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2024-06-26
【本】南直哉『善の根拠』
2024年6月26日(水)
姫路遠征のときに読んだKindleは、南直哉『善の根拠』(2015, 講談社現代新書)。南直哉『仏教入門』(2019)が良かったので、その4年前に出ているこの本を読んだ。
https://www.amazon.co.jp/dp/B00S67X7HW?tag=chiharunosite-22
諸行無常(現象とそれを生ぜしめる力とは変化し続ける)、諸法無我(あらゆる存在は実体を持たない)であれば、仏教における善の根拠は何かという問題を考えた本。
***
「自己」は原理的に受動態。あなたを身分証明するのは他者以外にない。
群れで生活する動物に善悪はない。あるのは「掟」あるいは道徳。
倫理とは個人の存立の問題。仏教はそれを肯定しない。
慈悲は互酬ではない。ただ菩薩としての自己を受容した結果。イエスの「汝の敵を愛せよ」も同じ。
仏教は所有行為に対して一貫して批判的。所有は虚構であり、自己に帰属するものではない。
苦行も自己顕示欲の正体。
自己は常に裏切られる危機にある。裏切る他者を受け入れて、これまでの自己であり続けることに賭け続ける。
教えは他者に伝えられて意味を認められない限り、教えにならない。
ニルヴァーナは修行すれば手に入るという所有行為を前提とすれば、修行にならない。
依存症には一人ではなれない。不安や孤独があるからなる。
自己愛は他者との差異を利用して貶め、自己を持ち上げること。ナショナリストになるには、ただその国や民族に生まれれば良いだけ。
倫理はシステム(道徳、掟、科学はシステム)ではなく、意志(自己であり続けようとする意志)。倫理が要求するのは原因ではなく、責任。
kogo 2024-06-26 00:00 読者になる
[金沢美術工芸大学・金沢大学連携企画] 「のと もっと! あっと けんとしょ! -七夕に能登への思いを-」
2024/08/10(土)
イベント・展示
おやつたべて、ひるねして
2024/08/07(水)~2024/08/12(月)
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SOLO EXHIBITION RUNA
2024/08/20(火)~2024/08/25(日)
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2024/08/04(日)~2024/08/14(水)
イベント・展示
2024.7.26 令和6年度 公立大学法人金沢美術工芸大学職員(事務・美術館事務) 採用試験 第2次試験合格発表
検索結果:122214 件
1. はなびし 花火師 用例 2024-07-26 21:55:02 公開 2020-11-27 16:04:41古書人さん投稿
2. さくらだもん 桜田門 用例 2024-07-26 21:54:49 公開 2020-11-27 15:58:10古書人さん投稿
3. はんぞうもん 半蔵門 用例 2024-07-26 21:54:35 公開 2020-11-27 15:55:53古書人さん投稿
4. よつやもん 四谷門 項目 2024-07-26 21:54:24 公開 2020-11-27 15:53:54古書人さん投稿
5. きみがよ 君代 用例 2024-07-26 21:54:11 公開 2020-11-27 15:42:14古書人さん投稿
6. せいが 聖駕 用例 2024-07-26 21:53:51 公開 2020-11-27 15:39:48古書人さん投稿
7. せいそう 正装 用例 2024-07-26 21:53:40 公開 2020-11-27 15:21:43古書人さん投稿
8. ばいじょう 陪乗 用例 2024-07-26 21:53:13 公開 2020-11-27 15:14:56古書人さん投稿
9. しょうかいじょう 照会状 項目 2024-07-26 21:52:58 公開 2020-11-27 14:37:36古書人さん投稿
10. たんせきしょく 淡赤色 用例 2024-07-26 21:52:46 公開 2020-11-27 14:22:45古書人さん投稿
11. しんせきしょく 深赤色 項目 2024-07-26 21:52:32 公開 2020-11-27 14:18:17古書人さん投稿
12. ねぎし 根岸 用例 2024-07-26 21:52:20 公開 2020-11-27 14:01:21古書人さん投稿
13. ししがしら 獅子頭 用例 2024-07-26 21:52:06 公開 2020-11-27 13:40:38古書人さん投稿
14. まるこ 丸子 用例 2024-07-26 21:51:51 公開 2020-11-27 13:38:11古書人さん投稿
15. しゅうきょくさんみゃく 褶曲山脈 用例 2024-07-26 21:51:40 公開 2020-11-27 11:28
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2024.07.23
アカデミア
現在5つの講座の受講申込を受付中です。(中国法制史/書道初級/書道中級/現代中国/明治維新)
