、年上の愛人から性技の手ほどきも受けられるのです。
ピングー・リュウ(フロリダ州ボカラートン) The Economist 2011/9/10-16号、p.16
リュウさん、ご自分の願望を信じやすいThe Economist にぶちまけてはいけません。あなた、どう見てもなんかの読み過ぎです。 (2011/9/27, id)
矢作俊彦がぼくのGQの文章に「反論」したというので見てみた。ぼくには「論」にはまったく思えず、ただの付け焼き刃の感情垂れ流しポジショントークとしか思えないんだが、多くの人は説得力(でも論がないのに、何に説得されたんだろうか)を感じたようだ。そしてツイートなどを見るに、多くの人は次のネタにずいぶん賛同している。
核廃棄物をどうするの? 山形はそれに触れてないじゃないか、というわけ。
さて、ぼくはその話はちゃんと触れているのだ。そしてそれは、ぼくのほうも是非聞きたいところ。あなたたち、核廃棄物をどうするの?
自分たちは脱原発と言っているから、その要求が通れば廃棄物がすぐ消えてなくなるとでも思ってるの?
今動いてる原発があって当分後始末もいる。過去に出た廃棄物もある。それを何とかしなくてはいけない。あなたたち、いまの原子力の管理技術では不安なんでしょ? 技術だけじゃなくて体制も信用できないと思ってるんでしょ? そしたら、今ある(そしてこれからも出続ける)ものを今よりマシな形で管理処分する必要があるんでしょ。そのための技術開発は必須だ。だからぼくは原子力の研究開発に金をかけろと言っているんだよ。
でも、それだけじゃ足りない。だれがそれをやってくれるの? 先の見通しのない、つぶしも効かない、過去の尻ぬぐいにしかならない技術の開発に、だれが来てくれるの? 工学部の進振を見ればわかるけれど、学生はそういうのに敏感だよ。
そう考えると、本気で脱原発をするためにも、逆に原子力エネルギーに多少なりとも可能性は残さないと(民生発電でなくてもいいよ)ダメじゃない? そうでないと、まともな人材きてくれないよ?
ぼくはそう思うんだ。そしてあのGQの文も、そこまで考えての話なんだけどね。変な結論だとは思うし、これを詭弁だと思う人も多いだろう。でもさ、それじゃどうすればいいの? そう聞くと、東電の責任だから東電にやらせろ、とか言うんだけど、そういうときだけ東電を信用していいわけ? かれらだって、ない技術は振れないんだよ。どうせ今の原発の敷地って、脱原発した後で何か別のことに使えるわけでもないんでしょ。だったら今の使い道をどう改善するか考えたほうがいいんじゃないの?
だいたいぼくは、矢作俊彦みたいなバブル全盛期にいい思いをしてきた、60-70 歳くらいの連中の道楽エコロジーだのはまったく信用していないし、その連中がこの震災や原発事故で急に社会派に目覚めてきいたふうな口をきくのがおかしくてならない。かれらは今後、現状維持のまま社会
「推理」することと〈欲望〉すること 江戸川乱歩「D坂の殺人事件」論
Posted by 中 相作 - 2020.06.23,Tue
雑誌
立教大学大学院日本文学論叢 第14号
編:立教大学大学院文学研究科日本文学専攻
平成26・2014年9月?日 立教大学大学院文学研究科日本文学専攻
A5判 128ページ
「推理」することと〈欲望〉すること 江戸川乱歩「D坂の殺人事件」論
栗田卓
p73─90
▼立教Roots:立教大学大学院日本文学論叢 > 14(2014)> 「推理」することと〈欲望〉すること : 江戸川乱歩「D坂の殺人事件」論
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RAMPO Up-To-Date
江戸川乱歩執筆年譜補遺
以下は2017年8月26日(土)に、韓国ソウルにある国立ソウル現代美術館で行った基調講演の全文です。
私の名前は室井尚(むろい・ひさし)です。横浜国立大学の教授をしています。専門は哲学や文化理論で、何冊かの本を書いています。今回のツアーもそうですが、普段は学生たちと一緒にアートプロジェクトをプロデュースしたり、沢山のワークショップをしたりしています。
ですが、私はアーティストでもあります。少なくとも一度はアーティストでもありました。
2001年に日本初の国際芸術祭である「ヨコハマトリエンナーレ2001」が開かれましたが、その時に私は、ディレクターの1人であり、京都国立近代美術館の学芸部長だった河本信治さんに声をかけていただき、ほぼ同年代のアーティスト椿昇(つばき・のぼる)さんとのユニットを組んで、「The Insect World」というプロジェクトを行いました。これは複数のユニットからなる複合的なプロジェクトだったのですが、その中の一つとして設置した全長50mのバッタの形をしたバルーン「飛蝗(The Locust)」が余りにも大変で、それにばかり力を奪われていました。