2024.07.23
アカデミア
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最終更新日 2024.7.26
2024-07-26 ゼロの輪廻
怪奇シリーズその5 ワインバウム スタンリー・G 奥増夫 奥 増夫
森 於菟 津村田悟 hwakayama
2024-07-09 観潮楼始末記
29年連用「喫煙日記」7月26日
2024/07/26/金
[7:20起床(4:45トイレ起き)/晴/高1B]
今朝はまた起きにくかった。酷暑に身体が悲鳴をあげている。
今朝の体重は65.5kg(前日比-0.2kg)。
2023年:64.4kg/父母ともに認知症/ときわ台(入れ歯が完成/こひつじクリニック)→授業
2022年:64.5kg/このタイミングで成績表を渡すことにした/ヘルペス受診(福山皮膚科)/母が倒れる
2021年:64.2kg/夫婦で安兵衛
2020年:63.5kg/「ツァラトゥストラ」「幸福論」(100分de名著)
2019年:64.7kg/「バースデーカード」/「むらさきのスカートの女」
2018年:64.1kg/「西の魔女が死んだ」
2017年:63.4kg/死刑執行(6人)
2016年:相模原の障害者施設で大量殺人
2015年:睡眠十分
2014年:今年の夏
2013年:暑い(35.2度)
2012年:洗濯機が届く
2011年:「悪徳の都」
2010年:プール/怪文書(塵芥堂)
2009年:漢文講習会
2008年:35.1度
2006年:夏到来/「あってはならないこと」
2005年:「慢性疲労症候群克服への道」
2004年:林歯科(親知らずを抜く)
2002年:「おいしさの育て方」
2001年:カゼ/日本マクドナルド上場
2000年:
1999年:Duo2300c不調
1996年:虚名高まる/ウォッカの日々/甲斐バンド
2023/07/26/水
[5:30起床/晴/高2A]
母が倒れてちょうど1年。直後に父までだめになってしまい、この1年は本当に苦しかった。
その後ふたりとも、身体はかなり回復したのだが、認知症の進行がひどい。非常に恐ろしい状況で、常に薄氷を踏む思い。
今日は早朝の訪問歯科が来られる日なので早い始動。
5:30起床→6:30家を出る→7:40ときわ台の実家着。
8:00訪問歯科。6回来ていただいて、めでたく上下の入れ歯が完成した。
9:00役場(吉川支所)へ。紛失した(らしい)父の健康保険証を再交付してもらう。MacBookを1台廃棄。帰り、オアシスで買物。
あとはこひつじクリニックの往診。それが終わったら成績表の続きを書く。
今朝の体重は64.4kg(前日比+0.2kg)。
2022/07/26/火
[7:00起床/晴/高3
9月24日シンポジウム(東京本館14時開始・要事前申込)
米国議会図書館首席副館長J・マーク・スウィーニー氏をはじめとする有識者を迎え、国立国会図書館の次のビジョンの方向性を考えるシンポジウム「デジタルシフトの次へ―米国議会図書館の新戦略から見えてくるもの―」を開催します。
デジタルアーカイブフェス2024―活用最前線!―
8月26日に「デジタルアーカイブフェス2024―活用最前線!―」をオンライン開催します。基調講演には作家の永井紗耶子氏をお招きします。デジタルアーカイブの活用に関するセッションもありますのでぜひご参加ください。参加は無料で、事前の申込みが必要です。
2024年7月26日
プレスリリース ニュース
オンラインイベント「デジタルアーカイブフェス2024―活用最前線!―」を開催します(付・プレスリリース)
2024年7月24日
プレスリリース ニュース
シンポジウム「デジタルシフトの次へ―米国議会図書館の新戦略から見えてくるもの―」を9月24日(火)に開催します(付・プレスリリース)
2024年7月26日
プレスリリース ニュース
オンラインイベント「デジタルアーカイブフェス2024―活用最前線!―」を開催します(付・プレスリリース)
2024年7月24日
プレスリリース ニュース
シンポジウム「デジタルシフトの次へ―米国議会図書館の新戦略から見えてくるもの―」を9月24日(火)に開催します(付・プレスリリース)
プレスリリース一覧
2024年7月26日
オンラインイベント「デジタルアーカイブフェス2024―活用最前線!―」を開催します(付・プレスリリース)
2024年7月24日
シンポジウム「デジタルシフトの次へ―米国議会図書館の新戦略から見えてくるもの―」を9月24日(火)に開催します(付・プレスリリース)
受付中
2024年8月26日(月)オンライン開催
デジタルアーカイブフェス2024―活用最前線!―
『日本国語大辞典 第三版』(小学館、2032)
「医学をみんなでゲームする2」(MEdit Lab、順天堂大学)
「図書新聞」2024年上半期読書アンケート
25Jul
(どうする、ニッポン)逮捕しちゃったけど。
シー・シェパード創設者逮捕「適切に対応していく」 日本政府シー・シェパード創設者逮捕「適切に対応していく」 日本政府【7月25日 AFP】林芳正(Yoshimasa Hayashi)官房長官は24日、デンマーク自治領グリーンランドで反捕鯨団体「シー・シェパード(Sea Shepherd Conservation Society)」の創設者、ポール・ワトソン(Paul Watson)容疑者(73)が逮捕されたことについて、政府として初めて言及し、「適切に対応していく」と述べ…www.afpbb.com
(コンピュータ事情)クラウドストライクの場合(代理店等に対して。顧客には、どうするか、不明だが。
これは、顧客に対してではない。代理店に対してのねぎらいである。お詫びに「ウーバーイーツの10ドルクーポン」、大規模障害引き起こしたクラウドストライクお詫びに「ウーバーイーツの10ドルクーポン」、大規模障害引き起こしたクラウドストライク米セキュリティー大手クラウドストライクの不具合は、世界中を大混乱に陥れた。米デルタ航空など一部の企業は今も影響が続き、クラウドストライクのソフトウェアの販売やサポートを担う代理店は、顧客のシステムの修復に追われてとてつもない忙しさが続く。www.cnn.co.jp
(世界ウォッチング)パリ五輪は、モンゴルの絶賛が止まらない。
絶賛が止まらない、モンゴルのパリ五輪ユニホーム 「開幕前に勝利」の声も絶賛が止まらない、モンゴルのパリ五輪ユニホーム 「開幕前に勝利」の声もルルレモンもベルルッティもラルフローレンも押しのけて、インターネットがパリ2024オリンピックのユニホーム世界一に選んだのは、モンゴルだった。精密な刺繍(ししゅう)を施したベスト、プリーツ加工のローブ、伝統装束をモチーフにしたアクセサリー。モンゴル代表が開会式と閉会式で身に着ける衣装は先週発表...www.cnn.co.jp
2024年07月25日
日本国語大辞典第三版
小学館から『日本国語大辞典』第三版がアナウンスされた。
日本国語大辞典第三版:小学館
『日本国語大辞典』といえば日本最大の国語辞典で、調べ物では「とりあえず日国」といわれるような辞典である。そんな辞典の改訂なので当然注目される。
ニュースの見出しに「第二版から30年ぶりの改訂」とあったので、もうそんなに経つのかとびっくりしたが、第二版は2000年刊行なので現在はまだ24年である。しかも公開予定は2032年なのできっかり30年ではなく32年ぶりとなる。読んでいるうちに何だかよく分からなくなってきたので、重要な情報をまとめてみる。
1. 第三版の公開は2032年を予定
明日にも出そうな勢いだが、公式サイトには「日本国語大辞典はじめます」となっていて、これから制作を始めるという意味である。公式サイトのスケジュールによれば、今年から環境構築に2年、編集・校正に6年、合計8年かけて2032年に完成するとなっている。
2.デジタル版優先
『日本国語大辞典』は会員制の辞書サイトJapanKnowledgeでデジタル版を使うことができるが、第三版はこちらで公開される。
3.紙媒体は未定
紙媒体は公式サイトによると、「書籍版は、2034年からの発売を検討する」となっている。この書きぶりは、まだ検討段階で出すかどうかも未定と考えていいだろう。
4.段階的に公開される
編集委員の近藤泰弘氏(@yhkondo)のポストによると、2032年の完成時に一気に公開されるのではなく、ソフトウェアのバージョンアップのように段階的に公開され、古い版も閲覧できるようになる。
日国大第3版は、完成するまで、ソフトウェアのバージョンアップと同じく、2.1、2.2のように、途中版もジャパンナレッジで公開されることになる予定です。また、辞書ですので、古いバージョンも参照可能な形で残ることになります。 https://t.co/CbodkBKsv5
— yhkondo (@yhkondo) July 25, 2024
デジタル優先になるのは時代の流れだろう。段階的に公開というのも、古い版も見られるというのも、デジタルの利点を生かしていていてよい。とはいえ、紙媒体には紙媒体の利点があるので、書籍版の刊行にも期待したい。
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本2
なぜなのか? 何か三好徹は文壇で孤立でもしていたのか。三好には三冊のエッセイ集があるが、その一つ『旅の夢 異国の空』(創樹社)を読んだら、森敦と親しかったことが書いてあった。さらに、日本ペンクラブ会長だった井上靖の側近の理事だったことも書いてある。1984年、日本ペンクラブが「核状況下の文学」をテーマに大会を開いた時、理事の江藤淳が、政治的活動をしないというペン憲章に違反していると言って反対した。これは江藤が正しいが、その後もペンクラブは盛んに政治活動をする団体になっている。その時、三好が「わけを聞こうじゃないか」と言ったと、江藤は書いている(「ペンの政治学」『批評と私』新潮社)。これに対して三好は、そういう言い方はしていない、カセットテープに記録が残っている、と抗議した。すると江藤は、文学者はカセットテープではなく記憶によって書くのだとひどいことを言ってそのままにした。前記の三好のエッセイ集にも、そのことが怒りをこめて書かれているが、詳しいことは別のエッセイ集『風の旅心の地図』(三一書房)に載っている「国際ペン大会始末記」に書いてある。江藤が、自分の反対を記録にとどめてほしいと言い、三好が司会の巌谷大四に「理由は?」と聞いてくれるよううながし、巌谷が聞いて江藤が答えると、三好は「政治的な行動かどうかは、これは解釈の問題です」と言ったという。それが江藤の文章では「おれたちは、政治的じゃないという解釈なんだけどな。まあ、政治的と思う人がいるんなら、仕方がないや。個人の自由だからな」とうそぶいたことになっている。