このバルーンはとても遠くからも見ることができ、横浜の町のシンボルでもある船の形をしたインターコンチネンタルホテルに設置されていました。私たちのコンセプトは21世紀にはこれまでの人類の文明とは全く異なる、いわば「昆虫的」な論理が世界を支配するだろうということで、「The Insect World Operating System will govern the World」という言葉をキーコンセプトにしていました。
冷戦が終わり、新しい世界秩序が生まれようとしていました。私はそれを、人類を含む脊椎動物からもっともかけ離れた昆虫の目から見た世界を提示することによって、新しい文明の誕生を喚起しようとしたのですが、実際にはそれは2001年9月11日の同時多発テロ事件によって簡単に乗り越えられることになってしまいました。
クシシュトフ・ヴォディチコ氏と会ったのはこの作品の準備をしていた時です。彼はティファナで行っていたプロジェクションを展示するために横浜トリエンナーレに参加していました。ある機会があって、この時私は彼と二人で、バーで飲む機会がありました。
その前から私はヴォディチコ氏の作品を知っていて、とりわけ京都国立近代美術館の展覧会「Project for Survival」で最後の展示室に出されていた「Polis Car」にはとても大きな衝撃を受けていました。都市に溢れるホームレスを排除したり、収容したりするのではなく、彼らに移動できる最強のツールを与え、むしろ町の中で誰よりも自由に活動できる存在に変えるというアイディアは、常識を完全に覆すものであり、この作品を作ったアーティストに会ってみたいと思っていたのです。
彼にこのバッタのCGを見せると、彼は愉快そうに笑って、こう言いました。「アメリカの深夜映画でシカゴの町を巨大なトノサマバッタが占領するB級SF映画を見たことがある」。
その後、私はこの映画を探しました。それは1957年に作られた白黒のアメリカ映画で、ピーター・グレイブス主演の「The Beginning of the End」という映画でした。とても安っぽいSF映画ですが宇宙からの謎の光線で巨大化したトノサマバッタの群れがシカゴの町の高層ビルを襲うというストーリーでした。
それからちょうど9年後の2010年3月に、私はヴォディチコさんと再会しました。京都国立近代美術館で、ヴォディチコの作品を紹介し続けてきた河本信治さんの定年退職を記念する展覧会のオープニングパーティに彼は参加していました。
多分私のことなんか忘れているだろうと思いましたが、せっかくなので話しかけてみました。
「9年前にあなたが教えてくれた映画のタイトルは”The Beginning of the End”でしたが、あの後すぐに9.11が起こりました。私たちのバッタのバルーンもトラブル続きで71日の展覧会期間中23日しか展示できなかったのですが、その中でワールドトレードセンターのビルが崩壊するのを見て、私たちは底知れない敗北感に捕らわれていました。今から考えるとまさしくあの年は”Beginning of the End”の年だったのです」。
ヴォディチコさんはとても鋭い目で私をじっと見つめていて、私は何か彼を怒らせてしまったのかと思い、「失礼しました」と早々に彼から遠ざかりました。
ところがパーティの終わり頃になって、彼はまっすぐに私のところに歩いてきて「時間があるのなら、コーヒーでも一緒に飲まないか?」と向こうから声をかけてきたのです。
雨の降る中、京都の町を二人で長いこと歩いて喫茶店に入りました。彼はちょうど「9.11」に関する著書”The City of refuge”を出版したばかりで、9.11を記憶するためのメモリアルをニューヨーク湾の海上に作って、そこを世界平和センターにするという構想を提案していたところでした。
「日本では誰も俺のこの提案に耳を傾けてくれないし、あのパーティでも誰もまじめな話をしてくれないのに、お前に会えてラッキーだった」と彼は言い、それから二人でミシェル・フーコーの「パレイジア」概念や、犬儒派(キニク派/Cynic School)の哲学について議論を交わしました。
彼はちょうどパリの凱旋門を「戦争を永遠に廃絶するためのメモリアル」に変えるというプロジェクトに取り掛かっていて、スケッチブックを出してまだ構想中のこの作品「The Abolition of War」のデザイン画を目の前で書いてくれました。
「お前、どう思う?」と聞かれて、「そうですね。でも、これができたからと言って本当に人類が戦争を廃絶するようになるかどうかは疑わしい」と曖昧な返事をした私に彼は少し怒ったようで、「俺はこれをやっているのに、お前は何をするんだ? たとえば、お前は靖国神社のことをどう思っているんだ?」と言いました。