(付記)三好は、1963年に刊行した『乾いた季節』が、黒澤明の映画「天国と地獄」の盗作ではないかと言われ、東宝に対して名誉毀損の訴えを起こしているが、最終的に和解し、『乾いた季節』は封印された(栗原裕一郎『<盗作>の文学史』に詳しい)。特急から身代金を投げるというアイディアが類似していたという。なお同作は今では国会図書館デジタルで読める。
2024-07-26「故事名言」「吾は点に与せん」「人皆兄弟有り。我独り亡し」「君子は質のみ」「必ずや訟え無からしめんか」を登録
2024-07-25
優雅に暮らすために何ができるのか
第25回大会応募受付開始のお知らせ(2024年7月23日)
日本語文法学会会員の皆様 第25回大会(12月14日(土)・15日(日))につきまして,7月23日(火)から応募受付を開始しましたので,どうぞ奮ってご応募ください。 ※研究発表・パネルセッション…
大会発表の応募受付を開始しました。
(2024年07月)
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日本文学研究コース特別講義「⽂庫の整理と調査から開く窓―「⻑崎」諏訪・武藤⽂庫で気付かされた⾮蘭学書の世界」
2024/09/06
講演会
2024.07.22
[イベント] 日本文学研究コース 2024年9月6日(金)特別講義:元国文学研究資料館 准教授 相田 満「⽂庫の整理と調査から開く窓―「⻑崎」諏訪・武藤⽂庫で気付かされた⾮蘭学書の世界」を開催します。
2024-07-22
内田魯庵『文学者となる法』(右文社、明治27年)異装版を大阪古書会館で発見・・・と思いきや
今月の大阪古書会館「たにまち月いち古書即売会」で、内田魯庵が「三文字屋金平述」の形式で書いた『文学者となる法』(宮澤俊三発行・右文社発売、明治27年4月)を発見。古本横丁の和本400円均一台に紛れていた。表紙が本来の表紙と異なっているので、「わっ、異装版か」と思ってしまった。しかし、貸本屋が付けた表紙だった。中に本来の表紙があり、エピグラフには「貸本安井」と印が押してあった。
他に押された印は、貸本用表紙の裏と貸本屋用裏表紙の前に押された「安井印」だけである。貸本仕様の本には通常、住所・店名や料金が記載された印が口絵を含めてやたら押されているものなので、本書のように簡単な印が3箇所だけというのは珍しい。おかげで、エピグラフに続く*1小林清親による木版画の口絵は虫喰いがあるものの綺麗である。
この口絵については、中野三敏・宗像和重・十川信介・関肇校注『風刺文学集(新日本古典文学大系明治編29)』(岩波書店、平成17年10月)*2で次のように解説されている。
口絵 文学者を揶揄する図。松並木の舞台を、遊女・芸妓風の女性に迎えられて、文学国へ男たちが延々と列をなしてやって来る。いずれも馬(ロバ?)または鹿に乗り、フロック・コートにトルコ帽、直衣に烏帽子、羽織・袴に山高帽、裃にちょん髷など多種多様。指標の文字は「是より文学国」「骨あるもの入るへか(ら)す」「名物骨ぬきだんこ」。座敷では先客の遊冶郎が寝そべり、桂冠詩人となる未来、バッスル・ドレスの女性たちとの「結んでひらいて」の遊戯、女性との舟遊びなど、楽しい夢にふけっている。
本書は、国会図書館デジタルコレクションで見られるものと同じく186頁の次は奥付である。一方、日本近代文学館による『近代文学館:名著複刻全集特選』版では186頁に続いて広告4頁がある。同全集の作品解題篇(日本近代文学館、昭和46年5月)で瀬沼茂樹は、原本は広告4頁付きのものとないものの2種あり、どちらが先か判別しかねるが、広告付きの日本近代文学館所蔵本を底本にしたという。
「日本の古本屋」には、3件出品されて7万5千円のものが残っている。家蔵分は読んだら、秋の皓星社で開催されるであろう一箱古本市で放出しますか。
*1:国会図書館デジタルコレ
2024年7月21日 (日)
ことばの彼方
言語を絶する、という言い方がある。
ことばを失う、とも言う。
「この感動、とても言葉では言い表せません」と言う。
そう、私たちは時々ことばにならない、ことばにできない体験をする。
ということは、私たちはことばの限界を知っている、ということだ。
その限界を補うために、ボディランゲージや表情など言葉以外の手段を使う。
では、ことばの彼方には何があるのだろう?
それは誰にも分らない。
「この感動、とても言葉では言い表せません」と言うとき、その感動はどんなものだろう?
言語化できない以上、誰にもわからない。
ただ、その感動が言語を超えたものであることだけがわかる。
ならば、その感動を説明できるような新しいことばを作ればよい。
ということは誰でも考えることだけれど、いままでそれに成功した人は誰もいない。
既存のことばをベースにした複合語や短縮語は次々できるけれど、まったく新しい語は出現しない。
人間がことばを作ったのならできないはずはない。
もしかするとことばは人間の創造物ではなく、神さまからの贈り物だったかもしれない。
神さまは人間に言葉を贈るとともに、人間が神さまを超えないようにその限界も設定した…。
と考えれば、納得がいく。
つまり人間は言語の檻に閉じ込められたあわれな存在なのかもしれない。
本当にそうなのかどうか確かめるためには、言語の起源をつきとめなければならないけれど、そんなことが出来るのだろうか?
古代の言語哲学者空海ならどう答えるだろう?
このブログにも登場したことある東洋哲学者井筒俊彦さんが高野山大学で講演した時の記録がある。
難しいけれど、これを読むとことばの彼方の世界のイメージがすこしわかる。
そこではことば以前の未定型の意味の種がたくさん漂っていて、星雲状にくっついたり離れたりしている。
そういうイメージを井筒さんは言語を使って説明している。
言語の役割はここまで。
あとは各人の視覚的想像力に委ねるしかない。
これが言語の限界である。
私たちは言語芸術の可能性は無限であると思っている。
たしかに作品の数は無限かもしれないが、言語に限界がある以上表現の可能性は有限である。
私たちにとってあまりうれしくない結論だけれど。
投稿者 しおかぜ 時刻 10時40分 | 固定リンク | コメント (0)
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プレスポ八潮古本市(埼玉県)
期間:2024/08/01~2024/08/04
場所:プレスポ八潮 埼玉県八潮市大瀬1丁目1-3
夏の古本市・名古屋(愛知県)
期間:2024/08/02~2024/08/04
場所:名古屋古書会館1階 名古屋市中区千代田5丁目1-12
丸善博多店古本まつり(福岡県)
期間:2024/08/09~2024/09/08
場所:丸善博多店(JR博多シティ8F) 福岡市博多区博多駅中央街1-1
阪神夏の古書ノ市(大阪府)
期間:2024/08/21~2024/08/26
場所:阪神梅田本店 8階催事場 大阪市北区梅田1丁目13番13号
ニュースフラッシュ
ニュースフラッシュ
7月21日(日)
今週買った本。
●マネル・ロウレイロ『生贄の門』(宮﨑真紀訳/新潮文庫)去年の12月に出た本。見逃していて半年遅れで。
●ウィリアム・フライアー・ハーヴィー『五本指のけだもの』(横山茂雄訳/国書刊行会)
●キャサリン・M・ヴァレンテ『デシベル・ジョーンズの銀河オペラ』(小野田和子訳/ハヤカワ文庫SF)
●『家庭で作るおいしい羊肉料理』(講談社)
●下山輝昌・黒木賢一・宮澤慎太郎『Python×APIで動かして学ぶ AI活用プログラミング』(秀和システム)
●小笠原種高『仕組みと使い方がわかる Docker&Kubernetesのきほんのきほん』(マイナビ出版)
●ディケンズ『デイヴィッド・コパフィールド 三』(石塚裕子/岩波文庫)
岩波文庫のディケンズは、書棚を見て『デイヴィッド・コパフィールド』を並べてみたら第三巻だけがなかったので、仕方なく第三巻だけkindle版を購入した。
今週pdf化した本。
◆サミュエル・ジョンソン『幸福の探求・アビシニアの王子ラセラスの物語』(朱牟田夏雄訳/岩波文庫)
◆小宮豊隆編『寺田寅彦随筆集 第四巻』(岩波文庫)
先週、電子書籍情報を保存してゐるSSDに不安を抱いて新しいのを註文したのだが、届いたものがマウントされないし初期化もできない。でも、30TBといふやうな表示は出てゐる。註文したのは15TBなのに。何れにせよ、それで一万円といふのはどうも怪しい。初期化できないのはもっと怪しい。私は15TBといふ表示のものを註文したのだが、購入者のコメント欄には「ちゃんと4TBあってよかった」といふやうな言葉が並んでゐる。4TB? 15TBではなく? と思ったがk,4TBで1万円でも十分安いから註文したのだった。ところが、30TBといふ表示の商品のコメント欄には「詐欺だから買ふな」といふ言葉が並んでゐるではないか。どうやら詐欺商品のやうだ。といふことで早速返品した。代金も戻ってきたので、すぐに本物のSSDを註文。水曜日に届く予定だ。
ツイート
mainpage (preview)
だがここ十年、しだいに向田作品に対して親しみをおぼえるようになり、改めて読み直す機会を得ている。『思い出トランプ』も、職場の大先輩の話に触発されたのを契機として、先日4度目の通読を了えた。4度目ともなると、その面白みがわかってきたばかりか、やや大袈裟かもしれないが、日本語小説の書き手としてこれほどの短篇の名手はそうそう他にはあるまい、とまで考えるようになった。描写に無駄も一分の隙もないのである。とはいえ、精密機械のごとく細部まで計算され尽くした精巧さというのではなく、和田芳恵の晩年の短篇群のような、とでもいおうか、熟練の畏るべき職人藝としての巧さをそこに感じるのである。
と書く。湯川氏がここまで「うまさ」の中身について縷々述べなければならなかったのは、向田が小説を書き始めた頃に、「うますぎる」という表現で批判されたことがあるという事情もあったからだろう。そのことについては、高橋行徳氏が以下のごとく記している。
冒頭の「あのこと」というのは、拙文をお読みの方なら察しがつくだろうから触れることはせずにおいて、つづいて末尾の一文を引いておく。
タイトルの「大根の月」というのは「昼の月」、つまり昼間に出ている月の象徴でもあるのだが、これは新婚間もない頃に夫と「昼の月」を眺めた際の会話を通じて、英子にとっての幸福のシンボルとなっている*1。半沢氏によれば、「この二人の会話がやりとりとして示されるのは、ここだけ」で、「他にも、二人のやりとりと思われる場面はいくつか出て来るのですが、会話文として示されるのは秀一のほうだけ」だ(『向田邦子の会話文トランプ』新典社新書2023:115)という。