私は即座に「靖国神社はまずい。あれは一種のタブーのようなもので、右翼も左翼も靖国のことになると正気を失う」というようなことを言うと、彼はさらに激高して、「何を言っているんだ。パリの凱旋門だって右翼とナショナリストの魂の象徴で大きなタブーになっている場所なんだぞ」と言います。これは本当のことで、この一年後、パリの画廊で「The Abolition of War」のオープニングにはフランスの有力メディアは左も右も一切取材にきませんでした。彼らは凱旋門をタブーにしていて記事にするのを恐れたのです。
しばらく彼と議論して、私は横浜に帰りました。新幹線で深夜に家に着くと、さっき会ったばっかりのヴォディチコさんからメールが届いていました。
それは「俺は明後日の朝の飛行機でボストンに帰るのだが、明日土曜日は一日オフだ。俺が新幹線で東京に行くから、一緒に靖国神社を見に行かないか?」という突然の申し出だったのです。
次の日、東京駅で待ち合わせて二人で靖国神社に行きました。私は子供の時に観光バスで靖国神社を訪れたことはありましたが、大人になってから行くのは初めてで、ヴォディチコさんの方が詳しい知識を持っていることを恥ずかしく思いました。
靖国神社が、戦後はただの新興宗教団体になっていること、アメリカの占領軍が最初は廃止しようとしたのを結局は残すことにしたこと、A級戦犯を祀って中国や韓国の激しい反発を呼ぶようになったのは1970年代後半からであることなど、それまで全く知らなかったのです。またいくら右翼や自由民主党の一部が靖国神社を国有化しようとしても絶対にできない理由もこの時に学びました。
靖国神社の隣には付属の博物館があって、そこにはゼロ戦や人間魚雷回天など旧日本軍の兵器が展示されていますが、ヴォディチコさんは「誰があんなにきれいな兵器を保管していて提供できたと思う? アメリカ軍以外ありえないではないか? 日本と韓国・北朝鮮と中国が仲が悪くて一番得をしているのはアメリカなのだ。靖国はそのためにある」と言いましたが、まさしく私の目を開かせてくれる言葉でした。
その後、私たちはメールやSkypeで連絡を取り合って一年後に横浜で国際会議を開催しました。「アートと戦争」という会議で30名以上の研究者、アーティスト、キュレーターたちを招いて三日間の議論を続けました。
実はこの時にせっかくヴォディチコさんを呼ぶのだから会議だけではなくて、作品も出したいということで「War Veteran Vehicle」の日本版をやろうと準備をしていました。
ところがその準備期間中の2011年3月11日に東日本大震災と福島の原発事故が起こったのです。私もヴォディチコさんもこの大災害に大きな衝撃を受けました。そこで、二人で相談してこの災害の被災者の声を作品の中に組み込むことにしました。私はスタッフを連れて6月初旬に気仙沼や塩竈などを訪れて、津波の被害者やその関係者の取材を行い、War Veteran Vehicleの形でデータを編集しました。
その成果は横浜で2回、被災地の仙台で1回のプロジェクションとして公開されました。このプロジェクトの名前は二人で相談して「Survival Projection 2011」としました。
時間も不足していたこともあって、この作品に対する評価はあまり高いものではありませんした。震災のショックがまだ生々しかったのか、公開現場では何人もの観客から「こんなことをして不謹慎だと思いませんか?」と非難されました。Wod
『戀愛譚 出版記念展のお知らせ
3月9日に発売した書籍、『戀愛譚』の発売を記念して、大阪・北浜のギャラリー《アトリエ箱庭》にて、東郷青児デザインの本、洋菓子店の包装紙、マッチ箱などを集めたささやかな展示を行います。箱庭オーナーの幸田和子さんと、一部、編者の野崎が集めた私的コレクションです。来場者のみの特典もございます。詳細は特設ページをご覧ください。http://underson.com/bibliomania/renaitan_event.html
近年の実演では2013年ハイティンク指揮ロンドン交響楽団の9番、同年マゼール指揮ミュンヘンフィルの3番、2015年東京都交響楽団定期ミンコフスキー指揮の0番、今年2016年2月のバレンボイム指揮シュターツカペレ・ベルリンによるブルックナー交響曲全曲チクルス、また、この間7月の東京交響楽団の定期でのジョナサン・ノット指揮による8番はとてもよかった。
最終更新/20160809
夏イベントのお知らせ掲載
『銀河鉄道の夜』発売中です
宮沢賢治さんの名作をマンガ化。初めて読む子どもの方から原作ファンの方まで楽しめる本格コミカライズです。
★速報 9/3「銀河鉄道の夜マンガと歌のコンサート」個展&コンサートイベント銀座にて開催決定!詳細お待ちください!