とも説いている。ところで、その「昼の月」は、「天候や月齢によっては見えにくい時もありますが、晴天であれば、満月以外なら見えるのです(厳密には、真昼時限定ならば四分の一以上が欠けている月のようです)」(同前p.69)とあるように、円=満月の形をしていないことがミソで、実は半月なのである(「大根の月」すなわち輪切りの大根も、作中には円ではなく半円形のもの=「切り損なった薄切りの大根」として登場する)。
そしてその半月と、秀一が持っている「ラグビーボールの格好をした財布」との相似性を、向田が暗示しようとしていることにも半沢氏は着目し、「大根の月」が「『思い出トランプ』の他の作品とは異なり、登場人物の
◎『北方ジャーナル』2024年8号発売中。
hoppojournal.sapolog.com
〇スガの連載「よいどれブンガク夜話」第175夜は
矢川澄子『一九五X年・夏』――「暗いことを考えつづけるのはどうも苦手だった」
」(『おにいちゃん――回想の澁澤龍彥』より)について、触れてます。
挿絵は笹木桃氏。雑誌表紙絵は鈴木翁二氏。
〇蘇我すが子さんの連載エッセイ「古本屋女房の古本的日常」第127回は「何でもありです、スネーク、カモン!」であります。
前回につづきプロレス話。必殺技「コブラ!」のサンティーノ・マレラ、アイアン・シーク、墓堀人アンダーテイカー、相撲部屋にいられなくなった元力士という触れ込みのヨコズナ、吸血鬼フレッド・ブラッシーなどなど、とことんエンターテインメントに徹してるアメリカンプロレスの面々、それになぜか、懐かしの東京コミックショウの蛇使いのおじさん、ショパン猪狩について、ちょこっと書いてます。
2024-07-15
あらゆることは今起こる
ここのところ続いた暑さと忙しさで早くもバテ気味になっていたのでこの2連休はありがたい。しかもこの数日天気はスッキリしないが涼しくて過ごしやすい。
2日目の今日は、用事でこちらに来る母と久しぶりに会う。昼前に待ち合わせて、昼飯にうな重を。おいしいねー、幸せだねーと言い合いながらペロリと平らげた。その後、母の買物に付きあう。母がジムで履いているシューズがくたびれてきたというので新しいのを買ってあげた。歩き疲れてカフェでお茶する。もうすぐ誕生日の私に好きなケーキを奢ってくれると言うので、もものケーキにする。しばしおしゃべり。日が暮れる前に解散。色々おいしくていい買物もできてよかったな。
母娘の確執というと、娯楽コンテンツになりがちだけれども、うちはわりと平和だ。まあ思春期の頃はちょっと荒れていたし、ママ愛してる!とハグするほどベッタリではないが、(昔わが家の女中兼召使だった)母が友人と気ままに旅行したり、楽しそうに日々暮らしているのを聞くとこちらも嬉しくなる。解散後、ボーナス記念(何でも記念にしたがる)に本を一冊買い、夜は何もしなくていいように弁当を買って帰った。
柴崎友香『あらゆることは今起こる』(医学書院)を興味深く読んだ。ADHDと診断された小説家が自分の内側で起こっていることを綴ったもの。少し前、やはり当事者の横道誠氏が、本屋大賞をとるような大衆文学は、感じ方が定型的ではない自分には難しくて理解できない、むしろ難解といわれる純文学のほうが単純でわかりやすいといっていて、そうなんだーとエンタメ好きの自分は思ったのだが、本書でも柴崎さんが同様のことを、ガルシア=マルケスの『族長の秋』を引用しながら説明していて、わー、そうなんやーと思った。
あと「スクリュー型の蓋が閉めにくい」ということ。自分の同僚にいつも蓋をきちんと閉めない人がいて、その度、「キッチリ閉めろや、フタ!湿気るじゃないか!」と(心の中で)イラッとするのだが、人それぞれできない事情があるんだとわかった。本書には、自分にも当てはまり、そうそうと思うところもある。知らない世界を知ると今まで見えていた世界が少し変わる。たまにでてくる柴崎さんの大阪弁がとてもよかった。
yomunel 2024-07-15 00:00 読者になる
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コメント
2024-05-18
おんがくとせいかつと@ 神保町試聴室
ライブ
大阪の人だという以外なんの前情報なしに聞いたガリザベン。哀しく沁みるような歌をうたう人だった。
今夜の池間さんも、やはり歌を聞いてくらってしまう。あとアンコールで、ガリザベンに無茶振りをしてラップをさせ、それまでの雰囲気が見事にひっくり返されたのが可笑しかった。こういう過激でお茶目な側面は久方ぶりにみた。
funaki_naoto 2024-05-18 00:00 読者になる
2024-05-13
文字は_。
文字 日録
ドキュメント20min. をみる。よく行くsenkiyaのtanabike(タナビケ)と松本文字塾が同時に取り上げられていてびっくりした。
funaki_naoto 2024-05-13 00:00 読者になる
2024-05-12
田所せいじ、長坂と並木@阿佐ヶ谷ハーネス
長坂さんの歌と並木さんの管楽器があれば、それだけでぐっときてしまう。chikisoundsの曲を直に聞いたのは初めてだった。夢見る港とは地続きなんだけど、何かキャラクターが違う感じ。
何度かみてるけど田所さんをきちんと聴くのは初めて。素晴らしいフォークとカントリーブルース。声と話し方は噺家みたい。そしてとにかくお酒にすごく合う歌だった。
funaki_naoto 2024-05-12 00:00 読者になる
・西東京市泉町1丁目で2024.6.29に撮影したトケイソウ
・西東京市北原町1丁目で2023.6.26に撮影したパッションフルーツ?