■8/14 コミックマーケット90【辺境屋/日曜西す-01b】
2〜7月発行の同人誌+新刊(折本かペーパー)の予定です
■8/21 COMITIA113【辺境屋/G01a】
セブン-イレブンのマルチコピー機で同人活動
サイト8/9公開!監修&イラスト担当しました
・お世話になりました!
2015年9月
2015年9月30日 (水)
お世話になりました!
みなさま、お知らせがあります。
2003年9月に「ひとり出版社」として創業してから、ちょうど12年が経ちましたが、双風舎はこの9月末をもって、一段落させていただくことにしました。
これだけ長い期間、ひとりで出版社をやれていたのは、読者の方々や著者のみなさん、書店員の方々、取次JRCのみなさん、デザイナーの方々、そして印刷・製本でお世話になったみなさんのおかげです。
心より、深く、深く、感謝いたします。
双風舎の思い出は、いっぱいありすぎて語りきれません。
長嶋茂雄さんにならい、「双風舎は永遠に不滅です」などと言いたいところですが、多くの方に迷惑をかけてしまいましたから、そうもいってられません。
でも、私個人の人文書への思い入れは、まだまだ尽きることはありません。
今後は、東京・阿佐ヶ谷の皓星社(こうせいしゃ)という出版社でお世話になりながら、いろいろ仕掛けていこうと思っています。今後は、皓星社の本を、何卒よろしくお願いします。
なお、最後の刊行となった中澤系著『uta0001.txt』に関しては、取次のJRCのご協力により、双風舎は収支に関わらないかたちで、需要があるかぎりオンデマンド版として重版することになっております。最後の最後に、歌集としては異例の売れ行きを誇る本が出せて、ほんとうによかったと思っています。
12年間、みなさん、お世話になりました。
人生いろいろ。出版社もいろいろ。
また、どこかでお会いしましょう!
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2014年11月03日
= ヘーゲルの自筆本を一般公開 =
このほど、東京・神田の古書店で、ドイツの哲学者ヘーゲル自身による書き込みのある本が発見され、11月7日・8日の二日間、東京・千代田区神田小川町の東京古書会館で展示される。
展示される本は、ヘーゲル最初の著作「フィヒテとシェリングの哲学体系の差異」(1801年)の初版本で、本の扉に2ページにわたる書き込みがあり、ドイツの研究機関「ヘーゲル文庫」でヘーゲル自身の筆跡と確認された。
展示するのは、この本の所有者であり、書き込みの調査に当たった寄川条路・明治学院大学教授と東京都古書籍商業協同組合(東京都千代田区、理事長山田靖)で、同期間に開かれる洋古書の展示販売イベント「洋書まつり」の会場に展示される。
また、7日(金)18:00から、同会館で寄川教授による講演も行われる。
同書は、来年1月「ヘーゲル文庫」に寄贈されることが決まっており、今回が日本国内で一般向けに展示される数少ない機会となる。
期日:2014年11月7日(金) 10:00から18:00
8日(土) 10:00から17:00
場所:東京古書会館内地下1階 「洋書まつり」会場(入場無料)
東京都千代田区神田小川町3-22 電話03-3293-0161
講演:「日本で発見されたヘーゲルの自筆本をめぐって」 明治学院大学教授 寄川条路
2014年11月7日(金) 18:00から18:30 同会館 7階会議室
参加無料 先着80名
【取材・撮影をご希望の報道関係者の方へ】
本の撮影は展示期間中随時可能ですが、ガラスケース越しとなります。
寄川教授への取材は、講演後の質疑応答のなかでお願いいたします。
【問い合わせ先】
東京都古書籍商業協同組合 広報課 大場(おおば) 03-3293-0161
投稿者: 広報課 日時: 2014年11月03日 18:45 | パーマリンク
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