・西東京市泉町1丁目で2023.7.2に撮影
インプレス、620タイトル以上\全品50%OFF以上/【プライムデー】Kindle本キャンペーン。なぜか、沖縄科学技術大学院大学(OIST)のことも ― 2024年07月14日 04時38分58秒
早く書かないから、終わりそうなので、あわてて書く。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2024/07/14/9701023
翔泳社2024 | Kindle本 夏の超ビッグセール!約600点がKindleストアで50%OFF
も見てね♪
全品といっても全部じゃなくて、620タイトル以上です。
だから、すっきりわかるJavaなど、すっきりシリーズは、安くなっていません。
https://book.impress.co.jp/items/kindle240625
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期間:2024年06月25日(火)00時00分~2024年07月17日(水)23時59分(日本時間)
Kindle本 Prime Dayセール | インプレスグループ特集
期間:2024年06月25日(火)00時00分~2024年07月17日(水)23時59分(日本時間)
毎回、同じような本ばかりリストしているので、今回は、前半、コンピュータ以外もリストしてみました。
■■■■ 音楽関係 ■■■■
このギターマガジンの特集が、「いとしのテレキャスター」です。
ギター・マガジン 2023年9月号 Kindle版
ギター・マガジン編集部 (編集) 形式: Kindle版
ぼくが中学・高校と大好きだったブラスロックの雄、「シカゴ(Chicago)」のギタリスト、テリー・キャスのギターが、フェンダー・テレキャスターでした。テリーは拳銃の暴発事故でなくなりました。(>_<)
「愛ある別れ」などソフトで女性受けするラブ・バラード路線になる前の、ハードなブラスロックのシカゴが好きでした。今でもデビューアルバムの1曲目、イントロダクションのブラスを聴くと、雷に打たれたように痺れます。
ぼくのブラスロック御三家は、シカゴ(Chicago)、ブラッド・スウェット・アンド・ティアーズ(BS&T)、チェイス(Chase)です。
チェイスは、リーダーのビル・チェイスらが飛行機の墜落事故で亡くなって、勢いがなくなりした。トランペット3本というかなり偏った編
すべての投票した人に感謝(しなかった方は次の機会に)
お知らせnew7/6更新
研究発表会
2024/7/7、現代日本語訳仏典のモバイル対応版を公開しました。また、浄土三部経も新たに追加されました。
動画による使い方の解説(6本の動画から成る解説シリーズ)
現代日本語訳:現代日本語訳仏典 モバイル対応版
2024年07月07日 27歳のお引っ越し
今年も青空文庫の誕生日である7月7日がやってきました。
今日までその活動を27年間地道に続けて来られたのは、実作業で支えてくださった多くのボランティアのみなさんと、収録された作品をさまざまに楽しみ、その可能性を広げてきてくださったユーザのみなさんのおかげです。
あらためて御礼申し上げます。ありがとうございます。
さて、2023年1月1日から継続して進めて参りました「式年遷宮」ですが、ようやく新規データベースサーバの引っ越しの目処がつきました。
元旦でお知らせしていた本日7月7日からの本運用には間に合いませんでしたが、この8月から実データを構築中の新データベースに移し、そして運用を試験して大きな問題がなければ、この秋には引っ越しを完遂したいと考えています。
(もちろん試用しながら都度バグフィックスを行う必要が生じますので、夏のあいだにタイミングを慎重に見極めなければなりません)
ともあれ、おおむね準備は終わったということで、現状をお知らせするトップページの看板も「新館準備中」から「新館引越中」としたいと思います。
青空文庫の活動につきましては、新館開館へ向けて、段階的に再開していく所存です。
まずは、reception アカウントでの校了確認作業につきまして、これまでお預かりしているファイルを順次点検し、「校了」のステップに進めていく予定です。
およそ1年半のあいだにお送りいただいたものを振り返りながら確認していく都合上、順序が前後したり思わぬ追加作業が発生したりするかもしれません。どうかご協力頂けますと幸いです。
また元旦で告知いたしました新規裏方ボランティアの募集につきまして、さまざまに積極的なご応答をくださり、たいへん感謝しております。(お申し出の内容によっては、なかなかお返事ができていないものもあり、たいへん申し訳ありません)
現在は開館に向けて、入力申請受付の確認作業に力を貸してくださる方を探しております。
すぐに活動が始まるわけではありませんが、ご関心のある方は info@aozora.gr.jp までご一報ください。
そして、本日7月7日の新規公開作品は、タック・ラム作/川口健一訳「農園の日差し:タック・ラム作品集」です。
ちょうど昨年の本日、公益財団法人大同生命国際文化基金さんからありがたいお申し出があり、長
つぶやき(過去ログ 105/104/103)
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蔵書目録からみた天皇家文庫史
天皇家ゆかりの文庫・宝蔵の目録学的研究
田島 公 著
A5判・660頁・函入上製
2024年7月発行
定価 17,600 円 (本体16,000 円+税)
ISBN 978-4-8273-1351-2
発売日 2024/07
蔵書目録からみた天皇家文庫史
16,000 円
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藩政史研究の課題 岡山藩と萩藩
田中 誠二 著
A5判・614頁・函入り上製
2024年7月発行
定価 18,700 円 (本体17,000 円+税)
ISBN 978-4-8273-1353-6
発売日 2024/07
藩政史研究の課題 岡山藩と萩藩
17,000 円
近刊検索
2024-06-16
長くふくらむ読書。
今月中に休める日曜日は今日で最後のため、昼前に出かける。
妙蓮寺で途中下車して、石堂書店と本屋・生活綴方を覗く。気になっている小出版社本を探すが見当たらず。
妙蓮寺から馬車道へ。真夏のような日射しを受けながら伊勢佐木モールのブックオフまで歩く。神保町のPASSAGEの貸し棚に置くための本を探す。自分好みの本が結構あり,あれこれ迷いながら7冊ほど購入。「仕入れ」という言葉についつい気前よく買ってしまい鞄はすでに重くなる。
買った7冊は以下の通り。
-山下賢二「ガケ書房の頃」(夏葉社)
-三砂慶明編「本屋という仕事」(世界思想社)
-市川慎子・近代ナリコ「ふたりの本棚」(出版芸術社)
-若林恵「さよなら未来 エディターズ・クロニクル 2010ー2017」(岩波書店)
-小堀杏奴「のれんのぞき」(みすず書房)
-エドナ・オブライエン「ジェイムズ・ジョイス」(岩波書店)
-十重田裕一「岩波茂雄」(ミネルバ書房)
この先にも古本屋があるのだが、暑さと重さで伊勢佐木モールを先に進むのは断念。引き返す形で有隣堂本店に入る。吹き抜けの広い空間が心地よい。文学の棚の前に、島田潤一郎「長い読書」(みすず書房)、岡崎武志「ふくらむ読書」(春陽堂書店)、「本に出会ってしまった。私の世界を変えた一冊」(ele-king books)の3冊が横並びで平積みになっていた。すべて持っている本だから見るだけだが、この並びを見るだけで同好の士の書店員さんがいるのだなと少し気持ちが浮き立つ。
馬車道に戻り、ディスクユニオンへ。ジャズのレコードを探す。最近神保町のディスクユニオンのジャスの棚が寂しい状況のため(たぶんお茶の水のジャズ専門の店の方に傾注しているんだろう)、充実している馬車道店の方が探す楽しみを味わえるのだ。
隣の棚で手早くレコードをチェックしてこちらにプレッシャーを掛けてくるおじさんにめげることなく自分のペースで楽しみながらレコードを漁る。見つけて買うことだけでなく、この棚を眺めることも楽しんでいるのだから、こちらのペースでやらせて欲しい。自分が若い頃に新品で買った日本プレスのブルーノートが、結構な値段で出ているのを横目で見ながら、お手頃なものを6枚ほど購入。京都の善行堂のトートバック(LPレコードにちょうどいい大きさ)に入れて帰る。
車内では三宅香
『中国語学』電子アーカイブ化に伴うお知らせ
『中国語学』第256号から第265号までの電子アーカイブ化に伴う著作権行使の許諾に関する公告(お願い)があります。
仮称「都式活字」A型仮名は、『都の華』52号〈明治351902年2月25日発行〉から55号〈明治35年5月4日発行〉まで使われていました。『都新聞』本紙では、初めて「都式活字」が採用された明治351902年1月28日から、6月1日までの略4か月間使われたものです。
仮称「都式活字」B型仮名は、『都の華』56号〈明治3519027月22日発行〉から最終73号〈明治36年12月発行〉まで使われていました。『都新聞』本紙では明治351902年6月3日から、「都式活字」の最終使用日となる大正61917年11月30日まで使われたものです*1。